JP2014061811A - 車両の変速操作装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】変速機のシフトポジションを設定するレバー部材3と、レバー部材3の移動範囲を規制するガイド部材5とを設けるとともに、ガイド部材5及びレバー部材3の揺動中心を収容するアッパーパート2を設ける。また、アッパーパート2とは別体に形成され、車両に固定されるとともにアッパーパート2を保持するロアパート1を設ける。
【選択図】図1
Description
なお、この目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的として位置づけることができる。
ここでいう二回回転対称性とは、ある回転軸を中心として水平方向に180°回転させたときに同一形状となるような回転対称性を意味する。また、ここでいう階段状の長孔とは、車両前後方向に延在する部分の端部に対して車幅方向に延在する部分の端部を接続した形状の長孔である。このような形状は、例えばスタッガードゲート形状やジグザグ形状等とも呼ばれる。
ここでいう後端とは、車両前後方向の後端であって、運転手から見ると手前側である。つまり、階段状の長穴のうち、縦孔部の手前側に変速機のレンジ(例えば、Dレンジ,Dsレンジ,Bレンジ等)が設定されることが好ましい。
例えば、ゲート部の形状がレバー部材を移動させたい形状よりも大きくはみ出した形状であるときに、そのはみ出した部分に制限部材を設ける。この制限部材は、レバー部材との干渉により、レバー部材の移動を直接的に制限するように機能する。
例えば、ゲート部の形状がレバー部材を移動させたい形状よりも大きくはみ出した形状であるときに、そのはみ出した部分に対応するディテントパネル上の部位に規制部を設ける。規制部は、ディテントロッドとの干渉により、ディテントロッドの移動を直接的に規制するように機能する。これにより、レバー部材の移動が間接的に制限されることになる。
図1は、右ハンドル仕様の車両に適用される変速操作装置10の分解斜視図である。この変速操作装置10には、車室フロアやインストルメントパネル等に対して固定されるロアパート1と、ロアパート1の上部に装着されるアッパーパート2とが設けられる。
ロアパート1は、アッパーパート2を車室内に固定するための台座である。このロアパート1には、アッパーパート2の外周面と嵌合する中空形状に形成されたアッパーパート保持部1aと、アッパーパート保持部1aの下端外縁から外側方向に向かって延設されたフランジ状のロアパート固定部1bとが設けられる。
アッパーパート2の外形(すなわち、アッパーパート保持部1aの内側形状)は、二回回転対称性を有する外形とされる。つまり、アッパーパート2は、アッパーパート保持部1aに対して水平方向に180°回転させた状態でも保持される形状となっている。また、ロアパート固定部1bは、任意の固定手段(ボルト,ビス,係止爪等)を介して車体に固定される。
シフトレバー3(レバー部材)は、運転手が変速機のシフトレンジ(シフトポジション)を設定するための操作棹である。シフトレバー3の上端にはシフトノブが設けられ、シフトレバー3の下端には球面軸受(揺動中心)が設けられる。シフトレバー3は、車両前後方向及び車幅方向の両方に対して揺動自在に支持される。
シフトゲート6の形状は、車両前後方向に線対称の形状とされる。シフトレバーガイド5の上面視における車両前後方向の中心線をC3としたとき、シフトゲート6の形状は中心線C3に線対称の形状とされる。なお、この中心線C3は、シフトレバーガイド5の外形に対する車両前後方向の中心線でもあり、かつ、ケーシング4の外形に対する車両前後方向の中心線でもある。
また、Rレンジに対応する係合穴8dから縦溝部8a及び横溝部8bを一つずつ隔てた位置には、Nレンジに対応する係合穴8dが形成される。これは、縦溝8aの前端部の位置に設けられる。さらに、Nレンジに対応する係合穴8dが設けられた縦溝8aの後端部には、Dレンジに対応する係合穴8dが設けられる。以下、Dレンジに対応する係合穴8dの位置から、横溝部8b及び縦溝部8aを一つずつ隔てた位置に、係合穴8dが設定される。つまり、Dレンジ,Dsレンジ及びBレンジに対応する係合穴8dは、縦溝部8aの後端部の位置に設けられる。
(1)上記の変速操作装置10では、ロアパート1とアッパーパート2とが別体に形成される。これにより、例えば左ハンドル仕様車と右ハンドル仕様車とでロアパート1の部品を共通化することができる。つまり、変速操作装置10の仕様が異なる場合には、アッパーパート2のみをそれぞれの仕様毎に用意すればよく、変速操作装置10のトータルの部品点数を削減することができる。したがって、部品の汎用性を向上させることができ、製品コストを削減することができる。また、車両に対するロアパート1の固定手法は、左右のハンドル仕様において共通となり、変速操作装置10の施工性を向上させることができる。
したがって、単一の部品で左ハンドル仕様のゲートパターンと右ハンドル仕様のゲートパターンとの双方に対応することができ、部品の汎用性を高めることができる。また、変速操作装置10を構成する部品点数を削減することができ、製品コストを削減することができる。
上述した実施形態に関わらず、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。本実施形態の各構成は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせてもよい。
例えば、上述の実施形態では、アッパーパート2及びシフトレバーガイド5の両方の外形が二回回転対称性を持つ形状とされたものを例示したが、少なくとも何れか一方の外形が二回回転対称性を持った形状であれば、左ハンドル仕様,右ハンドル仕様の両方に対応するものとなる。例えば、アッパーパート2を180°反転させてロアパート1に取り付ける構成の代わりに、シフトレバーガイド5を反転させてケーシング4に取り付ける構成とすることで、上述の実施形態と同様の効果を奏するものとなる。
図5(a)〜(d)は右ハンドル仕様のシフトポジション設定例であり、図5(e)〜(h)は左ハンドル仕様のシフトポジション設定例である。図5(a)は変速機が5ポジションの場合、図5(b)はマニュアルモード付き4ポジションの場合、図5(c)は6ポジションの場合、図5(d)は7ポジションの場合に相当する。また、図5(e)〜(h)はそれぞれ、図5(a)〜(d)のレイアウトを左右反転させたものであり、すなわち、同一のアッパーパート2を用いて実施可能となっている。なお、図中にハッチングで示す部位は、孔埋め部材6cである。図5(a)に示すように変速機にマニュアルモードがない場合には、シフトゲート6の最端部に横孔部6bを配置することで、孔埋め部材6cが不要である。
2 アッパーパート
3 シフトレバー(レバー部材)
4 ケーシング
5 シフトレバーガイド(ガイド部材)
6 シフトゲート(ゲート部)
6a 縦孔部
6b 横孔部
6c 孔埋め部材(制限部材)
7 ディテント機構
7a ロッドケース
7b ディテントロッド
7c スプリング
7d 先端部
8 ディテントパネル
8a 縦溝部(溝部)
8b 横溝部(溝部)
8c 規制部
8d 係合穴
10 変速操作装置
Claims (5)
- 変速機のシフトポジションを設定するレバー部材と、
前記レバー部材の移動範囲を規制するガイド部材と、
前記ガイド部材及び前記レバー部材の揺動中心を収容するアッパーパートと、
前記アッパーパートとは別体に形成され、車両に固定されるとともに前記アッパーパートを保持するロアパートと、
を備えたことを特徴とする、車両の変速操作装置。 - 前記ガイド部材の表裏を貫通し、車両前後方向及び車幅方向のそれぞれに沿った部位を含む階段状の長孔として形成されるとともに、車両前後方向に線対称の形状を有するゲート部を備えるとともに、
前記アッパーパートが、二回回転対称性を持った外形を有する
ことを特徴とする、請求項1記載の車両の変速操作装置。 - 前記ゲート部が、車両前後方向に延在する縦孔部と、前記縦孔部の端部から車幅方向に延在する横孔部とを有するとともに、
前記レバー部材に固定されたディテントロッドと、
前記ディテントロッドの先端に当接する位置に配置されたディテントパネルと、
前記ディテントパネルに刻設され、前記レバー部材が前記ゲート部に沿って移動するように前記ディテントロッドの先端を案内する溝部と、
前記溝部上に凹設され、前記縦孔部の後端に前記レバー部材が位置する状態で前記ディテントロッドの先端に係合する係合穴と、を備えた
ことを特徴とする、請求項2記載の車両の変速操作装置。 - 前記ゲート部の端部に充填され、前記レバー部材の可動範囲に制限を加える制限部材を備えた
ことを特徴とする、請求項3記載の車両の変速操作装置。 - 前記ディテントパネルが、前記ゲート部の端部に対応する位置での前記ディテントロッドの可動範囲を規制する規制部を有する
ことを特徴とする、請求項3又は4記載の車両の変速操作装置。
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