JP2007216908A - ボーディングブリッジ - Google Patents

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Noriaki Sakota
典明 迫田
Yoshihiro Nakai
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Abstract

【課題】トンネルまたはトンネルローラに負担をかけることなく、トンネル部を滑らかに伸縮させるボーディングブリッジを提供する。
【解決手段】第1スライダ16は、転送面S1上を転がる縦ローラ31と、転送面S2上を転がる横ローラ32と、これらのローラを支持する支持部材33と、を備えている。支持部材33の支持ブロック34上面には円筒形状のガイド36が取り付けられ、ガイド36の内部にはドーナツ状の複数の円盤からなる皿バネ37が載置されている。皿バネ37上には、当接部38aと突出部38bとを有するセットブロック38が載置されている。突出部38bは、皿バネ37の孔部内に嵌め込まれている。突出部38bの先端は支持ブロック34と非接触な状態に保持され、突出部38bと支持ブロック34との間に隙間が形成されている。セットブロック38は、アジャストボルト39によって第2トンネル3bの上板91bに固定されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、ボーディングブリッジに関するものである。
従来から、航空機の乗降装置として、ボーディングブリッジがよく用いられている。ボーディングブリッジは、空港のターミナルビルと航空機とを連絡するトンネル状の歩行通路であり、ターミナルビルと航空機との間での乗客の直接の乗り降りを可能にするものである。
一般にボーディングブリッジは、ターミナルビルの乗降口に接続された回転自在なロータンダと、ロータンダに固定された伸縮自在なトンネル部と、トンネル部の先端に設けられた回転自在なキャブとを備えている。トンネル部は、コルゲートパネル等によって筒状に形成された複数のトンネルを備えており、各トンネルは入れ子式に連結されている。
図9は従来のボーディングブリッジのトンネル部の断面を示す図面である。図9に示すように、トンネル部の一のトンネルAの内壁面には、トンネルAを隣り合う他のトンネルBに対して摺動させるためのトンネルローラ101が設けられている。トンネルローラ101は、トンネルAの内壁面に固定された支持部材102に回転自在に支持されている。一方、トンネルBの外壁面には、トンネルAのトンネルローラ101を長手方向(図9の紙面表裏方向)に案内する転送面103が設けられている。このような構成により、トンネルAのトンネルローラ101がトンネルBの長手方向に延びる転送面103を摺動することにより、トンネル部は伸縮することとなる。
ところで、各トンネルは、長手方向の長さが略8m〜16m程度と長尺である。そのため、トンネルを機械加工により一体物として製作することは困難であり、通常、複数の部材を溶接等によって接合することにより形成している。しかし、溶接加工では、長尺のトンネルを精度良く真っ直ぐに加工することは困難である。そのため、トンネルが若干蛇行してしまい、実際に加工されたトンネルの転送面寸法D(上下、左右に対向する転送面103間の長さ)は、基準寸法(設計上の転送面寸法)に対して略−10mm〜+10mm程度の誤差を生じることが想定される。
実公平7−32398号公報
しかし、このように、転送面寸法Dについて、トンネルの部分間における格差が生じると、トンネルに設置するトンネルローラの位置調整が困難となる。具体的に説明すると、例えば、精度+10mmの箇所を基準としてトンネルローラを設置すると、精度−10mmの箇所では、外側のトンネルと内側のトンネルとの距離が長いため、トンネルローラを転送面に接触させようとしてトンネルが変形するという不具合が生じる。一方、精度−10mmの箇所を基準としてトンネルローラを設置すると、精度+10mmの箇所では、外側のトンネルと内側のトンネルとの距離が短いため、トンネルローラに大きな力が加わり、トンネルローラの破損原因となることが懸念される。
以上の点を留意してトンネルローラやトンネルに無理な力が働かないようにトンネルローラの位置調整を行うことは非常に難しい。また、トンネル毎に加工精度は異なるが、加工精度に応じてトンネル毎にトンネルローラの位置調整を行うことは極めて困難である。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、トンネルまたはトンネルローラに負担をかけることなく、トンネル部を滑らかに伸縮させるボーディングブリッジを提供することにある。
本発明に係るボーディングブリッジは、第1の筒状体と、前記第1の筒状体を内包しまたは前記第1の筒状体に内包され、前記第1の筒状体にスライド自在に連結された第2の筒状体と、前記第1の筒状体に対する前記第2の筒状体のスライド移動を案内するスライド装置と、を備え、前記スライド装置は、前記第2の筒状体に取り付けられ、前記第2の筒状体の長手方向と交差する方向に伸縮自在な支持部材と、前記支持部材に支持されたトンネルローラと、を有するスライダと、前記第1の筒状体に形成され、前記第1の筒状体の長手方向に延びるとともに前記トンネルローラを案内する転送面と、を備えるものである。
上記ボーディングブリッジによれば、上記スライダのトンネルローラは、伸縮自在な支持部材に支持されている。そのため、例えば、第1の筒状体と第2の筒状体との間の間隔(各筒状体の長手方向と直交する方向の間隔)が基準値よりも狭い部分では、支持部材が縮むことにより、トンネルローラは当該部分を滑らかに通過する。逆に、第1の筒状体と第2の筒状体との間の間隔が基準値よりも広い部分では、支持部材が伸びることにより、トンネルローラは転送面から離れずに当接し、当該部分を滑らかに通過する。このように、上記ボーディングブリッジによれば、支持部材の伸縮によって、基準値からのずれは吸収される。そのため、筒状体が若干蛇行していたとしても、トンネルローラは転送面上を常に円滑に通過することになる。したがって、上記ボーディングブリッジによれば、トンネル部(第1の筒状体および第2の筒状体)を滑らかに伸縮させることが可能となる。
また、上記ボーディングブリッジによれば、第1の筒状体と第2の筒状体との間の間隔に応じて、支持部材が伸縮することにより、トンネルローラの位置は自動的に調整される。そのため、トンネルローラの取付位置を手動で微調整する必要がない。したがって、上記ボーディングブリッジによれば、加工作業の手間を軽減することができる。
前記支持部材は、前記転送面と略直交する方向に伸縮する弾性体を有していることが好ましい。
このことにより、簡単な構成により支持部材を伸縮自在に構成することができる。
前記弾性体は皿バネであり、前記支持部材は、一端部が前記トンネルローラを回転自在に支持し、他端部には前記皿バネを保持する凹部が設けられた第1の支持体と、一端部が前記第2の筒状体に取り付けられ、他端部が前記皿バネの弾性力を受けるように前記第1の支持体の凹部内で前記皿バネと当接する第2の支持体と、を備えていることが好ましい。
上記ボーディングブリッジでは、皿バネを用いることにより支持部材を伸縮自在に構成している。皿バネは、小さなスペースで大きな力を発揮するため、支持部材の小型化を図ることができる。支持部材を小型化すると、第1の筒状体と第2の筒状体との間の間隔を狭めることが可能となるため、トンネル部自体の小型化を図ることも可能となる。また、皿バネは高さや厚みの変更が容易であるため、トンネル部を構成する材料に応じて、支持部材の伸縮の度合を容易に変更することが可能となる。
前記皿バネには孔部が形成され、前記第2の支持体の前記他端部は、前記皿バネと当接する当接部と、前記当接部から突出して前記皿バネの孔部に挿入された突出部と、を有する規制部材によって形成され、前記規制部材は、前記第1の支持体の凹部の底面と前記規制部材の突出部との間に隙間が形成されるように配置されていることが好ましい。
このことにより、皿バネが所定長さ縮むと、規制部材の突出部は第1の支持体の凹部の底面に当接する。その結果、皿バネはそれ以上縮まなくなる。したがって、規制部材により、皿バネが必要以上に縮まないように規制することができる。
前記第2の支持体の前記一端部は、前記第2の筒状体に固定され、前記規制部材の突出部と前記第1の支持体の凹部の底面との間の距離を調節するアジャストボルトによって形成されていることが好ましい。
このことにより、上記アジャストボルトによって、皿バネの最大伸縮長さを自在に調節することが可能となる。そのため、例えば、ボーディングブリッジの製造工場内だけでなく、ボーディングブリッジの設置現場においても、皿バネの伸縮長さを微調節することが可能となる。また、皿バネ等の経年変化があっても、皿バネの伸縮長さを適宜に調節することが可能となる。したがって、上記ボーディングブリッジによれば、トンネルローラに負担をかけることなく、トンネル部をより滑らかに伸縮させることが可能となる。
本発明に係るボーディングブリッジは、第1の筒状体と、前記第1の筒状体を内包しまたは前記第1の筒状体に内包され、前記第1の筒状体にスライド自在に連結された第2の筒状体と、前記第1の筒状体に対する前記第2の筒状体のスライド移動を案内するスライド装置と、を備え、前記スライド装置は、前記第2の筒状体の内側側面の上端部または内側上面に取り付けられた支持部材と、前記支持部材に回転自在に支持されたトンネルローラと、を有する上部スライダと、前記第2の筒状体の内側側面の下端部または内側下面に取り付けられた支持部材と、前記支持部材に回転自在に支持されたトンネルローラと、を有する下部スライダと、前記第1の筒状体の外側に形成され、前記第1の筒状体の長手方向に延びるとともに前記上部スライダのトンネルローラを案内する上部転送面と、前記第1の筒状体の外側に形成され、前記第1の筒状体の長手方向に延びるとともに前記下部スライダのトンネルローラを案内する下部転送面と、を備え、前記上部スライダまたは前記下部スライダのうちいずれか一方の前記支持部材は、前記第2の筒状体の長手方向と交差する方向に伸縮する弾性体を有するものである。
上部スライダまたは下部スライダのうち、いずれか一方の支持部材が伸縮することにより、第1筒状体と第2筒状体との間の空間の上下方向の幅を調整することができる。そのため、上部スライダまたは下部スライダのうち、いずれか一方の支持部材が伸縮すれば、上部スライダおよび下部スライダのいずれのトンネルローラも転送面上を滑らかに通過することができる。したがって、上記ボーディングブリッジによれば、上部スライダまたは下部スライダの両方ではなく、いずれか一方の支持部材を伸縮可能な構造とするだけで、トンネルローラに負担をかけることなく、トンネル部を伸縮させることが可能となる。また、上部スライダまたは下部スライダの両方ではなく、いずれか一方の支持部材を伸縮可能な構造とすることで、スライド装置を備えたボーディングブリッジを、より容易に、かつ、安価に提供することができる。
本発明に係るボーディングブリッジは、第1の筒状体と、前記第1の筒状体を内包しまたは前記第1の筒状体に内包され、前記第1の筒状体にスライド自在に連結された第2の筒状体と、前記第1の筒状体に対する前記第2の筒状体のスライド移動を案内するスライド装置と、を備え、前記スライド装置は、前記第2の筒状体内の左側面に取り付けられた支持部材と、前記支持部材に回転自在に支持されたトンネルローラと、を有する左部スライダと、前記第2の筒状体内の右側面に取り付けられた支持部材と、前記支持部材に回転自在に支持されたトンネルローラと、を有する右部スライダと、前記第1の筒状体に形成され、前記第1の筒状体の長手方向に延びるとともに前記左部スライダのトンネルローラを案内する左部転送面と、前記第1の筒状体に形成され、前記第1の筒状体の長手方向に延びるとともに前記右部スライダのトンネルローラを案内する右部転送面と、を備え、前記左部スライダまたは前記右部スライダのうちいずれか一方の前記支持部材は、前記第2の筒状体の長手方向と交差する方向に伸縮する弾性体を有するものである。
左部スライダまたは右部スライダのうち、いずれか一方の支持部材が伸縮することにより、第1筒状体と第2筒状体との間の空間の左右方向の幅を調整することができる。そのため、左部スライダまたは右部スライダのうち、いずれか一方の支持部材が伸縮すれば、左部スライダおよび右部スライダのいずれのトンネルローラも転送面上を滑らかに通過することができる。したがって、上記ボーディングブリッジによれば、左部スライダまたは右部スライダの両方ではなく、いずれか一方の支持部材を伸縮可能な構造とするだけで、トンネルローラに負担をかけることなく、トンネル部を伸縮させることが可能となる。また、左部スライダまたは右部スライダの両方ではなく、いずれか一方の支持部材を伸縮可能な構造とすることで、スライド装置を備えたボーディングブリッジを、より容易に、かつ、安価に提供することができる。
以上のように、本発明によれば、トンネルまたはトンネルローラに負担をかけることなく、トンネル部を滑らかに伸縮させるボーディングブリッジを提供することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るボーディングブリッジ1は、空港のターミナルビルの乗降口(図示せず)に接続されたロータンダ(基部円形室)2と、ロータンダ2に固定されたトンネル部3と、トンネル部3の先端に鉛直軸回りに正逆回転自在に設けられたキャブ(先端円形室)4とを備えている。なお、説明の便宜上、以下、ボーディングブリッジ1の航空機20側を前側、ターミナルビル側を後側とし、前側から後側に向かって右側、左側をそれぞれ単に右側、左側と言うこととする。
ロータンダ2は、支柱5によって鉛直軸回りに回転自在に支持されている。トンネル部3は、ターミナルビルと航空機20の乗降口とをつなぐ歩行通路を形成する伸縮自在な筒状体であり、筒状体からなる第1トンネル3aと第2トンネル3bと第3トンネル3cとから構成されている。第3トンネル3cは第2トンネル3bに対しスライド自在に組み立てられており、第2トンネル3bは第1トンネル3aに対しスライド自在に組み立てられている。図示は省略するが、トンネル部3の内部には歩行通路が形成されている。トンネル部3は、第3トンネル3cが第2トンネル3bに対してスライドし、第2トンネル3bが第1トンネル3aに対してスライドすることにより、伸縮する。
第3トンネル3cには、当該トンネル部3を支持する2本のドライブコラム6が設けられている。ドライブコラム6は、上下方向に伸縮自在な支柱である。ドライブコラム6の内部には、図示しない駆動モータが設置されており、ドライブコラム6は当該駆動モータによって伸縮する。
ドライブコラム6の下端部には、駆動輪7が取り付けられている。駆動輪7は、鉛直軸回りに回転自在に構成されている。この駆動輪7が走行することにより、トンネル部3は伸縮することになる。これにより、ボーディングブリッジ1は、航空機20から離れた待機位置と、航空機20に接続される装着位置との間を移動することになる。
図2は、図1におけるA−A’断面図である。図2に示すように、第1、第2および第3トンネル3a〜3cは、それぞれ、上板91a〜91c、底板92a〜92c、右側板93a〜93c、および、左側板94a〜94cを備えている。第1、第2および第3トンネル3a〜3cは、上板91a〜91c、底板92a〜92c、右側板93a〜93c、左側板94a〜94cにより、それぞれ、筒形状に形成されている。なお、本実施形態においては、上板91a〜91c、底板92a〜92c、右側板93a〜93c、左側板94a〜94cとして、断面が波形状に形成された金属製のコルゲートパネルを使用しているが(図3参照。なお、図1ではコルゲート形状の図示を省略している)、板状体として他の素材により形成されたものを使用してもよく、また、断面が波形状でない平板等を使用してもよい。
第2トンネル3bは、第1トンネル3aを覆うようにスライド自在に配置され、第1トンネル3aと第2トンネル3bとにより、筒形状の隙間V1が形成されている。また、第3トンネル3cは、第2トンネル3bを覆うようにスライド自在に配置され、第2トンネル3bと第3トンネル3cとにより、筒形状の隙間V2が形成されている。
図1に示すように、第1トンネル3aの外側に形成された隙間V1には、第2トンネル3bを第1トンネル3aに対してスライド自在に支持する第1スライド装置11が設けられている。第2トンネル3bの外側に形成された隙間V2には、第3トンネル3cを第2トンネル3bに対してスライド自在に支持する第2スライド装置21が設けられている。なお、第1スライド装置11と第2スライド装置21とは同様の構成であるので、以下、第1スライド装置11についてのみ説明する。
第1スライド装置11は、図2に示すように、隙間V1の上部かつ左隅部分に、第1スライダ16と、第1スライダ16を案内する転送面S1,S2とを備えている。転送面S1,S2は、いずれもトンネル部3の長手方向に延びる面である。なお、転送面S1は水平に延びる面(水平面)であり、転送面S2は鉛直に延びる面(鉛直面)である。また、第1スライド装置11は、隙間V1の上部かつ右隅部分に、第2スライダ17と、第2スライダ17を案内する転送面S3,S4とを備えている。転送面S3,S4もトンネル部3の長手方向に延びる面であり、転送面S3は水平面、転送面S4は鉛直面である。さらに、第1スライド装置11は、隙間V1の下部かつ左隅部分に、第3スライダ18と、第3スライダ18を案内する転送面S5とを備えている。また、第1スライド装置11は、隙間V1の下部かつ右隅部分に、第4スライダ19と、第4スライダ19を案内する転送面S6とを備えている。転送面S5,S6は、いずれもトンネル部3の長手方向に延びる平板上の面であり、水平面である。
第1スライダ16は転送面S1,S2をスライドし、第2スライダ17は転送面S3,S4をスライドするように構成されている。また、第3スライダ18は転送面S5をスライドし、第4スライダ19は転送面S6をスライドするように構成されている。さらに、第1スライダ16は上下方向および左右方向に伸縮自在に構成されており、第2スライダ17は左右方向には伸縮せず、上下方向にのみ伸縮自在に構成されている。一方、第3スライダ18および第4スライダ19は、上下方向および左右方向ともに伸縮しない。
図3は、第1トンネル3aの先端部付近を示す左側面図である。第1スライダ16、第2スライダ17(図2参照。第1スライダ16の奥にあるため図3では図示せず)、第3スライダ18、および第4スライダ19(図2参照。第3スライダ18の奥にあるため図3では図示せず)は、それぞれ前後方向に2つずつ設けられている。なお、第1トンネル3aの先端部分は、第2トンネル3bと常時重なるように構成されている。第1スライダ16、第2スライダ17、第3スライダ18、および第4スライダ19は、側面視において両トンネル3a,3bの常時重なる部分(トンネル部3が最も伸びた際にも重なる部分)に配置されている。
図4は、第1スライダ16を拡大して示す断面図(左側から右側に向かって見た断面図)である。図5は、第1スライダ16を拡大して示す断面図(前側から後側に向かって見た断面図)である。以下、図4および図5を用いて第1スライダ16について説明する。
図4に示すように、第1スライダ16は、水平な転送面S1上を転がる前後2つの縦ローラ31と、垂直な転送面S2上を転がる前後2つの横ローラ32と、これら縦ローラ31および横ローラ32を支持する支持部材33と、を備えている。
支持部材33は、2つの縦ローラ31を回転自在に支持する支持ブロック34と、支持ブロック34の前端部および後端部にそれぞれ取り付けられ、2つの横ローラ32をそれぞれ回転自在に支持する支持ブロック35と、を備えている。
支持ブロック34の上面には、円筒形状のガイド36が取り付けられている。ガイド36は、各縦ローラ31上に1つずつ取り付けられている。ガイド36の内部には、ドーナツ状に中心部が繰り抜かれた複数の円盤からなる皿バネ37が載置されている。皿バネ37上には、当接部38aと突出部38bとを有するセットブロック38が載置されている。セットブロック38の当接部38aは皿バネ37と当接し、突出部38bは、皿バネ37の孔部(複数のドーナツ状の円盤によって形成された中心部の孔部分)内に嵌め込まれている。突出部38bの先端は支持ブロック34と非接触な状態に保持され、突出部38bと支持ブロック34との間に隙間が形成されている。したがって、セットブロック38は、皿バネ37の付勢力に抗して下向きに移動可能である。セットブロック38は、アジャストボルト39によって第2トンネル3bの上板91bに固定されている。そのため、アジャストボルト39によって、セットブロック38の突出部38bと支持ブロック34との間の隙間の大きさを、自在に調節することが可能である。
また、図5に示すように、支持ブロック34の左側面には、円筒形状のガイド40が取り付けられている。ガイド40は、前後2つの縦ローラ31の支持軸31s上にそれぞれ1つずつ取り付けられている。ガイド40の内部には、皿バネ41が載置されている。皿バネ41にはアジャストボルト42のネジ部42aが当接し、皿バネ41の孔部内には、ネジ部42aより細く形成されたアジャストボルト42の先端部42bが挿入されている。アジャストボルト42の先端部42bと支持軸31s側のブロック34aとの間にも、隙間が形成されている。アジャストボルト42は、第2トンネル3bの左側板94bに締結されており、先端部42bと支持軸31s側のブロック34aとの隙間の大きさを自在に調節する。
図4に示すように、支持ブロック34の前端部および後端部には、前述の支持ブロック35がそれぞれ取り付けられている。支持ブロック35の下側には、円柱形状の軸体43がボルト44によって固定されている。前述の横ローラ32は、軸体43の外周面に設けられた軸受45を介して、軸体43に回転自在に支持されている。
このような構成により、トンネル部3の伸縮の際、第1スライダ16は、第2トンネル3bに追随して前後方向に移動する。このとき、第1スライダ16の縦ローラ31は転送面S1上を、横ローラ32は転送面S2上を転がる。このようにして、第1スライダ16は、第2トンネル3bの第1トンネル3aに対するスライド移動を案内する。
図6は、第2スライダ17を拡大して示す断面図(前側から後側に向かって見た断面図)である。以下、図6を用いて第2スライダ17について説明する。
第2スライダ17は、第1スライダ16とほぼ同様に構成されており、転送面S3上を転がる前後2つの縦ローラ51と、転送面S4上を転がる前後2つの横ローラ52と、縦ローラ51,横ローラ52を支持する支持部材53と、を備えている。
支持部材53は、2つの縦ローラ51を回転自在に支持する支持ブロック54と、支持ブロック54の前端部および後端部にそれぞれ取り付けられ、2つの横ローラ52をそれぞれ回転自在に支持する支持ブロック(図示せず)とを備えている。なお、当該支持ブロックは、前述の支持ブロック35(図4参照)と同形状のものである。また、支持ブロック54は支持ブロック34(図4参照)と同形状のものである。
支持ブロック54の上面には、円筒形状のガイド56が取り付けられている。ガイド56は、2つの縦ローラ51上にそれぞれ1つずつ取り付けられている。ガイド56の内部には、ドーナツ状に中心部が繰り抜かれた複数の円盤からなる皿バネ57が載置されている。皿バネ57上には、当接部58aと突出部58bとを有するセットブロック58が載置されている。セットブロック58は、当接部58aが皿バネ57と当接し、突出部58bが皿バネ57の孔部(複数のドーナツ状の円盤によって形成された中心部の孔部分)内で支持ブロック54と隙間を形成するように載置されている。セットブロック58は、アジャストボルト59によって第2トンネル3bの上板91bに固定されている。そのため、アジャストボルト59によって、セットブロック58の突出部58bと支持ブロック54とにより形成される隙間の大きさを、自在に調節することが可能である。
支持ブロック54の右側面には、円柱形状のブロック48が取り付けられている。ブロック48は、2つの縦ローラ51の支持軸51s上にそれぞれ1つずつ取り付けられている。ブロック48は、アジャストボルト49によって第2トンネル3bの右側板93bに固定されている。
支持ブロック54の前端部および後端部には、前述の支持ブロック35と同形状の支持ブロック(図示せず)がそれぞれ取り付けられている。この支持ブロックは、支持ブロック35と同様にして前述の横ローラ52を回転自在に支持する。
このような構成により、トンネル部3の伸縮の際、第2スライダ17は、第2トンネル3bに追随して前後方向に移動する。このとき、第2スライダ17の縦ローラ51は転送面S3上を、横ローラ52は転送面S4上を転がる。このようにして、第2スライダ17は、第2トンネル3bの第1トンネル3aに対するスライド移動を案内する。
図7は、第3スライダ18を拡大して示す断面図(前側から後側に向かって見た断面図)である。第3スライダ18と第4スライダ19とは左右対称の形状をしており、同様に構成されている。よって、以下、図7を用いて、第3スライダ18について説明し、第4スライダ19については説明を省略する。
第3スライダ18は、転送面S5上を転がる前後2つの縦ローラ61(図3参照)と、縦ローラ61を支持する支持部材63と、を備えている。支持部材63は、第1トンネル3aの左側板94aにボルト64によって固定されている。また、縦ローラ61は、支持部材63に固定された支持軸61sの外周に回転自在に取り付けられている。
このような構成により、トンネル部3の伸縮の際、第3スライダ18は、第1トンネル3aに追随して前後方向に移動する。このとき、第3スライダ18の縦ローラ61は、転送面S5上を転がる。また、第4スライダ19では、第3スライダ18と同様に、縦ローラ71(図2参照)が転送面S6(図2参照)上を転がることとなる。このようにして、第3スライダ18および第4スライダ19は、第2トンネル3bの第1トンネル3aに対するスライド移動を案内する。
以上が本実施形態に係るボーディングブリッジ1の構成である。次に、トンネル部3の伸縮動作について説明する。
上述したように、トンネル部3は、駆動輪7をトンネル部3の前後方向に走行させることにより伸縮する。具体的には、駆動輪7をトンネル部3の前後方向に走行させると、ドライブコラム6がトンネル部3の前後方向に移動する。ドライブコラム6は、第3トンネル3cに取り付けられているため、ドライブコラム6の移動に伴い、第3トンネル3cがトンネル部3の前後方向に移動する。また、第3トンネル3cの移動に伴い、第3トンネル3cにスライド自在に連結された第2トンネル3bも、トンネル部3の前後方向に移動する。
第1スライド装置11は、第2トンネル3bの第1トンネル3aに対するスライド移動を案内する。具体的には、第2トンネル3bに取り付けられた第1スライダ16が転送面S1,S2を、第2スライダ17が転送面S3,S4を、第3スライダ18が転送面S5を、第4スライダ19が転送面S6を、トンネル部3の前後方向に転がることにより、第2トンネル3bが第1トンネル3aに対して滑らかにスライド移動することとなる。なお、第2スライド装置21も、第1スライド装置11と同様にして、第3トンネル3cの第2トンネル3bに対するスライド移動を案内する。以下、第1スライド装置11に関する動作を説明する。なお、第2スライド装置21に関しては、第1スライド装置11と同様であるので説明を省略する。
ここで、溶接により加工された各トンネル3a〜3cの転送面寸法(上下、左右に対向する転送面間の長さ、例えば転送面S1と転送面S5との距離)は、基準寸法(設計上の転送面寸法)に対して略−10mm〜+10mm程度の誤差が生じることが多い。
図8(a)、(b)、(c)は、転送面寸法が異なる部分の各スライダを模式的に示した図である。トンネル部3において、上下方向の転送面寸法D1(図2参照)が基準寸法よりも長い部分(図8(a)参照)では、第1トンネル3aと第2トンネル3bとの隙間V1の上部は、転送面寸法D1が基準寸法である部分(図8(b)参照)よりも狭くなる。一方、トンネル部3において、上下方向の転送面寸法D1(図2参照)が基準寸法よりも短い部分(図8(c)参照)では、第1トンネル3aと第2トンネル3bとの隙間V1の上部は、転送面寸法D1が基準寸法である部分(図8(b)参照)よりも広くなる。
図8(a)のような部分では、第1スライダ16および第2スライダ17は、それぞれ皿バネ37および皿バネ57を縮ませる。具体的には、皿バネ37は、セットブロック38の当接部38aが押しつけられることにより縮む(図5参照)。また、皿バネ57は、セットブロック58の当接部58aが押し付けられることにより縮む(図6参照)。これにより、第1スライダ16の縦ローラ31および第2スライダ17の縦ローラ51は、それぞれ転送面S1,S3に過大な力で押しつけられることなく、転送面S1,S3に当接する。そのため、第1スライダ16および第2スライダ17は、当該部分をスムーズに通過する。
なお、皿バネ37,57が所定長さ縮むと、セットブロック38の突出部38bが支持ブロック34に当接し、セットブロック58の突出部58bが支持ブロック54に当接する(図5、図6参照)。そのため、皿バネ37,57はそれ以上縮まないように規制される。
一方、図8(c)のように、上下方向の転送面寸法D1が基準寸法よりも短い部分では、第1スライダ16および第2スライダ17は、それぞれ皿バネ37および皿バネ57を伸ばす。これにより、第1スライダ16の縦ローラ31および第2スライダ17の縦ローラ51は、それぞれ転送面S1,S3から離れずに当接することとなる。そのため、第1スライダ16および第2スライダ17は、当該部分をスムーズに通過する。
また、左右方向の転送面寸法D2(図2参照)が基準寸法よりも長い部分では、第1スライダ16は、皿バネ41を縮ませる。具体的には、皿バネ41は、アジャストボルト42の当接部42aが押し付けられることにより縮む。これにより、支持部材33の左右方向の長さは僅かに短くなる。そのため、第1スライダ16の横ローラ32は、転送面S2を過大な力で押しつけることなく、転送面S2に当接し、第1スライダ16は当該部分をスムーズに通過することとなる。また、逆に、左右方向の転送面寸法が基準寸法よりも短い部分では、皿バネ41が伸びる。そのため、第1スライダ16の横ローラ32は、転送面S2から離れずに当接することとなる。このようにして、第1スライダ16は、当該部分をスムーズに通過する。
以上より、本ボーディングブリッジ1によれば、第1スライダ16は上下および左右方向に伸縮自在に形成され、第2スライダ17は上下方向に伸縮自在に形成されている。そのため、上下方向の転送面寸法D1が基準寸法よりも長い部分では、皿バネ37,57が縮むことにより、第1スライダ16の縦ローラ31および第2スライダ17の縦ローラ51は当該部分を滑らかに通過する。逆に、上下方向の転送面寸法D1が基準寸法よりも短い部分では、皿バネ37,57が伸びることにより、第1スライダ16の縦ローラ31および第2スライダ17の縦ローラ51は当該部分を滑らかに通過する。また、左右方向の転送面寸法D2が基準寸法よりも長い部分では、皿バネ41が縮むことにより、第1スライダ16の横ローラ32は当該部分を滑らかに通過する。逆に、左右方向の転送面寸法D2が基準寸法よりも短い部分では、皿バネ41が縮むことにより、第1スライダ16の横ローラ32は当該部分を滑らかに通過する。このように、本ボーディングブリッジ1によれば、皿バネ37,57または41の伸縮によって、転送面寸法の基準寸法からのずれが吸収される。そのため、第1トンネル3aまたは第2トンネル3bが若干蛇行していたとしても、各ローラは各々の転送面上を常に円滑に通過することになる。したがって、本ボーディングブリッジ1によれば、第1トンネル3aおよび第2トンネル3bを滑らかに伸縮させることが可能となる。
また、本ボーディングブリッジ1では、第1トンネル3aと第2トンネル3bとの間の隙間V1に応じて、第1スライダ16の支持部材33または第2スライダ17の支持部材53が伸縮することにより、各ローラ(縦ローラ31,51または横ローラ32)の位置が自動的に調整される。そのため、各ローラの取付位置を手動で微調整する必要がない。したがって、本ボーディングブリッジ1によれば、加工作業の手間を軽減することができる。
なお、本ボーディングブリッジ1では、皿バネ37,41,57を用いているため、簡単な構成により支持部材33および支持部材53を上下または左右方向に伸縮自在に形成することが可能となる。しかし、支持部材33および支持部材53を伸縮自在にするために皿バネの他、ゴム等、いかなる弾性体を用いてもよい。また、弾性体でなく、ピストンシリンダ等を用いても上述のような効果を得ることが可能である。
本ボーディングブリッジ1では、小さなスペースで大きな力を発揮する皿バネ37,41,57を用いることにより支持部材33,53を上下または左右方向に伸縮自在に形成している。そのため、支持部材33,53の小型化を図ることができる。また、これにより、第1トンネル3aと第2トンネル3bとの隙間V1を狭めることが可能となる。そのため、トンネル部3自体の小型化を図ることも可能となる。また、皿バネは高さや厚みの変更が容易であるため、トンネル部3を構成する材料に応じて、支持部材33,53の伸縮の度合を容易に変更することが可能となる。
なお、本ボーディングブリッジ1において、皿バネ37,41,57が必要以上に縮むと、第1トンネル3aおよび第2トンネル3bが上下方向または左右方向に揺動してしまうことが懸念される。しかし、本ボーディングブリッジ1では、皿バネ37,57が所定長さ縮むと、セットブロック38の突出部38bは支持ブロック34に当接し、セットブロック58の突出部58bは支持ブロック54に当接する。これにより、皿バネ37,57は、突出部38b,58bにより、必要以上に縮まないように規制される。また、皿バネ41が所定長さ縮むと、アジャストボルト42の先端部42bが支持軸31s側のブロック34aに当接する。これにより、皿バネ41は、先端部42bにより、必要以上に縮まないように規制される。したがって、本ボーディングブリッジ1によれば、突出部38b,突出部58b,先端部42bが規制部材として機能することにより、第1トンネル3aまたは第2トンネル3bの揺動を抑制することができる。
また、本ボーディングブリッジ1では、アジャストボルト39,59によって、皿バネ37,57の最大伸縮長さを自在に調節することが可能となる。同様に、アジャストボルト42によって、皿バネ41の最大伸縮長さを自在に調節することが可能となる。そのため、例えば、ボーディングブリッジの製造工場内だけでなく、ボーディングブリッジの設置現場においても、これらの皿バネの伸縮長さを微調節することが可能となる。また、皿バネ等の経年変化があっても、皿バネの伸縮長さを適宜に調節することが可能となる。
本ボーディングブリッジ1では、第1〜第4スライダ16〜19のうち、隙間V1の上部に設けられた第1スライダ16の支持部材33および第2スライダ17の支持部材53のみが上下方向に伸縮自在に構成されており、隙間V1の下部に設けられた第3スライダ18の支持部材63および第4スライダ19の支持部材73(図2参照)は伸縮自在に構成されていない。ところで、隙間V1の上部に設けられた第1,第2スライダ16,17だけでなく、隙間V1の下部に設けられた第3,第4スライダ18,19の支持部材を伸縮自在に構成することは勿論可能である。しかし、隙間V1の上部または下部に設けられた第1〜第4スライダ16〜19のうち、一方側のスライダの支持部材のみを伸縮自在とすることで、スライド装置を備えたボーディングブリッジを、より容易に、かつ、安価に提供することができる。なお、隙間V1の下部に設けられた第3スライダ18の支持部材63および第4スライダ19の支持部材73のみを伸縮自在に構成することも勿論可能である。
また、本ボーディングブリッジ1では、第1スライダ16および第2スライダ17のうち、隙間V1の左部に設けられた第1スライダ16の支持部材33のみが左右方向に伸縮自在に構成されており、隙間V1の右部に設けられた第2スライダ17の支持部材53は左右方向に伸縮自在に構成されていない。ところで、隙間V1の左部に設けられたスライダ16だけでなく、隙間V1の右部に設けられたスライダ17の支持部材53を伸縮自在に構成することは勿論可能である。しかし、隙間V1の左部に設けられた第1スライダ16または右部に設けられた第2スライダ17のうち、一方側のスライダの支持部材のみを伸縮自在とすることで、スライド装置を備えたボーディングブリッジを、より容易に、かつ、安価に提供することができる。なお、隙間V1の右部に設けられた第2スライダ17の支持部材53のみを伸縮自在に構成することも勿論可能である。
また、本ボーディングブリッジ1では、第1スライダ16は、支持部材33により、縦ローラ31および横ローラ32を一体的に支持するように構成されていた。しかし、縦ローラ31と横ローラ32とは、別々の支持部材により別個に支持されることとしてもよい。また、第2スライダ17に関しても同様である。
さらに、本ボーディングブリッジ1では、隙間V1の下方かつ左隅および右隅部分には、横ローラを備えたスライダを設けていないが、隙間V1の下方かつ左隅および右隅に鉛直方向に延びる転送面を設け、この転送面を走行する横ローラを備えたスライダを設けてもよい。
また、本ボーディングブリッジ1では、第1スライダ16および第2スライダ17は、第2トンネル3bに取り付けられ、第3スライダ18および第4スライダ19は、第1トンネル3aに取り付けられていた。しかし、各スライダの取り付けは、この形態に限られない。よって、例えば、本実施形態とは逆に、つまり、第1スライダ16および第2スライダ17を第1トンネル3aに取り付け、第3スライダ18および第4スライダ19を第2トンネル3bに取り付けてもよい。この場合、転送面S1,S2,S3およびS4は第2トンネル3bに設けられ、転送面S5,S6は第1トンネル3aに設けられることになる。また、全てのスライダを第1トンネル3aまたは第2トンネル3bのいずれかに取り付けることとしてもよい。
なお、以上の説明では、第1スライド装置11による効果について述べているが、第2スライド装置21も第1スライド装置11と同様の効果を発揮し、第3トンネル3cを第2トンネル3bに対して滑らかにスライドさせることができる。
以上説明したように、本発明は、ボーディングブリッジについて有用である。
実施形態に係るボーディングブリッジの左側面である。 図1におけるA−A’断面図である。 第1トンネルの先端部付近を示す左側面図である。 第1スライダの側面断面図である。 第1スライダの正面断面図である。 第2スライダの正面断面図である。 第3スライダの正面断面図である。 (a)、(b)、(c)は、転送面寸法が異なる部分の各スライダを模式的に示した図である。 従来のボーディングブリッジのトンネル部の断面図である。
符号の説明
1 ボーディングブリッジ
3 トンネル部
3a 第1トンネル
3b 第2トンネル
3c 第3トンネル
11 第1スライド装置
16 第1スライダ(スライダ、上部スライダ、左部スライダ)
17 第2スライダ(スライダ、上部スライダ、右部スライダ)
18 第3スライダ(スライダ、下部スライダ)
19 第4スライダ(スライダ、下部スライダ)
21 第2スライド装置
31 縦ローラ(トンネルローラ)
32 横ローラ(トンネルローラ)
33 支持部材
34 支持ブロック(第1の支持体)
36 ガイド(第1の支持体)
37 皿バネ(第1の支持体)
38 セットブロック(第2の支持体、規制部材)
39 アジャストボルト(第2の支持体)

Claims (7)

  1. 第1の筒状体と、
    前記第1の筒状体を内包しまたは前記第1の筒状体に内包され、前記第1の筒状体にスライド自在に連結された第2の筒状体と、
    前記第1の筒状体に対する前記第2の筒状体のスライド移動を案内するスライド装置と、を備え、
    前記スライド装置は、
    前記第2の筒状体に取り付けられ、前記第2の筒状体の長手方向と交差する方向に伸縮自在な支持部材と、前記支持部材に支持されたトンネルローラと、を有するスライダと、
    前記第1の筒状体に形成され、前記第1の筒状体の長手方向に延びるとともに前記トンネルローラを案内する転送面と、
    を備えるボーディングブリッジ。
  2. 前記支持部材は、前記転送面と略直交する方向に伸縮する弾性体を有している、請求項1に記載のボーディングブリッジ。
  3. 前記弾性体は皿バネであり、
    前記支持部材は、
    一端部が前記トンネルローラを回転自在に支持し、他端部には前記皿バネを保持する凹部が設けられた第1の支持体と、
    一端部が前記第2の筒状体に取り付けられ、他端部が前記皿バネの弾性力を受けるように前記第1の支持体の凹部内で前記皿バネと当接する第2の支持体と、
    を備えている請求項2に記載のボーディングブリッジ。
  4. 前記皿バネには孔部が形成され、
    前記第2の支持体の前記他端部は、前記皿バネと当接する当接部と、前記当接部から突出して前記皿バネの孔部に挿入された突出部と、を有する規制部材によって形成され、
    前記規制部材は、前記第1の支持体の凹部の底面と前記規制部材の突出部との間に隙間が形成されるように配置されている、請求項3に記載のボーディングブリッジ。
  5. 前記第2の支持体の前記一端部は、前記第2の筒状体に固定され、前記規制部材の突出部と前記第1の支持体の凹部の底面との間の距離を調節するアジャストボルトによって形成されている、請求項4に記載のボーディングブリッジ。
  6. 第1の筒状体と、
    前記第1の筒状体を内包しまたは前記第1の筒状体に内包され、前記第1の筒状体にスライド自在に連結された第2の筒状体と、
    前記第1の筒状体に対する前記第2の筒状体のスライド移動を案内するスライド装置と、を備え、
    前記スライド装置は、
    前記第2の筒状体の内側側面の上端部または内側上面に取り付けられた支持部材と、前記支持部材に回転自在に支持されたトンネルローラと、を有する上部スライダと、
    前記第2の筒状体の内側側面の下端部または内側下面に取り付けられた支持部材と、前記支持部材に回転自在に支持されたトンネルローラと、を有する下部スライダと、
    前記第1の筒状体の外側に形成され、前記第1の筒状体の長手方向に延びるとともに前記上部スライダのトンネルローラを案内する上部転送面と、
    前記第1の筒状体の外側に形成され、前記第1の筒状体の長手方向に延びるとともに前記下部スライダのトンネルローラを案内する下部転送面と、
    を備え、
    前記上部スライダまたは前記下部スライダのうちいずれか一方の前記支持部材は、前記第2の筒状体の長手方向と交差する方向に伸縮する弾性体を有するボーディングブリッジ。
  7. 第1の筒状体と、
    前記第1の筒状体を内包しまたは前記第1の筒状体に内包され、前記第1の筒状体にスライド自在に連結された第2の筒状体と、
    前記第1の筒状体に対する前記第2の筒状体のスライド移動を案内するスライド装置と、を備え、
    前記スライド装置は、
    前記第2の筒状体内の左側面に取り付けられた支持部材と、前記支持部材に回転自在に支持されたトンネルローラと、を有する左部スライダと、
    前記第2の筒状体内の右側面に取り付けられた支持部材と、前記支持部材に回転自在に支持されたトンネルローラと、を有する右部スライダと、
    前記第1の筒状体に形成され、前記第1の筒状体の長手方向に延びるとともに前記左部スライダのトンネルローラを案内する左部転送面と、
    前記第1の筒状体に形成され、前記第1の筒状体の長手方向に延びるとともに前記右部スライダのトンネルローラを案内する右部転送面と、
    を備え、
    前記左部スライダまたは前記右部スライダのうちいずれか一方の前記支持部材は、前記第2の筒状体の長手方向と交差する方向に伸縮する弾性体を有するボーディングブリッジ。
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