JP2007230424A - 自動変速機の操作入力装置 - Google Patents

自動変速機の操作入力装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007230424A
JP2007230424A JP2006055989A JP2006055989A JP2007230424A JP 2007230424 A JP2007230424 A JP 2007230424A JP 2006055989 A JP2006055989 A JP 2006055989A JP 2006055989 A JP2006055989 A JP 2006055989A JP 2007230424 A JP2007230424 A JP 2007230424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shift lever
tilting
axis
range
input device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006055989A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4740768B2 (ja
Inventor
Takumi Kusayama
卓美 草山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Delta Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Delta Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Delta Kogyo Co Ltd filed Critical Delta Kogyo Co Ltd
Priority to JP2006055989A priority Critical patent/JP4740768B2/ja
Publication of JP2007230424A publication Critical patent/JP2007230424A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4740768B2 publication Critical patent/JP4740768B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/0204Selector apparatus for automatic transmissions with means for range selection and manual shifting, e.g. range selector with tiptronic

Abstract

【課題】シフトレバーを車両側に取り付ける際の作業性を向上することのできる自動変速機の操作入力装置を提供すること。
【解決手段】車両側に固定されるベースプレート2と、このベースプレート2に対し傾動軸16a、17a回りに傾動可能に支持されるガイドブラケット14と、ベースプレート2とガイドブラケット14との間に挟持されることにより傾動軸16a、17aの軸線上に中心が配置される球面の少なくとも一部を構成する被挟持面29aが基端部に形成されたシフトレバー15とを備え、ガイドブラケット14が傾動軸16a、17aによってベースプレート2に軸支されることにより、当該ガイドブラケット14とベースプレート2との間に被挟持面29aを摺動可能に挟持することができる間隔が形成される。
【選択図】図5

Description

本発明は、自動車等の車両に搭載される自動変速機の操作入力装置に関する。
一般に、前記操作入力装置は、車両に対し所定の軸回りに傾動操作可能に支持されたシフトレバーを備えている。
この種の操作入力装置には、前記シフトレバーが前記軸と直交する軸回りにも傾動操作可能となるように車両に支持されたもの(例えば、特許文献1)も知られている。
特許文献1の操作装置は、車両に対し軸部材回りに回転可能に支持されたスリーブと、このスリーブの外側面として形成された球面受部を挟み込む一対の連結部材とを備え、これら連結部材のうち一方の連結部材がセレクトレバー(シフトレバー)の下端部に固着されている。
各連結部材は、スリーブの球面受部を摺動可能に挟持することにより、当該スリーブに対し球面受部に沿って相対移動が可能とされている。すなわち、セレクトレバーとスリーブとは、空振り可能な状態で相互に連結されている。
さらに、各連結部材には球面受部から突出する規制部が設けられている一方、スリーブには規制部と受け入れ可能な切り欠き部が設けられ、前記セレクトレバーが軸部材と直交する軸回りの特定の操作位置に操作された場合に、これら切り欠き部及び規制部によって各連結部材とスリーブとが係合されるようになっている。
したがって、前記特定の操作位置とされた状態で、セレクトレバーを軸部材回りに傾動操作した際には各連結部材とスリーブとが一体となって回転する一方、前記特定の操作位置から外れた位置とされた状態で、セレクトレバーを軸部材回りに傾動操作した際には各連結部材とスリーブとの係合が解除されて、当該スリーブに対しセレクトレバーが空振りすることになる。
特開平6−94111号公報
しかしながら、前記特許文献1の操作装置では、スリーブに対し各連結部材を挟み付ける際に、これら連結部材同士の間隔を調整する必要があり、この調整が困難であるという問題があった。
すなわち、各連結部材は、その内側でスリーブを摺動可能に保持するために当該スリーブに対し若干のクリアランスをもって相互に組み付ける必要があるが、このクリアランスが大きすぎると当該各連結部材とスリーブとの間のガタつきが生じ、操作を行なう者に違和感を与えることになる。
特に、前記クリアランスが大きくなると、前記規制部と切り欠き部とが係合した状態においても、各連結部材とスリーブとの間にガタつきが生じるため、操作を行なう者に対し、スリーブが回転している感覚をダイレクトに伝え難い。
したがって、前記特許文献1の操作装置では、車両側にセレクトレバー(連結部材)を取り付ける際に前記調整作業が必要となり、その作業性が悪かった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、シフトレバーを車両側に取り付ける際の作業性を向上することのできる自動変速機の操作入力装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、車両に搭載された自動変速機を操作する操作入力装置であって、前記車両側に固定されるベース部材と、このベース部材に対し傾動軸回りに前後に傾動可能に支持されるガイド部材と、前記ベース部材とガイド部材との間に挟持されることにより前記傾動軸の軸線上に中心が配置される球面の少なくとも一部を構成する被挟持面が基端部に形成されたシフトレバーとを備え、前記ガイド部材が前記傾動軸によってベース部材に軸支されることにより、当該ガイド部材と前記ベース部材との間に前記被挟持面を摺動可能に挟持することができる間隔が形成されることを特徴とする自動変速機の操作入力装置を提供する。
請求項2に係る発明は、前記ガイド部材には、前記傾動軸と直交する軸回りに左右方向の特定の操作位置に傾動したシフトレバーの途中部を挿抜可能に受け入れる保持溝が形成され、この保持溝により途中部が保持されたシフトレバーを前記傾動軸回りに前後に傾動操作することにより、当該シフトレバーとガイド部材とが一体となって傾動することを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、前記シフトレバーには、前記被挟持面から前記傾動軸の軸線と平行する方向に突出する突出部が形成されている一方、前記ベース部材には、この突出部を前記被挟持面の挟持方向に受け入れるガイド溝が形成され、前記シフトレバーは、前記ガイド溝内に突出部が挿入されることにより、前記ベース部材に対し傾動軸回りに前後に傾動可能で、かつ、前記特定の操作位置と前記保持溝から抜け出た位置との間で左右に傾動可能な状態で、その軸線回りの回転が規制されることを特徴とするものである。
本発明によれば、ガイド部材をベース部材に取り付けるだけの操作で、ベース部材とガイド部材との間に適当な間隔を形成することができるので、スリーブを一対の連結部材により挟み付ける際に、連結部材同士の間隔の調整を要する従来の操作装置と異なり特別な調整を不要としながら、シフトレバーをベース部材に対し傾動軸及びこれと直交する軸回りに傾動操作可能に支持させることができる。
したがって、本発明によれば、シフトレバーを車両側に取り付ける際の作業性を向上することができる。
請求項2に係る発明によれば、保持溝に途中部が保持された状態でシフトレバーを傾動軸回りに操作してガイド部材を傾動させる状態と、保持溝から途中部が離脱した状態でシフトレバーを傾動軸回りに操作してガイド部材に対し空振りさせる状態とを使い分けることができる。
したがって、例えば、Pレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジ等を含む自動変速機のシフトチェンジを前記従動操作状態において行ない、Dレンジからシフトレバーを傾動軸と直交する軸回りに回転させて空振り操作状態とすることにより、Dレンジにおけるシフトを1段ずつ変更するスポーツモード等に切り換えるといった使い分けが可能となる。
請求項3に係る発明によれば、ガイド溝内に突出部を挿入することによって、傾動軸及びこの傾動軸に直交する軸回りのシフトレバーの傾動を可能としながら、当該シフトレバーの軸線回りの回転を規制することができるので、乗員がシフトレバーを掴み損ねるといった事態を抑制することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る自動変速機の操作入力装置の全体構成を示す斜視図である。図2は、図1の自動変速機の側面図である。図3は、図2のIII−III線断面図である。図4は、図1の自動変速機を分解して示す斜視図である。図5は、図4の操作部材を分解して示す斜視図である。
図1〜図5を参照して、操作入力装置1は、車両内に設けられ、シフトレバー15の傾動操作に応じてケーブル5を押し引きすることにより、当該ケーブル5の端末に接続された自動変速機のコントロールレバー(図示せず)を操作するようになっている。
具体的に、操作入力装置1は、車両の運転室内に固定されるベースプレート(ベース部材)2と、このベースプレート2に対し傾動操作自在に支持された操作部材3と、この操作部材3の操作方向を規定する規定部材4と、操作部材3に取り付けられたケーブル5とを備えている。なお、操作部材3からケーブル5が延びる方向を前方とし、前後方向及び上下方向と直交する方向を左右方向として以下説明する。
ベースプレート2は、車両に固定される基板6と、この基板6上に立設された左右一対の取付板7とを一体に備えた合成樹脂製の部材である。
基板6には、図5に詳しく示すように、上方へ開く略半球状の挟持面8aが形成された凹部8と、挟持面8aを左側へ貫くガイド溝9と、挟持面8aを右側へ貫く支持溝10とが形成されている。
ガイド溝9は、所定の前後幅寸法をもって対向する対向面9aと、この対向面9aの下縁部同士を連結する略円弧状の底面(底部)9bとによって囲まれた上方へ開く溝である。
支持溝10は、側面視略円弧状の底面10aによって囲まれた上方へ開く溝である。
図3及び図5を参照して、取付板7には、それぞれ対向する側へスリーブ11及びスリーブ12が突出して形成されている。これらスリーブ11、12は、それぞれスリット11a、12aが形成された断面C字型に形成され、これらスリット11a、12aを通して後述する傾動軸16a、17aを受け入れることにより、当該傾動軸16a、17aを回転自在に支持するようになっている。
操作部材3は、前記ベースプレート2に対し傾動軸16a、17a回り傾動可能に支持されるガイドブラケット(ガイド部材)14と、このガイドブラケット14を上下に挿通するシフトレバー15とを備えている。
ガイドブラケット14は、左右に対向する右側板16及び左側板17と、これら側板16、17の下部同士を連結する前後一対の連結板18及び連結板19とを備え、各板16〜19に囲まれた範囲を通ってシフトレバー15が遊嵌されている。
両側板16、17には、それぞれ相離間する左右方向に突出する傾動軸16a及び傾動軸17aが形成されている。
これら傾動軸16a、17aは、それぞれ断面略俵型に形成されている。具体的に、傾動軸16a、17aは、その断面形状において、前記スリット11a、12aを通してスリーブ11、12に挿入可能な幅寸法W1(図2参照)を有し、この幅寸法W1と直交する長手方向の両端面がスリーブ11、12内で摺動可能な円弧状の摺動面20(図5では傾動軸17aについてのみ示している)とされている。
ここで、前記スリット11a、12aは、後述する規定部材4によって規定されるガイドブラケット14の傾動範囲外の回転位置とされた状態において、傾動軸16a、17aを受け入れ可能となる位置に形成されている。したがって、規定部材4の組み付け後の操作入力装置1においては、ガイドブラケット14の傾動位置にかかわらず、傾動軸16a、17aがスリーブ11、12から抜け出ることが防止される。
そして、前記ガイドブラケット14は、その右側板16にケーブル5の後端部が接続され、前記シフトレバー15の傾動操作に伴いベースプレート2に対して傾動軸16a、17a回りに傾動することにより、ケーブル5を押し引きする。
右側板16の上部には、左側へ突出する前後一対の保持片21及び保持片22が形成され、これら保持片21、22の間に前記シフトレバーを左側から受け入れる保持溝23が形成されている。
また、右側板16の下部には、図5に示すように、側面視で円弧状に突出するガイド片24が形成されている。このガイド片24は、前記支持溝10内に挿入されてその底面10aと摺動することにより、前記傾動軸16a、17a回りのガイドブラケット14の傾動動作をガイドするようになっている。
右側板16及び両連結板18、19の下部には、それぞれ挟持面25、挟持面26及び挟持面27が形成されている。これら挟持面25〜27は、それぞれ前記傾動軸16a、17aの軸線上に中心が配置されるとともに前記ベースプレート2の挟持面8aと同一半径を有する同一球面上の一部を構成する面である。
シフトレバー15は、レバー本体28と、このレバー本体28の下端部に設けられた被挟持部29と、レバー本体28の途中部に設けられたブロック体30とを備えている。
被挟持部29は、前記挟持面8a及び25〜27と同一半径の球面を構成する被挟持面29aと、この被挟持面29aからレバー本体28の軸線と直交する方向に延びる円柱状の突出部29bとを備えている。
被挟持面29aは、ベースプレート2の挟持面8aと、ガイドブラケット14の挟持面25〜27との間で、当該挟持面8a及び25〜27に対し摺動可能に挟持される。
すなわち、傾動軸16a、17aによってガイドブラケット14とベースプレート2とが軸支された状態では、これらガイドブラケット14の挟持面25〜27と、ベースプレート2の挟持面8aとの間に前記被挟持面29aを摺動可能に挟持することができる間隔S1(図3参照)が形成されるように、傾動軸16a、17aとスリーブ11、12との位置関係が予め設定されている。
そのため、挟持面8aと挟持面25〜27との間に被挟持面29aを挟み込むようにして、ガイドブラケット14をベースプレート2に取り付けることにより、当該被挟持面29aは、ベースプレート2とガイドブラケット14との間に形成される間隔S1において、挟持面8a及び25〜27に対し摺動可能に保持されることになる。
そして、被挟持部29は、被挟持面29aが挟持面8aと挟持面25〜27との間に挟持された状態において、その中心位置が前記傾動軸16a、17aの軸線上に配置されるようになっている。したがって、レバー本体28は、その被挟持面29aが挟持面8a及び25〜27に対し摺動することによって、傾動軸16a、17a回りに前後方向に傾動可能で、かつ、左右方向にも傾動可能に支持される。
突出部29bは、前記被挟持面29aが挟持面8aと挟持面25〜27との間に挟持された状態において、ガイド溝9の内側に配置される。
具体的に、突出部29bは、レバー本体28がベースプレート2に対し略垂直とされた状態(図3の状態)において、前記傾動軸16a、17aと同軸に配置されて、ガイド溝9の底面9bから距離D1だけ離間した位置に配置される。
一方、突出部29bは、レバー本体28が予め設定された左側への傾動限界位置まで操作された状態において、ガイド溝9の底面9bに当接することにより、さらに左側へレバー本体28が傾動するのを規制するようになっている。
そして、突出部29bは、レバー本体28がベースプレート2に対し略垂直とされた状態、及び傾動限界位置まで操作された状態のそれぞれの状態において、傾動軸16a、17aを中心とするガイドブラケット14の傾動を規制しないように、ガイド溝9内で回転可能とされている。
さらに、突出部29bは、ガイド溝9内に配置されることにより、レバー本体28がその軸線回りに回転することを規制するようになっている。
ブロック体30は、前記ガイドブラケット14の保持溝23内に左側から挿入可能に寸法設定されたブロック体であり、レバー本体28が予め設定された右側の傾動限界位置まで操作された際に右側板16に当接することにより、さらに右側へレバー本体28が傾動するのを規制するようになっている。
一方、ブロック体30は、前記右側の傾動限界位置からレバー本体28を左側に傾動操作することにより、保持溝23から抜け出るようになっている。
すなわち、レバー本体28を右側へ傾動操作した場合、ブロック体30が保持溝23内に配置されることによりレバー本体28とガイドブラケット14とが連結され、この状態で、前後にレバー本体28を前後に傾動操作すると、ガイドブラケット14が傾動軸16a、17a回りに傾動する。
逆に、レバー本体28を左側へ傾動操作した場合、ブロック体30が保持溝23から抜け出ることによりレバー本体28とガイドブラケット14との連結状態が解除されて、この状態で、前後にレバー本体28を前後に傾動操作すると、レバー本体28が単独で傾動することになる。
図1〜図4を参照して、規定部材4は、ゲートプレート31と、このゲートプレートの上部に取り付けられたシフトパネル32とを備えている。このシフトパネル32は、後述するゲート33に対応して形成された挿通孔32aを備え、この挿通孔32aを挿通するシフトレバー15の現在位置(Pレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジ又はスポーツモード)を表示するようになっている。
ゲートプレート31には、上下方向に貫通してシフトレバー15を挿通するゲート33が形成されている。
図6の(a)に示すように、本実施形態において、ゲート33は、Pレンジ、Rレンジ、Nレンジ及びDレンジが設定されたメインゲートG1と、Dレンジにおいてシフトを1段ずつ変更するスポーツモード用のサブゲートG2とが設定されている。
メインゲートG1には、Pレンジから右、下、左の順にシフトレバー15を操作した位置にRレンジが設定され、このRレンジから下、左の順にシフトレバー15を操作した位置にNレンジが設定され、このNレンジから下にシフトレバー15を操作した位置にDレンジが設定され、このDレンジから左方へシフトレバー15を操作した位置にサブゲートG2が設定されている。
サブゲートG2は、Dレンジから左方へ操作されたシフトレバー15を上下に操作することが可能とされている。
そして、本実施形態では、メインゲートG1におけるシフトレバー15の左右傾動範囲E1においては、図5に示すブロック体30が保持溝23内に配置されて、シフトレバー15の傾動操作に伴いガイドブラケット14も傾動するようになっている。
一方、サブゲートG2内に操作されたシフトレバー15の左右位置においては、ブロック体30が保持溝23から抜け出て、その前後傾動範囲E2内でシフトレバー15を単独で操作することが可能とされている。
なお、本実施形態では、サブゲートG2によって規定されたシフトレバー15の最も左側の操作位置においても、前述した左側の傾動限界位置に到達しない状態、つまり、前記突出部29bがガイド溝9の底面9bから若干上方の位置に保持される。
以上説明したように、前記操作入力装置1によれば、ガイドブラケット14をベースプレート2に取り付けるだけの操作で、ベースプレート2とガイドブラケット14との間に適当な間隔S1を形成することができるので、当該間隔S1を形成するために特別な調整を要することなく、シフトレバー15をベースプレート2に対し傾動軸16a、17a及びこれと直交する軸(前後軸)回りに傾動操作可能に支持させることができる。
したがって、前記操作入力装置1によれば、シフトレバー15を車両側に取り付ける際の作業性を向上することができる。
シフトレバー15の途中部にブロック体30を設けた構成によれば、保持溝23にブロック体30が保持された状態でシフトレバー15を傾動軸16a、17a回りに操作してガイドブラケット14を傾動させる状態と、保持溝23からブロック体30が離脱した状態でシフトレバー15を傾動軸16a、17a回りに操作してガイドブラケット14に対し空振りさせる状態とを使い分けることができる。
被挟持部29に突出部29bを設けた構成によれば、ガイド溝9内に突出部29bを挿入することによって、傾動軸16a、17a及びこれに直交する軸(前後軸)回りのシフトレバー15の傾動を可能としながら、当該シフトレバー15の軸線回りの回転を規制することができるので、乗員がシフトレバー15を掴み損ねるといった事態を抑制することができる。
なお、前記実施形態のゲート33は、図6の(a)に示すものに限定されることはなく、例えば、図6の(b)及び(c)に示すようなものを採用することもできる。
図6の(b)に示すゲート34は、概ね前記ゲート33を左右反転させた形状とされており、このゲート34には、メインゲートG3と、サブゲートG4とが設定されている。
メインゲートG3には、Pレンジから左、下、右の順にシフトレバー15を操作した位置にRレンジが設定され、このRレンジから下、右の順にシフトレバー15を操作した位置にNレンジが設定され、このNレンジから下にシフトレバー15を操作した位置にDレンジが設定され、このDレンジから左に操作した位置にサブゲートG4が設定されている。
サブゲートG4は、上記実施形態と同様に、Dレンジから左方へ操作されたシフトレバー15を上下に操作することが可能とされている。
そして、メインゲートG3におけるシフトレバー15の左右傾動範囲のうちサブゲートG4内のシフトレバー15の左右位置を除いた範囲E3においては、ブロック体30が保持溝23内に配置されて、シフトレバー15の傾動操作に伴いガイドブラケット14も傾動する。
一方、サブゲートG4内に操作されたシフトレバー15の左右位置においては、ブロック体30が保持溝23から抜け出て、その前後傾動範囲E4内でシフトレバー15を単独で操作することが可能とされている。
図6の(c)に示すゲート35には、直線状に設定されたメインゲートG5と、サブゲートG6とが設定されている。
メインゲートG5には、前から順にPレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジが設定され、このDレンジから右に操作した位置にサブゲートG6が設定されている。
そして、メインゲートG5におけるシフトレバー15の左右傾動範囲E5においては、ブロック体30が保持溝23内に配置されて、シフトレバー15の傾動操作に伴いガイドブラケット14も傾動する。
一方、サブゲートG6内に操作されたシフトレバー15の左右位置においては、ブロック体30が保持溝23から抜け出て、その前後傾動範囲E6内でシフトレバー15を単独で操作することが可能とされている。
さらに、前記各実施形態では、シフトレバー15を単独で操作する範囲(サブゲートG2、G4、G6の範囲)が設定されているが、必ずしもシフトレバー15を単独で操作する範囲を設定する必要はなく、少なくとも前後方向の傾動操作に加えて、左右方向の傾動操作が必要な操作入力装置に上記構成を採用することができる。
具体的に、図6の(d)に示すゲート36には、メインゲートG7のみが設定されている。
このメインゲートG7には、Pレンジから左、下、右の順にシフトレバー15を操作した位置にRレンジが設定され、このRレンジから下、右の順にシフトレバー15を操作した位置にNレンジが設定され、このNレンジから下にシフトレバー15を操作した位置にDレンジが設定され、このDレンジから右にシフトレバー15を操作した位置に3速レンジが設定され、この3速レンジから下、左の順にシフトレバー15を操作した位置に2速レンジが設定され、この2速レンジから下にシフトレバー15を操作した位置に1速レンジが設定されている。
そして、メインゲートG7におけるシフトレバー15の左右の全傾動範囲E7において、ブロック体30が保持溝23内に配置されるようになっている。したがって、この全傾動範囲E7において、シフトレバー15の傾動に伴いガイドブラケット14を傾動させて、ケーブル5を押し引きすることができる。
さらに、図6の(e)に示すゲート37には、メインゲートG8が設定されている。
このメインゲートG8には、Pレンジから左、下、右の順にシフトレバー15を操作した位置にRレンジが設定され、このRレンジから下、右の順にシフトレバー15を操作した位置にNレンジが設定され、このNレンジから下にシフトレバー15を操作した位置にDレンジが設定され、このDレンジから左にシフトレバー15を操作した位置に2速レンジが設定され、この2速レンジから下にシフトレバー15を操作した位置に1速レンジが設定されている。
そして、このメインゲートG8においてもシフトレバー15の左右の全傾動範囲E8において、シフトレバー15の傾動に伴いガイドブラケット14を傾動させて、ケーブル5を押し引きすることができる。
本発明の実施形態に係る自動変速機の操作入力装置の全体構成を示す斜視図である。 図1の自動変速機の側面図である。 図2のIII−III線断面図である。 図1の自動変速機を分解して示す斜視図である。 図4の操作部材を分解して示す斜視図である。 (a)は図4のゲートプレートに形成されたゲートの形状を示す平面図であり、(b)〜(e)は別の実施形態に係るものをそれぞれ示している。
符号の説明
S1 間隔
1 操作入力装置
2 ベースプレート(ベース部材)
3 操作部材
4 規定部材
5 ケーブル
8 凹部
8a 挟持面
9 ガイド溝
9b 底面
11 スリーブ
12 スリーブ
14 ガイドブラケット(ガイド部材)
15 シフトレバー
16a 傾動軸
17a 傾動軸
20 摺動面
23 保持溝
25〜27 挟持面
29 被挟持部
29a 被挟持面
29b 突出部
30 ブロック体

Claims (3)

  1. 車両に搭載された自動変速機を操作する操作入力装置であって、
    前記車両側に固定されるベース部材と、
    このベース部材に対し傾動軸回りに前後に傾動可能に支持されるガイド部材と、
    前記ベース部材とガイド部材との間に挟持されることにより前記傾動軸の軸線上に中心が配置される球面の少なくとも一部を構成する被挟持面が基端部に形成されたシフトレバーとを備え、
    前記ガイド部材が前記傾動軸によってベース部材に軸支されることにより、当該ガイド部材と前記ベース部材との間に前記被挟持面を摺動可能に挟持することができる間隔が形成されることを特徴とする自動変速機の操作入力装置。
  2. 前記ガイド部材には、前記傾動軸と直交する軸回りに左右方向の特定の操作位置に傾動したシフトレバーの途中部を挿抜可能に受け入れる保持溝が形成され、この保持溝により途中部が保持されたシフトレバーを前記傾動軸回りに前後に傾動操作することにより、当該シフトレバーとガイド部材とが一体となって傾動することを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の操作入力装置。
  3. 前記シフトレバーには、前記被挟持面から前記傾動軸の軸線と平行する方向に突出する突出部が形成されている一方、前記ベース部材には、この突出部を前記被挟持面の挟持方向に受け入れるガイド溝が形成され、前記シフトレバーは、前記ガイド溝内に突出部が挿入されることにより、前記ベース部材に対し傾動軸回りに前後に傾動可能で、かつ、前記特定の操作位置と前記保持溝から抜け出た位置との間で左右に傾動可能な状態で、その軸線回りの回転が規制されることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動変速機の操作入力装置。
JP2006055989A 2006-03-02 2006-03-02 自動変速機の操作入力装置 Expired - Fee Related JP4740768B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006055989A JP4740768B2 (ja) 2006-03-02 2006-03-02 自動変速機の操作入力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006055989A JP4740768B2 (ja) 2006-03-02 2006-03-02 自動変速機の操作入力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007230424A true JP2007230424A (ja) 2007-09-13
JP4740768B2 JP4740768B2 (ja) 2011-08-03

Family

ID=38551438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006055989A Expired - Fee Related JP4740768B2 (ja) 2006-03-02 2006-03-02 自動変速機の操作入力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4740768B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2261535A1 (en) 2009-06-08 2010-12-15 Delta Kogyo Co., Ltd. Shifter for automatic transmission
EP2284421A2 (en) 2009-08-11 2011-02-16 Delta Kogyo Co., Ltd. Shift-lock mechanism for automatic transmission shifter
JP2011037370A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Delta Kogyo Co Ltd 車両用シフト制御装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000043601A (ja) * 1998-07-30 2000-02-15 Tokai Rika Co Ltd シフトレバー装置
JP2000322191A (ja) * 1999-05-07 2000-11-24 Hosiden Corp 多方向入力装置
JP2002059755A (ja) * 2000-08-17 2002-02-26 Chuo Spring Co Ltd シフトレバー装置
JP2005119440A (ja) * 2003-10-16 2005-05-12 Honda Motor Co Ltd 自動変速機のシフトレバー装置
JP2005206017A (ja) * 2004-01-22 2005-08-04 Honda Motor Co Ltd 車両用シフトレバー装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000043601A (ja) * 1998-07-30 2000-02-15 Tokai Rika Co Ltd シフトレバー装置
JP2000322191A (ja) * 1999-05-07 2000-11-24 Hosiden Corp 多方向入力装置
JP2002059755A (ja) * 2000-08-17 2002-02-26 Chuo Spring Co Ltd シフトレバー装置
JP2005119440A (ja) * 2003-10-16 2005-05-12 Honda Motor Co Ltd 自動変速機のシフトレバー装置
JP2005206017A (ja) * 2004-01-22 2005-08-04 Honda Motor Co Ltd 車両用シフトレバー装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2261535A1 (en) 2009-06-08 2010-12-15 Delta Kogyo Co., Ltd. Shifter for automatic transmission
US7992463B2 (en) 2009-06-08 2011-08-09 Delta Kogyo Co., Ltd. Shifter for automatic transmission
EP2284421A2 (en) 2009-08-11 2011-02-16 Delta Kogyo Co., Ltd. Shift-lock mechanism for automatic transmission shifter
JP2011037370A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Delta Kogyo Co Ltd 車両用シフト制御装置
US8312786B2 (en) 2009-08-11 2012-11-20 Delta Kogyo Co., Ltd. Shift-lock mechanism for automatic transmission shifter

Also Published As

Publication number Publication date
JP4740768B2 (ja) 2011-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4740768B2 (ja) 自動変速機の操作入力装置
WO2015076248A1 (ja) シフトレバー装置
JP2019123432A (ja) シフト装置
JP4388342B2 (ja) 自動変速機のシフトレバー装置
JP6060962B2 (ja) 車両用シフト装置
JP2008006958A (ja) シフトレバー装置
JP2010143548A (ja) コンソールリッドの開閉構造及びコンソールボックス
JPH0732904A (ja) 自動車の自動変速機のシフト装置
JP2007090978A (ja) シフトレバーのレンジ位置表示装置
JP6079769B2 (ja) 車両用シフト装置
JP2005297756A (ja) 自動変速機用シフトレバー装置
JP2007160966A (ja) 自動変速機の変速操作装置
JP2005125811A (ja) シフトレバー装置及びシフトレバー装置の取り付け構造
JP2524953B2 (ja) シフトレバ―装置
JP6708977B2 (ja) 車両用シフト装置
JPH1067249A (ja) 自動変速機の変速操作装置
JPH07301310A (ja) 自動変速機の操作レバ−装置
JPH10157480A (ja) 自動変速機用操作装置
JP2010115956A (ja) シフトレバー装置
JP2007084002A (ja) 自動変速機の変速操作装置におけるノブ構造
JP4041786B2 (ja) 車両用自動変速操作装置
JP2001322467A (ja) 建設機械の運転室
JP2014061811A (ja) 車両の変速操作装置
JP4041787B2 (ja) 車両用自動変速操作装置
JP4599850B2 (ja) 車両用自動変速機のシフト操作装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110228

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110419

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110502

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees