JP2007240951A - 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】導電性支持体上に支持体側から、電荷発生物質を有する電荷発生層と、電荷輸送物質と結着樹脂を有する電荷輸送層とをこの順に有する感光層を有する電子写真感光体であって、連鎖重合性官能基を有する化合物を電子線照射によって硬化することによって得られた樹脂を含有する保護層を有する電子写真感光体において、
加速電圧80kV、線量4Mradの電子線照射線量に対する電子線遮蔽率が、膜厚10μmmにおいて43%以上である樹脂を該電荷輸送層の結着樹脂として含有する電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置。
【選択図】 なし
Description
・電子写真感光体の電位特性(感度や残留電位等)に対して悪影響を及ぼす可能性のある重合開始剤を使用しなくてもよい、
・短時間で効率的な重合反応を起こすことができるため生産性が高い、
・透過性が良いため微粒子や添加剤等の遮蔽物質が存在していても重合反応及び/又は架橋反応の阻害になり難い、
等の利点がある。
加速電圧80kV、線量4Mradの電子線照射線量に対する電子線遮蔽率が、膜厚10μmmにおいて43%以上である樹脂を該電荷輸送層の結着樹脂として含有することを特徴とする電子写真感光体が提供される。
X線管球:Cu
管電圧:50kV
管電流:300mA
スキャン方法:2θ/θスキャン
スキャン速度:2deg./min
サンプリング間隔:0.020deg.
スタート角度(2θ):5deg.
ストップ角度(2θ):40deg.
ダイバージェンススリット:0.5deg.
スキャッタリングスリット:0.5deg.
レシービングスリット:0.3deg.
湾曲モノクロメーター使用
10%の酸化アンチモンを含有する酸化スズで被覆した酸化チタン粉体50部、レゾール型フェノール樹脂25部、メチルセロソルブ20部、メタノール5部及びシリコーンオイル(ポリジメチルシロキサン・ポリオキシアルキレン共重合体、平均分子量3000)0.002部を、直径0.8mmのガラスビーズを用いたサンドミル装置で2時間分散して、干渉縞防止層用塗布液を調製した。導電性支持体としてのアルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、この塗布液を浸漬塗布し、140℃で30分間乾燥させ、膜厚が15μmの干渉縞防止層を形成した。
実施例電子写真感光体1の作製において、保護層用塗布液を、下記式(6)で示される構造を有する化合物(連鎖重合性官能基であるアクリル基を有する電荷輸送物質)45部、ポリテトラフルオロエチレン粒子(商品名:ルブロンL2、ダイキン(株)製)10部及びn−プロパノール55部を超高圧分散機で分散混合して得られる塗布液に代えた以外は、実施例電子写真感光体1と同様の方法を用いて実施例電子写真感光体2を作製した。
実施例電子写真感光体1の作製において、電荷輸送層用塗布液を、前記式(4)で示される電荷輸送物質10.5部、例示化合物2を構成単位とする樹脂(Mv:40000、Tg:195℃)5部をモノクロロベンゼン70部に溶解して得られる塗布液に代えた以外は、実施例電子写真感光体1と同様の方法を用いて実施例電子写真感光体3を作製した。
実施例電子写真感光体1の作製において、電荷輸送層用塗布液を、前記式(4)で示される電荷輸送物質4部、例示化合物2を構成単位とする樹脂(Mv:40000、Tg:195℃)10部をモノクロロベンゼン70部に溶解して得られる塗布液に代えた以外は、実施例電子写真感光体1と同様の方法を用いて実施例電子写真感光体4を作製した。
実施例電子写真感光体1の作製において、電荷輸送層の膜厚を6μmに代えた以外は、実施例電子写真感光体1と同様の方法を用いて実施例電子写真感光体5を作製した。
実施例電子写真感光体1の作製において、電荷輸送層の膜厚を32μmに代えた以外は、実施例電子写真感光体1と同様の方法を用いて実施例電子写真感光体6を作製した。
実施例電子写真感光体1の作製において、電荷輸送層用塗布液を、前記式(4)で示される電荷輸送物質7部、例示化合物2及び例示化合物3を1:1で共重合して得られる樹脂(Mv:42000、Tg:170℃)10部をモノクロロベンゼン70部に溶解して得られる塗布液に代えた以外は、実施例電子写真感光体1と同様の方法を用いて実施例電子写真感光体7を作製した。
実施例電子写真感光体1の作製において、電荷輸送層用塗布液を、前記式(4)で示される電荷輸送物質7部、例示化合物2及び下記式(7)で示される構成単位を1:1で共重合して得られる樹脂(Mv:43000、Tg:185℃)10部をモノクロロベンゼン70部に溶解して得られる塗布液に代えた以外は、実施例電子写真感光体1と同様の方法を用いて実施例電子写真感光体8を作製した。
実施例電子写真感光体1の作製において、電荷輸送層用塗布液を、前記式(4)で示される電荷輸送物質7部、例示化合物2を構成単位とする樹脂(Mv:40000、Tg:195℃)8部と下記式(8)と(9)で示される構成単位を1:1で共重合して得られる樹脂(Mv:50000、Tg:200℃)2部の2種類の樹脂をモノクロロベンゼン70部に溶解して得られる塗布液に代えた以外は、実施例電子写真感光体1と同様の方法を用いて実施例真電子写真感光体9を作製した。
実施例電子写真感光体1の作製において、電荷輸送層用塗布液を、前記式(4)で示される電荷輸送物質7部、例示化合物17を構成単位とする樹脂(Mv:45000、Tg:200℃)10部をモノクロロベンゼン70部に溶解して得られる塗布液に代えた以外は、実施例電子写真感光体1と同様の方法を用いて実施例電子写真感光体10を作製した。
実施例電子写真感光体1の作製において、電荷輸送層用塗布液を、前記式(4)で示される電荷輸送物質7部、例示化合物3を構成単位とする樹脂(Mv:45000、Tg:140℃)10部をモノクロロベンゼン70部に溶解して得られる塗布液に代えた以外は、実施例電子写真感光体1と同様の方法を用いて実施例電子写真感光体11を作製した。
実施例電子写真感光体1の作製において、電荷輸送層用塗布液を、前記式(4)で示される電荷輸送物質7部、例示化合物4を構成単位とする樹脂(Mv:42000、Tg:185℃)10部をモノクロロベンゼン70部に溶解して得られる塗布液に代えた以外は、実施例電子写真感光体1と同様の方法を用いて実施例電子写真感光体12を作製した。
実施例電子写真感光体1の作製において、電荷輸送層用塗布液を、前記式(4)で示される電荷輸送物質7部、例示化合物5を構成単位とする樹脂(Mv:41000、Tg:210℃)10部をモノクロロベンゼン70部に溶解して得られる塗布液に代えた以外は、実施例電子写真感光体1と同様の方法を用いて実施例電子写真感光体13を作製した。
実施例電子写真感光体1の作製において、電荷輸送層用塗布液を、前記式(4)で示される電荷輸送物質7部、例示化合物6を構成単位とする樹脂(Mv:42000、Tg:175℃)10部をモノクロロベンゼン70部に溶解して得られる塗布液に代えた以外は、実施例電子写真感光体1と同様の方法を用いて実施例電子写真感光体14を作製した。
実施例電子写真感光体1の作製において、電荷輸送層用塗布液を、CTM−1で示される電荷輸送物質7部、例示化合物2を構成単位とする樹脂(Mv:40000、Tg:195℃)10部をモノクロロベンゼン70部に溶解して得られる塗布液に代えた以外は、実施例電子写真感光体1と同様の方法を用いて実施例電子写真感光体15を作製した。
実施例電子写真感光体1の作製において、電荷輸送層用塗布液を、前記式(4)で示される電荷輸送物質10.5部、例示化合物4を構成単位とする樹脂(Mv:42000、Tg:185℃)5部をモノクロロベンゼン70部に溶解して得られる塗布液に代えた以外は、実施例電子写真感光体1と同様の方法を用いて実施例電子写真感光体16を作製した。
実施例電子写真感光体1の作製において、電荷輸送層用塗布液を、CTM−1で示される電荷輸送物質10.5部、例示化合物4を構成単位とする樹脂(Mv:42000、Tg:185℃)5部をモノクロロベンゼン70部に溶解して得られる塗布液に代えた以外は、実施例電子写真感光体1と同様の方法を用いて実施例電子写真感光体17を作製した。
実施例電子写真感光体1の作製において、電子線照射条件を加速電圧150kV、吸収線量1.5Mradの条件に代えた以外は、実施例電子写真感光体1と同様の方法を用いて実施例電子写真感光体18を作製した。
実施例電子写真感光体1の作製において、電荷発生層用塗布液を、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±0.2°)が7.5°、9.9°、16.3°、18.6°、25.1°及び28.3°の位置に強いピークを有する結晶形のヒドロキシガリウムフタロシアニン10部とポリビニルブチラール樹脂(商品名:エスレックBX−1、積水化学工業社製)5部をシクロヘキサノン250部に添加し、直径0.8mmのガラスビーズを用いたサンドミル装置で3時間分散し、これにシクロヘキサノン100部と酢酸エチル450部を更に加えて希釈して得られる塗布液に代えた以外は、実施例電子写真感光体1と同様の方法を用いて実施例電子写真感光体19を作製した。
実施例電子写真感光体19の作製において、電荷輸送層用塗布液を、下記式(10)で示される電荷輸送物質7部、例示化合物2を構成単位とする樹脂(Mv:40000、Tg:195℃)10部をモノクロロベンゼン70部に溶解して得られる塗布液に代えた以外は、実施例電子写真感光体1と同様の方法を用いて実施例電子写真感光体20を作製した。
実施例電子写真感光体1の作製において、電荷発生層用塗布液を、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±0.2°)が9.0°、14.2°、23.9°及び27.1°の位置に強いピークを有する結晶形のオキシチタニウムフタロシアニン10部とポリビニルブチラール樹脂(商品名:エスレックBX−1、積水化学工業社製)5部をシクロヘキサノン250部に添加し、直径0.8mmのガラスビーズを用いたサンドミル装置で3時間分散し、これにシクロヘキサノン100部とメチルエチルケトン450部を更に加えて希釈して得られる電荷発生層用塗布液に代えて、更に、電荷輸送層用塗布液を、前記式(10)で示される電荷輸送物質7部、例示化合物2で示される構成単位と下記式(11)で示される構成単位を1:1で共重合して得られる樹脂(Mv:44000、Tg:170℃)10部をモノクロロベンゼン70部に溶解して得られる塗布液に代えた以外は、実施例電子写真感光体1と同様の方法を用いて実施例電子写真感光体21を作製した。
実施例電子写真感光体21の作製において、電荷輸送層用塗布液を、前記式(10)で示される電荷輸送物質7部、例示化合物2で示される構成単位と下記式(12)で示される構成単位を1:1で共重合して得られる樹脂(Mv:44000、Tg:225℃)10部をモノクロロベンゼン70部に溶解して得られる塗布液に代えた以外は、実施例電子写真感光体21と同様の方法を用いて実施例電子写真感光体22を作製した。
実施例電子写真感光体21の作製において、電荷輸送層用塗布液を、下記式(13)で示される電荷輸送物質7部、例示化合物2を構成単位とする樹脂(Mv:40000、Tg:195℃)10部をモノクロロベンゼン70部に溶解して得られる塗布液に代えた以外は、実施例電子写真感光体21と同様の方法を用いて実施例電子写真感光体23を作製した。
実施例電子写真感光体21の作製において、電荷輸送層用塗布液を、前記式(10)で示される電荷輸送物質7部、例示化合物2を構成単位とする樹脂(Mv:40000、Tg:195℃)10部をモノクロロベンゼン70部に溶解して得られる塗布液に代えた以外は、実施例電子写真感光体21と同様の方法を用いて実施例電子写真感光体24を作製した。
実施例電子写真感光体24の作製において、電荷発生層用塗布液を、下記式(14)で示される化合物10部とポリビニルブチラール樹脂(商品名:エスレックBX−1、積水化学工業社製)5部をシクロヘキサノン250部に添加し、直径0.8mmのガラスビーズを用いたサンドミル装置で3時間分散し、これにシクロヘキサノン100部とメチルエチルケトン450部を更に加えて希釈して得られる電荷発生層用塗布液に代えた以外は、実施例電子写真感光体24と同様の方法を用いて実施例電子写真感光体25を作製した。
実施例電子写真感光体24の作製において、電荷発生層用塗布液を、下記式(15)で示した電荷発生物質10部とポリビニルブチラール樹脂(商品名:エスレックBX−1、積水化学工業社製)5部をシクロヘキサノン250部に添加し、直径0.8mmのガラスビーズを用いたサンドミル装置で3時間分散し、これにシクロヘキサノン100部とメチルエチルケトン450部を更に加えて希釈して得られる電荷発生層用塗布液に代えた以外は、実施例電子写真感光体24と同様の方法を用いて実施例電子写真感光体26を作製した。
実施例電子写真感光体1の作製において、電荷輸送層用塗布液を、前記式(4)で示される電荷輸送物質7部、前記式(7)を構成単位とする樹脂(Mv:40000、Tg:165℃)10部をモノクロロベンゼン70部に溶解して得られる塗布液に代えた以外は、実施例電子写真感光体1と同様の方法を用いて比較例電子写真感光体1を作製した。
比較例電子写真感光体1の作製において、電荷輸送層用塗布液を、前記式(4)で示される電荷輸送物質4部、前記式(7)を構成単位とする樹脂(Mv:40000、Tg:165℃)10部をモノクロロベンゼン70部に溶解して得られる塗布液に代えた以外は、比較例電子写真感光体1と同様の方法を用いて比較例電子写真感光体2を作製した。
比較例電子写真感光体1の作製において、電荷輸送層膜厚を26μmに代えた以外は、比較例電子写真感光体1と同様の方法を用いて比較例電子写真感光体3を作製した。
実施例電子写真感光体1の作製において、電荷輸送層用塗布液を、前記式(4)で示される電荷輸送物質7部、下記式(16)を構成単位とする樹脂(Mv:41000、Tg:245℃)10部をモノクロロベンゼン70部に溶解して得られる塗布液に代えた以外は、実施例電子写真感光体1と同様の方法を用いて比較例電子写真感光体4を作製した。
実施例電子写真感光体1の作製において、電荷輸送層用塗布液を、前記式(4)で示される電荷輸送物質7部、下記式(17)を構成単位とする樹脂(Mv:40000、Tg:135℃)10部をモノクロロベンゼン70部に溶解して得られる塗布液に代えた以外は、実施例電子写真感光体1と同様の方法を用いて比較例電子写真感光体5を作製した。
実施例電子写真感光体24の作製において、電荷輸送層用塗布液を、前記式(4)で示される電荷輸送物質7部、前記式(11)及び(12)で示される構成単位を1:1で共重合して得られる樹脂(Mv:44000、Tg:195℃)10部をモノクロロベンゼン70部に溶解して得られる塗布液に代えた以外は、実施例電子写真感光体24と同様の方法を用いて比較例電子写真感光体6を作製した。
比較例電子写真感光体6の作製において、電荷輸送層用塗布液を、前記式(13)で示される電荷輸送物質7部、前記式(7)を構成単位とする樹脂(Mv:40000、Tg:165℃)10部をモノクロロベンゼン70部に溶解して得られる塗布液に代えた以外は、比較例電子写真感光体6と同様の方法を用いて比較例電子写真感光体7を作製した。
実施例電子写真感光体1の作製において、電荷発生層用塗布液を、前記式(14)で示される化合物10部とポリビニルブチラール樹脂(商品名:エスレックBX−1、積水化学工業社製)5部をシクロヘキサノン250部に添加し、直径0.8mmのガラスビーズを用いたサンドミル装置で3時間分散し、これにシクロヘキサノン100部とメチルエチルケトン450部を更に加えて希釈して得られる電荷発生層用塗布液に代えて、更に、電荷輸送層用塗布液を、前記式(10)で示される電荷輸送物質7部、前記式(7)を構成単位とする樹脂(Mv:40000、Tg:165℃)10部をモノクロロベンゼン70部に溶解して得られる塗布液に代えた以外は、実施例電子写真感光体1と同様の方法を用いて比較例電子写真感光体8を作製した。
実施例電子写真感光体1の作製において、電荷発生層用塗布液を、前記式(15)で示される化合物10部とポリビニルブチラール樹脂(商品名:エスレックBX−1、積水化学工業社製)5部をシクロヘキサノン250部に添加し、直径0.8mmのガラスビーズを用いたサンドミル装置で3時間分散し、これにシクロヘキサノン100部とメチルエチルケトン450部を更に加えて希釈して得られる電荷発生層用塗布液に代えて、更に、電荷輸送層用塗布液を、前記式(10)で示される電荷輸送物質7部、前記式(16)を構成単位とする樹脂(Mv:41000、Tg:244℃)10部をモノクロロベンゼン70部に溶解して得られる塗布液に代えた以外は、実施例電子写真感光体1と同様の方法を用いて比較例電子写真感光体9を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、実施例電子写真感光体1と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、実施例電子写真感光体1の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体1を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、実施例電子写真感光体2と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、実施例電子写真感光体2の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体2を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、実施例電子写真感光体3と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、実施例電子写真感光体3の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体3を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、実施例電子写真感光体4と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、実施例電子写真感光体4の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体4を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、実施例電子写真感光体5と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、実施例電子写真感光体5の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚11μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体5を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、実施例電子写真感光体6と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、実施例電子写真感光体6の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚37μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体6を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、実施例電子写真感光体7と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、実施例電子写真感光体7の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体7を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、実施例電子写真感光体8と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、実施例電子写真感光体8の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体8を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、実施例電子写真感光体9と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、実施例電子写真感光体9の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体9を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、実施例電子写真感光体10と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、実施例電子写真感光体10の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体10を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、実施例電子写真感光体11と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、実施例電子写真感光体11の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体11を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、実施例電子写真感光体12と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、実施例電子写真感光体12の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体12を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、実施例電子写真感光体13と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、実施例電子写真感光体13の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体13を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、実施例電子写真感光体14と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、実施例電子写真感光体14の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体14を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、実施例電子写真感光体15と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、実施例電子写真感光体15の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体15を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、実施例電子写真感光体16と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、実施例電子写真感光体16の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体16を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、実施例電子写真感光体17と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、実施例電子写真感光体17の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体17を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、実施例電子写真感光体18と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、実施例電子写真感光体18の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体18を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、実施例電子写真感光体19と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、実施例電子写真感光体19の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体19を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、実施例電子写真感光体20と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、実施例電子写真感光体20の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体20を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、実施例電子写真感光体21と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、実施例電子写真感光体21の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体21を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、実施例電子写真感光体22と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、実施例電子写真感光体22の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体22を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、実施例電子写真感光体23と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、実施例電子写真感光体23の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体23を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、実施例電子写真感光体24と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、実施例電子写真感光体24の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体24を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、実施例電子写真感光体25と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、実施例電子写真感光体25の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体25を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、実施例電子写真感光体26と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、実施例電子写真感光体26の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体26を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、比較例電子写真感光体1と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、比較例電子写真感光体1の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体27を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、比較例電子写真感光体2と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、比較例電子写真感光体2の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体28を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、比較例電子写真感光体3と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、比較例電子写真感光体3の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚31μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体29を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、比較例電子写真感光体4と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、比較例電子写真感光体4の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体30を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、比較例電子写真感光体5と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、比較例電子写真感光体5の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体31を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、比較例電子写真感光体6と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、比較例電子写真感光体6の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体32を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、比較例電子写真感光体7と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、比較例電子写真感光体7の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体33を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、比較例電子写真感光体8と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、比較例電子写真感光体8の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体34を作製した。
アルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、比較例電子写真感光体9と同様の方法を用いて電荷発生層まで形成した。次に、比較例電子写真感光体9の作製で用いた電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚18μmの電荷輸送層を形成させた。このようにして、最表面に電荷輸送層(第1電荷輸送層)を有する参照電子写真感光体35を作製した。
各電子写真感光体の電荷輸送層用の結着樹脂10部をモノクロロベンゼン70部に溶解して得られる樹脂膜塗布液を調製し、マイヤーバーを用いてアルミシート上に膜厚10μmの樹脂膜を均一に塗布し、110℃で50分間乾燥させて、10μm厚の樹脂膜を形成した。この樹脂膜をアルミシートから丁寧に剥がし取り、前述した電子線線量測定用フィルム(10μmフィルム、岩崎電気(株)製)上に貼り付け、このフィルムに、窒素雰囲気下で加速電圧80kV、線量4Mradの電子線を1.4msec照射した。この後、フィルムから樹脂膜を丁寧に剥がし取り、該フィルムの510nm透過率をRABIA CHROMIC READER(FAR WEST TECHNOLOGY INC.製)にて測定した。電子線照射前後でのフィルムの光透過量の変化量を、樹脂膜を貼り付けずに測定したフィルムの透過量で割った値を電子線透過率と定義し、更に100%からこの電子線透過率を引いて、電子線遮蔽率を算出した。各電子写真感光体の電荷輸送層の結着樹脂の電子線遮蔽率を上記の方法で測定した。結果を表1〜表3に示す。
各電子写真感光体の電荷輸送層塗布を、マイヤーバーを用いてアルミシート上に膜厚13μmの樹脂膜を均一に塗布した以外は、結着樹脂の電子線遮蔽率測定同様にして、電荷輸送層膜の電子線遮蔽率を測定した。結果を表1〜表3に示す。
各電子写真感光体を、ジェンテック社製のドラム試験機:CYNTHIA59を用いて表面電位測定を行った。電子写真感光体表面の帯電にはスコロトロン式コロナ帯電器を用いた。1次電流を200μAに設定し、グリッド電圧は電子写真感光体表面の印加電圧が−700Vとなるように設定した。前露光の光源にはハロゲンランプを用いて、白色光光量をNDフィルタを用いて露光光量の3倍の光量に調節した。サイクルスピードは0.7sec/cycleとした。電子写真感光体に対する電位測定プローブの位置は、電子写真感光体軸方向においてほぼ中央、電子写真感光体表面からのギャップを3mmとした。電子写真感光体3回転目の前露光照射後150ミリ秒後の表面電位を初期残留電位とした。なお、実施例電子写真感光体1〜19、比較例電子写真感光体1〜5、参照電子写真感光体1〜19及び参照電子写真感光体27〜31の評価には、露光光源として水銀ランプを用いた。干渉フィルターを用いて405nmの輝線をとりだし、電子写真感光体の明部電位が−200VとなるようにNDフィルタを用いて光量を調節した。また、実施例電子写真感光体20〜26、比較例電子写真感光体6〜9、参照電子写真感光体20〜26及び参照電子写真感光体32〜35の評価には、露光光源としてハロゲンランプを用いた。干渉フィルターを用いて676nmの光をとりだし、電子写真感光体の明部電位が−200VとなるようにNDフィルタを用いて光量を調節した。
実施電子写真感光体及び比較電子写真感光体それぞれを、ジェンテック社製のドラム試験機:CYNTHIA59を用いて先程と同様に明部電位測定を行った。各電子写真感光体を、23℃/5%RHの常温低湿環境下で3日間放置した後、電子写真感光体3回転目の像露光照射後150ミリ秒後の明部電位と3000回転目の明部電位をそれぞれ測定して、この明部電位差を明部電位変動として求めた。結果を表1〜表3に示す。
各電子写真感光体に、それぞれキヤノン(株)製複写機GP405用のギア及びフランジを取り付け、それぞれキヤノン(株)複写機GP405に装着して画像を出力し、初期及び15000枚出力耐久後の電子写真感光体表面のトナー像(平均粒径5μmの磁性トナー)のドット再現性を光学顕微鏡で観察した。なお、実施例電子写真感光体1〜18及び比較例電子写真感光体1〜5の画像出力の際は、露光手段のレーザー露光光学系として発振波長が403nm、出力5mWのGaN系チップ(日亜化学工業(株)製)を搭載して評価を行った。
A:飛び散りが少なく、ドットが鮮明
B:やや飛び散りが見られるが、ドットはほぼ鮮明
C:飛び散りが見られるところと、見られないところが半々程度
D:やや飛び散りが見られないところもあるが、ドットはほぼ不鮮明
E:飛び散りが多く、ドットが不鮮明
評価結果を表1〜表3に示す。
2 軸
3 帯電手段
4 露光光
5 現像手段
6 転写手段
7 転写材
8 定着手段
9 クリーニング手段
10 前露光光
11 プロセスカートリッジ
12 案内手段
101 支持体
102 感光層
103 電荷発生層
104 電荷輸送層
105 保護層
Claims (13)
- 導電性支持体上に支持体側から、電荷発生物質を有する電荷発生層と、電荷輸送物質と結着樹脂を有する電荷輸送層とをこの順に有する感光層を有する電子写真感光体であって、連鎖重合性官能基を有する化合物を電子線照射によって硬化することによって得られた樹脂を含有する保護層を有する電子写真感光体において、
加速電圧80kV、線量4Mradの電子線照射線量に対する電子線遮蔽率が、膜厚10μmmにおいて43%以上である樹脂を該電荷輸送層の結着樹脂として含有する
ことを特徴とする電子写真感光体。 - 前記電荷輸送層用の結着樹脂が、加速電圧80KV、線量4Mradの電子線照射線量に対する電子線遮蔽率が、膜厚10μmにおいて47%以上である請求項1に記載の電子写真感光体。
- 前記結着樹脂が、下記一般式(1)で示される構成単位を有するポリカーボネート重合体又は下記一般式(1)で示される構成単位を有するポリカーボネート共重合体を含有する請求項1又は2に記載の電子写真感光体。
(式(1)中、R1〜R4はそれぞれ独立に、水素原子、置換基を有してもよい炭素数1〜3のアルキル基又は置換基を有してもよいアリール基を示す。ただし、R1〜R4の少なくとも1つは置換基を有してもよいアリール基を示す。) - 前記一般式(1)で示される構成単位が、R1は置換基を有してもよいアリール基であり、R2〜R4はそれぞれ独立に、水素原子もしくは置換基を有してもよい炭素数1〜3のアルキル基で示される構成単位である請求項3に記載の電子写真感光体。
- 前記一般式(1)で示される構成単位が、R1は置換基を有してもよいビフェニル基である請求項4に記載の電子写真感光体。
- 前記一般式(1)で示される構成単位が、下記一般式(1−1)で示される構成単位である請求項5に記載の電子写真感光体。
- 前記一般式(1)で示される構成単位が、R1は置換基を有してもよい炭素数1〜3のアルキル基であり、R2は置換基を有してもよい炭素数1〜3のアルキル基又は置換基を有してもよいアリール基であり、R3及びR4は置換基を有してもよいアリール基で示される構成単位である請求項3に記載の電子写真感光体。
- 前記一般式(1)で示される構成単位が、下記一般式(1−2)で示される構成単位である請求項7に記載の電子写真感光体。
- 前記結着樹脂が、前記一般式(1−1)あるいは(1−2)で示される構成単位を有するポリカーボネート重合体を含有する請求項1に記載の電子写真感光体。
- 前記電荷輸送層が、加速電圧80kV、線量4Mradの電子線照射線量に対する電子線遮蔽率が、膜厚13μmにおいて47%以上である請求項1に記載の電子写真感光体。
- 前記電荷輸送層中の電荷輸送物質が下記一般式(2)で示される請求項10に記載の電子写真感光体。
(式(2)中、R5及びR6はそれぞれ独立に、水素原子、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、又はR5とR6が結合して形成される環状の2価の基を示し、R7〜R10はそれぞれ独立に、置換基を有してもよいアリール基を示す。) - 請求項1〜11のいずれかに記載の電子写真感光体と、該電子写真感光体を帯電させる帯電手段、静電潜像の形成された電子写真感光体をトナーで現像する現像手段及び転写工程後の電子写真感光体上に残余するトナーを回収するクリーニング手段からなる群より選ばれる少なくとも1つの手段とを共に一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 請求項1〜11のいずれかに記載の電子写真感光体、該電子写真感光体を帯電させる帯電手段、帯電した電子写真感光体に対し露光を行い静電潜像を形成する露光手段、静電潜像の形成された電子写真感光体にトナーで現像する現像手段及び電子写真感光体上のトナー像を転写材上に転写する転写手段を備えることを特徴とする電子写真装置。
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