JP2013207173A - 配線板の防湿構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のものよりも防湿性が高く配線板での応力の発生が少ない配線板の防湿構造を提供する。
【解決手段】筐体11の外部に露出する露出部位13と筐体11の内部に収容される収容部位15とが存在するように筐体11に設置された配線板5と、露出部位13と収容部位15とを仕切る仕切り壁7と、仕切り壁7と配線板5との間に形成されている間隙33A,33Bに設けられた高さ調整部9とを有する防湿構造1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、配線板の防湿構造に係り、特に、仕切り壁を用いて構成されているものに関する。
従来、図8で示すように、防湿効果を高める目的で仕切り壁301を設けた配線板の防湿構造303が知られている。この防湿構造303を採用することで、コネクタ304と配線板305に設置されているCPU等の電子部品307等が仕切られて、電子部品307等が高い湿度の環境にさらされることが防止され、電子部品307等でのマイグレーション等の不具合の発生が防止される(たとえば、特許文献1参照)。
また、特許文献2には、図8で示す上側の仕切り壁301Aを下方に延長して、配線板305と仕切り壁301Aとをお互いに接触させて、仕切り壁301Aと配線板305との間の間隙を無くし、また、図8で示す下側の仕切り壁301Bを上方に延長して、配線板305と仕切り壁301Bとをお互いに接触させて、仕切り壁301Bと配線板305との間の間隙を無くした構造のものが示されている。
特開2003−188546号公報 特開2007−216836号公報
ところで、特許文献1に記載のものでは、仕切り壁301と配線板305との間の間隙により、コネクタ304側から湿気が入り、電子部品307が高い湿度にさらされるおそれがある。
また、特許文献2に記載のものでは、設計上で仕切り壁301と配線板305との間の間隙を「0」にしても、下側の筐体309や上側の筐体311での製造上の寸法精度の誤差、配線板305の厚さ寸法の製造上の誤差によって、仕切り壁301と配線板305との間に、ごく狭い間隙が形成されてしまうおそれがある。これにより、密閉性が損なわれ、電子部品307が高い湿度にさらされるおそれが生じてしまうという問題がある。
また、上述した誤差によって、仕切り壁301の高さが高くなりすぎて、仕切り壁301で配線板305を押してしまい、配線板305に押圧力がかかってしまうおそれがある。これにより、配線板305に応力が発生し、配線板305に設けられている導体(特に、仕切り壁301を横断している導体)が破断してしまう等、配線板305の信頼性が低下するおそれがあるという問題がある。
また、応力による導体の破断等を防止すべく、特許文献2の図3Aの参照符号45Aで示すように、仕切り壁を迂回するように導体を配置すると、配線板等の設計の自由度が奪われてしまう。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、従来のものよりも防湿性(吸湿性)が高く配線板での応力の発生が少ない配線板の防湿構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、筐体の外部に露出する露出部位と前記筐体の内部に収容される収容部位とが存在するように前記筐体に設置された配線板と、前記露出部位と前記収容部位とを仕切る仕切り壁と、前記仕切り壁と前記配線板との間に形成されている間隙に設けられた高さ調整部とを有する配線板の防湿構造である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の配線板の防湿構造において、前記配線板には、前記露出部位から前記収容部位にかけて延伸している接続用導体が設けられており、前記高さ調整部は、前記接続用導体にかかる応力を緩和するように設けられている配線板の防湿構造である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の配線板の防湿構造において、前記高さ調整部が設けられているにもかかわらず、前記接続用導体が設けられている箇所では、前記配線板と前記仕切り壁との間には間隙が形成されている配線板の防湿構造である。
本発明によれば、従来のものよりも防湿性が高く配線板での応力の発生が少ない配線板の防湿構造を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係る配線板の防湿構造を採用した配線板収容ケースの概略構成を示す断面図である。 図1におけるII部の斜視図である。 図2におけるIII―III断面を示す図である。 図2におけるIV―IV断面を示す図である。 変形例に係る配線板の防湿構造を示す図であり、図4に対応した図である。 第2の筐体の平面図であり、図1におけるVI―VI矢視図である。 変形例に係る第2の筐体の平面図であり、図6に対応した図である。 従来の配線板の防湿構造を採用した配線板収容ケースの概略構成を示す断面図である。
本発明の実施形態に係る配線板の防湿構造1は、たとえば、車載電子機器3に採用されており、図1等で示すように、配線板(配線基板)5と仕切り壁7と高さ調整部9と筐体11とを備えて構成されている。
以下説明の便宜のために、配線板の防湿構造1における所定の一方向を縦方向とし、この縦方向に直交する所定の一方向を横方向とし、縦方向と横方向とに直交する方向を高さ方向という場合がある。
配線板5は、筐体11の外部に露出する露出部位13と、筐体11の内部に収容される収容部位15とが存在するようにして筐体11に設置されている。
筐体11は、たとえば、底板部17と側板部19とを備えて枡状に形成された第1の筐体(下側筐体)11Aと、底板部21と側板部23とを備えて枡状に形成された第2の筐体(上側筐体)11Bとを備えて構成されている。
第1の筐体11Aの側板部19は、板状に形成されており、矩形な平板状に形成されている第1の筐体11Aの底板部17の外周から第1の筐体11Aの底板部17の厚さ方向の一方の側(図1で上側)に一定の高さで起立している。
第2の筐体11Bの底板部21と側板部23も、第1の筐体11Aと同様に形成されている。
第2の筐体11Bは、この側板部23の先端(図1では下端)が、第1の筐体11Aの側板部19の先端(図1では上端)に接触して、第1の筐体11Aに一体的に設置されている。第2の筐体11Bが第1の筐体11Aに一体的に設けられた状態では、第2の筐体11Bの被係止部(図示せず)が、第1の筐体11Aの係止部(図示せず)に係止されて、第1の筐体11Aと第の2筐体11Bとが一体化している。
筐体11の内側には、第1の筐体11Aの底板部17と第1の筐体11Aの側板部19と第2の筐体11Bの底板部21と第2の筐体11Bの側板部23とで囲まれた内部空間25が形成されている。また、第1の筐体11Aの底板部17と第2の筐体11Bの底板部21とは、お互いが離れてほぼ平行に展開している。
配線板5は、たとえば矩形状な平板状に形成されており、筐体11の内部空間25内で筐体11に一体的に設置されている。詳しく説明すると、図1等では図示していないが、特開2007−216836の図3Aや図3Bで示すものと同様にして、第1の筐体11Aの側板部19の内側の部位の高さが、側板部19の外側の部位の高さよりも、配線板5の厚さと同程度低くなっている。一方、第2の筐体11Bの側板部23の高さは、一定になっている。
そして、第1の筐体11Aの側板部19の内側の部位に配線板5の外周部が嵌り込み、第2の筐体11Bが第1の筐体11Aに設置されることで、配線板5の嵌り込んだ部位が第1の筐体11Aの側板部19と第2の筐体11Bの側板部23とで挟まれて、配線板5が筐体11に一体的に設置されている。
筐体11に設置された配線板5は、この厚さ方向が、高さ方向になっており、第1の筐体11Aの底板部17の厚さ方向(第2の筐体11Bの底板部21の厚さ方向)と一致しており、各筐体11A,11Bの各底板部17,21から離れている。
筐体11に設置されている配線板5の一端部側(縦方向の一端部側)には、コネクタ27が設けられている。コネクタ27は、筐体11の内部に位置しているが、第2の筐体11Bの側板部23の一部に設けられた切り欠き29を通して、筐体11の外部に通じている。これにより、コネクタ27が、配線板5の露出部位13が設けられていることになる。
仕切り壁7は、露出部位13と収容部位15とを仕切っている。仕切り壁7は、第1の筐体11Aと第2の筐体11Bとのそれぞれに設けられており、たとえば、横方向に延びている。
筐体11に設置されている配線板5の他端部側(縦方向の他端部側)の収容部位(収納部位)15に位置している配線板5には、CPU等の電子部品31が設置されている。
第1の筐体11Aは、たとえば、合成樹脂で構成されており、底板部17と側板部19と仕切り壁7(7A)とがたとえば金型を用いて一体成形されている。第2の筐体11Bも、たとえば、合成樹脂で構成されており、底板部21と側板部23と仕切り壁7(7B)とが一体成形されている。
第1の筐体11Aの仕切り壁7Aは、平板状に形成されており、側板部19と同様にして底板部17から起立している。ただし、側板部19が底板部17の外周のところで起立しているのに対し、仕切り壁7Aは、底板部17の中間部で底板部17から起立している。
平面視すると(底板部17,21の厚さ方向から見ると)、側板部19,23は、底板部17,21の外周で環状になっており、仕切り壁7は、図6もしくは図7で示すように、底板部17,21の中間部(側板部19,23の内側の所定の部位)で長く延びており、長手方向の一端部が側板部19,23に接続されており、長手方向の他端部が一端部とは異なる部位で側板部19,23に接続されている。
さらに、第1の筐体11Aの仕切り壁7Aの起立高さは、第1の筐体11Aの側板部19(側板部19の内側部位)の起立高さよりも僅かに低くなっている。
第2の筐体11Bの仕切り壁7Bも、第1の筐体11Aの仕切り壁7Aと同様に形成されている。また、第2の筐体11Bの仕切り壁7Bの起立高さも、第2の筐体11Bの側板部23の起立高さよりも僅かに低くなっている。
そして、配線板5が組み込まれた筐体(第1の筐体11Aと第2の筐体11Bと配線板5とが一体化した筐体)11では、第1の筐体11Aの仕切り壁7Aと配線板5との間には間隙(隙間)33Aが形成されており、第2の筐体11Bの仕切り壁7Bと配線板5との間にも間隙(隙間)33Bが形成される。
配線板5が組み込まれた筐体11を、この厚さ方向(高さ方向)から見ると(各筐体11A,11Bの底板部17,21の厚さ方向および配線板5の厚さ方向から見ると)、コネクタ27が設けられている配線板5の露出部位13は、各仕切り壁7A,7Bと各筐体11A,11Bの側板部19,23(第2の筐体11Bの側板部23に形成されている切り欠き29を含む)とで囲まれている。
また、配線板5が組み込まれた筐体11を、この厚さ方向から見ると、CPU等の電子部品31が設置さている配線板5の収容部位15は、各仕切り壁7A,7Bを間にして、配線板5の露出部位13とは反対側に位置しており、各仕切り壁7A,7Bと各筐体11A,11Bの側板部19,23とで囲まれている。
さらに説明すると、詳しくは後述する高さ調整部9が設けられていないとすると、収容部位15は、各筐体11A,11Bの仕切り壁7A,7Bと配線板5との間に形成されている間隙33A,33Bによってのみ、筐体11の外部につながっている。
高さ調整部(間隙充填部)9は、仕切り壁7の高さ(図1の上下方向の寸法)を調整して仕切り壁7と配線板5との間に形成されている間隙33A,33B間隙を埋めるべく、仕切り壁7と配線板5との間の各間隙33A,33Bのそれぞれに設けられている。
高さ調整部9は、たとえば、配線板5に一体的に設けられており、配線板5になされたシルク印刷で構成されている。シルク印刷は、通常の配線板5の製造工程で用いられるものである。高さ調整部9は、配線板5の両面に設けられている。すなわち、第1の筐体11Aの仕切り壁7Aと配線板5との間の間隙33Aを埋めるべく、配線板5の厚さ方向の一方の側(下側)に高さ調整部9(9A)が設けられており、また、第2の筐体11Bの仕切り壁7Bと配線板5との間の間隙33Bを埋めるべく、配線板5の厚さ方向の他方の側(上側)に高さ調整部9(9B)が設けられている(図4等参照)。
配線板5が組み込まれた筐体11を、この厚さ方向から見ると、各仕切り壁7A,7Bはお互いに重なっており、各高さ調整部9A,9Bもお互いに重なっている。また、各仕切り壁7A,7Bや各高さ調整部9A,9Bは、帯状になっているとともに、各高さ調整部9A,9Bの幅は各仕切り壁7A,7Bの幅よりも僅かに広くなっており、各高さ調整部9A,9Bの内側に各仕切り壁7A,7Bが存在している。
高さ調整部9は、弾性を備えた軟性材料で構成されている。高さ調整部9の厚さは、間隙33A,33Bにおける隙間寸法と等しいか、僅かに大きくなっている。
したがって、高さ調整部9が設けられた配線板5を筐体11に設置した状態では、高さ調整部9に応力が発生していないか、もしくは僅かな大きさの圧縮応力が発生している。
配線板5には、図2等で示すように、露出部位13から収容部位15にかけて延伸している接続用導体35が設けられている(配線板5における仕切り壁7のところには、露出部位13から収容部位15にまで延伸している接続用導体35が通っている)。
たとえば、コネクタ27と電子部品31とをお互いに導通させるための接続用導体35が配線板5に設けられており、配線板5が設置された筐体11をこの厚さ方向から見ると、接続用導体35の延伸方向と仕切り壁7の延伸方向とは交差(たとえば直交)している。
さらに、高さ調整部9は、接続用導体35にかかる応力を緩和するようにして設けられている。
すなわち、配線板5が組み込まれた筐体11をこの厚さ方向から見ると、各仕切り壁7A,7Bのところにおける、接続用導体35が非存在である部位のところでは、各仕切り壁7A,7Bと配線板5との間の間隙33A,33Bが高さ調整部9A,9Bで充填されており、高さ調整部9を介して、仕切り壁7で配線板5がたとえば僅かな大きさの力で押圧されている。一方、配線板5が組み込まれた筐体11をこの厚さ方向から見ると、各仕切り壁7A,7Bのところにおける、接続用導体35が存在している部位のところでは、仕切り壁7A,7Bによる配線板5の押圧力がなくなっているか、もしくは、接続用導体35が非存在である部位のところの押圧力に比べてさらに小さくなっている。
たとえば、高さ調整部9が設けられているにもかかわらず、接続用導体35が設けられている箇所では、配線板5と仕切り壁7との間には間隙37が形成されている(図3参照)。これにより、仕切り壁7Bで、接続用導体35を覆っている高さ調整部9Bが押圧されることがなくなり、接続用導体35に圧縮応力がほとんどかからなくなっている。
なお、接続用導体35が設けられている箇所における高さ調整部9の高さ(厚さ)を、接続用導体35が設けられている箇所における高さ調整部9の高さ(厚さ)を低くして(この場合でも高さ調整部9が仕切り壁7と配線板5とに接触している)、接続用導体35にかかる応力を緩和するようにしてもよい。
さらに、高さ調整部9の高さを変えることに変えてもしくは加えて、仕切り壁7の高さ(底板部17,21からの突出高さ)を変えることで、接続用導体35にかかる応力を緩和するようにしてもよい。
ところで、配線板5は、平板状の基材39と、この基材39の厚さ方向の両面(一方の面である場合もある)の一部に薄い膜状になって細長くもしくは島状に設けられた導体41(接続用導体35を含む)と、基材39の厚さ方向の両面のほぼ全面を薄い膜状になって覆っているレジスト膜(弾性を備えた軟性材料で構成されたレジスト膜)43とを備えて構成されている。レジスト膜43も見方を変えれば高さ調整部9の一部を担っていると言える。なお、図1では、図の煩雑化を避けるために、レジスト膜43の表示の一部を省略している。
導体41が設けられている部位では、基材39の表面に導体41が設けられており、導体41の表面にレジスト膜43が設けられている。導体41が設けられていない部位では、基材39の表面にレジスト膜43が設けられている。また、導体41が設けられている部位における配線板5の厚さは、導体41が設けられていない部位における配線板5の厚さよりも、導体41の厚さ程度厚くなっている。
ここで、仕切り壁7と接続用導体35の部位についてさらに詳しく説明する。
仕切り壁7と接続用導体35の部位では、図2〜図4で示すように、基材39の厚さ方向の一方の面(下側の面)に、導体41が設けられている。導体41は、横方向に延伸しており、高さ方向から見ると、仕切り壁7とほぼ重なるようになっている。
また、基材39の下側の面の全面には、レジスト膜43が設けられており、レジスト膜43が導体41も覆っている。さらに、基材39の下側の面(レジスト膜43の表面)には、高さ調整部9Aが設けられている。高さ調整部9Aも、導体41と同様にして、横方向に延伸しており、高さ方向から見ると、仕切り壁7とほぼ重なるようになっている。
基材39の厚さ方向の他方の面(上側の面)には、接続用導体35と導体41とが設けられている。接続用導体35は、縦方向に延伸しており、高さ方向から見ると、仕切り壁7とほぼ直交している。また、導体41は、横方向に延伸しており、高さ方向から見ると、仕切り壁7とほぼ重なっている。ただし、導体41は、接続用導体35のところで切り欠かれて分断されており、横方向で、接続用導体35から所定の間隔をあけて離れている。すなわち、接続用導体35と導体41との間には、非接続部位45(図3参照)が形成されている。
また、基材39の上側の面の全面にも、レジスト膜43が設けられている。レジスト膜43が接続用導体35、導体41をも覆っている。接続用導体35や導体41が設けられていない非接続部位45等のところのレジスト膜43は、図3で示すように、接続用導体35や導体41が設けられているところのレジスト膜43に対して凹んでいる(基材39からの高さが低くなっている)。
さらに、基材39の上側の面(レジスト膜43の表面)には、高さ調整部9Bが設けられている。高さ調整部9Bも、導体41と同様にして、横方向に延伸しており、高さ方向から見ると、仕切り壁7よりもやや幅広で仕切り壁7とほぼ重なっている。
ここで、高さ調整部9Bについてさらに説明する。高さ調整部9Bは第1の層47と第2の層49との2層(2回のシルク印刷)で構成されている。
第1の層47は、レジスト膜43の表面に設けられており、高さ方向から見て、基材39の上側の面に設けられている分断された導体41とほぼ重なっている。第2の層49は、第1の層47の表面に設けられており、高さ方向から見て、基材39の下側の面に設けられている導体41とほぼ重なっている。
このようにして、高さ調整部9Bが設けられていることで、配線板5を筐体11に設置した場合に、図3で示すように、仕切り壁7Bと高さ調整部9Bとの間に、開口面積が僅かな大きさである間隙37が形成されており、この間隙37を通して、露出部位13と収容部位15とがお互いにつながっている。
なお、たとえば、さらにシルク印刷をすることで、間隙37を埋めてしまってもよい。この場合、間隙37を埋めるものの材質を変える等して、接続用導体35のかかる押圧力が小さくなるように、間隙37を埋めることが望ましい。
ところで、上記説明では、シルク印刷を1層もしくは2層としているが、間隙33A,33Bの隙間寸法に応じて、シルク印刷を3層以上の複数層にしてもよい。また、高さ調整部9(シルク印刷)の厚さ(高さ)であるが、実際に成形された筐体11の形状、配線板5の厚さに基づいて、決めることが望ましい。
配線板の防湿構造1によれば、仕切り壁7と配線板5との間に形成されている間隙33A,33Bを、高さ調整部9を設けることで塞いでいるので、筐体11の製造上の誤差等があっても、仕切り壁7が配線板5を押圧してしまうことがなく、かつ、仕切り壁7と配線板5との間の間隙33A,33Bを無くすことができる。そして、従来のものよりも防湿性を高くすることができるとともに配線板5での応力の発生を少なくすることができる。
また、配線板の防湿構造1によれば、接続用導体35にかかる応力を緩和するようにして高さ調整部9が設けられているので、仕切り壁7や高さ調整部9の応力による接続用導体35の破断等を防止することができるとともに、特許文献2の図3Aの参照符号45Aで示すように、仕切り壁を迂回するように接続用導体を配置する必要が無くなり、配線板5等の設計の自由度が大きくなる。
なお、高さ調整部9を、配線板5に設けることに変えてもしくは加えて、仕切り壁7に設けてもよい。
また、高さ調整部9を、図5で示すように、弾性ゴム、発泡性樹脂等の非吸湿性弾性部材51で構成してもよい。非吸湿性弾性部材51は、接着性、弱接着性を備えており、塗布等によって予め配線板に設けられているものとする。
さらに、上記説明では、配線板5の厚さ方向の両面に、高さ調整部9を設けているが、配線板5の厚さ方向の一方の面(たとえば、上側の面)にのみ、高さ調整部9を設けた構成であってもよい。この場合、望ましくは、配線板5の下側の面が、筐体11Aの仕切り壁7Aに密着するようにする。
1 配線板の防湿構造
5 配線板
7 仕切り壁
11 筐体
13 露出部位
15 収容部位
35 接続用導体
37 間隙

Claims (3)

  1. 筐体の外部に露出する露出部位と前記筐体の内部に収容される収容部位とが存在するように前記筐体に設置された配線板と、
    前記露出部位と前記収容部位とを仕切る仕切り壁と、
    前記仕切り壁と前記配線板との間に形成されている間隙に設けられた高さ調整部と、
    を有することを特徴とする配線板の防湿構造。
  2. 請求項1に記載の配線板の防湿構造において、
    前記配線板には、前記露出部位から前記収容部位にかけて延伸している接続用導体が設けられており、
    前記高さ調整部は、前記接続用導体にかかる応力を緩和するように設けられていることを特徴とする配線板の防湿構造。
  3. 請求項2に記載の配線板の防湿構造において、
    前記高さ調整部が設けられているにもかかわらず、前記接続用導体が設けられている箇所では、前記配線板と前記仕切り壁との間には間隙が形成されていることを特徴とする配線板の防湿構造。
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