JP2007230761A - 搬送機構、搬送機構の制御方法および搬送方法 - Google Patents

搬送機構、搬送機構の制御方法および搬送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】より有効にばたつきを抑え、枚葉紙を安定かつ傷付けずに搬送することができる搬送機構、搬送機構の制御方法および搬送方法を提供する。
【解決手段】排紙胴12からグリッパ112へ枚葉紙2を受け渡す前後にそれぞれ空気を吹き付ける第1ブロア13および第2ブロア14が設けられている。第1ブロア13は、排紙胴12からグリッパ112へ枚葉紙2を受け渡す前に、枚葉紙2が排紙胴12から離間しないように空気を吹き付ける。一方、第2ブロア14は、排紙胴12からグリッパ112へ枚葉紙2を受け渡した後に、枚葉紙2が次のグリッパ112に接触しないように空気を吹き付ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、枚葉印刷機において印刷を終えた枚葉紙を排紙部に搬送する搬送機構、搬送機構の制御方法および搬送方法に関する。
枚葉印刷機において印刷を終えた枚葉紙を排紙部に搬送する搬送機構として、印刷を終えた枚葉紙を受け取る排紙胴から搬送部のグリッパへと枚葉紙を受け渡し、グリッパで枚葉紙を把持した状態で搬送チェーンによりグリッパを排紙台上方まで搬送し、排紙台上に枚葉紙を載置する構成が公知である。
このような枚葉紙の搬送時においては、枚葉紙の搬送速度によって枚葉紙の紙端(後端)にばたつきが生じる場合がある。また、枚葉紙の紙厚によってばたつき具合が異なる場合がある。
このような枚葉紙のばたつきに対し、ブロアによって枚葉紙に空気を吹き付ける構成が公知である。さらに、紙厚が厚い厚紙を搬送する場合と紙厚が薄い薄紙を搬送する場合とで異なる開口部を有するブロアを切り替えて使用する構成も公知である(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−108306号公報
しかし、このような従来の構成においては、以下のような問題があった。すなわち、紙厚が異なる場合に、単に空気の吹き付け態様を変化させるだけでは、依然として搬送時における安定性に欠ける場合があり、また、グリッパで把持した後、当該把持された枚葉紙の紙端付近の印刷面が次のグリッパに接触することにより、印刷面が傷付く場合があった。
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するべくなされたもので、より有効にばたつきを抑え、枚葉紙を安定かつ傷付けずに搬送することができる搬送機構、搬送機構の制御方法および搬送方法を提供することを目的とする。
本発明に係る搬送機構は、印刷を終えた枚葉紙を搬送する搬送機構であって、循環する搬送チェーンに、枚葉紙を把持する複数のグリッパが所定間隔ごとに取り付けられた搬送部と、印刷を終えた枚葉紙を受け取り、搬送部のグリッパの軌道に枚葉紙を供給する排紙胴と、排紙胴からグリッパへ枚葉紙を受け渡す領域の上流側に設けられ、排紙胴表面に向けて空気を吹き付ける第1ブロアと、排紙胴からグリッパへ枚葉紙を受け渡す領域の上方または下流側に設けられ、当該排紙胴からグリッパへ枚葉紙を受け渡す領域に向けて空気を吹き付ける第2ブロアとを具備することを特徴とするものである。
上記構成の搬送機構によれば、印刷を終えた枚葉紙を受け取る排紙胴から搬送部に印刷を終えた枚葉紙を受け渡し、搬送チェーンが循環することにより、当該搬送チェーンに取り付けられたグリッパが把持した枚葉紙を順に搬送する。ここで、排紙胴からグリッパへ枚葉紙を受け渡す前後にそれぞれ空気を吹き付ける第1ブロアおよび第2ブロアが設けられている。言い換えると、第1ブロアは、排紙胴からグリッパに受け渡すまでの排紙胴上の枚葉紙の紙尻に向けて空気を吹き付けるべく構成され、第2ブロアは、グリッパが枚葉紙を把持した後の枚葉紙において排紙胴からグリッパへ枚葉紙を受け渡す領域を過ぎていない箇所に向けて空気を吹き付けるべく構成される。
第1ブロアは、排紙胴からグリッパへ枚葉紙を受け渡す領域の上流側に設けられ、排紙胴表面に向けて空気を吹き付けることにより、枚葉紙が排紙胴から離間することを防止する。一方、第2ブロアは、排紙胴からグリッパへ枚葉紙を受け渡す領域の上方または下流側に設けられ、当該排紙胴からグリッパへ枚葉紙を受け渡す領域に向けて空気を吹き付けることにより、枚葉紙が次のグリッパに接触しないように空気を吹き付ける。
このように、第1ブロアを用いて、枚葉紙が排紙胴から離間しないように空気を吹き付けることにより、排紙胴から枚葉紙が剥離してばたつくことによる印刷面の損傷を防止することができる。これは、特に当該箇所においてばたつきが生じ易い薄紙を搬送する場合に効果的である。また、第2ブロアを用いて、枚葉紙が次のグリッパに接触しないように空気を吹き付けることにより、グリッパに把持された枚葉紙の紙端が次のグリッパに接触することによる印刷面の損傷や排紙部における排紙の乱れを防止することができる。これは、特に当該箇所においてばたつきが生じ易い厚紙を搬送する場合に効果的である。
以上のように、適所に複数のブロアを設置することにより、より有効にばたつきを抑え、枚葉紙を安定かつ傷付けずに搬送することができる。
好ましくは、第1ブロアおよび第2ブロアに共通の空気供給源を具備するように構成される。
この場合、第1ブロアおよび第2ブロアのいずれを作動させる場合にも共通の空気供給源から空気が供給される。これにより省スペース化を図ることができるとともに、コストの低減を図ることができる。
好ましくは、第1ブロアと第2ブロアとを選択的に使用可能とする切り替え手段を具備するように構成される。
この場合、切り替え手段により第1ブロアまたは第2ブロアのいずれかのみを使用することができる。場合によっては、両方同時に使用することや両方とも使用しないことも可能である。このように、様々なブロアの使用態様を実現することができるため、枚葉紙の紙厚に応じて最適な態様を選択することができる。
また、本発明に係る搬送機構の制御方法は、循環する搬送チェーンに、枚葉紙を把持する複数のグリッパが所定間隔ごとに取り付けられた搬送部と、印刷を終えた枚葉紙を受け取り、搬送部のグリッパの軌道に枚葉紙を供給する排紙胴と、排紙胴からグリッパへ枚葉紙を受け渡領域の上流側に設けられ、排紙胴表面に向けて空気を吹き付ける第1ブロアと、排紙胴からグリッパへ枚葉紙を受け渡す領域の上方または下流側に設けられ、当該排紙胴からグリッパへ枚葉紙を受け渡す領域に向けて空気を吹き付ける第2ブロアとを具備し、印刷を終えた枚葉紙を搬送する搬送機構の制御方法であって、枚葉紙の紙厚が所定値未満の薄紙を搬送する場合には、第1ブロアを作動させ、枚葉紙の紙厚が所定値以上の厚紙を搬送する場合には、第2ブロアを作動させることを特徴とするものである。
また、本発明に係る搬送方法は、循環する搬送チェーンに、枚葉紙を把持する複数のグリッパが所定間隔ごとに取り付けられた搬送部と、印刷を終えた枚葉紙を受け取り、搬送部のグリッパの軌道に枚葉紙を供給する排紙胴とを具備する搬送機構において、印刷を終えた枚葉紙を搬送する搬送方法であって、枚葉紙の紙厚が所定値未満の薄紙を搬送する場合には、排紙胴からグリッパへ枚葉紙を受け渡す前に、枚葉紙が排紙胴から離間しないように、枚葉紙に対して空気を吹き付け、枚葉紙の紙厚が所定値以上の厚紙を搬送する場合には、排紙胴からグリッパへ枚葉紙を受け渡した後に、枚葉紙が次のグリッパに接触しないように、枚葉紙に対して空気を吹き付けることを特徴とするものである。
上記搬送方法は、印刷を終えた枚葉紙を受け取る排紙胴から搬送部に印刷を終えた枚葉紙を受け渡し、搬送チェーンが循環することにより、当該搬送チェーンに取り付けられたグリッパが把持した枚葉紙を順に排紙部に搬送する搬送機構における搬送方法を示す。
ここで、枚葉紙の紙厚が所定値未満の薄紙を搬送する場合には、排紙胴からグリッパへ枚葉紙を受け渡す前に、枚葉紙が排紙胴から離間しないように空気を吹き付ける。一方、枚葉紙の紙厚が所定値以上の厚紙を搬送する場合には、排紙胴からグリッパへ枚葉紙を受け渡した後に、枚葉紙が次のグリッパに接触しないように空気を吹き付ける。
このように、排紙胴においてばたつきが生じ易い薄紙を搬送する場合には、枚葉紙が排紙胴から離間しないように空気を吹き付けることにより、排紙胴から枚葉紙が剥離してばたつくことによる印刷面の損傷を防止することができる。また、グリッパ付近でばたつきが生じ易い厚紙を搬送する場合には、枚葉紙が次のグリッパに接触しないように空気を吹き付けることにより、グリッパに把持された枚葉紙の紙端が次のグリッパに接触することによる印刷面の損傷や排紙部における排紙の乱れを防止することができる。
以上のように、搬送する枚葉紙の紙厚に応じて異なる箇所に空気を吹き付けることにより、より有効にばたつきを抑え、枚葉紙を安定かつ傷付けずに搬送することができる。
本発明に係る搬送機構およびその制御方法によれば、適所に複数のブロアを設置することにより、より有効にばたつきを抑え、枚葉紙を安定かつ傷付けずに搬送することができる。
また、本発明に係る搬送方法によれば、搬送する枚葉紙の紙厚に応じて異なる箇所に空気を吹き付けることにより、より有効にばたつきを抑え、枚葉紙を安定かつ傷付けずに搬送することができる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に係る搬送機構を示す図である。
本発明に係る搬送機構1は、印刷を終えた枚葉紙2を排紙部3に搬送する搬送機構であり、印刷部4と排紙部3との間に設けられる。循環する搬送チェーン111に、枚葉紙2を把持する複数のグリッパ112が所定間隔ごとに取り付けられた搬送部11と、印刷を終えた枚葉紙2を受け取り、搬送部11のグリッパ112の軌道に枚葉紙2を供給する排紙胴12とを具備する。また、搬送機構1は、排紙胴12に対接するとともに、印刷部4の最終印刷胴41に対接された渡し胴15を具備し、印刷を終えた枚葉紙2を最終印刷胴41から排紙胴12に受け渡す。
搬送部11は、搬送チェーン111を掛け回す一対のスプロケット113a,113bを具備する。スプロケット113a,113bを回転させることにより、搬送チェーン111が循環し、これに伴って複数のグリッパ112が順に下側の搬送チェーン111において排紙胴12からの枚葉紙2の受け取り箇所(上流側スプロケット113a近傍)から排紙部3(下流側スプロケット113b近傍)に向けて移動する。グリッパ112は、搬送チェーン111により循環しながら上流側スプロケット113a近傍の枚葉紙受け渡し領域Rにおいて排紙胴12から供給された枚葉紙2を把持する。グリッパ112は、枚葉紙2を把持した状態で下流側スプロケット113b近傍の排紙部3上方まで移動すると、枚葉紙2を解放し、排紙台31上に載置させる。排紙台31は、排紙台31上に載置した枚葉紙2の量に応じて昇降する。
渡し胴15から排紙胴12に受け渡された枚葉紙2がグリッパ112に引き渡された際、枚葉紙2の紙端(後端)が枚葉紙2の剛性で跳ね上がることがある。このように枚葉紙2の紙端が跳ね上がると、排紙胴12に枚葉紙2が密着せず、離間することにより、ばたつきが生じる。ばたつきが生じると、搬送機構1の他の構造体等に接触して、枚葉紙2の搬送不良を生じさせたり、印刷面や枚葉紙2自体の損傷を引き起こす場合があり、好ましくない。このばたつきによる他の構造体等への接触を防止するために、排紙胴12の枚葉紙密着領域の外側にガイド体16が設けられる。しかしながら、枚葉紙2の紙厚が所定値より薄い薄紙の場合には、このガイド体16と排紙胴12との間でばたつきがなお生じ易く、依然として好ましくない。
これを防止するために、本実施形態の搬送機構1は、排紙胴12からグリッパ112へ枚葉紙2を受け渡す前に、枚葉紙2が排紙胴12から離間しないように、枚葉紙2に対して空気を吹き付ける第1ブロア13を具備している。より具体的には、枚葉紙受け渡し領域Rの上流側に設けられ、排紙胴12表面に向けて空気を吹き付けるべく、ガイド体16の上側(下流側)端部に第1ブロア13が取り付けられている。
この第1ブロア13により、排紙胴12からグリッパ112へ枚葉紙2を受け渡す前に、排紙胴12により移動する枚葉紙2に対し、枚葉紙2が排紙胴12から離間しないように空気が吹き付けられる(図1の矢符B1参照)。より具体的には、第1ブロア13は、排紙胴12からグリッパ112に受け渡すまでの排紙胴12上の枚葉紙2の紙尻に向けて空気を吹き付ける。さらに、本実施形態においては、枚葉紙2に垂直な方向(排紙胴12の中心方向)よりも上流側に向けて空気を吹き付ける(つまり、吹き付ける空気の方向は、排紙胴12の中心方向成分と上流側への接線成分とを有する)。
このように、第1ブロア13を用いて、枚葉紙2が排紙胴12から離間しないように空気を吹き付けることにより、排紙胴12から枚葉紙2が剥離してばたつくことによる印刷面の損傷を防止することができる。これは、特に当該箇所においてばたつきが生じ易い薄紙を搬送する場合に効果的である。また、上流側に傾けて空気を吹き付けることにより、空気の吹き付け箇所を枚葉紙2の紙尻が通過した直後の当該紙尻の巻き上がりを防止することができる。
一方、枚葉紙2が排紙胴12からグリッパ112に受け渡された際、排紙胴12から枚葉紙2が離間する場合がある(対向する上流側スプロケット113aは、構造上、排紙胴12と圧接していない)。このときに排紙胴12から枚葉紙2が離間すると、スプロケット113a,113bにより次に送られてくるグリッパ112に接触する場合がある。次のグリッパ112に枚葉紙2が接触すると、枚葉紙2の搬送不良を生じさせたり、印刷面や枚葉紙2自体の損傷を引き起こす場合がある。特に、枚葉紙2の紙厚が所定値より厚い厚紙の場合には、枚葉紙2の剛性が大きく、排紙胴12から離間し易い傾向にある。これは、例えば、排紙胴12から枚葉紙2を受け渡す前においてガイド体16で枚葉紙2の紙端が接触していた場合に、ガイド体16に接触するだけでは印刷面が擦れることはなく問題とならないものの、ガイド体16との接触により枚葉紙2には反発力(付勢力)が生じることとなるため、ガイド体16の上端で当該付勢力が解放されて、枚葉紙2の跳ね上がりが生じるからである。
これを防止するために、本実施形態の搬送機構1は、排紙胴12からグリッパ112へ枚葉紙2を受け渡した後に、枚葉紙2が次のグリッパ112に接触しないように、枚葉紙2に対して空気を吹き付ける第2ブロア14とを具備している。より具体的には、枚葉紙受け渡し領域Rの下流側に設けられ、当該受け渡し領域Rに向けて空気を吹き付けるべく、排紙胴12の下流側に設けられ、搬送される枚葉紙2に対し上方からパウダを噴霧するパウダ噴霧器17に、第2ブロア14が取り付けられている。なお、パウダ噴霧器17は、排紙台31に枚葉紙2を載置した際に、重なり合う枚葉紙2のくっつきを防止すべく、枚葉紙2の印刷面にパウダを噴霧するものである。
この第2ブロア14により、排紙胴12からグリッパ112へ枚葉紙2を受け渡した後に、グリッパ112に把持されて移動する枚葉紙2に対し、枚葉紙2が次(上流)のグリッパ112に接触しないように、下方に空気を吹き付ける(図1の矢符B2参照)。より具体的には、第2ブロア14は、グリッパ112が枚葉紙2を把持した後の枚葉紙2において受け渡し領域Rを過ぎていない箇所に向けて空気を吹き付ける。さらに、本実施形態においては、枚葉紙2に垂直な方向(グリッパ112の軌道に垂直な方向)よりも上流側に向けて空気を吹き付ける(つまり、吹き付ける空気の方向は、グリッパ112の軌道に垂直な方向成分と上流側への平行成分とを有する)。
このように、第2ブロア14を用いて、枚葉紙2が次のグリッパ112に接触しないように空気を吹き付けることにより、グリッパ112に把持された枚葉紙2の紙端(後端)が次のグリッパ112に接触することによる印刷面の損傷や排紙部3における排紙の乱れを防止することができる。これは、特に当該箇所においてばたつきが生じ易い厚紙を搬送する場合に効果的である。また、上流側に傾けて空気を吹き付けることにより、空気の吹き付け箇所を枚葉紙2の紙尻が通過した直後の当該紙尻の巻き上がりを防止することができる。なお、本実施形態においては、第2ブロア14を受け渡し領域Rの下流側に設ける構成について説明したが、これに限られず、グリッパ112が枚葉紙2を把持した後の枚葉紙2において受け渡し領域Rを過ぎていない箇所が巻き上がるのを防止すべく、受け渡し領域Rの上方に設け、受け渡し領域Rに向けて空気を吹き付ける構成としてもよい。
以上のように、適所に複数のブロア13,14を設置することにより、より有効にばたつきを抑え、枚葉紙2を安定かつ傷付けずに搬送することができる。そして、搬送する枚葉紙2の紙厚に応じて異なる箇所に空気を吹き付けることにより、より有効にばたつきを抑え、枚葉紙2を安定かつ傷付けずに搬送することができる。
本実施形態においては、図1に示すように、第1ブロア13および第2ブロア14に共通の空気供給源18を具備するように構成される。
この場合、第1ブロア13および第2ブロア14のいずれを作動させる場合にも共通の空気供給源18から空気が供給される。より具体的には、空気供給源18から二又管19を介して両ブロア13,14に空気が供給される。なお、空気供給源18は、例えばエアコンプレッサである。これにより、省スペース化を図ることができるとともに、コストの低減を図ることができる。
また、本実施形態においては、第1ブロア13と第2ブロア14とを選択的に使用可能とする切り替え手段として切り替えレバー191を具備するように構成される。より具体的には、二又管19に、第1ブロア13または第2ブロア14のいずれかを使用可能に切り替える切り替えレバー191が取り付けられており、ユーザが適宜切り替えて使用する。
この場合、切り替え手段である切り替えレバー191により第1ブロア13または第2ブロア14のいずれかのみを使用することができる。これは、二又管19の二又部分にそれぞれバルブ(図示せず)を設け、切り替えレバー191によりこのバルブの開閉を切り替えることで実現できる。すなわち、図1において、切り替えレバー191がA位置にある場合、二又管19において第1ブロア13への空気供給路aが開放される(バルブが開く)とともに、第2ブロア14への空気供給路bが遮断される(バルブが閉じる)。また、切り替えレバー191がB位置にある場合、二又管19において第2ブロア14への空気供給路bが開放される(バルブが開く)とともに、第1ブロア13への空気供給路aが遮断される(バルブが閉じる)。これにより、印刷を行う枚葉紙2の紙厚に応じて適宜最適な空気吹き付け位置を選択することができる。
なお、切り替え手段191としては、本実施形態のような機械機構によるものに限られず、スイッチ切り替えによりいずれかまたは双方のバルブが開閉されるような構成も可能であり、さらに、印刷される枚葉紙2の紙厚を印刷機に入力することにより、自動的に切り替える構成としてもよい。また、場合によっては、両方同時に使用することや両方とも使用しないことも可能である。例えば、紙厚について2つの所定値(第1の所定値>第2の所定値)を用いて、枚葉紙2の種類を厚紙(第1の所定値以上)、中くらい(第1の所定値未満かつ第2の所定値以上)、薄紙(第2の所定値未満)の3種類に分け、薄紙の場合には第1ブロア13のみを作動させ、中くらいの場合には両方停止させ、厚紙の場合には第2ブロア14のみを作動させる構成としてもよい。このように、様々なブロア13,14の使用態様を実現することができるため、枚葉紙2の紙厚に応じて最適な態様を選択することができる。
以上、本発明に係る実施の形態を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更、修正が可能である。
本発明の一実施形態に係る搬送機構を示す図である。
符号の説明
1 搬送機構
11 搬送部
111 搬送チェーン
112 グリッパ
12 排紙胴
13 第1ブロア
14 第2ブロア
18 空気供給源
191 切り替えレバー(切り替え手段)
2 枚葉紙
3 排紙部

Claims (5)

  1. 印刷を終えた枚葉紙を搬送する搬送機構であって、
    循環する搬送チェーンに、枚葉紙を把持する複数のグリッパが所定間隔ごとに取り付けられた搬送部と、
    印刷を終えた枚葉紙を受け取り、搬送部のグリッパの軌道に枚葉紙を供給する排紙胴と、
    排紙胴からグリッパへ枚葉紙を受け渡す領域の上流側に設けられ、排紙胴表面に向けて空気を吹き付ける第1ブロアと、
    排紙胴からグリッパへ枚葉紙を受け渡す領域の上方または下流側に設けられ、当該排紙胴からグリッパへ枚葉紙を受け渡す領域に向けて空気を吹き付ける第2ブロアとを具備することを特徴とする搬送機構。
  2. 第1ブロアおよび第2ブロアに共通の空気供給源を具備することを特徴とする請求項1記載の搬送機構。
  3. 第1ブロアと第2ブロアとを選択的に使用可能とする切り替え手段を具備することを特徴とする請求項1または2記載の搬送機構。
  4. 循環する搬送チェーンに、枚葉紙を把持する複数のグリッパが所定間隔ごとに取り付けられた搬送部と、印刷を終えた枚葉紙を受け取り、搬送部のグリッパの軌道に枚葉紙を供給する排紙胴と、排紙胴からグリッパへ枚葉紙を受け渡す領域の上流側に設けられ、排紙胴表面に向けて空気を吹き付ける第1ブロアと、排紙胴からグリッパへ枚葉紙を受け渡す領域の上方または下流側に設けられ、当該排紙胴からグリッパへ枚葉紙を受け渡す領域に向けて空気を吹き付ける第2ブロアとを具備し、印刷を終えた枚葉紙を搬送する搬送機構の制御方法であって、
    枚葉紙の紙厚が所定値未満の薄紙を搬送する場合には、第1ブロアを作動させ、
    枚葉紙の紙厚が所定値以上の厚紙を搬送する場合には、第2ブロアを作動させることを特徴とする搬送機構の制御方法。
  5. 循環する搬送チェーンに、枚葉紙を把持する複数のグリッパが所定間隔ごとに取り付けられた搬送部と、印刷を終えた枚葉紙を受け取り、搬送部のグリッパの軌道に枚葉紙を供給する排紙胴とを具備する搬送機構において、印刷を終えた枚葉紙を搬送する搬送方法であって、
    枚葉紙の紙厚が所定値未満の薄紙を搬送する場合には、排紙胴からグリッパへ枚葉紙を受け渡す前に、枚葉紙が排紙胴から離間しないように、枚葉紙に対して空気を吹き付け、
    枚葉紙の紙厚が所定値以上の厚紙を搬送する場合には、排紙胴からグリッパへ枚葉紙を受け渡した後に、枚葉紙が次のグリッパに接触しないように、枚葉紙に対して空気を吹き付けることを特徴とする搬送方法。
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