JP2015087699A - 駆動装置、及び光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】転動体によって転動支持された可動部材を送りねじ軸で駆動する駆動装置において、部品点数を増やすことなく、がたつきの発生防止と摺動摩擦の低減を実現する仕組みを提供する。【解決手段】駆動装置は、案内部1011を有する固定部材101と、案内部1011に対向する案内部1021を有し、案内部1021,1011の間に配置される複数の転動体1052の転動を介して固定部材101に案内されて移動する可動部材102と、可動部材102に螺合し、駆動源により回転駆動されることで可動部材102を移動させる送りねじ軸103と、固定部材101と可動部材102との間に互いに接近する方向の付勢力を発生させて、この付勢力により、固定部材101と可動部材102との間に転動体1052を挟持するとともに、送りねじ軸103が螺合する可動部材102の部分を送りねじ軸103に向けて付勢する磁石103とを備える。転動体1052は、案内部1011に対して2点で接触し、案内部1021に対して2点で接触する。【選択図】図3

Description

本発明は、例えばデジタルカメラ等の光学機器のレンズ等を駆動するのに好適な駆動装置に関する。
デジタルカメラ等の光学機器では、焦点調節や画角の変更のためにレンズを光軸方向に駆動し、また、像振れ補正のためにレンズを光軸と直交する方向に駆動するものがある。この場合、レンズの駆動方式として、送りねじを用いた技術(特許文献1)や、ボールを利用して可動部を転動支持する技術(特許文献2)が提案されている。
しかし、上記特許文献1では、ガイド部材とレンズ保持部材との間に嵌合ガタが必要であるため、がたつきが発生して位置決め精度の高精度化に限界がある。また、レンズ保持部材はガイド部材に対して摺動しながら光軸方向に案内されるため、摺動摩擦が発生して省電力化にも限界がある。
一方、上記特許文献2では、ボールを利用して可動部を転動支持することで、がたつきの発生防止と摺動摩擦の低減を実現できる。しかし、駆動源としてボイスコイルモータを用いているため、駆動時だけでなく停止時に可動部の位置を保持するためにコイルに通電する必要がある。このため、可動部を長時間一定の位置に保持する用途には適さない。
そこで、従来、ボールによって転動支持された可動部材を送りねじ軸で駆動する駆動装置が提案されている。図9及び図10を参照して説明する。図9は従来の駆動装置の分解斜視図、図10は図9に示す駆動装置の組立体を送りねじ軸の軸方向から見た断面図である。
図9及び図10に示すように、駆動装置は、固定部材501、可動部材502、ステッピングモータ504、ボール5051〜5053、付勢部材506、スラスト軸受507、スラストばね508、リンク部材509、及び付勢部材510を備える。
ステッピングモータ504のモータ軸には、送りねじ軸503が取り付けられている。可動部材502は、V字状の断面を有して送りねじ軸503の軸方向に延びる案内部5021と、平面部5022とを有する。付勢部材506は、可動部材502と固定部材501との間にボール5051〜5053を挟持する付勢力を発生する。これにより、可動部材502は、案内部5021がボール5051,5052と2点で接触し、平面部5022がボール5053と1点で接触することで、送りねじ軸503の軸方向である進行方向と直交する方向にがたつきなく位置決めされる。
リンク部材509は、トーションばね等の付勢部材510によって付勢されることで、送りねじ軸503にがたつきなく螺合される。また、付勢部材510は、可動部材502の進行方向にも付勢力を有し、可動部材502に連結されたリンク部材509と可動部材502との間のがたつきも防止する。そして、ステッピングモータ504を駆動させて送りねじ軸503を回転させることで、送りねじ軸503の回転運動がリンク部材509を介して可動部材502の進行方向の直進運動に変化され、可動部材502が進行方向に沿って駆動される。
特開2010−243900号公報 特開平11-7051号公報
しかし、図9及び図10に示す駆動装置では、可動部材502と固定部材501との間にボール5051〜5053を挟持するための付勢部材506に加え、可動部材502とリンク部材509との間のがたつきを抑制するための付勢部材510が必要となる。このため、部品点数が増加して装置のコスト増を招く問題がある。
そこで、本発明は、転動体によって転動支持された可動部材を送りねじ軸で駆動する駆動装置において、部品点数を増やすことなく、がたつきの発生防止と摺動摩擦の低減を実現する仕組みを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の駆動装置は、第1の案内部を有する固定部材と、前記第1の案内部に対向する第2の案内部を有し、前記第2の案内部と前記第1の案内部との間に配置される複数の転動体の転動を介して前記固定部材に案内されて移動する可動部材と、前記可動部材に螺合し、回転することで前記可動部材を移動させる送りねじ軸と、前記送りねじ軸を回転させる駆動手段と、前記固定部材と前記可動部材との間に互いに接近する方向の付勢力を発生させて、前記付勢力により、前記固定部材と前記可動部材との間に前記複数の転動体を挟持するとともに、前記送りねじ軸が螺合する前記可動部材の部分を前記送りねじ軸に向けて付勢する付勢手段と、を備え、前記転動体は、前記第1の案内部に対して2点で接触し、前記第2の案内部に対して2点で接触することを特徴とする。
本発明によれば、転動体によって転動支持された可動部材を送りねじ軸で駆動する駆動装置において、部品点数を増やすことなく、がたつきの発生防止と摺動摩擦の低減を実現することができる。
本発明の第1の実施形態である駆動装置の分解斜視図である。 図1に示す駆動装置の組立体の斜視図である。 図2に示す駆動装置の送りねじ軸と直交する面内での断面図である。 図2に示す駆動装置の送りねじ軸の軸方向に沿う断面図である。 本発明の第2の実施形態である駆動装置の送りねじ軸と直交する面内での断面図である。 本発明の第3の実施形態である駆動装置の送りねじ軸と直交する面内での断面図である。 本発明の第4の実施形態であるレンズ駆動装置の分解斜視図である。 図7に示すレンズ駆動装置の組立体の斜視図である。 従来の駆動装置の分解斜視図である。 図9に示す従来の駆動装置の組立体を送りねじ軸の軸方向から見た断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態である駆動装置の分解斜視図である。図2は、図1に示す駆動装置の組立体の斜視図である。図3は、図2に示す駆動装置の送りねじ軸と直交する面内での断面図である。図4は、図2に示す駆動装置の送りねじ軸の軸方向に沿う断面図である。
図1乃至図4に示すように、本実施形態の駆動装置100は、固定部材101、可動部材102、ステッピングモータ104、ボール1051,1052、磁石106、スラスト軸受107、及びスラストばね108を有する。
ステッピングモータ104は、公知のステッピングモータで構成され、モータ軸には、送りねじ軸103が略同心に固定される。ステッピングモータ104の駆動により、送りねじ軸103が所定角度だけ回転駆動される。送りねじ軸103の雄ねじ部は、本実施形態では、台形ねじが用いられる(図4参照)。
固定部材101は、強磁性体の板金等により形成される。これにより、固定部材101に対して、ステッピングモータ104を固定することができるとともに、ステッピングモータ104と送りねじ軸103の軸方向に対向する位置にスラスト軸受107及びスラストばね108を保持することができる。固定部材101には、図1及び図3に示すように、V字形状の断面を有する2つの第1の案内部1011が送りねじ軸103の軸方向に沿って互いに離間して設けられる。また、固定部材101には、送りねじ軸103の軸方向に沿う穴形状の抜け止め部1012が設けられる。
可動部材102は、図3に示すように、V字形状の断面を有する第2の案内部1021が送りねじ軸103の軸方向に沿って設けられる。可動部材102の第2の案内部1021の幅方向の両側には、それぞれ腕部1023,1024が設けられる。腕部1023は、固定部材101の抜け止め部1012の側に配置され、腕部1024は、送りねじ軸103の側に配置される。
腕部1024の先端部の固定部材101の底面を向く面の反対側には、ナット部1022が設けられる。ナット部1022は、送りねじ軸103の雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を平面展開した形状であり、送りねじ軸103の雄ねじ部のリード角方向と平行に延びて配置される。可動部材102の腕部1023には、磁石106が固定部材101と対向して保持される。これにより、可動部材102と強磁性体の固定部材101との間に磁気吸引による互いに接近する方向の付勢力が発生する。
この磁石106による付勢力により、固定部材101の第1の案内部1011と可動部材102の第2の案内部1021との間に、複数の転動体の一例としてボール1051,1052が挟持される。また、この磁石106による付勢力により、ナット部1022を送りねじ軸103に押し付ける力が作用し、ナット部1022が送りねじ軸103に対してがたつくことなく螺合される。
また、可動部材102の腕部1023の先端部は、抜け止め部1012に挿入される。これにより、装置全体が衝撃を受けた際にボール1051,1052が第1の案内部1011と第2の案内部1021との間から脱落するのを防止するとともに、可動部材102が所定量以上に進行方向に駆動されることを規制する。
ボール1051,1052は、組立性の向上のために非磁性であることが望ましく、また、転がり摩擦の低減のために、硬度の高い材料を用いることが望ましい。ここで、ボール1051,1052は、上述したように、固定部材101と可動部材102との間に挟持された際、図3に示すように、それぞれ第1の案内部1011に対し2点で接触し、第2の案内部1021に対し2点で接触(合計4点接触)する。
これにより、可動部材102の進行方向(送りねじ軸103の軸方向)と直交する面内(図3に示す面内)での可動部材102の位置ががたつくことなく決められ、ボール1051,1052は、可動部材102の進行方向にのみ自由度を持つことになる。
スラスト軸受107及びスラストばね108は、送りねじ軸103をステッピングモータ104の側に付勢して、ステッピングモータ104に対する送りねじ軸103の軸方向のがたつきを防止する。
上記構成の駆動装置100においては、可動部材102は、磁石106による上述した付勢力により図3に矢印で示すボール1052の中心点周りのモーメントをもつ。したがって、ナット部1022が送りねじ軸103に当接するまで可動部材102が図の時計回り方向に回転することで、進行方向と直交する面内における可動部材102の位置が決まる。
このとき、上述したように、ボール1051,1052は、それぞれ第1の案内部1011に対し2点で接触し、第2の案内部1021に対し2点で接触するため、可動部材102の進行方向と直交する面内での位置ががたつくことなく決められる。
また、図3及び図4に示すように、磁石106による上述した付勢力により可動部材102に設けられたナット部1022が送りねじ軸103に押し付けられることで、送りねじ軸103に対する可動部材102の進行方向の位置ががたつくことなく決められる。
更に、ナット部1022が送りねじ軸103に当接することで、固定部材101に対する可動部材102の傾き角度が決められる。即ち、本実施形態では、固定部材101に対する可動部材102の傾き角度を0°(平行)としているが、ナット部1022の送りねじ軸103への当接位置を調整することで、固定部材101に対して可動部材102を所定角度傾けて配置することも可能になる。
そして、ステッピングモータ104を駆動して送りねじ軸103を回転させることにより、送りねじ軸103の回転運動が可動部材102の進行方向の直進運動に変化され、これにより、可動部材102を進行方向に沿って所定量移動させることができる。なお、可動部材102の進行方向における位置は、送りねじ軸103とナット部1022が螺合する位置によって決まる。従って、送りねじ軸103を1回転させるごとに、可動部材102は、送りねじ軸103の1ピッチだけ進行方向に移動することができる。
このように、本実施形態では、一つの付勢手段である磁石106を用いることで、可動部材102の進行方向、及び進行方向と直交する面内での位置をがたつくことなく決めることができる。即ち、可動部材102に対して、進行方向、及び進行方向と直交する方向に予圧が付与される。
また、本実施形態では、可動部材102をボール1051,1052を介して転動支持しているため、摺動支持する場合に比べて、発生する摩擦を大幅に低減することができる。これにより、可動部材102の位置決め精度を高くすることができ、駆動装置100の高効率化を達成することができる。
また、本実施形態では、2つのボール1051,1052を可動部材102の進行方向に並置して送りねじ軸103を可動部材102の進行方向と平行になるように配置している。このため、磁石106によるボール1052の中心点周りの可動部材102のモーメントにばらつきが少なく、ナット部1022を安定して送りねじ軸103に当接させることができる。
更に、本実施形態では、固定部材101の第1の案内部1011及び可動部材102の第1の案内部1021は、それぞれ可動部材102の進行方向と平行に配置される。このため、ボール1051,1052の転がり負荷が低減されて、可動部材102を進行方向に低負荷で駆動することが可能となる。これにより、駆動源であるステッピングモータ104から可動部材102に駆動力を効率的に伝達することができる。
以上説明したように、本実施形態では、ボール1051,1052によって転動支持された可動部材102を送りねじ軸103で駆動する駆動装置100において、部品点数を増やすことなく、がたつきの発生防止と摺動摩擦の低減を実現することができる。これにより、装置全体の小型化や低コスト化を図ることが可能となる。
なお、本実施形態では、送りねじ軸103を回転駆動する駆動源としてステッピングモータを例示したが、これに限定されず、ブラシモータやコアレスモータなどの公知の駆動源を用いてもよい。
また、本実施形態では、付勢手段として、付勢力及び付勢方向の安定化を目的として磁石106により強磁性体である固定部材101との間に作用する磁力を利用したが、これに限定されず、静電力やばねによる付勢力を利用してもよい。
(第2の実施形態)
次に、図5を参照して、本発明の第2の実施形態である駆動装置を説明する。図5は、本発明の第2の実施形態である駆動装置の送りねじ軸と直交する面内での断面図である。なお、上記第1の実施形態に対して重複又は相当する部分については、符号を流用するとともに図に同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態の駆動装置200は、固定部材201、可動部材202、送りねじ軸103、ステッピングモータ104、ボール1051,1052、磁石106、スラスト軸受107、及びスラストばね108を備える。
図5に示すように、本実施形態では、上記第1の実施形態に対して、固定部材201の第1の案内部1011及び可動部材202の第2の案内部1021が抜け止め部1012側に配置され、磁石106が送りねじ軸103とボール1052との間に配置される。また、送りねじ軸103は、可動部材202の下方に配置され、これに伴い、ナット部1022が、磁石106と同様に、可動部材202の固定部材201の底面を向く側に配置される。
これにより、磁石106は、固定部材201と可動部材202との間にボール1051,1052を挟持する力を発生するだけでなく、可動部材202に対してボール1052を中心軸とするモーメントを発生させる。このモーメントにより、可動部材202に設けられたナット部1022を送りねじ軸103に当接させることができる。その他の構成、及び作用効果は、上記第1の実施形態と同様である。
(第3の実施形態)
次に、図6を参照して、本発明の第3の実施形態である駆動装置を説明する。図6は、本発明の第3の実施形態である駆動装置の送りねじ軸と直交する面内での断面図である。なお、上記第1の実施形態に対して重複又は相当する部分については、符号を流用するとともに図に同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態の駆動装置300は、固定部材301、可動部材302、送りねじ軸103、ステッピングモータ104、ボール1051,1052、磁石106、スラスト軸受107、及びスラストばね108を備える。
図6に示すように、本実施形態では、上記第2の実施形態と同様に、上記第1の実施形態に対して、固定部材301の第1の案内部1011及び可動部材302の第2の案内部1021が抜け止め部1012側に配置される。但し、送りねじ軸103は、磁石106とボール1052との間に配置される。送りねじ軸103は、上記第2の実施形態と同様に、可動部材302の下方に配置され、これに伴い、ナット部1022が、磁石106と同様に、可動部材302の固定部材301の底面を向く側に配置される。
これにより、磁石106は、固定部材301と可動部材302との間にボール1051,1052を挟持する力を発生するだけでなく、可動部材302に対してボール1052を中心軸とするモーメントを発生させる。このモーメントにより、可動部材302に設けられたナット部1022を送りねじ軸103に当接させることができる。その他の構成、及び作用効果は、上記第1の実施形態と同様である。
なお、上記第1〜第3の実施形態では、所定のスペース内に配置できる磁石106とボール1051,1052との投影距離、及び送りねじ軸103とボール1051,1052との投影距離が異なる。(磁石とボールとの投影距離)/(送りねじ軸とボールとの投影距離)の値が大きいほど、磁石106によってナット部1022を送りねじ軸103に当接させる力の倍力効果が高まり、磁力の弱い磁石でも十分な付勢力を作用させることができる。一方、(磁石とボールとの投影距離)の値が小さいほど、磁石と固定部材との間の距離に誤差が生じにくく、付勢力を安定させることができる。
(第4の実施形態)
次に、図7及び図8を参照して、本発明の第4の実施形態であるレンズ駆動装置を説明する。図7は、本発明の第4の実施形態であるレンズ駆動装置の分解斜視図である。図8は、図7に示すレンズ駆動装置の組立体の斜視図である。なお、上記第1の実施形態に対して重複又は相当する部分については、符号を流用するとともに図に同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態のレンズ駆動装置400は、固定部材401、可動部材402、送りねじ軸103、ステッピングモータ104、ボール1051,1052、磁石106、スラスト軸受107、及びスラストばね108を備える。
図7及び図8に示すように、本実施形態では、上記第1の実施形態に対して、固定部材401の第1の案内部1011及び可動部材402の第2の案内部1021が抜け止め部1012側に配置される。また、磁石106が送りねじ軸103とボール1052との間に配置される。送りねじ軸103は、可動部材402の下方に配置され、これに伴い、ナット部1022が、磁石106と同様に、可動部材402の固定部材401の底面を向く側に配置される。
本実施形態の可動部材402は、第2の案内部1021とナット部1022との間に調節レンズ4024を保持するレンズ保持部4021を有し、レンズ保持部4021の底面に磁石106が配置される。
調節レンズ4024は、結像光学系の一部もしくは全部を構成する。調節レンズ4024は、その光軸が可動部材402の進行方向と平行に配置され、送りねじ軸103を回転させることで、可動部材402と一体に光軸方向に移動させることができる。これにより、調節レンズ4024を結像光学系の焦点調節や画角調節に用いることができる。その他の構成、及び作用効果は、上記第1の実施形態と同様である。
なお、本発明の構成は、上記各実施形態に例示したものに限定されるものではなく、材質、形状、寸法、形態、数、用途、配置箇所等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
また、上記各実施形態の駆動装置は、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ及び銀塩スチルカメラ等の撮像装置や双眼鏡、望遠鏡及びフィールドスコープ等の観察装置を含む光学機器に搭載することができる。
101 固定部材
1011 第1の案内部
102 可動部材
1021 第2の案内部
1022 ナット部
103 送りねじ軸
104 ステッピングモータ
1051 ボール
1052 ボール
106 磁石

Claims (10)

  1. 第1の案内部を有する固定部材と、
    前記第1の案内部に対向する第2の案内部を有し、前記第2の案内部と前記第1の案内部との間に配置される複数の転動体の転動を介して前記固定部材に案内されて移動する可動部材と、
    前記可動部材に螺合し、回転することで前記可動部材を移動させる送りねじ軸と、
    前記送りねじ軸を回転させる駆動手段と、
    前記固定部材と前記可動部材との間に互いに接近する方向の付勢力を発生させて、前記付勢力により、前記固定部材と前記可動部材との間に前記複数の転動体を挟持するとともに、前記送りねじ軸が螺合する前記可動部材の部分を前記送りねじ軸に向けて付勢する付勢手段と、を備え、
    前記転動体は、前記第1の案内部に対して2点で接触し、前記第2の案内部に対して2点で接触することを特徴とする駆動装置。
  2. 前記第1の案内部、及び前記第2の案内部は、前記送りねじ軸の軸方向と平行な方向に沿って配置されることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記送りねじ軸は、前記可動部材の前記固定部材の前記第1の案内部を向く面の反対側で前記可動部材に螺合し、前記付勢手段との間に前記転動体を挟む位置に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の駆動装置。
  4. 前記送りねじ軸は、前記可動部材の前記固定部材の前記第1の案内部を向く側で前記可動部材に螺合し、前記転動体との間に前記付勢手段を挟む位置に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の駆動装置。
  5. 前記送りねじ軸は、前記可動部材の前記固定部材の前記第1の案内部を向く側で前記可動部材に螺合し、前記転動体と前記付勢手段との間に挟まれる位置に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の駆動装置。
  6. 前記可動部材の前記送りねじ軸が螺合する部分は、前記送りねじ軸の雄ねじ部が螺合する雌ねじ部を平面展開した形状であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の駆動装置。
  7. 前記可動部材は、レンズを保持するレンズ保持部を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の駆動装置。
  8. 前記第1の案内部、及び前記第2の案内部は、それぞれV字形状の断面を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の駆動装置。
  9. 前記付勢手段の付勢力は、磁石による磁力であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の駆動装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の駆動装置を備える光学機器。
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