JP2007241068A - 画像形成装置 - Google Patents

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正幸 荒武
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Abstract

【課題】イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)等の色が異なるトナー以外に、濃淡トナーのように、同一色であっても複数の濃淡レベルのトナーを使用した場合であっても、モアレ模様が発生したり、粒状性が悪化するのを防止することが可能な画像形成装置を提供することを課題とする。
【解決手段】互いに色の異なった複数のトナーを用いて画像を形成するとともに、前記複数のトナー以外の特性の異なる少なくとも1種類のトナーとして、前記互いに色の異なった複数のトナーのうち1色のトナーと同一色で、濃度の異なる少なくとも1種類のトナーを用いて画像を形成する画像形成手段を備え、前記画像形成手段は、前記濃度の異なる少なくとも2種類の同一色トナーによって形成される画像の画像構造を異ならせるように構成して課題を解決した。
【選択図】図1

Description

この発明は、電子写真方式等を採用した複写機やプリンター等の画像形成装置に関し、特に同一色のトナーであっても濃度の異なる複数のトナーを組み合わせてカラー画像を形成する画像形成装置に関するものである。
特開平11−084764号公報 特開2004−093643号公報
近年、この種の電子写真方式等を採用した複写機やプリンター等の画像形成装置としては、表現可能なカラー画像の色域の拡大や高画質化のために、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナーに加えて、これらのトナーと同一色のトナーであっても、濃度の異なる淡いマゼンタ(淡M)や淡いシアン(淡C)といった濃淡トナーを使用することにより、ハイライト部から高濃度部までの階調性や色再現性を向上させる技術が、既に提案されている。
上記電子写真方式等を採用した複写機やプリンター等の画像形成装置では、感光体ドラム上に形成された静電潜像を、トナーといった粉体によって現像しているため、数ドットのドットからなる孤立点が存在すると、現像することが困難であり、低濃度部(ハイライト部)が画像データに応じて現像されずに、ハイライト部分の階調性を表現したり、ハイライト部分の色再現性を向上させることが困難であるという難点を有していた。
そこで、かかる画像形成装置では、感光体ドラム上に形成された静電潜像を、トナーといった粉体により安定して現像するため、孤立点を作らないように、画像構造にドット状やライン状のスクリーン構造を持たせ、スクリーンを成長させる(密度を変化させる)ことにより、階調性を表現するように構成されている。
しかしながら、上記画像形成装置では、ハイライト部のように、微小な量のトナーを現像しようとすると、ハイライト部の濃度が徐々に高くなることに伴うスクリーンの成長によって、ドット状やライン状の密度変化に対して忠実にトナー粒子が現像され難く、結果としてスクリーン構造の不規則な成長の乱れを生じ、この乱れが粒状感として感じられ、画質低下の要因となってしまうという問題点を有していた。
そこで、かかる問題点を解決し得る技術としては、特開平11−084764号公報や特開2004−093643号公報等に開示されたものが既に提案されている。
上記特開平11−084764号公報に係る画像形成装置は、感光体の周辺に少なくとも前記感光体を帯電するための帯電手段、縦横複数の潜像画素で構成された静電潜像を形成するための露光手段、及び前記静電潜像を現像するための現像手段を有する画像形成装置において、前記露光手段は、入力された濃淡の度合いを表す画像情報に応じて前記静電潜像の電位を変化させて前記潜像画素の各々を形成し、前記現像手段は、前記静電潜像の電位に対応する複数の濃淡レベルのトナーで現像するように構成したものである。
また、上記特開2004−093643号公報に係る画像形成装置は、像担持体上に形成された静電潜像を現像化する複数色のトナーを備え、
前記複数色のうち少なくとも1色については淡トナーと濃トナーとによるトナー像を形成する画像形成装置において、
パッチ画像を用いて画像の画質をチェックする画質チェック手段を備えるように構成したものである。
しかしながら、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記特開平11−084764号公報や特開2004−93643号公報等に開示された画像形成装置の場合には、現像手段が、静電潜像の電位に対応する複数の濃淡レベルのトナーで現像するように構成したり、パッチ画像を用いて画像の画質をチェックする画質チェック手段を備えるように構成したものであるが、これらの画像形成装置では、複数色のトナー像のスクリーン構造が同一又は近似することに起因したモアレ模様の発生や粒状性の悪化を回避するために、各色のトナー像のスクリーン構造を十分に異ならせる必要がある。
ところが、上記特開平11−084764号公報や特開2004−93643号公報等に開示された画像形成装置の場合には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)等の色が異なるトナー以外に、淡トナーと濃トナーのように、同一色であっても複数の濃淡レベルのトナーを使用する必要があるため、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)等の各色のトナー、及び濃淡トナーの画像を形成する際に、すべてのトナー像のスクリーン構造を十分に異ならせることができず、結果的に、モアレ模様が発生したり、粒状性が悪化するのを回避することができないという問題点を有していた。
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)等の色が異なるトナー以外に、濃淡トナーのように、同一色であっても複数の濃淡レベルのトナーを使用した場合であっても、モアレ模様が発生したり、粒状性が悪化するのを防止することが可能な画像形成装置を提供することにある。
すなわち、請求項1に記載された発明は、互いに色の異なった複数のトナーを用いて画像を形成するとともに、前記複数のトナー以外の特性の異なる少なくとも1種類のトナーを用いて画像形成を行なう画像形成装置において、
前記互いに色の異なった複数のトナーを用いて画像を形成するとともに、前記複数のトナー以外の特性の異なる少なくとも1種類のトナーとして、前記互いに色の異なった複数のトナーのうち1色のトナーと同一色で、濃度の異なる少なくとも1種類のトナーを用いて画像を形成する画像形成手段を備え、
前記画像形成手段は、前記濃度の異なる少なくとも2種類の同一色トナーによって形成される画像の画像構造を異ならせたことを特徴とする画像形成装置である。
また、請求項2に記載された発明は、前記画像形成手段は、前記濃度の異なる少なくとも2種類の同一色トナーによって形成される画像の画像構造として、解像度又はスクリーン構造を異ならせたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
さらに、請求項3に記載された発明は、前記濃度の異なる少なくとも2種類の同一色トナーのうち、高濃度側のトナーによって形成される画像の解像度は、低濃度側のトナーによって形成される画像に比べて解像度が低いことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置である。
又、請求項4に記載された発明は、前記濃度の異なる少なくとも2種類の同一色トナーのうち、低濃度側のトナーによって形成される画像のスクリーン構造は、周波数特性を持たないランダムドットスクリーンであることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置である。
更に、請求項5に記載された発明は、前記画像形成手段は、前記濃度の異なる少なくとも2種類の同一色トナーによって形成される画像のうち、当該濃度の異なる少なくとも2種類の同一色トナーすべてを用いた混在トナーによって形成される画像の画像構造と、前記濃度の異なる少なくとも2種類のトナーのうち、一部のトナーによって形成される画像の画像構造とを異ならせたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
また、請求項6に記載された発明は、互いに色の異なった複数のトナーを用いて画像を形成するとともに、前記複数のトナー以外の特性の異なる少なくとも1種類のトナーを用いて画像形成を行なう画像形成装置において、
前記互いに色の異なった複数のトナーを用いて画像を形成するとともに、前記複数のトナー以外の特性の異なる少なくとも1種類のトナーとして、前記互いに色の異なった複数のトナーのいずれとも色が異なる特定色のトナーを用いて画像を形成する複数の画像形成手段を備え、
前記特定色のトナーを用いて画像を形成する複数の画像形成手段は、画像形成装置本体に対して交換可能に構成され、当該交換可能な画像形成手段によって形成される画像のスクリーン構造は、周波数特性を持たないランダムドットスクリーンであることを特徴とする画像形成装置である。
この発明によれば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)等の色が異なるトナー以外に、濃淡トナーのように、同一色であっても複数の濃淡レベルのトナーを使用した場合であっても、モアレ模様が発生したり、粒状性が悪化するのを防止することが可能な画像形成装置を提供することができる。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1
図2はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのタンデム方式のフルカラープリンタを示すものである。なお、このタンデム方式のフルカラープリンタは、画像読取装置を備えており、フルカラーの複写機としても機能するようになっている。また、上記フルカラープリンタは、画像読取装置を備えていなくても良いのは勿論である。
図2において、1はタンデム方式のフルカラープリンタの本体を示すものであり、このフルカラープリンタ本体1の上部の一端(図示例では、左端)には、原稿2の画像を読み取る画像読取装置(IIT:Image Input Ternal)4が配設されている。この画像読取装置4は、プラテンカバー3によって押圧された状態でプラテンガラス5上に載置された原稿2を光源6によって照明し、原稿2からの反射光像を、フルレートミラー7及びハーフレートミラー8、9及び結像レンズ10からなる縮小光学系を介してCCD等からなる画像読取素子11上に走査露光して、この画像読取素子11によって原稿2の画像を所定のドット密度(例えば、1200dpiや2400dpi)で読み取るようになっている。
上記画像読取装置4によって読み取られた原稿2の画像は、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)(各8bit)の3色の画像データとして画像処理装置12(Image Processing System)に送られ、この画像処理装置12では、原稿2の画像データに対して、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の所定の画像処理が施される。
そして、上記の如く画像処理装置12で所定の画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)(各8bit)の4色の画像データに変換され、次に述べるように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成部13Y、13M、13C、13KのROS14Y、14M、14C、14K(RasterOutputScanner)に送られ、これらのROS14Y、14M、14C、14Kでは、各色の画像データに応じてレーザービームLBによる画像露光が行われる。
ところで、この実施の形態では、互いに色の異なった複数のトナーを用いて画像を形成するとともに、前記複数のトナー以外の特性の異なる少なくとも1種類のトナーを用いて画像形成を行なう画像形成装置において、前記互いに色の異なった複数のトナーを用いて画像を形成するとともに、前記複数のトナー以外の特性の異なる少なくとも1種類のトナーとして、前記互いに色の異なった複数のトナーのうち1色のトナーと同一色で、濃度の異なる少なくとも1種類のトナーを用いて画像を形成する画像形成手段を備えるように構成されている。
また、この実施の形態では、前記画像形成手段が、互いに色の異なったトナーの数に加えて、濃度の異なる同一色のトナー数だけ配設されており、前記複数の画像形成手段によって形成されたトナー像は、一旦、中間転写体上に多重に一次転写された後、記録媒体に一括して二次転写することによりカラー画像を形成するように構成されている。
すなわち、この実施の形態に係るタンデム方式のフルカラープリンタ本体1の内部には、図2に示すように、複数の画像形成手段として、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色に対応した画像形成部13Y、13M、13C、13Kが、水平方向に一定の間隔をおいて直列的に配置されているとともに、マゼンタ(M)色の画像形成部13Mとして、濃度が異なる2種類のマゼンタ色のトナーを用いた画像形成部13M1 、13M2 が隣接して配置されている。
上記濃度が異なる2種類のマゼンタ色のトナーを用いた画像形成部13M1 、13M2 のうち、第1のマゼンタ色の画像形成部13M1 は、例えば、従来と同様の濃度(高濃度)のマゼンタ色のトナーが用いられており、第2のマゼンタ色の画像形成部13M2 では、同じマゼンタ色のトナーであっても、当該第1の画像形成部13M1 で用いられているマゼンタ色のトナーより低濃度のマゼンタ色のトナーが用いられている。
上記低濃度のマゼンタ色のトナーとしては、例えば、マゼンタ色のトナーを製造する際に、トナーを構成する樹脂に対するマゼンタ色の顔料等の着色材の量を少なく設定したり、使用するマゼンタ色の顔料等の着色材として濃度の低い着色材を使用したものが用いられる。
なお、図示の実施の形態では、マゼンタ色のトナーのみ、濃度の異なる2種類のトナーを用いたが、他のイエロー(Y)、シアン(C)、黒(K)色のトナーとして、濃度の異なる少なくとも2種類のトナーを用いても勿論良い。
また、濃度の異なるトナーの種類も、2種類に限定されるものではなく、高濃度、中濃度、低濃度と3種類、あるいはそれ以上の種類を用いても良いことは勿論である。
これらの5つの画像形成部13Y、13M1 、13M2 、13C、13Kは、使用するトナーの種類を除いて、基本的にすべて同様に構成されており、大別して、矢印A方向に沿って所定の回転速度で回転する感光体ドラム15と、この感光体ドラム15の表面を一様に帯電する一次帯電用のスコロトロン16と、当該感光体ドラム15の表面に各色に対応した画像を露光して静電潜像を形成するROS14と、感光体ドラム15上に形成された静電潜像を対応する色のトナーで現像する現像装置17と、クリーニング装置18とから構成されている。
上記ROS14は、図2に示すように、半導体レーザー19を画像データに応じて変調して、この半導体レーザー19からレーザービームLBを画像データに応じて出射する。この半導体レーザー19から出射されたレーザービームLBは、反射ミラー20、21を介して回転多面鏡22によって偏向走査され、図示しないf−θレンズで走査角度に応じて焦点距離が調整された状態で、複数枚の反射ミラー23、24等を介して像担持体としての感光体ドラム15上に走査露光される。
上記画像処理装置12からは、イエロー(Y)、マゼンタ(濃M)、マゼンタ(淡M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成部13Y、13M1 、13M2 、13C、13KのROS14Y、14M1 、14M2 、14C、14Kに各色の画像データが順次出力され、これらのROS14Y、14M1 、14M2 、14C、14Kから画像データに応じて出射されるレーザービームLBが、それぞれの感光体ドラム15Y、15M1 、15M2 、15C、15Kの表面に走査露光されて静電潜像が形成される。上記各感光体ドラム15Y、15M1 、15M2 、15C、15K上に形成された静電潜像は、現像装置17Y、17M1 、17M2 、17C、17Kによって、それぞれイエロー(Y)、濃マゼンタ(M1 )、淡マゼンタ(M2 )、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像として現像される。
その際、上記ROS14M1 、14M2 では、同じマゼンタ色に対応した画像データに基づいて、画像露光が施されるため、画像処理装置12は、マゼンタ色に対応した画像データを、その階調性に応じてLUT等を用いることにより、濃いマゼンタ(濃M)色の画像データと、淡いマゼンタ(淡M)色の画像データとに分けて作成するように構成されている。
このように、上記画像形成部13M1 、13M2 では、現像装置17M1 、17M2 で使用するマゼンタ色のトナーの濃度が異なっており、現像装置17M1 では、濃度の濃いトナー(以下、「濃トナー」という。)が使用され、現像装置17M2 では、濃度の淡い(低い)トナー(以下、「淡トナー」という。)が使用されている。
上記各画像形成部13Y、13M1 、13M2 、13C、13Kの感光体ドラム15Y、15M1 、15M2 、15C、15K上に、順次形成されたシアン(C)、マゼンタ(濃M)、マゼンタ(淡M)、イエロー(Y)、黒(K)の各色のトナー像は、図2に示すように、各画像形成部13Y、13M1 、13M2 、13C、13Kの下方に配置された中間転写体としての中間転写ベルト25上に、一次転写ロール26Y、26M1 、26M2 、26C、26Kによって重ね合わせた状態で一次転写される。
上記中間転写ベルト25は、ドライブロール27と、テンションロール28と、ステアリングロール29と、アイドルロール30と、バックアップロール31と、アイドルロール32との間に一定のテンションで掛け回されており、図示しない定速性に優れた専用の駆動モーターによって回転駆動されるドライブロール27により、矢印B方向に沿って感光体ドラム15Y、15M1 、15M2 、15C、15Kと等しい所定の速度で循環駆動されるようになっている。上記中間転写ベルト25としては、例えば、可撓性を有するポリイミド等の合成樹脂フィルムを無端ベルト状に形成したものが用いられる。
上記中間転写ベルト25上に多重に転写されたシアン(C)、マゼンタ(濃M)、マゼンタ(淡M)、イエロー(Y)、黒(K)の各色のトナー像は、バックアップロール31に中間転写ベルト25を介して圧接する二次転写ロール33によって、圧接力及び静電気力で記録媒体としての記録用紙34上に二次転写され、これらの各色のトナー像が転写された記録用紙34は、二連の搬送ベルト35、36によって定着装置37へと搬送される。そして、上記各色のトナー像が転写された記録用紙34は、定着装置37の加熱ロール38及び加圧ロール39によって熱及び圧力で定着処理を受け、片面プリントの場合には、そのままプリンタ本体1の外部に設けられた排出トレイ40上に排出される。
上記記録用紙34は、図2に示すように、複数の用紙トレイ41、42のうちの何れかから所定のサイズや材質のものが、給紙ローラ43及び用紙搬送用のローラ対44、45からなる用紙搬送経路46を介して、レジストロール47まで一旦搬送されて停止される。上記用紙トレイ41、42のうちの何れかから供給された記録用紙34は、所定のタイミングで回転駆動されるレジストロール47によって中間転写ベルト25の二次転写位置へ送出される。
また、上記フルカラープリンタによって記録用紙34の両面に画像を形成する場合には、定着装置37によって片面に画像が定着された記録用紙34を、そのまま機外に排出せずに、図示しない切り替えゲートによって、記録用紙34の搬送経路を下方に切り替え、反転用の用紙搬送路48に一旦搬送する。そして、この反転用の用紙搬送路48に搬送された記録用紙34は、その搬送方向を反転した状態で、両面用の用紙搬送路49及び通常の用紙搬送経路46を介して、表裏が反転された状態で、再度、中間転写ベルト25の二次転写位置まで搬送され、裏面に画像が形成された後、定着装置37によって熱及び圧力で定着処理を受けて、プリンタ本体1の外部に設けられた排出トレイ40上に排出される。
なお、トナー像の二次転写が終了した後の中間転写ベルト25は、その表面がクリーニング装置50によって清掃される。
ところで、この実施の形態に係るフルカラープリンタでは、前記画像形成手段は、前記濃度の異なる少なくとも2種類のトナーによって形成される画像の画像構造を異ならせるように構成されている。
また、この実施の形態では、前記画像形成手段は、前記濃度の異なる少なくとも2種類のトナーによって形成される画像の画像構造として、解像度又はスクリーン構造を異ならせるように構成されている。
さらに、この実施の形態では、前記濃度の異なる少なくとも2種類のトナーのうち、高濃度側のトナーによって形成される画像の解像度は、低濃度側のトナーによって形成される画像に比べて解像度が低いように構成されている。
すなわち、この実施の形態に係るフルカラープリンタでは、図2に示すように、ROS14Y、14M1 、14M2 、14C、14Kによって、イエロー(Y)、マゼンタ(濃M)、マゼンタ(淡M)、シアン(C)、黒(K)の各感光体ドラム15Y、15M1 、15M2 、15C、15K上に画像露光を施す際に、この画像露光は、各色の画像データに基づいて、各色の画像が所定解像度のラインスクリーンによって、所定のスクリーン角度でレーザービームLBによって実行されるように構成されている。
この実施の形態では、図3に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン (C)、黒(K)の4色のトナー像のうち、第1色目のイエロー(Y)のトナー像のスクリーン角度が0度に、第2色目のマゼンタ(M)のトナー像のスクリーン角度が30度に、第3色目のシアン(C)のトナー像のスクリーン角度が60度に、第4色目の黒(K)のトナー像のスクリーン角度が、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン (C)のいずれかと同じスクリーン角度、あるいはこれらと異なったスクリーン角度に、それぞれ設定されている。
つまり、上記第1色目のイエロー(Y)のトナー像は、図4に示すように、スクリーン角度が0度に、第2色目のマゼンタ(M)のトナー像のスクリーン角度が30度に、第3色目のシアン(C)のトナー像のスクリーン角度が60度に、第4色目の黒(K)のトナー像のスクリーン角度が60度に、それぞれ設定されている。なお、第2色目のマゼンタ(M)のトナー像は、濃トナーによるトナー像と、淡トナーによるトナー像ともに、スクリーン角度が30度に設定されている。
ところで、上記イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン (C)、黒(K)の各色の画像の線数は、図1に示すように、写真画質で例えば250線/インチ程度の高線数スクリーンが用いられている。ただし、上記マゼンタ(M)のトナー像の解像度は、淡トナーによるトナー像のスクリーン線数が250線/インチに設定されているのに対して、濃トナーによるトナー像のスクリーン線数は、125線/インチと、淡トナーによるトナー像のスクリーン線数よりも少なく、解像度が低く設定されている。
この理由は、濃色トナーは、淡色トナーに比べて濃度が高く、人間の目に認識され易いことから、濃色トナーのトナー像のスクリーン線数を250線/インチとして解像度を高く設定すると、当該濃色トナーのトナー像のモアレ模様が顕著に発生したり、粒状性の悪化が目立つようになる。そのため、上記濃色トナーのトナー像の解像度を、同色の淡色トナーや他の色のトナーに比べて低く設定して使用することにより、ラインスクリーンのライン構造の潜像再現性や現像性を、同色の淡色トナーに比べて向上させることができ、当該濃色トナーのトナー像のラインスクリーン構造が不規則に成長して乱れが発生するのを防止することができ、モアレ模様が顕著に発生したり、粒状性が悪化するのを防止することができるからである。
図5はこの実施の形態に係るフルカラープリンタの制御回路を示すブロック図である。
図5において、100はフルカラープリンタのプリント動作を制御するCPUやMCU等からなる制御手段を示すものであり、この制御手段100は、イエロー(Y)、マゼンタ(濃M)、マゼンタ(淡M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成部13Y、13M1 、13M2 、13C、13Kにおける各色のトナー像の形成動作などを制御するように構成されている。
また、13Y、13M1 、13M2 、13C、13Kは、上記イエロー(Y)、マゼンタ(濃M)、マゼンタ(淡M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成部をそれぞれ示している。
上記イエロー(Y)、マゼンタ(濃M)、マゼンタ(淡M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成部13Y、13M1 、13M2 、13C、13Kは、制御手段100からの指令に基づいて各色のトナー像の形成動作が制御される。その際、上記制御手段100は、各色の画像形成部13Y、13M1 、13M2 、13C、13KのROS14Y、14M1 、14M2 、14C、14Kに指令を出し、当該ROS14Y、14M1 、14M2 、14C、14Kによって実行される画像露光動作の各色の画像構造を適宜設定して変更することが可能となっている。
さらに、101はフルカラープリンタのプリント動作を指示するユーザインターフェースを示すものであり、このユーザインターフェース101によって、プリント枚数や記録用紙34の種類等を指示するように構成されている。
以上の構成において、この実施の形態に係るフルカラープリンタでは、次のようにして、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)等の色が異なるトナー以外に、濃淡トナーのように、同一色であっても複数の濃淡レベルのトナーを使用した場合であっても、モアレ模様が発生したり、粒状性が悪化するのを防止することが可能となっている。
すなわち、この実施の形態に係るフルカラープリンタでは、図2に示すように、画像読取装置4によって読み取られた原稿2のカラー画像や、図示しないパーソナルコンピュータ等から送られてくるカラー画像などに基づいて、イエロー(Y)、マゼンタ(濃M)、マゼンタ(淡M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成部13Y、13M1 、13M2 、13C、13Kにおいて、対応する色のトナー像が形成され、これらの各色の画像形成部13Y、13M1 、13M2 、13C、13Kによって形成されたトナー像は、中間転写ベルト25上に互いに重ね合わせた状態で転写された後、当該中間転写ベルト25から記録用紙34上に一括して二次転写されるとともに、定着装置37により記録用紙34上に未定着トナー像が定着されて、カラー画像等の形成動作が行われる。
その際、上記フルカラープリンタでは、図2に示すように、マゼンタ色の画像形成部13Mとして、通常の濃色のマゼンタトナーを用いたマゼンタ(濃M)色の画像形成部13M1 以外に、当該濃色のマゼンタトナーよりも濃度が低い淡色のマゼンタトナーを用いたマゼンタ(淡M)色の画像形成部13M2 を備えている。そのため、上記フルカラープリンタでは、表現可能なカラー画像の色域が拡大するとともに、カラー画像の高画質化が可能となっている。
ところで、上記フルカラープリンタでは、図1に示すように、マゼンタ(濃M)色の画像形成部13M1 と、マゼンタ(淡M)色の画像形成部13M2 とで、画像を形成するにあたって、同じラインスクリーン構造であっても、淡色トナーによるトナー像のスクリーン線数が250線/インチに設定されているのに対して、濃色トナーによるトナー像のスクリーン線数は、125線/インチと、淡色トナーによるトナー像のスクリーン線数よりも少なく、解像度が低く設定されている。
そのため、このフルカラープリンタによれば、濃色トナーのトナー像の解像度を、同色の淡色トナーや他の色のトナーに比べて低く設定して使用することにより、ラインスクリーンのライン構造の潜像再現性や現像性を、同色の淡色トナーに比べて向上させることが可能となる。その結果、上記フルカラープリンタでは、濃色トナーのトナー像のラインスクリーン構造が不規則に成長して乱れが発生するのを防止することができ、モアレ模様が顕著に発生したり、粒状性が悪化するのを防止することができる。
なお、上記濃色トナーのトナー像の解像度を、同色の淡色トナーや他の色のトナーに比べて低く設定して使用した場合であっても、写真画像などにおいては、濃色トナーの解像度が低いことによる影響よりも、濃色トナーのトナー像にモアレ模様が顕著に発生したり、粒状性が悪化するのを防止することができる効果の方が大きく、表現可能なカラー画像の色域が拡大することに伴う効果や、カラー画像の高画質化が可能となっている。
実施の形態2
図6はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態2では、濃度の異なる少なくとも2種類のトナーのうち、低濃度側のトナーによって形成される画像のスクリーン構造は、周波数特性を持たないランダムドットスクリーンであるように構成されている。
すなわち、この実施の形態2に係るフルカラープリンタでは、図6に示すように、ROS14Y、14M1 、14M2 、14C、14Kによって、イエロー(Y)、マゼンタ(濃M)、マゼンタ(淡M)、シアン(C)、黒(K)の各感光体ドラム15Y、15M1 、15M2 、15C、15K上に画像露光を施す際に、この画像露光は、各色の画像データに基づき、各色の画像が所定解像度のドット状のスクリーン114を用いてレーザービームLBによって実行されるように構成されている。
この実施の形態2では、図6に示すように、マゼンタ色の画像データ110が、分離回路111によって濃色トナーの画像データ112と、淡色トナーの画像データ113とに分離された後、イエロー(Y)、マゼンタ(濃M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像において、通常のドットスクリーン114が用いられているのに対して、マゼンタ(淡M)のトナー像においては、誤差を拡散して、ランダムにドットが配置されるランダムドットスクリーン(誤差拡散スクリーン)115を用いるように構成されている。
ここで、ランダムドットスクリーン115は、既に知られているように、例えば、256階調のうち、1つのドットを閾値と比較することにより2値化していく際に、当該1つのドットを2値化した場合の誤差を、右隣、右下、及び下のドットのように周辺のドットに拡散していくスクリーンを言う。
このように、上記実施の形態2では、イエロー(Y)、マゼンタ(濃M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像において、通常のドットスクリーンを用い、マゼンタ(淡M)のトナー像においては、ランダムドットスクリーンを用いることにより、当該ランダムドットスクリーンは、通常のドットスクリーンと比較して、誤差を拡散してランダムにドットを配置する必要性から、結果的に解像度が高くなる。そのため、ランダムドットスクリーンを用いたマゼンタ(淡M)のトナー像は、ドットの再現性が悪化し、粒状性が低下するが、マゼンタ(淡M)のトナー像は、マゼンタ(濃M)のトナー像と比較して、人間の目で認識し難く、ドット再現性の悪化に伴う粒状性の低下が目立ちにくい。
これに対して、マゼンタ(濃M)のトナー像においては、通常のドットスクリーンを用いることによって、モアレ模様が顕著に発生したり、粒状性が悪化するのを防止することが可能となる。
その他の構成及び作用は、前記実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
実施の形態3
図8はこの発明の実施の形態3を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態3では、画像形成手段は、前記濃度の異なる少なくとも2種類のトナーによって形成される画像のうち、当該濃度の異なる少なくとも2種類のトナーすべてを用いた混在トナーによって形成される画像の画像構造と、前記濃度の異なる少なくとも2種類のトナーのうち、一部のトナーによって形成される画像の画像構造とを異ならせるように構成されている。
すなわち、この実施の形態3に係るフルカラープリンタでは、図8に示すように、マゼンタ色のトナーとして、濃度の異なる濃色トナーと淡色トナーとを用いて、画像を形成する際に、マゼンタ色の入力画像データのうち、ゼロから所定の濃度Cin0までは、淡色トナーのみを使用し、当該所定の濃度CinAから最高濃度までは濃色トナーのみを使用するように構成するのではなく、図7に示すように、ゼロから第1の濃度Cin1までは、淡色トナーのみを使用し、当該第1の濃度Cin1から第2の濃度Cin2までは、淡色トナーと濃色トナーの両方を使用し、当該第2の濃度Cin2から最高濃度までは、濃色トナーのみを使用するように設定されている。
そして、この実施の形態3では、図8に示すように、ゼロから第1の濃度Cin1まで、淡色トナー像のスクリーン構造として、潜像再現性や現像性の高い通常のドットスクリーンを使用し、第1の濃度Cin1より高い濃度では、淡色トナーと濃色トナーの混在領域及び濃色トナーのみのトナー像からなるスクリーン構造として、スクリーン構造を変更し、周波数特性を持たないランダムドットスクリーンを用いるように構成されている。
このように、上記実施の形態3では、ゼロから第1の濃度Cin1まで、淡色トナー像のスクリーン構造として、潜像再現性や現像性の高い通常のドットスクリーンを使用しても、トナー像が淡色トナーからなるため、粒状性がある程度低下しても目立つことがなく、画質を向上させることが可能となる。
その他の構成及び作用は、前記実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
実施の形態4
図9及び図10はこの発明の実施の形態4を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態4では、互いに色の異なった複数のトナーを用いて画像を形成するとともに、前記複数のトナー以外の特性の異なる少なくとも1種類のトナーを用いて画像形成を行なう画像形成装置において、前記互いに色の異なった複数のトナーを用いて画像を形成するとともに、前記複数のトナー以外の特性の異なる少なくとも1種類のトナーとして、前記互いに色の異なった複数のトナーのいずれとも色が異なる特定色のトナーを用いて画像を形成する複数の画像形成手段を備え、前記特定色のトナーを用いて画像を形成する複数の画像形成手段は、画像形成装置本体に対して交換可能に構成され、当該交換可能な画像形成手段によって形成される画像のスクリーン構造は、周波数特性を持たないランダムドットスクリーンであるように構成されている。
すなわち、この実施の形態4に係るフルカラープリンタでは、図9に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ(濃M)、マゼンタ(淡M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成部13Y、13M1 、13M2 、13C、13Kではなく、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成部13Y、13M、13C、13Kに加えて、特定色のトナーとして、透明トナーを用いた画像形成部13Tが交換可能に配設されている。
この透明トナーを用いた画像形成部13Tでは、図9に示すように、まず、当該透明トナーを用いた画像が、カラーの画像領域に対して、全体的にわたるように形成された後、この透明トナーを用いた画像は、中間転写ベルト25上に一次転写される。その後、通常のカラー画像の形成工程と同様に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像が順次形成され、中間転写ベルト25上に多重に一次転写される。
そして、上記中間転写ベルト25上に多重に一次転写された透明トナーからなる画像、及びイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像は、記録用紙34上に透明トナーからなる画像が最上層に位置するように、一括して二次転写され、定着装置37によって定着処理を施されて、カラー画像の形成工程が終了する。
その際、上記記録用紙34の最上層に転写された透明トナーからなる画像は、カラー画像に対して光沢を付与し、カラー画像の画質を向上させるようになっている。
また、上記透明トナーを用いた画像形成部13Tは、プリンタ本体1に対して交換可能に配設されており、当該透明トナーを用いた画像形成部13Tは、例えば、白色トナーを用いた画像形成部13Hと交換される。この白色トナーを用いた画像形成部13Hは、例えば、記録用紙34の白色度を向上させ、結果的にカラー画像の画質を向上させるために用いられる。
とことで、上記透明トナーを用いた画像形成部13Tと交換された白色トナーを用いた画像形成部13Hは、図10に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン (C)、黒(K)の各色の画像形成部13Y、13M、13C、13Kの最上流側に配設されているため、そのままでは、白色トナーからなる画像が、記録用紙34の最上層に転写されてしまう。
そこで、上記特定色の画像形成部として、白色トナーを用いた画像形成部13Hを使用する場合には、図10に示すように、最初に、当該白色トナーを用いた画像形成部13Hでは画像を形成せずに、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成部13Y、13M、13C、13Kで各色の画像を形成した後、中間転写ベルト25上に多重に一次転写されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像を、記録用紙34上に転写せずに、再度、白色トナーを用いた画像形成部13Hへと移動させ、最後に、当該白色トナーを用いた画像形成部13Hで形成した白色トナーを用いた画像を、最上部に一次転写する。
こうすることにより、上記中間転写ベルト25から記録用紙34上にトナー像を一括して二次転写する際に、白色トナーを用いた画像は、記録用紙34上に転写され、その上にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像が転写され、記録用紙34の白色度を向上させ、結果的にカラー画像の画質を向上させることが可能となる。
その他の構成及び作用は、前記実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
図1はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのタンデム方式のフルカラープリンタで用いられる画像の画像構造を示す説明図である。 図2はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのタンデム方式のフルカラープリンタを示す構成図である。 図3はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのタンデム方式のフルカラープリンタで用いられる画像の画像構造を示す図表である。 図4はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのタンデム方式のフルカラープリンタで用いられる画像の画像構造を示す説明図である。 図5はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのタンデム方式のフルカラープリンタの制御回路を示すブロック図である。 図6はこの発明の実施の形態2に係る画像形成装置としてのタンデム方式のフルカラープリンタの制御回路を示すブロック図である。 図7はこの発明の実施の形態3に係る画像形成装置としてのタンデム方式のフルカラープリンタの混在トナー像の濃度データを示すグラフである。 図8はこの発明の実施の形態3に係る画像形成装置としてのタンデム方式のフルカラープリンタで使用可能な混在トナー像の濃度データを示すグラフである。 図9はこの発明の実施の形態4に係る画像形成装置としてのタンデム方式のフルカラープリンタを示す構成図である。 図10はこの発明の実施の形態4に係る画像形成装置としてのタンデム方式のフルカラープリンタを示す構成図である。
符号の説明
13Y、13M1 、13M2 、13C、13K:イエロー(Y)、マゼンタ(濃M)、マゼンタ(淡M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成部、100:制御手段。

Claims (6)

  1. 互いに色の異なった複数のトナーを用いて画像を形成するとともに、前記複数のトナー以外の特性の異なる少なくとも1種類のトナーを用いて画像形成を行なう画像形成装置において、
    前記互いに色の異なった複数のトナーを用いて画像を形成するとともに、前記複数のトナー以外の特性の異なる少なくとも1種類のトナーとして、前記互いに色の異なった複数のトナーのうち1色のトナーと同一色で、濃度の異なる少なくとも1種類のトナーを用いて画像を形成する画像形成手段を備え、
    前記画像形成手段は、前記濃度の異なる少なくとも2種類の同一色トナーによって形成される画像の画像構造を異ならせたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成手段は、前記濃度の異なる少なくとも2種類の同一色トナーによって形成される画像の画像構造として、解像度又はスクリーン構造を異ならせたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記濃度の異なる少なくとも2種類の同一色トナーのうち、高濃度側のトナーによって形成される画像の解像度は、低濃度側のトナーによって形成される画像に比べて解像度が低いことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記濃度の異なる少なくとも2種類の同一色トナーのうち、低濃度側のトナーによって形成される画像のスクリーン構造は、周波数特性を持たないランダムドットスクリーンであることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成手段は、前記濃度の異なる少なくとも2種類の同一色トナーによって形成される画像のうち、当該濃度の異なる少なくとも2種類の同一色トナーすべてを用いた混在トナーによって形成される画像の画像構造と、前記濃度の異なる少なくとも2種類のトナーのうち、一部のトナーによって形成される画像の画像構造とを異ならせたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 互いに色の異なった複数のトナーを用いて画像を形成するとともに、前記複数のトナー以外の特性の異なる少なくとも1種類のトナーを用いて画像形成を行なう画像形成装置において、
    前記互いに色の異なった複数のトナーを用いて画像を形成するとともに、前記複数のトナー以外の特性の異なる少なくとも1種類のトナーとして、前記互いに色の異なった複数のトナーのいずれとも色が異なる特定色のトナーを用いて画像を形成する複数の画像形成手段を備え、
    前記特定色のトナーを用いて画像を形成する複数の画像形成手段は、画像形成装置本体に対して交換可能に構成され、当該交換可能な画像形成手段によって形成される画像のスクリーン構造は、周波数特性を持たないランダムドットスクリーンであることを特徴とする画像形成装置。
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