JP2007227779A - 空芯コイルの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スプリングバックによる矯正工程が不要で、小型の空芯コイルの製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明の空芯コイルの製造方法において、第1,第2のリード部形成工程のそれぞれが第1,第2の可動部材9,15の移動によって行われ、巻き回部形成工程がスピンドル11の回転によって行われるため、スプリングバックが極めて小さく、スプリングバックの矯正工程が不要となって、生産性が良好になる上に、第1,第2の可動部材9,15のそれぞれの移動で、第1,第2のリード部形成工程が行われるため、第1,第2の可動部材9,15は、開閉動作が無く、従って、小型のものが得られる。
【選択図】図11

Description

本発明は、電気機器や電子回路ユニット等の電気回路を形成するために使用される空芯コイルの製造方法に関するものである。
図19は従来の空芯コイルの製造方法の工程を示す説明図であり、次に、従来の空芯コイルの製造方法を図19に基づいて説明すると、先ず、図19(A)に示すように、空芯コイル60の元になる線材65をスピンドル51に供給して、線材65をスピンドル51とクランプ部材52との間で挟持する。
次に、図19(B)に示すように、互いに対向する第1,第2の形成部材53a、53bが開いた状態から互いに閉じられるように移動し、一方の第1の形成部材53aによって、線材65の一部をスピンドル51に巻き付けると共に、両者の第1,第2の形成部材53a、53bの挟持力によって、空芯コイル60の一方のリード部61aが形成される。
次に、図19(C)に示すように、第1,第2の形成部材53a、53bを開いた状態にした後、図19(D)に示すように、スピンドル51を回転して線材65をスピンドル51に巻き付けて、空芯コイル60の巻き回部62を形成した後、線材60が空芯コイル60の他方のリード部61bを残して切断される。
次に、図19(E)に示すように、スピンドル51の回転によって、他方のリード部61bが開状態にある第1,第2の形成部材53a、53b間に位置するようにした後、図19(F)に示すように、第1,第2の形成部材53a、53bが開いた状態から互いに閉じられるように移動し、他方の第2の形成部材53bによって、線材65の一部をスピンドル51に巻き付けると共に、両者の第1,第2の形成部材53a、53bの挟持力によって、空芯コイル60の他方のリード部61bが形成される。
そして、リード部61a、61bが形成された際、図19(G)に示すように、リード部61a、61bは、スプリングバックした状態となり、次に、図19(H)に示すように、スピンドル51を反時計方向に回転して、リード部61a、61bを第1,第2の形成部材53a、53bの中間に位置させる。
次に、最後の工程として、図19(I)に示すように、第1,第2の形成部材53a、53b間で、リード部61a、61bを同時にプレスして、リード部61a、61bを矯正すると、従来の空芯コイルの製造が完了する(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−8136号公報
しかし、従来の空芯コイルの製造方法にあっては、第1、第2の成型部材53a、53bのそれぞれによって、線材65の一部がスピンドル51に巻き付けられ、且つ、第1、第2の成型部材53a、53b間の挟持力によって、リード部61a、61bが形成されるため、リード部61a、61bにスプリングバックが生じて、矯正する工程が必要となって、生産性が悪くなる上に、第1、第2の成型部材53a、53bが開閉動作を行うため、大型になるという問題がある。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、スプリングバックによる矯正工程が不要で、小型の空芯コイルの製造方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、巻き回部と、この巻き回部の両端から折り曲げられた第1,第2のリード部とを有する空芯コイルを線材から製造する方法であって、支持部材から突出する第1のリード部となる線材の一端部が一つの第1の可動部材の移動によって、線材の送り方向に対して直角方向に折り曲げられる第1のリード部形成工程と、折り曲げられた第1のリード部が曲げ位置から突出するように線材を送る送り工程と、第1のリード部の近傍で、線材がスピンドルとクランプ部材とによって挟持されるクランプ工程と、巻き回部を形成するためにスピンドルを回転して、線材をスピンドルに巻き付ける巻き回部形成工程と、巻き回部の他端から延びて第2のリード部に相当する箇所に受け部材を配置する受け部材配置工程と、線材を切断する切断工程と、受け部材をガイドにして、第2のリード部となる線材の他端部が一つの第2の可動部材によって、線材の送り方向に対して直角方向に折り曲げられる第2のリード部形成工程とを有したことを特徴としている。
このように構成した本発明は、第1,第2のリード部形成工程のそれぞれが一つの第1,第2の可動部材の移動によって行われ、巻き回部形成工程がスピンドルの回転によって行われるため、スプリングバックが極めて小さく、スプリングバックの矯正工程が不要となって、生産性が良好になる上に、第1,第2の可動部材のそれぞれの移動で、第1,第2のリード部形成工程が行われるため、第1,第2の可動部材は、従来のような開閉動作が無く、従って、小型のものが得られる。
また、本発明は、上記発明において、第1のリード部形成工程は、線材の送りを支持し、線材が直角に突出する平坦面を有する支持部材と、この支持部材の平坦面に対して平行に移動する第1の可動部材とによって行うようにしたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、支持部材に対して平行移動する第1の可動部材によって、第1のリード部が確実に折り曲げできて、スプリングバックの無いものが得られる。
また、本発明は、上記発明において、クランプ工程は、折り曲げられた第1のリード部と直線状の線材とで囲まれた位置に挿入されるスピンドルと、このスピンドルを保持する回転部材の溝部内で、スピンドル方向に移動可能なクランプ部材とによって行うようにしたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、クランプ部材が回転部材の溝部内に位置してガイドされるため、小型で、クランプ部材の移動の精度の良いものが得られる。
また、本発明は、上記発明において、受け部材配置工程が行われた後、線材方向に押圧部材が移動して、線材が受け部材と押圧部材とによって挟持される挟持工程を有し、この挟持工程の後に切断工程が行われるようにしたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、受け部材と押圧部材とで線材を挟持することから、切断工程を良好に行うことができる。
また、本発明は、上記発明において、切断工程を行うカッターを有すると共に、第2のリード部形成工程を行う第2の可動部材は、カッターが兼用したことを特徴としている。
このように構成した本発明は、カッターの移動によって、切断工程と第2のリード部形成工程を行うことができて、生産性の良好なものが得られる。
また、本発明は、上記発明において、第1,第2のリード部を形成するために、線材に被覆された絶縁皮膜を剥離する剥離工程と、線材の絶縁皮膜が剥離された箇所を検査する検査工程とを有したことを特徴としている。
このように構成した本発明は、剥離工程と検査工程を有するため、線材の順送りによって空芯コイルが製造出来て、生産性の良好なものが得られる。
また、本発明は、上記発明において、巻き回部と折り曲げられた第1,第2のリード部を形成するための巻線機と、線材を送るための送り機と、剥離工程を行うための剥離機と、検査工程を行うための検査機とを備えたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、線材の順送りによって空芯コイルが製造出来て、生産性の良好なものが得られる。
また、本発明は、上記発明において、線材を供給する側から順次、剥離機、検査機、送り機、及び巻線機が配置されたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、送り機が巻線機のとなりに位置するため、線材の送り弛みが極めて小さくなって、精度の良い空芯コイルが得られる。
本発明は、第1,第2のリード部形成工程のそれぞれが一つの第1,第2の可動部材の移動によって行われ、巻き回部形成工程がスピンドルの回転によって行われるため、スプリングバックが極めて小さく、スプリングバックの矯正工程が不要となって、生産性が良好になる上に、第1,第2の可動部材のそれぞれの移動で、第1,第2のリード部形成工程が行われるため、第1,第2の可動部材は、従来のような開閉動作が無く、従って、小型のものが得られる。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1は本発明の空芯コイルの製造方法で製造された空芯コイルの平面図、図2は本発明の空芯コイルの製造方法で製造された空芯コイルの側面図、図3は本発明の空芯コイルの製造方法に係り、その製造装置全体の配置を示す正面図、図4は本発明の空芯コイルの製造方法に係り、剥離工程を説明するための正面図、図5は本発明の空芯コイルの製造方法に係り、検査工程を説明するための正面図である。
また、図6は本発明の空芯コイルの製造方法に係り、第1のリード部形成工程を行う前の状態を示す斜視図、図7は本発明の空芯コイルの製造方法に係り、第1のリード部形成工程後の状態を示す斜視図、図8は本発明の空芯コイルの製造方法に係り、第1のリード部形成工程後の送り工程を示す斜視図、図9は本発明の空芯コイルの製造方法に係り、クランプ工程前の状態を示す斜視図である。
また、図10は本発明の空芯コイルの製造方法に係り、クランプ工程を示す斜視図、図11は本発明の空芯コイルの製造方法に係り、受け部材配置工程と巻き回部形成工程クランプ工程を示す斜視図、図12は本発明の空芯コイルの製造方法に係り、受け部材配置工程と巻き回部形成工程クランプ工程を示す要部断面図である。
また、図13は本発明の空芯コイルの製造方法に係り、挟持工程を示す斜視図、図14は本発明の空芯コイルの製造方法に係り、挟持工程を示す要部断面図、図15は本発明の空芯コイルの製造方法に係り、切断工程と第2のリード部形成工程を示す要部断面図である。
また、図16は本発明の空芯コイルの製造方法の他の実施例に係り、切断工程と第2のリード部形成工程を示す要部断面図、図17は本発明の空芯コイルの製造方法の他の実施例に係り、位置合わせ工程の前の状態を示す要部断面図、図18は本発明の空芯コイルの製造方法の他の実施例に係り、位置合わせ工程後の状態を示す要部断面図である。
次に、本発明の空芯コイルの製造方法で製造された空芯コイルの構成を図1,図2に基づいて説明すると、空芯コイルKは、図5に示すように、導線1に絶縁皮膜2を設けた線材Sによって形成され、絶縁皮膜2を有する巻き回部3と、この巻き回部3の両端から折り曲げられ、絶縁被膜2が剥離された第1,第2のリード部4a、4bを有する。
そして、第1,第2のリード部4a、4bは、巻き回部3の略巻き方向に沿ってL字状に折り曲げられて、巻き回部3より下方に突出した位置で、互いに対向した状態となっている。
次に、このような構成を有する空芯コイルの本発明の製造方法、及びその製造装置に係る構成を図1〜図15に基づいて説明すると、本発明の製造装置Aは、図3に示すように、線材Sの供給側から絶縁皮膜2を剥離する剥離機Bと、この剥離機Bの隣に配置され、剥離された導線2を検査する検査機Cと、この検査機Cの隣に配置され、線材Sを送るための送り機Dと、この送り機Dの隣に配置され、空芯コイルKを形成するための巻線機Eとで構成されており、製造装置Aに供給された線材Sは、送り機Dによって矢印方向に送られるようになっている。
そして、製造装置Aに供給された線材Sは、先ず、剥離機Bによって絶縁皮膜2を剥離する剥離工程が行われるが、その剥離方法は、例えば図4に示すように、回転体5に支持されたカッター6が回転しながら線材Sの延びる方向に移動して、図5に示すように、第1,第2のリード部4a、4bとなる絶縁皮膜2の剥離された導線1が形成される。
次に、線材Sが送り機Dによって送られて、第1、第2のリード部4a、4bとなる部分が検査機Cに送られて、この検査機Cによって検査工程が行われるが、その検査方法は、例えば図5に示すように、一対のプローブ7を導線1に接触させて、一対のプローブ7間の導通状態を検査するようになっている。
そして、検査が終わると、線材Sが送り機Dによって巻線機Eに送られて、図6に示すように、絶縁皮膜2の剥離した第1のリード部4aとなる部分が送り機Eの支持部材8の孔から突出した状態となる。
次に、この状態で、図7に示すように、第1の可動部材9が支持部材8の平坦面8aに沿って下方に移動すると、線材Sが支持部材8を基準にして折り曲げられて、第1のリード部形成工程が行われる。
そして、第1のリード部形成工程が行われた後、図8に示すように、折り曲げられた第1のリード部4aが曲げ位置(支持部材8)から突出するように、線材Sが送り機Dによって送られて、送り工程が行われる。
次に、この状態で、図9に示すように、回転部材10に保持されたスピンドル11が第1のリード部4aと直線状の線材Sに囲まれた位置に挿入された後、図10に示すように、回転部材10の溝部10a内でガイドされるクランプ部材12が線材S方向に移動して、このクランプ部材12とスピンドル11との間で、第1のリード部4aの近傍の線材Sが挟持されてクランプ工程が行われる。
そして、この状態で、スピンドル11が回転すると、図11に示すように、線材Sがスピンドル11に巻き付けられて巻き回部3を形成し、巻き回部形成工程が行われる。
次に、図11,図12に示すように、第2のリード部に相当する線材Sの下方には、受け部材13が侵入して配置され、受け部材配置工程が行われて、線材Sの下部が受け部材13によって支持された状態となる。
そして、この状態で、図13,図14に示すように、押圧部材14が線材S方向移動して、線材Sが受け部材13と押圧部材14との間で挟持されて挟持工程が行われると共に、この押圧部材14の移動は、回転部材10が切り欠きされた箇所に侵入するようになっている。
次に、図15に示すように、カッターを兼ねる第2の可動部材15が支持部材8の平坦面8aに沿って移動すると、線材Sが切断されると共に、この第2の可動部材15の移動(図15の点線で示すように)を続けると、受け部材13を基準にして線材Sが折り曲げられて第2のリード部4bが形成され、第2のリード部形成工程が行われて、空芯コイルKの製造が完了する。
そして、製造された空芯コイルKの第1,第2のリード部4a、4bは、図1,図2に示すように、互いに対向した状態に形成されると共に、製造された空芯コイルKがスピンドル11から取り外された後は、上記動作の繰り返しによって、空芯コイルKが製造されるようになる。
また、図16〜図18は本発明の空芯コイルの製造方法に係る他の実施例を示し、次に、この他の実施例について説明すると、図16に示す切断工程の前までは、前記実施例と同様の製造工程を有すると共に、この図16では、第1のリード部4aがスピンドル11を挟んで支持部材8と反対側の位置となっている。
即ち、第1,第2のリード部4a、4bの位置がずれた状態で、図17に示すように、第2の可動部材15によって形成された後、第2のリード部4bが位置合わせ部材である支持体16によって支持され、しかる後、スピンドル11の回転によって第1のリード部4aを回転して、図18に示すように、第1のリード部4aが支持体16によって第2のリード部4bに位置合わせされて、位置合わせ工程が行われるようになっている。
その他の製造方法、及び製造装置は、上記実施例と同様の構成を有し、同一部品に同一番号を付し、ここではその説明を省略する。
本発明の空芯コイルの製造方法で製造された空芯コイルの平面図である。 本発明の空芯コイルの製造方法で製造された空芯コイルの側面図である。 本発明の空芯コイルの製造方法に係り、その製造装置全体の配置を示す正面図である。 本発明の空芯コイルの製造方法に係り、剥離工程を説明するための正面図である。 本発明の空芯コイルの製造方法に係り、検査工程を説明するための正面図である。 本発明の空芯コイルの製造方法に係り、第1のリード部形成工程を行う前の状態を示す斜視図である。 本発明の空芯コイルの製造方法に係り、第1のリード部形成工程後の状態を示す斜視図である。 本発明の空芯コイルの製造方法に係り、第1のリード部形成工程後の送り工程を示す斜視図である。 本発明の空芯コイルの製造方法に係り、クランプ工程前の状態を示す斜視図である。 本発明の空芯コイルの製造方法に係り、クランプ工程を示す斜視図である。 本発明の空芯コイルの製造方法に係り、受け部材配置工程と巻き回部形成工程クランプ工程を示す斜視図である。 本発明の空芯コイルの製造方法に係り、受け部材配置工程と巻き回部形成工程クランプ工程を示す要部断面図である。 本発明の空芯コイルの製造方法に係り、挟持工程を示す斜視図である。 本発明の空芯コイルの製造方法に係り、挟持工程を示す要部断面図である。 本発明の空芯コイルの製造方法に係り、切断工程と第2のリード部形成工程を示す要部断面図である。 本発明の空芯コイルの製造方法の他の実施例に係り、切断工程と第2のリード部形成工程を示す要部断面図である。 本発明の空芯コイルの製造方法の他の実施例に係り、位置合わせ工程の前の状態を示す要部断面図である。 本発明の空芯コイルの製造方法の他の実施例に係り、位置合わせ工程後の状態を示す要部断面図である。 従来の空芯コイルの製造方法の工程を示す説明図である。
符号の説明
S 線材
1 導線
2 絶縁皮膜
K 空芯コイル
3 巻き回部
4a 第1のリード部
4b 第2のリード部
A 製造装置
B 剥離機
C 検査機
D 送り機
E 巻線機
5 回転体
6 カッター
7 プローブ
8 支持部材
8a 平坦面
9 第1の可動部材
10 回転部材
10a 溝部
11 スピンドル
12 クランプ部材
13 受け部材
14 押圧部材
15 第2の可動部材(カッター)
16 支持体

Claims (10)

  1. 巻き回部と、この巻き回部の両端から折り曲げられた第1,第2のリード部とを有する空芯コイルを線材から製造する方法であって、
    支持部材から突出する前記第1のリード部となる前記線材の一端部が一つの第1の可動部材の移動によって、前記線材の送り方向に対して直角方向に折り曲げられる第1のリード部形成工程と、折り曲げられた前記第1のリード部が曲げ位置から突出するように前記線材を送る送り工程と、前記第1のリード部の近傍で、前記線材がスピンドルとクランプ部材とによって挟持されるクランプ工程と、前記巻き回部を形成するために前記スピンドルを回転して、前記線材を前記スピンドルに巻き付ける巻き回部形成工程と、前記巻き回部の他端から延びて前記第2のリード部に相当する箇所に受け部材を配置する受け部材配置工程と、前記線材を切断する切断工程と、前記受け部材をガイドにして、前記第2のリード部となる前記線材の他端部が一つの第2の可動部材によって、前記線材の送り方向に対して直角方向に折り曲げられる第2のリード部形成工程とを有したことを特徴とする空芯コイルの製造方法。
  2. 前記第1のリード部形成工程は、前記線材の送りを支持し、前記線材が直角に突出する平坦面を有する前記支持部材と、この支持部材の前記平坦面に対して平行に移動する前記第1の可動部材とによって行うようにしたことを特徴とする請求項1記載の空芯コイルの製造方法。
  3. 前記クランプ工程は、折り曲げられた前記第1のリード部と直線状の前記線材とで囲まれた位置に挿入される前記スピンドルと、このスピンドルを保持する回転部材の溝部内で、前記スピンドル方向に移動可能な前記クランプ部材とによって行うようにしたことを特徴とする請求項1、又は2記載の空芯コイルの製造方法。
  4. 前記受け部材配置工程が行われた後、前記線材方向に押圧部材が移動して、前記線材が前記受け部材と前記押圧部材とによって挟持される挟持工程を有し、この挟持工程の後に前記切断工程が行われるようにしたことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の空芯コイルの製造方法。
  5. 前記切断工程を行うカッターを有すると共に、前記第2のリード部形成工程を行う前記第2の可動部材は、前記カッターが兼用したことを特徴とする請求項4記載の空芯コイルの製造方法。
  6. 前記第1,第2のリード部を形成するために、前記線材に被覆された絶縁皮膜を剥離する剥離工程と、前記線材の前記絶縁皮膜が剥離された箇所を検査する検査工程とを有したことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の空芯コイルの製造方法。
  7. 前記巻き回部と折り曲げられた前記第1,第2のリード部を形成するための巻線機と、前記線材を送るための送り機と、前記剥離工程を行うための剥離機と、前記検査工程を行うための検査機とを備えたことを特徴とする請求項6記載の空芯コイルの製造方法。
  8. 前記線材を供給する側から順次、前記剥離機、前記検査機、前記送り機、及び前記巻線機が配置されたことを特徴とする請求項7記載の空芯コイルの製造方法。
  9. 前記第2のリード部形成工程が完了した後、前記スピンドルを回転し、第1,第2のリード部の何れか一方を基準にして、この一方に対して前記第1,第2のリード部を何れか他方の位置合わせする位置合わせ工程を行うようにしたことを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載の空芯コイルの製造方法。
  10. 前記第1,第2のリード部の基準となる前記一方を支持体で支持した後、前記スピンドルを回転して、前記第1,第2のリード部の前記他方を前記一方に位置合わせするようにしたことを特徴とする請求項9記載の空芯コイルの製造方法。
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