JP5862734B1 - 直線駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スライダにおけるガタの発生を確実に防止することのできる直線駆動装置を提供する。【解決手段】リードスクリュー10およびガイドシャフト11と、それらに平行な走行面1dを有するベース1と、ガイドシャフトが貫通するガイド孔29とリードスクリューが螺合するナット28とを有しリードスクリューが回転することで軸線方向に直線移動するスライダ20とを有する直線駆動装置において、スライダにリードスクリューを中心とする円周方向に沿った回転付勢力RA、RBを付与する第1の与圧バネ35と、走行面とスライダとの間に走行自在に配され、スライダに加えられる回転付勢力を走行面に伝達してその反力を受け止める鋼球24とを備えている。【選択図】図2
Description
本発明は、モータの回転によりスライダを直線移動させる直線駆動装置に関するものである。
この種の直線駆動装置として、ステップモータ等のモータと、モータによって回転駆動されるリードスクリュー(送りねじ)と、リードスクリューと平行に配されたガイドシャフトと、リードスクリューおよびガイドシャフトを支持するベース(ケース)と、ガイドシャフトが貫通するガイド孔とリードスクリューが螺合するナットとを有し、上記リードスクリューが回転することにより、ガイドシャフトによって回転を阻止された状態でリードスクリューの軸線方向に沿って直線移動するスライダと、を備えたものが、例えば特許文献1などにおいて知られている。
ところで、この種の直線移動機構では、リードスクリューとナットとの間のクリアランスやガイドシャフトとガイド孔との間のクリアランスの影響で、スライダの動きにガタが生じることがあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、スライダにおけるガタの発生を確実に防止することのできる直線駆動装置を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、モータによって回転駆動されるリードスクリューと、上記リードスクリューに対して偏心した位置に上記リードスクリューと平行に配されたガイドシャフトと、上記リードスクリューおよびガイドシャフトの軸線方向に対して平行な走行面を有して上記リードスクリューおよびガイドシャフトを支持するベースと、上記ガイドシャフトが貫通するガイド孔と上記リードスクリューが螺合するナットとを有し、上記リードスクリューがその軸線回りに回転することにより、上記ガイドシャフトによって上記リードスクリューの軸線回りに回転を阻止されつつ移動方向に案内されて、上記リードスクリューおよびガイドシャフトの軸線方向に沿って直線移動するスライダとを有する直線駆動装置において、上記スライダに、上記リードスクリューまたはガイドシャフトを中心とする円周方向に沿った回転付勢力を付与する付勢手段と、上記ベースの走行面と上記スライダとの間に上記走行面の面方向に沿って走行自在に配され、上記付勢手段によって上記スライダに加えられる回転付勢力を上記走行面に伝達してその反力を受け止める転動体とを設けてなり、かつ上記スライダが、上記リードスクリューに螺合するナットおよび上記ガイドシャフトの貫通するガイド孔を有したスライダ本体と、このスライダ本体に対して上記円周方向またはその円周の接線方向に相対変位可能な可動部材とに分割され、上記スライダ本体と上記可動部材との間に、スライダ本体と可動部材を離間方向に付勢する上記付勢手段としての第1の予圧バネが圧縮状態で介装されており、上記スライダ本体と上記可動部材にそれぞれ上記転動体が装備されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の直線駆動装置において、上記スライダ本体または可動部材の一方にシリンダが形成されると共に他方にピストンが形成されて、上記シリンダに対して上記ピストンが上記接線方向に摺動自在に組み合わせられ、上記シリンダとピストンとの間に上記第1の予圧バネが介装されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の直線駆動装置において、上記ナットが、軸線方向に分割された2つの分割ナットよりなり、これら分割ナットの少なくとも一方に、第2の予圧バネによって、2つの分割ナット間の軸線方向距離を調節する予圧が付与されていることを特徴とするものである。
請求項1〜3のいずれかに記載の発明によれば、リードスクリューおよびガイドシャフトの軸線方向と直交する平面内における、リードスクリューとナットの噛み合い部のクリアランスやガイドシャフトとガイド孔との間のクリアランスによるスライダのガタを抑制することができる。例えば、リードシャフトおよびガイドシャフトの軸線方向に垂直な平面内において上記走行面に垂直な方向をX方向、同平面内において走行面に平行な方向をY方向とするとき、スライダに付与された回転付勢力に対し、転動体に走行面から作用する反力は、走行面に垂直なX方向を指向する。転動体は走行面を自在に走行することで、スライダの移動を案内するので、転動体には走行面に垂直な方向の反力しか作用しないからである。従って、リードスクリューとナットの噛み合い部やガイドシャフトとガイド孔との間のX方向のガタは、このX方向の反力によって抑制される。
次に、スライダに付与された回転付勢力に対し、リードスクリューまたはガイドシャフトからスライダに作用する反力は、リードスクリューの中心とガイドシャフトの中心を結ぶ線分がY方向に沿った走行面に対して傾斜または垂直をなしている(Y方向に平行でない)と、少なくともY方向の力成分を持つ方向を指向することになる。従って、リードスクリューとナットの噛み合い部やガイドシャフトとガイド孔との間のY方向のガタは、このY方向の力成分によって抑制される。即ち、スライダは、X方向にもY方向にも回転付勢力に対する反力を受けるようになっているので、X−Y平面(リードシャフトおよびガイドシャフトの軸線方向に垂直な平面)内でのスライダのガタ(ラジアル方向のガタ)を抑制することができる。
また、スライダ本体と可動部材との間に介装した第1の予圧バネによって、スライダ本体と可動部材との間に、リードスクリューまたはガイドシャフトを中心とする円周方向に沿った回転付勢力を付与することができ、その回転付勢力によって、スライダ本体および可動部材にそれぞれ装備した転動体をベースの走行面に対して押圧させることができ、走行面から転動体が受けた走行面に垂直な方向の反力をスライダに伝えることができる。
さらに、請求項2に記載の発明によれば、シリンダとピストンとの間に介在させた第1の予圧バネによって、スライダ本体と可動部材との間に、リードスクリューまたはガイドシャフトを中心とする円周方向に沿った回転付勢力を簡単に付与することができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、リードスクリューおよびガイドシャフトの軸線方向における、リードスクリューとナットの噛み合い部のクリアランス(雄ねじと雌ねじ間のバックラッシュ)によるガタを抑制すことができる。例えば、X方向およびY方向に垂直な方向をZ方向とするとき、2つの分割ナット間に第2の予圧バネによってZ方向(軸線方向)の予圧を掛けることで、2つの分割ナットを離間方向または接近方向に相対的に微小移動させることができ、それにより、リードスクリュー側の雄ねじとナット側の雌ねじ間のZ方向のクリアランスを吸収することができ、リードスクリューの軸線方向であるZ方向のガタ(スラスト方向のガタ)を抑制することができる。
以下、図面に基づいて、本発明の一実施形態を説明する。
この直線駆動装置は、図1および図2(a)に示すように、ベース1と、ベース1に取り付けられたステップモータ2と、ステップモータ2によって回転駆動されるリードスクリュー10と、リードスクリュー10に対して偏心した位置にリードスクリュー10と平行に配されたガイドシャフト11と、ガイドシャフト11が貫通するガイド孔29とリードスクリュー10が螺合するナット28とを有し、リードスクリュー10がその軸線回りに回転することにより、ガイドシャフト11によってリードスクリュー10の軸線回りに回転阻止されつつ移動方向に案内されて、リードスクリュー10およびガイドシャフト11の軸線方向に沿って直線移動するスライダ20と、を有している。
この直線駆動装置は、図1および図2(a)に示すように、ベース1と、ベース1に取り付けられたステップモータ2と、ステップモータ2によって回転駆動されるリードスクリュー10と、リードスクリュー10に対して偏心した位置にリードスクリュー10と平行に配されたガイドシャフト11と、ガイドシャフト11が貫通するガイド孔29とリードスクリュー10が螺合するナット28とを有し、リードスクリュー10がその軸線回りに回転することにより、ガイドシャフト11によってリードスクリュー10の軸線回りに回転阻止されつつ移動方向に案内されて、リードスクリュー10およびガイドシャフト11の軸線方向に沿って直線移動するスライダ20と、を有している。
図1および図3(a)に示すように、ベース1は、帯板状のベース本体1aの長手方向の基端と先端にフランジ1b、1cを折り曲げ形成したものであり、ベース1の基端側のフランジ1bの外側にステップモータ2が固定されている。ベース本体1aの上面は、リードスクリュー10およびガイドシャフト11の軸線方向に対して平行な走行面1dとなっている。
また、リードスクリュー10は、ステップモータ2の回転軸の延長上に一体形成されており、先端が、ベース1の先端側のフランジ1cにラジアル−スラスト軸受15を介して回転自在に支持されている。また、ガイドシャフト11は、リードスクリュー10に対して偏心した位置である斜め上方に配置されており、両端が、ベース1の基端側のフランジ1bと先端側のフランジ1cとに固定されている。
ここでは、リードシャフト10およびガイドシャフト11の軸線方向に垂直な平面内において上記走行面1dに垂直な方向をX方向、同平面内において走行面1dに平行な方向をY方向、X方向およびY方向に垂直な方向、つまり、リードシャフト10およびガイドシャフト11の軸線方向をZ方向として、以下の説明を行う。
ガイドシャフト11がリードスクリュー10の斜め上側に配置されていることで、リードスクリュー10の中心軸線とガイドシャフト11の中心軸線とを結ぶ線分Sは、X−Y平面内において、Y方向に対して30°から60°程度傾斜している。つまり、上記線分Sは、Y方向に対して平行とはなっていず、その条件を満たす位置に、走行面1dに対するリードスクリュー10とガイドシャフト11の位置が定められている。
スライダ20には、図2(a)、(b)に示すように、リードスクリュー10を中心とする円周方向に沿った回転付勢力を付与する第1の予圧バネ(付勢手段)35が組み込まれている。また、ベース1の走行面1dとスライダ20との間には、走行面1dの面方向に沿って走行自在とされた鋼球(転動体)24が設けられている。鋼球24は、走行面1dの面方向に沿った全方向に転動自在に装備されており、第1の予圧バネ35によって、スライダ20に加えられる回転付勢力を走行面1dに伝達してその反力を受け止める機能を果たす。
スライダ20は、リードスクリュー10に螺合するナット28およびガイドシャフト11の貫通するガイド孔29を有したスライダ本体21と、スライダ本体21に対して円周方向またはその円周の接線方向に相対変位可能な可動部材30とに分割されている。スライダ20には、リードスクリュー10を挟んだY方向両側に位置させて、2つの脚部22、23が設けられており、スライダ本体21には、スライダ20の一方の脚部22が設けられ、可動部材30には、スライダ20の他方の脚部23が設けられている。そして、各脚部22、23の下端に鋼球24が全方向回転自在に装備されている。
スライダ本体21のガイドシャフト11が位置する側と反対側の肩部にはシリンダ25が形成されている。また、可動部材30には、シリンダ25に対応させてピストン31が形成されている。そして、シリンダ25に対してピストン31が、リードスクリュー10を中心とする円周の接線方向に摺動自在に組み合わせられている。つまり、シリンダ25の内周面25aに、ピストン31の外周面31aが摺動自在に嵌合されている。この場合の接線方向は、X方向およびY方向に対して斜め45°近辺の角度に設定されている。
ピストン31の内部にはバネ収容空間32が設けられており、シリンダ25の内底部25aに突設した柱部27が、バネ収容空間32の内部に環状隙間をあけて挿入されている。そして、その環状隙間に圧縮コイルバネよりなる第1の予圧バネ35が収容され、この第1の予圧バネ35の両端が、シリンダ25の内底部25aとピストン31のバネ収容空間32の内底部に押圧することで、シリンダ25とピストン31が力FA、FBで離間方向に付勢されている。このように、力FA、FBで、シリンダ25とピストン31が付勢されることで、スライダ本体21と可動部材30には、図2(a)に矢印RA、RBで示すような、リードスクリュー10を中心とする回転付勢力が付与されている。
また、図3(a)、(b)に示すように、リードスクリュー10の外周に螺合するナット28は、リードスクリュー10の軸線方向(Z方向)に分割された2つの分割ナット28a、28bよりなる。これら分割ナット28a、28bは、スライダ本体21の軸線方向に貫通した凹部28dに嵌め込まれており、これらのうちの一方の分割ナット28aは、凹部28dの内壁に突設した保持壁28e、28fに挟まれて軸線方向に移動しないように保持されている。また、他方の分割ナット28bは、軸線方向に移動できるように凹部28dに収容されている。
そして、一方の分割ナット28aまたは保持壁28fと他方の分割ナット28bとの間に、圧縮コイルバネよりなる第2の予圧バネ40が介装され、この第2の予圧バネ40によって、2つの分割ナット28a、28b間には、分割ナット28a、28b間の軸線方向(Z方向)の距離を離間方向に拡げる予圧が付与されている。
次に、上記構成からなる直線駆動装置の作用を説明する。
この直線駆動装置では、スライダ本体21側のシリンダ25と可動部材30側のピストン31との間に介装した第1の予圧バネ35の付勢力FA、FBによって、スライダ本体21と可動部材30との間に、リードスクリュー10を中心とする円周方向に沿った回転付勢力RA、RBを付与することができる。そして、その回転付勢力RA、RBによって、スライダ本体21側の脚部22の下端、および、可動部材30側の脚部23の下端それぞれ装備した鋼球24を、ベース1の走行面1dに対して押圧させることができる。従って、走行面1dから鋼球24が受けた走行面1dに垂直な方向(X方向)の反力NA、NBをスライダ20に伝えることができる。その理由は、鋼球24は、走行面1dを全方向に自在に走行することで、スライダ20の移動を案内するので、鋼球24には走行面1dに垂直な方向(X方向)の反力しか作用しないからである。
この直線駆動装置では、スライダ本体21側のシリンダ25と可動部材30側のピストン31との間に介装した第1の予圧バネ35の付勢力FA、FBによって、スライダ本体21と可動部材30との間に、リードスクリュー10を中心とする円周方向に沿った回転付勢力RA、RBを付与することができる。そして、その回転付勢力RA、RBによって、スライダ本体21側の脚部22の下端、および、可動部材30側の脚部23の下端それぞれ装備した鋼球24を、ベース1の走行面1dに対して押圧させることができる。従って、走行面1dから鋼球24が受けた走行面1dに垂直な方向(X方向)の反力NA、NBをスライダ20に伝えることができる。その理由は、鋼球24は、走行面1dを全方向に自在に走行することで、スライダ20の移動を案内するので、鋼球24には走行面1dに垂直な方向(X方向)の反力しか作用しないからである。
即ち、スライダ本体21および可動部材30に付与された回転付勢力RA、RBに対し、鋼球24に走行面1dから作用する反力NA、NBは、走行面1dに垂直なX方向を指向することになる。従って、その結果、リードスクリュー10とナット28の噛み合い部やガイドシャフト11とガイド孔29との間のX方向のガタは、このX方向の反力NA、NBによって抑制することができる。
また、スライダ本体21および可動部材30に付与された回転付勢力RA、RBに対し、ガイドシャフト11からスライダ本体21に作用する反力NCは、リードスクリュー10の中心とガイドシャフト11の中心を結ぶ線分SがY方向に沿った走行面1dに対して傾斜している(つまりY方向に平行でない)ことから、少なくともX方向と直交するY方向の力成分を持った方向を指向することになる。そのため、リードスクリュー10とナット28の噛み合い部やガイドシャフト11とガイド孔29との間のY方向のガタは、このY方向の力成分によって抑制することができる。
このように、スライダ本体21および可動部材30は、X方向にもY方向にも回転付勢力RA、RBに対する反力NA、NB、NCを受けるようになっているので、X−Y平面内でのスライダ20のガタを抑制することができる。
また、スラスト方向(Z方向)については、2つの分割ナット28a、28b間に第2の予圧バネ40によってZ方向(軸線方向)の予圧を掛けることで、2つの分割ナット28a、28bを離間方向に相対的に微小移動させることができるので、それにより、リードスクリュー10側の雄ねじとナット28側の雌ねじ間のZ方向のクリアランス(バックラッシュ)を吸収することができ、スライダ20のZ方向のガタを抑制することができる。
なお、上記実施形態では、スライダ本体21側にシリンダ25が形成され、可動部材30側にピストンが形成されていたが、この逆に、スライダ本体21側にピストンが形成され、可動部材30側にシリンダが形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、リードスクリュー10の中心軸線とガイドシャフト11の中心軸線とを結ぶ線分Sが、ベース1の走行面1dに対して、X−Y平面内で30°から60°程度傾斜している場合を示したが、上記線分Sが、Y方向に対し垂直になっていれもよい。つまり、X方向に一致していてもよい。
また、上記実施形態では、第1の予圧バネ35によるシリンダ25とピストン31の付勢方向を、リードスクリュー10を中心とする円周の接線方向に設定した場合を示したが、ガイドシャフト11を中心とする円周の接線方向に設定してもよい。そうすると、スライダ本体21と可動部材30には、ガイドシャフト11を中心とする円周方向の回転付勢力が作用することになる。
また、上記実施形態では、2つの分割ナット28a、28bに対して第2の予圧バネ40で予圧を付与する方向を、2つの分割ナット28a、28bが離間する方向に設定したが、予圧バネ40を分割ナット28bの外側に配置するなどして、2つの分割ナット28a、28bが接近する方向に設定してもよい。
1 ベース
1d 走行面
2 ステップモータ
10 リードスクリュー
11 ガイドシャフト
20 スライダ
21 スライダ本体
24 鋼球(転動体)
25 シリンダ
28 ナット
28a,28b 分割ナット
29 ガイド孔
30 可動部材
31 ピストン
35 第1の予圧バネ(付勢手段)
40 第2の予圧バネ
FA,FB 付勢力
RA,RB 回転付勢力
NA,NB,NC 反力
1d 走行面
2 ステップモータ
10 リードスクリュー
11 ガイドシャフト
20 スライダ
21 スライダ本体
24 鋼球(転動体)
25 シリンダ
28 ナット
28a,28b 分割ナット
29 ガイド孔
30 可動部材
31 ピストン
35 第1の予圧バネ(付勢手段)
40 第2の予圧バネ
FA,FB 付勢力
RA,RB 回転付勢力
NA,NB,NC 反力
Claims (3)
- モータによって回転駆動されるリードスクリューと、上記リードスクリューに対して偏心した位置に上記リードスクリューと平行に配されたガイドシャフトと、上記リードスクリューおよびガイドシャフトの軸線方向に対して平行な走行面を有して上記リードスクリューおよびガイドシャフトを支持するベースと、上記ガイドシャフトが貫通するガイド孔と上記リードスクリューが螺合するナットとを有し、上記リードスクリューがその軸線回りに回転することにより、上記ガイドシャフトによって上記リードスクリューの軸線回りに回転を阻止されつつ移動方向に案内されて、上記リードスクリューおよびガイドシャフトの軸線方向に沿って直線移動するスライダと、を有する直線駆動装置において、
上記スライダに、上記リードスクリューまたはガイドシャフトを中心とする円周方向に沿った回転付勢力を付与する付勢手段と、上記ベースの走行面と上記スライダとの間に上記走行面の面方向に沿って走行自在に配され、上記付勢手段によって上記スライダに加えられる回転付勢力を上記走行面に伝達してその反力を受け止める転動体とを設けてなり、
かつ上記スライダが、上記リードスクリューに螺合するナットおよび上記ガイドシャフトの貫通するガイド孔を有したスライダ本体と、このスライダ本体に対して上記円周方向またはその円周の接線方向に相対変位可能な可動部材とに分割され、上記スライダ本体と上記可動部材との間に、スライダ本体と可動部材を離間方向に付勢する上記付勢手段としての第1の予圧バネが圧縮状態で介装されており、上記スライダ本体と上記可動部材にそれぞれ上記転動体が装備されていることを特徴とする直線駆動装置。 - 上記スライダ本体または可動部材の一方にシリンダが形成されると共に他方にピストンが形成されて、上記シリンダに対して上記ピストンが上記接線方向に摺動自在に組み合わせられ、上記シリンダとピストンとの間に上記第1の予圧バネが介装されていることを特徴とする請求項1に記載の直線駆動装置。
- 上記ナットが、軸線方向に分割された2つの分割ナットよりなり、これら分割ナットの少なくとも一方に、第2の予圧バネによって、2つの分割ナット間の軸線方向距離を調節する予圧が付与されていることを特徴とする請求項1または2に記載の直線駆動装置。
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