JP4633644B2 - 無線通信方法 - Google Patents
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Description
そのための技術としては、MIMO技術が有力である。このMIMO技術とは、送信局側において複数の送信アンテナから同一チャネル上で異なる独立な信号を送信し、受信局側において同じく複数のアンテナを用いて信号を受信し、各送信アンテナ/受信アンテナ間の伝達関数行列を求め、この行列を用いて送信局側で各アンテナから送信した独立な信号を受信側にて推定し、データを再生するものである。
Rx=H・Tx+n …(1)
したがって、受信局側で受信した信号Rxをもとに、送信信号Txを推定する技術が求められている。
このMIMO通信においては、信号の伝搬路の情報を利用して、その伝搬路に対して最適な状況にて信号を送信することにより、最も効率的な通信を行うことができる。
UH・HH ・H・U=Λ …(2)
上記(2)式において、右辺の行列Λは対角成分のみが値を持ち、その他の成分がゼロである対角行列である。この様な特徴を持つユニタリ行列Uを列ベクトルTxに作用させて信号を送信することにより、(1)式は以下の(3)式の様に変換される。
Rx=H・(U・Tx)+n …(3)
ちなみに、上記(4)式の中の送信電力Piは全てのMIMOチャネルに共通の値である必要はなく、また各MIMOチャネル毎に伝送モードを変更しても構わない。
その際、無線端末局#1(102)に対して送信する信号は、無線端末局#2(103)および無線端末局#3(104)方向には指向性利得が極端に低くなるように調整する。この結果として無線端末局#2(103)および無線端末局#3(104)への干渉を抑制することができる。同様に、無線端末局#2(103)に対して送信する信号は、無線端末局#1(102)および無線端末局#3(104)方向には指向性利得が極端に低くなるように調整する。同様の処理を無線端末局#3(104)にも施す。
次に、指向性ビームの形成方法について、以下に説明を加える。例えば、図5において、無線基地局(101)の第jアンテナと無線端末局#1(102)の第1受信アンテナとの間の伝達関数をh1jと表記することにする。無線基地局(101)のj=1〜9の全てのアンテナに関する伝達関数を用い、行ベクトルh1を(h11,h12,h13,…,h18,h19)と表記する。同様に無線基地局101と無線端末局#1(102)の第2受信アンテナ、第3受信アンテナとの伝達関数をh2jおよびh3jとし、対応する行ベクトルh2およびh3を(h21,h22,h23,…,h28,h29)、(h31,h32,h33,…,h38,h39)とする。
Rx[all]=H[all]・Tx[all]+n …(5)
この(5)式はシングルユーザMIMOにおける(1)式に対応する。同様に、(3)式に示すような送信指向性制御を行うため、9行9列の送信ウエイト行列Wを導入し、(3)式を以下の(6)式のように書き換える。
Rx[all]=H[all]・W・Tx[all]+n …(6)
さらに、送信ウエイト行列Wを列ベクトルw1〜w9に分解し、W=(w1,w2,w3,…,w8,w9)と表記すると、以下の(7)式の様に表せる。
Rx[1]=H[1]・Tx[1]+n1 …(9)
Rx[2]=H[2]・Tx[2]+n2 …(10)
Rx[3]=H[3]・Tx[3]+n3 …(11)
上記(9)式から(11)式において、Tx[1]=(t1,t2,t3)T、Tx[2]=(t4,t5,t6)T、Tx[3]=(t7,t8,t9)T、Rx[1]=(r1,r2,r3)T、Rx[2]=(r4,r5,r6)T、Rx[3]=(r7,r8,r9)Tとした。この様に、全体伝達関数行列H[all]を、部分行列H[1]、H[2]、H[3] に分解することにより、無線基地局と3つの無線端末局とにおける各々の通信を、3つのシングルユーザMIMO通信とみなすことができるようになる。
そして、まず、第1ステップとして、無線端末局#2及び#3に対応する6つの行ベクトルh4〜h9が張る6次元部分空間における6つの基底ベクトルe4〜e9を求める。この基底ベクトルを求める方法としては、グラムシュミットの直交化法の他、様々な方法があるが、ここでは例としてグラムシュミットの直交化法を例に説明する。
e4=(h4・h4 H )−1/2・ h4 …(12)
上記(12)式において、(h4・h4 H)は同一ベクトルの絶対値の2乗を意味するスカラー量であり、この平方根の逆数の乗算は、行ベクトルh4を規格化することを意味する。
次に、行ベクトルh5に着目し、この行ベクトルh5の中から、上記(12)式により求めた基底ベクトルe4方向の成分をキャンセルした行ベクトルh5’を、下記の(13)式により求めた後、さらに、この行ベクトルh5’を、(14)式により規格化する。
h5’=h5−(h5・e4 H )・e4 …(13)
e5=(h5’・h5’H )−1/2・h5’ …(14)
上記(13)式において、(h5・e4 H )はベクトルh5の基底ベクトルe4方向への射影を意味する。
hj’=hj−Σ(i)(hj・ei H )・ei …(15)
ej=(hj’・hj’H )−1/2 ・hj’ …(16)
上記(15)式におけるΣ(i)は、4≦i≦j−1(jは4〜9の整数)の整数iに対する総和を意味する。つまり、既に確定した基底ベクトル方向の成分をキャンセルすることを意味している。上述した基底ベクトルの算出処理により、6つの基底ベクトルe4〜e9を求めることができる。
まず、行ベクトルh1〜h3から、基底ベクトルe4〜e9が張る6次元部分空間の成分をキャンセルする。具体的には以下の(17)式により表せる。
hj’=hj−Σ(i)(hj・ei H)・ei …(17)
上記(17)式において、jは1〜3の整数であり、Σ(i)は、4≦i≦9の整数iに対する総和を意味する。
この(17)式を用いて求めた行ベクトルh1’〜h3’に対し、適当な直交化処理を行う。簡単のためにここではグラムシュミットの直交化を例として用いるが、その他の方法を用いても良い。
e1=(h1’・h1’H)−1/2 ・h1’ …(18)
h2”=h2’−(h2’・e1 H)・e1 …(19)
e2=(h2”・h2”H)−1/2 ・h2” …(20)
h3”=h3’−(h3’・e1 H)・e1−(h3’・e2 H)・e2 …(21)
e3=(h3”・h3”H)−1/2 ・h3” …(22)
上記(12)式から(22)式までの処理により、無線端末局#1(102)に対する送信ウエイトベクトルw1〜w3を決定することができる。
上述した第1ステップから第3のステップが従来方式における送信ウエイト行列の求める処理方法である。ここで、図6に、従来技術における送信ウエイト行列Wの算出のフローチャートを示す。以下に、図6のフローチャートを簡単に説明する。
現在、MIMO技術は無線LAN等で注目を集めているが、IEEE802.11a、IEEE802.11g等の標準規格の無線LANにおいては、マルチキャリアを用いたOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式を採用している。このOFDM変調方式を用いるマルチユーザMIMOシステムの場合には、以上の処理を全てのサブキャリアにおいて個別に実施する必要がある。
この図7において、111aはデータ分割回路、112a−1〜112a−Lはプリアンブル付与回路、、113a−1〜113a−Lは変調回路、114aは送信信号変換回路、115a−1〜115a−MTは無線部、116a−1〜116a−MTは送受信アンテナ、117aは伝達関数行列取得回路、118aは送信ウエイト算出回路、119aは空間多重条件判断回路を表す。
また、送信局側の構成としたが、一般には無線基地局及び無線端末局は送信機能および受信機能の双方を備えており、ここで示した図8はその中の送信に関する機能のみを抜粋したものとなっている。
したがって、受信のための機能はここには明記していない。また、ここではダウンリンクでのマルチユーザMIMOを想定し、送信局側とは無線基地局を暗に想定しているが、必ずしも無線基地局である必要はない。
上記L系統に分割されたそれぞれの信号は、プリアンブル付与回路112a−1〜112a−Lに入力され、所定のチャネル推定用プリアンブルが付与され、変調回路113a−1〜113a−Lに入力される。
変調回路113a−1〜113a−Lにおいては、所定の変調処理が行われ、この変調処理された出力信号が送信信号変換回路114aに入力される。
以上がシングルキャリアの無線システムの例である。OFDM変調方式を用いるマルチユーザMIMOシステムの場合には、図8に示すように、サブキャリア毎に同様の処理を行うことになる。
まず、第1の受信アンテナ121−1から第3の受信アンテナ121−3は、それぞれ個別に受信信号を受信する。無線部122−1〜122−3を経由して、受信した信号はチャネル推定回路123に入力される。チャネル推定回路123は、送信側で付与された所定のプリアンブル信号の受信状況から、第i送信アンテナと第j受信アンテナとの間の伝達関数を取得する。
一方、プリアンブル信号に後続するデータ信号は、1シンボル分づつ受信信号管理回路124に入力される。受信信号管理回路124においては、各アンテナの受信信号(r1, r2, r3)を成分とした受信信号ベクトルRxが一旦管理される。この受信信号ベクトルRxは、行列演算回路#2(127)において、行列演算回路#1(126)にて求められた(HH・H)−1・HHと乗算される。この乗算結果により得られた信号は、送信信号ベクトルTxにノイズが乗った信号であるため、硬判定回路128にて信号判定がされ、各シンボル毎および各系統の信号はデータ合成回路129で合成され、もとのユーザデータが再生され出力される。
上述した各場合には、図9において点線で囲ったMIMO受信処理部130の構成の詳細が変更になるのであるが、以降の説明においてはその具体例に依存しないので、ここではその詳細は省略する。また、以上はシングルキャリアを前提とした説明であったが、OFDM変調方式を用いる場合には、サブキャリア毎に同様の処理を行うことになる。
従来技術においては、仮にマルチユーザMIMO通信の場合であっても、基本的に送信側が送信指向性制御を行い干渉除去を行っていることを前提とし、受信側では特にマルチユーザMIMO通信を意識した処理は行わない。つまり、通常のシングルユーザMIMO通信と同様のの受信処理が行われる。
次に、MIMO受信処理部130は、受信受信信号管理回路124を介して、この伝達関数行列をもとに、後続するデータ信号を受信し、信号検出処理を行う(S203)。
そして、MIMO受信処理部130は、後続するシンボルにデータが存在することを検出した場合(S204)、処理S203に戻り受信処理を継続する。
一方、MIMO受信処理部130は、全シンボルの信号検出が完了したことを検出した場合処理を終了し(S204)、データ合成回路129はこれまでの信号検出済みの信号からデータ合成・再生を行、再生したデータの出力を行う(S205)。
この際、マルチユーザMIMO通信においては、上記(7)式に示した送信指向性制御を行うことにより、無線端末局間の干渉を低減することになる。しかしながら、この干渉の低減処理は、言わば他の無線通信局宛の送信ビーム方向に対して、アンテナ利得を極端に下げるヌル形成を行うことを意味する。
この結果、送信先である無線基地局に対する希望信号を、効率的な電力により送信することができず、目的の送信先である無線基地局に対する通信の品質をも低下させてしまうことになる。このアンテナ干渉の低減処理における結果は、マルチユーザMIMO通信の利点を活かす利用方法とはいえず、更なる効率化が求められている。
なお、ここでの無線端末局の選択処理は、従来技術においては、図7または図9の空間多重条件判断回路(119aまたは119b)にて実施される処理に対応する。
そのとき、例えば、無線端末局のN個の中の4局を選択して割り当てを行う場合、組み合わせの数としてはNC4となる。仮に、N=8であったとしても、8C4=70となり、選択した4局に対して、70通りの組み合わせを確認する必要がある。
このとき、それぞれの無線端末局が2系統の空間多重を行うとすれば、送信ウエイトベクトルの内積演算は、各組み合わせで24回ずつ行う必要がある。しかも、ここで求められる送信ウエイトベクトルが9次元の複素ベクトルであるため、この複素ベクトルに対する複素乗算の数は、9×24×70=15120回が必要となる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、マルチユーザMIMO通信を行う際の送信指向性制御において、各無線端末局に関する部分伝達関数行列から行う干渉成分除去処理における内積演算を無線端末局の組合せ毎に行うことなく、簡易にマルチユーザMIMOに適した組合せの無線端末局を選択することが可能な無線通信方法を提供することを目的とする。
ルに対応した信号系統の信号送信の実施不可と判断する送信不可判断ステップと、該判断で当該固有ベクトルに対応した信号系統の信号送信の実施可が判断された場合には該メインビーム及びまたは該メインビームに隣接するメインビームを割り当て済みとして記録するメインビーム割当記録ステップと、割り当て可能なメインビームが残っている場合には次の固有ベクトルないしは次の第2の無線局への割り当てを行うため、宛先リストアップステップに処理を戻す再処理ステップとを実施することを特徴とする。
判断する第2の割り当て判断ステップと、本固有ベクトルの割り当てが行われた場合、新たな割り当てにより既に割り当て済みのメインビームに対応するアンテナに関する前記累積値が新たに所定の閾値を超えることになるか否かを判断する第3の割り当て判断ステップと、前記第1の割り当て判断ステップで割り当て済みではないと判断され、かつ前記第2の割り当て判断ステップで前記累積値が所定の閾値を超えていないと判断され、かつ前記第3の割り当て判断ステップで前記累積値が新たに所定の閾値を超えることはないと判断された場合にのみ当該固有ベクトルに対応した信号系統の信号送信の実施可を判断し、一方、その他の場合には当該固有ベクトルに対応した信号系統の信号送信の実施不可と判断する送信不可判断ステップと、該判断で当該固有ベクトルに対応した信号系統の信号送信の実施可が判断された場合、該メインビームを割り当て済みとして記録するメインビーム割当記録ステップと、該固有ベクトルのうちのメインビームに対応するアンテナ以外の各成分の絶対値ないしは絶対値の近似値を逐次加算し累積値を記憶する累積値記憶ステップと、割り当て可能なメインビームが残っている場合には次の固有ベクトルないしは次の第2の無線局への割り当てを行うため、宛先リストアップステップに処理を戻す再処理ステップとを実施することを特徴とする。
本発明の無線通信方法は、上記記載の無線通信方法であって、前記第1の無線局における前記第1のアンテナ群が、複数のアンテナ素子の結合として指向性が形成された複数の仮想アンテナによって構成されることを特徴とする。
これにより、本発明は、マルチユーザMIMO通信における送信指向性制御の効率が向上し、伝送する電力の損失を抑制することができ、品質を低下させずに送信指向性制御を行うことができる。
まず、複数の指向性アンテナを用いて、例えば、図5に示した無線基地局101の9本のアンテナ(第1のアンテナ群)が、図1に示すように全方位を9分割したビームを形成し、サービスエリアを分割的にカバーしている場合を例として考える。
ここでの指向性ビームは、物理的にセクタアンテナを用いて形成しても良いし、複数のアンテナアレー素子により構成されるものであっても構わない。以降の説明では、一例として複数のアレー素子をアナログ的に結合し、指向性ビームを形成した仮想アンテナが存在するものとして説明を行う。
マルチユーザMIMO通信を行う際に、デジタル的に行う送受信指向性制御においては、この仮想アンテナを実際のアンテナとみなし、これらを線形結合して、更なる指向性ビーム形成を行う。
このとき、無線基地局の送信部においては、送受信先の無線端末局のアンテナと、上記仮想アンテナとの間の伝達関数行列Hを取得する。この伝達関数行列Hの取得方法は、如何なるフィードバック手法を用いても構わない。最終的にはマルチユーザMIMO通信を行うことが目的であるが、ここでは簡単化のためまずシングルユーザMIMO通信とみなして考える。例えば、図5に示すように各無線端末局が3本のアンテナを備えているとすると、伝達関数行列Hは3行9列の行列となる。
ここで、実際には、行列HH・Hはランクが「3」であり、非ゼロの固有値は3個しか存在しない。つまり有意な固有ベクトルは3つあり、これらが送信ウエイトベクトルとなる。これらの送信ウエイトベクトルは9つの成分からなるベクトルであり、その絶対値の値が各仮想アンテナの利用の重みを意味する。したがって、その重みが大きい仮想アンテナが、実際の送信において主として用いられるアンテナを意味し、ここではこれをメインビームと呼ぶことにする。このメインビームは固有ベクトル毎に規定される。
しかし、一例として、一つの無線端末局が2系統(後述する第1及び第2固有ビーム)までの信号系列を空間多重することができるという条件を仮定し説明を行う。
この条件の場合には、3つの送信ウエイトベクトルのうち、固有値の大きい方から二つの固有ベクトルの指向性を主として利用することを意味する。ただし、上述した固有ベクトルは、シングルユーザMIMOの場合に有効な送信ウエイトベクトルであり、マルチユーザMIMO通信において、実際にはこれとは別の送信ウエイトベクトルを用いることとなる。あくまでも、この固有ベクトルは空間多重する信号系列毎のメインビームを選択するために用いるものである。
逆に言えば、上述した様にメインビームが重ならない状態に、無線端末局および信号系列を選択して空間多重することにより、無線端末局において受信時の信号分離が効果的に行える可能性が高くなる。
そこで、空間多重を行う相手として無線端末局を選択する際、このメインビームが重ならないようなルールの下で無線端末局、ないしは信号系列を選択すればよい。その後、割り当てられた信号系列に対し、送信ウエイト行列を算出する。
例えば、端末局#1が仮想アンテナB1およびB4を選択、端末局#2が仮想アンテナB3及びB7を選択したとする。
続けて、端末局#3の第1固有ビームは仮想アンテナB1であった場合、端末局#3の割り当てはメインビームが端末局#1の第1固有ベクトルのメインビーム(第1固有ビーム)と重なるため、で割り当ては行わず、次の端末局の割り当てを行う。
(1)非占有の仮想アンテナにおける漏れ込み量の累積値が閾値を越えたらその仮想アンテナは占有仮想アンテナとみなす、
(2)新たな信号系列の割り当てにより、既占有仮想アンテナの累積値が閾値(固定の閾値、ないしはその仮想アンテナをメインビームにするビームの電力に係数をかけたものを閾値としてもよい)を超える場合には、その新たな信号系列の割り当てを禁止する、
等の処理をおこなうことにより、信号系列間干渉を一定レベル以下に抑えることも可能である。
また、本発明における実施形態の送信部及び受信部の構成は従来例と同様であり、メインビームを用いた割り当て判断を行う点において異なっている。
まず、伝達係数行列取得回路117bは、何らかのフィードバック手法により、ある無線端末局に対する伝達関数情報を入手すると(S1)、空間多重条件判断回路119bは、特異値分解により、その伝達関数行列Hに対する第1固有値および第2固有値を求め、これらの固有値に対する固有ベクトルを算出する(S2)。
そして、空間多重条件判断回路119bは、選択したメインビーム(場合によっては各固有ベクトルの成分またはその絶対値)を内部に記憶し(S6)、メインビーム選択処理を完了する(S7)。
空間多重条件判断回路119bは、データの送信の準備が起動されると(S11)、送信バッファ内に送信すべきデータが存在する宛先である無線端末局のリストアップを行う(S12)。
そして、空間多重条件判断回路119bは、送信データのある宛先の無線端末局として、メインビームの割り当ての順番待ちをしている次の無線端末局がある場合には(S13)、その先頭の無線端末局を選択し(S14)、第1の固有値に対応した信号系列のメインビームBjを記憶されたデータテーブルから取得し(S15)、そのメインビームBjが割り当て可能であるか否かを、他の無線端末局のメインビーム、すなわち仮想アンテナと重ならないか否かにより判断する(S16)。
次に、空間多重条件判断回路119bは、そのメインビームBjを上記無線端末局へ割り当てる(S17)。
そして、空間多重条件判断回路119bは、全体の仮想アンテナ(ないしは指向性ビーム)へのメインビームの割り当てが完了したか否か(すなわち、これ以上の割り当てが不可能となる状況であるか否か)を、割当の行われていない仮想アンテナが存在する(残っている)か否かにより判断する(S18)。
ここで、空間多重条件判断回路119bは、メインビームBjの割り当てが不可能であることを検出すると、次の無線端末局の割り当てのために処理をステップS13へ戻す。
一方、空間多重条件判断回路119bは、メインビームBjの割り当てが可能であることを検出すると、そのメインビームを、無線端末局に割り当てる(S21)。
このとき、空間多重条件判断回路119bは、まだ割り当てを行える仮想アンテナが残っていることを検出した場合、ステップS13に処理を戻して割り当ての処理を続ける。
ここで、空間多重条件判断回路119bは、ステップS13において、割り当て待ちの次の無線端末局がない場合、ないしはステップS18およびステップS22にて割り当てが完了している場合、割り当て処理を終了する(S23)。
この後、送信ウエイト算出回路118bにて、割り当てられた信号系列に対する送信ウエイト行列を、例えば、図6に示すような手法により求める。これ以降の処理はすでに説明した従来技術と同様である。
この図4に示す第2の実施形態のフローチャートと、図3に示す第1の実施形態のフローチャートとの差分は、ステップS24およびステップS25において、干渉情報の加算処理が加わる点である。この干渉情報は、割り当て済みの固有ベクトルの内、メインビームに対応する仮想アンテナ以外の各成分の絶対値ないしは絶対値の近似値である。
これは、メインビームに設定された仮想アンテナ以外の仮想アンテナの成分が、メインビームに設定された仮想アンテナへ干渉の漏れこみを考慮するものである。この考慮としては、図2のステップS6において、空間多重条件判断回路119bが、各固有ベクトルの成分またはその絶対値を記憶した場合、その絶対値(その近似値、またはそのべき乗値でも可)を仮想アンテナ毎に累積する処理を行うことを意味している。
また、空間多重条件判断回路119bは、当該信号系列のメインビームの割り当てを、割当のされていない仮想アンテナに対して行うことにより、一旦割り当てがなされた他のメインビームにおける仮想アンテナにおける累積干渉が閾値を越え、この割り当て済みの他のメインビームに悪影響を及ぼすと判断した場合、上記割当がされていない仮想アンテナに対してメインビームの割り当てを不可とすることも可能である。
また、図3及び図4におけるステップS20の処理において、例えば、ある無線端末局の第2固有値が所定の閾値以下である場合、充分な通信の品質が得られないとして、メインビームの割り当て状況に関係なく、仮想アンテナの割り当てを行わない(NO:割り当て不可とする)ことも可能である。
また、従来方式の場合の拡張と同様に、全ての処理を各サブキャリア毎に実施することにより、OFDM変調方式との併用も可能である。またさらに、複数の端末局の中で、同時に空間多重を行う端末局が固定的な場合であっても、ないしは時間と共に適応的に一部のユーザを選択してマルチユーザMIMO通信を行う場合であっても、すなわち、以上述べた実施形態は全て本発明を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することが出来る。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
102,103,104…無線端末局#1〜#3
111a,111b…データ分割回路
112a−1,112a−2,112a−L…プリアンブル付与回路
112b−1,112b−2,112b−L…プリアンブル付与回路
113a−1,113a−2,113a−L…変調回路
113b−1,113b−2,113b−L…変調回路
114a,114b…送信信号変換回路
115a−1,115a−2,115a−MT…無線部
115b−1,115b−2,115b−MT…無線部
116a−1,116a−2,116a−MT…送受信アンテナ
116b−1,116b−2,116b−MT…送受信アンテナ
117a,117b…伝達関数行列取得回路
118a,118b…送信ウエイト算出回路
119a,119b…空間多重条件判断回路
120a−1,120a−2,120a−L…IFFT(逆フーリエ変換)回路
120b−1,120b−2,120b−L…IFFT(逆フーリエ変換)回路
121−1,121−2,121−3…受信アンテナ
122−1,121−2,122−3…無線部
123…チャネル推定回路 124…受信信号管理回路
125…伝達関数行列管理回路 126…行列演算回路#1
127…行列演算回路#2 128…硬判定回路
129…データ合成回路 130…MIMO受信処理部
Claims (4)
- 一つの第1の無線局と複数の第2の無線局により構成され、該第1の無線局は複数本のアンテナで構成される第1のアンテナ群を備え、該第2の無線局は複数本のアンテナで構成される第2のアンテナ群を備え、前記第1の無線局の前記第1のアンテナ群および前記第2の無線局の全てないしはその一部の備える前記第2のアンテナ群により構成されるMIMO(Multiple Input Multiple Output)チャネルを介して複数の信号系統を同一周波数チャネルおよび同一時刻に空間多重してMIMO通信することが可能な無線通信システムにおける無線通信方法であって、
前記第1の無線局の送信処理は、
前記第1の無線局の前記第1のアンテナ群と前記複数の第2の無線局の各第2のアンテナ群との間のMIMOチャネルの各伝達関数情報を取得する伝達関数行列取得ステップと、
前記第1の無線局の前記第1のアンテナ群と複数の中の一つの前記第2の無線局の前記第2のアンテナ群との間の伝達関数情報により構成される伝達関数行列または該行列と該行列のエルミート共役である行列との積のいずれかの行列の固有ベクトル及び固有値を求める固有値算出ステップと、
求められた該固有ベクトルの中の全てまたは一部のベクトルに対し、第1のアンテナ群の中から該ベクトルの各成分の絶対値または絶対値の近似値の中で最大の値の成分を与えるアンテナをメインビームとして選択するメインビーム選択ステップと、
前記第2の無線局毎に、該第2の無線局の固有値の絶対値の大きい方から所定の数だけ各固有ベクトルのメインビームに関する情報を記憶するメインビーム情報記憶ステップと、
複数の前記第2の無線局に対して空間多重を行いながら信号を送信する際には、送信すべきデータの存在する宛先の前記第2の無線局をリストアップする宛先リストアップステップと、
リストアップされた第2の無線局に対して順番に、空間多重を行う行う数だけ固有値の大きい方から順番に固有ベクトルのメインビーム情報を読み出すメインビーム情報読出ステップと、
読み出されたメインビームが既に割り当て済みか否かを判断するメインビーム割当判断ステップと、
該判断で割り当て済みでない場合には当該固有ベクトルに対応した信号系統の信号送信の実施可を判断し、一方、該判断で割り当て済みの場合には当該固有ベクトルに対応した信号系統の信号送信の実施不可と判断する送信不可判断ステップと、
該判断で当該固有ベクトルに対応した信号系統の信号送信の実施可が判断された場合には該メインビーム及びまたは該メインビームに隣接するメインビームを割り当て済みとして記録するメインビーム割当記録ステップと
を実施することを特徴とする無線通信方法。 - 一つの第1の無線局と複数の第2の無線局とにより構成され、該第1の無線局は複数本のアンテナで構成される第1のアンテナ群を備え、該第2の無線局は複数本のアンテナで構成される第2のアンテナ群を備え、前記第1の無線局の前記第1のアンテナ群および前記第2の無線局の全てないしはその一部の備える前記第2のアンテナ群により構成されるMIMO(Multiple Input Multiple Output)チャネルを介して複数の信号系統を同一周波数チャネルおよび同一時刻に空間多重してMIMO通信することが可能な無線通信システムにおける 無線通信方法であって、
前記第1の無線局の送信処理は、
前記第1の無線局の前記第1のアンテナ群と前記複数の第2の無線局の各第2のアンテナ群との間のMIMOチャネルの各伝達関数情報を取得する伝達関数情報取得ステップと、
前記第1の無線局の前記第1のアンテナ群と複数の中のひとつの前記第2の無線局の前記第2のアンテナ群との間の伝達関数情報により構成される伝達関数行列または該行列と該行列のエルミート共役である行列との積のいずれかの行列の固有ベクトル及び固有値を求める固有値算出ステップと、
求められた該固有ベクトルの中の全てまたは一部のベクトルに対し、第1のアンテナ群の中から該ベクトルの各成分の絶対値または絶対値の近似値の中で最大の値の成分を与えるアンテナをメインビームとして選択するメインビーム選択ステップと、
前記第2の無線局毎に、該第2の無線局の固有値の絶対値の大きい方から所定の数だけ各固有ベクトルのメインビームに関する情報及び固有ベクトルの各成分を記憶するメインビーム情報記憶ステップと、
複数の前記第2の無線局に対して空間多重を行いながら信号を送信する際には、送信すべきデータの存在する宛先の前記第2の無線局をリストアップする宛先リストアップステップと、
リストアップされた第2の無線局に対して順番に、空間多重を行う行う数だけ固有値の大きい方から順番に固有ベクトルのメインビーム情報を読み出すメインビーム情報読出ステップと、
読み出されたメインビームが既に割り当て済みか否かを判断する第1の割り当て判断ステップと、
割り当て済みの固有ベクトルのうちのメインビームに対応するアンテナ以外の各成分の絶対値ないしは絶対値の近似値の累積値が所定の閾値を超えているか否かを判断する第2の割り当て判断ステップと、
本固有ベクトルの割り当てが行われた場合、新たな割り当てにより既に割り当て済みのメインビームに対応するアンテナに関する前記累積値が新たに所定の閾値を超えることになるか否かを判断する第3の割り当て判断ステップと、
前記第1の割り当て判断ステップで割り当て済みではないと判断され、かつ前記第2の割り当て判断ステップで前記累積値が所定の閾値を超えていないと判断され、かつ前記第3の割り当て判断ステップで前記累積値が新たに所定の閾値を超えることはないと判断された場合にのみ当該固有ベクトルに対応した信号系統の信号送信の実施可を判断し、一方、その他の場合には当該固有ベクトルに対応した信号系統の信号送信の実施不可と判断する送信不可判断ステップと、
該判断で当該固有ベクトルに対応した信号系統の信号送信の実施可が判断された場合、該メインビームを割り当て済みとして記録するメインビーム割当記録ステップと、
該固有ベクトルのうちのメインビームに対応するアンテナ以外の各成分の絶対値ないしは絶対値の近似値を逐次加算し累積値を記憶する累積値記憶ステップと
を実施することを特徴とする無線通信方法。 - 前記請求項1または請求項2に記載の無線通信方法であって、
前記第1の無線局における前記第1のアンテナ群を構成するアンテナがそれぞれ別々の指向性をもつ指向性アンテナであることを特徴とする無線通信方法。 - 前記請求項1または請求項2に記載の無線通信方法であって、
前記第1の無線局における前記第1のアンテナ群が、複数のアンテナ素子の結合として指向性が形成された複数の仮想アンテナによって構成されることを特徴とする無線通信方法。
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