JP2008210442A - 駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】一対のシャフト上を移動される部材のシャフトまわりの振れを防ぎ部材の安定駆動が可能な駆動装置(50)を提供する。
【解決手段】第1,第2シャフト(2,3)と、これに支持された移動部(32)と、リードスクリュー〔RS〕(7)と、RSに歯合するラック(5d2)を有して移動部と連結した連結ナット(5)と、ラックをRSに付勢する付勢部材(6)とを備え、RSの回転で移動部を第1,第2シャフト上で移動させる構成であり、連結ナットはRSを挟んだラックの反対側に隙間を介してストッパ(5e)を有し、ラックとRSとの当接点(P1)での接線(SP1)と、当接点(P1)と第1シャフト中心軸(2C)とを結ぶ直線(2CP1)とがなす鋭角θ1に基づくα=θ1−90°と、ラックの反付勢方向移動におけるストッパとRSとの当接点(P2)での接線(SP2)と、当接点(P2)と中心(2C)とを結ぶ直線(2CP2)とがなす鋭角θ2に基づくβ=θ2−90°とがαβ<0を満たすようにした。
【選択図】図5
【解決手段】第1,第2シャフト(2,3)と、これに支持された移動部(32)と、リードスクリュー〔RS〕(7)と、RSに歯合するラック(5d2)を有して移動部と連結した連結ナット(5)と、ラックをRSに付勢する付勢部材(6)とを備え、RSの回転で移動部を第1,第2シャフト上で移動させる構成であり、連結ナットはRSを挟んだラックの反対側に隙間を介してストッパ(5e)を有し、ラックとRSとの当接点(P1)での接線(SP1)と、当接点(P1)と第1シャフト中心軸(2C)とを結ぶ直線(2CP1)とがなす鋭角θ1に基づくα=θ1−90°と、ラックの反付勢方向移動におけるストッパとRSとの当接点(P2)での接線(SP2)と、当接点(P2)と中心(2C)とを結ぶ直線(2CP2)とがなす鋭角θ2に基づくβ=θ2−90°とがαβ<0を満たすようにした。
【選択図】図5
Description
本発明は、駆動装置に係り、特に、リードスクリューとそのリードに螺合する連結ナットとを用いて、連結ナットに結合した部材を一軸方向に直線移動させる技術に関する。
平行に配置された複数のガイドシャフトによって摺動自在に支持された部材を、リードスクリューとこれに螺合するラックを有する連結ナットとを用いて、ガイドシャフトの軸方向に直線移動させる駆動装置が知られている。
この駆動装置は、特に、光ディスク記録再生装置やビデオカメラのレンズ装置などに多用される。
光ディスク記録再生装置に搭載された場合は、トラッキングなどのために光ピックアップをディスクの半径方向に移動させるのに用いられる。
ビデオカメラのレンズ装置などに搭載された場合は、合焦動作や変倍動作のためにレンズを光軸方向に移動させるのに用いられる。
この駆動装置は、特に、光ディスク記録再生装置やビデオカメラのレンズ装置などに多用される。
光ディスク記録再生装置に搭載された場合は、トラッキングなどのために光ピックアップをディスクの半径方向に移動させるのに用いられる。
ビデオカメラのレンズ装置などに搭載された場合は、合焦動作や変倍動作のためにレンズを光軸方向に移動させるのに用いられる。
このような駆動装置では、リードスクリューのリードへの螺合を確実にするために、ラックをリードに対して付勢する付勢ばねが設けられる場合が多い。
さらに、外部からの衝撃力などによりラックがリードから外れる、いわゆる歯飛び現象を防止するために、リードスクリューを挟んでラックと反対側に、連結ナットと一体のストッパ壁を設けることが知られている。
この付勢ばねとストッパ壁を備えた駆動装置の例が、特許文献1に光ピックアップ送り装置として記載されている。
さらに、外部からの衝撃力などによりラックがリードから外れる、いわゆる歯飛び現象を防止するために、リードスクリューを挟んでラックと反対側に、連結ナットと一体のストッパ壁を設けることが知られている。
この付勢ばねとストッパ壁を備えた駆動装置の例が、特許文献1に光ピックアップ送り装置として記載されている。
ところで、上述したようなストッパ壁は、ラックが歯合した通常の駆動状態でリードスクリューと所定の間隙を有するように設けられている。
そして、この間隙は、駆動装置に対して、ラックのリードスクリューへの付勢力に抗する衝撃力が加わった際に、ラックがリードスクリューから外れる前にストッパ壁がリードスクリューに当接するように設定される。
そして、この間隙は、駆動装置に対して、ラックのリードスクリューへの付勢力に抗する衝撃力が加わった際に、ラックがリードスクリューから外れる前にストッパ壁がリードスクリューに当接するように設定される。
一方、光ピックアップやレンズ枠などの被駆動部材は、特許文献1における図2などに示されるように、一対のガイドシャフト(以下、第1,第2ガイドシャフトとも称する)に摺動自在に支持されている。
この支持においては、通常、リードスクリューに近い側である第1ガイドシャフトを位置基準とし、他方の第2ガイドシャフトが被駆動部材の第1ガイドシャフトまわりの回動を規制するように構成される。
この支持においては、通常、リードスクリューに近い側である第1ガイドシャフトを位置基準とし、他方の第2ガイドシャフトが被駆動部材の第1ガイドシャフトまわりの回動を規制するように構成される。
また、被駆動部材が部材の寸法ばらつきの影響を受けずに第2のガイドシャフトに沿って滑らかに移動できるように、被駆動部材の第2のガイドシャフトへの係合部は通常U字状とされ、両者間には第1のガイドシャフト回りに若干のガタが設定されている。
従って、駆動時に、このガタによる第1のガイドシャフト回りの動き(振れ)が発生しないように、被駆動部材は第2のガイドシャフトに対して常に付勢されることが望まれる。
従って、駆動時に、このガタによる第1のガイドシャフト回りの動き(振れ)が発生しないように、被駆動部材は第2のガイドシャフトに対して常に付勢されることが望まれる。
特に、この付勢は、通常駆動時はもとより、駆動装置に衝撃力が加わった際にも安定して維持されることが強く望まれる。
付勢力が安定維持されると、例えば、この駆動装置がレンズの駆動装置であって、撮像装置に搭載された場合には、撮像装置に衝撃が加わっても画面の回転方向の動き(振れ)が生じることがなく、安定した高品位の撮影画像が常に得られるので大変好ましい。
付勢力が安定維持されると、例えば、この駆動装置がレンズの駆動装置であって、撮像装置に搭載された場合には、撮像装置に衝撃が加わっても画面の回転方向の動き(振れ)が生じることがなく、安定した高品位の撮影画像が常に得られるので大変好ましい。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、ガイドシャフトに支持され、そのシャフトに沿って駆動される被駆動部材のガイドシャフトまわりの振れを常に防止して、その被駆動部材の安定した駆動が可能な駆動装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本願発明は手段として次の1)〜3)の構成を有する。
1) 互いに平行なる第1及び第2のガイドシャフト(2,3)と、該第1及び第2のガイドシャフト(2,3)に支持された移動部(32)と、リードスクリュー(7)と、該リードスクリュー(7)に歯合するラック部(5d2)を有すると共に前記移動部(32)と連結した連結ナット(5)と、前記ラック部(5d2)を前記リードスクリュー(7)に付勢する付勢部材(6)と、を備え、前記リードスクリュー(7)の回転により前記連結ナット(5)を介して前記移動部(32)を前記第1及び第2のガイドシャフト(2,3)に沿って直線移動させるよう構成された駆動装置において、
前記連結ナット(5)は、前記リードスクリュー(7)を挟んで前記ラック部(5d2)の反対側に前記リードスクリュー(7)と所定の間隙(d2)を有するように設けられたストッパ壁部(5e)を有し、
前記リードスクリュー(7)の軸に直交する面でみたときに、
前記ラック部(5d2)と前記リードスクリュー(7)とが当接するラック当接点(P1)における接線(SP1)と、該ラック当接点(P1)と前記第1のガイドシャフト(2)の中心(2C)とを結ぶ直線(2CP1)と、がなす鋭角θ1に基づくα=θ1−90°と、
前記ラック部(5d2)が反付勢方向へ移動した際に、前記ストッパ壁部(5e)と前記リードスクリュー(7)とが当接するストッパ当接点(P2)における接線(SP2)と、該ストッパ当接点(SP2)と前記第1のガイドシャフト(2)の中心(2C)とを結ぶ直線(2CP2)と、がなす鋭角θ2に基づくβ=θ2−90°とが、
αβ<0 を満たすことを特徴とする駆動装置(50)である。
2) 互いに平行なる第1及び第2のガイドシャフト(2,3)と、該第1及び第2のガイドシャフト(2,3)に支持された移動部(32)と、リードスクリュー(7)と、該リードスクリュー(7)に歯合するラック部(5d2)を有すると共に前記移動部(32)と連結した連結ナット(5)と、前記ラック部(5d2)を前記リードスクリュー(7)に付勢する付勢部材(6)と、を備え、前記リードスクリュー(7)の回転により前記連結ナット(5)を介して前記移動部(32)を前記第1及び第2のガイドシャフト(2,3)に沿って直線移動させるよう構成された駆動装置において、
前記連結ナット(5)は、前記リードスクリュー(7)を挟んで前記ラック部(5d2)の反対側に前記リードスクリュー(7)と所定の間隙(d2)を有するように設けられたストッパ壁部(5e)を有し、
前記ラック部(5d2)と前記リードスクリュー(7)とが当接するラック当接点(P1)と、
前記ラック部(5d2)が反付勢方向へ移動した際に、前記ストッパ壁部(5e)と前記リードスクリュー(7)とが当接するストッパ当接点(P2)と、は、
前記ラック部(5d2)が前記ラック当接点(P1)で前記リードスクリュー(7)から受ける力(F1)により生じる前記第1のガイドシャフト(2)まわりのモーメント(M1)の方向と、
前記ストッパ部(5e)が前記ストッパ当接点(P2)で前記リードスクリュー(7)から受ける力(F2)により生じる前記第1のガイドシャフト(2)回りのモーメント(M2)の方向と、が、
同一方向となる位置にあることを特徴とする駆動装置(50)である。
3) 前記第1のガイドシャフト(2)は、前記第2のガイドシャフト(3)よりも前記リードスクリュー(7)に近接して配置されていることを特徴とする1)または2)に記載の駆動装置(50)である。
1) 互いに平行なる第1及び第2のガイドシャフト(2,3)と、該第1及び第2のガイドシャフト(2,3)に支持された移動部(32)と、リードスクリュー(7)と、該リードスクリュー(7)に歯合するラック部(5d2)を有すると共に前記移動部(32)と連結した連結ナット(5)と、前記ラック部(5d2)を前記リードスクリュー(7)に付勢する付勢部材(6)と、を備え、前記リードスクリュー(7)の回転により前記連結ナット(5)を介して前記移動部(32)を前記第1及び第2のガイドシャフト(2,3)に沿って直線移動させるよう構成された駆動装置において、
前記連結ナット(5)は、前記リードスクリュー(7)を挟んで前記ラック部(5d2)の反対側に前記リードスクリュー(7)と所定の間隙(d2)を有するように設けられたストッパ壁部(5e)を有し、
前記リードスクリュー(7)の軸に直交する面でみたときに、
前記ラック部(5d2)と前記リードスクリュー(7)とが当接するラック当接点(P1)における接線(SP1)と、該ラック当接点(P1)と前記第1のガイドシャフト(2)の中心(2C)とを結ぶ直線(2CP1)と、がなす鋭角θ1に基づくα=θ1−90°と、
前記ラック部(5d2)が反付勢方向へ移動した際に、前記ストッパ壁部(5e)と前記リードスクリュー(7)とが当接するストッパ当接点(P2)における接線(SP2)と、該ストッパ当接点(SP2)と前記第1のガイドシャフト(2)の中心(2C)とを結ぶ直線(2CP2)と、がなす鋭角θ2に基づくβ=θ2−90°とが、
αβ<0 を満たすことを特徴とする駆動装置(50)である。
2) 互いに平行なる第1及び第2のガイドシャフト(2,3)と、該第1及び第2のガイドシャフト(2,3)に支持された移動部(32)と、リードスクリュー(7)と、該リードスクリュー(7)に歯合するラック部(5d2)を有すると共に前記移動部(32)と連結した連結ナット(5)と、前記ラック部(5d2)を前記リードスクリュー(7)に付勢する付勢部材(6)と、を備え、前記リードスクリュー(7)の回転により前記連結ナット(5)を介して前記移動部(32)を前記第1及び第2のガイドシャフト(2,3)に沿って直線移動させるよう構成された駆動装置において、
前記連結ナット(5)は、前記リードスクリュー(7)を挟んで前記ラック部(5d2)の反対側に前記リードスクリュー(7)と所定の間隙(d2)を有するように設けられたストッパ壁部(5e)を有し、
前記ラック部(5d2)と前記リードスクリュー(7)とが当接するラック当接点(P1)と、
前記ラック部(5d2)が反付勢方向へ移動した際に、前記ストッパ壁部(5e)と前記リードスクリュー(7)とが当接するストッパ当接点(P2)と、は、
前記ラック部(5d2)が前記ラック当接点(P1)で前記リードスクリュー(7)から受ける力(F1)により生じる前記第1のガイドシャフト(2)まわりのモーメント(M1)の方向と、
前記ストッパ部(5e)が前記ストッパ当接点(P2)で前記リードスクリュー(7)から受ける力(F2)により生じる前記第1のガイドシャフト(2)回りのモーメント(M2)の方向と、が、
同一方向となる位置にあることを特徴とする駆動装置(50)である。
3) 前記第1のガイドシャフト(2)は、前記第2のガイドシャフト(3)よりも前記リードスクリュー(7)に近接して配置されていることを特徴とする1)または2)に記載の駆動装置(50)である。
本発明によれば、被駆動部材のガイドシャフトまわりの振れが常に防止されて、被駆動部材の安定した駆動が可能になる、という効果を奏する。
本発明の駆動装置の実施の形態を、好ましい実施例により図1〜図7を用いて説明する。
この実施例に係る駆動装置50は、光ディスク駆動装置101に搭載され、光ピックアップ1をディスクDkの径方向に直線駆動するためのものである。
まず、光ディスク装置101の概要について図1を用いて説明する。図1(a)はその平面図であり、図1(b)は側面図である。
まず、光ディスク装置101の概要について図1を用いて説明する。図1(a)はその平面図であり、図1(b)は側面図である。
図1において、光ディスク駆動装置101は、シャーシベース31と、これに取り付けられたスピンドルモータ4と、駆動装置50と、を備えている。
駆動装置50は、光ピックアップ1を図のX方向(左右方向)に直線駆動する。
シャーシベース31の4隅には、固定用の孔31a〜31dが設けられており、これを利用して、この光ディスク駆動装置101は図示しないディスク記録再生装置に取り付けられる。
駆動装置50は、光ピックアップ1を図のX方向(左右方向)に直線駆動する。
シャーシベース31の4隅には、固定用の孔31a〜31dが設けられており、これを利用して、この光ディスク駆動装置101は図示しないディスク記録再生装置に取り付けられる。
駆動装置50は、平行に配設された2本のガイドシャフト2,3と、このガイドシャフト2,3に摺動自在に支持され光ピックアップ1が取り付けられたピックアップベース32(以下、PUベース32と称する)と、駆動源であるステッピングモータ8と、ステッピングモータ8の軸と一体化されたリードスクリュー7と、リードスクリュー7に歯合すると共にPUベース32に連結された連結ナット5と、を備えている。
ガイドシャフト2,3は、板ばね33a〜33d(33cは図示せず)によりシャーシベース31に向けて付勢され、そのベース31に設けられた図示しないシャフト受け部で支持されている。
この実施例において、ガイドシャフト2は、光ピックアップ1の直線移動における移動方向に直交する方向の位置の基準となる。
PUベース32には、2本のガイドシャフト2,3とそれぞれ係合する係合部32a,32bが設けられている。
この実施例において、ガイドシャフト2は、光ピックアップ1の直線移動における移動方向に直交する方向の位置の基準となる。
PUベース32には、2本のガイドシャフト2,3とそれぞれ係合する係合部32a,32bが設けられている。
この係合状態を、図1の模式的な矢視A図である図2も用いて説明する。
この図2は、PUベース32と、ガイドシャフト2,3と、リードスクリュー7と連結ナット5と、光ピックアップ1と、を主に示した図である。
この図2は、PUベース32と、ガイドシャフト2,3と、リードスクリュー7と連結ナット5と、光ピックアップ1と、を主に示した図である。
図2からわかるように、係合部32bは、外方(左方)に開放されたU字状の切り欠き部32b1を有し、この切り欠き部32b1にガイドシャフト3は係合している。
切り欠き部32b1の幅d1は、ガイドシャフト3の直径φよりもわずかに大きく、若干のガタd=d1−φが生じるように形成されている。図2ではこのガタ分を誇張して示している。
切り欠き部32b1の幅d1は、ガイドシャフト3の直径φよりもわずかに大きく、若干のガタd=d1−φが生じるように形成されている。図2ではこのガタ分を誇張して示している。
一方、PUベース32の係合部32aは、図1からわかるようにシャフト2の軸方向に離隔すると共に、共通軸芯の挿通孔32a1h,32a2hを有して形成された第1係合部32a1と第2係合部32a2とが形成されている。
挿通孔32a1h,32a2hにはガイドシャフト2が挿通されている。
挿通孔32a1h,32a2hにはガイドシャフト2が挿通されている。
また、ガイドシャフト2と平行に、また、ガイドシャフト2に対して図2の下方側に偏ってリードスクリュー7が配設されている。
このリードスクリュー7の位置は、装着されたディスクDkに対して、ガイドシャフト2よりも遠い距離にある。
そして、このリードスクリュー7は、上述したように、ステッピングモータ8の軸と連結して回転駆動される。
このリードスクリュー7の位置は、装着されたディスクDkに対して、ガイドシャフト2よりも遠い距離にある。
そして、このリードスクリュー7は、上述したように、ステッピングモータ8の軸と連結して回転駆動される。
このリードスクリュー7の回転力を直進力に変換してPUベース32に伝達するのが連結ナット5であり、図2乃至図4を用いて詳述する。
この連結ナット5は、樹脂材により可撓性を有して形成されており、基部5aと、基部5aから立ち上がるバネ受け壁部5bと、このバネ受け壁部5bと対向し、薄肉のヒンジ部5cを介して連結されたラック壁部5dと、を有している。
このラック壁部5dは、その外側面5d1にリードスクリュー7と歯合するように突出したラック部5d2を有している。
このラック壁部5dは、その外側面5d1にリードスクリュー7と歯合するように突出したラック部5d2を有している。
また、連結ナット5は、ラック壁部5dの外側面5d1から、その外側面5d1と対向するように略U字状に突出したストッパ壁部5eを有している。
このラック壁部5dとストッパ壁部5eとの間の空間Sにはリードスクリュー7が配設されており、そのリードスクリュー7とラック部5d2が常に押圧するように、バネ受け壁部5bとラック壁部5dとの間に、両者をその間隔を広げる方向に付勢するコイルバネ6が配設されている。
また、ラック壁部5dとストッパ壁部5eとには、コイルバネ6の位置決め及び外れ防止の機能を有する突起5dt,5dtが設けられている。
このラック壁部5dとストッパ壁部5eとの間の空間Sにはリードスクリュー7が配設されており、そのリードスクリュー7とラック部5d2が常に押圧するように、バネ受け壁部5bとラック壁部5dとの間に、両者をその間隔を広げる方向に付勢するコイルバネ6が配設されている。
また、ラック壁部5dとストッパ壁部5eとには、コイルバネ6の位置決め及び外れ防止の機能を有する突起5dt,5dtが設けられている。
一方、基部5aは、PUベース32に対して図示しないねじなどの結合手段で結合されている
従って、この構成において、リードスクリュー7がステッピングモータ8により回転すると、その回転により連結ナット5がリードスクリュー7に沿って直線移動し、その連結ナット5に連結したPUベース32がガイドシャフト2,3上を移動する。
ところで、PUベース32に搭載された光ピックアップ1によってディスクDkに対する記録や再生を精度よく行うために、光ピックアップ1が光ディスクの径方向(図1におけるX方向)に直線移動する際に、移動の際の位置の基準となるガイドシャフト2の軸芯と光ピックアップ1の光軸CLとの距離D1(図1及び図2参照)と、ガイドシャフト2の軸芯と光ディスクDkの中心であるスピンドルモータ4の中心との距離D0(図1参照)とが一致していなければならない。
しかしながら、各距離D1,D0は、複数の部品の寸法公差の累積として決まるために、調整が必要となる。
そのため、実施例においては、調整ネジ10(図1参照)を回転させて図1の上下方向に進退させることで距離D0を所定の範囲で変化させ、距離D0と距離D1とを一致させている。
そのため、実施例においては、調整ネジ10(図1参照)を回転させて図1の上下方向に進退させることで距離D0を所定の範囲で変化させ、距離D0と距離D1とを一致させている。
この調整は、ディスクDkにおいて、その内径側が外径側より曲率が小さく距離D0と距離D1との差の影響を大きく受けることから、ディスクDkの内径側で行う。
この調整に伴って生じる作用に対応して連結ナット5のストッパ壁部5eが設けられているので、以下に詳述する。
すなわち、調整における距離D0の変化により、ガイドシャフト2とリードスクリュー7との軸間距離D2(図1及び図2参照)も変化する。
この軸間距離D2の変化によりコイルバネ6の圧縮長も変化するので、ラック部5d2のリードスクリュー7に対する付勢力も変化する。
この軸間距離D2の変化によりコイルバネ6の圧縮長も変化するので、ラック部5d2のリードスクリュー7に対する付勢力も変化する。
具体的には、軸間距離D2が大きくなるほどコイルバネ6の圧縮量が少なくなってその反発による付勢力が弱くなる。
ラック部5d2のリードスクリュー7に対する付勢力が弱くなると、光ピックアップ1を高速で光ディスクの径方向に移動させる際に、歯飛びを生じ易くなる。
ラック部5d2のリードスクリュー7に対する付勢力が弱くなると、光ピックアップ1を高速で光ディスクの径方向に移動させる際に、歯飛びを生じ易くなる。
そこで、軸間距離D2がその調整範囲において大きい値で設定されたときでも歯飛びを生じないようにコイルバネ6のバネ定数などを設定すると、軸間距離D2が小さい値で設定されたときに、逆に付勢力が大きくなり過ぎてステッピングモータ8への負荷が過大となり、ステッピングモータ8の脱調が生じ易くなる。
このため、実施例においては、ラック部5d2がリードスクリュー7から外れようとした際に、すなわち、図2において、ラック部5d2が左方(DR2方向)に移動してリードスクリュー7から外れようとした際に、リードスクリュー7に図2の右方から当接してその外れを防止するストッパ壁部5eが設けられている。
具体的には、ラック部5d2がリードスクリュー7に当接した状態におけるリードスクリュー7とストッパ壁部5eとの隙間d2〔図5(a)参照〕は、ラック部5d2とリードスクリュー7との係合深さよりも小さく設定されている。
具体的には、ラック部5d2がリードスクリュー7に当接した状態におけるリードスクリュー7とストッパ壁部5eとの隙間d2〔図5(a)参照〕は、ラック部5d2とリードスクリュー7との係合深さよりも小さく設定されている。
さらに、この実施例の駆動装置50では、ラック部5d2がリードスクリュー7に当接する角度,及びストッパ壁部5eがリードスクリュー7に当接する角度を、ガイドシャフト2の中心2C位置と関連付けて設定してあるので、それについて図5を用いて詳述する。
図5は、図2における連結ナット5近傍の部分拡大図であり、図5(a)は、連結ナット5のラック部5d2がリードスクリュー7に付勢されている、通常の状態を示し、図5(b)は、ラック部5d2が、衝撃力などによりリードスクリュー7から外れる方向に浮いてリードスクリュー7にストッパ壁部5eが当接した非通常状態を示している。
まず、通常状態について説明する。
図5(a)において、ラック部5d2とリードスクリュー7とが当接する点を当接点P1とすると、この当接点P1における接線SP1と、当接点P1とガイドシャフト2の中心2Cとを結ぶ直線2CP1とがなす角度であって、直線2CP1を基準とした時計回り方向の角度θ1が、θ1=90°+α>90°(αは正の数)となるように設定されている。
これは、換言するならば、ラック部5d2とリードスクリュー7とが当接する当接点P1における接線SP1と、その当接点P1とガイドシャフト2の中心2Cとを結ぶ直線2CP1と、がなす鋭角θ1に基づくα=θ1−90°と、ラック部5d2が反付勢方向へ移動した際に、ストッパ壁部5eとリードスクリュー7とが当接する当接点P2における接線SP2と、その当接点SP2とガイドシャフト2の中心2Cとを結ぶ直線2CP2と、がなす鋭角θ2に基づくβ=θ2−90°とが、αβ<0を満たすように設定されているということである。
図5(a)において、ラック部5d2とリードスクリュー7とが当接する点を当接点P1とすると、この当接点P1における接線SP1と、当接点P1とガイドシャフト2の中心2Cとを結ぶ直線2CP1とがなす角度であって、直線2CP1を基準とした時計回り方向の角度θ1が、θ1=90°+α>90°(αは正の数)となるように設定されている。
これは、換言するならば、ラック部5d2とリードスクリュー7とが当接する当接点P1における接線SP1と、その当接点P1とガイドシャフト2の中心2Cとを結ぶ直線2CP1と、がなす鋭角θ1に基づくα=θ1−90°と、ラック部5d2が反付勢方向へ移動した際に、ストッパ壁部5eとリードスクリュー7とが当接する当接点P2における接線SP2と、その当接点SP2とガイドシャフト2の中心2Cとを結ぶ直線2CP2と、がなす鋭角θ2に基づくβ=θ2−90°とが、αβ<0を満たすように設定されているということである。
従って、ラック部5d2が、コイルバネ6の弾性反発力に基づく付勢力によりリードスクリュー7をDR1方向に付勢することでそのリードスクリュー7から受ける反力F1の作用線LF1は、図5(a)において直線2CP1よりも上側に位置する。
そのため、この作用線LF1と中心2Cとの距離をL1とすると、反力F1により、PUベース32には、ガイドシャフト2の中心2Cに対して左回りのモーメントM1=F1×L1が生じる。
そのため、この作用線LF1と中心2Cとの距離をL1とすると、反力F1により、PUベース32には、ガイドシャフト2の中心2Cに対して左回りのモーメントM1=F1×L1が生じる。
一方、非通常状態については、以下のようになる。
すなわち、図5(b)において、ストッパ壁部5eとリードスクリュー7とが当接する点を当接点P2とすると、この当接点P2における接線SP2とガイドシャフト2の中心2Cとを結ぶ直線2CP2とがなす角度であって、直線2CP2を基準とした時計回り方向の角度θ2が、θ2=90°+β<90°(βは負の数)となるように設定されている。
すなわち、図5(b)において、ストッパ壁部5eとリードスクリュー7とが当接する点を当接点P2とすると、この当接点P2における接線SP2とガイドシャフト2の中心2Cとを結ぶ直線2CP2とがなす角度であって、直線2CP2を基準とした時計回り方向の角度θ2が、θ2=90°+β<90°(βは負の数)となるように設定されている。
従って、ラック部5d2がリードスクリュー7から外れる方向DR2に移動した際に、ストッパ壁部5eがリードスクリュー7に当接して受ける反力F2の作用線LF2は、図5(b)において直線2CP2よりも下側に位置する。
そのため、この作用線LF2と中心2Cとの距離をL2とすると、反力F2により、PUベース32には、ガイドシャフト2の中心2Cに対して左回りのモーメントM2=F2×L2が生じる。
そのため、この作用線LF2と中心2Cとの距離をL2とすると、反力F2により、PUベース32には、ガイドシャフト2の中心2Cに対して左回りのモーメントM2=F2×L2が生じる。
従って、この実施例の構成によれば、通常状態と非通常状態とのいずれの場合においても、PUベース32には中心2Cに対して左回りのモーメントM1,M2が生じる。
すなわち、図2を参照するならば、このガイドシャフト2の中心2Cの左回りのモーメントM1,M2により、他方のガイドシャフト3に対してPUベース32の係合部32bが常に同じ方向(図2において上から下に向けて)に付勢される。
これにより、被駆動部材であるPUベース32のガイドシャフト2回りの振れが常に防止されて、PUベース32を安定して駆動させることができる。
すなわち、図2を参照するならば、このガイドシャフト2の中心2Cの左回りのモーメントM1,M2により、他方のガイドシャフト3に対してPUベース32の係合部32bが常に同じ方向(図2において上から下に向けて)に付勢される。
これにより、被駆動部材であるPUベース32のガイドシャフト2回りの振れが常に防止されて、PUベース32を安定して駆動させることができる。
上述した構成を換言するならば、通常状態と非通常状態とにおいて、基準となるガイドシャフト2回りのモーメントがそれぞれモーメントM1,M2として生じると共に、各モーメントM1,M2が同じ方向に生じるように設定されているということである。
さらには、図5に示されるように、当接点P1と中心2Cとを結ぶ線2CP1と、作用線LF1と、がなす角度αと、当接点P2と中心2Cとを結ぶ線2CP2と、作用線LF2と、がなす角度βとが逆符号となるように設定されている。
また、このモーメントM1,M2は、ガイドシャフト3を付勢する板ばね33a,33bの付勢方向と同じ方向に作用し、この方向は、駆動装置50の図2に示す姿勢、すなわち、ディスクDkが光ピックアップ1の上方に装着される通常の使用姿勢においてPUベース32の重力による自重が付与される方向とも一致するものである。
<変形例>
リードスクリュー7の配設位置は、ステッピングモータ8の配設位置も含め、例えば、ディスク再生装置101側の部品レイアウトの影響を受けて、図6に示すように、ガイドシャフト2に対してディスクDk側に偏って(ディスクDkとの距離がガイドシャフト2より近い位置に)設定される場合がある。
この変形例である駆動装置550について、以下に詳述する。
リードスクリュー7の配設位置は、ステッピングモータ8の配設位置も含め、例えば、ディスク再生装置101側の部品レイアウトの影響を受けて、図6に示すように、ガイドシャフト2に対してディスクDk側に偏って(ディスクDkとの距離がガイドシャフト2より近い位置に)設定される場合がある。
この変形例である駆動装置550について、以下に詳述する。
図6に示す駆動装置550において、リードスクリュー7の回転力を直進力に変換してPUベース32に伝達する連結ナット55は、ラック壁55dとストッパ壁部55eとの間のリードスクリュー7が収容される空間Sが下方側に開口するように形成されている。
この開口向きは、下方側に限定されるものではなく、実施例のように上方側としてもよい。
尚、実施例の連結ナット5も、空間S(図2参照)の上方側を開口させるものに限らず、この変形例の連結ナット55のように下方側を開口させたものでもよい。
尚、実施例の連結ナット5も、空間S(図2参照)の上方側を開口させるものに限らず、この変形例の連結ナット55のように下方側を開口させたものでもよい。
変形例の駆動装置550は、リードスクリュー7の位置と、連結ナット55以外は実施例の駆動装置50と同様の態様とされているので、以下、連結ナット55とリードスクリュー7との係合詳細について、図7を用いて説明する。
図7は、図6における連結ナット55近傍の部分拡大図であり、図7(a)は、連結ナット55のラック部55d2がリードスクリュー7に付勢されている、通常の状態を示し、図7(b)は、ラック部55d2がリードスクリュー7から外れる方向に浮いてリードスクリュー7にストッパ壁部55eが当接した非通常状態を示している。
まず、通常状態について説明する。
図7(a)において、ラック部55d2とリードスクリュー7とが当接する点を当接点P11とすると、この当接点P11における接線SP11と、当接点P11とガイドシャフト2の中心2Cとを結ぶ直線2CP11とがなす角度であって、直線2CP11を基準とした時計回り方向の角度θ11が、θ11=90°+α1>90°(α1は正数)となるように設定されている。
これは、換言するならば、ラック部55d2とリードスクリュー7とが当接する当接点P11における接線SP11と、その当接点P11とガイドシャフト2の中心2Cとを結ぶ直線2CP11と、がなす鋭角θ11に基づくα1=θ11−90°と、ラック部55d2が反付勢方向へ移動した際に、ストッパ壁部55eとリードスクリュー7とが当接する当接点P22における接線SP22と、その当接点SP22とガイドシャフト2の中心2Cとを結ぶ直線2CP22と、がなす鋭角θ22に基づくβ1=θ22−90°とが、α1β1<0を満たすように設定されているということである。
図7(a)において、ラック部55d2とリードスクリュー7とが当接する点を当接点P11とすると、この当接点P11における接線SP11と、当接点P11とガイドシャフト2の中心2Cとを結ぶ直線2CP11とがなす角度であって、直線2CP11を基準とした時計回り方向の角度θ11が、θ11=90°+α1>90°(α1は正数)となるように設定されている。
これは、換言するならば、ラック部55d2とリードスクリュー7とが当接する当接点P11における接線SP11と、その当接点P11とガイドシャフト2の中心2Cとを結ぶ直線2CP11と、がなす鋭角θ11に基づくα1=θ11−90°と、ラック部55d2が反付勢方向へ移動した際に、ストッパ壁部55eとリードスクリュー7とが当接する当接点P22における接線SP22と、その当接点SP22とガイドシャフト2の中心2Cとを結ぶ直線2CP22と、がなす鋭角θ22に基づくβ1=θ22−90°とが、α1β1<0を満たすように設定されているということである。
従って、ラック部55d2が、コイルバネ6の弾性反発力に基づく付勢力により、リードスクリュー7をDR1方向に付勢することでそのリードスクリュー7から受ける反力F11の作用線LF11は、図7(a)において直線2CP11よりも上側に位置する。
そのため、この作用線LF11と中心2Cとの距離をL11とすると、反力F11により、PUベース32には、ガイドシャフト2の中心2Cに対して左回りのモーメントM11=F11×L11が生じる。
そのため、この作用線LF11と中心2Cとの距離をL11とすると、反力F11により、PUベース32には、ガイドシャフト2の中心2Cに対して左回りのモーメントM11=F11×L11が生じる。
一方、非通常状態については、以下のようになる。
すなわち、図7(b)において、ストッパ壁部55eとリードスクリュー7とが当接する点を当接点P22とすると、この当接点P22における接線SP22とガイドシャフト2の中心2Cとを結ぶ直線2CP22とがなす角度であって、直線2CP22を基準とした時計回り方向の角度θ22が、θ22=90°+β1<(β1は負数)となるように設定されている。
すなわち、図7(b)において、ストッパ壁部55eとリードスクリュー7とが当接する点を当接点P22とすると、この当接点P22における接線SP22とガイドシャフト2の中心2Cとを結ぶ直線2CP22とがなす角度であって、直線2CP22を基準とした時計回り方向の角度θ22が、θ22=90°+β1<(β1は負数)となるように設定されている。
従って、ラック部55d2がリードスクリュー7から外れる方向DR2に移動した際に、ストッパ壁部55eがリードスクリュー7に当接して受ける反力F22の作用線LF22は、図7(b)において直線2CP22よりも下側に位置する。
そのため、この作用線LF22と中心2Cとの距離をL22とすると、反力F22により、PUベース32には、ガイドシャフト2の中心2Cに対して左回りのモーメントM22=F22×L22が生じる。
そのため、この作用線LF22と中心2Cとの距離をL22とすると、反力F22により、PUベース32には、ガイドシャフト2の中心2Cに対して左回りのモーメントM22=F22×L22が生じる。
従って、この変形例の構成によれば、通常状態と非通常状態とのいずれの場合においても、PUベース32には中心2Cに対して左回りのモーメントM11,M22が生じる。
すなわち、図6を参照するならば、このガイドシャフト2の中心2Cの左回りのモーメントM11,M22により、他方のガイドシャフト3に対してPUベース32の係合部32bが常に同じ方向(図6において上から下に向けて)に付勢される。
これにより、被駆動部材であるPUベース32のガイドシャフト2回りの振れが常に防止されて、PUベース32を安定して駆動させることができる。
すなわち、図6を参照するならば、このガイドシャフト2の中心2Cの左回りのモーメントM11,M22により、他方のガイドシャフト3に対してPUベース32の係合部32bが常に同じ方向(図6において上から下に向けて)に付勢される。
これにより、被駆動部材であるPUベース32のガイドシャフト2回りの振れが常に防止されて、PUベース32を安定して駆動させることができる。
上述した構成を換言するならば、通常状態と非通常状態とにおいて、基準となるガイドシャフト2回りのモーメントがそれぞれモーメントM11,M22として生じると共に、各モーメントM11,M22が同じ方向に生じるように設定されているということである。
さらには、図7に示されるように、当接点P11と中心2Cとを結ぶ線2CP11と、作用線LF11と、がなす角度α1と、当接点P22と中心2Cとを結ぶ線2CP22と、作用線LF2と、がなす角度β1とが逆符号となるように設定されている。
また、このモーメントM11,M22は、ガイドシャフト3を付勢する板ばね33a,33bの付勢方向と同じ方向に作用し、この方向は、駆動装置550の図6に示す姿勢、すなわち、ディスクDkが光ピックアップ1の上方に装着される通常の使用姿勢においてPUベース32の重力による自重が付与される方向とも一致するものである。
以上詳述した本発明の実施例及び変形例は、上述した構成及び手順に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形してもよいのは言うまでもない。
実施例または変形例の駆動装置50,550は、光ピックアップ1を駆動させるものに限らない。レンズを保持したレンズ枠を駆動させるレンズ駆動装置でもよく、被駆動部材の種類などを限定するものではない。
また、実施例及び変形例においては、リードスクリュー7に近い方のガイドシャフト2の回りにモーメントM1,M2及びモーメントM11,M22が生じる構成を説明したが、もちろん、基準となるガイドシャフトが、リードスクリュー7から遠い方のガイドシャフト3である場合には、同様にそのガイドシャフト3の回りに生じる構成とすればよい。
また、基準となるガイドシャフト3に対して、角度α(またはα1)と、角度β(またはβ1)とが逆符号となるように設定すればよい。
また、基準となるガイドシャフト3に対して、角度α(またはα1)と、角度β(またはβ1)とが逆符号となるように設定すればよい。
尚、リードスクリュー7の外径よりもラック壁部5d,55dとストッパ壁部5e,55eとの開口幅を小さく設定しても、ストッパ壁部5e,55eを開口が広がる方向に撓ませることによりリードスクリュー7を空間Sに納めることができるのは言うまでもない。
1 光ピックアップ
2,3ガイドシャフト
2C 中心
4 スピンドルモータ
5,55 連結ナット
5a,55a 基部
5b,55b バネ受け壁部
5bt 突起
5c,55cヒンジ部
5d,55d ラック壁部
5d1,55d1 外側面
5d2,55d2 ラック部
5dt 突起
5e,55e ストッパ壁部
6 コイルバネ
7 リードスクリュー
8 ステッピングモータ
10 調整ネジ
31 シャーシベース
31a〜31d 固定用孔
32 PUベース
50,550 駆動装置
101 光ディスク駆動装置
Dk ディスク
LF1,LF2,LF11,LF22 作用線
P1,P2,P11,P22 当接点
F1,F2,F11,F22 反力
M1,M2,M11,M22 モーメント
SP1,SP2,SP11,SP22 接線
S 空間
2,3ガイドシャフト
2C 中心
4 スピンドルモータ
5,55 連結ナット
5a,55a 基部
5b,55b バネ受け壁部
5bt 突起
5c,55cヒンジ部
5d,55d ラック壁部
5d1,55d1 外側面
5d2,55d2 ラック部
5dt 突起
5e,55e ストッパ壁部
6 コイルバネ
7 リードスクリュー
8 ステッピングモータ
10 調整ネジ
31 シャーシベース
31a〜31d 固定用孔
32 PUベース
50,550 駆動装置
101 光ディスク駆動装置
Dk ディスク
LF1,LF2,LF11,LF22 作用線
P1,P2,P11,P22 当接点
F1,F2,F11,F22 反力
M1,M2,M11,M22 モーメント
SP1,SP2,SP11,SP22 接線
S 空間
Claims (3)
- 互いに平行なる第1及び第2のガイドシャフトと、該第1及び第2のガイドシャフトに支持された移動部と、リードスクリューと、該リードスクリューに歯合するラック部を有すると共に前記移動部と連結した連結ナットと、前記ラック部を前記リードスクリューに付勢する付勢部材と、を備え、前記リードスクリューの回転により前記連結ナットを介して前記移動部を前記第1及び第2のガイドシャフトに沿って直線移動させるよう構成された駆動装置において、
前記連結ナットは、前記リードスクリューを挟んで前記ラック部の反対側に前記リードスクリューと所定の間隙を有するように設けられたストッパ壁部を有し、
前記リードスクリューの軸に直交する面において、
前記ラック部と前記リードスクリューとが当接するラック当接点における接線と、該ラック当接点と前記第1のガイドシャフトの中心とを結ぶ直線と、がなす鋭角θ1に基づくα=θ1−90°と、
前記ラック部が反付勢方向へ移動した際に、前記ストッパ壁部と前記リードスクリューとが当接するストッパ当接点における接線と、該ストッパ当接点と前記第1のガイドシャフトの中心とを結ぶ直線と、がなす鋭角θ2に基づくβ=θ2−90°とが、
αβ<0 を満たすことを特徴とする駆動装置。 - 互いに平行なる第1及び第2のガイドシャフトと、該第1及び第2のガイドシャフトに支持された移動部と、リードスクリューと、該リードスクリューに歯合するラック部を有すると共に前記移動部と連結した連結ナットと、前記ラック部を前記リードスクリューに付勢する付勢部材と、を備え、前記リードスクリューの回転により前記連結ナットを介して前記移動部を前記第1及び第2のガイドシャフトに沿って直線移動させるよう構成された駆動装置において、
前記連結ナットは、前記リードスクリューを挟んで前記ラック部の反対側に前記リードスクリューと所定の間隙を有するように設けられたストッパ壁部を有し、
前記ラック部と前記リードスクリューとが当接するラック当接点と、
前記ラック部が反付勢方向へ移動した際に、前記ストッパ壁部と前記リードスクリューとが当接するストッパ当接点と、は、
前記ラック部が前記ラック当接点で前記リードスクリューから受ける力により生じる前記第1のガイドシャフトまわりのモーメントの方向と、
前記ストッパ部が前記ストッパ当接点で前記リードスクリューから受ける力により生じる前記第1のガイドシャフト回りのモーメントの方向と、が、
同一方向となる位置にあることを特徴とする駆動装置。 - 前記第1のガイドシャフトは、前記第2のガイドシャフトよりも前記リードスクリューに近接して配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007045251A JP2008210442A (ja) | 2007-02-26 | 2007-02-26 | 駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007045251A JP2008210442A (ja) | 2007-02-26 | 2007-02-26 | 駆動装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=39786626
Family Applications (1)
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JP2007045251A Pending JP2008210442A (ja) | 2007-02-26 | 2007-02-26 | 駆動装置 |
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Country | Link |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012164397A (ja) * | 2011-02-07 | 2012-08-30 | Funai Electric Co Ltd | 光ディスク装置のドライブ装置 |
JP2012164396A (ja) * | 2011-02-07 | 2012-08-30 | Funai Electric Co Ltd | 光ディスク装置のドライブ装置 |
JP5862734B1 (ja) * | 2014-09-10 | 2016-02-16 | 日本電産サンキョーシーエムアイ株式会社 | 直線駆動装置 |
WO2017064742A1 (ja) * | 2015-10-16 | 2017-04-20 | 日本電産サンキョーシーエムアイ株式会社 | 直線駆動装置 |
-
2007
- 2007-02-26 JP JP2007045251A patent/JP2008210442A/ja active Pending
Cited By (5)
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US8438585B2 (en) | 2011-02-07 | 2013-05-07 | Funai Electric Co., Ltd. | Drive device for optical disc apparatus |
JP5862734B1 (ja) * | 2014-09-10 | 2016-02-16 | 日本電産サンキョーシーエムアイ株式会社 | 直線駆動装置 |
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