JPH11245379A - 枚葉印刷機のシート案内方法及びその装置 - Google Patents

枚葉印刷機のシート案内方法及びその装置

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JPH11245379A
JPH11245379A JP4674998A JP4674998A JPH11245379A JP H11245379 A JPH11245379 A JP H11245379A JP 4674998 A JP4674998 A JP 4674998A JP 4674998 A JP4674998 A JP 4674998A JP H11245379 A JPH11245379 A JP H11245379A
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sheet
air
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printing press
nozzles
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JP4674998A
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Masa Oki
雅 大木
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート走行姿勢の安定化が容易で、装置の小
型化を可能とする枚葉印刷機のシート案内方法及びその
装置を提供する。 【解決手段】 枚葉印刷機の排紙装置5には、シート案
内装置を設備している。チェングリッパ4は、エンドレ
スチェン3に取付けられ、シート1の進行方向前端部を
把持する。排紙軸2部から真空車7までのシート走行ラ
インの区間では、上下にそれぞれ複数のノズル9、14
が、ノズル口を互いに対向して配設している。各ノズル
9、14には、エアーコンプレッサ12からエアーコン
トローラ11を経由してエアーが供給される。エアーコ
ントローラは、ノズルからの吹出し量がシート搬送位置
に同期するように制御する。シートの咬え側から咬え尻
側へと吹出し量を段階的に増大し、吹出し方向にシート
がないノズルは、閉口しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、枚葉印刷機の例え
ば印刷部や排紙部等において、搬送するシート、例えば
用紙の走行状態を安定化させる枚葉印刷機のシート案内
方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12に示すように、多色印刷を施す枚
葉印刷機において、すべての印刷を終了したシート1
(用紙)は、圧胴134から排紙軸102部へ受け渡さ
れる。すなわち、排紙軸102を捲回して走行するエン
ドレスチェン103のチェングリッパ104へ引き渡さ
れ、チェングリッパ104にて前端を把持された状態で
排紙装置105まで移送された後、排紙装置105の積
重テーブル106上へ順次積重ねられることになる。枚
葉印刷機で印刷を施すシート1には、通常例えば厚さ
0.04mmぐらいの薄紙から、1.0mmぐらいの厚紙ま
でがあり、また、金属板で成形した高剛性のシート1
等、仕様としては種々多様なものがある。一般的にシー
ト移送に際し、薄紙等の剛性の低いシート1では、後端
にいわゆるばたつきが発生し、また、厚紙等の剛性の高
いシート1では、湾曲部での移送に伴う遠心力とシート
1自身の曲げに対する復元力とによって、シート1の後
端がシートガイド用プレート108から離れ、移送手段
やその他周辺部へ激突し、いわゆる紙はねが発生すると
いう傾向がある。紙のばたつきや紙はねは、印刷施行面
の汚れ、シート1の折れ変形あるいは傷を発生させるも
ので、印刷紙の品質を著しく低下させる要因となってい
る。このような不具合に対処すべく、シート1の搬送状
態を安定化させる手段、すなわちシート案内装置として
今日種々の形式のものが提案されている。
【0003】図12は、従来のシート案内装置を枚葉印
刷機の排紙装置105に設備した場合を、一部を概略し
て示したものである。同図に例示したシート案内装置
は、シート1を把持し移送するチェングリッパ104の
走行経路下方において、排紙軸102部からシート積重
装置の入り口に配設した真空車107に至る間の立上り
部へ、シートガイド用プレート108を配設したもので
ある。なお、排紙軸102下流部のシートガイド用プレ
ート108には、複数個のノズル109を取付け、シー
トガイド用プレート108の下面に複数組のファン13
8を配設している。また、真空車107は、チェングリ
ッパ104から落下投入するシート1の走行速度を制動
すべく機能するものである。一方、走行するシート1の
上方にも、複数組のファン138を配置させるととも
に、ファン138群に近接して複数個のノズル114を
配設している。このノズル109、114は、それぞれ
配管139を介して互いに合流させた後、空気供給源の
エアーコンプレッサ112(又は図示省略の空気吸入
源)に連結している。このような構成の下、シート1
は、前工程の印刷装置の圧胴134からエンドレスチェ
ン103のチェングリッパ104に受け渡され、移送の
途上、ファン138群とノズル109、114からの空
気吹付けによって、遠心力やシート1の復元力等に起因
したシート1の浮き上がりを規制することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記装置は、排紙装置
105の立上り部にて発生するシート1のばたつきと遠
心力等によるシート1の浮き上がりを規制コントロール
する手段として、ファン138及びノズル109、11
4群からのエアー吹付力(又はエアー吸引力)を利用し
たものであり、シート1の搬送タイミングと無関係に作
動して空気を吹出す(又は空気を吸引する)ように構成
していた。したがって、シート1がファン138やノズ
ル109、114部を通過する際、チェングリッパ10
4で固定されるシート1の咬え側及び、規制を受けない
フリーの咬え尻側は同一の空気量(空気圧)を受けるこ
とになり、シート走行姿勢を制御することが困難で、さ
らに、シート1が汚れたり傷が入ったりすることで品質
が低下するというおそれもある。また、シート搬送時に
は、すべてのノズル109、114群から常時空気を吹
出す(又は吸入する)ので、空気供給装置を構成するエ
アーコンプレッサ112や真空吸引装置(図示省略)の
容量を大きく設定しておく必要がある等の問題があっ
た。本発明は、かかる状況に鑑みてなされたものであ
り、シート走行姿勢の安定化が容易で、シートの品質が
保持され、装置の小型化を可能とする枚葉印刷機のシー
ト案内方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するためになされたものであり、枚葉印刷機の印刷
部、あるいは排紙部等のシートパスラインに近接して複
数個のノズル(通気孔)を配設し、該ノズルに対する搬
送シートの位置(搬送タイミング)に同期させてエアー
の吹き出し、或いはエアーの吸い込みを行うようにし
た。また、エアー制御による紙案内方法として、シート
の咬え側と咬え尻側に対し異なった空気量(空気の正圧
力、又は負圧力)を付与するようにしても良い。
【0006】かかる方法を実施する装置として、搬送す
るシートの搬送状態を安定化するために空気流を発生さ
せる装置において、ノズルをシートの流れ方向に対し分
割し、幅方向にグループ化した複数組のノズル群と、該
ノズル群に上記空気流を発生させるための空気流発生源
と、上記複数組のノズル群と上記空気流発生源とを結ぶ
導管と、搬送するシートの搬送タイミングに合わせて上
記各ノズル群と上記空気流発生源とを接続するタイミン
グ制御機構を有するエアーコントローラとを備えるよう
に構成する。また、エアーコントローラを、電磁弁及び
減圧弁を組合わせて又は単独に設けた電気的タイミング
制御機構としても良く、機械的回転弁にしても良い。ま
た、エアーノズル群を、印刷終了後のシート搬送ライン
近傍に設けても良く、印刷装置間のシート搬送ライン近
傍に設けても良い。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る枚葉印刷機の
シート案内方法及びその装置の実施の形態について図面
に基づいて説明する。一般的な枚葉印刷機の概略構成図
を図1に示す。多色印刷を施す枚葉印刷機は、主な構成
要素として、同図に示すように、給紙装置36、複数組
の印刷装置33a、33b、33c及び排紙装置5等に
て構成されている。なお、図中、35a、35b、35
cは、版胴である。給紙装置36から1枚ずつ移送され
たシート1(用紙)は、次工程の複数組の印刷装置33
a、33b、33cを順次経由する途上にて所定の印刷
が施され、中間胴37を介して最終の印刷装置33cの
ゴム胴35と圧胴34との中間に送り込まれてすべての
印刷が完了する。その後、排紙軸2を捲回走行するエン
ドレスチェン3に設備したチェングリッパ4へ引き渡し
て、排紙装置5の積重テーブル6上に積重ねられる。こ
れら枚葉印刷機としての一連の機能は、従来技術の場合
と同様である。
【0008】本発明に係るシート案内装置は、作業行程
に沿って移送するシート1の搬送状態(姿勢)を安定化
させる手段であり、その一例として、シート案内装置を
枚葉印刷機の排紙装置5に設けた場合を、図2に示す。
同図(a)は、排紙装置5の概略構成図、(b)は、
(a)の矢印IIb による矢視図である。シート案内装置
は、具体的には以下のように構成している。すなわち、
チェングリッパ4にて把持したシート1を移送するエン
ドレスチェン3の下方、排紙軸2部から真空車7に至る
間である立上り部に、シートガイド用プレート8を配設
するとともに、シートガイド用プレート8のプレート面
において、シート移送方向(シート1の流れ方向)と排
紙装置横幅方向(幅方向)にノズル9(通気孔)を並列
させている。例示したエンドレスチェン3の下方のノズ
ル9群は、シート移送方向では、それぞれ独立した配管
10にて、また、排紙装置横幅方向では、流路を合流さ
せることによって連動する群として、配管10を介して
エアーコントローラ11へ連結されている。一方、エン
ドレスチェン3の上方にも、支持プレート13を介して
シート移送方向と排紙装置横幅方向に、ノズル14(通
気孔)を並列させている。エンドレスチェン3上方のノ
ズル14群も、エンドレスチェン3の下方のノズル9群
と同様に、シート移送方向では、それぞれ独立した配管
15にて、また、排紙装置横幅方向では、流路を合流さ
せることによって連動する群として、配管10を介して
エアーコントローラ11へ連結されている。エアーコン
トローラ11は、配管19を介してエアーコンプレッサ
12(空気流発生源、エア供給源)と連結されており、
エアーコンプレッサ12のエアー(圧縮空気)は、エア
ーコントローラ11からノズル9、14へ達する。な
お、支持プレート13において、ノズル14を配置した
一例を図2(b)に示す。
【0009】排紙軸2の軸端には、例えばエンコーダ等
の回転検出装置16が連結され、シート1前端を把持す
るチェングリッパ4の位置と、シート1の速度計測によ
りシート1の走行位置を検出できるようになっている。
このため、検出信号をエアーコントローラ11へフィー
ドバックし制御することによって、ノズル9、14の作
動タイミングを適宜にコントロールすることができるよ
うになっている(図示省略)。なお、シート走行ライン
(シートパスライン)の下方に配設したノズル9、及び
上方に配設したノズル14は、それぞれ独立した配管1
0、15を介してエアーコントローラ11へ連結し、す
べてが単独で作動できるように構成しても良い。また、
エアーコンプレッサ12に代えて、エアー吸引手段とし
ての真空ポンプや吸引ブロア(いずれも図示省略)を接
続することによって、ノズル9、14を介してシート1
を吸引させて制御する形式の採用も可能である。このよ
うに、シート案内装置は、排紙装置5へ引き渡されたシ
ート1の搬送タイミング、より詳しくは、シート走行ラ
インの上下に設けたノズル9、14に対するシート1の
位置に応じて、エアー吹出し(又はエアー吸引)及びエ
アー風量をノズル9、14ごとに個別に、あるいは互い
に連結した群として適宜に制御できる。さらに、エアー
配管系に絞り等の流量調節部材(図示省略)を設けても
良く、エアーコントローラ11の各位相により流量が変
わるようにしても良い。
【0010】一般的な制御例として、シート1を把持し
たチェングリッパ4がノズル9上を通過していくとき
に、それに伴いノズル9の吹出し量が変化する状態を簡
略化して、図3に示す。なお、以下、ノズル9について
説明するが、ノズル14にも同様の手段により応用する
ことも可能である。同図(a)乃至(c)は、シート1
がノズル9の間隔長さ程度それぞれ移動した状態を、時
系列的に順次表したものである。シート1は、前方のシ
ート1’及び後方のシート1''と一定間隔をもって、チ
ェングリッパ4により矢印Aの方向に移動している。下
方には、ノズル9がシートガイド用プレート8に取付け
られて、かつノズル口を上方(シート走行ライン)に向
けて配置されており、ノズル9には、エアーコントロー
ラ11を介してエアーコンプレッサ12のエアーが供給
されている。エアーコントローラ11は、ノズル9への
エアーを遮断又はその量を調節するものである。なお、
図3中において、ノズル9から上方へ延びる矢印Q1〜
Q3は、エアーの吹出し量をベクトル的に表したもので
あり、Q0=0、Q0<Q1<Q2<Q3の関係であ
る。
【0011】(a)においては、シート1を把持したチ
ェングリッパ4がノズル9c上を通過した直後の状態
で、ノズル9aはシート1の咬え尻側1aに向かって、
ノズル9bはシート1の略中央部1bに向かって、ノズ
ル9cはシート1の咬え側1cに向かって、それぞれ吹
出している。ノズル9dは、ちょうどシート1とシート
1’との間となっており、その吹出し方向にはシート1
がない状態であるので、エアーコントローラ11により
エアーの吹出しが遮断されている。すなわち、ノズル9
dが閉口している。エアーコントローラ11により、ノ
ズル9aでは吹出し量Q3、ノズル9bでは吹出し量Q
2、ノズル9cでは吹出し量Q1、ノズル9eでは吹出
し量Q3となるように制御されている。なお、ノズル9
dでは、吹出し量がない(Q0)。すなわち、搬送する
シート1の咬え側1cから自由端となる咬え尻側1aに
向かってエアーの吹出し量が段階的に増量するように設
定されている。なお、上述したように、シート1が到達
(係合)しないチェングリッパ4下流側のノズル9dは
閉口し、エアーの吹出しを停止させている。
【0012】(b)においては、シート1を把持したチ
ェングリッパ4が移動し、次のノズル9dを通過した直
後の状態である。ノズル9a及びノズル9eはシート
1、1’が通過しており、閉口させている。ノズル9a
の吹き出し量がQ0、ノズル9bの吹出し量がQ3、ノ
ズル9cの吹出し量がQ2、ノズル9dの吹出し量がQ
1、ノズル9eの吹出し量がQ0となるように、エアー
コントローラ11は制御している。この場合でも、搬送
するシート1の咬え側1cから咬え尻側1aに向かっ
て、エアーの吹出し量が段階的に増量するように設定さ
れている。(c)においては、シート1を把持したチェ
ングリッパ4がノズル9eを通過した直後の状態であ
る。ノズル9bは、シート1が通過しており、閉口させ
ている。ノズル9aの吹出し量がQ1、ノズル9bの吹
出し量がQ0、ノズル9cの吹出し量がQ3、ノズル9
dの吹出し量がQ2、ノズル9eの吹出し量がQ1とな
るように、エアーコントローラ11は制御している。こ
の場合でも、同様に、搬送するシート1の咬え側1cか
ら咬え尻側1aに向かってエアーの吹出し量が段階的に
増量するように設定されている。
【0013】これらノズル9から吹出すエアー量(空気
圧)の切替え設定は、すべてチェングリッパ4の位置検
出装置(図示省略)及び排紙軸2部に連結した回転検出
装置16から得られるシート1の位置(搬送タイミン
グ)に対応して、エアーコントローラ11において行わ
れる。このように、本発明は、シート1の搬送タイミン
グに同期して、シート1に吹き付けるエアーの状態を適
宜にコントロールできるため、シート1の咬え側1c及
び咬え尻側1aのそれぞれに対し、異なったエアー量
(空気圧)を適切に付与することができる。よって、 (1) シート走行状態の姿勢制御が容易になる。 (2) 両面刷り印刷の場合、特に裏面への傷入りや汚れを
防止することができ、品質の向上を図ることができる。 (3) エアーの消費量を節約でき、空気供給装置を構成す
るエアーコンプレッサ12(あるいは真空吸引装置)等
の容量を小さくすることができ、装置の小型化を図るこ
とができる。 等の効果が得られる。
【0014】次に、シート案内装置に設備する通気孔
(ノズル)部の構成及びエアーコントローラの構成(制
御方法)の一例を表した図面を、図4乃至図10に示
す。図4は、シート走行ラインの下側に沿ってシート走
行面側に複数個の通気孔17を穿設した筒状のエアータ
ンク18a〜18gを並設したものである。各エアータ
ンク18a〜18gは、それぞれ配管10を介してエア
ーコントローラ11へ接続され、さらにエアーコントロ
ーラ11は、配管19にてエアーコンプレッサ12へ連
結されている。エアーコントローラ11は、シート1の
搬送タイミングに対応して、連結したエアータンク18
a〜18gへ順次吹出し量(空気圧力)を変更して供給
する機能を有している。すなわち、排紙装置横幅方向に
おける通気孔17を同一のエアータンク18a〜18g
上にそれぞれ複数設けることによって群として作用させ
るように構成するとともに、シート1の天地方向で別々
に制御することができるようになっている。この形式に
おけるエアー吹出し用の通気孔17の向きは、より好ま
しくは、シート走行面に沿って、かつシート幅方向中央
からシート後端に対し、所定の角度を有して両側端方向
へ向けるようにする。
【0015】図5は、通気孔17の配置例を示したもの
である。同図(a)は平面図、(b)は正面図である。
同図に示すように、シート走行ラインの下側に沿ってシ
ートガイド用プレート8を配設し、シート搬送方向下流
側へは、排紙装置横幅方向中央から両幅端に向かって拡
大するように、通気孔17をシートガイド用プレート8
上へV字状(シートガイド用プレート8を平面視)に配
置させている(図5(a)参照)。各通気孔17は、そ
れぞれ配管10を介してエアーコントローラ11へ、さ
らにエアーコントローラ11から配管19にてエアーコ
ンプレッサ12へ連結されている。本装置の通気孔17
は、同一V字状群においては、シートガイド用プレート
8の両幅端方向に向かって、エアーの吹出し量が漸次増
大すべく設定され、上方を走行するシート1の搬送タイ
ミングに対応して順次作動するように制御されている。
【0016】図6は、エアーコントローラ11部の第1
の構造例を示した回路図である。空気供給ユニット20
は、位置固定的に配置させたエアータンク18a〜18
hへ空気を供給するもので、その一単位では、エアーコ
ンプレッサ12、レギュレータ(減圧弁)21、サージ
タンク22、電磁弁23及び、これらの機器類を連結す
る配管10、19等にて構成されている。同図に示すよ
うに、本実施形態では、4組の空気供給ユニット20a
〜20dを配設したもので、各ユニット20a〜20d
には、それぞれ4個の電磁弁23a〜23dを備えてい
る。エアーコンプレッサ12は、各レギュレータ21a
〜21dに至る配管19を互いに連結することにより、
1台でもってすべての空気供給ユニット20a〜20d
へ空気を供給することができるように構成されている。
各空気供給ユニット20a〜20dにおける各電磁弁2
3a〜23d、及び各サージタンク22a〜22dは、
それぞれタイミング制御装置40(図2(a)及び図6
参照)の電気的に接続されている。なお、同図におい
て、電気的な接続状態は一部省略してある。
【0017】図6におけるエアーコントローラ11部の
作用を説明する。エアーコンプレッサ12にて発生させ
た高圧のエアーは、レギュレータ21aでPaに減圧さ
れた後にサージタンク22aに充填される。また、サー
ジタンク22bには、レギュレータ21bでPbに減圧
したエアーが充填される。同様に、サージタンク22
c、22dには、対応するそれぞれのレギュレータ21
c、21dを介して、Pc及びPdに減圧したエアーが
供給されている。圧縮空気(圧)として、必要に応じた
圧力にPa〜Pdを設定し、走行するシート1を図6に
実線で示すごとく対応させた場合では、タイミング制御
装置40は、各空気供給ユニット20aにおいて設備し
た4個の電磁弁23a〜23dのうち、電磁弁23b、
23c、23dを作動(開口)させる。その後、シート
1の走行により同図一点鎖線で示す位置に移動した場
合、タイミング制御装置40は、電磁弁23a〜23d
を切り替えて、電磁弁23a、23c、23dを作動
(開口)させる。これらの動作を順次繰り返すと、シー
ト1に対しては、常に咬え側から咬え尻側に向かって吹
出し量を変化させた状態で、エアーを吹き付けるように
作用させることができ、図3に示すような制御が可能と
なる。また、不要なエアーの消費を防ぐことができる。
【0018】図7乃至図10は、図6におけるエアーコ
ントローラ11部とは別の第2の構造例を示したもの
で、図7は、エアータンク18へエアーを供給するため
の装置を示したものである。なお、図8(a)は、図7
中の線VIIIa −VIIIa による断面図、図8(b)は、図
8(a)中の線VIIIb −VIIIb による断面図、図8
(c)は、内筒27の周面に沿って設けられた略V字状
の三角溝30及び長孔31を平面的に展開したときの形
状を示した図面である。この装置は、シート1の走行方
向に沿って位置固定的に配置させた空気量制御装置で、
一単位の空気量制御ユニット24は、外筒26、内筒2
7、内筒27の回転駆動装置28及び空気供給装置29
等から構成されている。なお、図7中の28aは、モー
タである。外筒26は、軸方向(図8(a)における紙
面垂直方向)に長い複数個のスリット25をその外周面
に形成している。内筒27は、回転駆動装置28により
外筒26の内周面に摺動して回転するものであり(図8
(a)参照)、内筒27の外周面には、周方向において
徐々に、あるいは段階的に幅が変化する三角溝30が形
成してある(図8(a)〜(c)参照)。なお、ここに
いう「変化」には、拡大の場合のほかに縮小の場合も含
まれる。この三角溝30は、軸心側に向かって穿設した
長孔31を介して、内筒中空部31aへ接続されてい
る。三角溝30の位置は、軸方向において、外筒26に
形成したスリット25と対応させてある。内筒27の回
転駆動装置28は、外筒26のスリット25に対応する
内筒27の三角溝30との係合位置を設定すべく、スリ
ット25上を移動するシート1の搬送タイミングに連動
して、内筒27の位相を変更できるようになっている。
空気供給装置29は、内筒27の内筒中空部31a(中
心穴部)に連結したロータリジョイント32(図7参
照)、配管19を介して連結したエアーコンプレッサ1
2等から構成されており、内筒27の回転位置に関係な
く連続して所定圧の空気を内筒27へ供給できるように
なっている。なお、エアーコンプレッサ12に代えて、
真空吸引ブロア(ポンプ)を設けることによって、通気
孔17を空気吸入孔として機能させる形式も考えられ
る。
【0019】図7におけるエアーコントローラ11部の
作用を説明する。内筒中空部31aへは、エアーコンプ
レッサ12にて発生させた所定圧の空気が、配管19及
びロータリジョイント32を介して送り込まれ(図7参
照)、その後に長孔31を通って三角溝30へ送り出さ
れて充満する(図8(a)参照)。内筒27が回転する
と、図9(a)〜(d)へと順次変化していく。なお、
図9において、スリット25付近に記載の矢印Q1〜Q
3は、エアーの吹出し量をベクトル的に表したものであ
る。また、同図におけるQ0は零で、エアー吹出し量が
ない。(a)では、内筒27の外周面にて外筒26のス
リット25を閉鎖(遮閉)した状態であり、スリット2
5からの吹出しはない(Q0の状態)。(b)では、内
筒27の回転によって三角溝30の狭い幅部を外筒26
のスリット25へ係合させた状態であり、スリット25
からの吹出し量は少ない(Q1の状態)。(c)では、
さらに内筒27を回転させることによって、三角溝30
の中間幅部を外筒26のスリット25へ係合させた状態
であり、スリット25からの吹出し量は、(b)のとき
よりも増加している(Q2の状態)。(d)では、さら
に内筒27を回転させて三角溝30の最も広い幅部を外
筒26のスリット25へ係合させた状態であり、スリッ
ト25からの吹出し量は、(c)のときよりも増加し、
やがて最大値となる(Q3の状態)。
【0020】図9(a)〜(d)の場合において、スリ
ット25と三角溝30との位置関係について図10
(a)〜(d)に示す。なお、図9と図10の図面番号
としてのアルファベットは、それぞれ対応している。エ
アーは、スリット25と三角溝30とを通って吹出すの
で、その吹出し量は、エアーが通過するスリット25の
有効面積により定まる。スリット25の有効面積Sは、
スリット25の横幅と、スリット25が係合する内筒2
7の三角溝30の横幅とによって設定される。すなわ
ち、軸方向長さにより決定する。スリット25の有効面
積は、図10(a)がSa、(b)がSb、(c)がS
c、(d)がSdとすると、Sa=0、Sa<Sb<S
c<Sdとなる。したがって、シート走行ラインに沿っ
て並設した外筒26に対し内筒27の位相角度をずらせ
て設定することにより、シート1に対しては、常に咬え
側から咬え尻側に向かって順次吹出し量を増加した状態
でエアーを作用させることができ、図3に例示した制御
が可能となる。図7の場合には、機械的に流量を変化さ
せて切り替えを行うので、初期設定を行っておけば、そ
の後の運転状態は安定して運転することができるという
効果がある。また、本装置は、内筒27上に形成する
複数個の三角溝30の位置を周方向において変更(ずら
して設ける)する、三角溝30のテーパを変更する、
外筒26の軸方向でのスリット数を変更する、供給
する空気圧力を変更する、等により種々多様なエアー制
御が可能となる。
【0021】次に、他の応用例として、シート案内装置
を、枚葉印刷機の印刷装置33に適用した場合を、図1
1に示す。このシート案内装置は、印刷装置33におい
て設備する圧胴34の上方、ゴム胴35が接触する上
流、下流に位置し、エアーノズル9’a〜9’fを設け
たものであり、エアーノズル9’a〜9’fは、圧胴3
4の周方向及び軸方向に複数個が配設されている。各ノ
ズル9’a〜9’fは、それぞれが独立した形で、ある
いは軸方向に並設したノズル9’a〜9’fを連結した
群として配管10を介してエアーコントローラ11に接
続し、エアーコントローラ11は、配管10によって更
にエアーコンプレッサ12に連結されている。エアーコ
ントローラ11は、前記例と同様、シート1の搬送タイ
ミングに対応して適宜に作動し、配管10を介してエア
ーノズル9’a〜9’fへ順次空気量(空気の加圧力又
は減圧力)とその開閉(通止)を変更して、作用させる
機能を有している。
【0022】圧胴34の爪にて把持されたシート1の咬
え側が通過するとともに、対応するエアーノズル9’a
〜9’fからエアーを吹出して、シート1に吹き付ける
ことにより、図3に示した制御内容と同様の制御を行
い、シート1の走行姿勢の安定化を図ることができる。
なお、本装置においても、エアーコンプレッサ12に代
えて、真空吸引ブロア(ポンプ)を設けることによっ
て、エアーノズル9’a〜9’fを吸入口として機能さ
せる形式への変換が可能で、薄いシート1から剛性の高
いシート1まで、多種多様なシート1の走行安定化を図
ることができるようになっている。
【0023】なお、本実施形態は、4段階の段階的な吹
出し量の調節を行っているが、これよりも多い若しくは
少ない数で吹出し量の調節を行うことも可能であり、無
段階に調節しても良い。また、吹出しの圧力もシート1
の種類や印刷条件により、適宜変更することも可能であ
る。また、本実施形態では、多色印刷の場合で説明した
が、これに限られず、単色の場合にも応用することがで
きる。本実施形態では、エアーとして圧縮空気を用いて
いるが、大気中の空気をそのまま用いても良く、その他
温度、湿度等を適宜調節したもの、帯電状態のもの等、
使用状況に応じて適宜の気体を用いることは通常の設計
範囲内である。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、枚葉印刷機のシート走
行ラインに近接して複数個のノズルを配設し、該ノズル
に対する搬送シートの位置に同期させて気体流の吹出し
又は吸込みを行うようにしたので、シート走行状態の姿
勢制御が容易で、両面刷り印刷の場合でも品質を保持で
き、しかも装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な枚葉印刷機の概略構成図である。
【図2】シート案内装置を枚葉印刷機の排紙装置に設け
た場合の図面であり、(a)は排紙装置の概略構成図、
(b)は、(a)の矢印2Bによる矢視図である。
【図3】シートを把持したチェングリッパがノズル上を
通過していくときに、ノズルの吹出し量が変化する状態
を表した一部を簡略化した図面であり、(a)〜(c)
は、時系列的に順次移行していく状態を表すものであ
る。
【図4】シート走行ラインの下側に沿ってシート走行面
側に複数個の通気孔を穿設した筒状のエアータンクを並
設した状態を表す図面である。
【図5】通気孔の配置例を簡略化して示した図面であ
り、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図6】エアーコントローラ部の構造例を示した回路図
である。
【図7】エアータンクへ空気を供給する装置を簡略化し
て示した図面である。
【図8】図8(a)は、図7中の線VIIIa −VIIIa によ
る断面図、(b)は、(a)中の線VIIIb −VIIIb によ
る断面図、(c)は、内筒の周面に沿って設けられた三
角溝及び長孔を平面的に展開したときの形状を示した図
面である。
【図9】図8(a)を拡大した図面であり、(a)〜
(d)は、内筒が回転して時系列的に順次移行していく
状態を表すものである。
【図10】スリットと略V字状の溝との位置関係を表し
た図面であり、(a)〜(d)は、図9(a)〜(d)
に対応した図面である。
【図11】シート案内装置を枚葉印刷機の印刷装置に設
けた場合の図面である。
【図12】従来の紙案内装置を枚葉印刷機の排紙部に設
備した場合の図面である。
【符号の説明】
1、1’、1'' シート 1a 咬え尻側 1b 略中央部 1c 咬え側 2 排紙軸 3 エンドレスチェン 4 チェングリッパ 5 排紙装置 6 積重テーブル 7 真空車 8 シートガイド用プレート 9、14 ノズル(通気孔) 9’ エアーノズル 10、15、19、39 配管 11 エアーコントローラ 12 エアーコンプレッサ 13 支持プレート 16 回転検出装置 17 通気孔 18 エアータンク 20 空気供給ユニット 21 レギュレータ 22 サージタンク 23 電磁弁 24 空気量制御ユニット 25 スリット 26 外筒 27 内筒 28 回転駆動装置 28a モータ 29 空気供給装置 30 三角溝 31 長孔 31a 内筒中空部 32 ロータリジョイント 33 印刷装置 34 圧胴 35 ゴム胴 35a 版胴 36 給紙装置 37 中間胴 38 ファン 40 タイミング制御装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枚葉印刷機のシート走行ラインに近接し
    て複数個のノズルを配設し、該ノズルに対する搬送シー
    トの位置に同期させて気体流の吹出し又は吸込みを行う
    ようにしたことを特徴とする枚葉印刷機のシート案内方
    法。
  2. 【請求項2】 シートの咬え側と咬え尻側に対し異なっ
    た気体流量を付与するようにしたことを特徴とする請求
    項1に記載の枚葉印刷機のシート案内方法。
  3. 【請求項3】 搬送するシートの搬送状態を安定化する
    ために気体流を発生させる装置において、ノズルをシー
    トの流れ方向に対し分割し、幅方向にグループ化した複
    数組のノズル群と、該ノズル群に上記気体流を発生させ
    るための気体流発生源と、上記複数組のノズル群と上記
    気体流発生源とを結ぶ導管と、搬送するシートの搬送タ
    イミングに合わせて上記各ノズル群と上記気体流発生源
    とを接続するタイミング制御機構を有するコントローラ
    とを備えたことを特徴とする枚葉印刷機のシート案内装
    置。
  4. 【請求項4】 コントローラを、電磁弁及び減圧弁を組
    合わせて又は単独に設けた電気的タイミング制御機構と
    したことを特徴とする請求項3に記載の枚葉印刷機のシ
    ート案内装置。
  5. 【請求項5】 コントローラを機械的回転弁にしたこと
    を特徴とする請求項3に記載の枚葉印刷機のシート案内
    装置。
  6. 【請求項6】 ノズル群を印刷終了後のシート走行ライ
    ン近傍に設けたことを特徴とする請求項3に記載の枚葉
    印刷機のシート案内装置。
  7. 【請求項7】 ノズル群を印刷装置間のシート走行ライ
    ン近傍に設けたことを特徴とする請求項3に記載の枚葉
    印刷機のシート案内装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008044163A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Dainippon Printing Co Ltd 間欠送風装置
JP2009297962A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Fujifilm Corp 画像形成方法及び装置

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