JP2007214856A - 無線通信システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】MIMO通信において、プリアンブルの時間を短くする。
【解決手段】基地局は、空間多重する通信相手の端末局のアンテナ群と自局のアンテナ群の間のMIMOチャネルの伝達関数情報を基に送信ウエイトを算出し、算出した送信ウエイトを成分とする送信ウエイト行列を、空間多重する各信号系列を成分とする送信信号ベクトルに乗算した結果を自局の各アンテナを介して送信する。基地局は、端末局ごとに分離された送信信号系列が端末局に受信された場合に、他の端末局宛の信号が分離されずに残留している残留干渉量を自局の送信ウエイトから推定し、その推定結果を用いて、異なるグループに含まれる無線局同士は干渉を与えず、同一のグループに含まれる無線局同士は相互に干渉を与えているように端末局を複数のグループに分割し、各グループの全基地局への送信ストリーム数の総和と同じ数のMIMOプリアンブルを付加して各グループに同時に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、同一の周波数チャネルを用い、異なる複数の送信アンテナより独立な信号系列を空間多重して送信し、複数の受信アンテナを用いて信号を受信し、各送受信アンテナ間の伝達関数行列をもとに受信局側でデータの復調を行うMIMO(Multiple-Input Multiple-Output)通信を実現する高速無線アクセスシステムにおいて、ひとつの無線局と他の複数の無線局が同時に且つ同一周波数チャネル上で空間多重して通信を行うマルチユーザMIMO通信技術を用いた無線通信システム及び方法に関する。特に、受信側の無線局が受信時に、自局以外の他の第2の無線局宛の信号を分離し、自局宛の信号ストリームを分離受信するために必要なプリアンブルを送信側の無線局が付与するための構成を有する付与回路を用いた無線通信システム及び方法に関する。
近年、2.4GHz帯または5GHz帯を用いた高速無線アクセスシステムとして、IEEE802.11g規格、IEEE802.11a規格などの普及が目覚しい。これらのシステムでは、マルチパスフェージング環境での特性を安定化させるための技術である直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式を用い、最大で54Mbpsの伝送速度を実現している。ただし、ここでの伝送速度とは物理レイヤ上での伝送速度であり、実際にはMAC(Medium Access Control)レイヤでの伝送効率が50〜70%程度であるため、実際のスループットの上限値は30Mbps程度である。一方で、有線LAN(Local Area Network)の世界ではEthernet(登録商標)の100Base−Tインタフェースをはじめ、各家庭にも光ファイバを用いたFTTH(Fiber to the home)の普及から、100Mbpsの高速回線の提供が普及しており、無線LANの世界においても更なる伝送速度の高速化が求められている。
そのための技術としては、MIMO技術が有力である。このMIMO技術とは、送信局側において複数の送信アンテナから同一チャネル上で異なる独立な信号を送信し、受信局側において同じく複数のアンテナを用いて信号を受信し、各送信アンテナ/受信アンテナ間の伝達関数行列を求め、この行列を用いて送信局側の各アンテナから送信した独立な信号を受信側で推定し、データを再生するものである。
ここで、N本の送信アンテナを用いてN系統の信号を送信し、M本のアンテナを用いて信号を受信する場合を考える。まず、送受信局の各アンテナ間にはM×N個の伝送のパスが存在し、第i送信アンテナから送信され第j受信アンテナで受信される場合の伝達関数をhj,iとし、これを第(j,i)成分とするM行N列の行列をHと表記する。さらに、第i送信アンテナからの送信信号をtとし(t,t,t,・・・ t)を成分とする列ベクトルをTx、第j受信アンテナでの受信信号をrとし(r,r,r,・・・ r)を成分とする列ベクトルをRx、第j受信アンテナの熱雑音をnとし(n,n,n,・・・ n)を成分とする列ベクトルをnと表記する。
この場合、以下の関係式(式1)が成り立つ。
Figure 2007214856
したがって、受信局側で受信した信号Rxをもとに、送信信号Txを推定する技術が求められている。
このMIMO通信においては、伝搬路の情報を利用して、その伝搬路に対して最適な状況で信号を送信することにより、最も効率的に通信を行うことができる。例えば、特許文献1等に記載された固有モードSDM(Space Division Multiplexing)方式を用いたMIMO伝送においては、信号の伝送方向のMIMOチャネルの伝達関数行列Hを送信局側で取得できた場合に、この伝達関数行列に対応した送信信号の最適化を行う。具体的には、伝達関数行列Hとそのエルミート共役な行列H(右肩の「H」の記号はエルミート共役を表す)の積を対角化可能なユニタリ行列Uを取得し、このユニタリ行列で送信信号を変換して信号を送信する。このユニタリ変換行列Uと伝達関数行列Hの間には以下の関係式(式2)が成り立つ。
Figure 2007214856
ここで、右辺の行列Λは対角成分のみが値を持ち、その他の成分がゼロである対角行列である。この様な特徴を持つユニタリ行列Uを列ベクトルTxに作用させて信号を送信することにより、(式1)は以下の(式3)の様に変換される。
Figure 2007214856
この変換により、送信信号はMIMOチャネル毎に直交化され、受信側での処理において簡易なZF(Zero Forcing)方式を用いた場合であっても、各送信信号をMIMOチャネル毎のSNR特性が良好になるように調整される。また、このユニタリ行列の各列ベクトルは、送信信号である列ベクトルTxを各送信アンテナに分配する際の各アンテナに乗算する係数(以降、「送信ウエイト」と呼ぶ)で構成される。また送信ウエイトで構成される列ベクトルを送信ウエイトベクトルと呼ぶ。この送信ウエイトベクトルを用いることで、各MIMOチャネル毎に直交したビーム形成を行い、それぞれのビーム(固有ビーム)に相当するチャネルの利得がその固有ベクトルの固有値となる。したがって、全MIMOチャネルのチャネル容量Cの上限は以下の(式4)で与えられる。
Figure 2007214856
ここでBは帯域幅、Pは第i番のMIMOチャネルの総送信電力、λは第i固有値、σは雑音電力の分散値を意味する。この(式4)から、どの程度の伝送レートの伝送モード(ここではQPSK,64QAM等の変調方式と誤り訂正の符号化率の組み合わせにより規定されるモードを「伝送モード」と定義する)を適用可能か、またさらにどの程度の数のMIMOチャネルを多重化できるかが推定できる。
ちなみに、(式4)の中の送信電力Pは全てのMIMOチャネルに共通の値である必要はなく、また各MIMOチャネル毎に伝送モードを変更しても構わない。一般に、注水定理と呼ばれる手法を用いることでこのPの値を最適化することが可能である。この中で、P=0となるMIMOチャネルが存在した場合、そのチャネルは実際の伝搬には用いずに、他のMIMOチャネルに電力を配分した方が効率的であることを意味している。つまり、MIMOの多重数を元々の上限値よりも少なく設定することになる。この様にして、多重化するMIMOチャネルの最適値を判断することも可能である。
以上の固有モードSDM技術は、送信側で指向性を持った送信ビームを形成し、空間上で多重化する信号を受信側で効率的に信号分離できるようにするものである。ここで、通常のMIMO通信、すなわちひとつの送信局とひとつの受信局の間で通信を行うMIMOをシングルユーザMIMOと呼ぶ。無線LANや携帯電話等を例に見れば、基地局はサイズ的に比較的大きく、端末局側はポータブルな端末としてサイズは基地局よりも大幅に小さい。この様な小型端末の中に、MIMO通信のための複数のアンテナを実装しても、アンテナ間の距離が短く、アンテナ相関が非常に大きくなってしまう。この場合、(式4)における固有値λの値は小さくなる傾向にあり、実際に通信に利用できるMIMOチャネル数はそれほど多くはない。
この様なケースにおいて、ひとつひとつの端末との間では空間多重するMIMOチャネル数を少なくする一方、複数の異なる端末と同時に同一周波数チャネルで通信するマルチユーザMIMO通信が有効である。図9に、マルチユーザMIMOシステムの構成例を示す。同図において、101は基地局(BS:Base Station)、102〜104は端末局(MS:Mobile Station)を示し、端末局102を端末局#1(MS1)、端末局103を端末局#2(MS2)、端末局104を端末局#3(MS3)とする。実際にひとつの基地局が収容する端末局数は多数であるが、その中の数局を選び出し(図では端末局#1〜#3(102〜104))、通信を行う。
以上で述べたシングルユーザMIMOの場合でもマルチユーザの場合でも、受信側が送信される信号ストリームを分離するために、送信側は受信側が既知の信号であるプリアンブルを送信することが必須である。たとえばZF,MMSEなどの線形受信方法を用いる場合、トレーニング信号が必要であり、プリアンブルはこの役を果たす。またMLDの場合は、受信側でMIMOチャネルの伝達関数を知ることが必要であるが、その時にもプリアンブルが用いられる。V−BLASTのような逐次受信方法であっても、それぞれの個別受信方法としてZF,MMSEなどを用いるためプリアンブルが必要である。ZF,MMSEなどの線形受信する場合においてもMIMOチャネルの伝達関数を推定して送信ウエイトを決定することもできるが、この時も伝達関数の推定のためプリアンブルが必要である。
一般にMIMOシステムの送信アンテナ数がN本である場合、N個の送信プリアンブルが必要である。例えば、非特許文献1で述べられている様に、スキャッタード・タイプ・プリアンブル信号の場合にも、STCタイプ・プリアンブルの場合でも送信アンテナ数のシンボルから構成されるプリアンブルが必要である。スキャッタード・タイプ・プリアンブル信号の場合、図2に示すようにアンテナ素子ごとに時間的に切り替えて既知シンボルを送信する。受信側の受信アンテナ素子は、各々の素子で受信したシンボルと既知シンボルの関係から、チャネルの伝達関数を知ることができる。全ての送信アンテナ素子と受信アンテナ素子の間の伝達関数を知るためには、全ての送信アンテナ素子で既知シンボルを送る必要があり、送信アンテナ数がN本の場合、N個のシンボルが必要となる。図2の場合、一つの送信アンテナから一つの送信ストリームを送信している場合であり、9本の送信アンテナがある場合を示している。この時、9シンボル時間長のプリアンブルが必要である。一方、STCタイプ・プリアンブルの場合、プリアンブルは送信アンテナ素子ごとにずらして送信するのではなく、図3に示すように全ての送信アンテナで同時に特定の既知のプリアンブルを送信する。この時もチャネル伝達関数を推定するためには、N個のプリアンブルで必要十分である。このことを少し詳しく説明する。まずN個のプリアンブルp,p,p,,,,,p(各々N×1のベクトル)をチャネル伝達関数がH(N×Nの行列)であるチャネルを通して送信し、それぞれの受信信号をr,r,r,,,,r(各々N×1のベクトル)とする。P=[p・・ ],R=[r・・ r]とすると、R=HPとなるので、両辺にP−1を掛ければチャネル伝達関数Hが求められる。ここで、PはN×Nの正方行列であり、逆行列が存在するようにプリアンブルを決める。上記で述べたのは、チャネルの伝達関数Hが正方行列の場合であったが、さらに一般化してチャネルの伝達関数Hが横長もしくは縦長の行列のときにも、伝達関数推定のために必要十分なプリアンブル長は送信アンテナ数Nと一致する。
国際公開第2005/055484号パンフレット 久保田周治、守倉正博監修、改訂版802.11高速無線LAN教科書、インプレス発行、2004年
以上で説明した様に、プリアンブルが付加される場合、一般にMIMOシステムの送信アンテナ数がN本である場合、N個の送信プリアンブルが必要である。しかし送信アンテナ数が多くなった場合、プリアンブルの時間長が長くなってしまいオーバーヘッドが大きくなるという欠点があった。特にマルチユーザMIMOは送信アンテナ数がシングルユーザMIMOに比べて多い場合が多いので、この欠点が顕著になるという問題がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、MIMO通信において、プリアンブルの時間を短くすることができる無線通信システム及び方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、ひとつの第1の無線局と複数の第2の無線局により構成され、該第1の無線局は複数本のアンテナで構成される第1のアンテナ群を備え、該第2の無線局は複数本のアンテナで構成される第2のアンテナ群を備え、前記第1の無線局の前記第1のアンテナ群および前記第2の無線局の全てまたはその一部の備える前記第2のアンテナ群により構成されるMIMO(Multiple Input Multiple Output)チャネルを介して複数の信号系統を同一周波数チャネルおよび同一時刻に空間多重して通信する無線通信システムにおいて、前記第1の無線局は、前記第1のアンテナ群と前記複数の第2のアンテナ群の間のMIMOチャネルの各伝達関数情報を取得する伝達関数取得手段と、前記複数の第2の無線局の中からその全てまたはその一部の無線局を同時に空間多重する通信相手局として選択する選択手段と、前記第1のアンテナ群と、前記選択手段により選択された第2の無線局の前記第2のアンテナ群との間の、前記伝達関数取得手段により取得された伝達関数情報をもとに、空間多重する各信号系列を前記第1のアンテナ群の各々のアンテナから送信する際に乗算する係数すなわち送信ウエイトを算出する送信ウエイト算出手段と、前記送信ウエイト算出手段により算出された、各信号系列と前記第1のアンテナ群の各々のアンテナの組み合わせ毎の該送信ウエイトを成分として構成される送信ウエイト行列を、空間多重する各信号系列を成分とする送信信号ベクトルに乗算する乗算手段と、前記乗算手段による乗算結果を前記第1のアンテナ群の各アンテナを介して送信する送信手段と、送信ウエイトによって前記第2の無線局ごとに分離された送信信号系列が第2の無線局により受信された場合に、他の第2の無線局宛の信号が分離されずに干渉成分として残留している残留干渉量を、第1の無線局の形成する送信ウエイトから推定する残留干渉量推定手段と、前記残留干渉量推定手段により推定された前記残留干渉量の推定結果を用いて、異なるグループに含まれる無線局同士は干渉を与えず、同一のグループに含まれる無線局同士は相互に干渉を与えているように、全ての第2の無線局を複数のグループに分割し、第2の無線局が受信時の信号分離を行うために、各グループの全ての無線局への送信ストリーム数の総和と同じ数のMIMOプリアンブルを付加して各グループに同時に送信するMIMOプリアンブル付与回路と、を備え、前記第2の無線局は、それぞれ個別に前記第1の無線局が送信した信号を受信する受信手段と、前記受信手段により受信する信号の中に自局宛の信号が含まれる場合には、前記第1の無線局が送信した自局が属するグループの複数のMIMOプリアンブルを用いて、自局以外の他の第2の無線局宛の信号を分離し、かつ、自局宛の信号ストリームを分離受信する分離手段と、前記分離手段により分離した信号から前記第1の無線局が自局宛に送信したデータを再生する再生手段と、を備えることを特徴とする無線通信システムである。
また、本発明は、上述する無線通信システムにおいて、前記第1の無線局は、個別の第2の無線局に対して、該第2の無線局が属しているグループと、対応するMIMOプリアンブルと、該第2の無線局宛の送信ストリームに対応するMIMOプリアンブル中のストリーム位置を、MIMOプリアンブルを送信する前に無指向性のアンテナで各第2の無線局にSISOプリアンブルで通知するSISOプリアンブル付加手段と、を備え、前記第2の無線局は、前記のSISOプリアンブルから、該第2の無線局が属しているグループと、対応するMIMOプリアンブルと、該第2の無線局宛の送信ストリームに対応するMIMOプリアンブル中のストリーム位置情報を抽出し、その情報を基にMIMOプリアンブルから受信ウエイトを形成する受信ウエイト算出手段と、を備える、ことを特徴とする。
また、本発明は、ひとつの第1の無線局と複数の第2の無線局により構成され、該第1の無線局は複数本のアンテナで構成される第1のアンテナ群を備え、該第2の無線局は複数本のアンテナで構成される第2のアンテナ群を備え、前記第1の無線局の前記第1のアンテナ群および前記第2の無線局の全てまたはその一部の備える前記第2のアンテナ群により構成されるMIMO(Multiple Input Multiple Output)チャネルを介して複数の信号系統を同一周波数チャネルおよび同一時刻に空間多重して通信する無線通信システムにおける無線通信方法であって、前記第1の無線局において、伝達関数取得手段が、前記第1のアンテナ群と前記複数の第2のアンテナ群の間のMIMOチャネルの各伝達関数情報を取得し、選択手段が、前記複数の第2の無線局の中からその全てまたはその一部の無線局を同時に空間多重する通信相手局として選択し、送信ウエイト算出手段が、前記第1のアンテナ群と、前記選択手段により選択された第2の無線局の前記第2のアンテナ群との間の、前記伝達関数取得手段により取得された伝達関数情報をもとに、空間多重する各信号系列を前記第1のアンテナ群の各々のアンテナから送信する際に乗算する係数すなわち送信ウエイトを算出し、乗算手段が、前記送信ウエイト算出手段により算出された、各信号系列と前記第1のアンテナ群の各々のアンテナの組み合わせ毎の該送信ウエイトを成分として構成される送信ウエイト行列を、空間多重する各信号系列を成分とする送信信号ベクトルに乗算し、送信手段が、前記乗算手段による乗算結果を前記第1のアンテナ群の各アンテナを介して送信し、残留干渉量推定手段が、送信ウエイトによって前記第2の無線局ごとに分離された送信信号系列が第2の無線局により受信された場合に、他の第2の無線局宛の信号が分離されずに干渉成分として残留している残留干渉量を、第1の無線局の形成する送信ウエイトから推定し、MIMOプリアンブル付与回路が、前記残留干渉量推定手段により推定された前記残留干渉量の推定結果を用いて、異なるグループに含まれる無線局同士は干渉を与えず、同一のグループに含まれる無線局同士は相互に干渉を与えているように、全ての第2の無線局を複数のグループに分割し、第2の無線局が受信時の信号分離を行うために、各グループの全ての無線局への送信ストリーム数の総和と同じ数のMIMOプリアンブルを付加して各グループに同時に送信し、前記第2の無線局において、受信手段が、それぞれ個別に前記第1の無線局が送信した信号を受信し、分離手段が、前記受信手段により受信する信号の中に自局宛の信号が含まれる場合には、前記第1の無線局が送信した自局が属するグループの複数のMIMOプリアンブルを用いて、自局以外の他の第2の無線局宛の信号を分離し、かつ、自局宛の信号ストリームを分離受信し、再生手段が、前記分離手段により分離した信号から前記第1の無線局が自局宛に送信したデータを再生する、ことを特徴とする無線通信方法である。
また、本発明は、上述する無線通信方法であって、前記第1の無線局において、SISOプリアンブル付加手段が、個別の第2の無線局に対して、該第2の無線局が属しているグループと、対応するMIMOプリアンブルと、該第2の無線局宛の送信ストリームに対応するMIMOプリアンブル中のストリーム位置を、MIMOプリアンブルを送信する前に無指向性のアンテナで各第2の無線局にSISOプリアンブルで通知し、前記第2の無線局において、受信ウエイト算出手段が、前記のSISOプリアンブルから、該第2の無線局が属しているグループと、対応するMIMOプリアンブルと、該第2の無線局宛の送信ストリームに対応するMIMOプリアンブル中のストリーム位置情報を抽出し、その情報を基にMIMOプリアンブルから受信ウエイトを形成する、ことを特徴とする。
上記により、本発明では、マルチユーザMIMOにおいて複数の受信無線局に対してそれぞれの無線局の受信する受信信号が空間分離されるように送信ビームの指向性を形成する送信ウエイト形成法が用いられることに着目してプリアンブルの数を減少させる。マルチユーザMIMOの場合、送信ウエイトWを、送信信号と受信信号の関係を示す行列H[all]Wが以下の(式5)に示すように対角部分行列形式となるように調整する。
Figure 2007214856
この式で、kはユーザ数、Tx[1]はユーザiの送信ストリームを要素とするn×1のベクトル、R [1]はユーザiのm×1の受信信号ベクトルを表している。一つの送信アンテナに一つの送信ストリームを割り当てると、n=Σnは送信アンテナ数となる。この式の意味するところは、各ユーザへの送信信号は該ユーザのみが受信し、他のユーザへの干渉として漏れこまないことを示している。つまり送信側で作るビームを各ユーザにだけ向け、ユーザごとに分離した送信ビームを形成する。この時、各ユーザの送信シンボルと受信シンボルの関係式は以下の(式6)に示すように縮退する。
Figure 2007214856
つまりユーザiが受信する信号は、該ユーザに伝送される送信信号のみになっており、受信信号と送信信号の関係を示す式が部分行列H[i]でR [i]=H[i] [i]で表されるのである。受信信号は複数の送信信号ストリームの混合した信号となっているので、各送信ストリームを分離するために受信ウエイトを受信信号に掛けて受信する必要がある。そして、受信ウエイトを計算するためには部分伝達関数H[i]を知る必要があるが、そのために必要なプリアンブル数は、該ユーザの送信ストリーム数nで良い。(必要なプリアンブル数は送信ストリーム数であることの説明は、従来技術の項で行った)。そして他のユーザに対する送信信号は相互に干渉していないため、つまり空間的に分離されているので、各ユーザへのプリアンブルは同時に送信しても問題が生じない。それで本発明は、従来方式のように全てのN本の送信アンテナでプリアンブルN個を順繰りに送信するのではなく、送信ビームで分離されたそれぞれのユーザのプリアンブルを同時に送信することを特徴とする。そして、本発明のプリアンブルの時間長は、全てのユーザのプリアンブルの中、もっとも長いプリアンブルに支配され、時間長はmax(n)となるが、全てのiに対してn<Nであるため、本発明ではプリアンブルの時間長を短くすることが可能なのである。
しかし、送信ウエイトを調整しても、全てのユーザの相互干渉を消去することができず、ある複数のユーザ同士が相互に干渉を与えてしまうことも考えられる。例えばユーザ1とユーザ2の送信信号が分離されていない時、下式(式7)に示すように零行列となるべき部分行列がある有限の値を持つ部分行列H[12],H[21]になる。
Figure 2007214856
その時は、ユーザ1とユーザ2の合成した送信信号と受信信号の関係を示す式は以下の(式8)となり、プリアンブルを分離して同時に送信することができない。
Figure 2007214856
そして必要となるプリアンブル数は、ユーザ1とユーザ2の送信ストリームの総和(n+n)となり、全てのユーザが分離されている場合と比べては不利となるが、他のユーザが分離されていれば、(n+n)<Nなので、プリアンブルの時間長を短くできる。
以上詳細に説明したように本発明は、マルチユーザMIMOにおいて送信ウエイトを受信ユーザ毎に空間分離するように形成するという特長を生かして、それぞれのユーザごとに該ユーザの送信ストリーム数のシンボルから構成されるプリアンブルを送信し、異なるユーザのプリアンブルは同時に送信することを最大の特徴とする。従来の全送信ストリーム数のシンボル数で構成されるプリアンブルを送信する場合と比べて、必要なプリアンブルの時間長を短くすることができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態を説明する。
この項では、まずマルチユーザMIMOシステムにおける送信指向性ビームの形成方法について述べたあと、本発明のプリアンブル付加方法を詳述する。
マルチユーザMIMOシステムの指向性ビームの形成方法について、以下に説明を加える。例えば図9において、端末局#1(102)の第1受信アンテナと、基地局101の第jアンテナとの間の伝達関数をh1jと表記することにする。基地局101のj=1〜9の全てのアンテナに関する伝達関数を用い、行ベクトルhを(h11,h12,h13,…,h18,h19)と表記する。同様に端末局#1(102)の第2受信アンテナ、第3受信アンテナと、基地局101の伝達関数をh2jおよびh3jとし、対応する行ベクトルhおよびhを(h21,h22,h23,…,h28,h29)、(h31,h32,h33,…,h38,h39)とする。端末局#2(103)、端末局#3(104)の受信アンテナにも同様の連番をふり、行ベクトルh〜hを(h41,h42,h43,…,h48,h49)〜(h91,h92,h93,…,h98,h99)とする。加えて、基地局101が送信する9系統の信号をt〜tと表記し、これを成分とする列ベクトルをTx[all]=(t,t,t,…,t,tと表記する。ここで、右肩のTの文字はベクトル、行列の転置を表す。また同様に、端末局#1〜#3(102〜104)の9本のアンテナでの受信信号をr〜rと表記し、これを成分とする列ベクトルをRx[all]=(r,r,r,…,r,rと表記する。最後に、行ベクトルh〜hを第1から第9行成分とする行列を、全体伝達関数行列H[all]と表記する。
この様に表記した場合、システム全体としては以下の関係式が成り立つ。
Figure 2007214856
この(式9)は、シングルユーザMIMOにおける(式1)に対応する。同様に(式3)に示すような送信指向性制御を行うため、9行9列の送信ウエイト行列Wを導入し、(式3)を以下の(式10)のように書き換える。
Figure 2007214856
さらに、送信ウエイト行列Wを列ベクトルw〜wに分解し、W=(w,w,w,…,w,w)と表記すると、以下の(式11)の様に表せる。
Figure 2007214856
ここで、例えば6つの行ベクトルh〜hと3つの列ベクトルw〜wの乗算(各成分の乗算したものの総和、複素ベクトルの場合は内積とは異なる)が全てゼロになるようにw〜wを選ぶことを考える。同様に、行ベクトルh〜hおよびh〜hと列ベクトルw〜wの積、行ベクトルh〜hと列ベクトルw〜wの積の全てがゼロになるように選ぶことにする。すると、(式11)に示す9行9列の行列は、3行3列の9個の部分行列を用いて表記すると以下の(式12)のように表すことができる。
Figure 2007214856
ここで、部分行列 [1]、H[2]、H[3]は3行3列の行列であり、
Figure 2007214856
は成分が全てゼロの3行3列の行列である。この様な条件を満たす変換行列Wを選択することで、(式12)は以下の3つの関係式に分解できる。
Figure 2007214856
Figure 2007214856
Figure 2007214856
ここで、Tx[1]=(t,t,t、Tx[2]=(t,t,t、Tx[3]=(t,t,t、Rx[1]=(r,r,r、Rx[2]=(r,r,r、Rx[3]=(r,r,rとした。この様にして、3つのシングルユーザMIMO通信とみなすことができるようになる。
次に、送信ウエイトベクトルw〜wの決定方法の例を以下に説明する。手順としては、端末局#1に対する送信ウエイトベクトルw〜wを決定し、順次、端末局#2に対する送信ウエイトベクトルw〜w、端末局#3に対する送信ウエイトベクトルw〜wを決定する。
まず第1ステップとして、端末局6つの行ベクトルh〜hが張る6次元部分空間を張る6つの基底ベクトルe〜eを求める。求める方法は、グラムシュミットの直交化法の他、様々な方法があるが、ここでは例としてグラムシュミットの直交化法を例に説明する。
まず、ひとつのベクトルhに着目し、この方向で絶対値が1のベクトルを基底ベクトルeとする。
Figure 2007214856
ここで、(h )は同一ベクトルの絶対値の2乗を意味するスカラー量であり、hを規格化することを意味する。次に、ベクトルhに着目し、このベクトルの中からe方向の成分をキャンセルしたベクトルh’を求めた後、さらに規格化する。
Figure 2007214856
Figure 2007214856
ここで( h )はhのe方向への射影を意味する。同様の処理を以下の様に行う。
Figure 2007214856
Figure 2007214856
ここで(式19)のΣ(i)は、4≦i≦j−1(jは4〜9の整数)の整数iに対する総和を意味する。つまり、既に確定した基底ベクトル方向の成分をキャンセルすることを意味する。この様にして、6つの基底ベクトルe〜eを求めることができる。
次に第2ステップとして、端末局#1に対する送信ウエイトベクトルw〜wを求める。まず、行ベクトルh〜hから、e〜eが張る6次元部分空間の成分をキャンセルする。具体的には以下の(式21)で表せる。
Figure 2007214856
ここで、jは1〜3の整数であり、(式21)のΣ(i)は、4≦i≦9の整数iに対する総和を意味する。この様にして求めたベクトルh’〜h’に対し、適当な直交化処理を行う。簡単のためにここではグラムシュミットの直交化を例として用いるが、その他の方法を用いても良い。グラムシュミットの直交化法は、既に(式16)〜(式20)で説明しているので詳細な説明は省略するが、下記のように求めることができる。
Figure 2007214856
Figure 2007214856
Figure 2007214856
Figure 2007214856
Figure 2007214856
この様にして求める3次元空間の3つの基底ベクトルe〜eを求める。さらに、この基底ベクトルの複素共役ベクトルの転置ベクトル、すなわちエルミート共役なベクトルを求めることで、w=e 、w=e 、w=e として送信ウエイトベクトル(列ベクトル)が求まる。
以上の(式16)から(式26)までの処理により、端末局#1に対する送信ウエイトベクトルw〜wを決定できた。第3ステップとしては同様の処理を端末局#2および端末局#3に対しても施し、その結果として全ての送信ウエイトベクトルw〜wが求まる。
以上が従来方式における送信ウエイト行列の求め方である。図10に、従来技術における送信ウエイト行列Wの算出のフローを示す。
まず、送信ウエイト行列の算出にあたり、全端末への伝達関数行列Hを取得する(S102)。宛先とする端末に通し番号を付与し、その番号をkと表記した場合、まずkを初期化する(S103)。さらに、kをカウントアップし(S104)、着目しているk=1に対応した端末局#1に対する部分伝達関数(ここでは便宜上、Hmainと表記)の抽出(S105)と、それ以外の宛先の端末局の部分伝達関数行列(ここでは便宜上、Hsubと表記)を抽出(S106)する。さらに、Hsubの各行ベクトルが張る部分空間の直交基底ベクトルを算出し、これを{e}とおく(S107)。次に、(式21)に相当する処理として、着目している端末局#1に対する部分伝達関数Hmainから処理S107で求めた基底ベクトル{e}に関する成分をキャンセルし、これを
Figure 2007214856
とする(S108)。さらに、(式22)〜(式26)に対応する処理として、
Figure 2007214856
の行ベクトルが張る部分空間の直交基底ベクトルを算出し、これを{e}とおく(S109)。その後、{e}の各ベクトルのエルミート共役ベクトル(列ベクトル)として、端末局#1宛の信号に関する送信ウエイトベクトル{w}を決定する(S110)。ここで、全ての宛先の端末局の送信ウエイトベクトルを検定済みか否かを判断し(S111)、残りの端末局があれば、処理S104から処理S110を繰り返す。もし全ての宛先の端末局の送信ウエイトベクトルを検定済みであれば、送信ウエイトベクトル{w}を各列ベクトルとする行列として送信ウエイト行列Wを決定し(S112)、処理を完了する(S113)。
以上で、マルチユーザMIMOにおける送信指向性ビーム形成のための送信ウエイトの算出方法を詳述した。以上の送信ウエイトで重み付けした送信信号とチャネルを通過した後の受信信号の関係式を再掲する。上記のウエイト取得方法で説明したように、端末局数が3の場合を例として取り挙げる。
Figure 2007214856
Figure 2007214856
Figure 2007214856
以上の(式27)〜(式29)のように端末局ごとに信号が分割され、各ユーザはシングルユーザMIMOのようになっている。各ユーザの受信信号に受信ウエイトを掛けて、送信ストリームを分離抽出する必要があるが、MMSE,ZFなどの線形受信のトレーニング信号の場合でも、MLDのように各部分伝達関数行列H[1][2][3]を知る必要がある場合に用いられるプリアンブルであっても、プリアンブルは各ユーザの送信ストリーム数のシンボル数で構成されれば必要十分である。そして、各ユーザの信号は空間的に分離されているので、時間的に同時に送信されても構わない。以上説明した当発明の実施例を図1に示す。この図で示されたプリアンブルはスッキャッタード・タイプである。この例の場合、ユーザ1と2と3は完全に分離されている。各々のユーザの送信ストリームは、ユーザ1が#1,#2,#3、ユーザ2が#4,#5,#6、ユーザ3が#7,#8,#9であり、それぞれのユーザに対して3つのプリアンブルが時間的にずらして送られる。それらの3つのプリアンブルはユーザ間では同時に送信される。そのため必要となるプリアンブルの時間長は3シンボル時間長である。もう少し一般的な説明をすると、Tx[1],Tx[2],Tx[3]の行数がn,n,nのとき、各ユーザの送信ストリームはn,n,nとなり、各プリアンブル長はn,n,nとなる。各ユーザのプリアンブルは同時に送信可能なので、必要なプリアンブル時間長はmax[n](nの最大値)となる。シングルユーザMIMOの場合は、送信アンテナ数がN本の場合、N個のシンボルから構成されるプリアンブルを送信する。マルチユーザMIMOにおいても、送信アンテナ数がN本の場合、図2のようにN個のシンボルから構成されるプリアンブルを送信するのが上記のシングルユーザMIMOの自然な拡張である。一方、当発明は送信ストリームがユーザごとに空間分離されている性質を用いて、ユーザごとにプリアンブルを同時に送信する点が大きな特徴であり、必要なプリアンブル時間長を短縮できる。
しかし、送信ストリームと受信信号の関係が(式27)、(式28)、(式29)に示すようにならず、ユーザ間で送信ストリームの漏れこみが存在する場合が生じることもある。その時、送信ストリームと受信信号の関係は以下の(式30)〜(式32)となる。
Figure 2007214856
Figure 2007214856
Figure 2007214856
上記の式の場合、ユーザ1と2に相互に送信ストリームの漏れこみがあることを示している。ユーザ1は受信信号から自局宛の信号をユーザ2から分離し、かつ自局の複数の送信ストリームを分離受信するため、受信信号に対して受信ウエイトを掛ける必要があるが、そのためには部分伝達関数[H[1][12]]を知ることが必要である。同様にユーザ2は部分伝達関数[H[21][2]]を知る必要がある。そのためにはユーザ1に対する送信ストリーム数とユーザ2に対する送信ストリーム数の和のシンボル数から構成されるプリアンブルをユーザ1とユーザ2の送信ストリームに付加して送信することが必要となる。このことを図4に示す。ユーザ1と2は、まとめてプリアンブルを送る必要があるので、6シンボルのプリアンブルを時間的にずらして送る。一方、ユーザ3はユーザ1,2と空間的に分離されているので、プリアンブルは同時に送信して構わない。それで3シンボルのプリアンブルを送ればよい。全体で必要なプリアンブル時間長は、6シンボルである。この例のようにユーザ間で漏れこみが発生する場合、プリアンブル時間長は全く漏れ込みが無い場合と比べ長くなるが、それでも短い時間長でよいので、当発明の効果が在ると言える。
以上述べた送信局側(図9の基地局101)のプリアンブル付加動作をフローチャートで図5に示す。まず送信局は、送信ウエイト行列Wから、ユーザ(図9の基地局#1〜#3)毎に他のユーザからの残留干渉量を推定する(S11)。送信ウエイトはユーザ間で干渉のないように設定するが、いつも完全に干渉を除去できるとは限らない。その場合、干渉が残留してしまうが、そのことを送信側が推定するのである。既述の例であると、ユーザ3は空間的に完全に他と分離されており干渉はないが、ユーザ1とユーザ2の間に干渉が残留する。次に、送信局は、残留干渉量の推定の後、ユーザのグルーピングを行う(S12)。同じグループは相互に干渉を与えるユーザ群、異なるグループは相互に干渉を与えないユーザ群とする。上記の例だと、2つのグループに分けられ、ユーザ1とユーザ2は同じグループに属しユーザ3は別のグループに属する。次に、送信局は、グループに属するユーザに対応する送信ストリームにプリアンブルを付加する(S13)。プリアンブルの必要シンボル数はグループに属する全ユーザの送信ストリーム数の総和となる。最後に、送信局は、全グループのプリアンブルを同時に送信する。
受信局側(図9における端末局#1〜#3)の受信動作は図6に示されている。まず、受信局は、以下のことを事前に知っておく必要がある(S21)。それは、(1)自局の属しているグループの総送信ストリーム数、(2)対応するプリアンブル、(3)プリアンブルの中で、自局の送信ストリームに対応する部分、である。そしてユーザ(受信局)はプリアンブルを受信し、既知のプリアンブルを用いて送信信号と受信信号の関係を示す部分伝達関数Hpartialを取得する(S22)。Hpartialは(該受信局の受信アンテナ数)×(自局の属しているグループの総送信ストリーム数)の行列となる。プリアンブルは(自局の属しているグループの総送信ストリーム数)の数だけのシンボルで構成されているから、行列演算により、プリアンブルの受信信号から部分伝達関数Hpartialが推定できるのである。その後、他のユーザ(受信局)を分離し、かつ自局の送信ストリームの分離を行うために、事前知識(3)と部分伝達関数Hpartialを用いて受信ウエイトを算出する(S23)。
以上の受信局側の受信動作で受信局が事前に知っておくべき(1)自局の属しているグループの総送信ストリーム数、(2)対応するプリアンブル、(3)プリアンブルの中で、自局の送信ストリームに対応する部分の情報は、送信局側が無指向性のアンテナを用いて、全ユーザに対して、SISOプリアンブルで報知することにより達成できる。その動作が図7、8に示されている。図7に示すようにSISOプリアンブルを受信局側が受信し、その中に書かれている情報を見て(1)〜(3)の情報を受け取り、SISOプリアンブルに続くMIMOプリアンブルから受信ウエイトを算出するのである。上述したように、同図においては、ユーザ1とユーザ2が同じグループに属しており、ユーザ3は、ユーザ1及び2とは異なるグループに属している。そして、ユーザ1の送信ストリーム#1、#2、#3、ユーザ2の送信ストリーム#4、#5、#6のプリアンブルp1、p2、p3、p4、p5,p6は時間的にずらして送信され、ユーザ1のプリアンブルp1、p2、p3と同時にユーザ3の送信ストリーム#7、#8、#9のプリアンブルp7、p8、p9が送信されている。また、このとき送信されるSISOプリアンブルに設定される情報は図8に示されている。同図において、SISOプリアンブルは、ユーザ1に対してプリアンブルp1、p2、p3、p4、p5、p6及び送信ストリーム位置p1,p2,p3を、ユーザ2に対してプリアンブルp1、p2、p3、p4、p5、p6及び送信ストリーム位置p4,p5,p6を、ユーザ3に対してプリアンブルp7、p8、p9及び送信ストリーム位置p7,p8,p9を通知している。
以上詳細に説明したように本発明は、マルチユーザMIMOにおいて送信ウエイトを受信ユーザ毎に空間分離するように形成するという特長を生かして、それぞれのユーザごとに該ユーザの送信ストリーム数のシンボルから構成されるプリアンブルを送信し、異なるユーザのプリアンブルは同時に送信することを最大の特徴とする。従って、従来の全送信ストリーム数のシンボル数で構成されるプリアンブルを送信する場合と比べて、必要なプリアンブルの時間長を短くすることができる。これにより、従来のマルチユーザMIMO通信で利用するプリアンブル信号は送信アンテナ数に応じてプリアンブル時間長が長くなり、またすべてのユーザ毎に異なるパターンを用いることからオーバーヘッドが大きく周波数利用効率が低下するという問題を解決している。
本発明の一実施形態による送信ストリームを示す図である。 従来方式のプリアンブルの一種であるスキャッタード・タイプ・プリアンブルを示す図である。 従来方式のプリアンブルの一種であるSTCタイプ・プリアンブルを示す図である。 本発明の一実施形態によるユーザ1と2の間に送信ストリームの漏れ込みがある場合の送信ストリームの例を示す図である。 送信局側のプリアンブル付加動作を示す図である。 受信局側の受信動作を示す図である。 受信局側が事前に知っておくべき情報をSISOプリアンブルで送る実施例を示す図である。 SISOプリアンブルの内容を示す図である。 マルチユーザMIMOシステムの構成例を示す図である。 従来技術における送信ウエイト行列Wの算出フローを示す図である。
符号の説明
101…基地局(第1の無線局)
102…端末局(端末局#1、第2の無線局)
103…端末局(端末局#2、第2の無線局)
104…端末局(端末局#3、第2の無線局)

Claims (4)

  1. ひとつの第1の無線局と複数の第2の無線局により構成され、該第1の無線局は複数本のアンテナで構成される第1のアンテナ群を備え、該第2の無線局は複数本のアンテナで構成される第2のアンテナ群を備え、前記第1の無線局の前記第1のアンテナ群および前記第2の無線局の全てまたはその一部の備える前記第2のアンテナ群により構成されるMIMO(Multiple Input Multiple Output)チャネルを介して複数の信号系統を同一周波数チャネルおよび同一時刻に空間多重して通信する無線通信システムにおいて、
    前記第1の無線局は、
    前記第1のアンテナ群と前記複数の第2のアンテナ群の間のMIMOチャネルの各伝達関数情報を取得する伝達関数取得手段と、
    前記複数の第2の無線局の中からその全てまたはその一部の無線局を同時に空間多重する通信相手局として選択する選択手段と、
    前記第1のアンテナ群と、前記選択手段により選択された第2の無線局の前記第2のアンテナ群との間の、前記伝達関数取得手段により取得された伝達関数情報をもとに、空間多重する各信号系列を前記第1のアンテナ群の各々のアンテナから送信する際に乗算する係数すなわち送信ウエイトを算出する送信ウエイト算出手段と、
    前記送信ウエイト算出手段により算出された、各信号系列と前記第1のアンテナ群の各々のアンテナの組み合わせ毎の該送信ウエイトを成分として構成される送信ウエイト行列を、空間多重する各信号系列を成分とする送信信号ベクトルに乗算する乗算手段と、
    前記乗算手段による乗算結果を前記第1のアンテナ群の各アンテナを介して送信する送信手段と、
    送信ウエイトによって前記第2の無線局ごとに分離された送信信号系列が第2の無線局により受信された場合に、他の第2の無線局宛の信号が分離されずに干渉成分として残留している残留干渉量を、第1の無線局の形成する送信ウエイトから推定する残留干渉量推定手段と、
    前記残留干渉量推定手段により推定された前記残留干渉量の推定結果を用いて、異なるグループに含まれる無線局同士は干渉を与えず、同一のグループに含まれる無線局同士は相互に干渉を与えているように、全ての第2の無線局を複数のグループに分割し、第2の無線局が受信時の信号分離を行うために、各グループの全ての無線局への送信ストリーム数の総和と同じ数のMIMOプリアンブルを付加して各グループに同時に送信するMIMOプリアンブル付与回路と、
    を備え、
    前記第2の無線局は、
    それぞれ個別に前記第1の無線局が送信した信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信する信号の中に自局宛の信号が含まれる場合には、前記第1の無線局が送信した自局が属するグループの複数のMIMOプリアンブルを用いて、自局以外の他の第2の無線局宛の信号を分離し、かつ、自局宛の信号ストリームを分離受信する分離手段と、
    前記分離手段により分離した信号から前記第1の無線局が自局宛に送信したデータを再生する再生手段と、
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記第1の無線局は、
    個別の第2の無線局に対して、該第2の無線局が属しているグループと、対応するMIMOプリアンブルと、該第2の無線局宛の送信ストリームに対応するMIMOプリアンブル中のストリーム位置を、MIMOプリアンブルを送信する前に無指向性のアンテナで各第2の無線局にSISOプリアンブルで通知するSISOプリアンブル付加手段と、
    を備え、
    前記第2の無線局は、
    前記のSISOプリアンブルから、該第2の無線局が属しているグループと、対応するMIMOプリアンブルと、該第2の無線局宛の送信ストリームに対応するMIMOプリアンブル中のストリーム位置情報を抽出し、その情報を基にMIMOプリアンブルから受信ウエイトを形成する受信ウエイト算出手段と、
    を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. ひとつの第1の無線局と複数の第2の無線局により構成され、該第1の無線局は複数本のアンテナで構成される第1のアンテナ群を備え、該第2の無線局は複数本のアンテナで構成される第2のアンテナ群を備え、前記第1の無線局の前記第1のアンテナ群および前記第2の無線局の全てまたはその一部の備える前記第2のアンテナ群により構成されるMIMO(Multiple Input Multiple Output)チャネルを介して複数の信号系統を同一周波数チャネルおよび同一時刻に空間多重して通信する無線通信システムにおける無線通信方法であって、
    前記第1の無線局において、
    伝達関数取得手段が、前記第1のアンテナ群と前記複数の第2のアンテナ群の間のMIMOチャネルの各伝達関数情報を取得し、
    選択手段が、前記複数の第2の無線局の中からその全てまたはその一部の無線局を同時に空間多重する通信相手局として選択し、
    送信ウエイト算出手段が、前記第1のアンテナ群と、前記選択手段により選択された第2の無線局の前記第2のアンテナ群との間の、前記伝達関数取得手段により取得された伝達関数情報をもとに、空間多重する各信号系列を前記第1のアンテナ群の各々のアンテナから送信する際に乗算する係数すなわち送信ウエイトを算出し、
    乗算手段が、前記送信ウエイト算出手段により算出された、各信号系列と前記第1のアンテナ群の各々のアンテナの組み合わせ毎の該送信ウエイトを成分として構成される送信ウエイト行列を、空間多重する各信号系列を成分とする送信信号ベクトルに乗算し、
    送信手段が、前記乗算手段による乗算結果を前記第1のアンテナ群の各アンテナを介して送信し、
    残留干渉量推定手段が、送信ウエイトによって前記第2の無線局ごとに分離された送信信号系列が第2の無線局により受信された場合に、他の第2の無線局宛の信号が分離されずに干渉成分として残留している残留干渉量を、第1の無線局の形成する送信ウエイトから推定し、
    MIMOプリアンブル付与回路が、前記残留干渉量推定手段により推定された前記残留干渉量の推定結果を用いて、異なるグループに含まれる無線局同士は干渉を与えず、同一のグループに含まれる無線局同士は相互に干渉を与えているように、全ての第2の無線局を複数のグループに分割し、第2の無線局が受信時の信号分離を行うために、各グループの全ての無線局への送信ストリーム数の総和と同じ数のMIMOプリアンブルを付加して各グループに同時に送信し、
    前記第2の無線局において、
    受信手段が、それぞれ個別に前記第1の無線局が送信した信号を受信し、
    分離手段が、前記受信手段により受信する信号の中に自局宛の信号が含まれる場合には、前記第1の無線局が送信した自局が属するグループの複数のMIMOプリアンブルを用いて、自局以外の他の第2の無線局宛の信号を分離し、かつ、自局宛の信号ストリームを分離受信し、
    再生手段が、前記分離手段により分離した信号から前記第1の無線局が自局宛に送信したデータを再生する、
    ことを特徴とする無線通信方法。
  4. 前記第1の無線局において、
    SISOプリアンブル付加手段が、個別の第2の無線局に対して、該第2の無線局が属しているグループと、対応するMIMOプリアンブルと、該第2の無線局宛の送信ストリームに対応するMIMOプリアンブル中のストリーム位置を、MIMOプリアンブルを送信する前に無指向性のアンテナで各第2の無線局にSISOプリアンブルで通知し、
    前記第2の無線局において、
    受信ウエイト算出手段が、前記のSISOプリアンブルから、該第2の無線局が属しているグループと、対応するMIMOプリアンブルと、該第2の無線局宛の送信ストリームに対応するMIMOプリアンブル中のストリーム位置情報を抽出し、その情報を基にMIMOプリアンブルから受信ウエイトを形成する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信方法。
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