JP2007230681A - 用紙搬送装置、およびこれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】給紙不良によって用紙が搬送途中で詰まったり、用紙が破損するといった不具合発生を従来よりも一層確実に防止すること可能な用紙搬送装置、およびこの用紙搬送装置を用いた画像形成装置を提供する。
【解決手段】トレイやカセットにセットされた用紙を順次繰り出す給紙ローラ14,15と、この用紙の給紙方向と直交する方向に沿って配置された斜め給紙検出用の複数の光電センサ22a,22bと、コントローラ36とを備えており、コントローラ36は、各光電センサ22a,22bによる用紙の検出出力の時間差Δtを算出し、この時間差Δtが予め設定された基準値Δtshを越える場合には給紙不良が発生しているものと判定して給紙ローラによる用紙繰り出し動作を停止する。
【選択図】図4
【解決手段】トレイやカセットにセットされた用紙を順次繰り出す給紙ローラ14,15と、この用紙の給紙方向と直交する方向に沿って配置された斜め給紙検出用の複数の光電センサ22a,22bと、コントローラ36とを備えており、コントローラ36は、各光電センサ22a,22bによる用紙の検出出力の時間差Δtを算出し、この時間差Δtが予め設定された基準値Δtshを越える場合には給紙不良が発生しているものと判定して給紙ローラによる用紙繰り出し動作を停止する。
【選択図】図4
Description
本発明は、トレイやカセットにセットされた原稿用紙や印刷用紙などの各種の用紙を所定の位置まで搬送する用紙搬送装置、およびこの用紙搬送装置を備えた画像形成装置に関する。
一般に、複写機や複合機などにおいては、原稿用紙をスキャナ光学系を有する画像読取部に搬送するために自動原稿搬送装置を設けたものがある。また、これらの複写機や複合機、さらにプリンタなどでは、印刷用紙を複写部や印刷部に順次搬送するために印刷用紙搬送装置が設けられている。このような自動原稿搬送装置や印刷用紙搬送装置などの用紙搬送装置においては、給紙ローラによって用紙を一枚ずつ搬送経路に繰り出す必要がある。
しかし、トレイにセットされた原稿用紙がステイプル針やクリップで綴じられているような場合、あるいはカセットにセットされた用紙の一部が折れ曲がっていたり、用紙ガイドが用紙の幅に合致するように調整されておらず広がり過ぎていたような場合には、給紙ローラによって用紙を円滑に繰り出すことができず、用紙が給紙方向に対して斜めに傾斜して繰り出される現象(以下、斜め給紙という)を生じる。そして、このような斜め給紙が生じると、給紙不良によって搬送経路の途中で用紙が詰まったり、用紙が破損するなどの不具合を生じる。
特に、原稿用紙がステイプル針やクリップで綴じられているような場合、多数枚の用紙が給紙ローラによって一度に繰り出されてしまうため、原稿用紙が破損するだけでなく、用紙搬送装置の構成部材等を損傷したり、給紙ローラのスリップにより摩耗が促進するといった不具合を生じる。
このような不具合発生を防止するため、従来技術では、給紙ローラの近傍に金属探知センサ、あるいは磁気センサを配置し、この金属探知センサや磁気センサで給紙ローラで繰り出される原稿用紙にステイプル針やクリップが存在するか否かを検知するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
このような対策を講じた場合には、オペレータが不注意で原稿用紙のステイプル針やクリップを取り外すのを失念していた場合でも、装置側でステイプル針やクリップを検知できるため、ある程度まで給紙不良の発生を防止することができる。
特開平6−252287号公報
特開2002−221880号公報
ところで、原稿用紙を綴じるステイプル針やクリップが金属製のものであれば、従来技術のような金属探知センサや磁気センサを設けることによってこれを検知することが可能であるが、原稿用紙が樹脂製クリップのように非金属製のもので綴じられている場合には、これを有効に検知することができない。このため、給紙不良が発生して原稿用紙の破損等を依然として生じる。
また、トレイやカセットにセットされた用紙の一部が折れ曲がっていたり、あるいは用紙ガイドが用紙の幅に合致するように調整されておらず広がり過ぎているために斜め給紙が発生した場合にも、上記の金属探知センサや磁気センサではこれを検知することができないので、搬送経路の途中で用紙が詰まって破損するといった不具合を同様に発生する。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、用紙が搬送途中で詰まったり、用紙が破損するといった不具合発生を従来よりも一層確実に防止すること可能な用紙搬送装置、およびこの用紙搬送装置を用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の用紙搬送装置は、トレイやカセットにセットされた用紙を順次繰り出す給紙ローラが設けられたものであって、前記給紙ローラの下流側の近接箇所に給紙方向と直交する方向に沿って配置された斜め給紙検出用の光電センサと、これらの各光電センサによる用紙の検出出力の時間差を算出し、この時間差が予め設定された基準値を越える場合には給紙不良と判定する判定手段と、この判定手段により給紙不良と判定された場合には、前記給紙ローラによる用紙繰り出し動作を停止する緊急停止手段と、を備えることを特徴としている。
また、本発明の用紙搬送装置は、前記判定手段により給紙不良が判定された場合には、その旨を表示する表示手段を備えることを特徴としている。
また、本発明の用紙搬送装置は、前記判定手段で給紙不良が判定されない場合には前記給紙ローラの回転速度を前記光電センサで用紙が検出されるまでの期間よりも増加させる給紙速度制御手段を備えることを特徴としている。
さらに、本発明の用紙搬送装置において、前記判定手段は、用紙の給紙方向と直交する方向の長さに応じて前記基準値を変更するものであることを特徴としている。
そして、本発明の画像形成装置は、上記の用紙搬送装置を備えて構成されていることを特徴としている。
本発明によれば、給紙ローラの下流側の近接箇所に給紙方向と直交する方向に沿って配置された複数の光電センサによる用紙先端の検出タイミングの違いによって斜め給紙の有無を判定し、この斜め給紙の有無によって給紙不良か否かを最終的に判断するため、原稿用紙を綴じるステイプル針やクリップが金属製か、非金属製かといった材質によって、給紙不良の検出精度が影響されることがない。
しかも、給紙ローラによる用紙の繰り出し直後に給紙不良発生の有無を判定するので、用紙全体が搬送経路内に完全に導入されてしまうのを未然に防止することができる。このため、用紙が搬送経路の途中で詰まったり、用紙が破損したり、搬送経路の途中に配置されている各部材を損傷するといった不具合発生を従来よりも一層確実に防止することができる。また、給紙ローラのスリップによる摩耗を抑制できるため長寿命化を図ることができる。
また、本発明によれば、前記判定手段によって給紙不良と判定された場合には、その旨が表示手段によって外部に表示されるので、オペレータは用紙ガイドが適正に調整されているか否かや、原稿用紙の束がステイプル針やクリップで綴じられているか否かの確認を行うことができる。
また、本発明によれば、給紙速度制御手段は、判定手段で給紙不良が判定されない場合には前記給紙ローラの回転速度を前記光電センサで用紙が検出されるまでの期間よりも増加させるので、給紙不良検出のために用紙搬送速度が常に低下されるといった不都合を回避することできる。
さらに、本発明によれば、前記判定手段は、用紙の給紙方向と直交する方向の長さに応じて給紙不良の判定の基準値を変更するで、用紙サイズに応じて斜め給紙発生の有無を適切に判定することが可能になる。
そして、本発明の画像形成装置は、上記の用紙搬送装置を備えて構成されているので、斜め給紙に起因した給紙不良による用紙破損や装置損傷を防止でき、画像形成処理操作を常に円滑に行うことが可能になる。
図1は本発明の実施の形態における画像形成装置の一例としての複写機の全体構成を示す斜視図、図2は同複写機が備える自動原稿搬送装置および原稿読取装置の構成図、図3は自動原稿搬送装置の要部を簡略化して示す平面図である。
この実施の形態の複写機1は、本体ハウジング2を備え、本体ハウジング2の上部には原稿台3が設けられ、原稿台3の上側に本発明の用紙搬送装置としての自動原稿搬送装置4が設けられている。また、原稿台3の下側の本体ハウジング2内には原稿用紙の画像を読み取る画像読取部5が設けられている。さらに、本体ハウジング2の上部手前側には操作パネル7が設けられ、また本体ハウジング2の外側部には印刷後の用紙が排出される用紙受けトレイ8が設けられている。
一方、本体ハウジング2の下部には、図示していないが印刷用紙をストックする給紙カセットや、給紙カセットから印刷用紙を取り出して画像形成部に順次搬送するための印刷用紙搬送装置などが設けられている。なお、画像形成部は、画像読取部5で読み取られた原稿の画像を感光体ドラムに露光する露光部、感光体ドラムにトナー像を形成するための現像部、印刷用紙にトナー像を転写する転写部などを備えている。
上記の自動原稿搬送装置4は、原稿台3を開閉する原稿カバーを兼ねており、原稿用紙がセットされる原稿トレイ9と、画像の読み取り処理後に排出される原稿用紙を収納する排紙トレイ10を備えている。原稿トレイ9には、原稿用紙を幅方向に押さえる左右一対の用紙ガイド12がスライド可能に設けられている。
原稿トレイ9から排紙トレイ10までの原稿用紙の搬送経路13の途中には、上流側からピックアップローラ14aと用紙分離ローラ14bとからなる給紙ローラ14、レジストローラ16、搬送ローラ17、および排紙ローラ18の各ローラが順次配設されている。そして、この搬送経路13の途中の画像読取部5との対面箇所が画像読取位置21となっている。
なお、ピックアップローラ14aは、原稿トレイ9にセットされた原稿用紙を搬送経路13に向けて繰り出すものであり、また、用紙分離ローラ14bは、ピックアップローラ14aで繰り出された原稿用紙を一枚ずつ分離して搬送経路13に送出する役目を果たすものである。
また、用紙分離ローラ14bに近接した下流側の箇所には原稿用紙の給紙方向と直交する方向に沿って斜め給紙検出用の複数(本例では2つ)の光電センサ22a,22bが配設されている。さらに、これらの光電センサ22a,22bに近接した下流側の位置には給紙検出センサ23が、また、レジストローラ16に近接した上流側の位置にはレジストセンサ24がそれぞれ設けられている。また、搬送経路13の画像読取位置21に近接した箇所には、原稿用紙を原稿台3の方向に押さえ付ける原稿押さえ板26が設けられている。
上記の各光電センサ22a,22bは、本例では原稿用紙からの反射光量が閾値を越えたときに用紙有りとして検出する拡散反射型のものが使用されているが、透過型のものを使用することも可能である。また、本例では左右に一対設けているが、3つ以上配置することも可能である。
また、給紙検出センサ23は、搬送経路13で搬送される原稿用紙の末端を検出した際に次の原稿用紙を供給するため後述の給紙モータ38を再起動するタイミングを決定するために使用される。また、レジストセンサ24は、原稿用紙の先端がレジストローラ16に当接した際に給紙モータ38を停止するタイミングを決定するために使用される。
一方、上記の画像読取部5は、原稿用紙に光を照射する光源28、原稿用紙からの反射光をCCD29まで導くミラー30〜32、CCD29に反射光を結像するレンズ33などを備えている。
図4はこの実施の形態の複写機1において自動原稿搬送装置4の動作を制御する制御系の要部を取り出して示すブロック構成図である。
この制御系は、マイクロコンピュータなどからなるコントローラ36を有し、このコントローラ36に対して、上記の斜め給紙検出用の光電センサ22a,22b、給紙検出センサ23、レジストセンサ24の各検出出力や、操作パネル7に配設された操作ボタンからの信号が取り込まれるとともに、操作パネル7に配設されたLCD等からなる表示器37が接続されている。
また、コントローラ36には、給紙モータ38が接続され、この給紙モータ38の制御によって給紙ローラ14の動作が制御される。なお、自動原稿搬送装置4を構成するレジストローラ16、搬送ローラ17、排紙ローラ18などの動作もコントローラ36によって制御される。さらにまた、コントローラ36には、操作パネル7や各センサ22a,22b,23,24から入力される各情報を記憶したり、自動原稿搬送装置4の動作制御用のプログラムや給紙の良否判定用の基準値などが記憶されたメモリ39が接続されている。
そして、コントローラ36が特許請求の範囲における判定手段、緊急停止手段、給紙速度制御手段に対応している。
次に、上記構成の複写機1の動作、特にここでは自動原稿搬送装置4の動作を主体に、給紙が正常の場合と、給紙不良が発生した場合とについてそれぞれ説明する。
(1)給紙が正常な場合
オペレータが原稿トレイ9に原稿用紙をセットするとともに、操作パネル7により複写枚数や用紙サイズ等を設定入力した後、操作パネル7のスタートキーを操作すると、コントローラ36は、給紙モータ38を駆動して、ピックアップローラ14aおよび用紙分離ローラ14bを同期駆動する。
(1)給紙が正常な場合
オペレータが原稿トレイ9に原稿用紙をセットするとともに、操作パネル7により複写枚数や用紙サイズ等を設定入力した後、操作パネル7のスタートキーを操作すると、コントローラ36は、給紙モータ38を駆動して、ピックアップローラ14aおよび用紙分離ローラ14bを同期駆動する。
その際、原稿トレイ9にセットされた原稿用紙がステイプル針やクリップで綴じられたり、折れ曲がったりしておらず、また、用紙ガイド12が用紙の幅に合致するように正しく調整されている場合には、図3の破線で示すように、原稿用紙Pは、ピックアップローラ14aによって搬送経路13に向けて正常に繰り出され、さらに用紙分離ローラ14bによって重ね送りが防止されて原稿用紙Pが一枚ずつ搬送経路13に送出される。
このように、給紙が正常に行われる場合、原稿用紙Pの先端が略同時に光電センサ22a,22bによって検出されるため、両光電センサ22a,22bの検出出力には時間差Δtがほとんど発生しない。このため、時間差Δtが予め設定された基準値Δtshを越えることがないので(Δt<Δtsh)、コントローラ36は、給紙不良の発生がなくて正常であると判断し、ピックアップローラ14aおよび用紙分離ローラ14bの駆動を継続する。
そして、レジストローラ16に原稿用紙の先端が到達したことがレジストセンサ24で検出された時点で給紙モータ38が停止されて原稿用紙の搬送が一旦停止される。そして、所定時間が経過して画像読取部5による原稿用紙の画像読み取りが可能になると、コントローラ36は、レジストローラ16を起動するので、原稿用紙が原稿押さえ板26によって原稿台3の方向に押さえられつつ画像読取位置21を通過し、その際に原稿用紙の画像が画像読取部5によって読み取られる。
画像読取部5によって画像が読み取られた原稿用紙は、搬送ローラ17および排紙ローラ18によってさらに搬送されて排紙トレイ10に排出される。また、給紙検出センサ23により、原稿用紙の後端の通過が検出されると、コントローラ36は、原稿トレイ9にセットされている次の原稿用紙が繰り出されるように給紙モータ38を再起動する。
(2)給紙不良が発生した場合
原稿トレイ9にセットされた原稿用紙がステイプル針Nやクリップで綴じられたままになっていたり、原稿用紙の一部が折れ曲がっていたり、用紙ガイド12が原稿用紙の用紙幅に合致するように調整されておらず広がり過ぎていたような場合には、図3の実線で示すように、ピックアップローラ14aによって繰り出された原稿用紙Pに斜め給紙が発生する。
(2)給紙不良が発生した場合
原稿トレイ9にセットされた原稿用紙がステイプル針Nやクリップで綴じられたままになっていたり、原稿用紙の一部が折れ曲がっていたり、用紙ガイド12が原稿用紙の用紙幅に合致するように調整されておらず広がり過ぎていたような場合には、図3の実線で示すように、ピックアップローラ14aによって繰り出された原稿用紙Pに斜め給紙が発生する。
このような斜め給紙が発生すると、原稿用紙の傾斜量θに応じて左右の光電センサ22a,22bによって用紙先端が検出されるタイミングが異なってくるので、図5のタイミングチャートに示すように、両光電センサ22a,22bの検出出力に時間差Δtを生じる。そして、この時間差Δtが予め設定された基準値Δtshを越えたときには(Δt≧Δtsh)、コントローラ36は、給紙不良が発生したものと判定し、給紙モータ38を停止して給紙ローラ14による原稿用紙の給紙動作を中止する。
ここに、斜め給紙が発生している場合、左右の光電センサ22a,22bによって原稿用紙の先端を検出する際の時間差Δは、原稿用紙の用紙サイズ(厳密には給紙方向と直交する幅方向の寸法)が大きいほど大きくなる。したがって、操作パネル7で原稿用紙の用紙サイズを設定入力した際、これに応じてコントローラ36が給紙不良判定の基準値Δtshを変更するようにすれば、給紙不良の発生の有無を一層確実に検出できるので好ましい。例えば、用紙サイズがA4サイズからB5サイズに変更されたときには、基準値Δtshをより小さく設定することで斜め給紙の検出感度を高めることができる。なお、用紙サイズと基準値Δtshの関係は予めメモリ39にテーブル化して登録しておくことができる。
このように、複数の光電センサ22a,22bによる用紙先端の検出タイミングの違いによって斜め給紙の有無を判定して給紙不良が発生しているか否かを判断するため、原稿用紙を綴じるステイプル針やクリップが金属製か、非金属製かといった材質によって給紙不良の検出精度が影響されることがない。しかも、給紙ローラ14による用紙の繰り出し直後に給紙不良発生の有無を判定するので、原稿用紙全体が搬送経路13内に完全に導入されてしまうのを未然に防止することができる。
このため、原稿用紙が搬送途中で詰まったり、用紙が破損したり、搬送経路13の途中に配置されている各部材を損傷するといった不具合発生を従来よりも一層確実に防止することができる。また、給紙ローラ14のスリップによる摩耗を抑制できるため長寿命化を図ることができる。
また、コントローラ36は、給紙不良が発生したと判定した場合には、その旨を操作パネル7に配置された表示器37に表示する。このため、オペレータは、原稿用紙がステイプル針Pなどで綴じられたままになっているか否かや、用紙ガイド12が適正に調整されているか否かを確認して迅速に対処することができる。
なお、上記の実施の形態では、操作パネル7から入力操作された用紙サイズに応じて斜め給紙の基準値Δtshが変更されるようにしたが、左右一対の用紙ガイド12に可変抵抗器等の用紙幅検出手段を設け、用紙ガイド12の間隔の大小に応じて基準値が自動的に変更されるようにすることも可能である。
また、この実施の形態では、給紙モータ38の駆動速度は、原稿用紙が光電センサ22a,22bを通過する前後で同じになっているが、光電センサ22a,22bで用紙が検出されるまでは給紙モータ38を比較的低速で回転し、光電センサ22a,22bで斜め給紙が検出されない場合には給紙モータ38の回転速度を増加させることも可能である。このようにすれば、給紙不良検出のために用紙搬送速度が常に低下されるといった不都合を回避することできる。
また、この実施の形態では、光電センサ22a,22bと給紙検出センサ23とを別個に設けているが、光電センサ22a,22bを給紙検出センサ23として兼用することも可能である。
また、上記の実施の形態では、用紙搬送装置として自動原稿搬送装置4を例にとって説明したが、本発明はこのような自動原稿搬送装置4に限定されるものではなく、例えば印刷用紙を複写部や印刷部に順次搬送するための印刷用紙搬送装置についても同様に適用することができる。
さらに、この実施の形態では、画像形成装置として複写機1を例にとって説明したが、本発明はこのような複写機1に限定されるものではなく、プリンタ、複合機、その他の画像形成装置に対して本発明を広く適用することが可能である。
1 複写機(画像形成装置)
4 自動原稿搬送装置(用紙搬送装置)
5 画像読取部
7 操作パネル
13 搬送経路
14 ピックアップローラ(給紙ローラ)
15 用紙分離ローラ(給紙ローラ)
22a,22b 光電センサ
36 コントローラ(判定手段、緊急停止手段、ローラ速度制御手段)
37 表示器(表示手段)
38 給紙モータ
4 自動原稿搬送装置(用紙搬送装置)
5 画像読取部
7 操作パネル
13 搬送経路
14 ピックアップローラ(給紙ローラ)
15 用紙分離ローラ(給紙ローラ)
22a,22b 光電センサ
36 コントローラ(判定手段、緊急停止手段、ローラ速度制御手段)
37 表示器(表示手段)
38 給紙モータ
Claims (5)
- トレイやカセットにセットされた用紙を順次繰り出す給紙ローラを備えた用紙搬送装置において、
前記給紙ローラの下流側の近接箇所に給紙方向と直交する方向に沿って配置された斜め給紙検出用の複数の光電センサと、
前記各光電センサによる用紙の検出出力の時間差を算出し、この時間差が予め設定された基準値を越える場合には給紙不良と判定する判定手段と、
この判定手段により給紙不良と判定された場合には、前記給紙ローラによる用紙繰り出し動作を停止する緊急停止手段と、
を備えることを特徴とする用紙搬送装置。 - 前記判定手段により給紙不良が判定された場合には、その旨を表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1記載の用紙搬送装置。
- 前記判定手段で給紙不良が判定されない場合には前記給紙ローラの回転速度を前記光電センサで用紙が検出されるまでの期間よりも増加させる給紙速度制御手段を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の用紙搬送装置。
- 前記判定手段は、用紙の給紙方向と直交する方向の長さに応じて前記基準値を変更するものであることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の用紙搬送装置。
- 請求項1ないし請求項4のいずれか1項の用紙搬送装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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US7900913B2 (en) | 2008-03-18 | 2011-03-08 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image forming apparatus and method for controlling the same |
JP2020077968A (ja) * | 2018-11-07 | 2020-05-21 | セイコーエプソン株式会社 | 画像読取装置 |
CN114655748A (zh) * | 2020-12-22 | 2022-06-24 | 精工爱普生株式会社 | 介质进给装置、图像读取装置、介质进给方法 |
WO2022254545A1 (ja) * | 2021-05-31 | 2022-12-08 | 株式会社Pfu | 媒体搬送装置、制御方法及び制御プログラム |
-
2006
- 2006-02-28 JP JP2006052001A patent/JP2007230681A/ja active Pending
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