JP2011152983A - 画像形成装置 - Google Patents

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秀博 田渕
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Abstract

【課題】ユーザができるだけ早く無給紙ジャムの発生原因を認識して該無給紙ジャムを解消することのできる技術を提供する。
【解決手段】無給紙ジャムの発生原因を想定し、各発生原因を検出する機能を備えるとともに、前記無給紙ジャムの発生原因の種類に応じたジャムコードや表示部に表示するメッセージを予め設定して記憶しておき、無給紙ジャムが発生すると、その無給紙ジャムの発生原因を検出し、該発生原因に対応するメッセージを表示部に表示するようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、複写機や複合機等の画像処理装置の技術分野に属し、特に、用紙束を収納して給紙する給紙装置から用紙が正常に送り出されない無給紙ジャムの技術分野に属する。
複合機やファクシミリ或いはプリンタ等の画像形成装置に搭載される給紙装置は、一般的に、給紙装置内に貯留された用紙束から用紙を1枚ずつ用紙搬送路に繰り出す一対の給紙ローラと、用紙搬送路における給紙ローラの下流側に配設され、用紙を用紙搬送路のさらに下流側に搬送する一対の搬送ローラとを有しており、給紙ローラが所定の方向に回転されることにより用紙を用紙搬送路に繰り出す給紙動作が実行され、給紙ローラによって繰り出された用紙は、搬送ローラによってさらに画像形成部に向けて搬送されるように構成されている。
この種の給紙装置においては、給紙ローラによって用紙を用紙搬送路に繰り出す際に、給紙ローラと用紙とが良好に接触しない状態等の要因によって、用紙が正常に送り出されず、用紙の前端が搬送ローラまで到達しない所謂無給紙ジャムが発生することがある。
そのため、従来の画像形成装置には、このような無給紙ジャムを検出するべく、用紙搬送路上の搬送ローラ近傍の所定位置で用紙を検出する用紙センサが搭載されており、画像形成装置の制御部は、給紙動作を開始してから所定時間(正常に用紙が給紙されると用紙の前端が搬送ローラに達すると考えられる時間)が経過しても用紙センサにより用紙が検出されなかった場合は、無給紙ジャムが発生したものと判定して所定時間給紙動作を中止した後、給紙動作を再開するという制御を行うように構成しているものがある。
この無給紙ジャムに関連する技術文献として下記特許文献1がある。下記特許文献1には、無給紙ジャムの発生要因として、「給紙ローラ140の表面に紙粉が付着したため摩擦係数が変化して用紙との間に滑りが生じたとき、用紙の表面が非常に平滑でツルツルな場合、標準の給紙圧のもとで厚い(重い)用紙、例えば、厚紙、封筒、私製ハガキ、画用紙などを給紙する場合、帯電しやすい用紙を給紙する場合などである。・・・(中略)・・・そのほか、用紙の不送りが発生するのは、給紙台51上に用紙が無くなっている場合である。([0032])」を挙げている。
また、下記特許文献1には、無給紙ジャムの発生要因が複数存在するにも拘らずそれらを区別せずに一括してジャム表示ランプを点灯し、前カバーを開閉して内部を点検すると共にリセットを解除する操作をユーザに課していたという点を課題として、無給紙ジャムが発生すると、再度給紙ローラを駆動して給紙送りを試みるリトライ制御を実行し、リトライ制御を実行したにも拘わらず給紙送り異常が改善されないときには給紙送り異常処理の内容を変える点が記載されている。
特開2003−327337号公報
前記特許文献1に記載されているように、無給紙ジャムの原因は複数存在する。しかしながら、前記特許文献1も含めて従来においては、ユーザは、無給紙ジャムの原因を知ることはできなかったので、現在発生している無給紙ジャムの原因に応じて、無給紙ジャムを解消するための装置内部の点検を行うことができず、該点検に時間を非常に要していた。
本発明は、このような事情に鑑みて為された発明であり、ユーザができるだけ早く無給紙ジャムの発生原因を認識して該無給紙ジャムを解消することのできる技術を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、用紙に画像を形成する画像形成部と、用紙を積層状態で収納する用紙収納部と、前記用紙収納部に積層されている用紙を順に前記画像形成部に向けて繰り出す用紙繰出部と、前記用紙収納部から前記画像形成部までの用紙搬送路上の所定位置で用紙の存在を検出する用紙検出部と、前記用紙検出部を用いて、前記用紙収納部から前記画像形成部に向けて用紙が適切に搬送されない無給紙ジャムが発生したか否かを判断するジャム判断部と、前記ジャム判断部により無給紙ジャムが発生したものと判断されると、その無給紙ジャムの発生原因を検出する原因検出部と、前記無給紙ジャムの発生原因と該発生原因に関連するメッセージとを対応付けて記憶する記憶部と、前記原因検出部により無給紙ジャムの発生原因が検出されると、その発生原因に対応するメッセージを前記記憶部から導き出し、この導き出したメッセージを出力するメッセージ出力部とを備える画像形成装置である。
この発明によれば、前記ジャム判断部により無給紙ジャムが発生したものと判断されると、原因検出部により、その無給紙ジャムの発生原因が検出される。そして、前記原因検出部により無給紙ジャムの発生原因が検出されると、メッセージ出力部により、その発生原因に対応するメッセージが前記記憶部から導き出され、この導き出されたメッセージが出力される。
これにより、ユーザは、無給紙ジャムの発生原因を知ることができ、現在発生している無給紙ジャムの発生原因に応じた、無給紙ジャムを解消するための装置内部の点検を行うことができる。
この場合において、請求項2に記載の発明のように、前記用紙収納部が、用紙を積層状態で収納可能な給紙カセットが装置本体に対して抜き差し可能に構成されている場合には、前記原因検出部は、無給紙ジャムとなった用紙が前記給紙カセットの抜き差し後において最初に画像形成部に向けて搬送される用紙であることを前記無給紙ジャムの発生原因として検出する形態が想定される。
また、請求項3に記載の発明のように、前記給紙カセットの抜き差しが行われてから該給紙カセットから用紙が繰り出されるまでの時間を計測する時間計測部を更に備え、前記原因検出部は、更に前記時間計測部の計測時間が予め定められた時間を超えることを前記無給紙ジャムの発生原因として検出する形態も想定される。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像形成装置において、前記記憶部は、無給紙ジャムとなった用紙が、前記給紙カセットの抜き差し後において最初に画像形成部に向けて搬送される用紙であり、且つ、前記時間計測部の計測時間が予め定められた時間を超えるという第1の発生原因と、前記給紙カセットの用紙の確認を指示する旨の第1のメッセージとを対応付けて記憶しており、前記メッセージ出力部は、前記第1の発生原因が前記原因検出部により検出されると、前記第1の発生原因に対応する前記第1のメッセージを前記記憶部から読み出し、該第1のメッセージを出力するものである。
無給紙ジャムとなった用紙が前記給紙カセットの抜き差し後において最初に画像形成部に向けて搬送される用紙であり、且つ、前記時間計測部の計測時間が予め定められた時間を超えるという第1の発生原因が前記原因検出部により検出された場合は、給紙カセットの抜き差し後に該給紙カセット内の用紙が使用されずに長期間放置され、用紙が吸湿した状態であると考えられる。このような発生原因で生じた無給紙ジャムの対処方法としては、無給紙ジャムとなった用紙を除去することが望ましい。
そこで、本発明のように、前記第1の発生原因が前記原因検出部により検出された場合には、前記給紙カセットの用紙の確認を指示する旨の第1のメッセージを出力することで、無給紙ジャムの発生原因が前記第1の発生原因であることをユーザができるだけ早く認識して該無給紙ジャムを解消するための作業を速やかに行うことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の画像形成装置において、前記記憶部は、前記時間計測部の計測時間が予め定められた時間に達していないが、無給紙ジャムとなった用紙が、前記給紙カセットの抜き差し後において最初に画像形成部に向けて搬送される用紙であるという第2の発生原因と、前記給紙カセットの用紙のセットを促す指示を行う旨の第2のメッセージとを対応付けて記憶しており、前記メッセージ出力部は、前記第2の発生原因が検出されると、その発生原因に対応する前記第2のメッセージを前記記憶部から読み出し、該第2のメッセージを出力するものである。
前記時間計測部の計測時間が予め定められた時間に達していないが、無給紙ジャムとなった用紙が、前記給紙カセットの抜き差し後において最初に画像形成部に向けて搬送される用紙であるという第2の発生原因が前記原因検出部により検出された場合は、給紙カセットに対する用紙のセットの仕方が不適切であると考えられる。このような発生原因で生じた無給紙ジャムの対処方法としては、給紙カセットの用紙をセットし直すことが望ましい。
そこで、本発明のように、前記第2の発生原因が前記原因検出部により検出された場合には、前記給紙カセットの用紙のセットを促す指示を行う旨の第2のメッセージを出力することで、無給紙ジャムの発生原因が前記第2の発生原因であることをユーザができるだけ早く認識して該無給紙ジャムを解消するための作業を速やかに行うことができる。
請求項2に記載の画像形成装置においては、請求項6に記載の発明のように、前記給紙カセットが前記装置本体に対して抜き差しが行われたときに、該給紙カセットへの用紙の継ぎ足しが行われたか否かを検出する継ぎ足し検出部を更に備え、前記原因検出部は、無給紙ジャムとなった用紙が、前記給紙カセットの抜き差し後において最初に画像形成部に向けて搬送される用紙ではない場合に、更に、前記給紙カセットが前記装置本体に対して抜き差しが行われたときに該給紙カセットへの用紙の継ぎ足しが行われたことを前記無給紙ジャムの発生原因として検出する形態が想定される。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の画像形成装置において、前記記憶部は、無給紙ジャムとなった用紙が、前記給紙カセットの抜き差し後において最初に画像形成部に向けて搬送される用紙ではない場合に、更に、前記給紙カセットが前記装置本体に対して抜き差しが行われたときに該給紙カセットへの用紙の継ぎ足しが行われたという第3の発生原因と、前記給紙カセットの用紙を捌く作業の実施を指示する旨の第3のメッセージとを対応付けて記憶しており、前記メッセージ出力部は、前記第3の発生原因が前記原因検出部により検出されると、その発生原因に対応する前記第3のメッセージを前記記憶部から読み出し、該第3のメッセージを出力するものである。
無給紙ジャムとなった用紙が、前記給紙カセットの抜き差し後において最初に画像形成部に向けて搬送される用紙ではない場合に、更に、前記給紙カセットが前記装置本体に対して抜き差しが行われたときに該給紙カセットへの用紙の継ぎ足しが行われたという第3の発生原因が前記原因検出部により検出された場合は、継ぎ足した用紙が重なり合う用紙との間に空気がほとんど入っておらず、用紙同士が密着している可能性が高いと考えられる。このような発生原因で生じた無給紙ジャムの対処方法としては、重なり合う用紙間に空気を送ることが望ましい。
そこで、本発明のように、第3の発生原因が前記原因検出部により検出された場合には、前記給紙カセットの用紙を捌く作業の実施を指示する旨の第3のメッセージを出力することで、無給紙ジャムの発生原因が前記第3の発生原因であることをユーザができるだけ早く認識して該無給紙ジャムを解消するための作業を速やかに行うことができる。
請求項6又は7に記載の画像形成装置においては、請求項8に記載の発明のように、前記給紙カセットから用紙を前記用紙繰出部に繰り出させる指示が予め定められた指示部から出力されたにも拘らず前記用紙検出部により用紙が検出されていない場合に、再度、前記給紙カセットから用紙を前記用紙繰出部に繰り出すリトライ動作の実行指示を、予め定められた回数を上限回数として、前記用紙検出部により用紙が検出されるまで繰り返し前記用紙繰出部に出力するリトライ制御部を更に備え、前記原因検出部は、無給紙ジャムとなった用紙が、前記給紙カセットの抜き差し後において最初に画像形成部に向けて搬送される用紙ではなく、且つ、前記給紙カセットが前記装置本体に対して抜き差しが行われたときに該給紙カセットへの用紙の継ぎ足しが行われていない場合に、無給紙ジャムとなった用紙より所定枚数前の用紙が、前記リトライ動作の対象となったことを前記無給紙ジャムの発生原因として検出する形態が想定される。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の画像形成装置において、前記記憶部は、無給紙ジャムとなった用紙が、前記給紙カセットの抜き差し後において最初に画像形成部に向けて搬送される用紙ではなく、前記給紙カセットが前記装置本体に対して抜き差しが行われたときに該給紙カセットへの用紙の継ぎ足しが行われておらず、且つ、無給紙ジャムとなった用紙より所定枚数前の用紙が、前記リトライ制御部の制御対象となったという第4の発生原因と、前記用紙繰出部の確認を指示する旨の第4のメッセージとを対応付けて記憶しており、前記メッセージ出力部は、前記第4の発生原因が前記原因検出部により検出されると、その発生原因に対応する前記第4のメッセージを前記記憶部から読み出し、該第4のメッセージを出力するものである。
無給紙ジャムとなった用紙が、前記給紙カセットの抜き差し後において最初に画像形成部に向けて搬送される用紙ではなく、前記給紙カセットが前記装置本体に対して抜き差しが行われたときに該給紙カセットへの用紙の継ぎ足しが行われておらず、且つ、無給紙ジャムとなった用紙より所定枚数前の用紙が、前記リトライ制御部の制御対象となったという第4の発生原因が前記原因検出部により検出された場合は、頻繁に無給紙ジャムが発生しており、用紙側の問題ではなく用紙繰出部側の問題が考えられる。このような発生原因で生じた無給紙ジャムの対処方法としては、用紙繰出部の確認を行うことが望ましい。
そこで、本発明のように、第4の発生原因が前記原因検出部により検出された場合には、前記用紙繰出部の確認を指示する旨の第4のメッセージを出力することで、無給紙ジャムの発生原因が前記第4の発生原因であることをユーザができるだけ早く認識して該無給紙ジャムを解消するための作業を速やかに行うことができる。
本発明によれば、前記ジャム判断部により無給紙ジャムが発生したものと判断されると、その無給紙ジャムの発生原因を検出し、その発生原因に対応するメッセージを出力するようにしたので、ユーザは、無給紙ジャムの発生原因を知ることができ、現在発生している無給紙ジャムの原因に応じた、無給紙ジャムを解消するための装置内部の点検を速やかに行うことができる。
本実施の形態における画像形成装置の内部構成を概略的に示した側面図である。 画像形成装置の電気的な構成を示すブロック図である。 (a)は、コード記憶部が記憶している、無給紙ジャムの発生原因の種類とジャムコードとが対応付けられたテーブルを示し、(b)は、メッセージ記憶部が記憶している、前記ジャムコードとメッセージとが対応付けられたテーブルを示す図である。 メッセージ出力部によるメッセージの出力処理を示すフローチャートである。 メッセージ出力部のメッセージ出力処理によりメッセージが表示部に表示された状態を示す図である。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施の形態における画像形成装置1の内部構成を概略的に示した側面図である。尚、画像形成装置1は、複写機、プリンタ及びファクシミリ機等である。画像形成装置1は、本体部2、本体部2の左方に配設されたスタックトレイ3、本体部2の上部に配設された原稿読取部4、原稿読取部4の上方に配設された原稿給送部5を備えている。
また、画像形成装置1のフロント部には、入力操作部6が設けられている。この入力操作部6には、電源キーやユーザが印刷実行指示を入力するためのスタートキー、印刷部数等を入力するためのテンキー、各種複写動作の操作ガイド情報等を表示し、これら各種設定入力用にタッチパネル機能を有する液晶ディスプレイ等からなる表示部9等を有する。
原稿読取部4は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサ及び露光ランプ等からなるスキャナ部13、ガラス等の透明部材により構成された原稿台14及び原稿読取スリット15を備える。スキャナ部13は、図略の駆動部によって移動可能に構成され、原稿台14に載置された原稿を読み取るときは、原稿台14に対向する位置で原稿面に沿って移動され、原稿画像を走査しつつ取得した画像データを画像形成部21へ出力する。また、原稿給送部5により給送された原稿を読み取るときは、原稿読取スリット15と対向する位置に移動され、原稿読取スリット15を介して原稿給送部5による原稿の搬送動作と同期して原稿の画像を取得し、その画像データを画像形成部21へ出力する。
原稿給送部5は、原稿を載置するための原稿載置部16と、画像読み取り済みの原稿を排出するための原稿排出部17、原稿載置部16に載置された原稿を1枚ずつ繰り出して原稿読取スリット15に対向する位置へ搬送し、原稿排出部17へ排出するための給紙ローラや搬送ローラ(不図示)等からなる原稿搬送機構18を備える。
また、原稿給送部5は、その前面側が上方に移動可能となるように本体部2に対して回動自在に設けられている。原稿給送部5の前面側を上方に移動させて原稿台14上面を開放することにより、原稿台14の上面に読み取り原稿、例えば見開き状態にされた書籍等をユーザが載置できるようになっている。
本体部2は、本体部2の適所において抜き差し可能に構成された複数の給紙カセット19と、給紙カセット19から用紙を1枚ずつ用紙搬送路に繰り出す給紙ローラ20と、給紙カセット19から搬送されてきた用紙に画像を形成する画像形成部21と、前記給紙カセット19と前記画像形成部21との間の用紙搬送路上に設置され、前記給紙ローラ20により繰り出された用紙を前記画像形成部21に搬送する搬送ローラ33を備える。
画像形成部21は、スキャナ部13で取得された画像データに基づきレーザ光等を出力して感光体ドラム22を露光し、感光体ドラム22の表面に静電潜像を形成する光学ユニット23、静電潜像が形成された感光体ドラム22の表面にトナーを付着することによりトナー像を形成する現像部24、感光体ドラム22上のトナー像を用紙に転写する転写部25、トナー像が転写された用紙を加熱してトナー像を用紙に融解定着させる加熱ローラ26及び加圧ローラ27を備えた定着装置28、画像形成部21内の用紙搬送路中に設けられ、用紙をスタックトレイ3又は排出トレイ29まで搬送する搬送ローラ対30及び31等を備える。
また、用紙の両面に画像を形成する場合は、画像形成部21で用紙の一方の面に画像を形成した後、この用紙を排出トレイ29側の搬送ローラ対30及び31にニップされた状態とする。この状態で搬送ローラ対30及び31を反転させて用紙をスイッチバックさせ、搬送ローラ対38及び39が用紙を用紙搬送路32に送って画像形成部21の上流域に再度搬送し、画像形成部21により他方の面に画像を形成した後、用紙をスタックトレイ3又は排出トレイ29に排出する。
図2は、図1に示す画像形成装置1の電気的な構成を示すブロック図である。
図2に示すように、画像形成装置1は、原稿読取部4、原稿給送部5、画像形成部21、入力操作部6、記憶部7、センサ部8を備える。なお、原稿読取部4、原稿給送部5、画像形成部21、入力操作部6は、図1に示したものに相当するので、その説明を省略する。
センサ部8は、用紙センサ81と、カセットセンサ82〜84と、残量センサ85〜87とを有する。用紙センサ81は、用紙が給紙カセット19から適切に搬送されているか否かを検出するためのものであり、図1に示すように、前記搬送ローラ33の近傍位置に設置されている。用紙センサ81は、一対の投受光器からなり、用紙が用紙センサ81の検出位置に搬送されると、前記投光器から出力された光が該用紙により反射され、この反射光が受光器により受光され、H(ハイ)信号を制御部41に出力する一方、用紙が用紙センサ81の検出位置に搬送されていない場合には、前記投光器から出力された光が受光器に受光されず、L(ロー)信号を制御部41に出力する。
カセットセンサ82〜84は、給紙カセット19が本体部2の図略の収納室に差し込まれているか否かを検出するためのものであり、図1に示すように、本体部2に形成された、給紙カセット19の前記収納室に臨む態様で設置されている。カセットセンサ82〜84としては、例えば前記用紙センサ81と同様の検出方式のものが採用可能である。カセットセンサ82〜84は、給紙カセット19が本体部2に差し込まれているときにはH(ハイ)信号を制御部41に出力し、給紙カセット19が本体部2から抜き出されているときにはL(ロー)信号を制御部41に出力する。
残量センサ85〜87は、給紙カセット19内の用紙の枚数(残量)を検出するものである。本実施形態では、残量センサ85〜87として、例えば本出願人が提案した特開2005−350193号公報に開示されているように、給紙カセット19内に装填される用紙をその上に載置して給紙ローラ20に付勢する用紙載置板の角度を検知して給紙カセット19内の用紙の枚数(残量)を検出するものが採用可能である。
記憶部7は、コード記憶部71と、メッセージ記憶部72とを有する。コード記憶部71は、図3(a)に示すように、無給紙ジャムの発生原因の種類にそれぞれ割り当てられたジャムコードを無給紙ジャムの発生原因の種類と対応付けたテーブルを記憶するものである。コード記憶部71が記憶しているテーブルには、例えば無給紙ジャムの発生原因「A」とジャムコード「100」とが対応付けられており、また、無給紙ジャムの発生原因「C」とジャムコード「102」とが対応付けられている。なお、図3(a)に示すテーブルの無給紙ジャムの発生原因の種類「A」〜「E」については後述する。
メッセージ記憶部72は、図3(b)に示すように、前記ジャムコードにそれぞれ割り当てられたメッセージをジャムコードと対応付けたテーブルを記憶するものである。メッセージ記憶部72は、例えばジャムコード「100」とメッセージ「カセットの用紙を確認してください」とが対応付けられており、また、ジャムコード「104」とメッセージ「用紙を取り除いてください」とが対応付けられている。
制御部41は、画像形成装置1の動作制御を司るCPUと、データを一時的に保管する機能や作業領域としての機能を有するRAM(Random Access Memory)、プログラムを予め記憶するROM、及び、前記プログラム等をROMから読み出して実行するCPUを備えて構成されており、CPUとRAM及びROMとはデータバスを介してデータの授受を行うように構成されている。
制御部41は、CPUがROM等に格納されている本実施形態特有のプログラムを実行することで、リトライ制御部411と、無給紙ジャム検出部412と、カセット抜き差し検出部413と、放置検出部414と、継ぎ足し用紙ジャム検出部415と、メッセージ出力部416としての機能を有する。
リトライ制御部411は、給紙ローラ20に給紙カセット19から用紙を1枚ずつ用紙搬送路へ繰り出させる指示を制御部41から出力したにも拘らず、用紙センサ81により用紙が検出されていない(用紙センサ81の検出位置に用紙が到達していない)場合に、再度、給紙カセット19から用紙を1枚ずつ用紙搬送路へ繰り出す動作(以下、リトライ動作という)の実行指示を、給紙ローラ20を駆動する図略のモータに出力する。リトライ制御部411は、予め定められた回数を上限回数として、用紙センサ81により用紙が検出されるまで前記リトライ動作を繰り返し行う。
無給紙ジャム検出部412は、リトライ制御部411によって前記リトライ動作の実行指示が予め定められた回数行われても、用紙センサ81により用紙が検出されていない(用紙センサ81の検出位置に用紙が到達していない)場合に無給紙ジャムが発生したものと判断する。
カセット抜き差し検出部413は、カセットセンサ82〜84の出力信号に基づいて、給紙カセット19が本体部2に対して抜き差しが行われたか否かを検出する。すなわち、カセット抜き差し検出部413は、予め定められた時間の間に、前記カセットセンサ82〜84から受信する信号が、H(ハイ)信号→L(ロー)信号→H(ハイ)信号と変化したとき、給紙カセット19が本体部2に対して抜き差しが行われたと判断し、これを履歴情報として記憶する。
放置検出部414は、前記カセット抜き差し検出部413により給紙カセット19が本体部2に対して抜き差しが行われたと判断された場合に、その抜き差しが行われた時点からの給紙カセット19の装着時間の計測動作を開始し、その計測時間が予め定められた時間に達すると、給紙カセット19の用紙は使用されずに放置されているものと判断する。
継ぎ足し用紙ジャム検出部415は、前記カセット抜き差し検出部413により給紙カセット19が本体部2に対して抜き差しが行われたものと判断された場合に、その抜き差し時に該給紙カセット19に用紙が継ぎ足されたか否かを検出するものである。具体的には、継ぎ足し用紙ジャム検出部415は、前記カセット抜き差し検出部413により給紙カセット19が本体部2に対して抜き差しが行われたと判断された時点において、それぞれ前記残量センサ85〜87に給紙カセット19内の用紙枚数(残量)の検出動作を行わせ、この検出枚数を記憶する。また、継ぎ足し用紙ジャム検出部415は、前記無給紙ジャム検出部412により無給紙ジャムが発生したものと判断されると、前記残量センサ85〜87に給紙カセット19内の用紙枚数(残量)の検出動作を行わせる。
そして、継ぎ足し用紙ジャム検出部415は、前記カセット抜き差し検出部413により給紙カセット19が本体部2に対して抜き差しが行われたものと判断された時点で前記残量センサ85〜87により検出された用紙枚数と、前記無給紙ジャム検出部412により無給紙ジャムが発生したものと判断された時点で前記残量センサ85〜87により検出された用紙枚数とを比較し、後者の用紙枚数が前者の用紙枚数より大きいとき、今回発生した無給紙ジャムのジャム用紙は継ぎ足した用紙であると判断する。
メッセージ出力部416は、前記リトライ制御部411、無給紙ジャム検出部412、カセット抜き差し検出部413、放置検出部414、継ぎ足し用紙ジャム検出部415の制御結果や検出結果に応じて、ユーザに対するメッセージの出力処理を行うものである。
図4は、メッセージ出力部416によるメッセージの出力処理を示すフローチャートである。なお、本実施形態では、図1に示すように、給紙カセット19が複数段設けられているが、ここでは、最上段の給紙カセット19に着目して説明する。
図4に示すように、給紙ローラ20に給紙カセット19から用紙を1枚ずつ用紙搬送路へ繰り出させる指示を制御部41から出力したにも拘らず、用紙センサ81により用紙が検出されなかったため、リトライ制御部411により予め定められた回数を上限回数として前記リトライ動作の実行指示が出力されたが、用紙センサ81により用紙が検出されず、無給紙ジャム検出部412により、無給紙ジャムが発生したものと判断されると(ステップ♯1でYES)、メッセージ出力部416は、前記カセット抜き差し検出部413からの出力信号を用いて、無給紙ジャムとなった用紙が、給紙カセット19の抜き差し後の1枚目の用紙である(給紙カセット19の抜き差し後において初めての印刷用紙である)か否かを判断する(ステップ♯2)。なお、このステップ♯2の動作と並行して、継ぎ足し用紙ジャム検出部415による検出動作も開始される。
メッセージ出力部416は、無給紙ジャムが発生した用紙がカセット抜き差し後の1枚目の用紙であると判断すると(ステップ♯2でYES)、放置検出部414により給紙カセット19の用紙は一定時間以上使用されずに放置されているものと判断されたか否かの判断結果を参照し(ステップ♯3)、放置検出部414の判断結果が、給紙カセット19の用紙は使用されずに放置されている旨の判断結果である場合には(ステップ♯3でYES)、このステップ♯2とステップ♯3での判断結果に対応する無給紙ジャムの発生原因「A」(図3(a)参照)に対応付けられたジャムコード「100」をコード記憶部71から読み出し、さらにこの読み出したジャムコード「100」に対応付けられた「カセットの用紙を確認してください」とのメッセージ(図3(b)参照)をメッセージ記憶部72から読み出して、図5に示すように、この「カセットの用紙を確認してください」とのメッセージを表示部9に表示する(ステップ♯4)。
このようなメッセージを出力するのは、給紙カセット19の抜き差し後に該給紙カセット19内の用紙が使用されずに長期間放置され、吸湿した状態が発生しているものと考えられ、このような用紙の除去作業をユーザに促すためである。
一方、メッセージ出力部416は、放置検出部414の判断結果が、給紙カセット19の用紙が使用されずに放置されている旨の判断結果ではない場合には(ステップ♯3でNO)、このステップ♯2とステップ♯3での判断結果に対応する無給紙ジャムの発生原因「B」(図3(a)参照)に対応付けられたジャムコード「101」をコード記憶部71から読み出し、さらにこの読み出したジャムコード「101」に対応付けられた「カセットの用紙をセットし直してください」とのメッセージ(図3(b)参照)をメッセージ記憶部72から読み出して、この「カセットの用紙をセットし直してください」とのメッセージを表示部9に表示する(ステップ♯5)。
このようなメッセージを出力するのは、給紙カセットに対する用紙のセットの仕方が不適切であると考えられ、給紙カセット19の用紙をセットし直す作業をユーザに促すためである。
また、ステップ♯2において、メッセージ出力部416は、無給紙ジャムとなった用紙がカセット抜き差し後の1枚目の用紙ではないと判断すると(ステップ♯2でNO)、継ぎ足し用紙ジャム検出部415の判断結果を用いて、無給紙ジャムとなった用紙が、給紙カセット19の抜き差し時に継ぎ足した用紙であるか否かを判断する(ステップ♯6)。
メッセージ出力部416は、無給紙ジャムとなった用紙が、給紙カセット19の抜き差し時に継ぎ足した用紙であると判断すると(ステップ♯6でYES)、ステップ♯2とステップ♯6での判断結果に対応する無給紙ジャムの発生原因「C」(図3(a)参照)に対応付けられたジャムコード「102」をコード記憶部71から読み出し、さらにこの読み出したジャムコード「102」に対応付けられた「カセットの用紙を捌いてください」とのメッセージ(図3(b)参照)をメッセージ記憶部72から読み出して、この「カセットの用紙を捌いてください」とのメッセージを表示部9に表示する(ステップ♯7)。
このようなメッセージを出力するのは、継ぎ足した用紙束は、重なり合う用紙間に空気がほとんど入っておらず密着している可能性が高いからである。
一方、ステップ♯6において、メッセージ出力部416は、無給紙ジャムとなった用紙が、カセット抜き差し時に継ぎ足された用紙では無いと判断すると(ステップ♯6でNO)、リトライ制御部411の制御履歴を用いて、今回無給紙ジャムとなった用紙の所定枚数前(ここでは1枚前とする)の用紙に対してリトライ動作が実施されたか否かを判断する(ステップ♯8)。
その結果、メッセージ出力部416は、今回無給紙ジャムとなった用紙の1枚前の用紙に対してリトライ動作が実施されたと判断すると(ステップ♯8でYES)、このステップ♯2とステップ♯6とステップ♯8での判断結果に対応する無給紙ジャムの発生原因「D」に対応付けられたジャムコード「103」(図3(a)参照)をコード記憶部71から読み出し、さらにこの読み出したジャムコード「103」に対応付けられた「給紙ローラを確認してください」とのメッセージ(図3(b)参照)をメッセージ記憶部72から読み出して、この「給紙ローラを確認してください」とのメッセージを表示部9に表示する(ステップ♯9)。
このようなメッセージを出力するのは、この場合、頻繁に無給紙ジャムが発生しており、用紙側の問題ではなく給紙ローラ20側の問題(給紙ローラ20の磨耗等)が想定されるからである。
一方、ステップ♯8において、メッセージ出力部416は、今回無給紙ジャムとなった用紙の1枚前の用紙に対してリトライ動作が実施されていないと判断すると(ステップ♯8でNO)、このステップ♯2とステップ♯6とステップ♯8での判断結果に対応する無給紙ジャムの発生原因「E」に対応付けられたジャムコード「104」(図3(a)参照)をコード記憶部71から読み出し、さらにこの読み出したジャムコード「104」に対応付けられた「用紙を取り除いてください」とのメッセージ(図3(b)参照)をメッセージ記憶部72から読み出して、この「用紙を取り除いてください」とのメッセージを表示部9に表示する(ステップ♯10)。
この場合、前記各発生原因以外の原因、又は発生原因が不明であり、対処方法が不明であるため、無給紙ジャムを解消できる確実性が最も高い指示を与えるようにしている。
以上のように、本実施形態では、無給紙ジャムの発生原因を想定し、各発生原因を検出する機能を備えるとともに、前記無給紙ジャムの発生原因の種類に応じたジャムコードや表示部9に表示するメッセージを予め設定して記憶しておき、無給紙ジャムが発生すると、その無給紙ジャムの発生原因を検出し、該発生原因に対応するメッセージを表示部9に表示するようにしたので、無給紙ジャムの発生原因に応じた、無給紙ジャム解消のための装置点検を行うことができる。
すなわち、従来では、無給紙ジャムが発生したことのみがユーザに報知されるため、ユーザは、無給紙ジャムが発生したことは認識するが、無給紙ジャムの発生原因については不明であるため、用紙が吸湿しているために無給紙ジャムが発生しているのか、給紙カセット19への用紙のセット状態が不適切であるのか、それとも、このような用紙側の問題ではなく、給紙ローラ20の磨耗など装置側の問題であるのかを逐一調べなければならないが、本実施形態では、無給紙ジャムの発生原因を推定してその対処方法をメッセージとして出力するようにしたので、ユーザができるだけ早く無給紙ジャムの発生原因を認識して該無給紙ジャムを解消することができる。
なお、無給紙ジャムの発生原因が同一であっても、給紙段(給紙カセット)ごとに各発生原因に対して異なるジャムコードを設定し、それらのジャムコードに対し、それぞれ無給紙ジャムが発生した給紙段の報知を含めたメッセージを対応付け、そのメッセージを表示部9に表示するようにすれば、ユーザは、どの給紙段の用紙に無給紙ジャムが発生したのかまで認識することができる。
1 画像形成装置
2 本体部
7 記憶部
8 センサ部
81 用紙センサ
82〜84 カセットセンサ
85〜87 残量センサ
9 表示部
19 給紙カセット
20 給紙ローラ
33 搬送ローラ
41 制御部
71 コード記憶部
72 メッセージ記憶部
411 リトライ制御部
412 無給紙ジャム検出部
413 カセット抜き差し検出部
414 放置検出部
415 継ぎ足し用紙ジャム検出部
416 メッセージ出力部

Claims (9)

  1. 用紙に画像を形成する画像形成部と、
    用紙を積層状態で収納する用紙収納部と、
    前記用紙収納部に積層されている用紙を順に前記画像形成部に向けて繰り出す用紙繰出部と、
    前記用紙収納部から前記画像形成部までの用紙搬送路上の所定位置で用紙の存在を検出する用紙検出部と、
    前記用紙検出部を用いて、前記用紙収納部から前記画像形成部に向けて用紙が適切に搬送されない無給紙ジャムが発生したか否かを判断するジャム判断部と、
    前記ジャム判断部により無給紙ジャムが発生したものと判断されると、その無給紙ジャムの発生原因を検出する原因検出部と、
    前記無給紙ジャムの発生原因と該発生原因に関連するメッセージとを対応付けて記憶する記憶部と、
    前記原因検出部により無給紙ジャムの発生原因が検出されると、その発生原因に対応するメッセージを前記記憶部から導き出し、この導き出したメッセージを出力するメッセージ出力部と
    を備える画像形成装置。
  2. 前記用紙収納部は、用紙を積層状態で収納可能な給紙カセットが装置本体に対して抜き差し可能に構成されてなり、
    前記原因検出部は、無給紙ジャムとなった用紙が前記給紙カセットの抜き差し後において最初に画像形成部に向けて搬送される用紙であることを前記無給紙ジャムの発生原因として検出する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記給紙カセットの抜き差しが行われてから該給紙カセットから用紙が繰り出されるまでの時間を計測する時間計測部を更に備え、
    前記原因検出部は、更に前記時間計測部の計測時間が予め定められた時間を超えることを前記無給紙ジャムの発生原因として検出するものである請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記記憶部は、無給紙ジャムとなった用紙が、前記給紙カセットの抜き差し後において最初に画像形成部に向けて搬送される用紙であり、且つ、前記時間計測部の計測時間が予め定められた時間を超えるという第1の発生原因と、前記給紙カセットの用紙の確認を指示する旨の第1のメッセージとを対応付けて記憶しており、
    前記メッセージ出力部は、前記第1の発生原因が前記原因検出部により検出されると、前記第1の発生原因に対応する前記第1のメッセージを前記記憶部から読み出し、該第1のメッセージを出力する請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記記憶部は、前記時間計測部の計測時間が予め定められた時間に達していないが、無給紙ジャムとなった用紙が、前記給紙カセットの抜き差し後において最初に画像形成部に向けて搬送される用紙であるという第2の発生原因と、前記給紙カセットの用紙のセットを促す指示を行う旨の第2のメッセージとを対応付けて記憶しており、
    前記メッセージ出力部は、前記第2の発生原因が検出されると、その発生原因に対応する前記第2のメッセージを前記記憶部から読み出し、該第2のメッセージを出力する請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記給紙カセットが前記装置本体に対して抜き差しが行われたときに、該給紙カセットへの用紙の継ぎ足しが行われたか否かを検出する継ぎ足し検出部を更に備え、
    前記原因検出部は、無給紙ジャムとなった用紙が、前記給紙カセットの抜き差し後において最初に画像形成部に向けて搬送される用紙ではない場合に、更に、前記給紙カセットが前記装置本体に対して抜き差しが行われたときに該給紙カセットへの用紙の継ぎ足しが行われたことを前記無給紙ジャムの発生原因として検出する請求項2に記載の画像形成装置。
  7. 前記記憶部は、無給紙ジャムとなった用紙が、前記給紙カセットの抜き差し後において最初に画像形成部に向けて搬送される用紙ではない場合に、更に、前記給紙カセットが前記装置本体に対して抜き差しが行われたときに該給紙カセットへの用紙の継ぎ足しが行われたという第3の発生原因と、前記給紙カセットの用紙を捌く作業の実施を指示する旨の第3のメッセージとを対応付けて記憶しており、
    前記メッセージ出力部は、前記第3の発生原因が前記原因検出部により検出されると、その発生原因に対応する前記第3のメッセージを前記記憶部から読み出し、該第3のメッセージを出力する請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記給紙カセットから用紙を前記用紙繰出部に繰り出させる指示が予め定められた指示部から出力されたにも拘らず前記用紙検出部により用紙が検出されていない場合に、再度、前記給紙カセットから用紙を前記用紙繰出部に繰り出すリトライ動作の実行指示を、予め定められた回数を上限回数として、前記用紙検出部により用紙が検出されるまで繰り返し前記用紙繰出部に出力するリトライ制御部を更に備え、
    前記原因検出部は、無給紙ジャムとなった用紙が、前記給紙カセットの抜き差し後において最初に画像形成部に向けて搬送される用紙ではなく、且つ、前記給紙カセットが前記装置本体に対して抜き差しが行われたときに該給紙カセットへの用紙の継ぎ足しが行われていない場合に、無給紙ジャムとなった用紙より所定枚数前の用紙が、前記リトライ動作の対象となったことを前記無給紙ジャムの発生原因として検出するものである請求項6又は7に記載の画像形成装置。
  9. 前記記憶部は、無給紙ジャムとなった用紙が、前記給紙カセットの抜き差し後において最初に画像形成部に向けて搬送される用紙ではなく、前記給紙カセットが前記装置本体に対して抜き差しが行われたときに該給紙カセットへの用紙の継ぎ足しが行われておらず、且つ、無給紙ジャムとなった用紙より所定枚数前の用紙が、前記リトライ制御部の制御対象となったという第4の発生原因と、前記用紙繰出部の確認を指示する旨の第4のメッセージとを対応付けて記憶しており、
    前記メッセージ出力部は、前記第4の発生原因が前記原因検出部により検出されると、その発生原因に対応する前記第4のメッセージを前記記憶部から読み出し、該第4のメッセージを出力する請求項8に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017017660A (ja) * 2015-07-06 2017-01-19 キヤノン株式会社 画像読取装置、画像読取装置の制御方法、及びプログラム
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