JP2023007864A - 駆動装置及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定部に対して平面内での並進移動と回転移動が可能な可動部を有する駆動装置において、可動部の並進移動と回転移動を適切に規制する。【解決手段】第1のブレ補正ユニット20は、固定部20a、固定部20aに対して平面内で並進可能、且つ、回転可能に配置される可動部20bと、可動部20bを駆動する複数のアクチュエータと、可動部20bの並進移動を規制する第1の規制手段と、可動部20bの回転移動を規制する第2の規制手段とを有する。第2の規制手段は、第1の規制手段よりも固定部20aに対する可動部20bの回転中心から離れた位置に設けられる。【選択図】図6

Description

本発明は、駆動装置と、駆動装置を備える撮像装置に関する。
固定部に対して可動部を平面内で移動させる駆動装置が知られており、可動部を駆動するための駆動力を発生させる構成の1つにボイスコイルモータ(VCM)方式と呼ばれる構成がある。VCM方式では、可動部と固定部の一方に磁石を配置すると共に他方にコイルを配置し、磁石によって形成される磁気回路中でコイルに通電を行うことにより駆動力を発生させる。
このような駆動装置の適用例として、撮像装置に搭載されるブレ補正機構が挙げられる。ブレ補正機構では、撮像素子又はブレ補正用レンズが可動部に搭載され、所定のセンサによって検出されたブレ量に基づいて、検出されたブレを打ち消すように可動部が駆動される。特に、可動部に撮像素子を搭載したブレ補正機構は、撮像素子の撮像面と直交する軸(撮像光軸)まわりの回転を補正することができる点で、可動部にブレ補正用レンズを搭載したブレ補正機構よりもブレ補正性能が高いと言える。
さて、このような駆動装置では、固定部からの可動部の脱落を防止するために規制部が設けられる。このような規制部は、撮像装置のブレ補正機構のように撮像光軸まわりの回転動作が可能な駆動装置では、可動部の回転動作を妨げない位置に設ける必要がある。また、このようなブレ補正機構では、通常、可動部と固定部の間に複数のボールを転動可能に配置することにより、接触抵抗を小さくして、スムーズな駆動を行うことができるようにしている。このとき、ボールが転動面と平行な方向に飛び出すことを防止するための囲いが設けられる。また、可動部と固定部にはそれぞれ、可動部の固定部に対する移動を制限するための当接部と被当接部が設けられる。
例えば、特許文献1は、2軸の駆動装置でレンズ群を移動させるブレ補正装置において、撮影前にボール位置のリセット動作を行うことにより、実使用時にボールが囲いに接触しないようにする技術を開示している。また、特許文献1には、可動部の移動を制限する可動機械端が設けられている旨が記載されている。
特許第3969927号公報
ところで、ユーザは、歩きながら撮像装置で撮影を行うことがあり、ここでは、その際に発生するブレを「歩きブレ」と称呼する。歩きブレは、ユーザが立ち止まって撮影を行う場合に生じるブレよりもブレ量が大きくなるため、より大きなブレ量を相殺することが可能なブレ補正装置が求められている。
撮像装置のブレ補正装置は、撮像素子又はブレ補正用レンズを保持した可動部の固定部に対する移動量を大きくすることで、大きなブレ量を補正することができる。歩きブレについては特に、撮像光軸まわりの回転ブレ量が大きくなる傾向があるため、固定部に対して可動部が撮像光軸まわりに(撮像光軸を中心軸として)回転可能な移動量を大きくすることにより、ブレ補正効果を高めることができる。
ここで、上記特許文献1に記載されたブレ補正装置は、上述したように光軸と直交する平面内での並進移動のみが可能となっており、同平面内での回転移動を行うことが可能な構成とはなっていない。また、上記特許文献1には、可動部の移動を制限する可動機械端について具体的な構成は示されていない。そして、固定部に対する可動部の回転移動量を大きくすると、可動部の外側への飛び出し量が大きくなってしまい、撮像装置の大型化を招くおそれがある。そこで、並進移動と回転移動が可能な可動部を有する駆動装置において、可動部の外側への飛び出しを抑制しつつ、可動部の並進移動と回転移動を適切に規制する構成が求められる。
本発明は、固定部に対して平面内での並進移動と回転移動が可能な可動部を有する駆動装置において、可動部の外側への飛び出しを抑制しつつ、並進移動と回転移動を適切に規制することが可能な駆動装置を提供することを目的とする。
本発明に係る駆動装置は、固定部と、前記固定部に対して平面内で並進可能、且つ、回転可能に配置される可動部と、前記可動部を駆動するアクチュエータと、を備える駆動装置であって、前記可動部の並進移動を規制する第1の規制手段と、前記可動部の回転移動を規制する第2の規制手段と、有し、前記第2の規制手段は前記第1の規制手段よりも前記固定部に対する前記可動部の回転中心から離れた位置に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、並進移動と回転移動が可能な可動部を有する駆動装置において、可動部の外側への飛び出しを抑制しつつ、可動部の並進移動と回転移動を適切に規制する構成が求められる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の概略構成を示す図である。 第1のブレ補正ユニットの分解斜視図である。 第1のブレ補正ユニットを構成する可動部の分解斜視図である。 平面上での物体の並進移動と回転移動を説明する図である。 回転中心からの距離と最大移動量及び最大回転角度との関係を示す図である。 固定部に対して可動部の相対位置を規制する構成を説明する図である。 固定部に対して可動部の相対位置を規制する構成を説明する別の図である。 可動部が移動する際のボールと囲い部との関係を表した模式図である。 光軸からの距離と囲い部の内径との関係を説明する図である。 ボールの第1のリセット動作を説明する第1の図である。 ボールの第1のリセット動作を説明する第2の図である。 ボールの第2のリセット動作を説明する第1の図である。 ボールの第2のリセット動作を説明する第2の図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。ここでは、本発明に係る駆動装置を、撮像装置の像ブレ補正装置に適用した構成について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置10の概略構成を示す図である。撮像装置10は、所謂、ミラーレスデジタルカメラであり、撮像装置本体10a(以下「本体部10a」という)と、本体部10aに対して着脱可能なレンズ鏡筒10bを備える。
本体部10aは、撮像面11aを有する撮像素子11、ベース部材13c、本体部側マウント部材13a、カメラ制御部14、第1のブレ補正制御部15a、第1の振動検出部16a、画像処理部17及び第1のブレ補正ユニット20を備える。レンズ鏡筒10bは、ブレ補正用レンズ12bを含む撮像光学系12、レンズ側マウント部材13b、第2のブレ補正制御部15b、第2の振動検出部16b及び第2のブレ補正ユニット60を備える。
撮像光学系12を介して撮像素子11の撮像面11aに照射される光束の代表となる仮想的な光線を「撮像光軸12a」(以下「光軸12a」と記す)と称呼し、光軸12aと直交する平面を「光軸直交平面」(以下「光軸直交平面12c」と記す)と称呼する。光軸12aは、撮像面11aの中心を通り、且つ、撮像面11aと直交する。
なお、撮像装置10を構成する各部の撮像装置10内での配置及び位置関係を明らかにするために、図1に示すように、互いに直交するX方向、Y方向及びZ方向を規定する。Z方向は光軸12aと平行な方向であり、X方向は撮像装置10の幅方向、Y方向は撮像装置10の高さ方向である。X方向とZ方向が共に水平面内にある場合にY方向は鉛直方向となり、光軸直交平面12cはXY平面となる。
撮像素子11は、具体的にはCMOSイメージセンサやCCDイメージセンサ等であり、被写体側(レンズ鏡筒10b側)に撮像面11aを向けて、撮像面11aが光軸12aと直交するように配置されている。撮像素子11は、撮像光学系12が撮像面11a上に結像させた被写体の光学像を光電変換することにより、画像信号を生成する。撮像素子11が生成した画像信号は、画像処理部17で各種の処理がなされることにより画像データに変換され、生成された画像データは不図示のメモリ(記憶装置)に保存される。カメラ制御部14は、不図示のメインIC内の演算手段であり、不図示の操作手段を介したユーザからの入力操作を受け付けて、撮像装置10の全体的な動作を制御する。
撮像光学系12は、レンズ鏡筒10bの内部に配置された不図示のレンズ群や絞り等によって構成されており、不図示の被写体から反射光を撮像素子11の撮像面11a上に結像させる。撮像装置10では、光軸12aに対して撮像素子11を高い位置精度で配置するために、撮像素子11は本体部10aに設けられたベース部材13cに取り付けられると共に、レンズ鏡筒10bもベース部材13cに連結される。その際、撮像素子11は、第1のブレ補正ユニット20を介してベース部材13cに取り付けられる。また、レンズ鏡筒10bは、レンズ側マウント部材13bと本体部側マウント部材13aを介して、ベース部材13cに対して連結される。
第1のブレ補正ユニット20は、撮像素子11を光軸直交平面12c内の任意の方向に移動させ又は光軸直交平面12c内で回転させることにより、撮像装置10に生じた振れ(振動や揺れ)に起因する像ブレを補正して、鮮明な被写体像を得ることを可能にする。具体的には、撮像中に振れによる姿勢変化が撮像装置100に生じると、撮像素子11の撮像面11a上での被写体光束の結像位置が変化することにより、撮像素子11を通じて得られる画像にブレが発生する。その際、撮像装置10の姿勢変化が十分に小さい場合には、結像位置の変化は撮像面11a内で一様であり、光軸直交平面12c内での並進又は回転移動(像面ブレ)とみなすことができる。よって、この像面ブレを打ち消すように撮像素子11を光軸直交平面12c内で並進又は回転させることにより、像ブレが補正された鮮明な被写体像を得ることができる。なお、撮像素子11を撮像面と平行な方向へ移動させる際に、撮像素子11が撮像面と直交する方向へ移動可能な構成であってもよい。
同様に、第2のブレ補正ユニット60は、ブレ補正用レンズ12bを光軸直交平面12c内で像面ブレを打ち消すことができる方向へ移動させることにより、撮像装置10に生じた振れに起因する像ブレを補正して、鮮明な被写体像を得ることを可能にする。なお、撮像素子11やブレ補正用レンズ12bを移動させることによるブレ補正の原理は公知であるため、詳細な説明は省略する。また、ブレ補正用レンズ12bを光軸直交方向へ移動させる際に、ブレ補正用レンズ12bが光軸方向へ移動を行う構成であってもよい。
第1のブレ補正ユニット20は、概略、固定部、可動部及び複数の駆動力発生部を有する。固定部はベース部材13cに固定され、可動部は撮像素子11を保持する。そして、可動部は、固定部に3自由度で支持され、固定部に対して相対的に光軸直交平面12c内で任意の方向に並進可能であり、且つ、光軸直交平面12c内で回転可能となっている。つまり、第1のブレ補正ユニット20は、三軸での駆動制御が可能な駆動装置(所謂、XYθステージ)として構成されており、撮像素子11を光軸直交平面12c内の任意の方向に移動させることができ、且つ、光軸直交平面12c内で回転させることができる。
第2のブレ補正ユニット60は、概略、固定部、可動部及び複数の駆動力発生部を有する。固定部は、レンズ鏡筒10bの不図示の筐体に固定され、可動部はブレ補正用レンズ12bを保持する。そして、可動部は、固定部に2自由度で支持され、固定部に対して相対的に光軸直交平面12c内の任意の方向に移動可能となっている。つまり、第2のブレ補正ユニット60は、二軸での駆動制御が可能な駆動装置(所謂、XYステージ)として構成されており、ブレ補正用レンズ12bを光軸直交平面12c内の任意の方向に移動させることができる。
第1の振動検出部16aと第2の振動検出部16bはそれぞれ、撮像装置10のブレ情報として撮像装置10の各方向の角速度や加速度等を検出する振れ検出手段であり、具体的にはジャイロセンサや加速度センサ等により構成されている。そして、第1のブレ補正制御部15aと第2のブレ補正制御部15bはそれぞれ、第1の振動検出部16aと第2の振動検出部16bが検出した角速度や加速度を積分することで、撮像装置10の各方向の角度変化量や移動量をブレ情報として演算する。
更に第1のブレ補正制御部15aは、第1の振動検出部16aが検出したブレ情報に基づいて撮像素子11の移動目標値を算出し、第1のブレ補正ユニット20の駆動を制御することにより撮像素子11の移動を制御する。同様に、第2のブレ補正制御部15bは、第2の振動検出部16bが検出したブレ情報に基づいてブレ補正用レンズ12bの移動目標値を算出し、第2のブレ補正ユニット60の駆動を制御することによりブレ補正用レンズ12bの移動を制御する。
なお、撮像装置10は、第1のブレ補正ユニット20のみを備える構成であってもよい。第2のブレ補正ユニット60を備えない場合には、基本的にブレ補正用レンズ12bは不要となる。よって、レンズ鏡筒10bの撮像光学系12は、ブレ補正用レンズ12bを備えないレンズ構成で所望の光学的特性が得られるように設計される。
次に、本発明に係る駆動装置を具現化させた第1のブレ補正ユニット20の詳細な構成について説明する。なお、第1のブレ補正ユニット20の構成は、第2のブレ補正ユニット60に適用されない。これは、後述する第1のブレ補正ユニット20の構成から明らかなように、第1のブレ補正ユニット20に含まれる撮像素子11を単純にブレ補正用レンズ12bに置換した場合には、ブレ補正用レンズ12bを透過する光束の一部が遮られるためである。よって、第2のブレ補正ユニット60には、本発明に係る駆動装置ではなく、可動部20bを回転駆動させない、例えば、前述の特許文献1に記載されたレンズ鏡筒に適用される駆動装置等が用いられる。
図2(a),(b)は第1のブレ補正ユニット20の分解斜視図であり、図2(a)と図2(b)とでは第1のブレ補正ユニット20を見る方向が異なっている。第1のブレ補正ユニット20は、固定部20aと可動部20bを備える。なお、図2(a),(b)では、可動部20bは分解されずに表され、固定部20aは分解されて表されている。
固定部20aは、固定部材21、リアヨーク22、第1のリアマグネット群23a、第2のリアマグネット群23b及び第3のリアマグネット群23cを有する。固定部材21には、第1の開口21a、第2の開口21b及び第3の開口21cが設けられている。第1のリアマグネット群23a、第2のリアマグネット群23b及び第3のリアマグネット群23cはそれぞれ、リアヨーク22に接着剤等で固定されており、第1の開口21a、第2の開口21b及び第3の開口21cに囲われるように配置されている。
本実施形態では、第1のリアマグネット群23a、第2のリアマグネット群23b及び第3のリアマグネット群23cとして、光軸方向(Z方向)に着磁された2つマグネットが逆向きの磁界を発生するように並べたものを用いている。但し、これに限られず、2極に着磁された1つのマグネットを用いてもよい。
固定部20aは更に、第1の柱部材24a、第2の柱部材24b、第3の柱部材24c、フロントヨーク25、第1のフロントマグネット26a、第2のフロントマグネット26b及び第3のフロントマグネット26cを有する。フロントヨーク25は、第1の柱部材24a、第2の柱部材24b及び第3の柱部材24cを介して、ビスで固定部材21に固定されている。第1のフロントマグネット26a、第2のフロントマグネット26b及び第3のフロントマグネット26cはそれぞれ、接着剤等でフロントヨーク25に固定されている。
本実施形態では、第1のフロントマグネット26a、第2のフロントマグネット26b及び第3のフロントマグネット26cとして、2極に着磁された1つのマグネットを用いている。但し、これに限られず、光軸方向に着磁された2つマグネットが逆向きの磁界を発生するように並べたものを用いてもよい。
光軸方向に並んで配置された第1のリアマグネット群23aと第1のフロントマグネット26aは第1の磁気回路を形成している。同様に、第2のリアマグネット群23bと第2のフロントマグネット26bは第2の磁気回路を形成し、第3のリアマグネット群23cと第3のフロントマグネット26cは第3の磁気回路を形成している。
固定部20aは更に、第1の規制部材28、第2の規制部材29及びカバー30を有する。リアヨーク22は第1の規制部22aを有し、フロントヨーク25は、可動部20b側に突出する第2の規制部25a(突起部)を有する。可動部20bの移動は、第1の規制部材28、第2の規制部材29、第1の規制部22a、第2の規制部25a、第1の柱部材24a、第2の柱部材24b及び第3の柱部材24cによって光軸直交平面12c内の所定の範囲内に規制されている(詳細は後述する)。可動部20bの移動を規制するこれら各部の当接箇所には、当接時の衝撃を吸収するためのゴム等の緩衝材が設けられており、破損の回避や衝撃音の低減が図られている。カバー30は、後述する駆動FPC35等のフレキシブルプリント基板とリアヨーク22との接触を防止する。詳細は後述するが、可動部20bと固定部材21の間にはボール36が配置されている。
図3(a),(b)は可動部20bの分解斜視図であり、図3(a)と図3(b)とでは可動部20bを見る方向が異なっている。可動部20bは、撮像素子保持部材31と撮像素子11を有する。撮像素子11は、接着剤で撮像素子保持部材31に固定されるが、その詳細については後述する。また、可動部20bは、マスク32a、赤外吸収フィルタ32b、光学ローパスフィルタ32c及び振動ユニット32fを有する。マスク32a、赤外吸収フィルタ32b及び光学ローパスフィルタ32cは、ホルダ部材32dとホルダ板金32eによって保持され、粘着部材等で撮像素子11に固定されている。マスク32aは、撮像素子11に撮影光路外からの不要な光の入射を防止する。光学ローパスフィルタ32cは、被写体の繰り返しパターンによって生ずるモアレを低減する。振動ユニット32fは、光学ローパスフィルタ32cに設けられて、光学ローパスフィルタ32cを振動させることにより光学ローパスフィルタ32cの表面に付着した塵埃等の異物を除去する。なお、振動ユニット32fによる異物除去の原理及び制御は公知であるため、詳細な説明は省略する。
可動部20bは、第1のコイル33a、第2のコイル33b、第3のコイル33c及び駆動FPC35を備える。駆動FPC35は、光軸投影面上で(Z方向から見た場合にXY平面上で)、第1のコイル33a、第2のコイル33b及び第3のコイル33cと重なるように配置されており、接着剤等で撮像素子保持部材31に固定されている。
撮像素子保持部材31は、第1の凹部31a、第2の凹部31b及び第3の凹部31cを有する。第1のコイル33aは第1の凹部31aの内部に、第2のコイル33bが第2の凹部31bの内部に、第3のコイル33cが第3の凹部31cの内部に、それぞれ配置される。
第1の磁気回路と第1のコイル33aは第1のアクチュエータとしてのVCMを、第2の磁気回路と第2のコイル33bは第2のアクチュエータとしてのVCMを、第3の磁気回路と第3のコイル33cは第3のアクチュエータとしてのVCMをそれぞれ形成する。
第1の磁気回路で光軸方向に発生する磁場の方向と第1のコイル33aにおいて電流が流れる方向とに直交する方向にローレンツ力が発生し、第1のコイル33aの通電方向に応じて、ローレンツ力の合力方向が変わる。同様のローレンツ力が、第2の磁気回路と第2のコイル33bで、また、第3の磁気回路と第3のコイル33cで発生する。第1のアクチュエータと第2のアクチュエータはX方向に略平行に力(駆動力)を発生させ、それぞれの力の和によってX方向の並進力が発生し、それぞれの力の差によって光軸まわりの回転力が発生する。第3のアクチュエータは、Y方向に並進力を発生させる。第1の規制部22aと第1~第3のアクチュエータの位置を比較すると、第1の規制部22aは、第1~第3のアクチュエータよりも固定部材21に対する可動部20bの回転中心に近い位置に設けられている。なお、アクチュエータの方式はVCMに限定されず、振動型アクチュエータなどを用いてもよい。
駆動FPC35には、第1の検出器35a、第2の検出器35b及び第3の検出器35cが実装されている。第1の検出器35aは第1のコイル33aの内側に、第2の検出器35bは第2のコイル33bの内側に、第3の検出器35cは第3のコイル33cの内側に、それぞれ配置されている。第1の検出器35a、第2の検出器35b及び第3の検出器35cは、例えば、ホール素子である。第1の検出器35aは第1の磁気回路の磁力を検出し、その検出結果に基づいて第1のブレ補正制御部15aは固定部20aに対する可動部20bの光軸直交平面12c内での位置情報(具体的には、位置及び光軸まわりの角度)を算出する。第2の検出器35b及び第3の検出器35cについても同様である。
第1のコイル33a、第2のコイル33b及び第3のコイル33cは駆動FPC35と電気的に接続されており、第1のブレ補正制御部15aは駆動FPC35を介して各コイルに流す電流の大きさを制御する。つまり、第1のブレ補正制御部15aは、第1の振動検出部16aが検出したブレ情報に基づく撮像素子11の移動目標値と、ホール素子によって検出される撮像素子11の現在位置との偏差に基づくフィードバック制御を用いて、可動部20bの駆動を制御する。
可動部20bは、転動部材であるボール36(図2(a),(b)参照)を介して、スラストマグネット39の磁力によってリアヨーク22とスラストマグネット39との間に生じる吸引力により、固定部20aを構成する固定部材21に付勢されている。換言すれば、リアヨーク22とスラストマグネット39は、可動部20bを固定部20aに対して付勢する付勢部を構成する。なお、リアヨーク22とスラストマグネット39との間に吸引力を生じさせるために、リアヨーク22は磁性体(磁性材料からなる部材)であることが必要である。付勢部の詳細については後述する。
ボール36は、撮像素子保持部材31に設けられた第1の囲い部31d、第2の囲い部31e及び第3の囲い部31fの内部にそれぞれ配置される。詳細は後述するが、ボール36はブレ補正時に固定部20aに対して可動部20bが光軸直交平面12c内で移動する際には転動するため、ボール36と撮像素子保持部材31及び固定部材21との摩擦による負荷は殆ど生じない。また、リアヨーク22とスラストマグネット39による付勢部が可動部20bを付勢する方向とは反対の方向への可動部20bの移動は、フロントヨーク25及び第1の規制部材28によって規制される。よって、撮像装置10に衝撃が加わる等して可動部20bを固定部材21から引き離す(可動部20bをレンズ鏡筒10b側へ動かす)外力が加わっても、可動部20bが固定部20aから脱落することはない。
可動部20bは連結部材38を備え、連結部材38は撮像素子保持部材31の開口31iに橋渡しされ、撮像素子保持部材31に対して光軸12aを挟む両側(X方向側)においてビス45で固定されている。連結部材38には光軸方向を-Z側に突出する突起としての当接部38aが2箇所に設けられており、2箇所の当接部38aはそれぞれ、リアヨーク22の第1の規制部22aに設けられた2箇所の穴に挿入されている。詳細は後述するが、可動部20bの光軸直交平面12c内での並進移動は、当接部38aの外周面が第1の規制部22aの穴の壁面(内壁)と当接することによって一定の範囲に規制される。当接部38aと第1の規制部22aによる可動部20bの位置規制手段を、適宜、第1の規制手段と称呼する。なお、第1の規制部22aとしての穴と当接部38aとしての突起は、一方が固定部20aに設けられ、他方が可動部20bに設けられていればよい。つまり、固定部20aに突起を設け、可動部20bに穴を設けた構成としてもよい。
連結部材38には、接着剤等でスラストマグネット39とスラストヨーク40が固定されており、スラストマグネット39は光軸方向に着磁されている。なお、スラストマグネット39には、互いに異なる方向の磁界がY方向に並ぶように2極に着磁されたものを用いることができるが、単極で着磁されたものを用いることもできる。
リアヨーク22とスラストマグネット39により構成される付勢部は、第1の囲い部31d、第2の囲い部31e及び第3の囲い部31fの内部にそれぞれ配置された3つのボール36で形成される三角形の内側に配置されている。その結果、それぞれのボール36に対してバランスよく付勢力を発生させることが可能となっている。
次に、図4~図7を参照して、固定部20aに対する可動部20bの光軸直交平面12c内での相対位置を規制するための構成について詳細に説明する。先ず、図4及び図5を参照して、可動部20bの動作の理解に資すべく、平面上の所定位置にある点の平面内での一般的な動作について説明する。
図4は、平面上での物体の点Oを基準とした並進移動と回転移動を説明する図である。図4中、位置P1は点Oから所定距離だけ離れた位置であり、位置P2は位置P1よりも点Oから離れた位置である。位置P1,P2をそれぞれ点Oを中心に角度θだけ反時計まわり方向に回転させた位置をそれぞれ位置P1´,P2´とする。また、物体は平面上のどの位置にあっても、平面上を距離dだけ任意の方向に移動することができるものとする。範囲R1は位置P1にある物体が移動可能な範囲を、範囲R2は位置P2にある物体が移動可能な範囲を、それぞれ示している。同様に、範囲R1´は位置P1´にある物体が移動可能な範囲を、範囲R2´は位置P2´にある物体が移動可能な範囲を、それぞれ示している。
物体は、点Oを中心とした円弧上を角度θだけ移動することができる。つまり、位置P1(又は位置P1´)にある物体は、点Oを中心として位置P1と位置P1´を通る円弧上を、位置P1と位置P1´の間で移動することができる。同様に、位置P2(又は位置P2´)にある物体は、点Oを中心として位置P2と位置P2´を通る円弧上を、位置P2と位置P2´の間で移動することができる。
よって、位置P1にある物体が移動可能な範囲は、点Oを中心として範囲R1を角度θだけ回転させた際の軌跡である範囲R1maxとなる。同様に、位置P2にある物体が移動可能な範囲は、点Oを中心として範囲R2を角度θだけ回転させた際の軌跡である範囲R2maxとなる。なお、範囲R1maxは位置P1´にある物体が移動可能な範囲と言うことができ、同様に、範囲R2maxは、位置P2´にある物体が移動可能な範囲と言うことができる。
範囲R1max,R2maxにおいて、並進のみで移動可能な最大移動量をそれぞれd1max,d2maxとし、点Oを中心とした回転のみで移動可能な最大移動角度をそれぞれθ1max,θ2maxとする。すると、図4からわかるように、d1max<d2max、θ1max>θ2max、となる。このように、回転中心の点Oからの距離が長くなるにしたがって、並進のみで移動可能な最大移動量dmaxは大きくなっていき、点Oを中心とした回転のみで移動可能な最大移動角度θmaxは小さくなっていく。点O(回転中心)からの距離とdmax及びθmaxとの関係は、図5に示す通りに表される。
逆に図5から、可動部20bの並進移動と回転移動を同じ規制手段で規制しようとすると、点Oに対応する光軸12aに近い位置では回転移動の規制を高い精度で行うことは容易ではないことがわかる。また、光軸12aから遠い位置では、並進移動の制御範囲を大きく超える移動量で可動部20bの並進移動を規制することになってしまう。このような事情に鑑み、本実施形態では、以下に説明する構成として可動部20bの移動範囲を規制する。
次に、図6及び図7を参照して、固定部20aに対する可動部20bの光軸直交平面12c内での移動を規制するための構成について説明する。図6(a)は、光軸直交平面12c内において固定部20aに対する可動部20bの相対位置を規制する構成を説明をする背面図(光軸12aに沿って撮像装置100の背面側から見た図)である。なお、図6(a)では、可動部20bの位置を規制する構成を明確にするために、可動部20bの位置規制に関与する部品の図示を簡素化すると共に、位置規制に直接は関与しない部品の図示を省略している。例えば、リアヨーク22の第1の規制部22a、第1の柱部材24a、第2の柱部材24b、第3の柱部材24c、フロントヨーク25の第2の規制部25a、第1の規制部材28、第2の規制部材29については当接面のみを示して、図示を簡素化している。
可動部20bが有する撮像素子11は略矩形であり、その長辺はX方向と略平行であり、且つ、その短辺はY方向と略平行である。可動部20bは、複数の当接部201~208を有する。当接部201~208は、可動部20bを構成する撮像素子保持部材31の外周面の一部である。そして、当接部201~208の一部は、可動部20bの回転駆動時における外側への飛び出し量を抑制するために、可動部20b(撮像素子保持部材31)に形成された凹部又は切り欠き部に設けられている。
詳細は図7を参照して後述するが、可動部20bが回転移動すると、回転方向に応じて、第1の柱部材24aには当接部201又は当接部202が当接し、第2の規制部材29には当接部206又は当接部207が当接する。また、可動部20bの回転方向に応じて、第2の規制部25aには当接部203が、第2の柱部材24bには当接部204が、第1の規制部材28が有する突起部には当接部205が、第3の柱部材24cには当接部208が、それぞれ当接する。当接部201~208とこれらに対応する柱部材、規制部及び規制部材による可動部20bの位置規制手段を、適宜、第2の規制手段と称呼する。
なお、前述の通り、可動部20bに接続されている連結部材38には2箇所に当接部38aが設けられており、当接部38aの外周面がリアヨーク22の第1の規制部22aの内壁と当接することによって可動部20bの並進移動が規制される。当接部38a及び当接部201~208とこれらに応じた各規制部は、第1のブレ補正ユニット20が第1のブレ補正制御部15aによって制御され、ブレ補正を行うために必要な移動範囲内で可動部20bを駆動する際に当接することないよう配置されている。
先ず、可動部20bが光軸直交平面12c内で光軸12aまわりの回転(光軸12aを回転中心軸とした回転)を行わない並進移動を行う場合について説明する。この場合、連結部材38に設けられた2つの当接部38aがリアヨーク22の第1の規制部22aに当接することで、可動部20bの移動は規制される。このとき、光軸12aからの距離が当接部38aよりも遠くにある当接部201~208では、それぞれに対応した部材と当接しない。つまり、可動部20bの並進移動は、2つの当接部38aと第1の規制部22aによってのみ規制される。可動部20bが光軸12aまわりに回転せず、Y方向に並進した状態の一例を図6(b)に示す。
続いて、可動部20bが光軸直交平面12c内で、撮像装置100の背面側から正面側へ向かって見た場合に時計まわり方向に回転する場合について説明する。この場合、当接部202と第1の柱部材24a、当接部203と第2の規制部25a、当接部207と第2の規制部材29、及び、当接部208と第3の柱部材24c、のいずれか1つ又は複数が当接することにより、可動部20bの移動が規制される。可動部20bが、時計まわり方向の回転に加えて光軸直交平面12c内で並進する場合には、当接部38aが第1の規制部22aに当接してもよい。一方、図6(a)の状態から可動部20bの回転角度が時計まわり方向に最大となっても、当接部38aは第1の規制部22aに当接しない。図6(a)の状態から可動部20bの回転角度が時計まわり方向に最大となった場合に、光軸12aを囲うように配置された複数の規制部によって可動部20bが安定した状態を図7(a)に示す。
次に、可動部20bが光軸直交平面12c内で、撮像装置100の背面側から正面側へ向かって見た場合に反時計まわり方向に回転する場合について説明する。この場合、当接部201と第1の柱部材24a、当接部204と第2の柱部材24b、当接部205と第1の規制部材28、及び、当接部206と第2の規制部材29、のいずれか1つ又は複数が当接することにより、可動部20bの移動が規制される。可動部20bが、反時計まわり方向の回転に加えて光軸直交平面12c内で並進する場合には、当接部38aは第1の規制部22aに当接してもよい。一方、図6(a)の状態から可動部20bの回転角度が反時計まわり方向に最大となっても、当接部38aは第1の規制部22aに当接しない。図6(a)の状態から可動部20bの回転角度が反時計まわり方向で最大となった場合に、光軸12aを囲うように配置された複数の規制部によって可動部20bが安定した状態を図7(b)に示す。このような構成とすることにより、可動部20bを回転移動させた際の固定部20aに対する光軸直交平面12c内での外側への飛び出し量を抑制することができる。
上記説明の通り、本実施形態では、可動部20bの光軸直交平面12c内の移動のうち、光軸12aまわりの回転を含まない並進移動は、光軸12aからの距離が小さい位置にある当接部38aと第1の規制部22aの当接のみで規制される。そして、可動部20bの光軸直交平面12c内の移動のうち光軸12aまわりの回転移動は、回転角度が最大となった際に当接部38aと第1の規制部22aが当接しない姿勢で、当接部201~208が対応する規制要素によって規制される。なお、規制要素とは、第1の柱部材24a、第2の規制部25a、第2の柱部材24b、第1の規制部材28、第2の規制部材29及び第3の柱部材24cを指す。
なお、前述したように、柱部材、規制部及び規制部材において可動部20bと当接する部分には、衝撃を緩和し、また、衝撃音の発生を抑制するためにゴム等の弾性部材が設けられる。第1のブレ補正ユニット20では、可動部20bの回転移動は、可動部20bが少なくとも3箇所の柱部材、規制部又は規制部材と略同時に当接することにより規制される。これにより柱部材、規制部又は規制部材に作用する力を分散させて、弾性部材の劣化を抑制することができる。
さて、実際の撮像中に第1のブレ補正ユニット20によるブレ補正制御を行う場合、ボール36が転動せずに駆動負荷が大きくなることのないように、事前にボール36の位置を調整する動作(以下「リセット動作」とする)を行う必要がある。リセット動作を行うタイミングとしては、例えば、撮像装置10の電源がオンにされた直後等が挙げられる。また、ユーザ操作によってリセット動作が行われる構成となっていてもよい。そこで、次に、図8乃至図13を参照して、第1のブレ補正ユニット20でのリセット動作について詳細に説明する。
先ず、第1の囲い部31d、第2の囲い部31e、第3の囲い部31fについて説明する。なお、第1の囲い部31d、第2の囲い部31e及び第3の囲い部31fについての説明は同等となるため、ここでは、第1の囲い部31d、第2の囲い部31e及び第3の囲い部31fを総じて「囲い部311」と称呼する。
図8(a)は、光軸直交平面12c内で固定部20aに対して可動部20bが相対移動する(以下では単に「可動部20bが移動する」等と表現する)際のボール36と囲い部311との関係を光軸直交平面12cで表した模式図である。囲い部311は、円形で、撮像素子保持部材31に設けられており、固定部材21と撮像素子保持部材31で挟持されているボール36の脱落を光軸直交平面12c内の全方向で防止している。図8(a)には、可動部20b及びボール36の移動前の位置が破線で示されている。可動部20bが距離Sだけ図8(a)において右側へ移動すると、ボール36は固定部材21と撮像素子保持部材31との間に摩擦を生じるため転動する。その際、ボール36は、可動部20bの移動と同じ方向に、可動部20bの移動距離の半分の距離S/2だけ転動移動する。図8(a)には、可動部20b及びボール36の移動後の位置が実線で示されている。
図8(b)は、可動部20bが移動した際にボール36が囲い部311に当接する場合の囲い部311とボール36の関係を光軸直交平面12cで表した模式図である。図8(b)には、可動部20b及びボール36の移動前の位置が破線で示されている。可動部20bが距離Sだけ図8(b)において右側へ移動したとする。可動部20bの移動前において、囲い部311の左側面とボール36の左側面との間が距離S/2よりも小さい場合、可動部20bの移動中にボール36が囲い部311の左側面に当接する。その結果、ボール36は転動することができずに、囲い部311に当接した状態で囲い部311に引きずられるようにして移動し、この状態では転動している状態よりも大きな摩擦が生じる。しかし、この状態から可動部20bが元の位置(破線位置)へ戻り、その後、同じ動作(実線位置への移動)を行った場合、1度目の動作でボール36は囲い部311に引きずられて移動したため、2度目以降の動作ではボール36は囲い部311に当接しない。
ここで、囲い部311の内径について説明する。第1のブレ補正制御部15aが第1のブレ補正ユニット20を制御してブレ補正を行う際の可動部20bの動きは、所定の並進移動量の範囲内、且つ、光軸12aまわりの所定の回転角度の範囲内に制限される。この範囲においてボール36が囲い部311(の壁面)と当接しないようにボール36を転動させることにより摩擦負荷を低減させることができる。
図9(a)は、光軸12aからの距離と囲い部311の内径との関係を説明する図である。可動部20bの並進移動量をa、可動部20bの光軸12aを中心とした回転角度をφ、ボール36の直径をbとする。すると、図9に示されるように、光軸12aから距離cだけ離れた位置にある囲い部311の内径は、a+b+c×sinφ+z、で表される。なお、‘z’は機械的な余裕量であり、0(ゼロ)以上の値である。
図9(b)は、ブレ補正時に可動部20bが距離aだけ並進移動し、且つ、光軸12aを中心とした角度φだけ回転してもボール36が囲い部311に当接しないためにボール36が位置すべき第1の領域312を示す図である。
図8(a)を参照して前述したように、可動部20bが距離aだけ並進移動すると、ボール36は同じ方向に距離a/2だけ転動する。囲い部311の直径(内径)を‘D’とすると、可動部20bの移動前に囲い部311と同心で直径D-aの円で囲まれた第2の領域313にボール36が位置していれば、可動部20bが距離aだけ並進移動してもボール36が囲い部311に当接することはない。
同様に、可動部20bが光軸12aまわりに角度φだけ回転した際に、ボール36は同じ方向に角度φ/2だけ転動する。そのため、第2の領域313が光軸12aまわりに角度+φ/2だけ回動した後の第3の領域313aと角度-φ/2だけ回動した後の第4の領域313bとの共通領域が第1の領域312となる。ボール36が第1の領域312内に位置していれば、可動部20bが光軸12aまわりに角度φだけ回転してもボール36は第2の領域313からはみ出ることはない。つまり、ボール36が第1の領域312に位置していれば、可動部20bが距離aだけ並進移動し、且つ、光軸12aまわりに角度φだけ回転してもボール36が囲い部311に当接することはない。
続いて、図10及び図11を参照して、リセット動作の第1の例(以下「第1のリセット動作」という)について説明する。図10(a)~(c)及び図11(a),(b)は、第1のリセット動作において、可動部20bが移動した際に囲い部311に対してボール36が位置している可能性のある領域を模式的に示す図である。
図10(a)は、可動部20bが光軸12aを中心として半径eの円を描くように回転移動させずに並進移動させた後に、ボール36が存在する第5の領域314を示す図である。前述したように、ボール36は、一度通った範囲では囲い部311に当接しない位置へ移動するため、移動後は第5の領域314内に存在する。第5の領域314の直径は、囲い部311の内径Dから移動円の直径の半分、つまり‘e’だけ小さくなるため、‘D-e’となる。
図10(a)の状態から可動部20bが光軸12aまわりに角度αだけ反時計まわり方向(光軸12aまわりに回転可能な第1の回転方向)に回転すると、ボール36は図10(b)に示される第6の領域314a内に収まる。これは、第5の領域314が光軸12aまわりに角度α/2だけ回動し、その際にボール36が囲い部311と当接した場合、ボール36は転動せずに囲い部311に引きずられるからである。
図10(b)の状態から可動部20bが光軸12aまわりに角度-αだけ回転すると(換言すれば、第1の回転方向の反対方向となる第2の回転方向へ角度αだけ回転すると、ボール36は図10(c)に示される第7の領域314b内に収まる。同様に、図10(c)の状態から可動部20bが光軸12aまわりに角度-αだけ回転すると、ボール36は図11(a)に示される第8の領域314c内に収まる。これは、第7の領域314bが光軸12aを中心として角度-α/2だけ回動し、その際にボール36が囲い部311と当接した場合には、ボール36は転動せずに引きずられるからである。図11(a)の状態から可動部20bが光軸12aを中心として角度αだけ回転すると、ボール36は図11(b)に示される第9の領域314d内に収まる。
よって、第9の領域314dが第1の領域312内に含まれていれば、ブレ補正時に可動部20bが距離aだけ並進移動し、且つ、光軸12aまわりに角度φだけ回転しても、ボール36が囲い部311に当接することはない。換言すれば、第1のリセット動作は、図10(a)から図11(b)への上記の通りの可動部20bの並進移動及び回転移動を行うことである。第1のリセット動作では、並進移動を行っているため、回転移動での移動角度を小さくすることができ、また、実際のブレ補正時には、可動部20bの駆動制御範囲でボール36の囲い部311に対する当接を回避して、駆動負荷の小さい状態を維持することができる。
次に、図12及び図13を参照して、リセット動作の第2の例(以下「第2のリセット動作」という)について説明する。図12(a)~(c)及び図13(a),(b)は、第2のリセット動作において、可動部20bが移動した際に囲い部311に対してボール36が位置している可能性のある領域を模式的に示す図である。
図12(a)は、ボール36が囲い部311の内部に存在している状態を示す図である。図12(a)の状態から可動部20bが光軸12aまわりに角度βだけ反時計まわり方向に回転すると、ボール36は図12(b)に示される第10の領域314e内に収まる。これは、図12(a)でボール36が収まっている領域は光軸12aまわりに角度β/2だけ回動し、その際にボール36が囲い部311と当接した場合には、囲い部311によってボール36は転動せずに引きずられるからである。
図12(b)の状態から可動部20bが光軸12aまわりに角度-βだけ回転すると(角度βだけ時計まわり方向に回転すると)、ボール36は図12(c)に示される第11の領域314f内に収まる。同様に、図12(c)の状態から可動部20bが光軸12aまわりに角度-βだけ回転すると、ボール36は図13(a)に示される第12の領域314g内に収まる。これは、第11の領域314fが光軸12aまわりに角度-β/2だけ回動し、その際にボール36が囲い部311と当接した場合には、囲い部311によってボール36は転動せずに引きずられるからである。図13(a)の状態から可動部20bが光軸12aまわりに角度βだけ回転すると、ボール36は図13(b)に示される第13の領域314h内に収まる。
よって、第13の領域314hが第1の領域312内に含まれていれば、ブレ補正時に可動部20bが距離aだけ並進移動し、且つ、光軸12aまわりに角度φだけ回転しても、ボール36が囲い部311に当接することはない。換言すれば、第2のリセット動作は、図12(a)から図13(b)への上記の通りの可動部20bの回転移動を行うことと言える。但し、角度βは、ブレ補正時に制御可能な回転角度の最大値よりも大きい角度とする必要がある。第2のリセット動作では、可動部20bの並進移動を行うことを必要とすることなく、実際のブレ補正時には、可動部20bの駆動制御範囲でボール36の囲い部311に対する当接を回避して、駆動負荷の小さい状態を維持することができる。
なお、第1のリセット動作及び第2のリセット動作はそれぞれ、可動部20bと固定部20aとが当接すると衝突音が生じてしまうため、第1の規制手段及び第2の規制手段において可動部20bが固定部20aに当接することのない範囲で行われる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。更に、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
例えば、上記実施形態では、本発明に係る駆動装置を撮像装置の像ブレ補正装置に適用した例について説明した。しかし、本発明に係る駆動装置の適用例は、これに限られるものではなく、例えば、顕微鏡において観察対象試料を載置するためのXYθテーブルや、各種の製造装置における組立対象物を載置するためのXYθテーブル等にも適用することができる。また、上記実施形態では、撮像装置10として、所謂、ミラーレスカメラを取り上げたが、クイックリターンミラー機構を備えたデジタル一眼レフカメラの像ブレ補正装置にも本発明に係る駆動装置を適用することができる。
10 撮像装置
11 撮像素子
15a 第1のブレ補正制御部
20 第1のブレ補正ユニット
20a 固定部
20b 可動部
22a 第1の規制部
36 ボール
38a 当接部
28 第1の規制部材
29 第2の規制部材
24a 第1の柱部材
24b 第2の柱部材
24c 第3の柱部材
25a 第2の規制部
201~208 当接部
311 囲い部

Claims (16)

  1. 固定部と、
    前記固定部に対して平面内で並進可能、且つ、回転可能に配置される可動部と、
    前記可動部を駆動するアクチュエータと、
    を備える駆動装置であって、
    前記可動部の並進移動を規制する第1の規制手段と、
    前記可動部の回転移動を規制する第2の規制手段と、有し、
    前記第2の規制手段は前記第1の規制手段よりも前記固定部に対する前記可動部の回転中心から離れた位置に設けられていることを特徴とする駆動装置。
  2. 前記第1の規制手段により前記固定部に対する前記可動部の並進移動が規制されている状態では、前記第2の規制手段は前記可動部の回転移動を規制していないことを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記第2の規制手段により前記固定部に対する前記可動部の回転移動が規制されている状態では、前記第1の規制手段は前記可動部の並進移動を規制していないことを特徴とする請求項1又は2に記載の駆動装置。
  4. 前記第1の規制手段は、前記固定部と前記可動部の一方に設けられた穴と他方に設けられて前記穴に挿入された突起により構成され、
    前記固定部に対する前記可動部の並進移動は、前記可動部が並進移動した際に前記穴の内壁に前記突起の外周面が当接することにより規制されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の駆動装置。
  5. 前記第2の規制手段は、前記固定部に設けられた柱部または突起部と、前記可動部の外周の一部とにより構成され、
    前記固定部に対する前記可動部の回転移動は、前記可動部が回転移動した際に前記可動部の前記一部が前記柱部または前記突起部と当接することにより規制されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の駆動装置。
  6. 少なくとも3箇所の前記柱部または前記突起部が略同時に前記可動部の前記一部と当接することを特徴とする請求項5に記載の駆動装置。
  7. 前記第1の規制手段は、前記アクチュエータよりも前記固定部に対する前記可動部の回転中心に近い位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の駆動装置。
  8. 前記固定部と前記可動部の間に配置される複数の転動部材を有し、
    前記可動部は、前記複数の転動部材のそれぞれに対して前記駆動装置からの脱落を防止するために設けられた囲い部を有し、
    実際に前記駆動装置を駆動する際の駆動制御範囲で前記転動部材が前記囲い部の内壁に当接しないよう、事前に前記可動部を駆動することにより前記複数の転動部材を所定の領域に配置するリセット動作を行う制御手段を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の駆動装置。
  9. 前記転動部材を介して前記可動部を前記固定部に対して付勢する付勢部を有することを特徴とする請求項8に記載の駆動装置。
  10. 前記リセット動作は、
    前記可動部を回転移動させずに前記回転中心から所定の半径の円を描くように並進移動させる第1の動作と、
    前記可動部を前記回転中心まわりに所定の回転角度で回転移動させる第2の動作と、を有し、
    前記制御手段は、前記第1の動作を行った後に前記第2の動作を行うことを特徴とする請求項8又は9に記載の駆動装置。
  11. 前記第2の動作は、前記回転中心まわりの第1の回転方向と、前記第1の回転方向の反対方向となる第2の回転方向にそれぞれ同じ角度だけ前記可動部を回転させることを特徴とする請求項10に記載の駆動装置。
  12. 前記リセット動作では、前記可動部の回転移動を制御する角度よりも大きい回転角度で前記可動部を前記回転中心まわりに回転移動させることを特徴とする請求項9に記載の駆動装置。
  13. 前記リセット動作は、前記回転中心まわりの第1の回転方向と、前記第1の回転方向の反対方向となる第2の回転方向にそれぞれ同じ角度だけ前記可動部を回転させることを特徴とする請求項12に記載の駆動装置。
  14. 請求項1乃至13のいずれか1項に記載の駆動装置と、
    前記駆動装置の前記可動部に保持された撮像素子と、を備える撮像装置であって、
    前記撮像素子は、前記撮像装置の撮像光軸と直交する平面内で前記撮像素子の撮像面が並進可能かつ回転可能に前記可動部に保持され、
    前記撮像装置の像ブレを検出する検出手段と、
    前記像ブレが打ち消されるように前記可動部の駆動を制御するブレ補正手段と、を備えることを特徴とする撮像装置。
  15. 固定部に対して平面内で並進可能、且つ、回転可能な可動部と、
    前記固定部と前記可動部の間に配置された複数の転動部材と、を備え、
    前記複数の転動部材がそれぞれ前記可動部に設けられた囲い部の内部に配置された駆動装置を実際に駆動する際の駆動制御範囲で前記転動部材が前記囲い部の内壁に当接しないようにするための制御方法であって、
    前記可動部を回転移動させずに前記可動部の回転中心から所定の半径の円を描くように並進移動させる第1のステップと、
    前記第1のステップを行った後に、前記可動部を前記回転中心まわりに所定の回転角度で回転移動させる第2のステップと、を有し、
    前記第2のステップでは、前記可動部の回転中心まわりの第1の回転方向と、前記第1の回転方向の反対方向となる第2の回転方向にそれぞれ同じ角度だけ前記可動部を回転させることを特徴とする駆動装置の制御方法。
  16. 固定部に対して平面内で並進可能、且つ、回転可能な可動部と、
    前記固定部と前記可動部の間に配置された複数の転動部材と、を備え、
    前記複数の転動部材がそれぞれ前記可動部に設けられた囲い部の内部に配置された駆動装置を実際に駆動する際の駆動制御範囲で前記転動部材が前記囲い部の内壁に当接しないようにするための制御方法であって、
    前記可動部の回転移動を制御する角度よりも大きい回転角度で前記可動部を回転移動させるステップを有し、
    前記ステップでは、前記可動部の回転中心まわりの第1の回転方向と、前記第1の回転方向の反対方向となる第2の回転方向にそれぞれ同じ角度だけ前記可動部を回転させることを特徴とする駆動装置の制御方法。
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