JP2007234979A - シールド基板、半導体パッケージ、及び半導体装置 - Google Patents

シールド基板、半導体パッケージ、及び半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】熱ストレス対する耐性が向上したシールド基板、半導体パッケージ、及び半導体装置を提供する。
【解決手段】シールド基板は、電磁波ノイズを漏洩しない形状のスリット101が形成された導電膜100を備える。このスリット101は、矩形型のスリットであり、前記導電膜上100にアレイ状に形成されている。この構成により、導電膜100上の直線の長さがスリット部分で遮断され、導電膜100上で発生する熱応力もスリット部分で遮断される。よって、導電膜100上に生じる熱応力が一箇所に過度に集中することが無く、導電膜上に亀裂や剥離が発生するのを防ぐことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱ストレスを軽減する形状のシールド膜を有する基板・フレキシブル基板、その基板を有する半導体パッケージ、及び半導体装置に関する。
図9に、従来の電磁波シールド層付けの配線基板を有する半導体パッケージを示す。図9に示す半導体パッケージ900は、半導体チップ901と、第1の配線基板902と、第2の配線基板903とにより構成されている。
半導体チップ901上には、複数の回路が形成されている。そのうち、回路904は、ノイズ保護対象となる回路である。また、第2の配線基板903から発生する放射ノイズ906を遮断するべく、第1の配線基板902上には、シールド膜905が形成されている。
シールド膜905を有する第1の配線基板902は、半導体チップ901と第2の配線基板903との間に形成されている。第1の配線基板902のシールド膜905が、半導体チップ901のノイズ保護対象回路904を覆うように形成されている。
図9に示すように、半導体パッケージ900は、半導体チップ901上のノイズ保護対象回路904を垂直方向に延長した位置に、第1の配線基板902上のシールド膜905が形成されているので、第2の配線基板903から発生する放射ノイズ906が、半導体チップ上の保護対象回路904まで伝播しない構成となっている。
また、特許文献1には、プリント配線基板の配線のうち、外部ノイズを受け易い箇所あるいは外部ノイズから遮断する必要性のある要部等に対して、局部的にシールドすべくシールド作用を有するシールドフィルムが被着されたプリント配線基板が記載されている(特許文献1参照)。
特開平6−69612号公報
しかしながら、図10に示すように、シールド膜として機能する導電膜905は、半導体チップ等により熱ストレスが加えられると、熱ストレスが蓄積する熱ストレス作用点2001に、熱ストレス蓄積線2002、2003で示すような応力が発生する。通常、導電膜は一定の耐性を有するよう設計されているものの、熱ストレスが繰り返し加えられると、熱膨張によって導電膜905に亀裂が生じたり、又は導電膜905が剥離したりする。これによりシールド膜としての機能を十分に発揮することができず電磁波ノイズ(放射ノイズ)を漏洩してしまうことがある。
そして、漏洩した放射ノイズが半導体チップの動作に影響すると、半導体装置、又は半導体パッケージの故障の原因となってしまう。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、熱ストレス対する耐性が向上したシールド基板、半導体パッケージ、及び半導体装置を提供することを目的とする。
本発明のシールド基板は、電磁波ノイズを漏洩しない形状のスリットが形成された導電膜を備える。
この構成により、導電膜上の直線の長さがスリット部分で遮断され、導電膜上で発生する熱応力もスリット部分で遮断される。よって、導電膜上に生じる熱応力が一箇所に過度に集中することが無く、導電膜上に亀裂や剥離が発生するのを防ぐことができる。これにより、亀裂や剥離を原因とする故障が予防され、熱ストレスに対する耐性が向上して信頼性が向上したシールド基板を実現することができる。なお、スリット形状は、電磁波ノイズを漏洩しない形状であるので、シールド機能は損なわれない。
また、本発明のシールド基板は、前記スリットが、矩形型のスリットであり、前記導電膜上にアレイ状に形成されている。
また、本発明のシールド基板は、前記スリットが、H字形型のスリットであり、前記導電膜上にアレイ状に形成されている。
また、本発明のシールド基板は、前記スリットが、多角形型のスリットであり、前記導電膜上にアレイ状に形成されている。
また、本発明のシールド基板は、前記スリットが、丸型のスリットであり、前記導電膜上にアレイ状に形成されている。
また、本発明のシールド基板は、前記スリットが、L字型のスリットであり、前記導電膜上にアレイ状に形成されている。
これらの構成により、熱ストレスが蓄積するポイントの全方向に対して導電膜上の直線の長さが有限化され、熱応力も当該スリット部分で遮断される。
また、本発明の半導体パッケージは、電磁波ノイズの発生源となる第1の配線基板と、ノイズ保護対象回路を有する半導体チップと、前記第1の配線基板と前記半導体チップとの間に配置され、前記電磁波ノイズをシールドする導電膜を有する第2の配線基板と、を備え、前記導電膜は、前記電磁波ノイズを漏洩しない形状のスリットが形成されている。
この構成により、導電膜は、半導体チップ等から受ける熱ストレスがスリットにより遮断され、熱応力が過度に集中しないように形成されており、導電膜上に亀裂や剥離が発生するのが防がれる。よって、導電膜の亀裂等から電磁波ノイズが漏洩して、半導体チップの保護対象回路を誤動作させる等の故障を防ぐことができ、信頼性の向上した半導体パッケージを実現することができる。
また、本発明の半導体パッケージは、前記スリットが、矩形型のスリットであり、前記導電膜上にアレイ状に形成されている。
また、本発明の半導体パッケージは、前記スリットが、H字形型のスリットであり、前記導電膜上にアレイ状に形成されている。
また、本発明の半導体パッケージは、前記スリットが、多角形型のスリットであり、前記導電膜上にアレイ状に形成されている。
また、本発明の半導体パッケージは、前記スリットが、丸型のスリットであり、前記導電膜上にアレイ状に形成されている。
また、本発明の半導体パッケージは、前記スリットが、L字型のスリットであり、前記導電膜上にアレイ状に形成されている。
これらの構成により、熱ストレスが蓄積するポイントの全方向に対して導電膜上の直線の長さが有限化され、熱応力も当該スリット部分で遮断される。
また、本発明の半導体装置は、電磁波ノイズの発生源となる第1の配線層と、ノイズ保護対象回路を有するシリコン基板と、前記第1の配線層と前記シリコン基板との間に配置され、前記電磁波ノイズを前記ノイズ保護対象回路からシールドする導電膜を有する第2の配線層と、を備え、前記導電膜は、前記電磁波ノイズを漏洩しない形状のスリットが形成されている。
この構成により、導電膜は、シリコン基板上の回路等から受ける熱ストレスがスリットにより遮断され、熱応力が過度に集中しないように形成されており、導電膜上に亀裂や剥離が発生するのが防がれる。よって、導電膜の亀裂等から電磁波ノイズが漏洩して、シリコン基板上の保護対象回路を誤動作させる等の故障を防ぐことができ、信頼性の向上した半導体装置を実現することができる。
また、本発明の半導体装置は、前記スリットが、矩形型のスリットであり、前記導電膜上にアレイ状に形成されている。
また、本発明の半導体装置は、前記スリットが、H字形型のスリットであり、前記導電膜上にアレイ状に形成されている。
また、本発明の半導体装置は、前記スリットが、多角形型のスリットであり、前記導電膜上にアレイ状に形成されている。
また、本発明の半導体装置は、前記スリットが、丸型のスリットであり、前記導電膜上にアレイ状に形成されている。
また、本発明の半導体装置は、前記スリットが、L字型のスリットであり、前記導電膜上にアレイ状に形成されている。
これらの構成により、熱ストレスが蓄積するポイントの全方向に対して導電膜上の直線の長さが有限化され、熱応力も当該スリット部分で遮断される。
本発明によれば、熱ストレスに対する耐性が向上し、信頼性の向上したシールド基板、半導体パッケージ、及び半導体装置を提供することができる。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1(a)は、本実施の形態1のシールド基板の外観斜視図である。図1(a)に示すように、シールド基板1001の中央付近には、シールド膜として機能する導電膜100が形成されている。
次に、図1(b)に、本実施の形態1のシールド基板が有する導電膜を上方から見たときの平面図を示す。図1(b)に示すように、導電膜100は、面上にスリット101をアレイ状に形成されている。
導電膜100は、公知のシールド作用を有するペーストを印刷等の手段にて印刷塗布して、その後硬化させることで、上述のスリットを有するように形成する。スリットの大きさは、放射ノイズである電磁波が漏洩しないために十分小さい程度の大きさであり、導電膜100の電磁波遮蔽性能は低下しない。
この構成によれば、熱ストレスが蓄積する熱ストレス作用点102に対し、熱ストレス蓄積線103はスリット105で遮断される。また、熱ストレス蓄積線104はスリット106で遮断される。このように、スリットをアレイ上に設けることで、導電膜100上の直線の長さを有限化して熱応力が過度に集中するのを防ぎ、導電膜上に亀裂や剥離が発生するのを防ぐことができる。これにより、亀裂や剥離を原因とする故障を防ぎ、信頼性の向上したシールド基板を実現することができる。
(実施の形態2)
図2は、本実施の形態2のシールド基板が有する導電膜を上方から見たときの平面図である。なお、以下の説明では、上述した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。本実施の形態の特徴は、図2に示すように、導電膜上に矩形型のスリットが上下左右方向にアレイ上に形成されている点にある。
これらのスリットを形成するために、まず、導電膜200上に矩形型スリット201を形成する。次に、矩形型スリット201に90度回転させた矩形型スリット202、203、204、205を隣接配置する。次に、すべての矩形型スリットが、矩形型スリット201、202、203、204、205の構成をとるよう上下左右方向にアレイ状に配置する。
この構成により、熱ストレス作用点206に対し、熱ストレス蓄積線207が矩形型スリット203で遮断され、熱ストレス蓄積線208が矩形型スリット205で遮断される。また、熱ストレス作用点209に対し、熱ストレス蓄積線210が矩形型スリット212で遮断され、熱ストレス蓄積線211が矩形型スリット213で遮断される。このように、熱ストレスが蓄積するポイントの全方向に対し導電膜上の直線の長さを有限化することができる。
(実施の形態3)
図3は、本実施の形態3のシールド基板が有する導電膜を上方から見たときの平面図である。なお、以下の説明では、上述した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。本実施の形態の特徴は、図3に示すように、導電膜上にH字形型のスリットがアレイ上に形成されている点にある。
これらのスリットを形成するために、まず、導電膜300上にH字形型スリット301を形成する。つぎに、H字形型スリット301のくぼみ部分に別のH字形型スリット302および303の2個を挟み込むように配置する。次に、すべてのH字形型スリットが、H字形型スリット301、302、303の構成をとるよう上下左右方向にアレイ状に配置する。
この構成により、熱ストレス作用点304に対し、熱ストレス蓄積線305がH字形型スリット302で遮断され、熱ストレス蓄積線306がH字形型スリット307で遮断される。また、熱ストレス作用点308に対し、熱ストレス蓄積線309がH字形型スリット303で、熱ストレス蓄積線310がH字形型スリット303で遮断される。このように、熱ストレスが蓄積するポイントの全方向に対し導電膜上の直線の長さを有限化することができる。
(実施の形態4)
図4は、本実施の形態4のシールド基板が有する導電膜を上方から見たときの平面図である。なお、以下の説明では、上述した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。本実施の形態の特徴は、図4に示すように、導電膜上に形成されるスリットが正六角形型である点にある。
これらのスリットを形成するために、導電膜400上に正六角形型スリット401を形成する。次に、前述の正六角形型スリット401を正六角形型スリット402、403、404、405の様に斜め60度方向にアレイ状に配置する。
この構成により、熱ストレス作用点410に対し、熱ストレス蓄積線411が正六角形型スリット402で遮断され、熱ストレス蓄積線412が、正六角形型スリット405で遮断される。
また、熱ストレス作用点413に対し、熱ストレス蓄積線414が正六角形型スリット405で遮断され、熱ストレス蓄積線415が、正六角形型スリット404で遮断される。また、熱ストレス作用点416に対し、熱ストレス蓄積線417が正六角形型スリット405で遮断され、熱ストレス蓄積線418が、正六角形型スリット403で遮断される。このように、熱ストレスが蓄積するポイントの全方向に対し導電膜上の直線の長さを有限化することができる。
なお、本実施の形態では、正六角形型のスリットのみを配置している例について説明したが、これに限らず、例えば、三角形等の他の多角形でもよく、また、五角形と六角形の組み合わせのように、複数の多角形の組み合わせでも良い。
(実施の形態5)
図5は、本実施の形態5のシールド基板が有する導電膜を上方から見たときの平面図である。なお、以下の説明では、上述した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。本実施の形態の特徴は、図5に示すように、導電膜上に形成されるスリットが丸型である点にある。
これらのスリットを形成するために、導電膜500上に丸型スリット501を形成する。次に、前述の丸型スリット501を丸型スリット502、503、504の様に斜め60度方向にアレイ状に配置する。
この構成により、熱ストレス作用点510に対し、熱ストレス蓄積線511が丸型スリット502で遮断され、熱ストレス蓄積線512が、丸型スリット504で遮断される。また、熱ストレス作用点513に対し、熱ストレス蓄積線514が丸型スリット503で遮断され、熱ストレス蓄積線515が、丸型スリット502で遮断される。
また、熱ストレス作用点516に対し、熱ストレス蓄積線517が丸型スリット503で遮断され、熱ストレス蓄積線518が、丸型スリット504で遮断される。このように、熱ストレスが蓄積するポイントの全方向に対し導電膜上の直線の長さを有限化することができる。
(実施の形態6)
図6は、本実施の形態6のシールド基板が有する導電膜を上方から見たときの平面図である。なお、以下の説明では、上述した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。本実施の形態の特徴は、図6に示すように、導電膜上に形成されるスリットがL字型である点にある。
これらのスリットを形成するために、導電膜600上にL字型スリット601を形成する。次に前述のL字型スリット601をLの字型スリット602、603、604、605、606、607、608の様に斜め45度方向にアレイ状に配置する。
次に、前述のL字型スリットを180度回転させたL字型スリット609を前述のL字型スリット610、611、612、613、614、615、616の様に45度方向にアレイ状にし、L字型スリット601、602、603、604、605、606、607、608を挟み込むように配置する。
この構成により、熱ストレス作用点617に対し、熱ストレス蓄積線618がL字型スリット609で遮断され、熱ストレス蓄積線619が、L字型スリット602で遮断される。また、熱ストレス作用点620に対し、熱ストレス蓄積線621がL字型スリット608で遮断され、熱ストレス蓄積線622が、L字型スリット609で遮断される。
また、熱ストレス作用点623に対し、熱ストレス蓄積線624がL字型スリット609で、熱ストレス蓄積線625が、L字型スリット603で遮断される。また、熱ストレス作用点626に対し、熱ストレス蓄積線627がL字型スリット602で遮断され、熱ストレス蓄積線628が、L字型スリット603で遮断される。
このように、熱ストレスが蓄積するポイントの全方向に対し導電膜600上の直線の長さを有限化することができる。
(実施の形態7)
図7に、本実施の形態7の半導体パッケージの概略構成図を示す。図7に示すように、半導体パッケージ700は、半導体チップ701と、第1の配線基板702と、第2の配線基板703とにより構成されている。
半導体チップ701上には、複数の回路が形成されており、そのうち回路704が、ノイズ保護対象となる回路である。また、第2の配線基板703から発生する放射ノイズ706を遮断するべく、第1の配線基板702上には、シールド膜として図1(b)で示した導電膜100が形成されている。
導電膜100を有する第1の配線基板702は、半導体チップ701と第2の配線基板703との間に形成され、第1の配線基板702上の導電膜100が、半導体チップ701のノイズ保護対象回路704を覆うように形成されている。
このように、半導体パッケージ700は、半導体チップ701上のノイズ保護対象回路704を垂直方向に伸ばした位置と重なるところに、第1の配線基板702上の導電膜100を有しているので、第2の配線基板703から発生する放射ノイズ706が、半導体チップ上の保護対象回路704まで伝播しない。
また、導電膜100は、上述のように、半導体チップ等から受ける熱ストレスがスリットにより遮断され、熱応力が過度に集中しないように形成されており、導電膜100上に亀裂や剥離が発生するのを防ぐものである。よって、導電膜100の亀裂等から放射ノイズ706が漏洩して、半導体チップの保護対象回路704を誤動作させる等の故障を防ぐことができ、信頼性の向上した半導体パッケージ700を実現することができる。
なお、導電膜のスリットの形状については、図1(b)に示す形状に限らず、図2から図6で示した、矩形状、H字型、正六角形型、丸型、L型等のスリット形状でも良い。
(実施の形態8)
図8に、本実施の形態8の半導体装置の概略構成図を示す。図8に示すように、半導体装置は、シリコン基板800と、第1の配線層801と、第2の配線層802とにより構成されている。
シリコン基板800上には、複数の回路が形成されており、そのうち回路804が、ノイズ保護対象となる回路である。また、第2の配線層802から発生する放射ノイズ805を遮断するべく、第1の配線層801上には、シールド膜として図1(b)で示した導電膜100が形成されている。
導電膜100を有する第1の配線層801は、シリコン基板800と第2の配線層802との間に形成され、第1の配線層801上の導電膜100が、シリコン基板800のノイズ保護対象回路804を覆うように形成されている。
このように、本実施の形態の半導体装置では、シリコン基板800上のノイズ保護対象回路804を垂直方向に伸ばした位置と重なるところに、第1の配線層801上の導電膜100を有しているので、第2の配線層802から発生する放射ノイズ805が、シリコン基板上の保護対象回路804まで伝播しない。
また、導電膜100は、上述のように、シリコン基板上の回路等から受ける熱ストレスがスリットにより遮断され、熱応力が過度に集中しないように形成されており、導電膜100上に亀裂や剥離が発生するのを防ぐものである。よって、導電膜100の亀裂等から放射ノイズ706が漏洩して、シリコン基板上の保護対象回路704を誤動作させる等の故障を防ぐことができ、信頼性の向上した半導体装置を実現することができる。
なお、導電膜のスリットの形状については、図1(b)に示す形状に限らず、図2から図6で示した、矩形状、H字型、正六角形型、丸型、L型等のスリット形状でも良い。
本発明は、シールド基板、半導体パッケージ、及び半導体装置の熱ストレスに対する耐性を向上させて、信頼性を向上させるのに有用である。
(a)本実施の形態1のシールド基板の外観斜視図(b)本実施の形態1のシールド基板が有する導電膜を上方から見たときの平面図 本実施の形態2のシールド基板が有する導電膜を上方から見たときの平面図 本実施の形態3のシールド基板が有する導電膜を上方から見たときの平面図 本実施の形態4のシールド基板が有する導電膜を上方から見たときの平面図 本実施の形態5のシールド基板が有する導電膜を上方から見たときの平面図 本実施の形態6のシールド基板が有する導電膜を上方から見たときの平面図 本実施の形態7の半導体パッケージの概略構成図 本実施の形態8の半導体装置の概略構成図 従来の電磁波シールド層付けの配線基板を有する半導体パッケージの概略構成図 従来の導電膜の平面図
符号の説明
100 導電膜
101、105 スリット
102 熱ストレス作用点
103、104 熱ストレス蓄積線
900 半導体パッケージ
901 半導体チップ
902 第1の配線基板
903 第2の配線基板
904 ノイズ保護対象回路
905 シールド膜
906 放射ノイズ
2000 導電膜
2001 熱ストレス作用点
2002、2003 熱ストレス蓄積線

Claims (18)

  1. 電磁波ノイズを漏洩しない形状のスリットが形成された導電膜を備えるシールド基板。
  2. 前記スリットが、矩形型のスリットであり、前記導電膜上にアレイ状に形成されている請求項1に記載のシールド基板。
  3. 前記スリットが、H字形型のスリットであり、前記導電膜上にアレイ状に形成されている請求項1に記載のシールド基板。
  4. 前記スリットが、多角形型のスリットであり、前記導電膜上にアレイ状に形成されている請求項1に記載のシールド基板。
  5. 前記スリットが、丸型のスリットであり、前記導電膜上にアレイ状に形成されている請求項1に記載のシールド基板。
  6. 前記スリットが、L字型のスリットであり、前記導電膜上にアレイ状に形成されている請求項1に記載のシールド基板。
  7. 電磁波ノイズの発生源となる第1の配線基板と、
    ノイズ保護対象回路を有する半導体チップと、
    前記第1の配線基板と前記半導体チップとの間に配置され、前記電磁波ノイズをシールドする導電膜を有する第2の配線基板と、を備え、
    前記導電膜は、前記電磁波ノイズを漏洩しない形状のスリットが形成されている半導体パッケージ。
  8. 前記スリットが、矩形型のスリットであり、前記導電膜上にアレイ状に形成されている請求項7に記載の半導体パッケージ。
  9. 前記スリットが、H字形型のスリットであり、前記導電膜上にアレイ状に形成されている請求項7に記載の半導体パッケージ。
  10. 前記スリットが、多角形型のスリットであり、前記導電膜上にアレイ状に形成されている請求項7に記載の半導体パッケージ。
  11. 前記スリットが、丸型のスリットであり、前記導電膜上にアレイ状に形成されている請求項7に記載の半導体パッケージ。
  12. 前記スリットが、L字型のスリットであり、前記導電膜上にアレイ状に形成されている請求項7に記載の半導体パッケージ。
  13. 電磁波ノイズの発生源となる第1の配線層と、
    ノイズ保護対象回路を有するシリコン基板と、
    前記第1の配線層と前記シリコン基板との間に配置され、前記電磁波ノイズを前記ノイズ保護対象回路からシールドする導電膜を有する第2の配線層と、を備え、
    前記導電膜は、前記電磁波ノイズを漏洩しない形状のスリットが形成されている半導体装置。
  14. 前記スリットが、矩形型のスリットであり、前記導電膜上にアレイ状に形成されている請求項13に記載の半導体装置。
  15. 前記スリットが、H字形型のスリットであり、前記導電膜上にアレイ状に形成されている請求項13に記載の半導体装置。
  16. 前記スリットが、多角形型のスリットであり、前記導電膜上にアレイ状に形成されている請求項13に記載の半導体装置。
  17. 前記スリットが、丸型のスリットであり、前記導電膜上にアレイ状に形成されている請求項13に記載の半導体装置。
  18. 前記スリットが、L字型のスリットであり、前記導電膜上にアレイ状に形成されている請求項13に記載の半導体装置。
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