JP2006339276A - 接続用基板及びその製造方法 - Google Patents

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Toshio Kobayashi
敏男 小林
Sunao Arai
直 荒井
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Abstract

【課題】 本発明は、1組の接地ラインと電源ラインの間に複数のチップキャパシタを配設でき、製造コストを低減することのできる接続用基板及びその製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】 交互に配置された第1及び第2の接続用リード23,24と、第1の接続用リード23と第2の接続用リード24との間に設けられ、第1及び第2の接続用リード23,24と電気的に接続された複数のチップキャパシタ25とを有するチップキャパシタモジュール12を基板本体11に形成された開口部21に設ける。
【選択図】 図3

Description

本発明は、接続用基板及びその製造方法に係り、特にチップキャパシタを備え、電子部品と回路基板との間を電気的に接続する接続用基板及びその製造方法に関する。
従来、電子部品とマザーボード等の回路基板との間を接続する接続用基板には、チップキャパシタを備えたものがある。
図1は、チップキャパシタを備えた接続用基板の平面図である。図1において、Aは半導体素子(図示せず)が実装される領域(以下、「半導体素子実装領域A」とする)を示している。
図1に示すように、接続用基板100は、基板本体101と、複数のチップキャパシタ102とを有する。基板本体101には、図示していない配線パターンや絶縁層等が形成されている。複数のチップキャパシタ102は、半導体素子実装領域Aの外側に位置する基板本体101上に配設されている。
しかし、接続用基板100では、半導体素子実装領域Aの外側に位置する基板本体101上に複数のチップキャパシタ102を配設しているため、接続用基板100の実装面積が大きくなってしまい、接続用基板100を小型化できないという問題があった。
このような問題を解決する従来技術として、図2に示すような接続用基板110がある。図2は、チップキャパシタを備えた他の接続用基板の断面図である。
図2に示すように、接続用基板110は、基板本体111と、複数のチップキャパシタ113と、封止樹脂114と、絶縁層116と、ビア117と、配線118と、パッド119と、接続端子121とを有する。
基板本体111には、貫通ビアを有すると共に、複数のチップキャパシタ113を配設するための開口部112が形成されている。チップキャパシタ113は、一対の端子電極113A,113Bを有する。複数のチップキャパシタ113は、開口部112に配置されると共に、封止樹脂114により基板本体111に固定されている。
接続端子121は、半導体素子123と直接接続されるものであり、パッド119上に配設されている。接続端子121は、信号端子と、接地端子と、電源端子とを有しており、チップキャパシタ113は、1組の接地端子と電源端子との間を電気的に接続するように(1組の接地ラインと電源ラインの間に)1つ設けられている。また、チップキャパシタ113の端子電極113A,113Bとパッド119との間は、ビア117及び配線118からなる配線パターンにより電気的に接続されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−320146号公報
しかしながら、接続用基板110では、チップキャパシタ113の端子電極113A,113Bの両端が基板本体111の両面と略面一となるようにチップキャパシタ113を配置させているため、1組の接地ラインと電源ラインの間に複数のチップキャパシタ113を配設することがスペース的に困難であるという問題があった。
また、チップキャパシタ113の端子電極113A,113Bとパッド119とを電気的に接続するために、めっき法等を用いて配線パターンを形成する必要があり、製造工程が煩雑となり、接続用基板110の製造コストが増加してしまうという問題があった。
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであり、1組の接地ラインと電源ラインの間に複数のチップキャパシタを配設でき、製造コストを低減することのできる接続用基板及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、開口部が形成された基板本体と、該開口部に配設されるチップキャパシタとを有し、電子部品と回路基板との間を電気的に接続する接続用基板であって、第1の電位に設定され、前記電子部品及び回路基板と電気的に接続される第1の接続用リードと、第2の電位に設定され、該電子部品及び回路基板と電気的に接続される第2の接続用リードとを有し、前記チップキャパシタは、前記第1の接続用リードと第2の接続用リードとの間に複数設けられることを特徴とする接続用基板が提供される。
本発明によれば、第1の電位に設定された第1の接続用リードと、第2の電位に設定された第2の接続用リードとを設けることにより、第1の接続用リードと第2の接続用リードとの間に複数のチップキャパシタを配設することが可能となり、キャパシタの容量を大きくすることができる。
また、前記第1及び第2の接続用リードは、それぞれ交互に設けてもよい。これにより、第1の接続用リードと第2の接続用リードとの間にさらに多くのチップキャパシタを配設することができる。
さらに、前記第1及び第2の接続用リードは、前記電子部品と直接接続させてもよい。これにより、チップキャパシタと電子部品との接続距離を短くして、電気特性を向上させることができる。
本発明の他の観点によれば、開口部が形成された基板本体と、第1の電位に設定され、電子部品と直接接続される第1の接続用リードと、第2の電位に設定され、該電子部品と直接接続される第2の接続用リードと、該基板本体に形成された開口部に配置される複数のチップキャパシタとを備えた接続用基板の製造方法であって、前記基板本体に前記開口部を形成する開口部形成工程と、前記第1の接続用リードと第2の接続用リードとの間に複数のチップキャパシタを配設するチップキャパシタ配設工程と、前記基板本体に形成された開口部に、前記チップキャパシタを第1及び第2の接続用リードと共に配置させるチップキャパシタ配置工程とを設けたことを特徴とする接続用基板の製造方法が提供される。
本発明によれば、チップキャパシタと電子部品との間を接続する配線パターンの代わりとなる第1及び第2の接続用リードにチップキャパシタを設けることにより、配線パターンを形成する場合と比較して、第1及び第2の接続用リードを容易に形成して、接続用基板の製造コストを低減させることができる。
本発明によれば、1組の接地ラインと電源ラインの間に複数のチップキャパシタを配設でき、製造コストを低減することのできる接続用基板及びその製造方法を提供できる。
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図3は、本発明の第1の実施の形態による接続用基板の断面図である。図3において、X,X方向は基板本体11の面方向、Y,Y方向はX,X方向と直交する方向をそれぞれ示している。
図3に示すように、接続用基板10は、基板本体11と、チップキャパシタモジュール12と、封止樹脂13とを有する。接続用基板10は、電子部品である半導体素子14と図示していない回路基板(例えば、マザーボード等)との間を電気的に接続する。
半導体素子14は、接続用基板10と直接接続される接続端子15を有する。接続端子15は、信号端子15Aと、接地端子15Bと、電源端子15Cとを有する。接地端子15Bは、第1の電位(グラウンド電位)とされた端子であり、第1の接続用リード23と接続される。また、電源端子15Cは、第2の電位(電源の電位)とされた端子であり、第2の接続用リード24と接続される。
基板本体11は、基材17と、貫通ビア18とを有する。基材17は、板状とされており、貫通ビア18を配設するための貫通孔19と、チップキャパシタモジュール12を配置するための開口部21とが形成されている。基材17の材料としては、例えば、ガラスエポキシ樹脂を用いることができる。開口部21は、基材17を貫通するように形成されており、必要に応じて複数形成される。
貫通ビア18は、貫通孔19に配設されており、導電性を有する。貫通ビア18は、半導体素子14と回路基板(図示せず)との間を電気的に接続する。貫通ビア18の一方の端部(基材17の上面17A側)には、接続端子15を介して半導体素子14が接続され、他方の端部(基材17の下面17B側)には、回路基板(図示せず)が接続される。貫通ビア18の材料としては、例えば、Cuを用いることができる。貫通ビア18は、例えば、めっき法により形成することができる。
図4は、チップキャパシタモジュールの拡大図であり、図5は、図4に示したチップキャパシタモジュールのB−B線方向の断面図である。
図4に示すように、チップキャパシタモジュール12は、2つの第1の接続用リード23と、2つの第2の接続用リード24と、9つのチップキャパシタ25とを有する。チップキャパシタモジュール12は、第1の接続用リード23の接続部28,29と、第2の接続用リード24の接続部32,33とを露出させた状態で、封止樹脂13により封止されている(図3参照)。
第1の接続用リード23と第2の接続用リード24とは、それぞれ交互に設けられている。
図6は、第1の接続用リードの斜視図である。図6に示すように、第1の接続用リード23は、支持部27と、接続部28,29とを有しており、板状とされた導電部材の両端を折り曲げた構成とされている。
支持部27は、チップキャパシタ25を配設するためのものであり、チップキャパシタ25が配設される領域は、幅広の形状とされている。支持部27には、チップキャパシタ25の端子電極35Aが電気的に接続される。
接続部28は、支持部27の一方の端部に折り曲げられた状態で設けられている。接続部28と支持部27とが成す角度θ1は、略直角とされている。接続部28は、第1の電位(グラウンド電位)に設定された接地端子15Bと接続される。接続部29は、支持部27の他方の端部に折り曲げられた状態で設けられている。接続部29と支持部27とが成す角度θ2は、略直角とされている。接続部29は、マザーボード等の回路基板(図示せず)と接続される。
第2の接続用リード24は、支持部31と、接続部32,33とを有しており、板状とされた導電部材の両端を折り曲げた構成とされている。第2の接続用リード24は、図6に示した第1の接続用リード23と同様な形状とされている。
支持部31は、チップキャパシタ25を配設するためのものであり、チップキャパシタ25が配設される領域は、幅広の形状とされている。支持部31には、チップキャパシタ25の端子電極35Bが電気的に接続される。
接続部32は、支持部31の一方の端部に折り曲げられた状態で設けられている。接続部32と支持部31とが成す角度は略直角とされている。接続部32は、第2の電位に設定された電源端子15Cと接続されるものである。接続部33は、支持部31の他方の端部に折り曲げられた状態で設けられている。接続部33と支持部31とが成す角度は略直角とされている。接続部33は、マザーボード等の回路基板(図示せず)と接続される。
このように、半導体素子14と直接接続される第1及び第2の接続用リード23,24にチップキャパシタ25を配設することにより、半導体素子14とチップキャパシタ25との間を電気的に接続する配線パターンを設けることなく、半導体素子14とチップキャパシタ25との間を電気的に接続することができる。
図4に示すように、チップキャパシタ25は、誘電体34と、一対の端子電極35A,35Bとを有する。チップキャパシタ25は、半導体素子14のスイッチングノイズの低減や動作電圧の安定化を図るためのものである。チップキャパシタ25としては、セラミックチップキャパシタを用いると好適である。
端子電極35Aは、誘電体34の一方の側に設けられており、端子電極35Bは、誘電体34の他方の側に設けられている。チップキャパシタ25は、端子電極35Aが第1の接続用リード23の支持部27と接触すると共に、端子電極35Bが第2の接続用リード24の支持部31と接触するように、1組の第1の接続用リード23と第2の接続用リード24との間(1組の接地ラインと電源ラインの間)に複数(本実施の形態の場合は3つ)設けられている。また、第1及び第2の接続用リード23,24とチップキャパシタ25とは、はんだ36により接続されている。
このように、第1の電位に設定された第1の接続用リード23と、第2の電位に設定された第2の接続用リード24とを設けることにより、1組の第1の接続用リード23と第2の接続用リード24との間(1組の接地ラインと電源ラインの間)に複数のチップキャパシタ25を配置することが可能となり、キャパシタの容量を大きくすることができる。また、第1及び第2の接続用リード23,24をそれぞれ交互に設けることにより、第1の接続用リード23と第2の接続用リード24との間にさらに多くのチップキャパシタ25を配設することができる。
さらに、第1及び第2の接続用リード23,24と半導体素子14とを直接接続することにより、チップキャパシタ25と半導体素子14との接続距離を短くして、半導体素子14の電気特性を向上させることができる。
なお、チップキャパシタ25は、例えば、高周波ノイズを吸収可能なデカップリングキャパシタとして用いることができる。デカップリングキャパシタは、キャパシタが持つ充放電機能を利用して電源ラインに乗っているノイズ(電圧変動)を吸収するためのものである。また、チップキャパシタモジュール12に設けるチップキャパシタ25の数は、目的に応じて適宜選択される。さらに、第1及び第2の接続用リード23,24の数は、チップキャパシタモジュール12に設けるチップキャパシタ25の数に応じて適宜選択される。
封止樹脂13は、第1及び第2の接続用リード23,24の接続部28,29,32,33を露出させた状態で、基材17の開口部21に挿入されたチップキャパシタモジュール12を封止するように設けられている。これにより、チップキャパシタモジュール12は、封止樹脂13を介して基材17に固定される。封止樹脂13としては、例えば、エポキシ系樹脂を用いることができる。
本実施の形態の接続用基板によれば、1組の接地ラインと電源ラインの間に複数のチップキャパシタ25を配設することが可能となり、キャパシタの容量を大きくすることができる。また、第1及び第2の接続用リード23,24と半導体素子14とを直接接続することにより、チップキャパシタ25と半導体素子14との接続距離を短くして、半導体素子14の電気特性を向上させることができる。
図7及び図8は、第1の実施の形態の接続用基板の変形例を示した図である。図7及び図8において、図3で説明した接続用基板10と同一構成部分には同一符号を付す。
図7に示す接続用基板40のように、接続部29,33を除いたチップキャパシタモジュール12を配置するための凹状の開口部42と、接続部29,33を通過させる凹状の開口部42の底面を貫通する開口部43とが基材17に形成された基板本体41にチップキャパシタモジュール12を配設してもよい。
このように、基材17に接続部29,33を通過させる開口部43を設けることにより、開口部42におけるチップキャパシタモジュール12の基板本体41における位置を規制することができる。
また、図8に示す接続用基板45のように、基材17の上面17A側の貫通ビア18の端部及び接続部28,32に接続端子15を設け、基材17の下面17B側の貫通ビア18の端部及び接続部29,33に接続端子46を設けた構成としてもよい。
なお、接続用基板10,40,45において、基材本体11,41の内層に絶縁層及び配線パターンからなる多層配線構造を設けてもよい。
図9〜図16は、本実施の形態の接続用基板の製造工程を示した図である。なお、図9〜図16において、図3に示した接続用基板10と同一構成部分には同一符号を付す。
次に、図9〜図16を参照して、本実施の形態の接続用基板10の製造方法について説明する。始めに、図9に示すように、基材17に貫通孔19を形成(貫通孔形成工程)し、続いて、貫通孔19に貫通ビア18を形成する。貫通孔19は、例えば、レーザ、ドリル等により形成することができる。貫通ビア18の材料としては、例えば、Cuを用いることができる。貫通ビア18は、例えば、めっき法により形成することができる。
次に、図10に示すように、プレスによる打ち抜き加工や、ルーターによる切削加工により、基材17を貫通するように開口部21を形成する(開口部形成工程)。これにより、基板本体11が製造される。なお、開口部21の数や大きさは、基板本体11に配設するチップキャパシタモジュール12の大きさや数に応じて適宜選択することができる。
次に、図11に示すように、一対の支持体48A,48Bの間に設けられた複数の第1及び第2の接続用リード23,24を用意する。第1及び第2の接続用リード23,24は、交互となるように配置する。一対の支持体48A,48B及び第1及び第2の接続用リード23,24は、金属板(例えば、銅や銅合金からなる金属板)を、プレス加工またはエッチング法により加工して形成することができる。
続いて、図12に示すように、第1の接続用リード23と第2の接続用リード24との間に複数のチップキャパシタ25を配設する(チップキャパシタ配設工程)。この際、第1及び第2の接続用リード23,24とチップキャパシタ25とは、電気的に接続される。チップキャパシタ25は、例えば、はんだにより第1及び第2の接続用リード23,24と接続される。また、チップキャパシタ25間もはんだにより接続される。
続いて、図13に示すように、一対の支持体48A,48Bから第1及び第2の接続用リード23,24を切り離す。その後、図14に示すように、第1及び第2の接続用リード23,24の両端を折り曲げて、支持部27,31と成す角度が略直角となるような接続部28,29,32,33を形成する。これにより、チップキャパシタモジュール12が製造される。
次に、図15に示すように、基板本体11に形成された開口部21にチップキャパシタモジュール12を挿入する(チップキャパシタ挿入工程)。このとき、接続部28,32を基材17の上面17Aよりも少し突出させ、接続部29,33を基材17の下面17Bよりも少し突出させる。
続いて、図16に示すように、チップキャパシタモジュール12が挿入された開口部21に封止樹脂13を充填して、封止樹脂13によりチップキャパシタモジュール12を基板本体11に固定する(樹脂封止工程)。封止樹脂13は、例えば、金型内に基板本体11を配置させ、トランスファーモールド法により形成することができる。また、封止樹脂13としては、例えば、エポキシ系樹脂を用いることができる。その後、必要に応じて、封止樹脂13の両面をエッチングして、接続部28,29,32,33を封止樹脂13から露出させる。これにより、接続用基板10が製造される。
本実施の形態の接続用基板の製造方法によれば、チップキャパシタ25と半導体素子14との間を接続する配線パターンの代わりとなる第1及び第2の接続用リード23,24にチップキャパシタ25を設けることにより、配線パターンを形成する場合と比較して、第1及び第2の接続用リード23,24を容易に形成して、接続用基板10の製造コストを低減させることができる。
なお、接続用基板40,45についても接続用基板10と同様な手法により製造することができる。
(第2の実施の形態)
図17は、本発明の第2の実施の形態による接続用基板の断面図である。図17において、第1の実施の形態で説明した接続用基板10と同一構成部分には同一符号を付す。また、図17において、X,X方向は基板本体51の面方向、Y,Y方向はX,X方向と直交する方向をそれぞれ示している。
図17に示すように、接続用基板50は、基板本体51と、チップキャパシタモジュール12と、封止樹脂13とを有する。
基板本体51は、基材17と、接続ピン54と、絶縁材58とを有する。基材17には、接続ピン54を配設するための貫通孔52と、開口部21とが形成されている。貫通孔52は、四角形状とされており、基材17を貫通するように複数形成されている。
図18は、接続ピンの斜視図である。次に、図17及び図18を参照して、接続ピン54について説明する。
接続ピン54は、板状の導電部材の両端を折り曲げた構成とされており、貫通部分55と、貫通部分55の端部に設けられると共に、貫通部分55に対する角度θ,θが略直角となるように所定の方向(本実施の形態の場合、図17の右側)へ折り曲げられた接続部分56A,56Bとを有する。
貫通部分55は、基板本体51の面方向(X,X方向)と直交する方向に延在した状態で、絶縁材58を介して貫通孔52に配設されている。貫通部分55は、接続部分56Aと接続部分56Bとの間を電気的に接続するためのものである。
接続部分56Aは、基材17の上面17A側に位置する貫通部分55の端部に設けられている。接続部分56Aは、半導体素子14を実装するためのものである。接続部分56Bは、基材17の下面17B側に位置する貫通部分55の端部に設けられている。接続部分56Bには、図示していないマザーボード等の回路基板が接続される。
接続ピン54の材料としては、例えば、導電材料であるCuやCu合金等の金属板を用いることができる。接続ピン54の厚さMは、例えば、0,125mmとすることができる。また、接続ピン54の幅Wは、例えば、0.35mmとすることができる。
絶縁材58は、接続ピン54を基材17に固定すると共に、接続ピン54の位置を規制するためのものである。絶縁材58としては、例えば、エポキシ系樹脂を用いることができる。
このような構成とされた接続用基板50においても、第1の実施の形態で説明した接続用基板10と同様な効果を得ることができる。また、接続ピン54は、板状の導電部材の両端を折り曲げた、非常に簡単な構成とされており、接続ピン54の小型化が可能であり、小型化した接続ピン54を基材17に狭い配設ピッチで設けて、接続用基板50を電子部品及び回路基板の端子ピッチの微細化に対応させることができる。
図19及び図20は、本実施の形態の接続用基板の製造工程を示した図である。接続ピン54の基材17への配設方法は、図19に示すように、接続部分56A,56Bが折り曲げられていない状態の接続ピン54を貫通孔52に絶縁材58を介して配設させ(接続ピン配設工程)、その後、図20に示すように、接続部分56A,56Bを折り曲げることで行なう。なお、上記図19及び図20に示した以外の製造工程については、先の第1の実施の形態で説明した接続用基板10の製造工程と同様な手法を用いることができる。
(第3の実施の形態)
図21は、第3の実施の形態によるチップキャパシタモジュール部品の断面図である。図21において、第1の実施の形態で説明したチップキャパシタモジュール12と同一構成部分には同一符号を付す。
図21に示すように、チップキャパシタモジュール部品60は、複数(本実施の形態の場合は3つ)のチップキャパシタモジュール12と、封止樹脂62とを有した構成とされている。チップキャパシタモジュール12間は、接着剤61により接着されている。接着剤61は、チップキャパシタモジュール12間を固定するためのものである。接着剤61としては、例えば、エポキシ樹脂等の熱硬化型接着剤を用いることができる。
封止樹脂62は、接続部28,29,32,33を露出させた状態で、複数のチップキャパシタモジュール12をまとめて封止する。封止樹脂62としては、第1の実施の形態で説明した封止樹脂13と同様なものを用いることができる。
このようなチップキャパシタモジュール部品60を基板本体11,41,51に設けて、接続用基板を構成してもよい。基板本体11,41,51へのチップキャパシタモジュール部品60の装着は、例えば、基板本体11,41,51に係合用の溝を設ける(例えば、開口部の内壁に溝を設ける)と共に、基板本体11,41,51と対向する封止樹脂62に係合用の突起を設け、基板本体11,41,51に形成された溝と封止樹脂62に形成された突起とを係合させることにより行なうことができる。
図22〜図25は、本実施の形態のチップキャパシタモジュール部品の製造工程を示した図である。始めに、図22に示すように、複数(本実施の形態の場合は3つ)のチップキャパシタモジュール12を接着剤61により接着する。これにより、チップキャパシタモジュール12間が固定される。
次に、図23に示すように、フィルム66が設けられた上部金型64と、凹部67を有し、凹部67及び凹部67が形成された側の面を覆うようにフィルム68が設けられた下部金型65とを用意する。凹部67は、図22に示した構造体を配置するためのものである。フィルム66,68は、接続部28,29,32,33が封止樹脂62に覆われることを防止するためのものである。
このようなフィルム66,68を上部及び下部金型64,65に設けることにより、封止樹脂62により覆われた接続部28,29,32,33を露出させる工程が不要となり、製造工程を簡略化することができる。
次に、図24に示すように、下部金型65の凹部67に図22に示した構造体を配置させる。続いて、図25に示すように、封止樹脂62を凹部67内に導入し、上部金型64を下部金型65に押し当てて、封止樹脂62により凹部67内に配置された構造体を封止する。この際、接続部28,29,32,33の表面が、フィルム66,68にめり込むため、接続部28,29,32,33が封止樹脂62に覆われることを防止できる。その後、上部及び下部金型64,65を取り外すことにより、チップキャパシタモジュール部品60が製造される。なお、封止樹脂形成後、接続部28,29,32,33上に封止樹脂62が形成されてしまった場合には、接続部28,29,32,33を露出させるためのエッチングを行うとよい。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。なお、本発明は、基板本体11,41,51の内層に絶縁層及び配線パターンを備えた接続用基板にも適用可能である。
本発明によれば、1組の接地ラインと電源ラインの間に複数のチップキャパシタを配設でき、製造コストを低減することのできる接続用基板及びその製造方法に適用できる。
チップキャパシタを備えた接続用基板の平面図である。 チップキャパシタを備えた他の接続用基板の断面図である。 本発明の第1の実施の形態による接続用基板の断面図である。 チップキャパシタモジュールの拡大図である。 図4に示したチップキャパシタモジュールのB−B線方向の断面図である。 第1の接続用リードの斜視図である。 第1の実施の形態の接続用基板の変形例を示した図(その1)である。 第1の実施の形態の接続用基板の変形例を示した図(その2)である。 本実施の形態の接続用基板の製造工程を示した図(その1)である。 本実施の形態の接続用基板の製造工程を示した図(その2)である。 本実施の形態の接続用基板の製造工程を示した図(その3)である。 本実施の形態の接続用基板の製造工程を示した図(その4)である。 本実施の形態の接続用基板の製造工程を示した図(その5)である。 本実施の形態の接続用基板の製造工程を示した図(その6)である。 本実施の形態の接続用基板の製造工程を示した図(その7)である。 本実施の形態の接続用基板の製造工程を示した図(その8)である。 本発明の第2の実施の形態による接続用基板の断面図である。 接続ピンの斜視図である。 本実施の形態の接続用基板の製造工程を示した図(その1)である。 本実施の形態の接続用基板の製造工程を示した図(その2)である。 第3の実施の形態によるチップキャパシタモジュール部品の断面図である。 本実施の形態のチップキャパシタモジュール部品の製造工程を示した図(その1)である。 本実施の形態のチップキャパシタモジュール部品の製造工程を示した図(その2)である。 本実施の形態のチップキャパシタモジュール部品の製造工程を示した図(その3)である。 本実施の形態のチップキャパシタモジュール部品の製造工程を示した図(その4)である。
符号の説明
10,40,45,50 接続用基板
11,41,51 基板本体
12 チップキャパシタモジュール
13,62 封止樹脂
14 半導体素子
15,46 接続端子
15A 信号端子
15B 接地端子
15C 電源端子
17 基材
17A 上面
17B 下面
18 貫通ビア
19,52 貫通孔
21,42,43 開口部
23 第1の接続用リード
24 第2の接続用リード
25 チップキャパシタ
27,31 支持部
28,29,32,33 接続部
34 誘電体
35A,35B 端子電極
36 はんだ
48A,48B 支持体
54 接続ピン
55 貫通部分
56A,56B 接続部分
58 絶縁材
60 チップキャパシタモジュール部品
61 接着剤
64 上部金型
65 下部金型
66,68 フィルム
67 凹部
θ1,θ2,θ3,θ4 角度
A 半導体素子実装領域
M 厚さ
W 幅

Claims (9)

  1. 開口部が形成された基板本体と、該開口部に配設されるチップキャパシタとを有し、電子部品と回路基板との間を電気的に接続する接続用基板であって、
    第1の電位に設定され、前記電子部品及び回路基板と電気的に接続される第1の接続用リードと、第2の電位に設定され、該電子部品及び回路基板と電気的に接続される第2の接続用リードとを有し、
    前記チップキャパシタは、前記第1の接続用リードと第2の接続用リードとの間に設けられることを特徴とする接続用基板。
  2. 前記第1及び第2の接続用リードは、それぞれ交互に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の接続用基板。
  3. 前記第1及び第2の接続用リードは、前記電子部品と直接接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の接続用基板。
  4. 前記第1及び第2の接続用リードは、板状とされた導電部材の両端を折り曲げた構成とされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の接続用基板。
  5. 前記チップキャパシタと第1及び第2の接続用リードとを、前記基板本体に固定する樹脂を設けた特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の接続用基板。
  6. 前記基板本体は、該基板本体を貫通する貫通孔と、該貫通孔に配設され、前記電子部品と回路基板との間を電気的に接続する接続ピンとをさらに有し、
    前記接続ピンは、板状とされた導電部材の両端を折り曲げた構成とされていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の接続用基板。
  7. 開口部が形成された基板本体と、第1の電位に設定され、電子部品と直接接続される第1の接続用リードと、第2の電位に設定され、該電子部品と直接接続される第2の接続用リードと、該基板本体に形成された開口部に配置されるチップキャパシタとを備えた接続用基板の製造方法であって、
    前記基板本体に前記開口部を形成する開口部形成工程と、
    前記第1の接続用リードと第2の接続用リードとの間にチップキャパシタを配設するチップキャパシタ配設工程と、
    前記基板本体に形成された開口部に、前記チップキャパシタを第1及び第2の接続用リードと共に配置させるチップキャパシタ配置工程とを設けたことを特徴とする接続用基板の製造方法。
  8. 前記チップキャパシタ配置工程は、前記基板本体に形成された開口部に前記チップキャパシタを前記第1及び第2の接続用リードと共に挿入するチップキャパシタ挿入工程と、該チップキャパシタと第1及び第2の接続用リードとを樹脂により封止する樹脂封止工程とを有することを特徴とする請求項7に記載の接続用基板の製造方法。
  9. 前記基板本体に貫通孔を形成する貫通孔形成工程と、
    前記電子部品と回路基板との間を電気的に接続する接続ピンを前記貫通孔に配設する接続ピン配設工程とさらに設けたことを特徴とする請求項7または8に記載の接続用基板の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010004028A (ja) * 2008-05-23 2010-01-07 Shinko Electric Ind Co Ltd 配線基板及びその製造方法、及び半導体装置
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