JP2007229594A - 排気ガス浄化用触媒及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造工程が簡易で、高い浄化率を長期間保持することができる排気ガス浄化用触媒及びその製造方法を提供する。
【解決手段】排気ガスに接触して触媒反応を起こす貴金属粒子3と、該貴金属粒子3の周囲をケージ状に覆う繊維状の内包材5と、前記貴金属粒子3を担持する基材とを含んでなる排気ガス浄化用触媒1である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、排気ガス浄化用触媒及びその製造方法に関する。
近年、自動車用の排出ガス規制は益々厳しくなる一方であり、排気ガス浄化用触媒には、排ガス中に含まれる有害な成分、例えば、未燃焼炭化水素(HC)や一酸化炭素(CO)の浄化をより高効率で行なうことが要求されている。排ガス浄化触媒は、アルミナ等の基材の表面に貴金属粒子3を担持したものであり、排ガス中に含まれる有害な成分、例えば未燃焼炭化水素(HC)や一酸化炭素(CO)を貴金属粒子で酸化し、無害な成分である水やガスに変換する。そして、一般に、触媒の浄化性能は貴金属粒子の表面積が大きいほど向上するため、貴金属粒子の粒径を小さくすることにより、貴金属粒子の表面積を大きくして表面エネルギーを増大させることが行われている。
ここで、排気ガス浄化用触媒の貴金属粒子は、初期段階では数nm以下の超微粒子状態になっている。しかし、高温の酸化雰囲気中に排気ガス浄化用触媒が晒されているうちに、貴金属粒子の表面が酸化され、近傍の貴金属粒子同士が合体して数十nmに粗大化してしまい、貴金属粒子の表面積が低下して有害物質の浄化率が低下するという問題がある。
この貴金属粒子の粗大化による表面積低下を防止すべく、逆ミセル法などのような表面積の大きい貴金属粒子の製法に関する開発が進んでいる。この逆ミセル法とは、まず、有機溶媒中に界面活性剤と触媒活性な成分(例えば、貴金属元素)を含む水溶液とを混合する。その後、有機溶媒中に、貴金属を含む水溶液を含有する逆ミセルが形成されたエマルジョン溶液を調製し、貴金属を沈殿させた後、還元又は不溶化し、逆ミセルの中で微粒化した貴金属を析出させる方法である。
また、特開2000−42411号公報には、エマルジョン溶液調製工程において、逆ミセルの中に酸素吸蔵作用を有する元素を含有させて触媒を製造する方法が開示されている。この逆ミセル法では、エマルジョン溶液中に含まれる逆ミセルの中で、基材に触媒活性な成分を担持した後、逆ミセルを崩壊させて、得られた沈殿物を濾過、乾燥、粉砕、焼成する各工程を経て触媒としている。本製造方法を用いて製造された触媒は、基材に酸素吸蔵作用を有する元素を担持できるだけではなく、基材の最表面及び基材中に形成された孔部表面にも触媒活性な成分を担持するため、触媒の活性を高めることができる。
特開2000−42411号公報
しかしながら、前述した逆ミセル法では、逆ミセルが形成されたエマルジョン溶液を噴霧焼成して触媒を製造するため、製造工程が複雑化して製造コストが上昇するという問題があった。
そこで、本発明は、製造工程が簡易で、高い浄化率を長期間保持することができる排気ガス浄化用触媒及びその製造方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明に係る排気ガス浄化用触媒は、貴金属粒子と、該貴金属粒子の周囲をケージ状に覆う内包材と、前記貴金属粒子を担持する基材とを含んでなる排気ガス浄化用触媒である。
また、本発明に係る排気ガス浄化用触媒の製造方法は、アルミナ前駆体を水に分散し、解膠する工程と、このアルミナ前駆体の分散液中に、貴金属コロイドを分散させたのち、乾燥し、焼成する工程とを含むことを特徴とする。
本発明に係る排気ガス浄化用触媒によれば、貴金属粒子の周囲を内包材によってケージ状に取り囲んでいるため、基材上における貴金属粒子の移動による凝集化を抑制することができ、貴金属の表面積を大きい状態に保持することができる。
また、本発明に係る排気ガス浄化用触媒の製造方法によれば、貴金属粒子の周囲を内包材によってケージ状に取り囲んだ触媒を効率的に製造することができる。従って、長期間使用した後においても、貴金属粒子同士が凝集せずに大きい表面積を保持することができるため、高い浄化性能を保つことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係る排気ガス浄化用触媒の表面の状態を拡大して示す概略図である。
図1に示すように、本発明に係る排気ガス浄化用触媒1は、排気ガスに接触して有害成分を浄化させる活性金属である貴金属粒子3と、該貴金属粒子3の外周をケージ状に覆う繊維状の内包材5と、該内包材5によって内包された貴金属粒子3を担持する基材(図示せず)とを備えている。
このように、本発明に係る排気ガス浄化用触媒1においては、貴金属粒子3の周囲を繊維状の複数の内包材5によってケージ状に取り囲んでいるため、基材上における貴金属粒子3の移動による凝集化を抑制することができ、貴金属粒子3の表面積を大きい状態に保持することができる。
貴金属粒子3の生成に用いる貴金属粒子用原料は、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)の群から選択される一又は二以上の金属が好ましい。また、排気ガス浄化用触媒を製造する際には、図2(b)に示すように、貴金属粒子3をコロイドにした貴金属コロイドの状態で用いることが好ましい。
なお、図2(b)は、Ptコロイド7を拡大して示す概略図であり、貴金属粒子3であるPt粒子の周囲を保護コロイド9としての高分子保護層によって覆っている。この保護コロイド9としては、例えば、ポリビニールピロリドン(PVP)、ポリエチレンイミン、ポリアクリル酸などが好ましい。
前記内包材5は、図2(a)に示すように、アルミナからなる繊維状に形成された粒子が複数集まった粒子群から形成されることが好ましい。各粒子の寸法は、長さが10nm〜200nm、幅が5nm〜20nmが好ましい。
内包材5の生成に用いる内包材用原料は、アルミナ前駆体であるベーマイトが好ましく、また、セリウム化合物や遷移金属化合物を含んだベーマイトも用いることができる。
基材は、アルミナ(Al)、セリア(CeO)、ジルコニア(ZrO)、マグネシア(MgO)、シリカ(SiO)、TiO、シリカアルミナ、酸化バナジウム及び酸化タングステンの群から選択される一又は二以上の元素からなる多孔質酸化物を好適に用いることができる。
次に、露出率の求め方について説明する。
まず、TEMの観察により貴金属粒子3の平均粒子径を求め、この平均粒子径から貴金属粒子3の平均表面積を算出する。この平均表面積に対応するCO吸着量を計算にて求め基準値(A)とする。つまり、基準値(A)は、貴金属粒子3の周囲が内包材5で全く覆われていない状態のCO吸着量を計算にて算出した値である。
一方、貴金属粒子3を内包材5でケージ状に覆った本発明の触媒にガス吸着法によりCOガスを当て、そのときのCO吸着量をBとする。この場合、貴金属粒子3の露出率は、(B/A)×100 [%]と算出する。
そして、露出率は、85%以上かつ100%未満が好ましい。この露出率は、排気ガス中の有害成分を浄化する性能に影響を及ぼす。即ち、露出率が85%未満の場合は、排気ガス中の有害成分が貴金属粒子3に接触する確率が低くなるため、浄化効率が低下する。また、露出率が100%になると、貴金属粒子3を覆う内包材5がないため、貴金属粒子3の凝集を抑制することが困難となる。
次に、排気ガス浄化用触媒を製造する方法を説明する。
(1)まず、アルミナ前駆体を水に分散し、解膠する。
例えば、図2(a)に示すように、アルミナ前駆体として前述の繊維状のベーマイトを用い、該ベーマイトを水に分散させると共に、この分散液に硝酸や酢酸等を加えて解膠する。なお、前記アルミナ前駆体以外にも、セリア含有アルミナ前駆体及び遷移金属含有アルミナ前駆体なども採用することができる。
(2)次いで、アルミナ前駆体の分散液中に、貴金属コロイドを分散させる。
図2(b)に示すように、貴金属コロイドであるPtコロイド7は、Pt粒子の周囲に保護コロイド9として高分子保護層を配置している。この保護コロイド9としては、例えば、ポリビニールピロリドン(PVP)、ポリエチレンイミン、ポリアクリル酸などが好ましい。
そして、アルミナ前駆体の分散液中に、貴金属コロイドを分散させると、図3に示すように、保護コロイド9を配置した貴金属粒子3の周囲に、アルミナ前駆体11が配置される。
(3)そして、アルミナ前駆体11と貴金属コロイドが分散した分散液を乾燥し、焼成する。
前記アルミナ前駆体11の分散液中に貴金属コロイドを分散させてスラリーとし、スプレードライヤ等を用いて乾燥させたのち、所定温度(例えば、400℃)にて焼成することにより、貴金属を担持した粉末が得られる。
この粉末は、図1に示すように、繊維状に形成された内包材5によって、貴金属粒子3であるPt粒子の周囲が覆われている。前記内包材5は、アルミナからなる繊維状に形成された複数の粒子によって構成されている。前記乾燥は、スプレードライヤに限らず、減圧乾燥及び真空凍結乾燥も適用することができる。
最後に、前記粉末を用いてスラリー化し、ハニカム担体に塗布したのち、乾燥及び焼成することにより、本発明に係る排気ガス浄化用触媒を製造することができる。
前記排気ガス浄化用触媒の製造方法によれば、貴金属粒子3の周囲を内包材5によってケージ状に取り囲んだ触媒1を効率的に製造することができる。従って、長期間使用した後においても、貴金属粒子3同士が凝集せずに大きい表面積を保持することができるため、高い浄化性能を保つことができる。
また、前記アルミナ前駆体11は、繊維状に形成されているため、貴金属粒子3の周囲を確実にケージ状に覆うことができる。
さらに、前記アルミナ前駆体11としてベーマイトを用いるため、貴金属粒子3の凝集を抑制する効果が非常に高くなる。
そして、前記解膠は、酸により行なわれ、アルミナ前駆体11を分散させた分散液中のpHは酸性領域である7未満である。pH値が7以上になると、アルミナ前駆体11を解膠させることが困難となり、貴金属粒子3の周囲をアルミナ前駆体11で覆う構造を形成しにくくなるため好ましくない。
また、前記貴金属コロイドは、Pt、Pd、Rhより選択される貴金属粒子3の周囲に、保護コロイド9として高分子保護層を配置しているため、貴金属粒子3の周囲にアルミナ前駆体11を効率的に配置することができる。
そして、乾燥として、スプレードライヤを用いた乾燥、減圧乾燥、及び真空凍結乾燥のうちのいずれかを用いるため、貴金属粒子3の周囲に内包材5を固定的に配置することができる。しかし、前記乾燥方法以外の蒸発乾固法等では、貴金属粒子3と内包材5との構造が乾燥中に変化してしまい、貴金属粒子3の周囲に内包材5を配置する構造となりにくため、好ましくない。
次いで、実施例によって本発明の実施形態を更に具体的に説明する。なお、各実施例及び比較例における詳細な内容を表1にまとめて示す。
[実施例1]
10×5nmのベーマイトを用いた触媒の調製
アルミナ前駆体であるベーマイト(10×5nm、含水率24%)262.06gを水2000mlに分散させ、硝酸を加えてpH3に調整した。これに、Ptを0.84g含むPtコロイドを加え分散させてスラリーを作成した。このPtコロイドは、Pt粒子径が2.6nmであり、保護コロイドがポリビニールピロリドン(PVP)であった。
前記スラリーをスプレードライヤを用いて乾燥し、400℃で焼成してPt担持試料とした。(粉末A)
この粉末Aについて、ガス吸着法により、単位重量(即ち、1g)あたりのCO吸着量を求めた。また、TEM(透過型電子顕微鏡)による観察によりPt粒子径の平均値を求め、この平均粒子径からPt粒子の平均表面積を算出した。そして、この平均表面積よりCO吸着量を計算にて基準値を求めた。前記単位重量あたりのCO吸着量を基準値で除した値を露出率とすると、露出率は、87%であった。
粉末Aを173.4g、アルミナゾルを1.6g、更に水を307.5g、10%硝酸水溶液を17.5g加えて、基材の粉砕を行い、平均粒径が3μmのスラリーとした。(スラリーa)
次に、ジルコニウムとして3wt%を含むγ−アルミナと酸化ジルコニウムの複合化合物に硝酸ロジウムを含浸して、ロジウム0.6wt%担持粉末を調製した。また、酸化ジルコニウムに酸化セリウムを24%複合化し、ジルコニア基材を調製した。ロジウムを0.6%担持した粉末116.55gと、ジルコニア基材44.45g、アルミナ基材(γ−アルミナに酸化セリウム9%、酸化ジルコニウム6%、酸化ランタン6%を複合化したもの)11g、アルミナゾル3gをボールミルに加え、水307.5g、10%硝酸水溶液17.5gを加えて粉砕し、平均粒径3μmのスラリーとした。(スラリーR)
直径36mmφ、400セル6ミルのハニカム担体(容量0.04L)にスラリーaを141g/Lコーティングした後、乾燥し、その後、スラリーRを59g/Lコーティングし、乾燥後、400℃で焼成して実施例1の試料とした。
得られた実施例1の触媒は、Pt:0.587g/L, Rh:0.236g/Lを各々担持した触媒である。
[実施例2]
60×10nmのベーマイトを用いた触媒の調製
ベーマイト(60×10nm、含水率24%)262.06gを水2000mlに分散させ、硝酸を加えてpH3に調整した。これにPtを0.84g含むPtコロイドを加え分散させた。このPtコロイドは、Pt粒子径:2.6nm、保護コロイド:ポリビニールピロリドン(PVP)であった。
このスラリーをスプレードライヤを用いて乾燥し、400℃で焼成してPt担持試料とした。(粉末B)
この粉末Bについて、ガス吸着法により、単位重量(即ち、1g)あたりのCO吸着量を求め、またTEM(透過型電子顕微鏡)による観察によりPt粒子径の平均値を求め、前記実施例1と同様にして露出率を求めると、95%であった。
粉末Bを173.4g、アルミナゾルを1.6g、更に水を307.5g、10%硝酸水溶液を17.5g加えて、基材の粉砕を行い、平均粒径が3μmのスラリーとした。(スラリーb)
次に、ジルコニウムとして3wt%を含むγ−アルミナと酸化ジルコニウムの複合化合物に硝酸ロジウムを含浸して、ロジウムを0.6wt%担持した粉末を調製した。また、酸化ジルコニウムに酸化セリウムを24%複合化し、ジルコニア基材を調製した。ロジウム0.6%担持粉末116.55gとジルコニア基材44.45g、アルミナ基材(γ−アルミナに酸化セリウム9%、酸化ジルコニウム6%、酸化ランタン6%を複合化したもの)11g、アルミナゾル3gをボールミルに加え、水307.5g、10%硝酸水溶液17.5gを加えて粉砕し、平均粒径が3μmのスラリーとした。(スラリーR)
直径が36mmφ、400セル6ミルのハニカム担体(容量0.04L)にスラリーbを141g/Lコーティングした後、乾燥し、その後、スラリーRを59g/Lコーティングし、乾燥後、400℃で焼成して実施例1の試料とした。
得られた実施例2の触媒は、Pt:0.587g/L, Rh:0.236g/Lを各々担持した触媒である。
[実施例3]
120×10nmのベーマイトを用いた触媒の調製
ベーマイト(120×10nm、含水率25%)265.55gを水2000mlに分散させ、硝酸を加えてpH3に調整した。これにPtとして0.84g含むPtコロイドを加え分散させた。このPtコロイドは、Pt粒子径:2.6nm、保護コロイド:ポリビニールピロリドン(PVP)であった。
このスラリーをスプレードライヤを用いて乾燥し、400℃で焼成してPt担持試料とした。(粉末C)
この粉末Cについてガス吸着法により、単位重量(即ち、1g)あたりのCO吸着量を求め、またTEM(透過型電子顕微鏡)による観察により前記実施例1,2と同様に露出率を求めると、92%であった。
粉末Cを173.4g、アルミナゾルを1.6g、更に水を307.5g、10%硝酸水溶液を17.5g加えて、基材の粉砕を行い、平均粒径が3μmのスラリーとした。(スラリーc)
次に、ジルコニウムとして3wt%を含むγ−アルミナと酸化ジルコニウムの複合化合物に硝酸ロジウムを含浸して、ロジウムを0.6wt%担持した粉末を調製した。また、酸化ジルコニウムに酸化セリウムを24wt%複合化し、ジルコニア基材を調製した。ロジウムを0.6wt%担持した粉末116.55gと、ジルコニア基材44.45g、アルミナ基材(γ−アルミナに酸化セリウム9wt%、酸化ジルコニウム6wt%、酸化ランタン6wt%を複合化したもの)11g、アルミナゾル3gをボールミルに加え、水307.5g、10wt%の硝酸水溶液17.5gを加えて粉砕し、平均粒径が3μmのスラリーとした。(スラリーR)
直径36mmφ、400セル6ミルのハニカム担体(容量0.04L)にスラリーcを141g/Lコーティングした後、乾燥し、その後、スラリーRを59g/Lコーティングし、乾燥後、400℃で焼成して実施例3の試料とした。
得られた実施例3の触媒は、Pt:0.587g/L,Rh:0.236g/Lを各々担持した触媒である。
[実施例4]
160×15nmのベーマイトを用いた触媒の調製
ベーマイト(160×15nm、含水率26%)269.14gを水2000mlに分散させ、硝酸を加えてpH3に調整した。これにPtを0.84g含むPtコロイドを加え分散させた。このPtコロイドは、Pt粒子径:2.6nm、保護コロイド:ポリビニールピロリドン(PVP)であった。
このスラリーをスプレードライヤを用いて乾燥し、400℃で焼成してPt担持試料とした。(粉末D)
この粉末Dについてガス吸着法により、単位重量(即ち、1g)あたりのCO吸着量を求め、またTEM(透過型電子顕微鏡)による観察により平均Pt粒子径を求め、前記実施例1〜3で算出したように露出率を求めると、98%であった。
粉末Dを173.4g、アルミナゾルを1.6g、更に水を307.5g、10%硝酸水溶液を17.5g加えて、基材の粉砕を行い、平均粒径3μmのスラリーとした。(スラリーd)
次に、ジルコニウムを3wt%含むγ−アルミナと酸化ジルコニウムの複合化合物に硝酸ロジウムを含浸して、ロジウムを0.6wt%担持した粉末を調製した。また、酸化ジルコニウムに酸化セリウムを24%複合化し、ジルコニア基材を調製した。ロジウムを0.6wt%担持した粉末116.55gとジルコニア基材44.45g、アルミナ基材(γ−アルミナに酸化セリウム9%、酸化ジルコニウム6%、酸化ランタン6%を複合化したもの)11g、アルミナゾル3gをボールミルに加え、水307.5g、10wt%硝酸水溶液17.5gを加えて粉砕し、平均粒径3μmのスラリーとした。(スラリーR)
直径36mmφ、400セル6ミルのハニカム担体(容量0.04L)にスラリーdを141g/L コーティングした後、乾燥し、その後、スラリーRを59g/Lコーティングし、乾燥後、400℃で焼成して実施例4の試料とした。
得られた実施例4の触媒は、Pt:0.587g/L,Rh:0.236g/Lを各々担持した触媒である。
[実施例5]
200×20nmのベーマイトを用いた触媒の調製
ベーマイト(200×20nm、含水率26%)269.14gを水2000mlに分散させ、硝酸を加えてpH3に調整した。これにPtを0.84g含むPtコロイドを加え分散させた。このPtコロイドは、Pt粒子径:2.6nm、保護コロイド:ポリビニールピロリドン(PVP)であった。
このスラリーをスプレードライヤを用いて乾燥し、400℃で焼成してPt担持試料とした。(粉末E)
この粉末Eについてガス吸着法により、単位重量(即ち、1g)あたりのCO吸着量を求め、またTEM(透過型電子顕微鏡)による観察により、実施例1〜4と同様に露出率を求めると、97%であった。
粉末Eを173.4gとアルミナゾル1.6g、更に水307.5g、10%硝酸水溶液を17.5g加えて、基材の粉砕を行い、平均粒径が3μmのスラリーとした。(スラリーe)
次に、ジルコニウムを3wt%を含むγ−アルミナと酸化ジルコニウムの複合化合物に硝酸ロジウムを含浸して、ロジウムを0.6wt%担持した粉末を調製した。また、酸化ジルコニウムに酸化セリウムを24wt%複合化し、ジルコニア基材を調製した。ロジウムを0.6wt%担持した粉末116.55gとジルコニア基材44.45g、アルミナ基材(γ−アルミナに酸化セリウム9wt%、酸化ジルコニウムwt6%、酸化ランタン6wt%を複合化したもの)11g、アルミナゾル3gをボールミルに加え、水307.5g、10wt%硝酸水溶液17.5gを加えて粉砕し、平均粒径3μmのスラリーとした。(スラリーR)
直径36mmφ、400セル6ミルのハニカム担体(容量0.04L)にスラリーeを141g/Lコーティングした後、乾燥し、その後、スラリーRを59g/Lコーティングし、乾燥後、400℃で焼成して実施例5の試料とした。
得られた実施例5の触媒は、Pt:0.587g/L,Rh:0.236g/Lを各々担持した触媒である。
[実施例6]
60×10nmのベーマイトを用いた、セリア20wt%入り触媒の調製
ベーマイト(60×10nm)に酢酸セリウムを含浸、乾燥し、酸化セリウムとして20wt%含むアルミナ基材(水分を23%wt含有)を調製した。このアルミナ基材258.65gを水2000mlに分散させ、硝酸を加えてpH5に調整した。これにPtを0.84g含むPtコロイドを加え分散させた。このPtコロイドは、Pt粒子径:2.6nm、保護コロイド:ポリビニールピロリドン(PVP)であった。
このスラリーをスプレードライヤを用いて乾燥し、400℃で焼成してPt担持試料とした。(粉末F)
この粉末Fについてガス吸着法により、単位重量(即ち、1g)あたりのCO吸着量を求め、またTEM(透過型電子顕微鏡)による観察により前記実施例1〜5と同様の露出率を求めたところ、98%であった。
粉末Fを173.4gと、アルミナゾル1.6g、更に水307.5g、10%硝酸水溶液を17.5g加えて、基材の粉砕を行い、平均粒径が3μmのスラリーとした。(スラリーf)
次に、ジルコニウムを3wt%含むγ−アルミナと酸化ジルコニウムの複合化合物に硝酸ロジウムを含浸して、ロジウムを0.6wt%担持した粉末を調製した。また、酸化ジルコニウムに酸化セリウムを24wt%複合化し、ジルコニア基材を調製した。ロジウムを0.6wt%担持した粉末116.55gとジルコニア基材44.45g、アルミナ基材(γ−アルミナに酸化セリウム9wt%、酸化ジルコニウム6wt%、酸化ランタン6wt%を複合化したもの)11g、アルミナゾル3gをボールミルに加え、水307.5g、10wt%硝酸水溶液17.5gを加えて粉砕し、平均粒径3μmのスラリーとした。(スラリーR)
直径36mmφ、400セル6ミルのハニカム担体(容量0.04L)にスラリーfを141g/Lコーティングした後、乾燥し、その後、スラリーRを59g/Lコーティングし、乾燥後、400℃で焼成して実施例6の試料とした。
得られた実施例6の触媒は、Pt:0.587g/L,Rh:0.236g/Lを各々担持した触媒である。
[実施例7]
60×10nmのベーマイトを用いた、酸化マンガン粒子20wt%入り触媒の調製
ベーマイト(60×10nm)を分散した水溶液に、酸化マンガン(Mn)粒子を加えて乾燥し、酸化マンガンを20wt%含むアルミナ基材(水分が23wt%含有)を調製した。このアルミナ基材258.65gを水2000mlに分散させ、硝酸を加えてpH4に調整した。これにPtを0.84g含むPtコロイドを加え分散させた。このPtコロイドは、Pt粒子径:2.6nm、保護コロイド:ポリビニールピロリドン(PVP)であった。
このスラリーをスプレードライヤを用いて乾燥し、400℃で焼成してPt担持試料とした。(粉末G)
この粉末Gについてガス吸着法により、単位重量(即ち、1g)あたりのCO吸着量を求め、またTEM(透過型電子顕微鏡)により、前記実施例1〜6と同様に露出率を求めたところ、85%であった。
粉末Gを173.4gと、アルミナゾル1.6g、更に水307.5g、10%硝酸水溶液を17.5g加えて、基材の粉砕を行い、平均粒径3μmのスラリーとした。(スラリーg)
次に、ジルコニウムを3wt%含むγ−アルミナと酸化ジルコニウムの複合化合物に硝酸ロジウムを含浸して、ロジウムを0.6wt%担持した粉末を調製した。また、酸化ジルコニウムに酸化セリウムを24wt%複合化し、ジルコニア基材を調製した。ロジウムを0.6wt%担持した粉末116.55gとジルコニア基材44.45g、アルミナ基材(γ−アルミナに酸化セリウム9wt%、酸化ジルコニウム6wt%、酸化ランタン6wt%を複合化したもの)11g、アルミナゾル3gをボールミルに加え、水307.5g、10wt%硝酸水溶液17.5gを加えて粉砕し、平均粒径3μmのスラリーとした。(スラリーR)
直径36mmφ、400セル6ミルのハニカム担体(容量0.04L)にスラリーgを141g/Lコーティングした後、乾燥し、その後、スラリーRを59g/Lコーティングし、乾燥後、400℃で焼成して実施例7の試料とした。
得られた実施例7の触媒は、Pt:0.587g/L,Rh:0.236g/Lを各々担持した触媒である。
[比較例1]
10μm×10μmのアルミナ粒子を用いた触媒の調製
粒子径が10μmのγ−アルミナ基材199.16gにジニトロジアミンPt溶液(Ptを0.84g含む)を含浸し、乾燥後、400℃で焼成してPt担持試料とした。(粉末H)
この粉末Hについてガス吸着法により、単位重量(即ち、1g)あたりのCO吸着量を求め、またTEM(透過型電子顕微鏡)による観察により、前記実施例1〜7と同様に露出率を求めると、134%であった。
粉末Hを173.4gと、アルミナゾル1.6g、更に水307.5g、10%硝酸水溶液を17.5g加えて、基材の粉砕を行い、平均粒径が3μmのスラリーとした。(スラリーh)
次に、ジルコニウムとして3wt%を含むγ−アルミナと酸化ジルコニウムの複合化合物に硝酸ロジウムを含浸して、ロジウム0.6wt%を担持した粉末を調製した。また、酸化ジルコニウムに酸化セリウムを24wt%複合化し、ジルコニア基材を調製した。ロジウム0.6wt%を担持した粉末116.55gとジルコニア基材44.45g、アルミナ基材(γ−アルミナに酸化セリウム9wt%、酸化ジルコニウム6wt%、酸化ランタン6wt%を複合化したもの)11g、アルミナゾル3gをボールミルに加え、水307.5g、10wt%硝酸水溶液17.5gを加えて粉砕し、平均粒径3μmのスラリーとした。(スラリーR)
直径36mmφ、400セル6ミルのハニカム担体(容量0.04L)にスラリーIを141g/Lコーティングし、乾燥後、さらに実施例1で調製したスラリーRを59g/Lコーティングし、乾燥後400℃で焼成して、比較例1の試料とした。
得られた比較例1の触媒はPt:0.587g/L、Rh:0.236g/Lを担持した触媒である。
[比較例2]
10μm×10μmのアルミナ粒子を用いた、酸化セリウム(20wt%)入り触媒の調製
γ−アルミナ(粒子径:10μm)に酢酸セリウムを含浸し、乾燥後、600℃で焼成して、酸化セリウムを20wt%含むアルミナ基材を調製した。このアルミナ基材199.16gにジニトロジアミンPt溶液(Ptを0.84g含む)を含浸し、乾燥後、400℃で焼成してPt担持試料とした。(粉末I)
この粉末Iについてガス吸着法により、単位重量(即ち、1g)あたりのCO吸着量を求め、またTEM(透過型電子顕微鏡)による観察により、前記実施例1〜比較例1と同様に露出率を求めると、152%であった。
粉末Iを173.4gと、アルミナゾル1.6g、更に水307.5g、10%硝酸水溶液を17.5g加えて、基材の粉砕を行い、平均粒径が3μmのスラリーとした。(スラリーi)
次に、ジルコニウムとして3wt%を含むγ−アルミナと酸化ジルコニウムの複合化合物に硝酸ロジウムを含浸して、ロジウム0.6wt%担持粉末を調製した。また、酸化ジルコニウムに酸化セリウムを24wt%複合化し、ジルコニア基材を調製した。ロジウムを0.6wt%担持した粉末116.55gとジルコニア基材44.45g、アルミナ基材(γ−アルミナに酸化セリウム9wt%、酸化ジルコニウム6wt%、酸化ランタン6wt%を複合化したもの)11g、アルミナゾル3gをボールミルに加え、水307.5g、10%硝酸水溶液17.5gを加えて粉砕し、平均粒径が3μmのスラリーとした。(スラリーR)
直径36mmφ、400セル6ミルのハニカム担体(容量0.04L)にスラリーjを141g/Lコーティングした後、乾燥し、その後、スラリーRを59g/Lコーティングし、乾燥後、400℃で焼成して比較例2の試料とした。
得られた比較例2の触媒は、Pt:0.587g/L,Rh:0.236g/Lを各々担持した触媒である。
[比較例3]
10μm×10μmのアルミナ粒子を用いた、酸化マンガン(20wt%)入り触媒の調製
γ−アルミナ(粒子径が10μm)に酢酸マンガンを含浸し、乾燥後、600℃で焼成して、酸化マンガン(Mn)を20wt%含むアルミナ基材を調製した。このアルミナ基材199.16gにジニトロジアミンPt溶液(Ptを0.84g含む)を含浸し、乾燥後、400℃で焼成してPt担持試料とした。(粉末J)
この粉末Jについてガス吸着法により、単位重量(即ち、1g)あたりのCO吸着量を求め、またTEM(透過型電子顕微鏡)による観察により、前記実施例1〜比較例2と同様に露出率を求めると、135%であった。
粉末Jを173.4gと、アルミナゾル1.6g、更に水307.5g、10%硝酸水溶液を17.5g加えて、基材の粉砕を行い、平均粒径3μmのスラリーとした。(スラリーj)
次に、ジルコニウムを3wt%を含むγ−アルミナと酸化ジルコニウムの複合化合物に硝酸ロジウムを含浸して、ロジウムを0.6wt%担持した粉末を調製した。また、酸化ジルコニウムに酸化セリウムを24wt%複合化し、ジルコニア基材を調製した。ロジウムを0.6wt%担持した粉末116.55gとジルコニア基材44.45g、アルミナ基材(γ−アルミナに酸化セリウム9wt%、酸化ジルコニウム6wt%、酸化ランタン6wt%を複合化したもの)11g、アルミナゾル3gをボールミルに加え、水307.5g、10wt%硝酸水溶液17.5gを加えて粉砕し、平均粒径が3μmのスラリーとした。(スラリーR)
直径が36mmφ、400セル6ミルのハニカム担体(容量0.04L)にスラリーkを141g/Lコーティングした後、乾燥し、その後、スラリーRを59g/Lコーティングし、乾燥後、400℃で焼成して比較例3の試料とした。
得られた比較例3の触媒は、Pt:0.587g/L,Rh:0.236g/Lを各々担持した触媒である。
[比較例4]
5×5nmの水酸化アルミニウムを用いた触媒の調製
水酸化アルミニウム(5×5nm、含水率34.6%)304.53gを水2000mlに分散させた。これにPtを0.84g含むPtコロイドを加え分散させた。このPtコロイドは、Pt粒子径:2.6nm、保護コロイド:ポリビニールピロリドン(PVP)であった。
このスラリーをビーカー中で蒸発乾固し、400℃で焼成してPt担持試料とした。(粉末K)
この粉末Kについて、ガス吸着法により、単位重量(1g)あたりのCO吸着量を求め、またTEM(透過型電子顕微鏡)による観察により、前記実施例1〜比較例3と同様に露出率を求めたところ、75%であった。
粉末Kを173.4gと、アルミナゾル1.6g、更に水307.5g、10%硝酸水溶液を17.5g加えて、基材の粉砕を行い、平均粒径が3μmのスラリーとした。(スラリーk)
次に、ジルコニウムを3wt%含むγ−アルミナと酸化ジルコニウムの複合化合物に硝酸ロジウムを含浸して、ロジウム0.6wt%担持粉末を調製した。また、酸化ジルコニウムに酸化セリウムを24wt%複合化し、ジルコニア基材を調製した。ロジウム0.6wt%担持した粉末116.55gとジルコニア基材44.45g、アルミナ基材(γ−アルミナに酸化セリウム9wt%、酸化ジルコニウム6wt%、酸化ランタン6wt%を複合化したもの)11g、アルミナゾル3gをボールミルに加え、水307.5g、10%硝酸水溶液17.5gを加えて粉砕し、平均粒径3μmのスラリーとした。(スラリーR)
直径36mmφ、400セル6ミルのハニカム担体(容量0.04L)にスラリーkを141g/L コーティングした後、乾燥し、その後、スラリーRを59g/Lコーティングし、乾燥後、400℃で焼成して比較例4の試料とした。
得られた比較例4の触媒は、Pt:0.587g/L,Rh:0.236g/Lを各々担持した触媒である。
[比較例5]
300×20nmのベーマイトを用いた触媒の調製
ベーマイト(300×20nm、含水率26%)269.14gを水2000mlに分散させた。これにPtを0.84g含むPtコロイドを加え分散させた。このPtコロイドは、Pt粒子径:2.6nm、保護コロイド:ポリビニールピロリドン(PVP)であった。
このスラリーをビーカー中で蒸発乾固し、400℃で焼成してPt担持試料とした。(粉末L)
この粉末Lについて、ガス吸着法により、単位重量(即ち、1g)あたりのCO吸着量を求め、またTEM(透過型電子顕微鏡)による観察により、前記実施例1〜比較例4と同様に露出率を求めたところ、110%であった。
粉末Lを173.4gとアルミナゾル1.6g、更に水307.5g、10%硝酸水溶液を17.5g加えて、基材の粉砕を行い、平均粒径3μmのスラリーとした。(スラリーl)
次に、ジルコニウムを3wt%含むγ−アルミナと酸化ジルコニウムの複合化合物に硝酸ロジウムを含浸して、ロジウム0.6wt%を担持した粉末を調製した。また、酸化ジルコニウムに酸化セリウムを24wt%複合化し、ジルコニア基材を調製した。ロジウム0.6wt%担持した粉末116.55gとジルコニア基材44.45g、アルミナ基材
(γ−アルミナに酸化セリウム9wt%、酸化ジルコニウム6wt%、酸化ランタン6wt%を複合化したもの)11g、アルミナゾル3gをボールミルに加え、水307.5g、10wt%硝酸水溶液17.5gを加えて粉砕し、平均粒径3μmのスラリーとした。(スラリーR)
直径36mmφ、400セル6ミルのハニカム担体(容量0.04L)にスラリーkを141g/Lコーティングした後、乾燥し、その後、スラリーRを59g/L コーティングし、乾燥後、400℃で焼成して比較例5の試料とした。
得られた比較例5の触媒は、Pt:0.587g/L,Rh:0.236g/Lを各々担持した触媒である。
[耐久試験]
排気量が3500ccのV型エンジンの排気系に、片バンクあたり前記実施例1〜比較例5で得られた排気ガス浄化用触媒を5個ずつ装着し、国内レギュラーガソリンを使用し、触媒入口温度を650℃とし、30時間運転する耐久試験を実施した。
[浄化性能試験]
前述の比較例及び実施例にて調製した各触媒について耐久試験を実施した後、各触媒を模擬排気ガス流通装置に組み込み、以下の表2に示す組成の模擬排気ガスを流通させ、触媒温度を5℃/分の速度で昇温させながら、NOx、CO、HCの浄化率が50%になる温度を調べた。この評価結果を前述した表1にまとめて示す。
比較例1の試料は、γアルミナにPtを含浸担持した触媒である。比較例2の試料は、セリア入りアルミナ基材にPtを含浸担持した触媒である。比較例3の試料は、酸化マンガン入りアルミナ基材にPtを含浸担持した試料である。比較例4の試料は、内包材5として粒子径が小さいアルミナ前駆体を使用して調製した試料であるが、乾燥方法はビーカーによる蒸発乾固法を採用している。比較例5は、内包材5として粒子径が大きいアルミナ前駆体を使用して調製した試料であるが、比較例4と同様乾燥方法はビーカーによる蒸発乾固法を採用している。
耐久試験が終了した比較例1の触媒の第一層(内層)を掻き取り、TEMによりPt粒子径を調べたところ、30nmであった。また、比較例2では、Pt粒子径は15nmであった。これは、CeOのアンカー効果により、Pt粒子径が小さく抑えられたものである。比較例3では、Pt粒子径を調べたところ28nmであり、比較例1と大差は見られなかった。比較例4では、Pt粒子径は20nmであり、比較例1に較べて小さかった。また、比較例5では、Pt粒子径は35nmであり比較例1に較べて大きかった。実施例1〜7の試料では、Pt粒子径はいずれも比較例1に比べて小さく15〜20nmであった。
なお、実施例の初期の状態を確認するため、実施例2で調製した粉末BについてTEMで観察したところ、図5に示すように、Pt粒子が内包材5であるアルミナ粒子でケージ状に覆われていることが確認された。なお、図5は、ミクロトームにより粉末B(実施例2参照)を切断し、その切断した断面を示したTEM像である。
比較例1〜3では、初期のPt粒子はアルミナ等の粒子の表面に付着している。このため、Pt粒子が移動し易く、凝集し易い状態となっている。この場合、露出率は100%以上となり、ガス吸着法でのCO吸着量がTEMによる平均Pt粒子径から算出したCO吸着量より大きいことを示している。TEMにおいては、オングストロームレベルのPt粒子は検出しにくく、概ねnmレベルのPt粒子を観察している。これに対し、ガス吸着法では、オングストロームレベルも含め全てのPt粒子に吸着したCO量が得られる。比較例1〜3では、前述のオングストロームレベルのPt粒子が基材の表面に存在しているため、Pt粒子数も多くなり、Pt粒子とPt粒子の間隔が近くなっている。これにより、Pt粒子は凝集しやすくなっており、実際、前述の実施例1〜3のように耐久試験後のPt粒子径は大きいことが確認されている。
しかし、実施例では、実施例2のようにPt粒子が内包材5となるアルミナ等の粒子により覆われているため、Pt粒子が移動する際の障壁となって、Pt粒子の凝集を抑制している。
また、実施例6の試料にはCeOが含まれるが、同様にCeOが含まれる比較例2に較べてPt粒子径は10nmと小さかった。これは、CeOによるアンカー効果、及び、前述のアルミナ粒子によるケージ状構造によりPtの移動が抑制されたことによるものと考えられる。
実施例では、露出率は100%以下となっているが、これはPt粒子をアルミナ等の粒子(内包材5)が覆っており、ケージ状構造を形成しているため、COを吸着しにくくなっていることによるものと考えられる。
実施例7では、Pt粒子径は20nmとさほど小さくはないが、触媒性能としては良くなっている。これは、酸化マンガンが添加されているため、マンガンの酸素放出能によるものと考えられる。
比較例3についても比較例1に較べて触媒性能が良くなっており、マンガンの酸素放出能によるものと考えられる。
比較例4では、Pt粒子径が小さかったが、性能は劣っていた。これは、初期のPtの露出率が75%と小さく、Pt粒子が基材に埋もれた状態に近く、また耐久試験後ではアルミナ等の基材にPt粒子が埋もれてしまい、Pt粒子の凝集は抑えられたが、排気ガス成分がPt粒子と接触できなくなってしまい、性能も低下したものと考えられる。
比較例5では、Pt粒子径が大きかったが、これは、アルミナ一次粒子が大きいため、内包材5であるアルミナ粒子上にPtが付着したことによるもの、及び、内包材5が大きすぎてケージ状構造が形成できなかったことによるものと考えられる。
本発明の実施形態による排気ガス浄化用触媒を拡大して示す概略図である。 本図は、本発明の実施形態による排気ガス浄化用触媒の製造に用いるアルミナ前駆体と貴金属コロイドを拡大して示す概略図であり、(a)は繊維状のベーマイトを示し、(b)はPtコロイドを示している。 本発明の実施形態によるベーマイトの分散液中にPtコロイドを分散させた状態を示す概略図である。 実施例1〜7及び比較例1〜5における各触媒のHC(C)浄化率が50%となる温度を比較したグラフである。 実施例2で作成した粉末Bをミクロトームにより切断した断面を示すTEM像である。
符号の説明
1 排気ガス浄化用触媒
3 貴金属粒子
5 内包材
7 Ptコロイド(貴金属コロイド)
11 アルミナ前駆体

Claims (9)

  1. 貴金属粒子と、該貴金属粒子の周囲をケージ状に覆う内包材と、前記貴金属粒子を担持する基材とを含んでなる排気ガス浄化用触媒。
  2. 下記算出式で算出される露出率が85%以上100%未満であることを特徴とする請求項1に記載の排気ガス浄化用触媒。
    露出率=(貴金属粒子の周囲を内包材で覆った触媒にガス吸着法によりCOガスを接触させたときのCO吸着量)÷(TEM観察によって測定された貴金属粒子の表面積に基づいて算出されたCO吸着量)×100
  3. 前記内包材は、アルミナからなる繊維状に形成された複数の粒子であることを特徴とする請求項1又は2に記載の排気ガス浄化用触媒。
  4. アルミナ前駆体を水に分散し、解膠する工程と、このアルミナ前駆体の分散液中に、貴金属コロイドを分散させたのち、乾燥し、焼成する工程とを含むことを特徴とする排気ガス浄化用触媒の製造方法。
  5. 前記アルミナ前駆体は、繊維状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の排気ガス浄化用触媒の製造方法。
  6. 前記アルミナ前駆体は、ベーマイトであることを特徴とする請求項4又は5に記載の排気ガス浄化用触媒の製造方法。
  7. 前記解膠は、酸により行なわれ、アルミナ前駆体を分散させた分散液中のpHは酸性領域である7未満であることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の排気ガス浄化用触媒の製造方法。
  8. 前記貴金属コロイドは、Pt、Pd、Rhより選択される貴金属粒子の周囲に、保護コロイドとして高分子保護層を配置したことを特徴とする請求項4〜7のいずれか1項に記載の排気ガス浄化用触媒の製造方法。
  9. 前記乾燥は、スプレードライヤを用いた乾燥、減圧乾燥、及び真空凍結乾燥のうちのいずれかであることを特徴とする請求項4〜8のいずれか1項に記載の排気ガス浄化用触媒の製造方法。

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