JP2016224143A - 駆動ユニット及び電子機器 - Google Patents

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Kaori Hiruta
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Abstract

【課題】小型化、低コスト化を図りつつ移動体を安定して移動すること
【解決手段】移動レンズ枠2、モータ12、駆動力出力部20、連結部を有するレンズ駆動ユニット101を提供する。連結部は、移動レンズ枠に固定された第1のボール受け板5、磁石8、バックヨーク9と、駆動力出力部に固定された第2のボール受け板6と、その間に挟まれたボール7と、を有する。第1、第2のボール受け部、ボール7、エアーギャップAirG1は、磁石8からの磁束が通る磁気回路を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、駆動ユニット及び電子機器に関する。
特許文献1は、光軸方向に移動可能なレンズ枠と、モータのリードスクリューに螺合するナット体と、を磁着保持した球体を介して連結するレンズ移動機構を開示している。ナット体には磁性体が配置され、レンズ枠には永久磁石が配置され、両者の磁気吸引力により磁性体から成る球体を挟み込む。
特開2009−163017号公報
特許文献1の連結部の構成では、磁束の通路が閉回路を構成しておらず、磁気吸引力が弱い。磁気吸引力のみによる連結では、重いレンズ枠(移動体)に対して永久磁石を大きくしたり、材質を変更したりする等の対策が必要であり、小型化、低コスト化に不利である。
本発明は、小型化、低コスト化を図りつつ移動体を安定して移動することが可能な駆動ユニットおよび電子機器を提供することを例示的な目的とする。
本発明の駆動ユニットは、移動体と、駆動源と、該駆動源によって移動される駆動力出力部と、前記移動体を前記駆動力出力部に連結する連結部と、を有する駆動ユニットであって、前記連結部は、前記移動体と前記駆動力出力部の一方に固定された第1のボール受け部材と、前記移動体と前記駆動力出力部の他方に固定された第2のボール受け部材と、前記第1のボール受け部材と前記第2のボール受け部材に挟まれたボールと、を有し、前記第1のボール受け部材と前記第2のボール受け部材と前記ボールのうち少なくとも一つは第1の磁石を含み、前記第1のボール受け部材と前記第2のボール受け部材と前記ボールは、前記第1の磁石からの磁束が通る磁気回路を形成することを特徴とする。
本発明によれば、小型化、低コスト化を図りつつ移動体を安定して移動することが可能な駆動ユニットおよび電子機器を提供することができる。
本発明に係るレンズ駆動ユニットの斜視図である。(実施例1) 図1に示すレンズ駆動ユニットの分解斜視図である。(実施例1) 図1に示すレンズ駆動ユニットの分解斜視図である。(実施例1) 図1に示すレンズ駆動ユニットの側面図である。(実施例1) 図4に示す波線部100のA−A線に沿った拡大断面図である。(実施例1) 図4に示すB−B線に沿った拡大断面図である。(実施例1) 図1に示すレンズ駆動ユニットの斜視図である。(実施例1) 本発明に係るレンズ駆動ユニットの斜視図である。(実施例2) 図8に示すレンズ駆動ユニットの分解斜視図である。(実施例2) 図8に示すレンズ駆動ユニットの分解斜視図である。(実施例2) 図8に示すレンズ駆動ユニットの側面図である。(実施例2) 図11に示す波線部200のC−C線に沿った拡大断面図である。(実施例2) 図11に示すD−D線に沿った拡大断面図である。(実施例2) 本発明に係るレンズ駆動ユニットの斜視図である。(実施例3) 図14に示すレンズ駆動ユニットの分解斜視図である。(実施例3) 図14に示すレンズ駆動ユニットの分解斜視図である。(実施例3) 図14に示すレンズ駆動ユニットの側面図である。(実施例3) 図17に示す波線部300のE−E線に沿った拡大拡大図である。(実施例3) 図17に示すF−F線に沿った拡大断面図である。(実施例3) 図14に示すレンズ駆動ユニット側面図である。(実施例3) 図20に示す波線部300のG−G線に沿った拡大断面図である。(実施例3) 図17に示すH−H線に沿った拡大断面図である。(実施例3)
磁束(線)は磁力線の束であり、閉回路を構成する磁束の通路は磁気回路(磁路)と呼ばれる。磁束または磁力線が通る領域が限定されていれば閉回路が形成される。例えば、一つの棒磁石のN極からS極にむかう磁力線の範囲は限定されないので、磁気回路を構成しない。磁気回路は、エアーギャップを含んでもよいし、含まなくてもよい。磁気によって接触している2つの部材を引き離す力を磁気吸着力、磁気吸着する2つの部材が引き合う力を磁気吸引力と呼ぶ。
本実施形態の駆動ユニットは、移動体と、駆動源(アクチュエータ)と、駆動源によって移動される駆動力出力部と、移動体を駆動力出力部に連結する連結部と、を有し、移動体を駆動源により連結部を介して移動させる。
移動体は、後述する実施例では、光学素子の一例であるレンズを保持したレンズ保持部材(光学素子保持部材)であり、駆動ユニットは光学機器に適用されるが、本発明はこれらに限定されるものではない。例えば、移動体はプリンタヘッドや計測部などでもよく、駆動ユニットは画像形成装置や計測装置等の電子機器に適用されてもよい。また、本実施形態の駆動ユニットは、移動体を所定の軸方向に沿って移動させてもよく、所定の軸方向の数は限定されない。
連結部は、移動体と駆動力出力部の一方に固定された第1のボール受け部材と、移動体と駆動力出力部の他方に固定された第2のボール受け部材と、第1、第2のボール受け部材に挟まれたボールと、を有する。第1、第2のボール受け部材とボールのうち少なくとも一つは磁石を含む。第1、第2のボール受け部材とボールは、磁石からの磁束が通る磁気回路を形成する。磁気回路はエアーギャップを含んでもよいし、含まなくてもよい。
かかるレンズ駆動ユニットによれば、移動体と駆動力出力部との間にはボール(球体)を介して両者を近づけようとする磁気吸引力(付勢力)が常に作用するため、駆動力出力部と駆動源にあるガタ、例えば、バックラッシュが除去又は軽減される。この結果、移動体の位置決め精度や応答精度が向上する。また、磁気回路によって磁石の磁気吸着力を有効に利用することができ、移動体が重くなっても小型化、低コスト化を維持したまま安定して移動体を移動させることができる。また、複数の磁気回路が形成されてもよい。これにより、移動体をより安定して移動させることができる。
駆動源は、DCモータ、ステッピングモータ、超音波モータ、ボイスコイルモータ等、限定されない。また、連結部に用いる磁石の着磁方向や極数も、磁気回路を構成できる限り、限定されない。
移動体は案内軸に沿って移動するように構成されている場合、磁気回路が含むエアーギャップに働く磁気吸引力によって移動体を案内軸に付勢してもよい。これによって、新たな付勢手段を設けることなく移動体を安定して移動することができる。即ち、ガタつきなく移動体を移動することができるので、位置精度が向上する。また、移動時の移動体と案内軸との衝突による騒音も抑えることができるので、例えば、電子機器が録音機能を有するカメラなどである場合にノイズが録音されることを防止することができる。このエアーギャップは、第1、第2のボール受け部材の間に形成され、ボールが配置される第1、第2のボール受け部材の間ではなく、ボールから第1のボール受け部材に入った磁束が第2のボール受け部材に入るためのエアーギャップであってもよい。
以下、本発明の実施例を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。各実施例において、光軸方向をX軸方向に、光軸と直交する2方向にY軸とZ軸と設定している。
以下、図1〜図7を参照して、本発明の実施例1によるレンズ駆動ユニット101について説明する。図1は、レンズ駆動ユニット101の斜視図である。図2は、図1と同様の方向から見たレンズ駆動ユニット101の分解斜視図である。図3は、図2とは異なる方向から見た分解斜視図である。図4は、レンズ駆動ユニット101の側面図である。図5は、図4に示す波線部100のA−A線に沿った拡大断面図であり、連結部の閉磁路を説明するための図である。図6は、図4に示すB−B線に沿った拡大断面図であり、移動レンズ枠2の付勢と、ボール7の脱落防止部2bについて説明するための図である。
レンズ駆動ユニット101は、デジタルスチルカメラ等に用いるレンズ鏡筒(光学機器)の内部に配置され、ズームレンズやフォーカスレンズ等のレンズを光軸方向に移動するレンズ駆動ユニットである。なお、ズームレンズは焦点距離を変更し、フォーカスレンズは焦点調節を行う。レンズ鏡筒は、撮像装置(光学機器)と一体であってもよい。また、本発明は、双眼鏡、顕微鏡、望遠鏡、液晶プロジェクタなど、他の光学機器にも適用することができる。これらの光学機器には、小型化の需要が特にあり、本発明を適用すると効果が特に大きい。
レンズ駆動ユニット101は、移動レンズ枠(移動体)2と、駆動部50と、駆動部50によって移動される駆動力出力部10と、移動レンズ枠2を駆動力出力部10に連結する連結部と、を有する。レンズ駆動ユニット101は、移動レンズ枠2を駆動部50により連結部と駆動力出力部10を介して移動させる。
移動レンズ枠2は、円筒形状の本体部と、本体部に固定されたスリーブ部2aと、U溝部2bと、本体部から外側に張り出した張り出し部25を有する。
本体部の内部で不図示のレンズを保持する。移動レンズ枠2が保持するレンズの光軸Oに平行かつ光軸Oに関して略対称に配置されたメインガイド軸3とサブガイド軸4は、移動レンズ枠2の移動を案内する案内軸として機能する。スリーブ部2aは、メインガイド軸3を回動可能に支持し、U溝部2dはサブガイド軸4を摺動可能に支持する。これにより、移動レンズ枠2は、メインガイド軸3とサブガイド軸4に、光軸Oと平行に移動可能に支持される。張り出し部25は、基部と、基部から延びるブロック形状のボール脱落防止部25d、25eを有する。基部には、ネジ穴25a、位置決めピン25b、25cが設けられている。
駆動部50は、駆動源にモータ12を有し、モータ12の出力軸は送りねじ13である。コの字板金14は、モータ12を保持し、送りねじ13を回転可能に支持し、不図示の固定部に固定されている。送りねじ13には、ラック10(駆動力出力部)のネジ部が係合し、ラック10は、コの字板金14に設けられたラックガイド軸11に回動可能に支持されている。モータ12が回転するとラック10が、ラックガイド軸11に沿ってX軸方向に直線移動する。移動レンズ枠2を移動させるために、駆動部50の駆動力出力部であるラック10を、連結部を用いて移動レンズ枠2に連結させる。
連結部には、磁性材料で形成された2枚の板状部材である、第1のボール受け板5と、第2のボール受け板6と、その間に配置され、磁性材料で形成されたボール7と、を有する。なお、第1のボール受け板5、第2のボール受け板6、ボール7は、後述する磁気回路が形成される部分が磁性材料から構成されていることが好ましい。
第1のボール受け板5は、ボール7と接する面と逆側に、磁石(第1の磁石)8と磁性材料で形成されたバックヨーク9を配置し、バックヨーク9はビス15によって移動レンズ枠2に固定されている。なお、ビス15は、バックヨーク9の穴部9dを貫通し、移動レンズ枠2の張り出し部25の穴部25aに挿入固定される。張り出し部25の位置決めピン25b、25cは、バックヨーク9の位置決め穴9d、9dにそれぞれ挿入される。第1のボール受け板5、磁石8およびバックヨーク9は、第1のボール受け部材として機能する。バックヨーク9は、基部からX軸方向に延びる曲げ部を有する。基部と曲げ部は平板形状を有し、曲げ部は、磁気回路の一部を形成する。
第2のボール受け板(第2のボール受け部材)6は、駆動力出力部であるラック10に、ビス16を用いて固定されている。なお、ビス16は、第2のボール受け板6の穴部6bを貫通し、ラック10の穴部10bに挿入固定される。ラック10の位置決めピン10a、10cは、第2のボール受け板6の位置決め穴6a、6cに挿入される。
磁石8は、厚み方向であるX軸方向に1極着磁されており、連結部は磁石8と磁性材料で構成され、X軸方向に接触している。磁気吸着力によって移動レンズ枠2に固定されたバックヨーク9と磁石8と第1のボール受け板5は、ボール7を介して、ラック10に固定された第2のボール受け板6に付勢される。なお、磁石は、第1のボール受け部材と第2のボール受け部材とボールのうち少なくとも一つが含んでいればよい。
このとき、バックヨーク9を用いず、第1のボール受け板金5を移動レンズ枠2に固定しても磁気吸引力による連結は可能であるが、磁路が閉じておらず磁力が有効に活用できない。そこで、磁性材料であるバックヨーク9を磁石8に吸着させると磁路が閉じ、磁石8の厚みをバックヨーク9の厚み相当厚くした磁石と比較すると、磁力がアップするため、磁気吸引力は強力となる。
次に、連結部の磁路と、磁気吸引力の働きについて図4〜図6を用いて説明する。
図4、図5に示すように、バックヨーク9は、Z軸の正方向からX軸の正方向に向かって曲げ部を有し、その先端部の面9a(第1の対向面)が、第2のボール受け板6の端面6a(第2の対向面)とエアーギャップAirG1を介して対向している。このとき、磁石8は、X軸方向に着磁されているので、図5に示すように、N極を出た磁束は、バックヨーク9の中を通り、面9a、エアーギャップAirG1および端面6aを介して第2のボール受け板6に入る。次いで、磁束は、ボール受け板6と接触しているボール7、第1のボール受け板5を通過し、磁石8のS極へ戻る磁路を形成する。即ち、面9aと面6aがエアーギャップAirG1を介して対向することで、バックヨーク9と第2のボール受け板6の間に磁路が形成され、連結部内で磁石8のN極から出た磁束がS極に戻る閉磁路を形成することができる。なお、バックヨーク9を、曲げ部を有しない板状部材として構成し、第2のボール受け板6を延長してもよい。
エアーギャップAirG1では、面9aと端面6aの間に磁気吸引力F1が発生する。磁気吸引力F1は、図5、図6に示すように、ラック10に対して、移動レンズ枠2に固定されたバックヨーク9がZ軸方向に付勢される力であるため、移動レンズ枠2はメインガイド軸3の軸周りで矢印P1の方向に回転する。この結果、U溝部2dは、サブガイドバー4に力F1’で付勢される。磁気吸引力F1の強さは、エアーギャップAirG1の大きさや、磁石8や磁性材料の材料・形状を変更することによって、調整することができる。
力F1によって、移動レンズ枠2は常にU溝部2dがサブガイド軸4に付勢された状態でガタ付き無くスムーズにX軸方向に移動することができる。これにより、移動レンズ枠2の位置精度の向上だけでなく、メインガイド軸3の保持部2aでのわずかな隙間で生じる衝突音も防止することができる。
ボール7は、磁気吸着力で保持された状態で転動可能であるため、移動レンズ枠2側の第1のボール受け板5と駆動部50側の第2のボール受け板6との間の位置誤差を吸収することができる。第1のボール受け板5と第2のボール受け板6の間に働く磁気吸引力は非常に強力であるため、第1のボール受け板5と第2のボール受け板6の間に平行誤差が生じた場合は、磁気的に釣り合う位置にボール7が落ち着く。そして、その状態を維持したまま移動レンズ枠2はサブガイド軸4に付勢され、X軸方向に円滑に移動することができる。
衝撃等で、第1のボール受け板5と第2のボール受け板6の間に磁気吸引力を上回る力がかかった場合のボール7の脱落防止対策として、移動レンズ枠2は、張り出し部25に、ボール脱落防止部25d、25eを設けている。Y軸方向・Z軸方向の脱落防止には、脱落防止部25dが作用し、X軸方向には脱落防止部25eが第2のボール受け板6と接触することで、ボール7の脱落を防止している。また、衝撃時にバックヨーク9の先端部の面9aと、第2のボール受け板6の端部の面6aとが接触しないように、図5に示すように、先当たり凸部25fを設けている。なお、先当たり凸部は、第2ボール受け板と移動レンズ枠2の少なくとも一方に設けられていれば足り、エアーギャップAirG1がなくなるようなバックヨーク9と第2のボール受け板6の変形を規制する第1の規制部として機能する。同一磁路の磁束が通っている磁性材料同士が接触してしまうと、その磁性材料間の磁気吸引力は強くなり、両者を引き離し元のエアーギャップを形成することが困難になるためである。
図7は、駆動部50を組込む前のレンズ駆動ユニット101の状態を示す図である。まず、磁石8に第1のボール受け板5を磁気吸着させた状態で、工具を用いてバックヨーク9に磁石8を位置決めし、YZ平面上で位置がずれないように、バックヨーク9に磁石8を接着固定する。次に、バックヨーク9を、ビス15を用いて移動レンズ枠2に組付け、移動レンズ枠2にメインガイド軸3とサブガイド軸4を挿入し、不図示の固定部にメインガイド軸3とサブガイド軸4を組み付ける。その後、第1のボール受け板5の上にボール7を配置する。連結部は磁石と磁性材料を用いているため、ボール7は第1のボール受け板5に吸着した状態で脱落しない。この状態のまま、Y軸方向に駆動部50をスライドして組付けることで組立性良く、図1に示すように、レンズ駆動ユニット101を形成することができる。
以下、図8〜図13を参照して、本発明の実施例2によるレンズ駆動ユニット201について説明する。レンズ駆動ユニット201において、レンズ駆動ユニット101と同一の部材には同一の参照符号を付している。
図8は、レンズ駆動ユニット201の斜視図である。図9は、図8と同様の方向から見たレンズ駆動ユニット201の分解斜視図である。図10は、図9とは異なる方向から見た分解斜視図である。図11は、レンズ駆動ユニット201の側面図である。図12は、図11に示す波線部200のC−C線に沿った拡大断面図であり、連結部の閉磁路を説明するための図である。図13は、図11に示すD−D線に沿った拡大断面図であり、移動レンズ枠22の付勢と、ボール7の脱落防止部22b、22eについて説明するための図である。
レンズ駆動ユニット201は、不図示の固定部と、移動レンズ枠22と、メインガイド軸3とサブガイド軸4と、移動レンズ枠22を移動させる駆動部60と、を有する。
移動レンズ枠22のスリーブ部22aは、メインガイド軸3を回動可能に支持し、U溝部22dはサブガイド軸4を摺動可能に支持する。これにより、移動レンズ枠22は、メインガイド軸3とサブガイド軸4に、光軸と平行に移動可能に支持される。
駆動部60は、駆動源として不図示のリニアモータを有し、不図示の固定部に固定されたスライダー21に対して、駆動力出力部20がスライダー21に沿ってX軸方向に移動可能なアクチュエータである。移動レンズ枠22を移動させるために、駆動部60の駆動力を出力する部材である駆動力出力部20を、連結部を用いて移動レンズ枠22と連結させる。
連結部は、磁性材料で形成された2枚の板状部材である、第1のボール受け板5と、第2のボール受け板26と、その間に配置され、磁性材料で形成されたボール7と、を有する。第1のボール受け板5は、ボール7と接する面と逆側に磁石8と磁性材料で形成されたバックヨーク29を配置し、バックヨーク29はビス15によって移動レンズ枠22に固定されている。第2のボール受け板26は、駆動力出力部20に、ビス16を用いて固定されている。位置決めは実施例1と同様である。
連結部の概要は、レンズ駆動ユニット101と同様であるので説明を割愛するが、バックヨーク29は、バックヨーク9と形状が異なるため、バックヨークが形成する磁路と、磁気吸引力について、図11〜図13を用いて説明する。
図11、図12に示すように、バックヨーク29は、Z軸方向にUターン状の曲げ部を形成し、その先端部の面29a(第1の対向面)が、第2のボール受け板26の端面26a(第2の対向面)とエアーギャップAirG2を介して対向している。このとき、磁石8は、X軸方向に着磁されているので、図12に示すように、N極を出た磁束は、バックヨーク29の中を通り、先端部の端面29a、エアーギャップAirG2、端面26aを介して、第2のボール受け板26に入る。磁束は、第2のボール受け板26と接触しているボール7を通過し、第1のボール受け板5を貫き、磁石8のS極へ戻る磁路を形成する。即ち、端面29aと端面26aがエアーギャップAirG2を介して対向することで、バックヨーク29と第2のボール受け板26の間に磁路が形成され、連結部内で磁石8のN極から出た磁束がS極に戻ってくる閉磁路を形成することができる。
この磁路により、エアーギャップAirG2の箇所で端面29aと端面26aの間に磁気吸引力F2が発生する。磁気吸引力F2により、図13に示すように、移動レンズ枠22は、メインガイド軸3の軸周りで矢印P2の方向に回転し、U溝部22dでサブガイドバー4に力F2’で付勢される。バックヨーク29の方がバックヨーク9よりも、エアーギャップAIRG2の距離を可変し易く、付勢力F2’の強さを調整しやすい。
衝撃等で、第1のボール受け板5と第2のボール受け板26の間に働く磁気吸引力を上回る力がかかった時のボール7の脱落防止対策として、移動レンズ枠22(の張り出し部)は、ボール脱落防止部22b、22cを有している。また、駆動力出力部20もボール脱落防止部20aを有している。Y軸方向・Z軸方向の脱落防止には、脱落防止部20aと22bが作用し、X軸方向には脱落防止部22cが第2のボール受け板26と接触することで、ボール7の脱落を防止している。また、衝撃時にバックヨーク29の先端部の端面29aと、第2のボール受け板6の端面26aとが接触しないように、図12に示すように、先当たり凸部22eを設けている。これにより、強い衝撃を受けた場合に、第二のボール受け板6とバックヨーク29が接触して吸着するのを避け、常にボール7を介した連結を維持することでレンズ移動枠22のスムーズな移動を維持している。
レンズ駆動ユニット201もレンズ駆動ユニット101と同様に、高い組立性を有する。
以下、図14〜図22を参照して、本発明の第3の実施例によるレンズ駆動ユニット301について説明する。レンズ駆動ユニット301は、レンズ駆動ユニット201と同様に、駆動源にリニアアクチュエータを用いているが、実施例1、2のように連結部にて発生する磁気吸引力F1、F2とは別の力で移動レンズ枠32を付勢する手段を有する。実施例3は、磁路を最も閉じており、連結部の第1のボール受け板35と第2のボール受け板36の間に働く磁気吸引力をより強力にして、より重いレンズを移動させる場合に好適である。その他の構成について、実施例1、2と同様の部分については説明を割愛する。
図14は、レンズ駆動ユニット301の斜視図である。図15は、図14と同様の方向から見たレンズ駆動ユニット301の分解斜視図である。図16は、図15にとは異なる方向から見た分解斜視図である。図17は、レンズ駆動ユニット301の側面図である。図18は、図17に示す波線部300のE−E線に沿った拡大断面図であり、連結部の閉磁路を説明するための図である。図19は、図17に示すF−F線に沿った断面図であり、ボール7の脱落防止部30aと、先当たり凸部30b、30cについて説明するための図である。図20は、レンズ駆動ユニット301の正面図である。図21は、図20に示す波線部300のG−G線に沿った断面図であり、連結部の第2の閉磁路を説明する図である。図22は、図20に示すH−H線に沿った拡大断面図であり、移動レンズ枠32の付勢手段について説明するための図である。
レンズ駆動ユニット301は、不図示の固定部と、移動レンズ枠32と、光軸Oに平行かつ光軸Oに関して略対象に配置されたメインガイド軸3と後述する付勢プレート34と、移動レンズ枠32を移動させる駆動部70と、を有する。
移動レンズ枠32のスリーブ部32aは、メインガイド軸3を回動可能に支持し、一方の先端穴部を32a1、もう一方の先端穴部を32a2とする。付勢プレート34は、磁性材料で形成された板状部材であり、移動レンズ枠32には、ベアリング41が止めビスによって固定されている。ベアリング41とX軸方向にずれた位置には、付勢用の磁石(第2の磁石)43と、磁石43の磁力を上げるためのバックヨーク40を保持する保持部材が、移動レンズ枠32に備えられている。ベアリング41は、付勢プレート34に接触し、回転可能に支持されており、移動レンズ枠32は、メインガイド軸3と付勢プレート34に、光軸と平行に移動可能に支持されている。
駆動部70は、駆動源として不図示のリニアモータを有し、固定部に固定されたスライダー31に対して、駆動力出力部30がスライダー31に沿ってX軸方向に移動可能なアクチュエータである。移動レンズ枠32を移動させるために、駆動部70の駆動力を出力する部材である駆動力出力部30を、連結部を用いて移動レンズ枠32と連結させる。
連結部は、磁性材料で形成された2枚の板状部材である、第1のボール受け板35と、第2のボール受け板36と、その間に配置され、磁性材料で形成されたボール7と、を有する。第1のボール受け板35の裏側には磁石8と、磁性材料で形成されたバックヨーク39を配置し、バックヨーク39はビス15によって移動レンズ枠32に固定されている。第2のボール受け板36は駆動力出力部30に、ビス16を用いて固定されている。
連結部の概要は、レンズ駆動ユニット101と同様であるので説明を割愛するが、バックヨーク39は、曲げ形状により2つの磁路を形成しており、それらの磁路と、磁気吸引力について、図17〜図21を用いて説明する。
図14〜図16から分かるように、バックヨーク39は第2のボール受け板36に向かって2方向から曲げ部を伸ばし(39bと39c)、ZX平面上とXY平面上にそれぞれ閉磁路を形成している。
ZX平面に形成される(第1の)閉磁路のために、図18に示すように、バックヨーク39は、Z軸方向にUターン状の曲げ部39bを形成し、その先端は第2のボール受け板36の背面まで延びている。曲げ部39bの内側の面39a(第1の対向面)が、第2のボール受け板36の面36b(第2の対向面)とエアーギャップAirG3を介して対向している。このとき、磁石8はX軸方向に着磁されているので、N極を出た磁束はバックヨーク39の曲げ部39bの中を通り、面39aからエアーギャップAirG3を介して面36bから第2のボール受け板36に入る。次に、磁束は、ボール受け板6と接触しているボール7を通過し、第1のボール受け板5を貫き、磁石8のS極へ戻る磁路を形成する。即ち、面39aと面36bがエアーギャップAirG3を介して対向することで、バックヨーク39と第2のボール受け板36の間に磁路が形成され、連結部内で磁石8のN極から出た磁束がS極に戻ってくる、閉磁路を形成することができる。この磁路により、エアーギャップAirG3の箇所で面39aと面36bの間に磁気吸引力F3aが発生する。
XY平面上に形成される(第2の)閉磁路のために、図21に示すように、バックヨーク39は、Y軸方向からX軸方向に向かって曲げ部39cを形成している。曲げ部39cは、曲げ部39bの端面まで延び、エアーギャップAirG4を介して曲げ部39cと曲げ部39bは隣接している。このとき、磁石8はX軸方向に着磁されているので、図21のN極を出た磁束は、バックヨーク39の曲げ部39cを通り、エアーギャップAirG4を介して曲げ部39bに入り、エアーギャップAirG3を介して面36bから第2のボール受け板36に入る。次に、磁束は、第2のボール受け板6と接触しているボール7を通過し、第1のボール受け板5を貫き、磁石8のS極へ戻る磁路を形成する。即ち、曲げ部39cと曲げ部39bの間にエアーギャップAirG4を介して磁路が形成され、面39aと面36bの間にエアーギャップAirG3を介して磁路が形成され、この結果、連結部内で磁石8のN極から出た磁束がS極に戻る閉磁路が形成される。
エアーギャップAirG3において、面39aと面36bの間に磁気吸引力F3bが発生し、磁気吸引力F3bは、磁路の中にエアーギャップAirG4を含むため、磁気吸引力F3aよりも小さい。バックヨーク39の曲げの加工上、エアーギャップAirG4はどうしても生じてしまうが、エアーギャップAirG4がほとんど無く、曲げ部39cと曲げ部39bが接する状態でも問題はない。曲げ部39cと曲げ部39bが接するとエアーギャップAirG4は殆ど無くなり磁気吸引力F3bは大きくなるが、F3aよりは小さい。
エアーギャップAirG3では、これら2つの閉磁路によって、バックヨーク39の面39aが第2のボール受け板36の36bに、磁気吸引力F3aとF3bの和の力で引き寄せられる。しかしながら、磁気吸引力F3aとF3bの和は、第2のボール受け板36がボール7を介して第1のボール受け板35に引き付けられる吸引力と比較すると非常に小さいため、通常、面36bが面39aと吸着することは無い。
このように、実施例3は2つの閉磁路を形成するため、第2のボール受け板36がボール7を介して第1のボール受け板35に引き付けられる吸引力は、内部の磁束密度の増加により更に強力となる。ゆえに、実施例1、実施例2と比較すると、レンズ駆動ユニット301は、さらに重いレンズを移動することにも対応可能である。なお、複数の閉磁路の数は2つに限定されず、面39cと対向する面を設けて3つの閉磁路を形成してもよい。
衝撃等で、第1のボール受け板35と第2のボール受け板36の間に働く磁気吸引力を上回る力がかかった場合に、バックヨーク39と第2のボール受け板36が接触しないように、駆動力出力部30は、先当たり凸部30b、30c、30dを設けている。YZ平面上では、先当たり凸部30b、30cが、X軸方向では先当たり凸部30dが先にバックヨーク90と接触することで、バックヨーク39と第2のボール受け板36の接触とそれによる両部品の吸着を防止している。
また、駆動力出力部30はボール脱落防止部30aを有し、強い衝撃を受けた場合のボール7の脱落を防止している。
次に、移動レンズ枠32の付勢手段について、図22を用いて説明する。前述したように、移動レンズ枠32は、バックヨーク40を備えた磁石43とベアリング41を有し、メインガイド軸3をスリーブ部32aで回動可能に支持している。付勢プレート(磁性部材)34は、不図示の固定部に固定され、ベアリング41に接触し、磁石43とは非接触である(エアーギャップを介して配置される)。なお、磁石43は、移動体と固定部の一方に設けられ、付勢プレート43は移動体と固定部の他方に設けられればよい。付勢手段は、磁石43と付勢プレート34の間に働く磁気吸引力によって移動レンズ枠3をメインガイド軸3に付勢する。
磁石43は、磁性材料で形成された付勢プレート34に、吸引力F4を及ぼす。付勢プレート34は、ベアリング41と接触部41aで接しているため、移動レンズ枠32はベアリング41の回転軸を中心にP4の方向に回転し、X軸方向に倒れて付勢される。このとき、メインガイド軸3を回動可能に支持するスリーブ32aは、先端穴部32a1と、先端穴部32a2の2か所でメインガイド軸3に付勢される。先端穴部32a1は、略Y軸の正方向に力F4’で、先端穴部32a2は略Y軸負に方向に力F4’’で、メインガイド軸3に付勢される。
移動レンズ枠32は、磁石43の磁気吸引力により付勢されている。磁石43は、付勢プレート34と非接触であり、ベアリング41と付勢プレート34の摩擦力は、ベアリング41が回転可能であるために非常に小さい。このため、重いレンズをガイド部材にきちんと付勢しながら駆動負荷を抑えることができる。ベアリング41の駆動摩擦は小さいので、移動レンズ枠32が光軸方向に駆動する際の負荷はスリーブ部32aとメインガイド軸3との摺動部が主となるが、グリス等の潤滑油を塗布するなどによって、摩擦を軽減することが可能である。
このように、レンズ駆動ユニット301は、連結部にて発生する磁気吸引力F1、F2とは別の力で移動レンズ枠32を付勢する手段を持つ。付勢手段を連結部と別に有することで、移動させるレンズ重量に見合った付勢力を付勢手段で容易に設計でき、設計の自由度が高い。なお、連結部とは別に移動レンズ枠を付勢する手段は、弾性部材による弾性力を付勢力として用いる等、実施例に限定されない。
磁石43を保持する保持部材に先当たり凸部2eのような先当たり凸部を設け、衝撃を受けた場合に付勢プレート34または固定部の他の部材と接触するようにしてもよい。かかる先当たり凸部は、磁石43と付勢プレート34との間のエアーギャップがなくなるような保持部材と付勢プレート34の変形を規制する第2の規制部として機能する。
以上、実施例1〜3によれば、連結部は磁性体と磁石を用いた磁気吸着とボール転動によって位置誤差を吸収することができるため、駆動装置と移動レンズ枠との連結部にこじれが生じず、駆動ロスがない。また、レンズ保持枠はレンズ保持枠のガイド部に付勢されているため、ガタ無く移動することができ、位置精度が高く、より良い光学性能を得ることができる。また、バックヨークの曲げ形状を用いて、バックヨークに通る磁束を第2のボール受け板金へ通すことで、閉磁路を形成し、第1のボール受け板と第2のボール受け板との間の磁気吸引力を強めている。これにより、重い移動レンズ枠を移動させる場合に、磁石の材質や大きさを変更する必要が無くなり、小型化、低コスト化に有効である。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はその要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本発明の撮像装置は、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、カメラ付電子機器等の用途に適用することができる。
101、201、301…レンズ駆動ユニット
5、35…第1のボール受け板(第1のボール受け部材)
6、26、36…第2のボール受け板(第2のボール受け部材)
7…ボール
8…磁石(第1の磁石)
9、29、39…バックヨーク
12…駆動源
10、20、30…駆動力出力部
AirG1,2,3…エアーギャップ

Claims (12)

  1. 移動体と、駆動源と、該駆動源によって移動される駆動力出力部と、前記移動体を前記駆動力出力部に連結する連結部と、を有する駆動ユニットであって、
    前記連結部は、
    前記移動体と前記駆動力出力部の一方に固定された第1のボール受け部材と、
    前記移動体と前記駆動力出力部の他方に固定された第2のボール受け部材と、
    前記第1のボール受け部材と前記第2のボール受け部材に挟まれたボールと、
    を有し、
    前記第1のボール受け部材と前記第2のボール受け部材と前記ボールのうち少なくとも一つは第1の磁石を含み、前記第1のボール受け部材と前記第2のボール受け部材と前記ボールは、前記第1の磁石からの磁束が通る磁気回路を形成することを特徴とする駆動ユニット。
  2. 前記磁気回路はエアーギャップを有することを特徴とする請求項1に記載の駆動ユニット。
  3. 前記移動体の移動を案内する案内軸を更に有し、
    前記エアーギャップに働く磁気吸引力によって前記移動体は前記案内軸に付勢されることを特徴とする請求項2に記載の駆動ユニット。
  4. 前記エアーギャップは、前記第1のボール受け部材と前記第2のボール受け部材との間に形成され、前記ボールから前記第1のボール受け部材に入った前記磁束が前記第2のボール受け部材に入るためのエアーギャップであることを特徴とする請求項3に記載の駆動ユニット。
  5. 前記移動体と前記第2のボール受け部材の少なくとも一方は、前記エアーギャップがなくなるような前記第1のボール受け部材と前記第2のボール受け部材の変形を規制する第1の規制部を有することを特徴とする請求項4に記載の駆動ユニット。
  6. 前記第1のボール受け部材は、
    前記第1の磁石と、
    前記第2のボール受け部材との間に前記エアーギャップを形成し、前記第1の磁石が取り付けられたヨークと、を有することを特徴とする請求項4または5に記載の駆動ユニット。
  7. 前記第1のボール受け部材と前記第2のボール受け部材と前記ボールのうち、少なくとも前記磁気回路を構成する部分であって前記第1の磁石を除く部分は磁性材料から構成されていることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の駆動ユニット。
  8. 前記第1のボール受け部材と前記第2のボール受け部材と前記ボールは、前記第1の磁石からの磁束がそれぞれ通る、複数の磁気回路を形成することを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の駆動ユニット。
  9. 前記移動体に固定された固定部と、前記駆動力出力部の少なくとも一方は、前記ボールの脱落を防止する脱落防止部を有することを特徴とする請求項1乃至8のうちいずれか1項に記載の電子機器。
  10. 前記移動体の移動を案内する案内軸と、
    前記磁束を用いないで、前記移動体を前記案内軸に付勢する付勢手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項1乃至9のうちいずれか1項に記載の電子機器。
  11. 前記付勢手段は、
    前記移動体と該移動体に対して固定された固定部の一方に取り付けられた第2の磁石と、
    前記移動体と前記固定部の他方に取り付けられ、前記第2の磁石との間にエアーギャップを介して配置され、磁性材料から構成された磁性部材と、を有し、
    前記第2の磁石と前記磁性部材との間に働く磁気吸引力によって前記移動体を前記案内軸に付勢し、
    前記駆動ユニットは、前記第2の磁石と前記磁性部材との間の前記エアーギャップがなくなるような前記第2の磁石を保持する保持部材と前記磁性部材の変形を規制する第2の規制部を更に有することを特徴とする請求項10に記載の駆動ユニット。
  12. 請求項1乃至11のうちいずれか1項に記載の駆動ユニットを有することを特徴とする電子機器。
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