JP4599850B2 - 車両用自動変速機のシフト操作装置 - Google Patents

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本発明は、車両用自動変速機のシフト操作装置に係り、特に、複数のシフトポジションの一端に位置するシフトポジションに続いて設けられた手動シフトポジションへの操作に際して円滑な操作を可能とする技術に関するものである。
一回転軸心まわりの第1操作方向とその第1操作方向に交差する第2操作方向とにおいて操作可能に設けられたシフトレバーと、その第2操作方向のうちの一方向へ前記シフトレバーを付勢する付勢装置と、前記第1操作方向において予め設けられた複数のシフトポジションのいずれかへ案内する際に、そのシフトレバーの操作と共に移動する被案内部材に係合して該シフトレバーの第1操作方向および第2操作方向における移動量を制限し、該シフトレバーの移動経路を規制する案内穴を有する案内部材とを備え、前記複数のシフトポジションのうちの1つのシフトポジションから他のシフトポジションへ操作する場合は前記シフトレバーを前記付勢装置による付勢方向側とは反対向きに操作した上で前記第1操作方向へ操作する形式の車両用自動変速機のシフト操作装置が知られている。たとえば、特許文献1に記載されたコラム型シフト操作装置がそれである。
特開平9−86210号公報
ところで、上記従来の車両用自動変速機のシフト操作装置において、その複数のシフトポジションの一端に位置するシフトポジションに続いて手動シフトポジションを設ける場合がある。この場合、手動シフトポジションへの誤操作或いはその手動シフトポジションから誤操作を防止するために、案内部材の案内穴において、上記一端に位置するシフトポジションとそれに続いて設けられた手動シフトポジションとの間に、前記シフトレバーの前記第2操作方向の移動ストロークの中間部において前記第1操作方向の移動操作を可能とするように互いに接近するように突き出した一対のディテント突部が設けられる。このようにすると、上記誤操作は防止されるが、シフトレバーが手動シフトポジションへ操作するために付勢力に抗して持ち上げられた状態で第1操作方向にそってその手動シフトポジション側へ操作されると、上記付勢方向側とは反対側のディテント突部に衝突して妨害され、手動シフトポジションへのシフトレバーの操作性が低下するという不都合があった。
本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、手動シフトポジションへの操作に際して円滑な操作を可能とする車両用自動変速機のシフト操作装置を提供することにある。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、一回転軸心まわりの第1操作方向とその第1操作方向に交差する第2操作方向とにおいて操作可能に設けられたシフトレバーと、前記第2操作方向のうちの一方向へ前記シフトレバーを付勢する付勢装置と、前記第1操作方向において予め設けられた複数のシフトポジションのいずれかへ案内する際に、該シフトレバーの操作と共に移動する被案内部材に係合して該シフトレバーの第1操作方向および第2操作方向における移動量を制限し、該シフトレバーの移動経路を規制する案内穴を有する案内部材とを備え、前記複数のシフトポジションのうちの1つのシフトポジションから他のシフトポジションへ操作する場合は前記シフトレバーを前記付勢装置による付勢方向側とは反対向きに操作した上で前記第1操作方向へ操作する形式の車両用自動変速機のシフト操作装置であって、(a) 前記案内部材において前記複数のシフトポジションの一端に位置するシフトポジションに続いて設けられた手動シフトポジションと、(b) 前記案内部材の前記一端に位置するシフトポジションと前記手動シフトポジションとの間に向かって前記案内穴の前記付勢方向側の一部およびそれとは反対側の一部から突れ、前記シフトレバーの前記第2操作方向の移動ストロークの中間部において前記一端に位置するシフトポジションと前記手動シフトポジションとの間の前記第1操作方向の移動操作を可能とするように互いに接近するように突き出した一対のディテント突部と、(c)その一対のディテント突部のうち前記付勢方向側とは反対側のディテント突部に設けられ、前記第1操作方向において少なくとも前記一端に位置するシフトポジションに対応する位置から前記手動シフトポジションへ向かうに従って前記一対のディテント突部のうち前記付勢方向側とは反対側のディテント突部の先端に向かう傾斜案内面とを、含むことにある。
このようにすれば、前記複数のシフトポジションのいずれかに位置するシフトレバーを手動シフトポジションへ操作するに際して、シフトレバーが前記付勢装置の付勢力に抗して持ち上げられた状態で第1操作方向に沿ってその手動シフトポジション側へ操作されると、被案内部材が傾斜案内面により第2操作方向の移動ストロークの中間部へ案内されてシフトレバーの第1操作方向の移動操作が自動的に可能とされるので、上記付勢方向側とは反対側のディテント突部により移動阻止されることが回避され、手動シフトポジションへのシフトレバーの操作性が向上する。
ここで、好適には、前記シフト操作装置は、そのシフトレバーがステアリングホイールの下側近傍に取付けられたコラム型シフト操作装置であり、そのシフトレバーは、そのステアリングホイールの回転軸心と共通の回転軸心、或いはそのステアリングホイールの回転軸心に平行に設けられた回転軸心まわりの第1操作方向と、その回転軸心に平行な方向の第2操作方向とにおいて操作可能に設けられたものである。このようにすれば、シフトレバーはステアリングホイール側に持ち上げられた状態でそのステアリングホイールの周方向に操作されるので、シフトレバーの操作性が高められる。しかしながら、シフトレバーが車両の床(フロア)或いは運転席と助手席との間に設けられた形式のシフト操作装置であってもよい。
また、好適には、前記複数のシフトポジションは、前記案内部材において前記第1操作方向に順次設けられたパーキング(P)ポジション、リバース(R)ポジション、ニュートラル(N)ポジション、ドライブ(D)ポジションであり、前記手動シフトポジションは、そのドライブ(D)ポジションに続いて設けられたものである。
また、好適には、前記案内部材は、その案内穴の前記付勢方向側において前記パーキング(P)ポジション、リバース(R)ポジション、ニュートラル(N)ポジション、ドライブ(D)ポジション、手動シフトポジション(S)における被案内部材をそれぞれ受けるためのパーキングポジション受面、リバースポジション受面、ニュートラルポジション受面、ドライブポジション受面、手動シフトポジション受面と、パーキングポジション受面とリバースポジション受面との間から付勢方向側とは反対側に突き出す第1ディテント突部と、その第1ディテント突部に隣接し且つ先端面にリバースポジション受面を備えた第2ディテント突部と、ドライブポジション受面と手動シフトポジション受面との間から付勢方向側とは反対側に突き出す第3ディテント突部と、前記案内穴の前記付勢方向の反対側から第3ディテント突部に接近するように突き出して、被案内部材の第2操作方向の移動ストロークの中間位置においてその被案内部材の第1操作方向の通過を許容する間隙を第3ディテント突部との間に形成する第4ディテント突部とを備えたものである。
また、好適には、前記案内傾斜面は、前記第4ディテント突部のパーキングポジション側に設けられ、前記第1操作方向において少なくとも前記ドライブポジション受面に対応する位置から前記手動シフトポジションへ向かうに従って前記付勢方向側に向かうように形成されたものである。この案内傾斜面は、前記パーキングポジションに対応する位置から前記ドライブポジション受面に対応する位置までの間から前記第4ディテント突部の先端部との間に設けられてもよい。この第4ディテント突部の先端部の形状は、平坦な先端面であってもよいし、尖った形状であってもよい。
図1は本発明の一実施例のコラム型シフト操作装置6を備えたステアリング装置8の取付状態を説明する図、図2は、そのコラム型シフト操作装置6の構成を説明する図である。図1において、ステアリング装置8のステアリングコラム12は車両のインストルメントパネル10および図示しないボデーに固定され、車両の運転席の前側に立設される。図2に示すように、そのステアリングコラム12は、ステアリングホイール14と連結されたステアリングシャフト16を回転可能に支持している。このステアリングコラム12には、シフトシャフト18がステアリングシャフト16の回転軸心C1と平行な回転軸心C2まわりに回転可能且つその回転軸心C2方向の移動可能に第1ブラケット20、第2ブラケット22、第3ブラケット24を介して取り付けられている。上記シフトシャフト18の上端部には円筒状のスリーブ26が固定されるとともに、そのスリーブ26内には第1ブラケット20に固定された受軸28が摺動可能に嵌め入れられている。
上記スリーブ26内にはコイルスプリング30が収容されるとともに、受軸28の下端面と上記シフトシャフト18の上端面との間にはそのコイルスプリング30が与圧状態で介そうされており、上記シフトシャフト18は下方に向かって付勢されている。本実施例では、上記コイルスプリング30とそれを収容するスリーブ26とがシフトシャフト18を下方に向かって付勢するための付勢装置として機能している。
上記スリーブ26には径方向に突き出す支持アーム32が一体的に設けられており、シフトレバー34の中間部がその支持アーム32によって回転軸心C2を含む面に直交する周方向のピン36まわりの回動可能に支持されている。これにより、シフトレバー34はステアリングホイール14の下側近傍に位置した状態で取付けられる。また、シフトレバー34の基端部は前記受け軸28の上端部に形成された切欠38内に収容されている。
この結果、シフトレバー34は常時の非操作時にはコイルスプリング30の付勢力に従って下方のフロア側すなわちインストルメントパネル10側に位置させられているが、そのコイルスプリング30の付勢力に抗してシフトレバー34が上方すなわちステアリングホイール14側に操作されると、シフトシャフト18も回転軸心C2に沿って上方へ移動させられる。また、シフトレバー34が回転軸心C2まわりに操作されると、そのシフト操作に伴ってシフトシャフト18が回転軸心C2まわりに回動させられるようになっている。すなわち、シフトシャフト18は、シフトレバー34のセレクト方向SL(第2操作方向)の操作に伴って回転軸心C2の方向に移動させられ、セレクト方向SLに交差するシフト方向SH(第1操作方向)の操作に伴って回転軸心C2まわりに所定角度回動させられる。
上記シフトシャフト18の下端部には、径方向に突き出してシフトレバー34のシフト方向SHの操作に伴って回動角度位置を変えるシフトアーム40が固設されている。回動角度位置は、後述のシフトポジションすなわちパーキングポジションP、リバースポジションR、ニュートラルポジションN、ドライブポジションD、手動シフトポジションS毎に設定された角度位置である。上記シフトアーム40は、第3ブラケット24において回転可能に設けられたベルクランク42の入力アーム44に形成されている長穴44a内に係合させられている。ベルクランク42の出力アーム46は、自動変速機48のシフト機構と連結されたプッシュケーブル52とポールジョイント50を介して連結されている。これにより、自動変速機48は、シフトレバー34のシフト方向SHの操作に伴って、パーキング状態、リバース(後進)走行状態、ニュートラル状態、ドライブ(前進自動変速走行)状態、手動変速状態のうちのいずれかの状態に選択される。
上記シフトレバー34のシフト方向SHおよびセレクト方向SLの操作(移動)量を制限し、複数のシフトポジションのうちの1つのシフトポジションから他のシフトポジションへ操作する場合はそのシフトレバー34をスプリング30による付勢方向側とは反対向きすなわち上方へ一旦セレクト方向SLの操作をした上でないとシフト方向SHが操作が許容されないように、第1ブラケット20により位置固定に支持された案内部材(ディテントプレート)54の案内穴56にスリーブ26から突設された係合ピン58が係合させられることにより、シフトレバー34の移動操作経路が規制されるようになっている。本実施例では、係合ピン58が案内部材54によって案内される被案内部材として機能している。なお、シフトレバー34の操作に節度感を与えるための節度機構は省略されている。
図3に詳しく示すように、上記案内部材54は、湾曲させられた板状であって、回転軸心C2を中心とする部分円筒状となるように第1ブラケット20に支持されている。この案内部材54に形成された案内穴56の付勢方向側すなわちインストルメントパネル10側或いは下側には、たとえば図4に示すように、パーキングポジションP、リバースポジションR、ニュートラルポジションN、ドライブポジションD、手動シフトポジションSにおける被案内ピン58をそれぞれ受けるために順次設けられたパーキングポジション受面60、リバースポジション受面62、ニュートラルポジション受面64、ドライブポジション受面66、手動シフトポジション受面68と、パーキングポジション受面60とリバースポジション受面62との間から上記付勢方向側とは反対側に突き出す第1ディテント突部72と、その第1ディテント突部72に隣接し且つ先端面にリバースポジション受面62を備えてパーキングポジションPとドライブポジション受面66との間から上記付勢方向側とは反対側に突き出す第2ディテント突部74と、ドライブポジション受面66と手動シフトポジション受面68との間から付勢方向側とは反対側に突き出す第3ディテント突部76とが順次備えられている。上記図4は、案内部材54を外側から見た図であり、右側が下側、左側が上側に対応している。
また、上記案内部材54の案内穴56の付勢方向の反対側には、前記手動シフトポジション受面68に相対向する手動シフトポジション受面70と、その手動シフトポジション受面70からパーキングポジションP側において、第3ディテント突部76に向かってそれに接近するように突き出して、係合ピン58のセレクト方向SLの移動ストロークの中間位置においてその係合ピン58のシフト方向SHの通過を許容する間隙Aを第3ディテント突部76との間に形成する第4ディテント突部78とが備えられている。これにより、第1ディテント突部72、第3ディテント突部76、および第4ディテント突部78が設けられていることにより、上記パーキングポジション受面60を底面とする溝、手動シフトポジション受面68を底面とする溝、手動シフトポジション受面70を底面とする溝がぞれぞれ形成され、パーキングポジションP、手動シフトポジションSへのシフト操作方向SHの操作に先立って、セレクト操作方向SLの操作が必要とされる。また、ディテント突部74が設けられているので、第2ニュートラルポジションN或いはドライブポジションDからリバースポジションRへのシフト操作方向SHの操作に先立って、セレクト操作方向SLの操作が必要とされる。
また、上記案内穴56の付勢方向の反対側には、上記互いに接近する方向に突き出す一対の第3ディテント突部76および第4ディテント突部78のうち付勢方向側とは反対側の第4ディテント突部78のパーキングポジションP側に設けられ、シフト操作方向SHにおいてパーキングポジションPに対応する位置から手動シフトポジションSへ向かうに従って付勢方向に向かう傾斜案内面80が形成されている。なお、係合ピン58は、手動シフトポジションSにシフト操作されたとき、図示しない節度機構によってそのセレクト方向SLの移動ストロークの中間位置に保持されるとともに、下方或いは上方へ操作されて手動シフトポジション受面68或いは手動シフトポジション受面70に受けられた後に上記中間位置に自動復帰させられる。
よく知られているように、シフトレバー34が操作されることによって、係合ピン58がパーキングポジション受面60に受けられる位置に移動させられると自動変速機48の出力軸がロック状態とされ、係合ピン58がリバースポジション受面62に受けられる位置に移動させられると自動変速機48は後進ギヤ段とされ、係合ピン58がニュートラルポジション受面64に受けられる位置に移動させられると自動変速機48内の動力伝達経路が解放され、係合ピン58がドライブポジション受面66に受けられる位置に移動させられると自動変速機48は前進走行状態とされ、車速およびスロットル開度に基づいて変速段が自動的に切換られる自動変速制御モードとされる。また、シフトレバー34が操作されることによって、係合ピン58が手動シフトポジション受面68或いは手動シフトポジション受面70に受けられる毎に、自動変速機48のギヤ段が1段ずつシフトアップ或いはシフトダウンさせられる手動変速モードとされる。
上述のように、本実施例によれば、シフトレバー34すなわち係合ピン58を、順次配列された複数のパーキングポジションP、リバースポジションR、ニュートラルポジション、ドライブポジションDのいずれかの位置から手動シフトポジションへ操作するに際して、シフトレバー34がスプリング(付勢装置)30の付勢力に抗して持ち上げられた状態でシフト操作方向SHに沿って手前側(運転者側)の手動シフトポジションS側へ操作されると、係合ピン58が傾斜案内面80によりセレクト操作方向SLの移動ストロークの中間部へ案内されてシフトレバー34のシフト操作方向SHの移動操作が自動的に可能とされるので、上記付勢方向側とは反対側の第4ディテント突部78に移動阻止されることが回避され、手動シフトポジションSへのシフトレバー34の操作性が好適に向上させられる。
因みに、従来は図5に示すように、自動変速制御の最高速ギヤ段が制限され且つエンジンブレーキが作用させられる所謂エンジンブレーキポジション2、Lは備えられるが手動シフトポジションSが備えられていない案内部材100が用いられていた。これに対し、所謂エンジンブレーキポジション2、Lに替えて、マニアル変速を可能とする手動シフトポジションSが設けられると、たとえば図6に示す案内部材102が考えられる。この場合、複数のパーキングポジションP、リバースポジションR、ニュートラルポジションN、ドライブポジションDのいずれかの位置から手動シフトポジションSへ操作するに際して、シフトレバー34がスプリング(付勢装置)30の付勢力に抗して持ち上げられた状態でシフト操作方向SHに沿って手前側(運転者側)の手動シフトポジション側へ操作されると、係合ピン58が傾斜案内面80を備えない第4ディテント突部に移動阻止されるので、手動シフトポジションSへのシフトレバー34の操作性が大幅に損なわれていたのである。
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の説明において前述の実施例と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図7、図8、図9は、本発明の他の実施例の案内部材82、84、86をそれぞれ示している。案内部材82の第4ディテント突部78のパーキングポジションP側に設けられた傾斜案内面83は、案内穴56の付勢方向とは反対側においてドライブポジション受面66に対応する位置から手動シフトポジションSへ向かうに従って付勢方向側に向かうように直線状に形成されている。この傾斜案内面83に示すように、傾斜案内面は少なくともドライブポジション受面66に対応する位から手動シフトポジションSへ向かうに従って付勢方向側に向かうように形成されていればよいのである。また、図8の案内部材84の傾斜案内面85に示すように、案内穴56の付勢方向とは反対側においてパーキングポジション受面60に対応する位置から手動シフトポジションSへ向かうに従って付勢方向側に向かう場合に凹曲線であってもよい。また、図9の案内部材86の傾斜案内面87に示すように、案内穴56の付勢方向とは反対側においてドライブポジション受面66に対応する位置から手動シフトポジションSへ向かうに従って付勢方向側に向かう場合にも凹曲線であってもよい。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
例えば、前述の実施例のコラム型シフト操作装置6では、シフトレバー34がシフト操作方向SHの操作において回転軸心C2まわりに回動可能に設けられていたが、ステアリングシャフト16の回転軸心C1まわりすなわちステアリングシャフト16と同心まわりに回転可能に設けられていてもよい。
また、前述の実施例のコラム型シフト操作装置6では、案内部材54およびそれにより案内される係合ピン56がステアリングホイール14の近傍に設けられていたが、シフトシャフト18の下端部近傍に設けられていてもよい。
また、前述の実施例のコラム型シフト操作装置6では、案内部材54がシフトシャフト18の回転軸心C2に対してシフトレバー34と反対側に設けられていたが、シフトレバー34と同じ側であってもよい。このとき、シフトレバー34が直接に案内部材54により案内されてもよい。この場合には、シフトレバー34自身が被案内部材として機能する。
また、前述の実施例のコラム型シフト操作装置6において、中折れを許容するユニバーサルジョイントがシフトシャフト18の中間部に設けられていてもよい。この場合には、ステアリング装置8がチルト型でも適用可能となる。
また、前述の図8および図9の実施例の傾斜案内面85および87は凹曲線であっが、凸曲線であってもよい。
また、前述の実施例の自動変速機48は有段式変速機であったが、無段式変速機であってもよい。
また、前述の実施例の案内部材54とは逆の順序で、パーキングポジションP、リバースポジションR、ニュートラルポジションN、ドライブポジションDのいずれかの位置から手動シフトポジションSが配置された案内部材でもよい。
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
本発明の一実施例のコラム型シフト操作装置を備えたステアリング装置の取付状態を説明する図である。 図1のコラム型シフト操作装置およびそれに取付られたステアリング装置の構成を、カバーを取り外して詳しく説明する図である。 図2のシフトレバーの基部の取付構造および案内部材と係合ピンとの関係を説明するために回転軸心C2方向から受軸を切り欠いて示す図である。 図2の案内部材の構成を説明するために外周側から見た拡大図である。 案内部材の従来例を示す図4に相当する図である。 図5の従来例の案内部材に手動シフトポジションを設けた場合の案内部材を示す図4に相当する図である。 本発明の他の実施例の案内部材の構成を説明する図4に相当する図である。 本発明の他の実施例の案内部材の構成を説明する図4に相当する図である。 本発明の他の実施例の案内部材の構成を説明する図4に相当する図である。
符号の説明
30:コイルスプリング(付勢装置)
34:シフトレバー
54、82、84、86:案内部材
58:係合ピン(被案内部材)
76:第3ディテント突部(一対のディテント突部)
78:第4ディテント突部(一対のディテント突部)
80、83、85、87:傾斜案内面
S:手動シフトポジション

Claims (3)

  1. 一回転軸心まわりの第1操作方向とその第1操作方向に交差する第2操作方向とにおいて操作可能に設けられたシフトレバーと、前記第2操作方向のうちの一方向へ前記シフトレバーを付勢する付勢装置と、前記第1操作方向において予め設けられた複数のシフトポジションのいずれかへ案内する際に、該シフトレバーの操作と共に移動する被案内部材に係合して該シフトレバーの第1操作方向および第2操作方向における移動量を制限し、該シフトレバーの移動経路を規制する案内穴を有する案内部材とを備え、前記複数のシフトポジションのうちの1つのシフトポジションから他のシフトポジションへ操作する場合は前記シフトレバーを前記付勢装置による付勢方向側とは反対向きに操作した上で前記第1操作方向へ操作する形式の車両用自動変速機のシフト操作装置であって、
    前記案内部材において前記複数のシフトポジションの一端に位置するシフトポジションに続いて設けられた手動シフトポジションと、
    前記案内部材の前記一端に位置するシフトポジションと前記手動シフトポジションとの間に向かって前記案内穴の前記付勢方向側の一部およびそれとは反対側の一部から突れ、前記シフトレバーの前記第2操作方向の移動ストロークの中間部において前記一端に位置するシフトポジションと前記手動シフトポジションとの間の前記第1操作方向の移動操作を可能とするように互いに接近するように突き出した一対のディテント突部と、
    該一対のディテント突部のうち前記付勢方向側とは反対側のディテント突部に設けられ、前記第1操作方向において少なくとも前記一端に位置するシフトポジションに対応する位置から前記手動シフトポジションへ向かうに従って前記一対のディテント突部のうち前記付勢方向側とは反対側のディテント突部の先端に向かう傾斜案内面と
    を、含むことを特徴とする車両用自動変速機のシフト操作装置。
  2. 前記手動シフトポジションは、少なくとも前記付勢方向側とは反対側にシフトポジション受面を有するシフトポジションである請求項1に記載の車両用自動変速機のシフト操作装置。
  3. 前記シフト操作装置はコラム型シフト操作装置である、請求項1または2に記載の車両用自動変速機のシフト操作装置。
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