JP2007216836A - 車載用電子機器回路モジュール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 車載用電子機器回路モジュール1において、筐体5を第一本体2と第二本体3とに分割し、第二本体3側の底部側支持部33にて基板4Sを第二主表面側から支持しつつ、天面部2c内面から基板4Sの第一主表面に向けて突出形成された保護区画壁23,2a,2bの先端面を第一主表面に直接的に密着圧接させ、その状態にて第一本体2と第二本体3とを結合保持する。
【選択図】 図3A
Description
車載用電子機器の回路部品と該回路部品が構成する機器回路の入出力用のコネクタとが基板の第一主表面上に実装された基板モジュールと、基板モジュールを収容する筐体とを備え、
基板モジュールは、基板の第一主表面上の予め定められた基準方向における一方の端部にコネクタが実装され、該コネクタへの端子接続口が筐体の周壁部に形成された切欠内に露出する一方、
筐体は、基板の第一主表面側を覆う第一本体と、同じく第二主表面側を覆う第二本体とに分割形成され、第二本体の底部内面には、基板との間に底部空間を形成する形で該基板を第二主表面側にて支持する底部側支持部が形成される一方、回路部品に含まれる保護対象部品の配置領域として、基板の第一主表面上にてコネクタの配置領域とは排他的に保護領域が定められ、当該保護領域の上方空間を結露保護空間として区画する保護区画壁が第一本体の天面部内面から基板の第一主表面に向けて突出形成され、
さらに、基板を底部側支持部にて第二主表面側から支持しつつ、保護区画壁の先端面を第一主表面に直接的に密着圧接させた状態にて、第一本体と第二本体とを結合する本体結合部を備えてなることを特徴とする。
図1は、本発明の一実施形態である車載用電子機器回路モジュール1の三面図であり、図2は分解斜視図、図3Aは図1のA−A断面図である。図3Aに示すごとく、該車載用電子機器回路モジュール1は、車載用電子機器の回路部品61(61Aと61Bとを総称するものである),62と該回路部品61が構成する機器回路の入出力用のコネクタ40とが基板4Sの第一主表面上に実装された基板モジュール4と、該基板モジュール4を収容する筐体5とを備える。一方の端部にコネクタ40が実装され、図1に示すように、該コネクタ40への端子接続口40Pが筐体5の周壁部に形成された切欠21内に露出する。
図6に示す例では、第一本体2は、前述の第一側周壁部2a,2b及びコネクタ周囲空間区画壁23と、該コネクタ周囲空間区画壁23と、第一側周壁部2a,2bのうち、当該コネクタ周囲空間区画壁23を境界としてコネクタが存在しない側の基板領域周縁に沿う部分とに囲まれた主空間を、基板4Sの第一主表面の区画分割に対応した複数の空間に仕切る補助仕切壁24を有したものとして構成している。補助仕切壁24を設けることで、主空間を、結露保護空間52を含む複数区間に分割でき、筐体5内部の空間活用のバリエーションをさらに高めることができる。
2 第一本体
2a,2b 第一側周壁部
3a,3b 第二側周壁部
2c 天面部
3 第二本体
3c 底部
4 基板モジュール
4S 基板
5 筐体
5F 本体結合部
21 切欠
22 係合受け部
23 コネクタ周囲空間区画壁
24 補助仕切壁
24S 周回仕切壁
32 係合部
33 底部側支持部
40 コネクタ
40P 端子接続口
44 ビア
45A,45B 配線部
45A 迂回配線部
45w 補強配線部
52,52S 結露保護空間
52A (第一の)結露保護空間
52B,52B’ 第二の結露保護空間
52B’ 補助空間
52J 保護領域
53 底部側副保護空間
60 スリット
60’ 連通隙間(スリット)
61(61A,61B,61C),62 回路部品
Claims (15)
- 車載用電子機器の回路部品と該回路部品が構成する機器回路の入出力用のコネクタとが基板の第一主表面上に実装された基板モジュールと、前記基板モジュールを収容する筐体とを備え、
前記基板モジュールは、前記基板の第一主表面上の予め定められた基準方向における一方の端部に前記コネクタが実装され、該コネクタへの端子接続口が前記筐体の周壁部に形成された切欠内に露出する一方、
前記筐体は、前記基板の第一主表面側を覆う第一本体と、同じく第二主表面側を覆う第二本体とに分割形成され、前記第二本体の底部内面には、前記基板との間に底部空間を形成する形で該基板を第二主表面側にて支持する底部側支持部が形成されるとともに、前記回路部品に含まれる保護対象部品の配置領域として、前記基板の第一主表面上にて前記コネクタの配置領域とは排他的に保護領域が定められ、当該保護領域の上方空間を結露保護空間として区画する保護区画壁が前記第一本体の天面部内面から前記基板の前記第一主表面に向けて突出形成され、
さらに、前記基板を前記底部側支持部にて第二主表面側から支持しつつ、前記保護区画壁の先端面を第一主表面に直接的に密着圧接させた状態にて、前記第一本体と前記第二本体とを結合する本体結合部を備えてなることを特徴とする車載用電子機器回路モジュール。 - 前記第一本体は前記天面部周縁から立ち下がる第一側周壁部を有する一方、前記第二本体は前記底部周縁から立ち上がる第二側周壁部を有し、前記底部側支持部は、前記第二側周壁部よりも小さな高さにて前記基板の第二主表面の周方向に沿って環状に形成されるとともに、突出方向先端面が前記基板の第二主表面に密着圧接されてなり、前記底部空間の前記環状の底部側支持部に囲まれた部分が底部側副保護空間とされている請求項1記載の車載用電子機器回路モジュール。
- 前記第一本体は前記天面部周縁から立ち下がる第一側周壁部を有する一方、前記第二本体は前記底部周縁から立ち上がる第二側周壁部を有し、前記本体結合部は、前記第一側周壁部と前記第二側周壁部との一方に形成される係合受け部と、他方に形成されるとともに、前記第一本体が前記第二本体から離脱する向きへの前記係合受け部の自身に対する相対移動を阻止するように該係合受け部と係合する係合部とを有し、
前記第一本体と前記第二本体との間に前記基板を配置して、前記保護区画壁の先端面を前記基板の第一主表面に圧接しながら前記第一本体と前記第二本体とを相対的に接近させることにより、前記係合部が弾性変形しつつ前記係合受け部を乗り超え、その後弾性復帰して該係合受け部と係合することにより、前記保護区画壁の前記基板への圧接状態を維持しつつ、前記第一本体と前記第二本体とを抜け止め結合するようにした請求項1又は請求項2に記載の車載用電子機器回路モジュール。 - 前記機器回路に含まれる配線部は、前記保護区画壁又は前記底部側支持部との当接位置において、前記基板の当該当接側と反対側の主表面を引き回される迂回配線部を有する請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車載用電子機器回路モジュール。
- 前記基板は基板内部にも内部配線層を有するものであり、前記機器回路に含まれる配線部は、前記保護区画壁又は前記底部側支持部との当接位置において前記内部配線層を引き回される迂回配線部を有する請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車載用電子機器回路モジュール。
- 前記コネクタと前記結露保護空間内の前記結露保護対象部品とを接続する配線部を横切る形で前記保護区画壁が配置されてなり、前記配線部は、前記コネクタから前記保護領域外にてビアを介して第一主表面側から前記迂回配線部に導かれた後、前記保護区画壁を通過して前記保護領域内に侵入する位置まで該迂回配線部として引き回され、該位置にて再びビアを介して第一主表面側の配線部に戻される請求項4又は請求項5に記載の車載用電子機器回路モジュール。
- 前記機器回路に含まれる配線部は、前記保護区画壁又は前記底部側支持部との当接位置を含む部分が、残余の部分よりも配線幅が広くされた補強配線部とされている請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の車載用電子機器回路モジュール。
- 前記保護区画壁の先端面には、前記機器回路に含まれる配線部との当接位置に、圧接力逃がし用のスリットが形成されている請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の車載用電子機器回路モジュール。
- 前記第一本体は前記天面部周縁から立ち下がるとともに、前記基板の第一主表面の周縁部に先端面が直接的に密着圧接される第一側周壁部と、前記基板の第一主表面上にて前記第一側周壁部から内側に張り出す形で前記コネクタの周囲に沿うように配置されるコネクタ周囲空間区画壁とを有し、該コネクタ周囲空間区画壁と、前記第一側周壁部のうち、当該コネクタ周囲空間区画壁を境界として前記コネクタが存在しない側の基板領域周縁に沿う部分とが前記保護区画壁を形成している請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の車載用電子機器回路モジュール。
- 前記第一本体は前記天面部周縁から立ち下がるとともに、前記基板の第一主表面の周縁部に先端面が直接的に密着圧接される第一側周壁部と、前記基板の第一主表面上にて前記第一側周壁部から内側に張り出す形で前記コネクタの周囲に沿うように配置されるコネクタ周囲空間区画壁と、該コネクタ周囲空間区画壁と、前記第一側周壁部のうち、当該コネクタ周囲空間区画壁を境界として前記コネクタが存在しない側の基板領域周縁に沿う部分とに囲まれた主空間を、前記基板の第一主表面の区画分割に対応した複数の空間に仕切る補助仕切壁が設けられている請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の車載用電子機器回路モジュール。
- 前記補助仕切壁は、前記基準方向と交差する向きにおいて前記第一側周壁部の片側から、その反対側にまたがる形で前記主空間を分割するように形成されてなり、該補助仕切壁の先端面が前記基板の第一主表面に密着圧接されるとともに、該補助仕切壁と、前記第一側周壁部のうち、当該補助仕切壁を境界として前記コネクタが存在しない側の基板領域周縁に沿う部分とを前記保護区画壁として、その内部が前記結露保護空間とされている請求項10記載の車載用電子機器回路モジュール。
- 前記コネクタ周囲空間区画壁と前記補助仕切壁と前記第一側周壁のそれらコネクタ周囲空間区画壁及び補助仕切壁の間に位置する部分とを前記保護区画壁として、その内部が第二の前記結露保護空間とされている請求項11記載の車載用電子機器回路モジュール。
- 前記コネクタ周囲空間区画壁の先端面と前記基板の第一主表面との間には、前記コネクタ周囲空間区画壁と前記補助仕切壁と前記第一側周壁のそれらコネクタ周囲空間区画壁及び補助仕切壁の間に位置する部分とが区画する補助空間と、前記コネクタ周囲空間とを連通させる連通隙間が形成されている請求項12記載の車載用電子機器回路モジュール。
- 前記補助仕切壁は、前記コネクタ周囲空間区画壁及び前記第一側周壁部のいずれよりも内側において、前記基板の第一主表面上に定められた閉領域に沿う周回仕切壁とされ、当該周回仕切壁を前記保護区画壁としてその内側空間が前記結露保護空間とされている請求項11記載の車載用電子機器回路モジュール。
- 前記コネクタ周囲空間区画壁と、前記第一側周壁部のうち、当該コネクタ周囲空間区画壁を境界として前記コネクタが存在しない側の基板領域周縁に沿う部分とが前記周回仕切壁とは別の第二の前記保護区画壁を形成し、該第二の前記保護区画壁と前記周回仕切壁との間に位置する空間が第二の前記結露保護空間とされている請求項14記載の車載用電子機器回路モジュール。
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