JP2007226927A - 断熱充電メモリ回路及びデータ書き込み方法 - Google Patents

断熱充電メモリ回路及びデータ書き込み方法 Download PDF

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Abstract

【課題】メモリ素子の微細化に起因するエレクトロマイグレーションによる配線の断線を防ぐ。
【解決手段】メモリセル電源線に設けられたスイッチ素子がオンした状態でフリップフロップ回路の各pMOSトランジスタのソース電極の電圧をフリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で高電圧から低電圧に降圧させ、ソース電極の電圧が低電圧となった後、スイッチ素子をオフとし、スイッチ素子がオフとなった後、フリップフロップ回路の一方の入力端の電圧をフリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、メモリ回路において、素子の微細化を進めた場合に発生する電流密度の増大や、エレクトロマイグレーションによる配線の断線を防ぐ技術に関する。
従来、一般的に用いられているSRAM(Static Random Access Memory)の回路は、図26に示すように、pMOSトランジスタとnMOSトランジスタとで構成されるCMOSインバータを2つ用いて、一方のCMOSインバータの出力端を他方の入力端に接続するフリップフロップをメモリ素子としている。そして、各CMOSインバータの出力信号を、nMOSトランジスタを介してビット線に接続しており、1メモリセルにおいて合計6個のトランジスタを備えた構成である。
International weekly journal of science nature,vol 406,31 August 2000,p.1023−1026
しかしながら、近年、メモリ素子の微細化が進み、配線の断面積が小さくなるにつれて配線電流密度が増大し、その結果として、エレクトロマイグレーションなどによる配線の断線が発生するという問題がある(非特許文献1参照)。
本発明は、上記を鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、メモリ素子の微細化に起因するエレクトロマイグレーションによる配線の断線を防ぐことを課題とする。
第1の本発明に係る断熱充電メモリ回路は、直列に接続されたpMOSトランジスタとnMOSトランジスタとにより構成されるCMOSインバータ回路が相補的に接続されたフリップフロップ回路と、メモリセル電源線を通じて前記各pMOSトランジスタのソース電極に、前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で変化させる電圧を入力する第1の電圧入力手段と、前記フリップフロップ回路の一方の入力端に、前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で変化させる電圧を入力する第2の電圧入力手段と、を有することを特徴とする。
本発明にあっては、フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で変化させる電圧をフリップフロップ回路に入力することにより、メモリ素子に流れる最大電流の低減を行うことができ、エレクトロマイグレーションによる配線の断線を防ぐことができる。これにより、例えば、1ns程度以上の時間をかけて、フリップフロップ回路に入力する電圧を昇圧降圧させることも可能となる。故に、電源電圧やしきい値電圧の値を変更することなく、配線内の電流値を1/100から1/1000程度以下に設定することが可能となる。
上記の断熱充電メモリ回路において、前記第1の電圧入力手段は、前記メモリセル電源線に設けられたスイッチ素子と、前記スイッチ素子がオンした状態で前記各pMOSトランジスタのソース電極の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で高電圧から低電圧に降圧させる断熱充電回路と、前記ソース電極の電圧が低電圧となった後、前記スイッチ素子をオフとする制御回路と、を備え、前記第2の電圧入力手段は、前記スイッチ素子がオフとなった後、前記フリップフロップ回路の一方の入力端の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させる断熱充電回路を備え、前記フリップフロップ回路の他方の入力端の電圧を低電圧に固定する電圧固定回路を更に有することを特徴とする。
本発明にあっては、メモリセル電源線に設けられたスイッチ素子がオンした状態でフリップフロップ回路の各pMOSトランジスタのソース電極の電圧をフリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で高電圧から低電圧に降圧させ、ソース電極の電圧が低電圧となった後、スイッチ素子をオフとし、スイッチ素子がオフとなった後、フリップフロップ回路の一方の入力端の電圧をフリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させることにより、データの書き込みに際して、メモリ素子に流れる最大電流の低減を行うことができ、エレクトロマイグレーションによる配線の断線を防ぐことができる。更に、スイッチ素子がオフの状態で、フリップフロップ回路の一方の入力端からフリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で変化させる電圧を入力することにより、フリップフロップ回路の入力端への充電電流がメモリセル電源線へ流れることはなく電力の無駄を防ぐことができる。
上記の断熱充電メモリ回路において、前記第1の電圧入力手段は、前記メモリセル電源線に設けられたスイッチ素子と、前記スイッチ素子がオンした状態で前記各pMOSトランジスタのソース電極の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で高電圧から低電圧に降圧させた後、前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させる断熱充電回路と、を備え、前記第2の電圧入力手段は、前記第1の電圧入力手段により前記ソース電極を低電圧から高電圧に昇圧させるのに合わせて、前記フリップフロップ回路の一方の入力端の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させる断熱充電回路を備え、前記フリップフロップ回路の他方の入力端の電圧を低電圧に固定する電圧固定回路を更に有することを特徴とする。
本発明にあっては、メモリセル電源線に設けられたスイッチ素子がオンした状態でフリップフロップ回路の各pMOSトランジスタのソース電極の電圧をフリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で高電圧から低電圧に降圧させた後、フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させ、それに合わせて、フリップフロップ回路の一方の入力端の電圧をフリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させることにより、データの書き込みに際して、メモリ素子に流れる最大電流の低減を行うことができ、エレクトロマイグレーションによる配線の断線を防ぐことができる。
上記の断熱充電メモリ回路において、前記第1の電圧入力手段は、前記メモリセル電源線に設けられた第1のスイッチ素子と、前記第1のスイッチ素子がオンした状態で前記各pMOSトランジスタのソース電極の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で高電圧から低電圧に降圧させる断熱充電回路と、前記ソース電極の電圧が低電圧となった後、前記第1のスイッチ素子をオフとする制御回路と、を備え、前記第2の電圧入力手段は、前記フリップフロップ回路の一方の入力端とビット線との間に接続された第2のスイッチ素子と、前記第1のスイッチ素子がオフとなった後、前記第2のスイッチ素子がオンした状態で前記ビット線の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させる断熱充電回路と、を備え、前記フリップフロップ回路の他方の入力端の電圧を低電圧に固定する電圧固定回路を更に有することを特徴とする。
本発明にあっては、メモリセル電源線に設けられた第1のスイッチ素子がオンした状態でフリップフロップ回路の各pMOSトランジスタのソース電極の電圧をフリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で高電圧から低電圧に降圧させ、ソース電極の電圧が低電圧となった後、第1のスイッチ素子をオフとし、その後、フリップフロップ回路の一方の入力端とビット線との間に接続された第2のスイッチ素子がオンした状態でビット線の電圧をフリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させることにより、データの書き込みに際して、メモリ素子に流れる最大電流の低減を行うことができ、エレクトロマイグレーションによる配線の断線を防ぐことができる。更に、第1のスイッチ素子がオフの状態で、ビット線からフリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で変化させる電圧を入力することにより、フリップフロップ回路の入力端への充電電流がメモリセル電源線へ流れることはなく電力の無駄を防ぐことができる。
上記の断熱充電メモリ回路において、前記第1の電圧入力手段は、前記メモリセル電源線に設けられた第1のスイッチ素子と、前記第1のスイッチ素子がオンした状態で前記各pMOSトランジスタのソース電極の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で高電圧から低電圧に降圧させた後、前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させる断熱充電回路と、を備え、前記第2の電圧入力手段は、前記フリップフロップ回路の一方の入力端とビット線との間に接続された第2のスイッチ素子と、前記第1の電圧入力手段により前記ソース電極を低電圧から高電圧に昇圧させるのに合わせて、前記第2のスイッチ素子がオンした状態で前記ビット線の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させる断熱充電回路と、を備え、前記フリップフロップ回路の他方の入力端の電圧を低電圧に固定する電圧固定回路を更に有することを特徴とする。
本発明にあっては、メモリセル電源線に設けられた第1のスイッチ素子がオンした状態でフリップフロップ回路の各pMOSトランジスタのソース電極の電圧をフリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で高電圧から低電圧に降圧させた後、フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させ、それに合わせて、フリップフロップ回路の一方の入力端とビット線との間に接続された第2のスイッチ素子がオンした状態でビット線の電圧をフリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させることにより、データの書き込みに際して、メモリ素子に流れる最大電流の低減を行うことができ、エレクトロマイグレーションによる配線の断線を防ぐことができる。
上記の断熱充電メモリ回路において、前記第1の電圧入力手段は、前記メモリセル電源線と複数の定電圧電源線との間に接続され前記各定電圧電源線から出力される定電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で変化させて前記メモリセル電源線に入力する複数のスイッチ素子と、前記複数のスイッチ素子のオン・オフを順次切り替える制御回路と、を有することを特徴とする。
本発明にあっては、メモリセル電源線と複数の定電圧電源線との間に接続され、各定電圧電源線から出力される定電圧をフリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で変化させてメモリセル電源線に入力する複数のスイッチ素子のオン・オフにより、メモリ素子に流れる最大電流の低減を行うことができ、エレクトロマイグレーションによる配線の断線を防ぐことができる。
上記の断熱充電メモリ回路において、前記第2の電圧入力手段は、前記フリップフロップ回路の一方の入力端とビット線との間に接続されたトランスファートランジスタと、前記フリップフロップ回路に電圧が入力される時間が前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間となるように前記トランスファートランジスタのゲート電極に入力する電圧を低電圧から高電圧に昇圧させる断熱充電回路と、を有することを特徴とする。
本発明にあっては、フリップフロップ回路に入力される時間がフリップフロップ回路の時定数よりも長い時間となるようにトランスファートランジスタのゲート電極に入力する電圧を低電圧から高電圧に昇圧させることにより、メモリ素子に流れる最大電流の低減を行うことができ、エレクトロマイグレーションによる配線の断線を防ぐことができる。
上記の断熱充電メモリ回路において、前記断熱充電回路は、階段状電圧を発生する電源回路又はLC共振回路が用いられることを特徴とする。
上記の断熱充電メモリ回路において、前記断熱充電回路は、前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で電圧を変化させる抵抗値の大きいトランジスタを備えたインバータ回路であることを特徴とする。
上記の断熱充電メモリ回路において、前記メモリセル電源線は、他の前記フリップフロップ回路と共有されることを特徴とする。
本発明にあっては、メモリセル電源線が他のフリップフロップ回路と共有されることにより、1つの第1の電圧入力手段を複数のフリップフロップ回路で利用することができるので、第1の電圧入力手段を低減することができる。
上記の断熱充電メモリ回路において、前記メモリセル電源線の低電圧は、GND以上且つ高電圧の2/3未満であることを特徴とする。
本発明にあっては、メモリセル電源線の低電圧を、GND以上且つ高電圧の2/3未満とすることにより、メモリにデータを書き込む速度を調整することができる。
第2の本発明に係るデータ書き込み方法は、直列に接続されたpMOSトランジスタとnMOSトランジスタとにより構成されるCMOSインバータ回路が相補的に接続されたフリップフロップ回路を用いて行うデータ書き込み方法であって、メモリセル電源線に設けられたスイッチ素子がオンした状態で、前記各pMOSトランジスタのソース電極の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で高電圧から低電圧に降圧させるステップと、前記ソース電極の電圧が低電圧となった後、前記スイッチ素子をオフとするステップと、前記スイッチ素子がオフとなった後、前記フリップフロップ回路の一方の入力端の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させる一方で、前記フリップフロップ回路の他方の入力端の電圧を低電圧に固定するステップと、を有することを特徴とする。
第3の本発明に係るデータ書き込み方法は、直列に接続されたpMOSトランジスタとnMOSトランジスタとにより構成されるCMOSインバータ回路が相補的に接続されたフリップフロップ回路を用いて行うデータ書き込み方法であって、メモリセル電源線に設けられたスイッチ素子がオンした状態で、前記各pMOSトランジスタのソース電極の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で高電圧から低電圧に降圧させるステップと、前記スイッチ素子がオンした状態で、前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させると共に、前記フリップフロップ回路の一方の入力端の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させる一方で、前記フリップフロップ回路の他方の入力端の電圧を低電圧に固定するステップと、を有することを特徴とする。
第4の本発明に係るデータ書き込み方法は、直列に接続されたpMOSトランジスタとnMOSトランジスタとにより構成されるCMOSインバータ回路が相補的に接続されたフリップフロップ回路を用いて行うデータ書き込み方法であって、メモリセル電源線に設けられた第1のスイッチ素子がオンした状態で、前記各pMOSトランジスタのソース電極の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で高電圧から低電圧に降圧させるステップと、前記ソース電極の電圧が低電圧となった後、前記第1のスイッチ素子をオフとするステップと、前記第1のスイッチ素子がオフとなった後、前記フリップフロップ回路の一方の入力端とビット線との間に接続された第2のスイッチ素子がオンした状態で、前記ビット線の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させる一方で、前記フリップフロップ回路の他方の入力端の電圧を低電圧に固定するステップと、を有することを特徴とする。
第5の本発明に係るデータ書き込み方法は、直列に接続されたpMOSトランジスタとnMOSトランジスタとにより構成されるCMOSインバータ回路が相補的に接続されたフリップフロップ回路を用いて行うデータ書き込み方法であって、メモリセル電源線に設けられた第1のスイッチ素子がオンした状態で、前記各pMOSトランジスタのソース電極の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で高電圧から低電圧に降圧させるステップと、前記第1のスイッチ素子がオンした状態で、前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させると共に、前記フリップフロップ回路の一方の入力端とビット線との間に接続された第2のスイッチ素子がオンした状態で前記ビット線の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させる一方で、前記フリップフロップ回路の他方の入力端の電圧を低電圧に固定するステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、メモリ素子の微細化に起因するエレクトロマイグレーションによる配線の断線を防ぐことができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施形態における断熱充電メモリの論理回路の回路図である。本実施形態における断熱充電メモリの構成は、CMOSインバータ回路IV1及びCMOSインバータ回路IV2が交差接続されたフリップフロップ回路FFをメモリセルとするSRAM構成である。
最初に、本発明におけるフリップフロップ回路FFの構成について説明する。CMOSインバータ回路IV1は、電源部PSと接地電源VSS1との間に直列に接続されたpMOSトランジスタP1とnMOSトランジスタN1により構成されている。同様に、CMOSインバータ回路IV2は、電源部PSと接地電源VSS2との間に直列に接続されたpMOSトランジスタP2とnMOSトランジスタN2により構成されている。
また、CMOSインバータ回路IV1の出力(pMOSトランジスタP1とnMOSトランジスタN1とのドレイン電極)は、CMOSインバータ回路IV2の入力(pMOSトランジスタP2とnMOSトランジスタN2とのゲート電極)に接続され、同様に、CMOSインバータ回路IV2の出力(pMOSトランジスタP2とnMOSトランジスタN2とのドレイン電極)は、CMOSインバータ回路IV1の入力(pMOSトランジスタP1とnMOSトランジスタN1とのゲート電極)に接続されている。
更に、pMOSトランジスタP1とnMOSトランジスタN1とのゲート電極とメモリセルアレイのビット線BLとの間にnMOSトランジスタN3が接続され、このnMOSトランジスタN3のゲート電極が、メモリセルアレイのワード線WLに接続されている。同様に、pMOSトランジスタP2とnMOSトランジスタN2とのゲート電極とメモリセルアレイのビット線NBLとの間にnMOSトランジスタN4が接続され、このnMOSトランジスタN4のゲート電極も、メモリセルアレイのワード線WLに接続されている。
次に、本発明の特徴的な部分である電源部PSの構成について説明する。電源部PSはスイッチS1を備えた構成であり、メモリセル電源線(以下、「MCPL」と称する)10を介してpMOSトランジスタP1とpMOSトランジスタP2とのソース電極に接続されている。
続いて、本実施形態における断熱充電メモリの動作、特にデータの書き込み時における動作について、図1及び図2を用いて説明する。図2は、本実施形態の断熱充電メモリにデータを書き込む場合の動作を示したタイミングチャート図である。
最初に、スイッチS1をONとし、電源部PSに入力される断熱充電信号A1により、MCPL10の電位(pMOSトランジスタP1とpMOSトランジスタP2とのソース電極の電位)をVDDからGNDに緩やかに低下させる(t1→t2)。
次に、MCPL10の電位をGNDまで低下させた後、スイッチS1をOFFにする(t2)。
続いて、ワード線WLにHighを入力し、nMOSトランジスタN3及びnMOSトランジスタN4をONの状態に変化させ、ビット線BL及びビット線NBLからの信号の入力を待ち受ける状態にする(t3)。
ビット線BLに断熱充電信号A2を入力し、ビット線NBLにGND信号を入力する。断熱充電信号A2により、ビット線BLの電位をGNDからVDDに緩やかに昇圧させる(t3→t4)。これにより、ビット線BLを流れる電流がnMOSトランジスタN3を介してフリップフロップ回路FFへ入力され、断熱充電メモリを緩やかに充電してデータを書き込むことができる。MCPL10の電位についても連動してGNDからVDDに昇圧する。
断熱充電信号A1の電位についても、断熱充電信号A2による電位の変化と同様に、GNDからVDDに緩やかに昇圧させる(t3→t4)。断熱充電信号A1の電位がVDDに到達後(t4)、スイッチS1をONにする。MCPL10の電位をVDDに固定することにより、書き込まれたデータを保持することができる。
尚、上記にて説明した本実施形態における断熱充電メモリの動作の場合、図2に示すように、断熱充電信号A1の電位の昇圧(t3→t4)と断熱充電信号A2による電位の昇圧(t3→t4)とを同期させているが、非同期であったとしてもよい。つまり、MCPL10と断熱充電信号A1との電位が同位(VDD)となった時点でスイッチS1をONとすることであればよい。例えば、断熱充電信号A2の電位をVDDに昇圧、即ち、MCPL10の電位をVDDまで昇圧させた後、断熱充電信号A1の電位をVDDまで昇圧させ、その後にスイッチS1をONとすることも可能である。
次に、スイッチS1の構成について説明する。スイッチS1としては、nMOSトランジスタやpMOSトランジスタそのものを利用することも可能であり、その他、nMOSトランジスタとpMOSトランジスタとを並列接続することにより実現することもできる。
続いて、上記にて説明した断熱充電信号A1及び断熱充電信号A2について説明をする。断熱充電とは、回路の時定数よりも非常に緩やかに充電を行う方法であり、断熱という言葉は、物理学において、系を非常に緩やかに変化させる場合に用いられていることから、この言葉が用いられている。つまり、本実施形態の動作を説明する際に用いた「電位をVDDからGNDに緩やかに低下させる」とは、「電位VDDをGNDまで低下させる時間が、フリップフロップ回路FFの時定数よりも長い」ことを意味するものである。同様に、「GNDからVDDに緩やかに昇圧させる」については、「電位GNDをVDDまで昇圧させる時間が、フリップフロップ回路FFの時定数よりも長い」ことを意味するものである(以下、全ての実施形態においても同様の意味である)。
また、断熱充電信号A1及び断熱充電信号A2の電位を緩やかに昇圧降圧させる具体的な回路は、電荷を再利用する方法を使用するインダクタとコンデンサを用いた交流電源回路や、コンデンサをN−1個用いたN段の階段状電圧を生成する電源回路を用いることができる。尚、電荷の再利用とは、電源から負荷容量に充電した電荷をGNDに捨てることなく、再び電源のほうに戻すことにより、電荷を再利用する方法である。
図3は、インダクタLとコンデンサCと用いた交流電源回路の例を、図4は、3個のコンデンサC1〜C3を用いて4段の階段状電圧を発生する電源回路の例を示す。図4において、階段状電圧を発生する電源回路は、4つの定電圧電源VDD,3/4VDD,2/4VDD,1/4VDD、3個のコンデンサC1〜C3、8個のnMOSトランジスタN5〜N12を備えた構成である。3つのコンデンサC1〜C3は各々3/4VDD,2/4VDD,1/4VDDの電圧により充電される。3つのnMOSトランジスタN5〜N7のゲート電極には入力信号Preが印加され、4つのnMOSトランジスタN8〜N11のゲート電極には入力信号T1〜T4が印加され、1つのnMOSトランジスタN12のゲートには入力信号CLが印加される。尚、3/4VDD,2/4VDD,1/4VDDの各電源は、これらがなくても自然にコンデンサC1〜C3はそれぞれ3/4VDD,2/4VDD,1/4VDDに充電され安定状態となる。まず、入力信号Preを一定時間だけHighにして、nMOSトランジスタN5〜N7をONとし、コンデンサC1〜C3を各々3/4VDD,2/4VDD,1/4VDDの電圧に充電する。次に、各入力信号T1〜T4を、T1→T2→T3→T4→T3→T2→T1の順に所定時間ずつHighにしてnMOSトランジスタN8〜N11をONさせ、コンデンサC1〜C3に充電されている電圧3/4VDD,2/4VDD,1/4VDDを時分割的に出力電圧Voutとして出力し、最後に入力信号T1がLowになったら入力信号CLをHighにしてnMOSトランジスタN12を所定時間だけオンして出力電圧Voutを接地電位とする。このようなタイミング制御により、階段状電圧を発生する電源回路の出力電圧Voutは、立ち上がり立ち下がりに4つの階段をもつ波形となる。これらの電源回路では、その出力電圧を緩やかに上昇させ緩やかに下降させる交流波形(繰り返し波形)とすることができる。なお、電荷を再利用する電源回路で発生させるこの他の交流電圧の例として、図5(a)に示す三角波、図5(b)に示す台形波を用いることもできる。更に、図5(c),図5(d),図5(e)にそれぞれ示す正弦波から生成される電圧波形を用いることもできる。なお、三角波の生成は、例えば、階段状波形の電圧を積分回路に通過させ、な
まらせることにより近似的に行うことができる。
また、電荷を再利用することなく、図6に示すように、ONの状態にした時に、フリップフロップ回路の時定数よりも1桁程度以上長い時間で電圧を変化させることを可能とする抵抗値の大きいトランジスタを用いたインバータを利用して昇圧降圧することも可能である。具体的には、ゲート長を長くする方法や、トランジスタ幅を小さくする方法、また、ソースやドレインのイオン注入ドーピング濃度を小さくする方法などがある。また、トランジスタのしきい値電圧を大きくする方法を用いても良い。
本実施形態によれば、断熱充電信号A1によりMCPL10の電位をVDDからGNDに緩やかに低下させ、また、断熱充電信号A2によりビット線BLの電位をGNDからVDDに緩やかに昇圧させることができるので、エレクトロマイグレーションによるメモリセル内部の配線断線を防ぐことができる。また、断熱充電信号A2によりビット線BLの電位をGNDからVDDに昇圧することができるので、電源部PSからMCPL10に電圧を供給することなく断熱充電メモリにデータを書き込むことができる。更に、MCPL10と断熱充電信号A1との電位が同位(VDD)となった時点でスイッチS1をONとすることにより、電位差を与えることなくMCPL10と断熱充電信号A1とを接続することができるので、上記と同様にエレクトロマイグレーションによる配線断線を防ぐことができる。また、ビット線BLの電位を昇圧時(t3→t4)、スイッチS1をOFFとしているので、断熱充電メモリへの充電電流が電源部PSに流れることなく電力の無駄を省くことができる。
尚、段階波形の生成において、キャパシタを用いた図4の回路により説明したが、これに限定はされず、図7の回路でも良い。入力信号を、T0→T1→T2→T3→T4→T3→T2→T1→T0の順にHighにして、これを繰り返しても良い。
[第2の実施の形態]
図8は、本発明の第2の実施形態における断熱充電メモリにデータを書き込む場合の動作を示したタイミングチャート図である。本実施形態における構成については、第1の実施形態と同一であるので、ここでは説明を省略する。
次に、本実施形態における断熱充電メモリの動作、特にデータの書き込み時における動作について、図1及び図8を用いて説明する。
最初に、スイッチS1をONとし、電源部PSに入力される断熱充電信号A1により、MCPL10の電位(pMOSトランジスタP1とpMOSトランジスタP2とのソース電極の電位)をVDDからGNDに緩やかに低下させる(t1→t2)。
次に、ワード線WLにHighを入力し、nMOSトランジスタN3及びnMOSトランジスタN4をONの状態に変化させ、ビット線BL及びビット線NBLからの信号の入力を待ち受ける状態にする(t3)。
ビット線BLに断熱充電信号A2を入力し、ビット線NBLにGND信号を入力する。断熱充電信号A2により、ビット線BLの電位をGNDからVDDに緩やかに昇圧させる(t3→t4)。これにより、ビット線BLを流れる電流がnMOSトランジスタN3を介してフリップフロップ回路FFへ入力され、断熱充電メモリを緩やかに充電してデータを書き込むことができる。MCPL10及び断熱充電信号A1の電位についても連動してGNDからVDDに昇圧する。
断熱充電信号A2を昇圧すると同時に、断熱充電信号A1によりMCPL10の電位をGNDからVDDに緩やかに昇圧させる(t3→t4)。これにより、書き込まれたデータを保持することができる。
尚、スイッチS1の構成、断熱充電を行う電源回路については、第1の実施形態と同一であるので、ここでは説明を省略する。
本実施形態によれば、断熱充電信号A1によりMCPL10の電位をVDDからGNDに緩やかに低下させ、また、断熱充電信号A2によりビット線BLの電位をGNDからVDDに緩やかに昇圧させることができるので、エレクトロマイグレーションによるメモリセル内部の配線断線を防ぐことができる。また、断熱充電信号A2を昇圧すると同時に、断熱充電信号A1によりMCPL10の電位をGNDからVDDに昇圧することができるので、高速動作を行うことができる。
[第3の実施の形態]
図9は、本発明の第3の実施形態における断熱充電メモリの論理回路の回路図である。本実施形態における電源部PSは、電源電圧VDDとMCPL10とを接続するスイッチS1、及び断熱充電信号A1とMCPL10とを接続するスイッチS2を備えた構成である。その他の構成については、第1の実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
次に、本実施形態における断熱充電メモリの動作、特にデータの書き込み時における動作について、図9及び図10を用いて説明する。図10は、本実施形態の断熱充電メモリにデータを書き込む場合の動作を示したタイミングチャート図である。
最初に、スイッチS1をONからOFF、スイッチS2をOFFからONとし、断熱充電信号A1により、MCPL10の電位(pMOSトランジスタP1とpMOSトランジスタP2とのソース電極の電位)をVDDからGNDに緩やかに低下させる(t1→t2)。
次に、MCPL10の電位をGNDまで低下させた後、スイッチS2をOFFとし、MCPL10をハイインピーダンス状態とする(t2)。
続いて、ワード線WLにHighを入力し、nMOSトランジスタN3及びnMOSトランジスタN4をONの状態に変化させ、ビット線BL及びビット線NBLからの信号の入力を待ち受ける状態にする(t3)。
ビット線BLに断熱充電信号A2を入力し、ビット線NBLにGND信号を入力する。断熱充電信号A2により、ビット線BLの電位をGNDからVDDに緩やかに昇圧させる(t3→t4)。これにより、ビット線BLを流れる電流がnMOSトランジスタN3を介してフリップフロップ回路FFへ入力され、断熱充電メモリを緩やかに充電してデータを書き込むことができる。MCPL10の電位についても連動してGNDからVDDに昇圧する。
その後、スイッチS1をONにする(t4)。MCPL10の電位をVDDに固定することにより、書き込まれたデータを保持することができる。
スイッチS1(スイッチS2を含む)の構成、断熱充電を行う電源回路については、第1の実施形態と同一であるので、ここでは説明を省略する。
本実施形態によれば、断熱充電信号A1のみではなく、定電圧電源線を併用することにより、フリップフロップ回路に対して定電位を与えることができるので、データの保持ができる。その他の効果については、第1の実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
[第4の実施の形態]
図11は、本発明の第4の実施形態における断熱充電メモリにデータを書き込む場合の動作を示したタイミングチャート図である。本実施形態における構成については、第3の実施形態と同一であるので、ここでは説明を省略する。
次に、本実施形態における断熱充電メモリの動作、特にデータの書き込み時における動作について、図9及び図11を用いて説明する。
最初に、スイッチS1をONからOFF、スイッチS2をOFFからONとし、断熱充電信号A1により、MCPL10の電位(pMOSトランジスタP1とpMOSトランジスタP2とのソース電極の電位)をVDDからGNDに緩やかに低下させる(t1→t2)。
次に、ワード線WLにHighを入力し、nMOSトランジスタN3及びnMOSトランジスタN4をONの状態に変化させ、ビット線BL及びビット線NBLからの信号の入力を待ち受ける状態にする(t3)。
ビット線BLに断熱充電信号A2を入力し、ビット線NBLにGND信号を入力する。スイッチS2の状態を変更させることなく、断熱充電信号A2により、ビット線BLの電位をGNDからVDDに緩やかに昇圧させる(t3→t4)。これにより、ビット線BLを流れる電流がnMOSトランジスタN3を介してフリップフロップ回路FFへ入力され、断熱充電メモリを緩やかに充電してデータを書き込むことができる。MCPL10の電位についても連動してGNDからVDDに昇圧する。
断熱充電信号A2を昇圧すると同時に、断熱充電信号A1によりMCPL10の電位をGNDからVDDに緩やかに昇圧させる(t3→t4)。
その後、スイッチS2をONからOFF、スイッチS1をOFFからONにする(t4)。MCPL10の電位をVDDに固定することにより、書き込まれたデータを保持することができる。
スイッチS1(スイッチS2を含む)の構成、断熱充電を行う電源回路については、第3の実施形態と同一であるので、ここでは説明を省略する。
本実施形態によれば、断熱充電信号A1のみではなく、定電圧電源線を併用することにより、フリップフロップ回路に対して定電位を与えることができるので、データの保持ができる。その他の効果については、第2の実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
[第5の実施の形態]
図12は、本発明の第5の実施形態における断熱充電メモリにデータを書き込む場合の動作を示したタイミングチャート図である。本実施形態における構成については、第3の実施形態と同一であるので、ここでは説明を省略する。
第3の実施形態及び第4の実施形態では、MCPL10の最低電圧VlowをGND(0V)としたが、これに限定される必要はなく、例えば、VDD/2とすることも可能である。一般に、最低電圧VlowはVDD未満であれば良い。特に、最低電圧Vlowをk×VDD(0≦k≦2/3)とする場合、緩やかに上昇し下降する波形と、定電源電圧VDDを更に明確に差別化することができる。
続いて、本実施形態における断熱充電メモリの動作、特にデータの書き込み時における動作について、図9及び図12を用いて説明する。
最初に、スイッチS1をONからOFF、スイッチS2をOFFからONとし、断熱充電信号A1により、MCPL10の電位(pMOSトランジスタP1とpMOSトランジスタP2とのソース電極の電位)をVDDからVDD/2に緩やかに低下させる(t1→t2)。
次に、MCPL10の電位をVDD/2まで低下させた後、スイッチS2をONからOFFとし、MCPL10をハイインピーダンス状態とする(t2)。
続いて、ビット線BLに断熱充電信号A2を入力し、ビット線NBLにGND信号を入力する。断熱充電信号A2により、ビット線BLの電位をGNDからVDD/2に緩やかに昇圧させる(t3→t4)。
その後、ワード線WLにHighを入力し、nMOSトランジスタN3及びnMOSトランジスタN4をONの状態に変化させ、ビット線BL及びビット線NBLからの信号の入力を待ち受ける状態にする(t5)。そして、断熱充電信号A2により、ビット線BLの電位をVDD/2からVDDに緩やかに昇圧させる(t5→t6)。これにより、ビット線BLを流れる電流がnMOSトランジスタN3を介してフリップフロップ回路FFへ入力し、断熱充電メモリを緩やかに充電してデータを書き込むことができる。MCPL10の電位についても連動してVDD/2からVDDに昇圧する。
その後、スイッチS1をONにする(t7)。MCPL10の電位をVDDに固定することにより、書き込まれたデータを保持することができる。
スイッチS1(スイッチS2を含む)の構成、断熱充電を行う電源回路については、第3の実施形態と同一であるので、ここでは説明を省略する。
本実施形態によれば、MCPL10の電位をVDDからGNDへと低下させる必要がないので、データ書き込み時において、より高速動作が可能となる。その他の効果については、第1の実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
[第6の実施の形態]
図13は、本発明の第6の実施形態における断熱充電メモリにデータを書き込む場合の動作を示したタイミングチャート図である。本実施形態における構成については、第3の実施形態と同一であるので、ここでは説明を省略する。
本実施形態における動作は、第5の実施形態と同様にMCPL10の最低電圧Vlowを、例えば、VDD/2とするものであるが、第5の実施形態とは異なり、データ書き込み時にスイッチS2の状態をONとする特徴を有する。
最初に、スイッチS1をONからOFF、スイッチS2をOFFからONとし、断熱充電信号A1により、MCPL10の電位(pMOSトランジスタP1とpMOSトランジスタP2とのソース電極の電位)をVDDからVDD/2に緩やかに低下させる(t1→t2)。
次に、ビット線BLに断熱充電信号A2を入力し、ビット線NBLにGND信号を入力する。断熱充電信号A2により、ビット線BLの電位をGNDからVDD/2に緩やかに昇圧させる(t3→t4)。
その後、ワード線WLにHighを入力し、nMOSトランジスタN3及びnMOSトランジスタN4をONの状態に変化させ、ビット線BL及びビット線NBLからの信号の入力を待ち受ける状態にする(t5)。そして、スイッチS2の状態を変更させることなく、断熱充電信号A2により、ビット線BLの電位をVDD/2からVDDに緩やかに昇圧させる(t5→t6)。これにより、ビット線BLを流れる電流がnMOSトランジスタN3を介してフリップフロップ回路FFへ入力され、断熱充電メモリを緩やかに充電してデータを書き込むことができる。MCPL10の電位についても連動してVDD/2からVDDに昇圧する。
断熱充電信号A1の電位についても、断熱充電信号A2による電位の変化と同様に、GNDからVDDに緩やかに昇圧させる(t5→t6)。
断熱充電信号A2を昇圧すると同時に、断熱充電信号A1によりMCPL10の電位をVDD/2からVDDに緩やかに昇圧させる(t5→t6)。
その後、スイッチS2をOFF、スイッチS1をONにする(t7)。MCPL10の電位をVDDに固定することにより、書き込まれたデータを保持することができる。
スイッチS1(スイッチS2を含む)の構成、断熱充電を行う電源回路については、第3の実施形態と同一であるので、ここでは説明を省略する。
本実施形態によれば、MCPL10の電位をVDDからGNDへと低下させる必要がないので、データ書き込み時において、より高速動作が可能となる。その他の効果については、第2の実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
[第7の実施の形態]
図14は、本発明の第7の実施形態における断熱充電メモリの論理回路の回路図である。本実施形態における電源部PSは、電位VDDを有する定電圧電源線V1とMCPL10とを接続するスイッチS1、及びGNDの電位を有する定電圧電源線V2とMCPL10とを接続するスイッチS2を備えた構成である。スイッチS1及びスイッチS2は、フリップフロップ回路に入力される電位を、フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で変化させる抵抗値の大きいトランジスタを有することを特徴とする。その他の構成については、第1の実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
次に、本実施形態における断熱充電メモリの動作、特にデータの書き込み時における動作について、図14及び図15を用いて説明する。図15は、本実施形態の断熱充電メモリにデータを書き込む場合の動作を示したタイミングチャート図である。
最初に、スイッチS1をONからOFF、スイッチS2をOFFからONとすることにより、MCPL10の電位(pMOSトランジスタP1とpMOSトランジスタP2とのソース電極の電位)をVDDからGNDに緩やかに低下させる(t1→t2)。
次に、MCPL10の電位をGNDまで低下させた後、スイッチS2をONからOFFとし、MCPL10をハイインピーダンス状態とする(t2)。
続いて、ワード線WLにONを入力し、nMOSトランジスタN3及びnMOSトランジスタN4をONの状態に変化させ、ビット線BL及びビット線NBLからの信号の入力を待ち受ける状態にする(t3)。
ビット線BLに断熱充電信号A2を入力し、ビット線NBLにGND信号を入力する。そして、断熱充電信号A2をGNDからVDDに緩やかに昇圧する(t4→t5)。これにより、ビット線BLを流れる電流がnMOSトランジスタN3を介してフリップフロップ回路FFへ入力され、断熱充電メモリを緩やかに充電してデータを書き込むことができる。MCPL10の電位についても連動してGNDからVDDに昇圧する。
その後、スイッチS1をONにする(t5)。MCPL10の電位をVDDに固定することにより、書き込まれたデータを保持することができる。
スイッチS1(スイッチS2を含む)の構成、断熱充電を行う電源回路については、第1の実施形態と同一であるので、ここでは説明を省略する。
本実施形態によれば、定電圧電源線V1及び定電圧電源線V2を用いて、スイッチS1及びスイッチS2の操作によりMCPL10の電位をVDDからGNDに緩やかに低下させることができるので、エレクトロマイグレーションによるメモリセル内部の配線断線を防ぐことができる。
[第8の実施の形態]
図16は、本発明の第8の実施形態における断熱充電メモリにデータを書き込む場合の動作を示したタイミングチャート図である。本実施形態における構成については、第7の実施形態と同一であるので、ここでは説明を省略する。
次に、本実施形態における断熱充電メモリの動作、特にデータの書き込み時における動作について、図14及び図16を用いて説明する。
最初に、スイッチS1をONからOFF、スイッチS2をOFFからONとすることにより、MCPL10の電位(pMOSトランジスタP1とpMOSトランジスタP2とのソース電極の電位)をVDDからGNDに緩やかに低下させる(t1→t2)。
次に、ワード線WLにONを入力し、nMOSトランジスタN3及びnMOSトランジスタN4をONの状態に変化させ、ビット線BL及びビット線NBLからの信号の入力を待ち受ける状態にする(t3)。
スイッチS2をONからOFF、スイッチS1をOFFからONとすることにより、定電圧電源線V1によりMCPL10の電位をGNDからVDDに緩やかに昇圧させる(t4→t5)。
MCPL10の電位を昇圧すると同時に、ビット線BLに断熱充電信号A2を入力し、断熱充電信号A2をGNDからVDDに緩やかに昇圧する(t4→t5)。定電圧電源線V1と断熱充電信号A2との両者により、断熱充電メモリを緩やかに充電してデータを書き込むことができる。また、定電圧電源線V1によりMCPL10の電位がVDDに固定されるので、書き込まれたデータを保持することができる。
スイッチS1(スイッチS2を含む)の構成、断熱充電を行う電源回路については、第7の実施形態と同一であるので、ここでは説明を省略する。
本実施形態によれば、定電圧電源線V1及び定電圧電源線V2を用いて、スイッチS1及びスイッチS2の操作によりMCPL10の電位をVDDからGNDに緩やかに低下させることができるので、エレクトロマイグレーションによるメモリセル内部の配線断線を防ぐことができる。
[第9の実施の形態]
図17は、本発明の第9の実施形態における断熱充電メモリにデータを書き込む場合の動作を示したタイミングチャート図である。第7の実施形態及び第8の実施形態と異なり、本実施形態においては、定電圧電源線V2の電圧をVDD/2とする。その他の構成については、第7の実施形態と同一であるので、ここでは説明を省略する。
次に、本実施形態における断熱充電メモリの動作、特にデータの書き込み時における動作について、図14及び図17を用いて説明する。
最初に、スイッチS1をONからOFF、スイッチS2をOFFからONとすることにより、MCPL10の電位(pMOSトランジスタP1とpMOSトランジスタP2とのソース電極の電位)をVDDからVDD/2に低下させる(t1→t2)。
次に、MCPL10の電位をVDD/2まで低下させた後、スイッチS2をONからOFFとし、MCPL10をハイインピーダンス状態とする(t2)。
続いて、ビット線BLに断熱充電信号A2を入力し、ビット線NBLにGND信号を入力する。断熱充電信号A2をGNDからVDD/2に緩やかに昇圧させる(t3→t4)。
ワード線WLにONを入力し、nMOSトランジスタN3及びnMOSトランジスタN4をONの状態に変化させ、断熱充電信号A2をVDD/2からVDDに緩やかに昇圧する(t4→t5)。この時、MCPL10の電位は、断熱充電信号A2の電位に連動してVDD/2からVDDに緩やかに昇圧する。
その後、スイッチS1をONにする(t5)。MCPL10の電位をVDDに固定することにより、書き込まれたデータを保持することができる。
スイッチS1(スイッチS2を含む)の構成、断熱充電を行う電源回路については、第7の実施形態と同一であるので、ここでは説明を省略する。
本実施形態によれば、MCPL10の電位をVDDからGNDへと低下させる必要がないので、データ書き込み時において、より高速動作が可能となる。その他の効果については、第1の実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
[第10の実施の形態]
図18は、本発明の第10の実施形態における断熱充電メモリにデータを書き込む場合の動作を示したタイミングチャート図である。第7の実施形態及び第8の実施形態と異なり、本実施形態においては、定電圧電源線V2の電圧をVDD/2とする。その他の構成については、第7の実施形態と同一であるので、ここでは説明を省略する。
次に、本実施形態における断熱充電メモリの動作、特にデータの書き込み時における動作について、図14及び図18を用いて説明する。
最初に、スイッチS1をONからOFF、スイッチS2をOFFからONとすることにより、MCPL10の電位(pMOSトランジスタP1とpMOSトランジスタP2とのソース電極の電位)をVDDからVDD/2に低下させる(t1→t2)。
次に、ビット線BLに断熱充電信号A2を入力し、ビット線NBLにGND信号を入力する。断熱充電信号A2をGNDからVDD/2に緩やかに昇圧させる(t3→t4)。
ワード線WLにONを入力し、nMOSトランジスタN3及びnMOSトランジスタN4をONの状態に変化させる。そして、スイッチS2をONからOFF、スイッチS1をOFFからONとすることにより、定電圧電源線V1によりMCPL10の電位をVDD/2からVDDに緩やかに昇圧させる(t4→t5)。
MCPL10の電位を昇圧すると同時に、断熱充電信号A2をVDD/2からVDDに緩やかに昇圧させる(t4→t5)。従い、定電圧電源線V1と断熱充電信号A2との両者により、断熱充電メモリを緩やかに充電してデータを書き込むことができる。また、定電圧電源線V1によりMCPL10の電位がVDDに固定されるので、書き込まれたデータを保持することができる。
スイッチS1(スイッチS2を含む)の構成、断熱充電を行う電源回路については、第7の実施形態と同一であるので、ここでは説明を省略する。
本実施形態によれば、MCPL10の電位をVDDからGNDへと低下させる必要がないので、データ書き込み時において、より高速な動作を可能となる。その他の効果については、第2の実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
[第11の実施の形態]
図19は、本発明の第11の実施形態における断熱充電メモリの論理回路の回路図である。本実施形態における電源部PSは、電位VDDを有する定電圧電源線V1とMCPL10とを接続するスイッチS1、電位VDD/2を有する定電圧電源線V2とMCPL10とを接続するスイッチS2、及びGNDの電位を有する定電圧電源線V3とMCPL10とを接続するスイッチS3を備えた構成である。スイッチS1〜S3は、フリップフロップ回路に入力される電位を、フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で変化させる抵抗値の大きいトランジスタを有することを特徴とする。その他の構成については、第1の実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。尚、本実施形態において、定電圧電源線V2の電位をVDD/2として説明する。定電圧電源線V2の電位は、定電圧電源線V1及び定電圧電源線V3の電位の間であればよい。
次に、本実施形態における断熱充電メモリの動作、特にデータの書き込み時における動作について、図19及び図20を用いて説明する。図20は、本実施形態の断熱充電メモリにデータを書き込む場合の動作を示したタイミングチャート図である。
最初に、スイッチS1をONからOFF、スイッチS2をOFFからONとすることにより、MCPL10の電位(pMOSトランジスタP1とpMOSトランジスタP2とのソース電極の電位)をVDDからVDD/2に緩やかに低下させる(t1→t2)。
次に、スイッチS2をONからOFF、スイッチS3をOFFからONとすることにより、MCPL10の電位をVDD/2からGNDに緩やかに低下させる(t2→t3)。
続いて、MCPL10の電位をGNDまで低下させた後、スイッチS3をONからOFFとし、MCPL10をハイインピーダンス状態とする(t3)。
ワード線WLにHighを入力し、nMOSトランジスタN3及びnMOSトランジスタN4をONの状態に変化させ、ビット線BL及びビット線NBLからの信号の入力を待ち受ける状態にする(t4)。
ビット線BLに断熱充電信号A2を入力し、ビット線NBLにGND信号を入力する。断熱充電信号A2をGNDからVDD/2に緩やかに昇圧させる(t5→t6)。更に、VDD/2からVDDに緩やかに昇圧させる(t6→t7)。これにより、ビット線BLを流れる電流がnMOSトランジスタN3を介してフリップフロップ回路FFへ入力し、断熱充電メモリを緩やかに充電してデータを書き込むことができる。MCPL10の電位についても連動してGNDからVDD/2,VDD/2からVDDに昇圧する。
その後、スイッチS1をONにする(t7)。MCPL10の電位をVDDに固定することにより、書き込まれたデータを保持することができる。
上記にて説明した断熱充電信号A2の昇圧方法は、2段階(t5→t6,t6→t7)であるが、1段階でも、3段階以上でも可能である。
スイッチS1(スイッチS2及びスイッチS3を含む)の構成、断熱充電を行う電源回路については、第1の実施形態と同一であるので、ここでは説明を省略する。
本実施形態によれば、スイッチS1〜S3の操作によりMCPL10の電位を緩やかに低下させることができ、更に、断熱充電信号A2によりビット線BLの電圧を緩やかに昇圧させることができるので、データの書き込み時におけるエレクトロマイグレーションによる配線断線を防ぐことができる。
[第12の実施の形態]
図21は、本発明の第12の実施形態における断熱充電メモリの論理回路の回路図である。本実施形態における構成については、第11の実施形態と同一であるので、ここでは説明を省略する。
次に、本実施形態における断熱充電メモリの動作、特にデータの書き込み時における動作について、図19及び図21を用いて説明する。
最初に、スイッチS1をONからOFF、スイッチS2をOFFからONとすることにより、MCPL10の電位(pMOSトランジスタP1とpMOSトランジスタP2とのソース電極の電位)をVDDからVDD/2に緩やかに低下させる(t1→t2)。
次に、スイッチS2をONからOFF、スイッチS3をOFFからONとすることにより、MCPL10の電位をVDD/2からGNDに緩やかに低下させる(t2→t3)。
続いて、ワード線WLにHighを入力し、nMOSトランジスタN3及びnMOSトランジスタN4をONの状態に変化させ、ビット線BL及びビット線NBLからの信号の入力を待ち受ける状態にする(t4)。
スイッチS3をONからOFF、スイッチS2をOFFからONとすることにより、定電圧電源線V2によりMCPL10の電位をGNDからVDD/2に緩やかに昇圧させる(t5→t6)。同時に、断熱充電信号A2をGNDからVDD/2に緩やかに昇圧させる(t5→t6)。
その後、スイッチS2をONからOFF、スイッチS1をOFFからONとすることにより、定電圧電源線V1によりMCPL10の電位をVDD/2からVDDに緩やかに昇圧させる(t6→t7)。同時に、断熱充電信号A2をVDD/2からVDDに緩やかに昇圧させる(t6→t7)。従い、定電圧電源線V1及び定電圧電源線V2と断熱充電信号A2との両者により、断熱充電メモリを緩やかに充電してデータを書き込むことができる。また、定電圧電源線V1によりMCPL10の電位がVDDに固定されるので、書き込まれたデータを保持することができる。
スイッチS1(スイッチS2及びスイッチS3を含む)の構成、断熱充電を行う電源回路については、第1の実施形態と同一であるので、ここでは説明を省略する。
本実施形態によれば、スイッチS1〜S3の操作によりMCPL10の電位を緩やかに低下させることができ、更に、定電圧電源線V1及び定電圧電源線V2と断熱充電信号A2との両者により電圧を緩やかに昇圧させることができるので、データの書き込み時におけるエレクトロマイグレーションによる配線断線を防ぐことができる。
[第13の実施の形態]
図22は、本発明の第13の実施形態における断熱充電メモリの論理回路の回路図である。本実施形態の断熱充電メモリの構成は、電源部PSと複数の断熱充電メモリのMCPL10とが共有電源線を介して接続される構成である。図22において、電源部PSは第11の実施形態で説明した電源部PSと同じ構成であるが、これに限られるものではない。
本実施形態によれば、共有電源線を介して複数の断熱充電メモリを1つの電源部PSにより制御することができるので、電源部PS(電源部PSを構成するトランジスタ)の数を低減することができる。
[第14の実施の形態]
図23は、本発明の第14の実施形態におけるトランジスタの回路図である。本実施形態のトランジスタの構成は、ゲート電極にワード線WLを接続し、ソース電極にビット線BLを接続するトランスファートランジスタであり、ワード線WLに入力される電圧を緩やかに充電することを特徴とする。
まず、従来のトランジスタの動作について説明する。図24に示すように、ビット線BLをGNDからVDDに昇圧し、続いて、ワード線WLをメモリセルの時定数と同じ速さでGNDからVDDに昇圧する。結果として、出力電圧OUTは、メモリセルの時定数と同じ速さで立ち上がることになる。
次に、本実施形態におけるトランジスタの動作について説明する。図25に示すように、ワード線WLをメモリセルの時定数よりも十分緩やかにGNDからVDDに昇圧する。このとき、ワード線WLがしきい値電圧に到達以後(t3)、本トランジスタがONの状態となり、出力電圧OUTはメモリセルの時定数よりも緩やかに立ち上がることになる。
本実施形態におけるトランジスタは、第1の実施形態から第13の実施形態で説明したnMOSトランジスタN3,N4、及び各スイッチとして利用することが可能である。
本実施形態によれば、ビット線を緩やかに充電する代わりに、ワード線を緩やかに充電することによっても、電圧を緩やかに昇圧させることができ、データ書き込み時におけるエレクトロマイグレーションによる配線断線を防ぐことができる。
第1の実施形態の断熱充電メモリの論理回路の回路図である。 第1の実施形態の断熱充電メモリにデータを書き込む場合の動作を示すタイミングチャート図である。 電荷を再利用する電源回路として、インダクタLとコンデンサCと用いた交流電源回路の回路図である。 電荷を再利用する電源回路として、階段状電圧を発生する電源回路の回路図である。 電荷を再利用する電源回路として、別の電圧波形等を示す図である。 電荷を再利用しない方法として用いる抵抗値の大きいインバータの回路図である。 電荷を再利用する電源回路として、階段状電圧を発生する電源回路の別の例を示す回路図である。 第2の実施形態の断熱充電メモリにデータを書き込む場合の動作を示すタイミングチャート図である。 第3の実施形態の断熱充電メモリの論理回路の回路図である。 第3の実施形態の断熱充電メモリにデータを書き込む場合の動作を示すタイミングチャート図である。 第4の実施形態の断熱充電メモリにデータを書き込む場合の動作を示すタイミングチャート図である。 第5の実施形態の断熱充電メモリにデータを書き込む場合の動作を示すタイミングチャート図である。 第6の実施形態の断熱充電メモリにデータを書き込む場合の動作を示すタイミングチャート図である。 第7の実施形態の断熱充電メモリの論理回路の回路図である。 第7の実施形態の断熱充電メモリにデータを書き込む場合の動作を示すタイミングチャート図である。 第8の実施形態の断熱充電メモリにデータを書き込む場合の動作を示すタイミングチャート図である。 第9の実施形態の断熱充電メモリにデータを書き込む場合の動作を示すタイミングチャート図である。 第10の実施形態の断熱充電メモリにデータを書き込む場合の動作を示すタイミングチャート図である。 第11の実施形態の断熱充電メモリの論理回路の回路図である。 第11の実施形態の断熱充電メモリにデータを書き込む場合の動作を示すタイミングチャート図である。 第12の実施形態の断熱充電メモリにデータを書き込む場合の動作を示すタイミングチャート図である。 第13の実施形態の断熱充電メモリの論理回路の回路図である。 第14の実施形態におけるトランジスタの回路図である。 従来のトランジスタの動作を示すタイミングチャート図である。 第14の実施形態におけるトランジスタの動作を示すタイミングチャート図である。 従来のSRAMの論理回路を示す回路図である。
符号の説明
A1,A2…断熱充電信号
BL,NBL…ビット線
C,C1〜C3…コンデンサ
CL…入力信号
FF…フリップフロップ回路
IV1,IV2…CMOSインバータ回路
L…インダクタ
N1〜N12…nMOSトランジスタ
P1,P2…pMOSトランジスタ
PS…電源部
Pre…入力信号
S1〜S3…スイッチ
T0〜T4…入力信号
V1〜V3…定電圧電源線
ss1,Vss2…接地電源
WL…ワード線
10…メモリセル電源線(MCPL)

Claims (15)

  1. 直列に接続されたpMOSトランジスタとnMOSトランジスタとにより構成されるCMOSインバータ回路が相補的に接続されたフリップフロップ回路と、
    メモリセル電源線を通じて前記各pMOSトランジスタのソース電極に、前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で変化させる電圧を入力する第1の電圧入力手段と、
    前記フリップフロップ回路の一方の入力端に、前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で変化させる電圧を入力する第2の電圧入力手段と、
    を有することを特徴とする断熱充電メモリ回路。
  2. 前記第1の電圧入力手段は、前記メモリセル電源線に設けられたスイッチ素子と、前記スイッチ素子がオンした状態で前記各pMOSトランジスタのソース電極の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で高電圧から低電圧に降圧させる断熱充電回路と、前記ソース電極の電圧が低電圧となった後、前記スイッチ素子をオフとする制御回路と、を備え、
    前記第2の電圧入力手段は、前記スイッチ素子がオフとなった後、前記フリップフロップ回路の一方の入力端の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させる断熱充電回路を備え、
    前記フリップフロップ回路の他方の入力端の電圧を低電圧に固定する電圧固定回路を更に有することを特徴とする請求項1に記載の断熱充電メモリ回路。
  3. 前記第1の電圧入力手段は、前記メモリセル電源線に設けられたスイッチ素子と、前記スイッチ素子がオンした状態で前記各pMOSトランジスタのソース電極の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で高電圧から低電圧に降圧させた後、前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させる断熱充電回路と、を備え、
    前記第2の電圧入力手段は、前記第1の電圧入力手段により前記ソース電極を低電圧から高電圧に昇圧させるのに合わせて、前記フリップフロップ回路の一方の入力端の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させる断熱充電回路を備え、
    前記フリップフロップ回路の他方の入力端の電圧を低電圧に固定する電圧固定回路を更に有することを特徴とする請求項1に記載の断熱充電メモリ回路。
  4. 前記第1の電圧入力手段は、前記メモリセル電源線に設けられた第1のスイッチ素子と、前記第1のスイッチ素子がオンした状態で前記各pMOSトランジスタのソース電極の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で高電圧から低電圧に降圧させる断熱充電回路と、前記ソース電極の電圧が低電圧となった後、前記第1のスイッチ素子をオフとする制御回路と、を備え、
    前記第2の電圧入力手段は、前記フリップフロップ回路の一方の入力端とビット線との間に接続された第2のスイッチ素子と、前記第1のスイッチ素子がオフとなった後、前記第2のスイッチ素子がオンした状態で前記ビット線の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させる断熱充電回路と、を備え、
    前記フリップフロップ回路の他方の入力端の電圧を低電圧に固定する電圧固定回路を更に有することを特徴とする請求項1に記載の断熱充電メモリ回路。
  5. 前記第1の電圧入力手段は、前記メモリセル電源線に設けられた第1のスイッチ素子と、前記第1のスイッチ素子がオンした状態で前記各pMOSトランジスタのソース電極の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で高電圧から低電圧に降圧させた後、前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させる断熱充電回路と、を備え、
    前記第2の電圧入力手段は、前記フリップフロップ回路の一方の入力端とビット線との間に接続された第2のスイッチ素子と、前記第1の電圧入力手段により前記ソース電極を低電圧から高電圧に昇圧させるのに合わせて、前記第2のスイッチ素子がオンした状態で前記ビット線の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させる断熱充電回路と、を備え、
    前記フリップフロップ回路の他方の入力端の電圧を低電圧に固定する電圧固定回路を更に有することを特徴とする請求項1に記載の断熱充電メモリ回路。
  6. 前記第1の電圧入力手段は、
    前記メモリセル電源線と複数の定電圧電源線との間に接続され前記各定電圧電源線から出力される定電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で変化させて前記メモリセル電源線に入力する複数のスイッチ素子と、
    前記複数のスイッチ素子のオン・オフを順次切り替える制御回路と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の断熱充電メモリ回路。
  7. 前記第2の電圧入力手段は、
    前記フリップフロップ回路の一方の入力端とビット線との間に接続されたトランスファートランジスタと、
    前記フリップフロップ回路に電圧が入力される時間が前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間となるように前記トランスファートランジスタのゲート電極に入力する電圧を低電圧から高電圧に昇圧させる断熱充電回路と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の断熱充電メモリ回路。
  8. 前記断熱充電回路は、階段状電圧を発生する電源回路又はLC共振回路が用いられることを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載の断熱充電メモリ回路。
  9. 前記断熱充電回路は、前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で電圧を変化させる抵抗値の大きいトランジスタを備えたインバータ回路であることを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載の断熱充電メモリ回路。
  10. 前記メモリセル電源線は、他の前記フリップフロップ回路と共有されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の断熱充電メモリ回路。
  11. 前記メモリセル電源線の低電圧は、GND以上且つ高電圧の2/3未満であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の断熱充電メモリ回路。
  12. 直列に接続されたpMOSトランジスタとnMOSトランジスタとにより構成されるCMOSインバータ回路が相補的に接続されたフリップフロップ回路を用いて行うデータ書き込み方法であって、
    メモリセル電源線に設けられたスイッチ素子がオンした状態で、前記各pMOSトランジスタのソース電極の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で高電圧から低電圧に降圧させるステップと、
    前記ソース電極の電圧が低電圧となった後、前記スイッチ素子をオフとするステップと、
    前記スイッチ素子がオフとなった後、前記フリップフロップ回路の一方の入力端の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させる一方で、前記フリップフロップ回路の他方の入力端の電圧を低電圧に固定するステップと、
    を有することを特徴とするデータ書き込み方法。
  13. 直列に接続されたpMOSトランジスタとnMOSトランジスタとにより構成されるCMOSインバータ回路が相補的に接続されたフリップフロップ回路を用いて行うデータ書き込み方法であって、
    メモリセル電源線に設けられたスイッチ素子がオンした状態で、前記各pMOSトランジスタのソース電極の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で高電圧から低電圧に降圧させるステップと、
    前記スイッチ素子がオンした状態で、前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させると共に、前記フリップフロップ回路の一方の入力端の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させる一方で、前記フリップフロップ回路の他方の入力端の電圧を低電圧に固定するステップと、
    を有することを特徴とするデータ書き込み方法。
  14. 直列に接続されたpMOSトランジスタとnMOSトランジスタとにより構成されるCMOSインバータ回路が相補的に接続されたフリップフロップ回路を用いて行うデータ書き込み方法であって、
    メモリセル電源線に設けられた第1のスイッチ素子がオンした状態で、前記各pMOSトランジスタのソース電極の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で高電圧から低電圧に降圧させるステップと、
    前記ソース電極の電圧が低電圧となった後、前記第1のスイッチ素子をオフとするステップと、
    前記第1のスイッチ素子がオフとなった後、前記フリップフロップ回路の一方の入力端とビット線との間に接続された第2のスイッチ素子がオンした状態で、前記ビット線の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させる一方で、前記フリップフロップ回路の他方の入力端の電圧を低電圧に固定するステップと、
    を有することを特徴とするデータ書き込み方法。
  15. 直列に接続されたpMOSトランジスタとnMOSトランジスタとにより構成されるCMOSインバータ回路が相補的に接続されたフリップフロップ回路を用いて行うデータ書き込み方法であって、
    メモリセル電源線に設けられた第1のスイッチ素子がオンした状態で、前記各pMOSトランジスタのソース電極の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で高電圧から低電圧に降圧させるステップと、
    前記第1のスイッチ素子がオンした状態で、前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させると共に、前記フリップフロップ回路の一方の入力端とビット線との間に接続された第2のスイッチ素子がオンした状態で前記ビット線の電圧を前記フリップフロップ回路の時定数よりも長い時間で低電圧から高電圧に昇圧させる一方で、前記フリップフロップ回路の他方の入力端の電圧を低電圧に固定するステップと、
    を有することを特徴とするデータ書き込み方法。

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