JP2007228939A - 固形食品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】固形食品に、生麩、または調味液を保持させた可食性吸収体、好ましくは調味液を保持させた生麩を含有させる。
【選択図】なし
Description
また、一般に、食品を冷凍保存した場合、風味が失われ、喫食時にその食品の風味が感じられないとの問題がある。
本発明は、上記知見に基づいてなされたもので、「調味液を保持させた可食性吸収体を含有する固形食品(以下、第1発明ともいう)」および「生麩を含有する固形食品(以下、第2発明ともいう)」を提供するものである。
特に、第1発明の固形食品は、可食性吸収体に保持させた調味液が喫食時に可食性吸収体から放出されるため、固形食品の風味を強く感じることができる。
第1発明の対象とする固形食品としては、一定の形体を有する食品であれば、特に制限はないが、第1発明は、ハンバーグ、ロールキャベツ、チキンナゲット、コロッケ、メンチカツ、シュウマイ、餃子、中華饅頭、小籠包、お好み焼き、たこ焼きなどに適用するのが特に好適である。
上記可食性吸収体の形状および大きさは、固形食品の種類に応じて適宜決めることができ、一般には粉状、粒状、薄片状、小片状で固形食品の食感を損なわないような大きさとするとよい。
第2発明の対象とする固形食品も、一定の形体を有する食品であれば、特に制限はないが、第2発明は、調理パン、調理麺、惣菜、野菜炒め、チャーハン、お好み焼き、たこ焼きなどに適用するのが特に好適である。
調理パンとしては、例えば、サンドウィッチ、カレーパン、ピロシキなどを挙げることができる。また、調理麺としては、例えば、調理パスタ、焼きそば、焼きうどんなどを挙げることができる。
表1に示す材料を用い、下記製法によりハンバーグをそれぞれ製造した。市販の生麩を使用し、この生麩をミキサーで粉砕して生麩の小片を形成した。この生麩の小片の大きさは、約2mmであった。
挽肉、塩、胡椒およびナツメグを混練し、これに、炒め玉ねぎを混合し、次いで牛乳に浸したパン粉を混合した後、肉エキスを保持させた生麩(実施例1)または肉エキスのみ(比較例1)を混合する。以下、常法に従って、成型(200g/個)し、蒸し、焼成し、ハンバーグを得る。
表2に示す材料を用い、下記製法により餃子をそれぞれ製造した。生麩としては、実施例1で使用したものと同様の生麩の小片を使用した。
挽肉、塩および胡椒を混練し、これに、キャベツ、しょうゆおよびごま油を混合した後、チキンエキスを保持させた生麩(実施例2)またはチキンエキスのみ(比較例2)を混合し、たねを作成する。以下、常法に従って、たね(20g/個)を餃子皮で包み、蒸し、焼成し、餃子を得る。
表3に示す材料を用い、下記製法によりお好み焼きをそれぞれ製造した。生麩としては、実施例1で使用したものと同様の生麩の小片を使用した。
薄力粉、だし汁、卵および山芋を混合し、これに、キャベツ、青ねぎおよび天かすを混合した後、肉エキスを保持させた生麩(実施例3)または肉エキスのみ(比較例3)を混合し、生地を作成する。以下、常法に従って、成型(200g/個)し、焼成し、お好み焼きを得る。
表4に示す材料を用い、下記製法により焼きそばをそれぞれ製造した。生麩としては、実施例1で使用したものと同様の生麩の小片を使用した。
サラダ油で豚肉を炒め、これに人参およびキャベツを入れて炒め、次いで生麺を入れて炒めた後、ソースおよび生麩(実施例4)またはソースのみ(比較例4)を入れてさらに炒めて焼きそばを得る。
表5に示す材料を用い、下記製法によりチャーハンをそれぞれ製造した。生麩としては、実施例1で使用したものと同様の生麩の小片を使用した。
サラダ油で、しょうがを炒め、これに豚肉、ねぎおよびピーマンの順に入れて炒め、次いで炊飯を入れて炒め、これに卵を入れて軽く炒めた後、塩、胡椒、清酒およびしょうゆ入れて味を整え、これを比較例5のチャーハンとし、このチャーハンにさらに生麩を混合して実施例5のチャーハンを得る。
表6に示す材料を用い、下記製法により野菜炒めをそれぞれ製造した。生麩としては、実施例1で使用したものと同様の生麩の小片を使用した。
サラダ油で人参を炒め、これにしいたけ、ピーマン、およびたまねぎを入れて炒め、次いでキャベツ、豚肉の順に入れて炒めた後、これに塩、胡椒、清酒およびしょうゆ入れて味を整え、これを比較例6の野菜炒めとし、この野菜炒めにさらに生麩を混合して実施例6の野菜炒めを得る。
表7に示す材料を用い、下記製法によりカレーパンをそれぞれ製造した。生麩としては、実施例1で使用したものと同様の生麩の小片を使用した。
中種原料を混捏し、25〜29℃で2.5時間醗酵させて、中種生地を作成する。この中種生地に、本捏原料を加えて混捏し、パン生地を作成する。
このパン生地で、カレーソースに生麩を混合した具材(実施例7)またはカレーソースのみの具材(比較例7)を包み込んで成型し、フロアタイムを30分間とり、温度38℃および湿度55%の条件下で50分間焙炉をとった後、180℃で3.5分間フライし、カレーパンを得る。
Claims (6)
- 調味液を保持させた可食性吸収体を含有する固形食品。
- 可食性吸収体が、生麩または焼き麩である請求項1記載の固形食品。
- 可食性吸収体の調味液の保持量が、可食性吸収体100質量部に対して調味液100〜2000質量部である請求項1または2記載の固形食品。
- 調味液を保持させた可食性吸収体を、固形食品の全質量に対して0.2〜20質量%含有する請求項1〜3のいずれかに記載の固形食品。
- 生麩を含有する固形食品。
- 生麩を、固形食品の全質量に対して0.2〜20質量%含有する請求項5記載の固形食品。
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JP2006057605A JP2007228939A (ja) | 2006-03-03 | 2006-03-03 | 固形食品 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2006
- 2006-03-03 JP JP2006057605A patent/JP2007228939A/ja active Pending
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