JP5555827B2 - 非水電解質二次電池及びその製造方法 - Google Patents

非水電解質二次電池及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、非水電解質二次電池及びその製造方法に関し、特に、外装部材の外側に突出する端子部の構造に関する。
リチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池は、高エネルギー密度であり高出力が得られるという特性を有し、従来から、例えば、携帯電話や携帯ゲーム機、ノートパソコン、デジタルカメラ等の小型機器に多く使用されている。また近年は、例えば、蓄電池や電気自動車等の用途に使用可能な比較的大型の非水電解質二次電池も実用化されている。このような非水電解質二次電池の構造としては、例えば、正極板と負極板とを備える電極群と非水電解質とが金属製の電池ケース(外装部材)に収容され、電池ケースから突出して設けられる正極端子及び負極端子と電極群とが端子接続片(集電部材)によって接続されているものがある。また正極端子及負極端子の構造は、様々提案されているが、例えば、正極端子及び負極端子に形成されたカシメ部を端子接続片の貫通孔に挿入し、カシメ部を押し広げるようにしてカシメることにより、正極端子及び負極端子を端子接続片に接続するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−357833号公報
このように正極端子及び負極端子を集電部材の貫通孔に挿入してカシメることで集電部材に接続固定した構造では、各端子が集電部材に固定されている場合でも、例えば、各端子(正極端子及び負極端子)との接触が不十分で、各端子部と集電部材との電気的な接続不良が生じる虞がある。さらには、電池内部の気密性を確保することができないという問題が生じる虞もある。
このような問題を解決するために、例えば、図9に示すように、集電部材500に、ボルト部材(スタッドボルト)510が固定されてなる端子部(正極端子及び負極端子)520の構造において、ボルト部材510を集電部材500に押し込むことで、ボルト部材510を集電部材500にカシメ固定するようにしたものもある。このような構造では、端子部520を構成するボルト部材510と集電部材500との間に電池内部に繋がる隙間が存在しないため、電池内部の良好な気密性を確保することができる。
しかしながら、このような構造では、長期の使用により各端子と集電部材との隙間の見えない部分が腐食(酸化)して固定していた端子が脱落してしまう虞がある。さらに、カシメ作業中に集電部材に穴が空いてしまうといった問題があり、歩留まりの低下を招いている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、端子部の腐食が抑制され各端子部と電極群との接続状態を長期に亘って良好に維持することができると共に歩留まりを向上することができる非水電解質二次電池及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、セパレータを介して配された正極板と負極板とを備える電極群と、前記正極板及び前記負極板のそれぞれに接続される一対の集電部材と、前記電極群及び前記集電部材が収容される外装部材と、を有し、前記集電部材が、当該集電部材を構成する金属板を絞り加工することによって一体的に形成されて前記外装部材の外側まで突出すると共にその外周面に雄ねじ部が形成された突部を含む端子部を備えることを特徴とする非水電解質二次電池にある。
本発明の第2の態様は、前記雄ねじ部が、転造加工によって形成されていることを特徴とする第1の態様の非水電解質二次電池にある。
本発明の第3の態様は、前記集電部材を構成する金属板の前記端子部に対応する部分には、ステンレス鋼がクラッドされていることを特徴とする第1又は2の態様の非水電解質二次電池にある。
本発明の第4の態様は、前記集電部材が前記金属板を絞り加工することによって形成された凸状の台座部を備えると共に前記突部が前記台座部の上面部に設けられており、前記端子部が前記台座部と前記突部とで構成されていることを特徴とする第1〜3の何れか一つの態様の非水電解質二次電池にある。
本発明の第5の態様は、セパレータを介して配された正極板と負極板とを備える電極群と、前記正極板及び前記負極板のそれぞれに接続される一対の集電部材と、前記電極群及び集電部材が収容される外装部材と、前記集電部材に接続されて前記外装部材の外側まで突出すると共にその外周面に雄ねじ部が形成された突部を含む端子部と、を備える非水電解質二次電池の製造方法であって、前記端子部を前記集電部材に一体的に形成する端子部形成工程を具備し、前記端子部形成工程は、前記集電部材を構成する金属板の一部を絞り加工することによって前記突部を形成する突部形成工程と、前記突部の外周面に雄ねじ部を形成する雄ねじ部形成工程と、を含むことを特徴とする非水電解質二次電池の製造方法にある。
本発明の第6の態様は、前記雄ねじ部形成工程では、前記突部の外周面に転造加工することによって前記雄ねじ部を形成することを特徴とする第5の態様の非水電解質二次電池の製造方法にある。
本発明の第7の態様は、前記端子部形成工程には、前記集電部材を構成する金属板の一部にステンレス鋼をクラッドしたクラッド部を形成するクラッド部形成工程がさらに含まれ、前記突部形成工程では、前記クラッド部を絞り加工することによって前記突部を形成することを特徴とする第5又は6の態様の非水電解質二次電池の製造方法にある。
本発明の第8の態様は、前記端子部形成工程には、前記集電部材を構成する金属板を絞り加工することによって凸状の台座部を形成する台座部形成工程がさらに含まれ、前記突部形成工程では、前記台座部の上面部に前記突部を形成することを特徴とする第5〜7の何れか一つの態様の非水電解質二次電池の製造方法にある。
本発明の第9の態様は、前記端子部形成工程では、前記台座部形成工程を実行した後に、前記突部形成工程を実行することを特徴とする第8の態様の非水電解質二次電池の製造方法にある。
かかる本発明では、正極板及び負極板に繋がる各端子部が、金属板を絞り加工することによって集電部材に一体的に形成されているため、電池内部の気密性を高めることができる。また各端子部が集電部材に一体的に形成されていることで、端子部の腐食が抑制されて各端子部と電極群との接続状態を長期に亘って良好に維持することができる。さらには、集電部材と端子部とのカシメ作業等が不要になるため、歩留まりを向上することもできる。
本発明の一実施形態に係る非水電解質二次電池を示す分解斜視図である。 電池ケース内部の構造を表す一部破断側面図である。 電極群(スタックエレメント)の概略構成を示す図である。 端子部の概略を示す拡大断面図である。 非水電解質二次電池の製造方法を示す概略図である。 非水電解質二次電池の製造方法を示す概略図である。 非水電解質二次電池を用いた電池ユニットを示す概略図である。 本発明に係る非水電解質二次電池の他の例を示す断面図である。 従来技術に係る端子部の構造を示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、例えば、リチウムイオン二次電池等である非水電解質二次電池10は、アルミ箔で構成される正極板21及び銅箔で構成される負極板22を備える電極群20と、電極群20の正極板21又は負極板22にそれぞれ接続される一対の集電部材30と、これら電極群20及び集電部材30が収容される外装部材である電池ケース40及び蓋部材50と、を備えている。
電極群20は、図3に示すように、非水電解質二次電池10の正極板21と負極板22とが、セパレータ23を挟んで交互に多数積層されてなる。正極板21であるアルミ箔及び負極板22である銅箔にはそれぞれ活物質が保持されている。電極群20の長手方向一端部には、複数の正極板21の端部(活物質未保持部)同士が束ねられた正極結束部24が形成されている。電極群20の長手方向他端部には、複数の負極板22の端部(活物質未保持部)同士が束ねられた負極結束部25が形成されている。本実施形態では、電極群20に正極結束部24及び負極結束部25がそれぞれ2つ設けられている。この正極結束部24及び負極結束部25の数は特に限定されず、例えば、それぞれ1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。そして、電極群20のこれら正極結束部24及び負極結束部25に集電部材30がそれぞれ接続されている。
集電部材30は、正極板21に電気的に接続される第1の集電板30Aと、負極板に電気的に接続される第2の集電板30Bとを含む。第1の集電板30Aは、主材料がアルミニウムからなる金属板で構成され、その一端側が電極群20の各正極結束部24に接続されている。第2の集電板30Bは、主材料が銅からなる金属板で構成され、その一端側が電極群20の各負極結束部25に接続されている。
これらの集電部材30は、蓋部材50の内側の面に当接する上面板31と、上面板31の端部から下側に向けて延びる長尺接合板32とで構成される。長尺接合板32の両縁部には、電極群20の長手方向外側に向かって屈曲した接続板片33が設けられている。本実施形態では、接続板片33は、長尺接合板32の長手方向(上下方向)に亘って連続的に設けられている。そして各集電部材30は、この接続板片33で電極群20の2列の正極結束部24又は負極結束部25にそれぞれ接続されている。集電部材30の接続板片33と、電極群20の正極結束部24及び負極結束部25との接続方法は、特に限定されないが、例えば、超音波溶着等により良好に接続することができる。
また集電部材30の上面板31には、蓋部材50に設けられた貫通孔51から外部に突出する端子部60が設けられている。すなわち第1の集電板30Aの上面板31には、正極板21に繋がる正極端子部60Aが設けられ、第2の集電板30Bの上面板31には、負極板22に繋がる負極端子部60Bが設けられている。
本実施形態では、図4に示すように、集電部材30の上面板31に、凸状の台座部34が設けられており、この台座部34の上面部34aに、台座部34よりも小さい直径を有する突部35が設けられている。各端子部60は、これら台座部34と突部35とで構成されている。突部35の外周部には、例えば、転造加工によって雄ねじ部36が設けられており、各端子部60は、いわゆるボルト式端子となっている。
ここで、第1の集電板30Aを構成する金属板は、正極端子部60Aに対応する部分に主材料とは異なる金属材料、例えば、ステンレス鋼がクラッドされている。すなわち、アルミニウム製の金属板の一部にアルミニウム以外の金属材料がクラッドされている。また第2の集電板30Bを構成する金属板も、負極端子部60Bに対応する部分に主材料とは異なる金属材料、例えば、ステンレス鋼がクラッドされている。したがって、各端子部60の外部に露出された表面はステンレス鋼で構成されている。これにより、各端子部60の耐腐食性を向上して、端子部60の酸化(錆)といった問題の発生を防止することができる。結果として、非水電解質二次電池10の耐久性や信頼性を向上することができる。なお、クラッドする材料は、ステンレス鋼が好ましいが、端子部60の酸化を防止することができる材料であれば、特に限定されるものではない。
これらの端子部(正極端子部及び負極端子部)60は、各集電部材30を構成する金属板を絞り加工することによって形成されている。すなわち各端子部60は、集電部材30を構成する金属板を塑性変形させることによって各集電部材30に一体的に形成されている。本実施形態では、端子部60を構成する台座部34及び突部35が、各集電部材30を構成する金属板を絞り加工することによって一体的に形成されている。
具体的には、まずは図5(a)に示すように、集電部材30となるアルミニウム製又は銅製の第1の金属板(ブランク材)300の端子部60が形成される領域に、ステンレス鋼からなる第2の金属板400をクラッドしてクラッド部301を形成する。次いで、図5(b)に示すように、この第1の金属板300の第2の金属板400とは反対側の面からクラッド部301を絞り加工することによって台座部34を形成する。次いで、図5(c)に示すように、この台座部34の上面部34aをさらに絞り加工(深絞り加工)することによって突部35を形成する。その後、突部35の外周面に雄ねじ部36を形成することによって端子部60が形成される(図4参照)。
このように各端子部60が、金属板を絞り加工することによって集電部材30に一体的に形成されていることで、電池内部の気密性を向上することができ、各端子部60と集電部材30との隙間から電池内部に水分が侵入するといった問題の発生も防止することができる。また各端子部60が集電部材に一体的に形成されていることで、端子部60の腐食が抑制されて各端子部60と電極群20との接続状態を長期に亘って良好に維持することができる。また端子部60が絞り加工によって形成されていることで中空となっている。つまり各端子部60を構成する台座部34及び突部35の内部には空間が形成されている。これにより集電部材30の軽量化を図ることができるという効果もある。さらには、歩留まりを向上することができ、コストの削減を図ることもできる。
また上述のように絞り加工によって台座部34を形成した後、この台座部34をさらに絞り加工することによって突部35を形成することで、端子部60を形成する際に、肉を効率的に集めることができる。すなわち端子部60を構成する台座部34及び突部35に肉厚の薄い部分が形成されてしまうのを抑制し、これら台座部34及び突部35を比較的容易に所望の肉厚で形成することができる。勿論、端子部60の形成手順は、特に限定されず、突部35を形成した後に、台座部34を形成することもできる。
ここで、雄ねじ部36の形成方法は、特に限定されないが、雄ねじ部36は転造加工で形成されていることが好ましい。これにより、雄ねじ部36(突部35)全体の肉厚を均一化することができ、端子部60の剛性(強度)が高められるからである。
突部35の外周面に切削加工等によって雄ねじ部36を形成することもできるが、雄ねじ部36に亀裂が生じてしまう虞があるため好ましくない。すなわち本発明の構成では突部35が中空になっていることから、切削加工等により雄ねじ部36を形成すると、例えば、ネジの谷部に相当する部分などに肉厚の薄い肉薄部が形成されてしまい、この肉薄部から雄ねじ部36に亀裂が生じてしまう虞がある。雄ねじ部36に亀裂が生じてしまうと、突部35が端子部60として機能できなくなるだけでなく、電池としての気密状態が破壊されてしまい、発熱、発煙、電解液の噴出などの危険な状態になる虞がある。
これに対し、上述したように雄ねじ部36を転造加工によって形成することにより、雄ねじ部36(突部35)全体の肉厚を均一化することができるため、薄肉部が形成されることがなく雄ねじ部36に亀裂が生じるといった問題の発生も防止することができる。
また上述のように突部35がクラッド部301に形成されている場合には、特に、雄ねじ部36を転造加工によって形成することが好ましい。クラッド部301に形成された突部35の外周面に雄ねじ部36を切削加工等で形成すると、気密状態の破壊に至らない場合でも、第2の金属板400の下側のアルミニウムや銅等からなる第1の金属板300が露出してしまう虞があるからである。
そして、このような集電部材30と電極群20とは、上述したように集電部材30の接続板片33と電極群20の正極結束部24及び負極結束部25とが接続された状態で、電池ケース40内に収容されている(図2参照)。
電池ケース40は、例えば、ステンレス鋼等の金属材料で形成されている。蓋部材50は、電池ケース40の上部開口を封止するものであり、例えば、ステンレス鋼等の金属材料で形成されている。蓋部材50の外周部には、端部を上方に折り曲げた接合部52が設けられている。この接合部52をレーザー溶接することによって蓋部材50が電池ケース40に固定されている。
蓋部材50には、各集電部材30の台座部34が挿入される2つの貫通孔51が形成されている。この貫通孔51から各端子部60が蓋部材(外装部材)50の外側まで突出した状態で、集電部材30が蓋部材50に固定されている。より詳細には、各端子部60は、台座部34の上面部34aが電池ケース40の端面よりも外側に位置するように設けられている。すなわち、台座部34の高さは、蓋部材50の外周部の接合部52よりも高くなっている。
また蓋部材50と集電部材30とは、絶縁された状態で固定されている。例えば、本実施形態では、蓋部材50と集電部材30とは、樹脂材料からなる接着絶縁部材70によって接合されると共に絶縁されている。接着絶縁部材70は、例えば、蓋部材50と集電部材30とを配した金型内で射出成形することによって形成される。
具体的には、図6(a)に示すように、蓋部材50の貫通孔51内に集電部材30の台座部34を挿入し、所定の間隔で両者を金型(図示なし)内に保持する。この状態で樹脂材料を射出成形することにより、すなわち蓋部材50と集電部材30との隙間に樹脂材料を流し込む。これにより、図6(b)に示すように、蓋部材50と集電部材30との間に接着絶縁部材70が形成される。この接着絶縁部材70は、本実施形態では、台座部34の上面部34aを除いて、集電部材30の上面板31の略全面に形成される。
これにより、蓋部材50と集電部材30とは、接着絶縁部材70によって良好に接合されると共に確実に絶縁される。また接着絶縁部材70によって蓋部材50と集電部材30との間の隙間が良好に封止されるため、この隙間からの電池内部への水分等の侵入も防止することができる。
なお台座部34の上面部34aは、後述する接続バーが接触して電気的に接続される部分であるため、接着絶縁部材70を形成することなく露出させている。
蓋部材50と集電部材30とを固定した後は、図6(c)に示すように、集電部材30と電極群20とを接続固定する。つまり集電部材30の接続板片33と電極群20の正極結束部24等とを接続する。そして、これら電極群20と集電部材30とを電池ケース40内に収容すると共に電池ケース40の上部開口を蓋部材50で塞ぎ、電池ケース40と蓋部材50の接合部52とをレーザー溶接によって接合して密封する(図2参照)。その後、蓋部材50に設けられている微小な充填孔(図示なし)を介して電池ケース40内に非水電解質が充填されて非水電解質二次電池10が製造される。
また、このような非水電解質二次電池10は、例えば、図7に示すように、複数個の非水電解質二次電池10が直列に接続された電池ユニット100として使用される。電池ユニット100を構成する各非水電解質二次電池10は、隣接する非水電解質二次電池10の正極端子部60Aと負極端子部60Bとが近接するように配されており、隣接する各非水電解質二次電池10の正極端子部60Aと負極端子部60Bとがステンレス鋼等の金属材料からなる接続バー110により接続されている。具体的には、接続バー110の両端に設けられた挿入孔111に、正極端子部60A及び負極端子部60Bを構成する突部35がそれぞれ挿入され、この状態で突部35(雄ねじ部36)にナット部材120を締結することで、接続バー110が各端子部60に固定されている。これにより、接続バー110が各端子部60と電気的に接続され、複数個の非水電解質二次電池10が直列に接続された電池ユニット100が構成されている。
ここで、上述したように台座部34の上面部34aは接着絶縁部材70によって覆われることなく露出されているため、接続バー110は、突部35だけでなく台座部34の上面部34aに接触した電気的に接続される。つまり接続バー110と各集電部材30の端子部60との接触面積が比較的広く確保されて接続抵抗が低く抑えられている。したがって、各非水電解質二次電池10同士を接続バー110によって電気的に良好に接続することができる。
また、本実施形態は、上述のように台座部34の高さが、蓋部材50の接合部52の高さよりも高くなっており、台座部34の上面部34aが電池ケース40の端面よりも外側に位置している。これにより、台座部34と接続バー110とを比較的容易且つ良好に電気的に接続することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、勿論、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。
例えば、上述の実施形態では、第1の金属板300に第2の金属板400をクラッドしたクラッド部301に各端子部60を形成するようにしたが、勿論、端子部60の酸化等を防止することができれば、クラッド部301は設けられていなくてもよい。
また例えば、上述の実施形態では、各端子部60を構成する突部35を台座部34上に形成するようにしたが、台座部34は必要に応じて設けられればよく、必ずしも設けられていなくてもよい。
また例えば、上述の実施形態では、集電部材30と蓋部材50とを接着絶縁部材70によって固定するようにしたが、集電部材30と蓋部材50との固定方法は、これに限定されるものではない。例えば、図8に示すように、集電部材30の上面板31に設けられた突部35の基端部35aをカシメることによって蓋部材に固定するようにしてもよい。このように集電部材30をカシメにより蓋部材50に固定する場合には、例えば、集電部材30と蓋部材50との間に樹脂材料等からなるパッキン130を介在させて、両者の絶縁を図る必要がある。なおこの例は、集電部材30に台座部34を形成せずに、突部35を直接形成した例である。
10 非水電解質二次電池
20 電極群
21 正極板
22 負極板
23 セパレータ
24 正極結束部
25 負極結束部
30 集電部材
31 上面板
32 長尺接合板
33 接続板片
34 台座部
35 突部
36 雄ねじ部
40 電池ケース
50 蓋部材
51 貫通孔
52 接合部
60 端子部
70 接着絶縁部材
80 ナット部材
100 電池ユニット
110 接続バー

Claims (9)

  1. セパレータを介して配された正極板と負極板とを備える電極群と、
    前記正極板及び前記負極板のそれぞれに接続される一対の集電部材と、
    前記電極群及び前記集電部材が収容される外装部材と、を有し、
    前記集電部材が、当該集電部材を構成する金属板を絞り加工することによって一体的に形成されて前記外装部材の外側まで突出すると共にその外周面に雄ねじ部が形成された突部を含む端子部を備えることを特徴とする非水電解質二次電池。
  2. 前記雄ねじ部が、転造加工によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の非水電解質二次電池。
  3. 前記集電部材を構成する金属板の前記端子部に対応する部分には、ステンレス鋼がクラッドされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の非水電解質二次電池。
  4. 前記集電部材が前記金属板を絞り加工することによって形成された凸状の台座部を備えると共に前記突部が前記台座部の上面部に設けられており、前記端子部が前記台座部と前記突部とで構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の非水電解質二次電池。
  5. セパレータを介して配された正極板と負極板とを備える電極群と、前記正極板及び前記負極板のそれぞれに接続される一対の集電部材と、前記電極群及び集電部材が収容される外装部材と、前記集電部材に接続されて前記外装部材の外側まで突出すると共にその外周面に雄ねじ部が形成された突部を含む端子部と、を備える非水電解質二次電池の製造方法であって、
    前記端子部を前記集電部材に一体的に形成する端子部形成工程を具備し、
    前記端子部形成工程は、
    前記集電部材を構成する金属板の一部を絞り加工することによって前記突部を形成する突部形成工程と、
    前記突部の外周面に雄ねじ部を形成する雄ねじ部形成工程と、
    を含むことを特徴とする非水電解質二次電池の製造方法。
  6. 前記雄ねじ部形成工程では、前記突部の外周面に転造加工することによって前記雄ねじ部を形成することを特徴とする請求項5に記載の非水電解質二次電池の製造方法。
  7. 前記端子部形成工程には、前記集電部材を構成する金属板の一部にステンレス鋼をクラッドしたクラッド部を形成するクラッド部形成工程がさらに含まれ、
    前記突部形成工程では、前記クラッド部を絞り加工することによって前記突部を形成することを特徴とする請求項5又は6に記載の非水電解質二次電池の製造方法。
  8. 前記端子部形成工程には、前記集電部材を構成する金属板を絞り加工することによって凸状の台座部を形成する台座部形成工程がさらに含まれ、
    前記突部形成工程では、前記台座部の上面部に前記突部を形成することを特徴とする請求項5〜7の何れか一項に記載の非水電解質二次電池の製造方法。
  9. 前記端子部形成工程では、前記台座部形成工程を実行した後に、前記突部形成工程を実行することを特徴とする請求項8に記載の非水電解質二次電池の製造方法。
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