JP2007242317A - 電池、及び電池の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 最外第1電極板が、自身の接合端部よりも集電部材から離れた屈曲部で屈曲し、この屈曲部よりも集電部材から離れて位置する遠位部に比べて、屈曲部から接合端部までの近位部が、積層方向内側に位置する形態とされた電池であって、ロウ材等の接合部材を用いることなく、最外第1電極板を含めた第1電極板が集電接合部に接合された安価な電池、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明の電池100は、負極集電接合部131が、内側負極板172の負極接合端部172rと、負極集電接合部131自身を溶融させた金属によりフィレット131bをなして接合してなると共に、最外負極板171の負極接合端部171rとも、負極集電接合部131自身を溶融させた金属によりフィレット131bをなして接合している。
【選択図】 図5

Description

本発明は、複数の互いに同形の第1電極板と、第1電極板とは異なる電位とされる複数の第2電極板とを、セパレータを介して交互に積層してなる電極体を有する電池、及びその製造方法に関する。
これまでに、複数の互いに同形の第1電極板と、第1電極板とは異なる電位とされる複数の第2電極板とを、セパレータを介して交互に積層してなる電極体を有する電池が、多数提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−93505号公報
特許文献1の電池は、極板群(電極体)をなす複数の正極板が集電板に接合されると共に、複数の負極板が集電板に接合されている。これにより、正極板から正の電荷を集電板で集電できると共に、負極板から負の電荷を集電板で集電することができる。
ところで、特許文献1の電池では、負極板(第1電極板)のうち、極板群(電極体)の積層方向の最も外側にそれぞれ位置する2つの最外第1電極板が、屈曲した形状をなしている。具体的には、最外第1電極板が、自身のリード部(接合端部)よりも集電板から離れた屈曲部で屈曲し、この屈曲部よりも集電板から離れて位置する遠位部に比べて、屈曲部から接合端部までの近位部が、積層方向内側に位置する形態とされている。
ところが、最外第1電極板を含め電極体を構成する第1電極板は、互いに同形とされていることから、上記形態の最外第1電極板は、屈曲している分、他の第1電極板に比べて、集電板に届き難くなる。このため、最外第1電極板を、集電板に接合し難くなっていた。また、特許文献1では、ロウ材を用いて、第1電極板の接合端部と集電板とを接合しているため、ロウ材の費用及び集電板にロウ材をリフローする手間がかかるため、製造コストがかかり過ぎるという課題があった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、最外第1電極板が、自身の接合端部よりも集電部材から離れた屈曲部で屈曲し、この屈曲部よりも集電部材から離れて位置する遠位部に比べて、屈曲部から接合端部までの近位部が、積層方向内側に位置する形態とされた電池であって、ロウ材等の接合部材を用いることなく、最外第1電極板を含めた第1電極板が集電接合部に接合された安価な電池、及びその製造方法を提供することを目的とする。
その解決手段は、複数の互いに同形の第1電極板と、上記第1電極板とは異なる電位とされる複数の第2電極板とを、セパレータを介して交互に積層してなる電極体、及び、各々の上記第1電極板に接合してなり、上記第1電極板から電荷を集電する集電部材であって、上記第1電極板の接合端部と接合してなる集電接合部を含む集電部材、を備える電池であって、複数の上記第1電極板は、上記電極体の積層方向の最も外側にそれぞれ位置する2つの最外第1電極板と、2つの上記最外第1電極板の間に位置する少なくとも1つの内側第1電極板とを含み、上記最外第1電極板は、自身の上記接合端部よりも上記集電接合部から離れた屈曲部で屈曲し、この屈曲部よりも上記集電接合部から離れて位置する遠位部に比べて、上記屈曲部から上記接合端部までの近位部が、上記積層方向内側に位置する形態とされてなり、上記集電接合部は、上記内側第1電極板の上記接合端部と、上記集電接合部自身を溶融させて接合してなると共に、上記最外第1電極板の上記接合端部と、上記集電接合部自身を溶融させて接合してなる電池である。
本発明の電池では、最外第1電極板が、自身の接合端部よりも集電接合部から離れた屈曲部で屈曲し、この屈曲部よりも集電接合部から離れて位置する遠位部に比べて、屈曲部から接合端部までの近位部が、積層方向内側に位置する形態とされている。このような形態とすることで、集電接合部の積層方向寸法を、電極体の積層方向寸法よりも小さくすることが可能となる。従って、集電部材の積層方向寸法を、電極体の積層方向寸法と同程度にまで小さくすることが可能となるので、電池の小型化を図ることが可能となる。
しかも、本発明の電池では、集電接合部が、内側第1電極板の接合端部と、集電接合部自身を溶融させて接合すると共に、最外第1電極板の接合端部とも、集電接合部自身を溶融させて接合している。すなわち、本発明の電池では、ロウ材等の接合部材を用いることなく、集電接合部自身を溶融させた金属により、内側第1電極板と共に最外第1電極板を、集電接合部に接合している。このように、ロウ材等の接合部材を用いることなく、第1電極板と集電部材とを接合しているので、ロウ材等の接合部材を削減できると共に、ロウ材等をリフローする手間も省くことができるため、安価となる。
なお、第1電極板は、正極板または負極板である。また、正極板及び負極板のうち少なくとも一方の電極板(第1電極板)が、上述のように集電部材と接合していれば良い。すなわち、本発明の電池は、負極板のみが上述のように集電部材と接合している電池、正極板のみが上述のように集電部材と接合している電池、または正極板及び負極板がそれぞれ、上述のように集電部材と接合している電池のいずれをも含む。
さらに、上記の電池であって、前記集電接合部は、前記内側第1電極板の前記接合端部と、上記集電接合部自身を溶融させた金属によりフィレットをなして接合してなると共に、前記最外第1電極板の前記接合端部と、上記集電接合部自身を溶融させた金属によりフィレットをなして接合してなる電池とすると良い。
本発明の電池では、各々の第1電極板(内側第1電極板及び最外第1電極板)の接合端部と集電接合部とは、フィレットをなして接合している。このため、各々の第1電極板と集電部材との接合が強固となり、第1電極板と集電部材との接続信頼性の高い電池となる。
さらに、上記いずれかの電池であって、前記集電部材は、前記最外第1電極板の前記遠位部に向かって延びる延在部であって、上記最外第1電極板の前記積層方向外側を向く外側面のうち前記近位部に含まれる部位に当接して、上記最外第1電極板を、上記近位部が上記遠位部に比べて上記積層方向内側に位置する形態に保持する延在部を含む電池とすると良い。
本発明の電池では、集電部材は、最外第1電極板の遠位部に向かって延びる延在部を有している。この延在部を、最外第1電極板の外側面のうち近位部に含まれる部位に当接させることで、適切に、最外第1電極板を、その近位部が遠位部に比べて積層方向内側に位置する形態に保持することができる。しかも、最外第1電極板の近位部が屈曲部の復元力により積層方向外側に移動しようとする力を延在部で受け止めるので、最外第1電極板の接合端部と集電接合部との接合部に力がかかり難くなり、良好な接続を維持することができる。
他の解決手段は、複数の互いに同形の第1電極板と、上記第1電極板とは異なる電位とされる複数の第2電極板とを、セパレータを介して交互に積層してなる電極体、及び、各々の上記第1電極板に接合してなり、上記第1電極板から電荷を集電する集電部材であって、上記第1電極板の接合端部と接合してなる集電接合部を含む集電部材、を備え、複数の上記第1電極板は、上記電極体の積層方向の最も外側にそれぞれ位置する2つの最外第1電極板と、2つの上記最外第1電極の間に位置する少なくとも1つの内側第1電極板とを含み、上記最外第1電極板は、自身の上記接合端部よりも上記集電接合部から離れた屈曲部で屈曲し、この屈曲部よりも上記集電接合部から離れて位置する遠位部に比べて、上記屈曲部から上記接合端部までの近位部が、上記積層方向内側に位置する形態とされてなり、上記集電接合部は、上記内側第1電極板の上記接合端部と、上記集電接合部自身を溶融させて接合してなると共に、上記最外第1電極板の上記接合端部と、上記集電接合部自身を溶融させて接合してなる電池の製造方法であって、接合前の上記集電部材は、上記内側第1電極板の接合端部を突き当てる内側部と、上記内側部の上記積層方向外側に位置し、上記内側部よりも上記最外第1電極板の上記遠位部側に突出し、この最外第1電極板の接続端部を突き当てる最外部と、を含み、上記集電部材と上記第1電極板とを溶接する溶接工程であって、上記集電部材の上記内側部に上記内側第1電極板の接合端部を突き当てると共に、上記集電部材の上記最外部に上記最外第1電極板の接合端部を突き当てた状態で、上記集電部材の上記内側部及び上記最外部に、上記第1電極板の位置する側とは反対側から、エネルギービームを照射して、上記内側部及び上記最外部を溶融させ、上記内側第1電極板の上記接合端部と接合してなると共に、上記最外第1電極板の上記接合端部とも接合してなる上記集電接合部を形成する溶接工程を備える電池の製造方法である。
本発明の製造方法では、最外第1電極板が、自身の接合端部よりも集電接合部から離れた屈曲部で屈曲し、この屈曲部よりも集電接合部から離れて位置する遠位部に比べて、屈曲部から接合端部までの近位部が、積層方向内側に位置する形態とされた電池を製造する。このような形態とすることで、集電接合部の積層方向寸法を、電極体の積層方向寸法よりも小さくすることが可能となる。従って、集電部材の積層方向寸法を、電極体の積層方向寸法と同程度にまで小さくすることが可能となるので、電池の小型化を図ることが可能となる。
ところが、電極体を構成する複数の第1電極板(内側第1電極板と最外第1電極板)は、互いに同形とされていることから、上記形態の最外第1電極板は、屈曲している分、内側第1電極板に比べて、集電接合部に届き難く(接合し難く)なる。特許文献1では、ロウ材等の接合部材を用いて、第1電極板の接合端部と集電部材とを接合していたため、上記形態の最外第1電極板であっても、ロウ材等を介して集電部材と接合することが可能となっていた。
これに対し、本発明の製造方法では、集電部材として、接合前において、内側第1電極板の接合端部を突き当てる内側部と、この内側部の積層方向外側に位置し、内側部よりも最外第1電極板の遠位部側に突出し、最外第1電極板の接続端部を突き当てる最外部とを含む集電部材を用いている。このように、内側部よりも最外第1電極板の遠位部側に突出した形態の最外部を含む集電部材を用いることで、屈曲している最外第1電極板を、内側第1電極板と共に、適切に集電部材に突き当てることができる。
さらに、本発明の製造方法では、集電部材の内側部に内側第1電極板の接合端部を突き当てると共に、集電部材の最外部に最外第1電極板の接合端部を突き当てた状態で、集電部材の内側部及び最外部に、第1電極板の位置する側とは反対側から、エネルギービームを照射して、内側部及び上記最外部を溶融させる。これにより、内側第1電極板の接合端部と接合すると共に最外第1電極板の接合端部とも接合する集電接合部を形成することができる。
このように、本発明の製造方法では、従来の製造方法と異なり、ロウ材等の接合部材を用いることなく第1電極板と集電部材とを接合できるため、ロウ材等の接合部材を削減できると共に、ロウ材等をリフローする手間も省くことができるため、製造コストを低減できる。
なお、第1電極板は、正極板または負極板である。また、本発明の製造方法は、正極板及び負極板のうち少なくとも一方の電極板(第1電極板)について適用すれば良い。すなわち、本発明の製造方法は、負極板のみを上述のように集電部材と接合する製造方法、正極板のみを上述のように集電部材と接合する製造方法、または正極板及び負極板がそれぞれ、上述のように集電部材と接合する製造方法のいずれをも含む。
また、照射するエネルギービームとしては、電子ビームやレーザなどを例示することができるが、電子ビームを照射するのが好ましい。
さらに、上記の電池の製造方法であって、前記溶接工程において、前記内側第1電極板の前記接合端部とフィレットをなして接合してなると共に、前記最外第1電極板の前記接合端部ともフィレットをなして接合してなる前記集電接合部を形成する電池の製造方法とすると良い。
本発明の製造方法では、内側第1電極板の接合端部とフィレットをなして接合すると共に、最外第1電極板の接合端部ともフィレットをなして接合する集電接合部を形成する。このように、いずれの第1電極板についても、集電部材とフィレットをなして接合することで、第1電極板と集電部材との接合が強固となる。従って、本発明の製造方法によれば、第1電極板と集電部材との接続信頼性の高い電池を製造できる。
さらに、上記いずれかの電池の製造方法であって、前記集電部材として、前記最外第1電極板の前記遠位部に向かって延びる延在部を含む集電部材を用い、前記溶接工程において、上記最外第1電極板の前記積層方向外側を向く外側面のうち前記近位部に含まれる部位を、上記延在部に当接させて、上記最外第1電極板を、上記近位部が遠位部に比べて上記積層方向内側に位置する形態に保持した状態で、上記集電部材の前記内側部及び前記最外部に、前記第1電極板の位置する側とは反対側から前記エネルギービームを照射する電池の製造方法とすると良い。
本発明の製造方法では、集電部材として、最外第1電極板の遠位部に向かって延びる延在部を有する集電部材を用いている。そして、最外第1電極板の近位部の外側面を延在部に当接させて、最外第1電極板を、近位部が遠位部に比べて積層方向内側に位置する形態に保持した状態で、集電部材の所定位置にエネルギービームを照射する。このため、容易且つ適切に、最外第1電極板の近位部が遠位部に比べて積層方向内側に位置する形態で、最外第1電極板と集電部材とを接合(溶接)することができる。
しかも、接合した後は、最外第1電極板の近位部が屈曲部の復元力により積層方向外側に移動しようとする力を延在部で受け止めるので、最外第1電極板の接合端部と集電接合部との接合部に力がかかり難くなり、良好な接続を維持することができる。
さらに、上記いずれかの電池の製造方法であって、接合前の前記集電部材のうち前記内側部は、前記電極体側から見て窪んでなる内側凹部と、この内側凹部を挟んで並び上記電極体側に突出してなる第1内側凸部及び第2内側凸部と、を含んでなり、前記最外部は、上記電極体側から見て窪んでなる最外凹部と、この最外凹部を挟んで並び上記電極体側に突出してなる第1最外凸部及び第2最外凸部と、を含んでなり、前記溶接工程において、前記内側第1電極板の上記接合端部を上記第1内側凸部及び第2内側凸部に突き当てると共に、前記最外第1電極板の上記接合端部を第1最外凸部及び第2最外凸部に突き当てた状態で、上記内側部及び上記外側部に、前記第1電極板の位置する側とは反対側から前記エネルギービームを照射する電池の製造方法とすると良い。
本発明の製造方法では、接合前の集電部材のうち内側部は、電極体側から見て窪んでなる内側凹部と、この内側凹部を挟んで並び電極体側に突出してなる第1内側凸部及び第2内側凸部とを含んでいる。さらに、最外部が、電極体側から見て窪んでなる最外凹部と、この最外凹部を挟んで並び電極体側に突出してなる第1最外凸部及び第2最外凸部とを含んでいる。これにより、内側第1電極板の接合端部を第1内側凸部及び第2内側凸部に突き当てると共に、最外第1電極板の接合端部を第1最外凸部及び第2最外凸部に突き当てることができる。
すなわち、内側第1電極板はいずれも、内側凹部を挟んだ2点(第1内側凸部と第2内側凸部)で内側部に突き当てることができると共に、最外第1電極板はいずれも最外凹部を挟んだ2点(第1最外凸部と第2最外凸部)で最外部に突き当てることができる。この状態で、内側部と最外部とに、第1電極板の位置する側とは反対側からエネルギービームを照射することで、適切に、内側部と最外部を溶融させて、内側第1電極板及び最外第1電極板の接合端部と接合することができる。
(実施形態)
図1は、本実施形態にかかる電池100の正面図、図2はその側面図、図3はその断面図(図2のA−A断面図に相当する)である。
本実施形態にかかる電池100は、金属製(具体的には、ニッケルめっき鋼板)の電池ケース110と、安全弁113と、電池ケース110内に配置された、電極体150(図3参照)及び電解液(図示しない)とを備える角形密閉式ニッケル水素蓄電池である。このうち、電解液としては、例えば、KOHを主成分とする比重1.2〜1.4のアルカリ水溶液を用いることができる。
電池ケース110は、金属(具体的には、ニッケルめっき鋼板)からなり、図3に示すように、矩形箱状をなし、第1側壁部111c〜第3側壁部111eを有する電槽111と、金属(具体的には、ニッケルめっき鋼板)からなり、矩形板状をなす封口部材115とを有している。このうち、電槽111の第3側壁部111e(図3において右側に位置する壁部)には、2つの貫通孔111hが形成されている。この2つの貫通孔111hには、電気絶縁性のシール部材145を介在させて、第1正極端子140bあるいは第2正極端子140cが挿設されている。また、封口部材115は、電槽111の開口端111f(図3参照)に当接した状態で全周溶接され、電槽111の開口部111gを封止している。これにより、封口部材115と電槽111とが一体化された電池ケース110となっている。
電極体150は、図4に示すように、複数の互いに同形の正極板160と、複数の互いに同形の負極板170とが、セパレータ180を介して交互に積層されてなる。
このうち、正極板160は、正極基板160kに正極活物質が充填された正極充填部160sと、正極基板160kに正極活物質が充填されていない正極接合端部160rとを有している。この正極板160は、いずれも、正極接合端部160rが所定方向(図4において右側)に延出するように配置されている。なお、本実施形態では、正極基板160kとして、発泡ニッケル基板を用いている。また、正極活物質として、水酸化ニッケルを含む活物質を用いている。
負極板170は、負極基板170k(パンチングメタルなど)に負極活物質が充填された負極充填部170sと、負極基板170kに負極活物質が充填されていない負極接合端部170rとを有している。この負極板170は、いずれも、負極接合端部170rが正極接合端部160rとは反対方向(図4において左側)に延出するように配置されている。なお、負極活物質として、水素吸蔵合金等を含む活物質を用いている。
セパレータ180としては、例えば、親水化処理された合成繊維からなる不織布を用いることができる。
正極板160の正極接合端部160rは、図4に示すように、いずれも、矩形板状をなす正極集電部材120のうち、電極体150の積層方向(図4において上下方向、以下単に積層方向ともいう)に延びる帯状の正極集電接合部121に、電子ビーム溶接等により接合されている。本実施形態では、図3に示すように、正極集電接合部121は、正極板160の長手方向(図3において上下方向)の5カ所に設けられている。すなわち、各々の正極板160は、長手方向の5カ所で、正極集電部材120に溶接されている。さらに、正極集電部材120は、レーザ溶接等により、第1正極端子140b及び第2正極端子140cに接合されている。これにより、第1正極端子140b及び第2正極端子140cと正極板160とが、電気的に接続される。
また、負極板170の負極接合端部170rは、いずれも、矩形板状をなす負極集電部材130のうち、電極体150の積層方向(図4において上下方向)に延びる帯状の負極集電接合部131に、電子ビーム溶接等により接合されている。本実施形態では、図3に示すように、負極集電接合部131は、負極板170の長手方向(図3において上下方向)の5カ所に設けられている。すなわち、各々の負極板170は、長手方向の5カ所で、負極集電部材130に溶接されている。さらに、負極集電部材130は、封口部材115に、電子ビーム溶接等により接合されている。これにより、本実施形態の電池100では、封口部材115を含めた電池ケース110全体が負極となる。
ところで、本実施形態の電池100では、電極体150のうち、積層方向(図4において上下方向)の最も外側(図4において最も上側と下側)に位置する電極板を、いずれも負極板170(この負極板170を最外負極板171とする)としている。従って、仮に、2つの最外負極板171を、これらの間に位置する他の負極板(内側負極板172とする)と同様に、真っ直ぐ延びる平板形状とした場合には、最外負極板171の負極接合端部171rが、最外正極板161の正極接合端部161rよりも積層方向外側に位置することとなる。この場合には、負極集電接合部131の積層方向寸法を、正極集電接合部121の積層方向寸法よりも大きくしなければならなくなるので、負極集電部材130の積層方向寸法が正極集電部材120の積層方向寸法よりも大きくなってしまう。
これに対し、本実施形態では、2つの最外負極板171を、自身の負極接合端部171rよりも負極集電接合部131から離れた屈曲部171bで屈曲させ、この屈曲部171bよりも負極集電接合部131から離れて位置する遠位部171cに比べて、屈曲部171bから負極接合端部170rまでの近位部171dが、積層方向内側(図4において上下方向中央側)に位置する形態としている。これにより、最外負極板171を真っ直ぐ延びる平板形状とした場合に比べて、負極集電接合部131の積層方向寸法(図4において上下方向の寸法)を小さくすることができる。なお、本実施形態では、負極集電部材130の積層方向寸法を、正極集電部材120の積層方向と同程度にしている。しかも、正極集電部材120及び負極集電部材130の積層方向寸法を、電極体150の積層方向寸法と同程度にまで小さくしているので、電池の小型化を図ることができる。
ところが、電極体150を構成する負極板170(内側負極板172と最外負極板171)は、互いに同形とされていることから、上述の形態の最外負極板171は、屈曲している分、内側負極板172に比べて、負極集電接合部131に届き難く(接合し難く)なる。特許文献1では、ロウ材等の接合部材を用いて、第1電極板(本実施形態の負極板170)の接合端部と集電部材とを接合していたため、同様な形態の最外第1電極板であっても、ロウ材等を介して集電部材と接合することが可能となっていた。
これに対し、本実施形態の電池100では、図5に拡大して示すように、負極集電接合部131が、内側負極板172の負極接合端部172rと、負極集電接合部131自身を溶融させた金属によりフィレット131bをなして接合すると共に、最外負極板171の負極接合端部171rと、負極集電接合部131自身を溶融させた金属によりフィレット131bをなして接合している。すなわち、本実施形態の電池100では、ロウ材等の接合部材を用いることなく、負極集電接合部131自身を溶融させた金属により、内側負極板172と共に最外負極板171を、負極集電接合部131に接合している。このように、ロウ材等の接合部材を用いることなく、負極板170と負極集電部材130とを接合しているので、ロウ材等の接合部材を削減できると共に、ロウ材等をリフローする手間も省くことができるため、安価となる。
なお、各々の負極板170の負極接合端部170rと負極集電接合部131とが、フィレット131bをなして接合していると、負極板170と負極集電部材130との接合がより一層強固となり、負極板170と負極集電部材130との接続信頼性が高くなる。
さらに、電極体150を構成する正極板160も、負極板170と同様に、正極集電接合部121が、正極板160の正極接合端部160rと、正極集電接合部121自身を溶融させた金属によりフィレット121bをなして接合している(図4参照)。このため、正極側についても、ロウ材等の接合部材を削減できると共に、ロウ材等をリフローする手間を省くことができるため、より一層安価となる。しかも、各々の正極板160の正極接合端部160rと正極集電接合部121とは、フィレット121bをなして接合しているので、正極板160と正極集電部材120との接合が強固となり、正極板160と正極集電部材120との接続信頼性も高くなる。
また、負極集電部材130は、図5に示すように、最外負極板171の遠位部171cに向かって(図5において右方向に)延びる延在部132を有している。この延在部132を、最外負極板171の外側面171fのうち近位部171dに含まれる近位外側面171gに当接させているので、適切に、最外負極板171を、その近位部171dが遠位部171cに比べて積層方向内側(図5において下方)に位置する形態に保持することができる。しかも、最外負極板171の近位部171dが屈曲部171bの復元力により積層方向外側(図5において上方)に移動しようとする力を延在部132で受け止めるので、最外負極板171の負極接合端部171rと負極集電接合部131との接合部(フィレット131bなど)に力がかかり難くなり、良好な接続を維持することができる。なお、図5では、2つの最外負極板171のうち一方の最外負極板171のみを示しているが、他方の最外負極板171についても同様にしている。
このような本実施形態の電池100は、以下のようにして製造する。
まず、発泡ニッケルからなる正極基板160kを用意し、所定の部位に水酸化ニッケルを含む正極活物質を充填する。これを成形することで、正極基板160kに正極活物質が充填された正極充填部160sと、正極基板160kに正極活物質が充填されていない正極接合端部160rとを有する正極板160を作製する。また、パンチングメタルからなる負極基板170kを用意し、所定の部位に水素吸蔵合金等を含む負極活物質を充填する。これを成形することで、負極基板170kに負極活物質が充填された負極充填部170sと、負極基板170kに負極活物質が充填されていない負極接合端部170rとを有する負極板160を作製する。
次いで、正極板160と負極板170とを、セパレータ180を介して交互に積層し、これを押圧成形して電極体150を作製する。このとき、図8に示すように、負極板170のうち最も積層方向外側に位置する最外負極板171を、予め屈曲部171bにおいて屈曲させ、近位部171dが遠位部171cに比べて積層方向内側(図8において下側)に位置する形態に成形する。
また、矩形平板状のニッケルめっき鋼板を用意し、プレス成形により、図6、図7に示すように、平板状の本体部133と、この本体部133の短手方向(図7において左右方向)の両端部から屈曲して延びる延在部132とを有する負極集電部材130を作製する。但し、本体部133には、図7に示すように、その短手方向(図7において左右方向)に並ぶ2つの延在部132の間に、内側負極板172の負極接合端部172rを突き当てる内側部136と、最外負極板171の負極接続端部171rを突き当てる2つの最外部135とを成形する。
詳細には、図8(負極集電部材130に負極板170を突き当てた状態での図6のE−E断面図に相当する)に示すように、最外部135を、内側部136に比べて、最外負極板171の遠位部171c側(図8において右側)に突出する形態に成形する。
なお、本実施形態では、内側部136及び最外部135を、負極集電部材130の長手方向(図6、図7において上下方向)の5カ所(図3において集電接合部131に相当する位置)に等間隔で成形している。
さらに詳細には、図9(負極集電部材130に負極板170を突き当てた状態での図7のF−F断面図に相当する)に示すように、内側部136を、負極板170が配置される側(図9において右側)から見て窪んでなる内側凹部136dと、この内側凹部136dを挟んで並び、負極板170が配置される側(図9において右側)に突出してなる第1内側凸部136b及び第2内側凸部136cとを有する形態に成形する。内側部136の両側に位置する最外部135も同様に、負極板170が配置される側(図9において右側)から見て窪んでなる最外凹部135dと、この最外凹部135dを挟んで並び、負極板170が配置される側(図9において右側)に突出してなる第1最外凸部135b及び第2最外凸部135cとを有する形態に成形する。
なお、本実施形態では、図7に示すように、内側凹部136dと、その両側に位置する最外凹部135dとを、負極集電部材130の短手方向、すなわち電極体150の積層方向(図7において左右方向)に帯状に連なる形態としている。同様に、第1内側凸部136bと、その両側に位置する第1最外凸部135bとを、負極集電部材130の短手方向、すなわち電極体150の積層方向(図7において左右方向)に帯状に連なる形態としている。同様に、第2内側凸部136cと、その両側に位置する第2最外凸部135cとを、負極集電部材130の短手方向、すなわち電極体150の積層方向(図7において左右方向)に帯状に連なる形態としている。
また、矩形平板状のニッケルめっき鋼板を用意し、プレス成形により、平板状の本体部123と、この本体部123の短手方向(図4において上下方向)の両端部から屈曲して延びる延在部122とを有する正極集電部材120を作製する。なお、正極集電部材120についても、図10に示すように、正極板160が配置される側(図10において左側)から見て窪んでなる凹部120dと、この凹部120dを挟んで並び、正極板160が配置される側(図10において左側)に突出してなる第1凸部120b及び第2凸部120cとを有する形態に成形する。また、凹部120d、第1凸部120b、及び第2凸部120cは、いずれも、2つの延在部122の間で積層方向(図10において紙面に直交する方向)に延びる帯状としている。
(溶接工程)
次いで、溶接工程に進み、電極体150の正極板160と正極集電部材120とを溶接すると共に、負極板170と負極集電部材130とを溶接する。
具体的には、図8、図9に示すように、負極集電部材130の内側部136の第1内側凸部136b及び第2内側凸部136cに、電極体150に含まれる内側正極板172の負極接合端部172rを突き当てると共に、最外部135の第1最外凸部135b及び第2最外凸部135cに最外負極板171の負極接合端部171rを突き当てる。このとき、図8に示すように、最外負極板171の近位部171dに含まれる外側面部171gを、負極集電部材130の延在部132に当接させる。これにより、適切に、最外負極板171を、その近位部171dが遠位部171cに比べて積層方向内側(図8において下側)に位置する形態に保持することができる。
ところで、電極体150を構成する負極板170(内側負極板172と最外負極板171)は、互いに同形とされていることから、上述のように屈曲した形態の最外負極板171は、屈曲している分、内側負極板172に比べて、負極集電部材130に届き難くなる。これに対し、本実施形態では、前述のように、負極集電部材130のうち、最外負極板171の負極接続端部171rを突き当てる最外部135を、内側負極板172の負極接合端部172rを突き当てる内側部136に比べて、最外負極板171の遠位部171c側(図8において右側)に突出するように成形している。これにより、屈曲している最外負極板171を、内側負極板172と共に、適切に負極集電部材130に突き当てることができる。
次いで、この状態で、負極集電部材130の内側部136及び最外部135に、負極板170の位置する側とは反対側(図8、図9において左側)から、電子ビームEBを照射して、内側部136(内側凹部136d、第1内側凸部136b、及び第2内側凸部136c)及び最外部135(最外凹部135d、第1最外凸部135b、及び第2最外凸部135c)を溶融させる。これにより、図5に示すように、内側負極板172の負極接合端部172rとフィレット131bをなして接合すると共に、最外負極板171の負極接合端部171rともフィレット131bをなして接合する負極集電接合部131が形成される。
このように、いずれの負極板170についても、負極集電部材130とフィレット131bをなして接合しているので、負極板170と負極集電部材130とが強固に接合する。しかも、従来のようにロウ材等の接合部材を用いることなく、負極板170と負極集電部材130とを接合できるため、ロウ材等の接合部材が不要となると共に、予めロウ材等を負極集電部材130にリフローしておく手間も省くことができるため、製造コストを低減できる。
また、図10に示すように、正極集電部材120の第1凸部120b及び第2凸部120cに、電極体150に含まれる正極板160の正極接合端部160rを突き当てる。この状態で、正極集電部材120に、正極板160の位置する側とは反対側(図10において右側)から、電子ビームEBを照射して、凹部120d、第1凸部120b、及び第2凸部120cを溶融させる。これにより、図4に示すように、正極板160の正極接合端部160rとフィレット121bをなして接合する正極集電接合部121が形成される。
このように、いずれの正極板160についても、正極集電部材120とフィレット121bをなして接合できるので、正極板160と正極集電部材120との接合が強固となる。しかも、従来のようにロウ材等の接合部材を用いることなく、正極板160と正極集電部材120とを接合できるため、ロウ材等の接合部材を削減できると共に、ロウ材等をリフローする手間も省くことができるため、製造コストを低減できる。
また、これとは別に、図3に示すように、電槽111に第1正極端子140b及び第2正極端子140cを固着する。具体的には、電槽111の貫通穴111hにシール部材145を装着すると共に、第1正極端子140b及び第2正極端子140cの極柱部141を外側から挿入する。次いで、極柱部141の筒内に流体圧をかけて、極柱部141の一端側を径方向外側に膨出させ、更に軸方向に圧縮変形させて、圧縮変形部141hを形成する。これにより、第1正極端子140b及び第2正極端子140cが、電槽111と電気的に絶縁しつつ、電槽111に固着される。
次に、電極体150の負極板170に接合された負極集電部材130を、封口部材115の内側面115b側に、電子ビーム溶接により接合する。次いで、この接合体を正極集電部材120側から開口部111gを通じて電槽111内に挿入する。このとき、封口部材115で電槽111に蓋をすることができる。その後、外部からレーザを照射して、封口部材115と電槽111とを接合し、電槽111を封口する。次いで、第1正極端子140b及び第2正極端子140cの外側からその極柱部141の凹みに向けてレーザを照射し、極柱部141の圧縮変形部141hと正極集電部材120とを接合する。次いで、電槽111の天井部111aに位置する注入口111kから電解液を注入し、注入口111kを閉鎖するように安全弁113を取り付ける。その後、初期充電等の所定の工程を施すことにより、電池100が完成する。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施形態では、電池100としてニッケル水素蓄電池を製造したが、本発明の製造方法は、ニッケル水素蓄電池に限らず、複数の電極板が積層された電極体を集電部材に溶接してなる電池であれば、いずれの種類の電池にも適用することができる。
また、実施形態では、金属製の電池ケース110を備える電池(電池100)の製造方法について説明したが、本発明の製造方法は、金属製の電池ケースを備える電池に限らず、他の部材(例えば、樹脂製)の電池ケースを備える電池についても、適用することができる。
実施形態にかかる電池100の正面図である。 実施形態にかかる電池100の側面図である。 実施形態にかかる電池100の断面図であり、図2のA−A断面図に相当する。 正極集電部材120及び負極集電部材130に接合された電極体150の断面図である。 負極集電部材130に接合された負極板170の拡大断面図であり、図4のB部拡大図に相当する。 負極集電部材130の側面図である。 負極集電部材130の正面図である。 実施形態にかかる溶接工程を説明する説明図であり、負極集電部材130に負極板170を突き当てた状態での図6のE−E断面図(溶接前にかかる図4のB部に相当する位置の拡大図)である。 実施形態にかかる溶接工程を説明する説明図であり、負極集電部材130に負極板170を突き当てた状態での図7のF−F断面図(溶接前にかかる図3のC部に相当する位置の拡大図)である。 実施形態にかかる溶接工程を説明する説明図であり、正極集電部材120に正極板160を突き当てた状態の拡大断面図(溶接前にかかる図3のD部に相当する位置の拡大図)である。
符号の説明
100 電池
120 正極集電部材
121b,131b フィレット
130 負極集電部材
131 負極集電接合部
132 延在部
135 最外部
135b 第1最外凸部
135c 第2最外凸部
135d 最外凹部
136 内側部
136b 第1内側凸部
136c 第2内側凸部
136d 内側凹部
150 電極体
160 正極板(第2電極板)
170 負極板(第1電極板)
170r 負極接合端部(第1電極板の接合端部)
171 最外負極板(最外第1電極板)
171b 屈曲部
171c 遠位部
171d 近位部
171f 最外負極板の外側面
171g 近位外側面(最外負極板の外側面のうち近位部に含まれる部位)
171r 最外負極板の負極接合端部(最外第1電極板の接合端部)
172 内側負極板(内側第1電極板)
172r 内側負極板の負極接合端部(内側第1電極板の接合端部)
180 セパレータ
EB 電子ビーム(エネルギービーム)

Claims (7)

  1. 複数の互いに同形の第1電極板と、上記第1電極板とは異なる電位とされる複数の第2電極板とを、セパレータを介して交互に積層してなる電極体、及び、
    各々の上記第1電極板に接合してなり、上記第1電極板から電荷を集電する集電部材であって、
    上記第1電極板の接合端部と接合してなる集電接合部を含む
    集電部材、を備える
    電池であって、
    複数の上記第1電極板は、
    上記電極体の積層方向の最も外側にそれぞれ位置する2つの最外第1電極板と、
    2つの上記最外第1電極板の間に位置する少なくとも1つの内側第1電極板とを含み、
    上記最外第1電極板は、
    自身の上記接合端部よりも上記集電接合部から離れた屈曲部で屈曲し、
    この屈曲部よりも上記集電接合部から離れて位置する遠位部に比べて、上記屈曲部から上記接合端部までの近位部が、上記積層方向内側に位置する形態とされてなり、
    上記集電接合部は、
    上記内側第1電極板の上記接合端部と、上記集電接合部自身を溶融させて接合してなると共に、
    上記最外第1電極板の上記接合端部と、上記集電接合部自身を溶融させて接合してなる
    電池。
  2. 請求項1に記載の電池であって、
    前記集電接合部は、
    前記内側第1電極板の前記接合端部と、上記集電接合部自身を溶融させた金属によりフィレットをなして接合してなると共に、
    前記最外第1電極板の前記接合端部と、上記集電接合部自身を溶融させた金属によりフィレットをなして接合してなる
    電池。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電池であって、
    前記集電部材は、
    前記最外第1電極板の前記遠位部に向かって延びる延在部であって、上記最外第1電極板の前記積層方向外側を向く外側面のうち前記近位部に含まれる部位に当接して、上記最外第1電極板を、上記近位部が上記遠位部に比べて上記積層方向内側に位置する形態に保持する延在部を含む
    電池。
  4. 複数の互いに同形の第1電極板と、上記第1電極板とは異なる電位とされる複数の第2電極板とを、セパレータを介して交互に積層してなる電極体、及び、
    各々の上記第1電極板に接合してなり、上記第1電極板から電荷を集電する集電部材であって、
    上記第1電極板の接合端部と接合してなる集電接合部を含む
    集電部材、を備え、
    複数の上記第1電極板は、
    上記電極体の積層方向の最も外側にそれぞれ位置する2つの最外第1電極板と、
    2つの上記最外第1電極の間に位置する少なくとも1つの内側第1電極板とを含み、
    上記最外第1電極板は、
    自身の上記接合端部よりも上記集電接合部から離れた屈曲部で屈曲し、
    この屈曲部よりも上記集電接合部から離れて位置する遠位部に比べて、上記屈曲部から上記接合端部までの近位部が、上記積層方向内側に位置する形態とされてなり、
    上記集電接合部は、
    上記内側第1電極板の上記接合端部と、上記集電接合部自身を溶融させて接合してなると共に、
    上記最外第1電極板の上記接合端部と、上記集電接合部自身を溶融させて接合してなる
    電池の製造方法であって、
    接合前の上記集電部材は、
    上記内側第1電極板の接合端部を突き当てる内側部と、
    上記内側部の上記積層方向外側に位置し、上記内側部よりも上記最外第1電極板の上記遠位部側に突出し、この最外第1電極板の接続端部を突き当てる最外部と、を含み、
    上記集電部材と上記第1電極板とを溶接する溶接工程であって、
    上記集電部材の上記内側部に上記内側第1電極板の接合端部を突き当てると共に、上記集電部材の上記最外部に上記最外第1電極板の接合端部を突き当てた状態で、
    上記集電部材の上記内側部及び上記最外部に、上記第1電極板の位置する側とは反対側から、エネルギービームを照射して、上記内側部及び上記最外部を溶融させ、
    上記内側第1電極板の上記接合端部と接合してなると共に、上記最外第1電極板の上記接合端部とも接合してなる上記集電接合部を形成する
    溶接工程を備える
    電池の製造方法。
  5. 請求項4に記載の電池の製造方法であって、
    前記溶接工程において、
    前記内側第1電極板の前記接合端部とフィレットをなして接合してなると共に、前記最外第1電極板の前記接合端部ともフィレットをなして接合してなる前記集電接合部を形成する
    電池の製造方法。
  6. 請求項4または請求項5に記載の電池の製造方法であって、
    前記集電部材として、前記最外第1電極板の前記遠位部に向かって延びる延在部を含む集電部材を用い、
    前記溶接工程において、
    上記最外第1電極板の前記積層方向外側を向く外側面のうち前記近位部に含まれる部位を、上記延在部に当接させて、上記最外第1電極板を、上記近位部が遠位部に比べて上記積層方向内側に位置する形態に保持した状態で、上記集電部材の前記内側部及び前記最外部に、前記第1電極板の位置する側とは反対側から前記エネルギービームを照射する
    電池の製造方法。
  7. 請求項4〜請求項6のいずれか一項に記載の電池の製造方法であって、
    接合前の前記集電部材のうち
    前記内側部は、前記電極体側から見て窪んでなる内側凹部と、この内側凹部を挟んで並び上記電極体側に突出してなる第1内側凸部及び第2内側凸部と、を含んでなり、
    前記最外部は、上記電極体側から見て窪んでなる最外凹部と、この最外凹部を挟んで並び上記電極体側に突出してなる第1最外凸部及び第2最外凸部と、を含んでなり、
    前記溶接工程において、
    前記内側第1電極板の上記接合端部を上記第1内側凸部及び第2内側凸部に突き当てると共に、前記最外第1電極板の上記接合端部を第1最外凸部及び第2最外凸部に突き当てた状態で、上記内側部及び上記外側部に、前記第1電極板の位置する側とは反対側から前記エネルギービームを照射する
    電池の製造方法。
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