JPH10157480A - 自動変速機用操作装置 - Google Patents

自動変速機用操作装置

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JPH10157480A
JPH10157480A JP32297896A JP32297896A JPH10157480A JP H10157480 A JPH10157480 A JP H10157480A JP 32297896 A JP32297896 A JP 32297896A JP 32297896 A JP32297896 A JP 32297896A JP H10157480 A JPH10157480 A JP H10157480A
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JP
Japan
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lever
operation lever
automatic transmission
pin
detent
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JP32297896A
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English (en)
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Yoshimasa Kataumi
好正 片海
Takao Murakami
孝夫 村上
Takayoshi Suzuki
孝佳 鈴木
Yamato Hirabayashi
大和 平林
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Jtekt Column Systems Corp
Original Assignee
Fuji Kiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作レバーを種々の軌跡を描くように移動す
ることのできる自動変速機用操作装置を提供することに
ある。 【解決手段】 自動変速機側に接続されるセレクトレバ
ー11と、このセレクトレバー11の中間位置に設けら
れ、同セレクトレバー11を回転自在に支持する第1の
回転支点(第1のピン)51と、前記セレクトレバー1
1における第1の回転支点51から所定量離れた位置に
設けられた第2の回転支点(第2のピン)52と、この
第2の回転支点52を介して、前記セレクトレバー11
に回転自在に連結された操作レバー6と、この操作レバ
ー6における所定位置に設けられた被位置決め手段(ポ
ジションピン)23と、この被位置決め手段23の位置
を所定の位置に決定する位置決め手段(ディテントゲー
ト)41とを備えたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、操作レバーを移
動することによって、パーキングポジション、ドライブ
ポジション等の所定のポジションを選択することのでき
る自動変速機用操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の自動変速機用操作装置として
は、例えば自動車に設けられたものとして、図15及び
図16に示すものが知られている。すなわち、セレクト
レバー1と操作レバー2とがピン3を中心にして一体的
に回転するようになっており、ピン3は、平行に配置さ
れた2枚のディテントプレート4に掛け渡されている。
ディテントプレート4には、ディテントゲート41が形
成されており、このディテントゲート41には、凹凸を
有するディテント41aが形成されている。
【0003】操作レバー2は、パイプ21内にコンプレ
ッションロッド22を有しており、このコンプレッショ
ンロッド22の先端にはポジションピン23が設けられ
ている。ポジションピン23は、その先端部がディテン
トゲート41内に入って、ディテント41aに当接する
ようになっている。操作レバー2の頭部2aには、コン
プレッションロッド22を下方に押すためのノブボタン
25と、このノブボタン25を元の位置に戻すためのリ
ターンスプリング26が設けられている。一方、パイプ
21内には、コンプレッションロッド22を押し上げ
て、ポジションピン23をディテント41aに押し当て
るためのポジションスプリング27が設けられている。
【0004】上記のように構成された自動変速機用操作
装置においては、操作レバー2をピン3を中心にして回
転することにより、同操作レバー2を、Pポジション
(パーキングポジション)P1から1ポジション(ファ
ーストポジション)P6までの各ポジションに移動する
ことができる。ただし、PポジションP1からRポジシ
ョン(リバースポジション)P2へ移動する場合及びそ
の逆へ移動する場合、Nポジション(ニュートラルポジ
ション)P3からRポジションP2へ移動する場合、及
び2ポジション(セカンドポジション)P5から1ポジ
ションP6に移動する場合には、ノブボタン25を押し
てポジションピン23を下方に移動しなければ、操作レ
バー2を移動することができない。
【0005】つまり、上記各操作については、操作レバ
ー2の移動禁止をノブボタン25で解除した後でなけれ
ば、操作レバー2を移動することができない。ただし、
NポジションP3、Dポジション(ドライブポジショ
ン)P4及び2ポジションP5の間の操作については、
ノブボタン25を押すことなく操作レバー2を自由に移
動することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
自動変速機用操作装置においては、操作レバー2がピン
3を中心にして回転するようになっているから、操作レ
バー2の頭部2aはピン3を中心とした円弧状にしか移
動することができないという欠点があった。
【0007】また、ディテントプレート41のディテン
ト41aは、ピン3を中心にして円弧状に形成され、ま
たポジションピン23は操作レバー2の軸線方向に移動
する構成であるため、操作レバー2、ポジションピン2
3及びディテントゲート41のレイアウトが制限される
ことになり、この操作レバー2を自動車のインスツルメ
ントパネルの縦壁面から突出するよう配置する場合に
は、操作レバー2の操作が上下方向になり、操作性が悪
くなる。そのため、操作レバーを曲げ形成することも考
えられるが、ポジションピンを移動させる構造が複雑化
し、部品点数の増加、コストの上昇等の不具合が生じ
る。
【0008】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、操作レバーを種々の軌跡を描く
ように移動することができるとともに、レイアウトの自
由度を向上した自動変速機用操作装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、自動変速機側に接続される
セレクトレバー(11)と、このセレクトレバー(1
1)の中間位置に設けられ、同セレクトレバー(11)
を回転自在に支持する第1の回転支点(51)と、前記
セレクトレバー(11)における第1の回転支点(5
1)から所定量離れた位置に設けられた第2の回転支点
(52)と、この第2の回転支点(52)を介して、前
記セレクトレバー(11)に回転自在に連結された操作
レバー(6)と、この操作レバー(6)における所定位
置に設けられた被位置決め手段(23)と、この被位置
決め手段(23)の位置を所定の位置に決定する位置決
め手段(41)とを備えたことを特徴としている。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明において、位置決め手段(41)は、セレクトレバー
(11)を第1の回転支点(51)を介して支持するデ
ィテントプレート(4)に形成されたディテントゲート
(41)によって構成され、被位置決め手段(23)
は、前記ディテントゲート(41)に挿通される突出部
材(23)によって構成されており、操作レバー(6)
を、第2の回転支点(52)を中心にして回転する方向
に付勢することによって、前記突出部材(23)をディ
テントゲート(41)に形成した凹凸を有するディテン
ト(41a)に係合させる付勢手段(62)を設けたこ
とを特徴としている。
【0011】請求項3に係る発明は、請求項1、請求項
2に係る発明の自動変速機用操作装置を、運転席(D
S)と助手席(FS)又は後席(OS)との間の移動が
可能なように、運転席(DS)より前側に配置したこと
を特徴としている。
【0012】請求項4に係る発明は、請求項1、請求項
2又は請求項3に係る発明の自動変速機用操作装置を、
運転席(DS)の前側のパネル(IP)に配置したこと
を特徴としている。
【0013】請求項5に係る発明は、自動変速機側に接
続されるセレクトレバー(11)と、このセレクトレバ
ー(11)の中間位置に設けられ、同セレクトレバー
(11)を回転自在に支持する第1の回転支点(51)
と、前記セレクトレバー(11)における第1の回転支
点から所定量離れた位置でセレクトレバー(11)に略
直交して連結された操作レバー(6)と、この操作レバ
ー(6)における所定位置に設けられるとともに、操作
レバー(6)の軸線回りに回動可能に設けられたポジシ
ョンピン(23)と、ポジションピン(23)に係合し
て、操作レバー(6)の位置を所定位置に決定する位置
決め手段(41)とを備えたことを特徴としている。
【0014】そして、上記のように構成された請求項1
に係る発明においては、第2の回転支点(52)及び被
位置決め手段(23)の2か所の位置によって、操作レ
バー(6)の位置及びその延在する方向が定まる。ただ
し、一方の第2の回転支点(52)は、第1の回転支点
(51)を中心にして常に円弧状の軌跡を描くように移
動することが定まっているから、被位置決め手段(2
3)の移動位置を位置決め手段(41)によって決めて
やれば、操作レバー(6)の移動する軌跡も決まること
になる。
【0015】例えば、第2の回転支点(52)が頂点位
置から円弧状に下がるような軌跡上を移動する場合に
は、この下がる量に見合う分だけ操作レバー(6)の一
端部を上昇させるように同操作レバー(6)を傾けれ
ば、少なくとも操作レバー(6)の一端部は水平方向の
移動軌跡を描くことになる。すなわち、この操作レバー
(6)の傾きを、位置決め手段(41)及び被位置決め
手段(23)によって設定することができる。したがっ
て、操作レバー(6)を種々の軌跡を描くように移動す
ることができる。
【0016】請求項2に係る発明においては、突出部材
(23)がディテント(41a)の凹部に嵌まることに
よって、操作レバー(6)が移動できない状態になる。
この状態のときには、操作レバー(6)を第2の回転支
点(52)を中心にして回転し、突出部材(23)をデ
ィテント(41a)の凹部から引き出してやれば、同操
作レバー(6)が移動できるようになる。すなわち、操
作レバー(6)の移動の禁止及びその禁止の解除を、従
来のノブボタン、リターンスプリング、コンプレッショ
ンロッドを用いることなく行なうことができる。したが
って、部品点数の削減、構造の簡素化及びこれらによる
コストダウンを図ることができる。
【0017】請求項3に係る発明においては、運転席
(DS)と助手席(FS)又は後席(OS)との間の移
動が可能なように、運転席(DS)より前側に配置して
いるから、運転席(DS)と助手席(FS)との間、あ
るいは後席(OS)との間を自由に移動することができ
る。また、運転席(DS)の前方における例えば床部か
らインスツルメントパネルの上部、その他のあらゆる場
所に配置することができる。そして、この際、操作レバ
ー(6)の移動軌跡を種々の方向に設定することができ
るから、操作性の向上を図ることができるとともに、周
囲部品との干渉を容易に回避することができる。特に、
操作レバー(6)を前後方向に水平に移動するように構
成することによって、操作性の向上を図ることができ
る。
【0018】請求項4に係る発明においては、運転席
(DS)の前側のパネル(IP)に設けているから、運
転席(DS)と助手席(FS)との間、あるいは後席
(OS)との間を自由に移動することができる。また、
全体を前側パネル(IP)内に収納し、操作レバー
(6)のみを露出するように構成することができるが、
この際、操作レバー(6)の移動軌跡を種々の方向に設
定することができるから、操作性の向上を図ることがで
きるとともに、周囲部品、例えばハンドルに操作レバー
(6)が干渉するのを容易に回避することができる。そ
して、操作レバー(6)を前後方向に水平に移動するよ
うに構成することによって、操作性の向上を図ることが
できる。
【0019】請求項5に係る発明においては、操作レバ
ー(6)がセレクトレバー(11)に略直交して連結さ
れ、この操作レバー(6)の軸線回りにポジションピン
(23)が回動可能に設けられているから、操作レバー
(2)、ポジションピン(23)及びディテントゲート
(41)のレイアウトの自由度が大きくなる。また、ポ
ジションピン(23)を操作レバー(6)の軸線に対し
て回動させることで、位置決め手段(41)との係脱を
行なう構造であるため、その構造を簡素化でき、部品点
数の削減を図ることができる。これにより、自動車のイ
ンスツルメントパネルの縦壁面から操作レバー(6)を
突出するよう配置する場合であっても、ポジションピン
(23)の作動構造を簡素化でき、コストの低減を図る
ことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を実
施例に基づき、図1〜図14を参照して説明する。な
お、図1〜図6は第1実施例、図7〜図9は第2実施
例、図10〜図11は第3実施例、図12〜図14は第
4実施例を示している。
【0021】まず、図1〜図6を参照して第1実施例を
説明する。ただし、従来例の構成要素と共通する要素に
は同一の符号を付し、その説明を簡略化する。この実施
例で示す自動変速機用操作装置は、図1〜図3に示すよ
うに、図示しない自動変速機側に接続されるセレクトレ
バー11と、このセレクトレバー11の長手方向の中間
位置に設けられ、同セレクトレバー11を回転自在に支
持する第1のピン(第1の回転支点)51と、セレクト
レバー11における第1のピン51から所定量離れた位
置に設けられた第2のピン(第2の回転支点)52と、
この第2のピン52を介して、セレクトレバー11に回
転自在に連結された操作レバー6と、この操作レバー6
における先端部に設けられたポジションピン(被位置決
め手段)(突出部材)23と、このポジションピン23
の位置を所定の位置に決定するディテント(位置決め手
段)41aとを備えている。
【0022】セレクトレバー11は、その一端部に上述
した第2のピン52が設けられ、その他端部には図示し
ない自動変速機側に接続するためのピン12が設けられ
ている。第1のピン51は、平行に配置された2枚のデ
ィテントプレート4に掛け渡されている。
【0023】操作レバー6は、丸棒を所定の位置で屈曲
成形したものであり、その屈曲部6aより一方の側を作
業部6b、他方の側を操作部6cとして示す。作業部6
bの先端部には、上述したポジションピン23が圧入や
溶接等により確実に固定されている。また、作業部6の
中間部bは、軸受部材61を介して第2のピン52に連
結されている。軸受部材61は、第2のピン52に回転
自在に連結されているとともに、作業部6bを固定的に
保持するようになっている。そして、作業部6bは、ポ
ジションピン23をディテント41aに当接させるよう
に、捩じりバネ(付勢手段)62によって図1中反時計
方向に回動付勢されている。一方、操作部6cの先端部
(頭部)には、操作ノブ63が設けられている。ここ
で、第1のピン51を中心とするセレクトレバー11の
回動方向と、第2のピン52を中心とする操作レバー6
の回動方向は同一に設定されている。
【0024】上記のように構成された自動変速機用操作
装置は、図1及び図4に示すように、自動車の運転席D
Sより前側のパネルとしてのインスツルメントパネルI
P内に収納されており、操作レバー6における少なくと
も操作部6c及び操作ノブ63がインスツルメントパネ
ルIPから運転席DS側に突出してハンドルHの側方に
位置している。
【0025】そして、上記自動変速機用操作装置におい
ては、第2のピン52及びポジションピン23の2か所
の位置によって、操作レバー6の位置及びその延在する
方向が定まる。ただし、一方の第2のピン52は、第1
のピン51を中心にして常に円弧状の軌跡を描くように
移動することが定まっているので、ポジションピン23
の位置をディテントゲート41によって決めてやれば、
操作レバー6の移動する軌跡も決まることになる。
【0026】例えば、図1に示す場合には、操作レバー
6を運転席DS側に移動することによって、第2のピン
52が頂点位置から円弧状に下がる軌跡を描いて移動す
ることになる。図5は、ポジションピン23を第1のピ
ン51を中心として円弧状に移動させた場合に描く軌跡
であり、実際に操作をする際にはディテントゲート41
のディテント41aは凹凸を有するもののその上面は水
平に形成されているから、操作レバー6を運転席DS側
に移動すれば、図5の軌跡よりも操作ノブ63は徐々に
下方に移動することになる。尚、移動した後操作レバー
6の操作ノブ63から手を離すと、操作レバー6はポジ
ションピン23がディテント41aに当接するまで回動
し、操作ノブ63は上方に移動する。
【0027】しかし、図6に示すように、ディテントゲ
ート41を運転席DSに向かうにしたがって徐々に下が
るように形成しておけば、操作レバー6が第2のピン5
2とともに下方に移動するにしたがって、同操作レバー
6はその操作ノブ63側が上昇するように傾くことにな
る。すなわち、操作ノブ63はほぼ水平に移動すること
が可能になる。
【0028】以上のように、第2のピン52とともに下
方に移動する量に見合う分だけ操作ノブ63が上昇する
ように操作レバー6を傾ければ、少なくとも操作ノブ6
3は水平方向の移動軌跡を描くことになる。そして、操
作レバー6の傾きはディテントゲート41によって自由
に設定することができるから、操作レバー6を種々の軌
跡を描くように移動することができる。
【0029】また、ポジションピン23が例えばPポジ
ションP1にあれば、操作レバー6をRポジションP2
に移動することができない。この場合には、操作レバー
6を第2のピン52を中心に回転して、ポジションピン
23をディテント41aの凹部から引き出してやれば、
RポジションP2に移動することができるようになる。
すなわち、操作レバー6の移動の禁止及びその禁止の解
除を、図15〜図16で示した従来のノブボタン25、
リターンスプリング26、コンプレッションロッド27
を用いることなく行なうことができる。したがって、部
品点数の削減、構造の簡素化及びこれらによるコストダ
ウンを図ることができる。
【0030】さらに、上記自動変速機用操作装置を運転
席DSの前側のパネル、すなわちインスツルメントパネ
ルIPに設けているから、運転席DS(図4参照)と助
手席FSとの間、あるいは後席OSとの間を自由に移動
することができる。また、自動変速機用操作装置の全体
をインスツルメントパネルIP内に収納し、操作レバー
6における少なくとも操作部6c及び操作ノブ63をイ
ンスツルメントパネルIPから露出させているが、操作
レバー6の移動軌跡を種々の方向に設定することができ
るから、操作性の向上を図ることができるとともに、周
囲部品、例えばハンドルHに操作ノブ63が干渉するの
を容易に回避することができる。そして、特に、操作ノ
ブ63を前後方向に水平に移動するように構成すること
によって、操作性の向上を図ることができる。すなわ
ち、インスツルメントパネルIPに設けるのに特に適し
た自動変速機用操作装置を得ることができる。
【0031】次ぎに、この発明の第2実施例を図7〜図
9を参照して説明する。ただし、第1実施例の構成要素
と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を簡略
化する。この第2実施例が第1実施例と異なる点は、第
2のピン52が操作部6cの先端側に位置し、ポジショ
ンピン23及びディテントゲート41が操作部6cの中
間部に位置している点である。尚、この第2実施例で
は、ディテントゲート41の下面が水平に形成されてい
るから、操作レバー6を運転席DS側に移動すれば、操
作レバー6は略水平に移動することになる。
【0032】このように構成された自動変速機用操作装
置においても、第1実施例と同様の作用効果を奏する。
【0033】次ぎに、この発明の第3実施例を図10〜
図11を参照して説明する。ただし、第1実施例の構成
要素と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を
簡略化する。この第3実施例が第1実施例と異なる点
は、操作レバー6を、その軸心を中心にして回転するこ
とにより、ディテント41aに対するポジションピン2
3の係合状態を解くように構成した点である。
【0034】すなわち、操作レバー6は、その操作部6
cがセレクトレバー11の一端部に固定された軸受部材
64に軸心回りに回転自在にかつ軸方向に移動自在に設
けられている。さらに、操作レバー6は、ポジションピ
ン23をディテント41aに当接させるように、捩じり
バネ(付勢手段)65によって付勢されている。
【0035】そして、この第3実施例においては、図5
に示すように、操作レバー6は第1のピン51を中心に
して常に円弧状の軌跡を描くように移動する。
【0036】上記のように構成された自動変速機用操作
装置においては、操作レバー6がセレクトレバー11に
略直交して連結され、この操作レバー6の軸線回りにポ
ジションピン23が回動可能に設けられているから、操
作レバー2、ポジションピン23及びディテントゲート
41のレイアウトの自由度が大きくなる。
【0037】また、操作レバー6をその操作部6cの軸
心回りに回転することによって、ポジションピン23を
ディテント41aの凹部から外すことができる。したが
って、この場合も、図15〜図16で示した従来のノブ
ボタン25、リターンスプリング26、コンプレッショ
ンロッド27を用いる必要がないから、部品点数の低
減、構造の簡素化及びこれらによるコストダウンを図る
ことができる。
【0038】これにより、自動車のインスツルメントパ
ネルIPの縦壁面から操作レバー6を突出するよう配置
する場合であっても、ポジションピン23の作動構造を
簡素化でき、コストの低減を図ることができる。
【0039】尚、この第3実施例において、軸受部材6
4を前記第1実施例のように、セレクトレバー11に回
動可能に支持してもよい。この場合には、操作レバー6
の作業部6bにピン等の被位置決め手段を設けるととも
に、ディテントプレート4にこの被位置決め手段が摺動
する溝等の位置決め手段を設ける必要がある。これによ
り、第3実施例においても、上記第1実施例と同様の作
用効果を得ることができる。
【0040】次ぎに、この発明の第4実施例を図12〜
図14を参照して説明する。ただし、第3実施例の構成
要素と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を
簡略化する。この第4実施例が第3実施例と異なる主な
点は、ノブボタン66によって、ディテント41aに対
するポジションピン23の係合状態を解くように構成し
た点である。
【0041】すなわち、操作レバー6を断面円形状の真
っ直ぐなパイプで構成し、その一端部に操作ノブ63を
設けている。また、操作レバー6は、その外周部がセレ
クトレバー11の一端部に略直交して固定されており、
操作レバー6の内部には回転ロッド67が回転自在に設
けられている。
【0042】回転ロッド67には、ディテント41aに
対応する位置にポジションピン23が設けられている。
また、回転ロッド67の一端部は、操作ノブ63内に突
出しており、この一端部外周には、ピニオン歯車67a
が形成されている。
【0043】ノブボタン66は、その一端の操作面66
aを操作ノブ63から露出させた状態で、同操作ノブ6
3に出没自在に設けられている。そして、ノブボタン6
6の他端部には、上記ピニオン歯車67aに噛み合うラ
ックギヤ66bが形成されている。また、操作ノブ63
には、操作ノブ63を操作ノブ63から突出する元の位
置に戻すためのリターンスプリング68が設けられてい
る。そして、ポジションピン23は、リターンスプリン
グ68の弾性力によって、ディテント41aに当接する
ように付勢されている。
【0044】上記のように構成された自動変速機用操作
装置においては、ノブボタン66を押すことによって、
回転ロッド67が回転し、ポジションピン23をディテ
ント41aの凹部から外すことができる。この第4実施
例においても上記第3実施例と同様の作用効果を奏す
る。
【0045】なお、上記各実施例においては、自動変速
機用操作装置を自動車のインスツルメントパネルIPに
設けるように構成したが、運転席DSの前側の他のパネ
ルやその他のもの等に設けるように構成してもよい。さ
らに、自動変速機用操作装置を運転席DSの前側の床部
に設けるように構成してもよい。
【0046】
【発明の効果】請求項1に係る発明においては、第2の
回転支点(52)及び被位置決め手段(23)の2か所
の位置によって、操作レバー(6)の位置及びその延在
する方向が定まる。ただし、一方の第2の回転支点(5
2)は、第1の回転支点(51)を中心にして常に円弧
状の軌跡を描くように移動することが定まっているか
ら、被位置決め手段(23)の移動位置を位置決め手段
(41)によって決めてやれば、操作レバー(6)の移
動する軌跡も決まることになる。
【0047】例えば、第2の回転支点(52)が頂点位
置から円弧状に下がるような軌跡上を移動する場合に
は、この下がる量に見合う分だけ操作レバー(6)の一
端部を上昇させるように同操作レバー(6)を傾けれ
ば、少なくとも操作レバー(6)の一端部は水平方向の
移動軌跡を描くことになる。すなわち、この操作レバー
(6)の傾きを、位置決め手段(41)及び被位置決め
手段(23)によって設定することができる。したがっ
て、操作レバー(6)を種々の軌跡を描くように移動す
ることができる。
【0048】請求項2に係る発明においては、突出部材
(23)がディテント(41a)の凹部に嵌まることに
よって、操作レバー(6)が移動できない状態になる。
この状態のときには、操作レバー(6)を第2の回転支
点(52)を中心にして回転し、突出部材(23)をデ
ィテント(41a)の凹部から引き出してやれば、同操
作レバー(6)が移動できるようになる。すなわち、操
作レバー(6)の移動の禁止及びその禁止の解除を、従
来のノブボタン、リターンスプリング、コンプレッショ
ンロッドを用いることなく行なうことができる。したが
って、部品点数の低減、構造の簡素化及びこれらによる
コストダウンを図ることができる。
【0049】請求項3に係る発明においては、運転席
(DS)と助手席(FS)又は後席(OS)との間の移
動が可能なように、運転席(DS)より前側に配置して
いるから、運転席(DS)と助手席(FS)との間、あ
るいは後席(OS)との間を自由に移動することができ
る。また、運転席(DS)の前方における例えば床部か
らインスツルメントパネルの上部、その他のあらゆる場
所に配置することができる。そして、この際、操作レバ
ー(6)の移動軌跡を種々の方向に設定することができ
るから、操作性の向上を図ることができるとともに、周
囲部品との干渉を容易に回避することができる。特に、
操作レバー(6)を前後方向に水平に移動するように構
成することによって、操作性の向上を図ることができ
る。
【0050】請求項4に係る発明においては、運転席
(DS)の前側のパネル(IP)に設けているから、運
転席(DS)と助手席(FS)との間、あるいは後席
(OS)との間を自由に移動することができる。また、
全体を前側パネル(IP)内に収納し、操作レバー
(6)のみを露出するように構成することができるが、
この際、操作レバー(6)の移動軌跡を種々の方向に設
定することができるから、操作性の向上を図ることがで
きるとともに、周囲部品、例えばハンドルに操作レバー
(6)が干渉するのを容易に回避することができる。そ
して、操作レバー(6)を前後方向に水平に移動するよ
うに構成することによって、操作性の向上を図ることが
できる。
【0051】請求項5に係る発明においては、操作レバ
ー(6)がセレクトレバー(11)に略直交して連結さ
れ、この操作レバー(6)の軸線回りにポジションピン
(23)が回動可能に設けられているから、操作レバー
(2)、ポジションピン(23)及びディテントゲート
(41)のレイアウトの自由度が大きくなる。また、ポ
ジションピン(23)を操作レバー(6)の軸線に対し
て回動させることで、位置決め手段(41)との係脱を
行なう構造であるため、その構造を簡素化でき、部品点
数の削減を図ることができる。これにより、自動車のイ
ンスツルメントパネルの縦壁面から操作レバー(6)を
突出するよう配置する場合であっても、ポジションピン
(23)の作動構造を簡素化でき、コストの低減を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例として示した自動変速機
用操作装置の側面図。
【図2】同自動変速機用操作装置を示す図であって、図
1のII−II線に沿う断面図。
【図3】同自動変速機用操作装置を示す図であって、図
1のIII −III 線に沿う断面図。
【図4】同自動変速機用操作装置の設置位置を示す説明
図。
【図5】同自動変速機用操作装置の作用を示す説明図。
【図6】同自動変速機用操作装置の作用を示す説明図。
【図7】この発明の第2実施例として示した自動変速機
用操作装置の側面図。
【図8】同自動変速機用操作装置を示す図であって、図
7のVIII−VIII線に沿う断面図。
【図9】同自動変速機用操作装置を示す図であって、図
7のIX−IX線に沿う断面図。
【図10】この発明の第3実施例として示した自動変速
機用操作装置の側面図。
【図11】同自動変速機用操作装置を示す図であって、
図10のXI−XI線に沿う断面図。
【図12】この発明の第4実施例として示した自動変速
機用操作装置の側面図。
【図13】同自動変速機用操作装置を示す図であって、
図12のXIII−XIII線に沿う断面図。
【図14】同自動変速機用操作装置を示す図であって、
図12のXIV −XIV 線に沿う断面図。
【図15】従来例として示した自動変速機用操作装置の
側面図。
【図16】同自動変速機用操作装置を示す図であって、
図15のXVI −XVI 線に沿う断面図。
【符号の説明】
6 操作レバー 11 セレクトレバー 23 被位置決め手段(突出部材、ポジションピン) 41 位置決め手段 (ディテントゲート) 41a ディテント 51 第1の回転支点(第1のピン) 52 第2の回転支点(第2のピン) 62 付勢手段(捩じりバネ) 65 付勢手段(捩じりバネ) DS 運転席 FS 助手席 OS 後席 IP パネル(インスツルメントパネル)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平林 大和 静岡県湖西市鷲津2028番地 富士機工株式 会社鷲津工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機側に接続されるセレクトレバ
    ー(11)と、 このセレクトレバー(11)の中間位置に設けられ、同
    セレクトレバー(11)を回転自在に支持する第1の回
    転支点(51)と、 前記セレクトレバー(11)における第1の回転支点
    (51)から所定量離れた位置に設けられた第2の回転
    支点(52)と、 この第2の回転支点(52)を介して、前記セレクトレ
    バー(11)に回転自在に連結された操作レバー(6)
    と、 この操作レバー(6)における所定位置に設けられた被
    位置決め手段(23)と、 この被位置決め手段(23)の位置を所定の位置に決定
    する位置決め手段(41)とを備えたことを特徴とする
    自動変速機用操作装置。
  2. 【請求項2】 位置決め手段(41)は、セレクトレバ
    ー(11)を第1の回転支点(51)を介して支持する
    ディテントプレート(4)に形成されたディテントゲー
    ト(41)によって構成され、 被位置決め手段(23)は、前記ディテントゲート(4
    1)に挿通される突出部材(23)によって構成されて
    おり、 操作レバー(6)を、第2の回転支点(52)を中心に
    して回転する方向に付勢することによって、前記突出部
    材(23)をディテントゲート(41)に形成した凹凸
    を有するディテント(41a)に係合させる付勢手段
    (62)を設けたことを特徴とする請求項1記載の自動
    変速機用操作装置。
  3. 【請求項3】 運転席(DS)と助手席(FS)又は後
    席(OS)との間の移動が可能なように、運転席(D
    S)より前側に配置したことを特徴とする請求項1、請
    求項2記載の自動変速機用操作装置。
  4. 【請求項4】 運転席(DS)の前側のパネル(IP)
    に配置したことを特徴とする請求項1、請求項2又は請
    求項3記載の自動変速機用操作装置。
  5. 【請求項5】 自動変速機側に接続されるセレクトレバ
    ー(11)と、このセレクトレバー(11)の中間位置
    に設けられ、同セレクトレバー(11)を回転自在に支
    持する第1の回転支点(51)と、前記セレクトレバー
    (11)における第1の回転支点から所定量離れた位置
    でセレクトレバー(11)に略直交して連結された操作
    レバー(6)と、この操作レバー(6)における所定位
    置に設けられるとともに、操作レバー(6)の軸線回り
    に回動可能に設けられたポジションピン(23)と、ポ
    ジションピン(23)に係合して、操作レバー(6)の
    位置を所定位置に決定する位置決め手段(41)とを備
    えたことを特徴とする自動変速機用操作装置。
JP32297896A 1996-03-12 1996-12-03 自動変速機用操作装置 Pending JPH10157480A (ja)

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JP32297896A JPH10157480A (ja) 1996-12-03 1996-12-03 自動変速機用操作装置
US08/982,904 US6282974B1 (en) 1996-03-12 1997-12-02 Operating apparatus for automatic transmission
EP97309756A EP0846899B1 (en) 1996-12-03 1997-12-03 Operating apparatus for automatic transmission
DE69724388T DE69724388T2 (de) 1996-12-03 1997-12-03 Betätigungsvorrichtung für ein automatisches Getriebe
KR1019970065531A KR100306253B1 (ko) 1996-12-03 1997-12-03 자동트랜스미션용작동장치
US09/901,541 US6378394B2 (en) 1996-03-12 2001-07-09 Operating apparatus for automatic transmission

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0957296A1 (de) * 1998-05-12 1999-11-17 Volkswagen Aktiengesellschaft Vorrichtung zum Anwählen und Schalten zwischen vorgegebenen Positionen
JP2007236728A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Fujishoji Co Ltd 弾球遊技機
JP2015189318A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 津田工業株式会社 自動変速機用シフトレバー装置

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