JP2007234198A - 磁気記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】主表面上にテクスチャを形成したガラス基板1上に、少なくとも下地層3と、第1の磁性層4aと、非磁性層4bと、第2の磁性層4cとを備える磁気記録媒体10であって、基板円周方向に磁場を印加して測定した残留磁化をMrcとし、基板半径方向に磁場を印加して測定した残留磁化をMrrとしたとき、これらの比OR=Mrc/Mrrが1.5以上であって、かつ前記非磁性層4bよりも基板側の前記第1の磁性層4aは、CoCr系合金に微細孤立化促進材料を含有したことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本実施例の磁気記録媒体は、化学強化されたアモルファスのアルミノシリケートガラスからなるガラス基板の主表面に、テープ研磨によりテクスチャを形成し、その上に磁性層等を成膜することにより得られる磁気記録媒体である。具体的には、以下の(1)ガラス基板製造工程、(2)テクスチャ加工工程、及び(3)成膜工程を経て本実施例の磁気記録媒体10(図1)を製造した。
ガラス基板1は、アモルファスのアルミノシリケートガラスを溶融し、ダイレクトプレスにより得たガラスディスクに対して、形状加工、研削、研磨し、Rmaxで4.5nm、Raで0.44nmの鏡面状態のガラスディスクを得た。このガラスディスクに化学強化を施して、ガラス基板1を得た。得られたガラス基板1は、外径は65mm、内径は20mm、板厚は0.635mmの2.5インチ型磁気記録媒体用基板である。なお、本実施例におけるアルミノシリケートガラスはSiO2:63.6重量%、A12O3:14.2重量%、Na2O:10.4重量%.Li2O:5.4重量%、ZrO2:6.0重量%、Sb2O3:0.4重量%の組成を有するアルミノシリケートガラスである。
上記で得られたガラス基板1の主表面に、枚葉型テープ式テクスチャ装置とダイヤモンドスラリーを用いて、主表面上に円周状のテクスチャを形成した。テープ式テクスチャ装置は、樹脂テープを押し付けた状態で、ガラス基板とテープとを相対的に移動させることによりガラス基板の主表面上にテクスチャを形成する装置である。
次に、枚葉静止対向成膜装置を用いて、DCマグネトロンスパッタリング方式により、上記ガラス基板1上に、順次、シード層2から第2の磁性層4cまでの成膜を行った。なお、特に言及する以外はArガス雰囲気中で順次成膜を行なった。
次に、磁気記録媒体10の電磁変換特性(R/W特性)を評価した。評価方法は以下の通りである。図2は、評価の結果を説明する図である。
さらに、磁気記録媒体10の信頼性を調査するため、LUL(ロードアンロード)方式HDD
(ハードディスクドライブ)を用いて、LUL(ロードアンロード)耐久性試験を行なった。通常、LUL(ロードアンロード)方式用磁気記録媒体の場合、連続して40万回以上のLUL回数に耐久することが求められる。試験の結果、本実施例の磁気記録媒体10は60万回のLULを故障無く耐久できた。試験後にHDDから磁気記録媒体10を取り出して観察したところ膜剥がれなどの異常は観察されなかった。
次に、比較例1の磁気記録媒体を製造した。比較例1では、実施例1の非晶質下地層材料をAlRuからなる結晶質の下地材料とした以外は、実施例1と同様の製造方法による同様の磁気記録媒体である。
次に、比較例2の磁気記録媒体を製造した。比較例2では、第1の磁性層4aとしてCo80Cr15Ta5の代わりにCo80Cr20を使用した(付記数字はat%)。それ以外は実施例1と同様の製造方法による同様の磁気記録媒体である。
1a …アモルファスガラス
1b …テクスチャ
2 …非晶質下地層
3 …下地層
3a …第1の下地層
3b …第2の下地層
4 …磁性層
4a …第1の磁性層
4b …非磁性層
4c …第2の磁性層
5 …保護層
6 …潤滑層
10 …磁気記録媒体
Claims (8)
- 主表面上にテクスチャを形成したガラス基板上に、少なくとも下地層と、第1の磁性層と、非磁性層と、第2の磁性層とを備える磁気記録媒体であって、
基板円周方向に磁場を印加して測定した残留磁化をMrcとし、基板半径方向に磁場を印加して測定した残留磁化をMrrとしたとき、これらの比OR=Mrc/Mrrが1.5以上であって、
かつ前記非磁性層よりも基板側の前記第1の磁性層は、CoCr系合金に微細孤立化促進材料を含有したことを特徴とする磁気記録媒体。 - 前記微細孤立化促進材料は、Ta、Nb、Cu、Mn、B、Zrのうち1つまたは複数が選択されることを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体。
- 前記微細孤立化促進材料をAとすると、前記第1の磁性層の組成をCo(100−x−y)−Cr(x)−A(y)と表したときに、x=5〜25(at%)、y=1〜7(at%)であることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体。
- 前記非磁性層は、RuもしくはRuを含む合金からなることを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体。
- 前記下地層は複数の層からなり、基板側に形成されたCrMnからなる層と、表層側に形成されたCrMoまたはCrMoTiからなる層を備えることを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体。
- 前記下地層は体心立方構造であることを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体。
- 前記下地層よりガラス基板側に形成した非晶質下地層を備えることを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体。
- 前記非晶質下地層は、CoW系非晶質層、CrW系非晶質層、CrTa系非晶質層、CrNb系非晶質層、CrTi系非晶質層から選択されることを特徴とする請求項7記載の磁気記録媒体。
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---|---|---|---|---|
JP2007272949A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Hoya Corp | 磁気ディスク |
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JP2004247010A (ja) * | 2003-02-17 | 2004-09-02 | Hoya Corp | 磁気ディスク |
JP2005196874A (ja) * | 2004-01-07 | 2005-07-21 | Fuji Electric Device Technology Co Ltd | 磁気記録媒体およびその製造方法 |
JP2007048397A (ja) * | 2005-08-11 | 2007-02-22 | Showa Denko Kk | 磁気記録媒体、その製造方法および磁気記録再生装置 |
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2006
- 2006-03-03 JP JP2006058223A patent/JP2007234198A/ja active Pending
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