JP5300971B2 - 無線送信装置、無線受信装置、プリアンブルシーケンス生成方法およびストリーム数特定方法 - Google Patents

無線送信装置、無線受信装置、プリアンブルシーケンス生成方法およびストリーム数特定方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線送信装置、無線受信装置、プリアンブルシーケンス生成方法およびストリーム数特定方法に関する。
大容量データ通信を可能にする技術として、無線送信装置が、複数の送信アンテナポート(例えば、Ntx本のアンテナポート)を用いて、複数の送信データ(ストリーム)(例えば、Nmux個のストリーム:ただし、Nmux≦Ntx)を空間多重して送信する技術が検討されている。無線受信装置は、伝搬路上で複数のストリームが混ざり合った受信データを元の送信データに空間分離して受信する。以下、無線送信装置で空間多重するストリームの数を、‘ストリーム多重数’という。
また、複数のアンテナポートを用いて複数のストリームを空間多重する際、無線送信装置のアンテナポートと無線受信装置のアンテナポートとの間のチャネル品質を推定するためのプリアンブルシーケンスが、データ信号に多重されることが想定される。この場合、無線送信装置は、ストリーム毎に異なるプリアンブルシーケンスを割り当てる。そして、無線受信装置は、無線送信装置の各アンテナポートからのプリアンブルシーケンスを検出して、無線送信装置の各アンテナポートと自装置のアンテナポートとの間のチャネル推定を行う。
なお、無線受信装置は、空間多重された複数のストリームを分離するために、ストリーム多重数を特定している必要がある。ここで、無線受信装置が、ストリーム多重数を示すプリアンブルシーケンスをブラインド検出することにより、ストリーム多重数を特定することが検討されている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、まず、無線送信装置および無線受信装置は、使用するプリアンブルシーケンスの候補データを共有する。そして、無線送信装置は自装置の各アンテナポートに対してプリアンブルシーケンスを固定的に割り当てる。また、無線送信装置では、ストリーム多重数に対応するプリアンブルシーケンスが割り当てられたアンテナポートを主アンテナとし、主アンテナ以外のアンテナポートを従アンテナとする。例えば、無線送信装置は、ストリーム多重数Lに対応するシーケンス番号L(すなわち、使用されるプリアンブルシーケンスのうち最大のシーケンス番号)のプリアンブルシーケンスを主アンテナに割り当てる。以下、ストリーム多重数に対応するプリアンブルシーケンスを、主アンテナ・プリアンブルシーケンスという。
無線受信装置は、無線送信装置との間で共有しているプリアンブルシーケンスの候補データと、受信したプリアンブルシーケンスとの相関を取ることで、プリアンブルシーケンスをブラインド検出する。そして、無線受信装置は、ブラインド検出したプリアンブルシーケンスのうち、シーケンス番号が最大のプリアンブルシーケンスを、主アンテナ・プリアンブルシーケンスとして特定し、特定したプリアンブルシーケンスのシーケンス番号Lを、ストリーム多重数とする。そして、無線受信装置は、検出したプリアンブルシーケンスを用いて回線品質(チャネル品質)を推定し、ストリーム多重数Lに基づいて、時空間復号を行う。
特開2005−244912号公報
ここで、無線送信装置と無線受信装置との間の回線品質は、回線毎(すなわち、アンテナポート毎)に異なる。しかしながら、上記従来技術では、ストリーム多重数を示す主アンテナ・プリアンブルシーケンスは無線送信装置の1つのアンテナ(主アンテナ)からのみ送信される。よって、無線送信装置の主アンテナと無線受信装置のアンテナとの間の回線の回線品質が劣悪な場合には、無線受信装置は、主アンテナ・プリアンブルシーケンスの検出を失敗してしまう。この場合、無線受信装置は、ストリーム多重数を正しく特定できなくなり、データ信号を正常に復号できなくなってしまう。
本発明の目的は、無線送信装置のいずれのアンテナから送信されたプリアンブルシーケンスが検出される場合でも、ストリーム多重数を確実に特定し、データ信号を正常に復号することができる無線送信装置、無線受信装置、プリアンブルシーケンス生成方法およびストリーム数特定方法を提供することである。
本発明の一態様に係る無線送信装置は、空間多重するストリーム数の候補の中から、自装置が使用する前記ストリーム数を決定する決定手段と、複数のプリアンブルシーケンスを、前記候補の数と同数の複数のグループにグループ化するグループ化手段と、前記複数のグループのうち、決定された前記ストリーム数に対応付けられたグループを選択する選択手段と、選択された前記グループ内の前記ストリーム数と同数のプリアンブルシーケンスを選択して、自装置が使用するプリアンブルシーケンスを生成する生成手段と、を具備する構成を採る。
本発明の一態様に係る無線受信装置は、無線送信装置から送信されたプリアンブルシーケンスを検出する検出手段と、複数のプリアンブルシーケンスをグループ化して得られる、空間多重するストリーム数の候補の数と同数の複数のグループであって、前記ストリーム数の候補とそれぞれ対応付けられた前記複数のグループのうち、検出された前記プリアンブルシーケンスが含まれるグループに対応付けられたストリーム数を、前記無線送信装置が使用したストリーム数として特定する特定手段と、を具備する構成を採る。
本発明の一態様に係るプリアンブルシーケンス生成方法は、空間多重するストリーム数の候補の中から、自装置が使用する前記ストリーム数を決定し、複数のプリアンブルシーケンスを、前記候補の数と同数の複数のグループにグループ化し、前記複数のグループのうち、決定された前記ストリーム数に対応付けられたグループを選択し、選択された前記グループ内の前記ストリーム数と同数のプリアンブルシーケンスを選択して、自装置が使用するプリアンブルシーケンスを生成するようにした。
本発明によれば、無線送信装置のいずれのアンテナから送信されたプリアンブルシーケンスが検出される場合でも、ストリーム多重数を確実に特定し、データ信号を正常に復号することができる。
本発明の実施の形態1に係る無線送信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る無線受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るシーケンスグループを示す図 本発明の実施の形態1に係るシーケンスセットを示す図(構成例1) 本発明の実施の形態1に係るシーケンスセットを示す図(構成例2) 本発明の実施の形態1に係る無線受信装置での復調結果を示す図 本発明の実施の形態2に係るシーケンスグループを示す図 本発明の実施の形態3に係るセル内の各ストリーム多重数を使用可能な無線送信装置の分布を示す図 本発明の実施の形態3に係るシーケンスグループを示す図 本発明の実施の形態4に係るシーケンスグループを示す図 本発明のその他のシーケンスグループを示す図 本発明のシーケンスグループの更新処理を示す図
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
本実施の形態に係る無線送信装置100の構成を図1に示す。なお、図1に示す無線送信装置100は、P本のアンテナポート(アンテナポート112−1〜112−P)を用いて空間多重を行う。また、ここでは、アンテナポート数Pは、ストリーム多重数の候補の数と同一とする。また、無線送信装置100と後述する無線受信装置200との間では、使用可能なプリアンブルシーケンスの候補データが予め共有されている。
図1に示す無線送信装置100において、空間多重に用いられるアンテナポート数Pが、多重数決定部101およびグループ数決定部102に入力される。また、各アンテナポートのチャネル品質を示すチャネル品質情報、送信データの種別を示すデータ種別情報、および、送信データのデータサイズを示すデータサイズ情報が多重数決定部101に入力される。
多重数決定部101は、入力されるアンテナポート数P、チャネル品質情報、データ種別情報およびデータサイズ情報に基づいて、ストリーム多重数の候補の中から、自装置が使用するストリーム多重数Lを決定する。なお、ストリーム多重数Lはアンテナポート数P以下(すなわち、ストリーム多重数L≦アンテナポート数P)となる。そして、多重数決定部101は、決定したストリーム多重数Lをシーケンスグループ選択部105、ストリーム分割処理部107および送信処理部108−1〜108−Pの各変調部109に出力する。
グループ数決定部102は、入力されるアンテナポート数Pに基づいて、複数のプリアンブルシーケンスをグループ化して得られるシーケンスグループの数を決定する。具体的には、グループ数決定部102は、ストリーム多重数の候補数(ここでは、P個)と同数をシーケンスグループのグループ数として決定する。そして、グループ数決定部102は、決定したグループ数をシーケンスグループ生成部104に出力する。なお、ここでは、アンテナポート数Pとストリーム多重数の候補数とを同一とする場合について説明するが、ストリーム多重数の候補数は、アンテナポート数と同数とは限らない。例えば、アンテナポート数が4本の場合でも、ストリーム多重数が1,2,4の3候補に限定されている場合には、グループ数決定部102は、グループ数を3個に決定する。
シーケンス保持部103は、使用可能な複数(例えばN個)のプリアンブルシーケンスの候補データを保持する。
シーケンスグループ生成部104は、シーケンス保持部103が保持する複数のプリアンブルシーケンス(候補データ)を、グループ数決定部102から入力されるグループ数(すなわち、ストリーム多重数の候補数と同数)の複数のグループにグループ化して、複数のシーケンスグループを生成する。ここで、シーケンスグループ生成部104で生成される各シーケンスグループは、ストリーム多重数の各候補数とそれぞれ対応付けられる。また、シーケンスグループ生成部104は、生成した各シーケンスグループ内のプリアンブルシーケンスを、各シーケンスグループにそれぞれ対応付けられたストリーム多重数と同数のプリアンブルシーケンスから成るプリアンブルシーケンスのセット(以下、シーケンスセット)を構成する。具体的には、シーケンスグループ生成部104は、ストリーム多重数2に対応付けられたシーケンスグループ内では2つのプリアンブルシーケンスから成るシーケンスセットを構成し、ストリーム多重数3に対応付けられたシーケンスグループ内では3つのプリアンブルシーケンスから成るシーケンスセットを構成し、ストリーム多重数4に対応付けられたシーケンスグループ内では4つのプリアンブルシーケンスから成るシーケンスセットを構成する。そして、シーケンスグループ生成部104は、生成した複数のシーケンスグループをシーケンスグループ選択部105に出力する。
シーケンスグループ選択部105は、シーケンスグループ生成部104から入力される複数のシーケンスグループのうち、多重数決定部101から入力されるストリーム多重数Lに対応付けられたシーケンスグループを選択する。そして、シーケンスグループ選択部105は、選択したシーケンスグループを、プリアンブル生成部106に出力する。
プリアンブル生成部106は、シーケンスグループ選択部105から入力されるシーケンスグループ内の、ストリーム多重数Lと同数のプリアンブルシーケンスを選択して、自装置が使用するプリアンブルシーケンスを生成する。例えば、プリアンブル生成部106は、シーケンスグループ内の複数のシーケンスセットのうちいずれか1つを選択して、ストリーム多重数Lと同数のプリアンブルシーケンスを生成する。そして、プリアンブル生成部106は、生成したプリアンブルシーケンスを、送信処理部108−1〜108−Pの各プリアンブル付加部110にそれぞれ出力する。なお、プリアンブル生成部106は、生成したプリアンブルシーケンス数LがP個未満の場合(L<Pの場合)には、送信処理部108−1〜108−Pのうち、空間多重に使用されるアンテナポートに対応する送信処理部に対して、L個のプリアンブルシーケンスをそれぞれ出力する。
ストリーム分割処理部107は、入力される送信データを、多重数決定部101から入力されるストリーム多重数Lの複数のストリームデータに分割する。そして、ストリーム分割処理部107は、複数(L個)のストリームデータを、送信処理部108−1〜108−Pの各変調部109にそれぞれ出力する。なお、ストリーム分割処理部107は、ストリームデータ数LがP個未満の場合(L<Pの場合)には、送信処理部108−1〜108−Pのうち、空間多重に使用されるアンテナポートに対応する送信処理部に対して、L個のストリームデータをそれぞれ出力する。
送信処理部108−1〜108−Pは、アンテナポート112−1〜112−Pにそれぞれ対応して備えられる。また、送信処理部108ー1〜108−Pは、変調部109、プリアンブル付加部110および送信RF部111をそれぞれ備える。以下、送信処理部108−1〜108−Pの内部構成について具体的に説明する。
変調部109は、ストリーム分割処理部107から入力されるストリームデータを変調し、変調後のストリームデータをプリアンブル付加部110に出力する。
プリアンブル付加部110は、変調部109から入力されるストリームの先頭部分に、プリアンブル生成部106から入力されるプリアンブルシーケンスを付加する。そして、プリアンブル付加部110は、プリアンブルシーケンスを付加したストリームデータを送信RF部111に出力する。
送信RF部111は、プリアンブル付加部110から入力されるストリームデータに対して、D/A変換、増幅およびアップコンバート等の送信処理を行って、送信処理後の信号をアンテナポート112−1〜112−Pから無線受信装置200へ送信する。これにより、複数(L個)のストリームデータが無線受信装置200へ送信される。
次に、本実施の形態に係る無線受信装置200の構成を図2に示す。
図2に示す無線受信装置200において、受信処理部202−1〜202−Pは、アンテナポート201−1〜201−Pにそれぞれ対応して備えられる。また、受信処理部202−1〜202−Pは、受信RF部203、チャネル推定部204、プリアンブル除去部205および復調部206をそれぞれ備える。以下、受信処理部202−1〜202−Pの内部構成について具体的に説明する。
受信RF部203は、アンテナポート201−1〜201−Pを介してそれぞれ入力される受信信号に対しダウンコンバート、A/D変換等の受信処理を行う。そして、受信RF部203は、受信信号に含まれる、データ信号をプリアンブル除去部205に出力し、プリアンブルシーケンス(以下、受信プリアンブルシーケンスという)をチャネル推定部204および相関検出部209に出力する。
チャネル推定部204は、受信RF部203から入力される受信プリアンブルシーケンスおよびプリアンブル生成部212から入力されるプリアンブルシーケンス(以下、生成プリアンブルシーケンスという)を用いて、マルチパス毎のチャネル推定を行う。そして、チャネル推定部204は、推定したチャネル推定値をプリアンブル除去部205および復調部206に出力する。
プリアンブル除去部205は、チャネル推定部204から入力されるチャネル推定値に基づいて、受信RF部203から入力されるデータ信号からプリアンブルシーケンスを除去する。そして、プリアンブル除去部205は、プリアンブルシーケンス除去後のデータ信号を復調部206に出力する。
復調部206は、チャネル推定部204から入力されるチャネル推定値に基づいて、プリアンブル除去部205から入力されるデータ信号を復調し、復調後のデータ信号をストリーム結合処理部207に出力する。
ストリーム結合処理部207は、特定部211から入力されるストリーム多重数Lを用いて、受信処理部202−1〜202−Pの復調部206からそれぞれ入力されるL個(最大P個)のデータ信号(ストリームデータ)を結合し、結合後のデータを受信データとして出力する。
一方、シーケンス保持部208は、無線送信装置100のシーケンス保持部103が保持するプリアンブルシーケンスの候補データと同一のプリアンブルシーケンスの候補データ(例えば、N個)を保持する。
相関検出部209は、受信処理部202−1〜202−Pの各受信RF部203からそれぞれ入力される受信プリアンブルシーケンスと、シーケンス保持部208が保持するプリアンブルシーケンスのすべての候補データ(N個)との相関を取る。そして、相関検出部209は、相関値が最も高いプリアンブルシーケンスの候補データを、無線送信装置100から送信されているプリアンブルシーケンスとして検出する。そして、相関検出部209は、検出したプリアンブルシーケンスを特定部211に出力する。
シーケンスグループテーブル210は、無線送信装置100のシーケンスグループ生成部104が生成したシーケンスグループと同一のシーケンスグループを示すテーブルを保持する。すなわち、シーケンスグループテーブル210は、複数のプリアンブルシーケンスをグループ化して得られる、ストリーム多重数の候補の数と同数の複数のシーケンスグループであって、ストリーム多重数の候補とそれぞれ対応付けられた複数のシーケンスグループを保持する。また、シーケンスグループテーブル210は、各シーケンスグループに設定されたシーケンスセットを示す情報を保持する。
特定部211は、シーケンスグループテーブル210が保持するシーケンスグループを参照して、相関検出部209から入力されるプリアンブルシーケンスに基づいて、ストリーム多重数L、および、相関検出部209で検出されたプリアンブルシーケンス以外の他のプリアンブルシーケンスを特定する。具体的には、特定部211は、シーケンスグループテーブル210が保持する複数のシーケンスグループのうち、相関検出部209から入力されるプリアンブルシーケンスが含まれるシーケンスグループに対応付けられたストリーム多重数を、無線送信装置100が使用したストリーム多重数Lとして特定する。また、特定部211は、相関検出部209から入力されるプリアンブルシーケンスとシーケンスセットの関係にあるプリアンブルシーケンスを特定する。そして、特定部211は、特定したストリーム多重数Lをストリーム結合処理部207に出力する。また、特定部211は、特定したプリアンブルシーケンスおよび相関検出部209から入力されるプリアンブルシーケンス、つまりL個のプリアンブルシーケンスのシーケンス番号をプリアンブル生成部212に出力する。
プリアンブル生成部212は、特定部211から入力されるシーケンス番号に従って、ストリーム多重数Lと同数の複数(L個)のプリアンブルシーケンスを生成する。そして、プリアンブル生成部212は、生成したL個のプリアンブルシーケンスを受信処理部202〜202−Pの各チャネル推定部204にそれぞれ出力する。
次に、無線送信装置100(図1)におけるプリアンブルシーケンスの生成処理および無線受信装置200(図2)におけるプリアンブルシーケンスの検出処理について詳細に説明する。
以下の説明では、無線送信装置100のアンテナポート数Pを4本とする。つまり、無線送信装置100のアンテナポート112−1〜112−4から複数のストリームが送信される。また、ストリーム多重数の候補を1,2,3,4の4候補とする。つまり、ストリーム多重数の候補数をアンテナポート数Pと同数とする。また、無線送信装置100および無線受信装置200が使用するプリアンブルシーケンスの候補データを、プリアンブルシーケンス番号0〜39の40個のプリアンブルシーケンスとする。つまり、無線送信装置100のシーケンス保持部103および無線受信装置200のシーケンス保持部208は、40個のプリアンブルシーケンス(シーケンス番号0〜39)を共有する。
よって、アンテナポート数P=4が入力される場合、グループ数決定部102は、40個のプリアンブルシーケンスをグループ化して得られるシーケンスグループの数を4に決定する。すなわち、グループ数決定部102では、ストリーム多重数の候補数と同数のグループ数4が決定される。
次いで、シーケンスグループ生成部104は、まず、グループ数決定部102から入力されるグループ数4に基づいて、シーケンス保持部103が保持するプリアンブルシーケンス(シーケンス番号0〜39)を4つのシーケンスグループ#1〜#4にグループ化する。例えば、図3に示すように、シーケンスグループ生成部104は、シーケンス番号0〜39のプリアンブルシーケンスを、均等に10個ずつグループ化する。具体的には、シーケンスグループ生成部104は、図3に示すように、シーケンスグループ#1としてシーケンス番号0〜9のプリアンブルシーケンスをグループ化し、シーケンスグループ#2としてシーケンス番号10〜19のプリアンブルシーケンスをグループ化し、シーケンスグループ#3としてシーケンス番号20〜29のプリアンブルシーケンスをグループ化し、シーケンスグループ#4としてシーケンス番号30〜39のプリアンブルシーケンスをグループ化する。
また、シーケンスグループ生成部104は、シーケンスグループ#1〜#4と、ストリーム多重数の候補1,2,3,4とをそれぞれ対応付ける。つまり、シーケンスグループ生成部104は、図3に示すシーケンスグループ#1とストリーム多重数1とを対応付け、シーケンスグループ#2とストリーム多重数2とを対応付け、シーケンスグループ#3とストリーム多重数3とを対応付け、シーケンスグループ#4とストリーム多重数4とを対応付ける。
また、シーケンスグループ生成部104は、生成した各シーケンスグループ#1〜#4において、各シーケンスグループに対応付けられたストリーム多重数(1,2,3,4)と同数のプリアンブルシーケンスから成るシーケンスセットを構成する。具体的には、シーケンスグループ生成部104は、ストリーム多重数1に対応付けられたシーケンスグループ#1では、1つのプリアンブルシーケンスから成る10個のシーケンスセットを構成する。同様に、シーケンスグループ生成部104は、ストリーム多重数2に対応付けられたシーケンスグループ#2では、2つのプリアンブルシーケンスから成る5個のシーケンスセットを構成する。シーケンスグループ#3および#4についても同様である。なお、各シーケンスグループにおいて、あるシーケンスセットを構成するプリアンブルシーケンスは、他のシーケンスセットには含まれない。
ここで、一例として、シーケンスグループ生成部104における、シーケンスグループ#2(図3に示すシーケンス番号#10〜#19のプリアンブルシーケンス)のシーケンスセットの構成例1および2について説明する。
<構成例1>
本構成例では、シーケンスグループ生成部104は、各シーケンスグループにおいて、シーケンス番号が小さいプリアンブルシーケンスから順に、シーケンスセットを構成する。
具体的には、図4に示すように、シーケンスグループ生成部104は、シーケンスグループ#2に含まれるシーケンス番号10〜19の10個のプリアンブルシーケンスを、シーケンス番号が小さいプリアンブルシーケンスから2つずつ順に選択し、1つのシーケンスセットを構成する。つまり、シーケンスグループ生成部104は、図4に示すように、シーケンス番号10および11の2つのプリアンブルシーケンスを選択してシーケンスセット1を構成し、シーケンス番号12および13の2つのプリアンブルシーケンスを選択してシーケンスセット2を構成し、シーケンス番号14および15の2つのプリアンブルシーケンスを選択してシーケンスセット3を構成する。シーケンスセット4および5についても同様である。
このように、本構成例では、シーケンスグループ生成部104は、プリアンブルシーケンスのシーケンス番号の順にシーケンスセットを構成する。よって、無線送信装置100および無線受信装置200では、各シーケンスセットの先頭のプリアンブルシーケンスのシーケンス番号を共有することで、各シーケンスセットの他のプリアンブルシーケンスを特定することができ、シーケンスセットのすべての情報を共有することが可能となる。
<構成例2>
本構成例では、シーケンスグループ生成部104は、各シーケンスグループにおいて、相関が低いプリアンブルシーケンス同士で同一のシーケンスセットが構成されるように、複数のシーケンスセットを構成する。
ここでは、シーケンス番号が近接するプリアンブルシーケンス同士ほど相関が高く(つまり、符号間距離が近く)、シーケンス番号が離れたプリアンブルシーケンス同士ほど相関が低い(つまり、符号間距離が遠い)場合について説明する。例えば、ウォルシュコードは、親系列が同じ拡散符号間では相関が高くなる。
そこで、本構成例では、シーケンスグループ生成部104は、シーケンス番号が離れたプリアンブルシーケンス同士(つまり、相関が低いプリアンブルシーケンス同士)から成るシーケンスセットを構成する。すなわち、構成例1に係るシーケンスグループ生成部104が、シーケンス番号の順にシーケンスセットを構成したのに対し、本構成例に係るシーケンスグループ生成部104は、プリアンブルシーケンスのシーケンス番号をインタリーブさせてシーケンスセットを構成する。
具体的には、図5に示すように、シーケンスグループ生成部104は、シーケンスグループ#2に含まれるシーケンス番号10〜19の10個のプリアンブルシーケンスに対して、シーケンス番号が5だけ離れたプリアンブルシーケンス同士を組み合わせて、1つのシーケンスセットを構成する。つまり、シーケンスグループ生成部104は、図5に示すように、シーケンス番号10および15の2つのプリアンブルシーケンスを選択してシーケンスセット1を構成し、シーケンス番号11および16の2つのプリアンブルシーケンスを選択してシーケンスセット2を構成し、シーケンス番号12および17の2つのプリアンブルシーケンスを選択してシーケンスセット3を構成する。シーケンスセット4および5についても同様である。図5に示すように、シーケンスセット1〜5をそれぞれ構成する2つのプリアンブルシーケンスのシーケンス番号は、いずれも5だけ離れている。
これにより、シーケンスセット内のプリアンブルシーケンス同士の相関が低くなる。よって、無線送信装置100が異なるストリームに対して、シーケンスセット内のプリアンブルシーケンスをそれぞれ割り当てることにより、無線受信装置200におけるプリアンブルシーケンスの検出精度を向上させることができる。
以上、シーケンスセット構成例1および2について説明した。なお、各シーケンスグループにおいてストリーム多重数と同数のプリアンブルシーケンスから成るシーケンスセットを構成する方法は、上記構成例1および2に限らない。
また、ここでは、ストリーム多重数が2の場合について説明したが、ストリーム多重数1,3,4(図3に示すシーケンスグループ#1,#3,#4にそれぞれ対応付けられたストリーム多重数)についても同様にしてシーケンスセットが構成される。
シーケンスグループ生成部104で生成したシーケンスグループ(例えば、図3)、および、シーケンスセット(例えば、図4または図5)は、シーケンスグループ生成部104と、無線受信装置200のシーケンスグループテーブル210とで共有される。
そして、シーケンスグループ選択部105は、多重数決定部101で決定されたストリーム多重数Lに応じて、使用するプリアンブルシーケンスを選択する。
ここで、例えば、多重数決定部101が決定したストリーム多重数Lが2の場合について説明する。この場合、シーケンスグループ選択部105は、シーケンスグループ生成部104が生成した図3に示すシーケンスグループのうち、ストリーム多重数L=2に対応付けられたシーケンスグループ#2を選択する。
次いで、プリアンブル生成部106は、シーケンスグループ選択部105が選択したシーケンスグループ#2内のシーケンスセット(図4または図5に示すシーケンスセット1〜5)のいずれか1つを選択して、ストリーム多重数Lと同数(2個)のプリアンブルシーケンスを生成する。例えば、プリアンブル生成部106は、図5に示すシーケンスグループ#2内のシーケンスセット1〜5のうち、シーケンスセット1を選択し、シーケンスセット1を構成するシーケンス番号10および15の2つのプリアンブルシーケンスを生成する。
そして、無線送信装置100は、シーケンス番号10および15の2つのプリアンブルシーケンスがそれぞれ付加された2つのストリームデータを無線受信装置200へ送信する。
一方、無線受信装置200の相関検出部209は、無線送信装置100から受信した受信プリアンブルシーケンスが入力されると、受信プリアンブルシーケンスと、シーケンス保持部208が保持するN=40個のプリアンブルシーケンス(図3に示すシーケンス番号0〜39のプリアンブルシーケンス)との相関をそれぞれ取り、相関値が最大のプリアンブルシーケンスを検出する。ここでは、例えば、相関検出部209は、受信プリアンブルシーケンスと、40個のプリアンブルシーケンス(シーケンス番号0〜39)との相関をそれぞれ取った結果、最大の相関値を取るシーケンス番号15のプリアンブルシーケンスを検出する。
次いで、特定部211は、シーケンスグループテーブル210が保持する図3に示すシーケンスグループを参照して、相関検出部209が検出したプリアンブルシーケンス(シーケンス番号15)が含まれるシーケンスグループに対応付けられたストリーム多重数Lを特定する。具体的には、図3に示すように、シーケンス番号15のプリアンブルシーケンスが含まれるシーケンスグループがシーケンスグループ#2であるので、特定部211は、無線送信装置100から送信された送信データのストリーム多重数Lが2であると特定する。
また、特定部211は、シーケンスグループテーブル210が保持するシーケンスセット(例えば、図4または図5)を参照して、相関検出部209が検出したプリアンブルシーケンス(ここでは、シーケンス番号15のプリアンブルシーケンス)以外のプリアンブルシーケンスを特定する。具体的には、図5に示すように、シーケンス番号15のプリアンブルシーケンスはシーケンスセット1に含まれるので、特定部211は、シーケンス番号15のプリアンブルシーケンスと同一のシーケンスセット1を構成するプリアンブルシーケンスとしてシーケンス番号10のプリアンブルシーケンスを特定する。
これにより、無線受信装置200は、無線送信装置100から送信されたL個(ここでは2個)のプリアンブルシーケンス(相関検出部209で検出したシーケンス番号15のプリアンブルシーケンスおよび特定部211で特定したシーケンス番号10のプリアンブルシーケンス)を得ることができる。
このように、無線送信装置100および無線受信装置200は、複数のプリアンブルシーケンスを複数のシーケンスグループにグループ化し、各シーケンスグループとストリーム多重数とを対応付けている。これにより、無線受信装置200は、無線送信装置100から送信されたプリアンブルシーケンスのうち少なくとも1つを検出することができれば、そのプリアンブルシーケンスを含むシーケンスグループに基づいてストリーム多重数を特定できる。
また、無線送信装置100および無線受信装置200は、各シーケンスグループにおいて、各シーケンスグループに対応付けられたストリーム多重数と同数のプリアンブルシーケンスから成るシーケンスセットを共有する。ここで、各プリアンブルシーケンスは、複数のシーケンスセットのいずれか1つのみに設定され、異なるシーケンスセットに重複して設定されない。これにより、無線受信装置200は、いずれか1つの送信アンテナポートから送信されたプリアンブルシーケンスを正常に検出できれば、プリアンブルシーケンスが正常に検出された送信アンテナポート以外の送信アンテナポートから送信されたプリアンブルシーケンスを確実に特定することができる。
例えば、ストリーム多重数Lが3の場合、無線送信装置100のアンテナポート1〜3(例えば、アンテナポート112−1〜112−3)から3つのプリアンブルシーケンスがそれぞれ送信される。この場合、図6に示すように、無線受信装置200は、あるアンテナポートから送信されたプリアンブルシーケンスを検出できなくても(図6に示す‘×’の場合でも)、シーケンスセットを参照して、正常(図6に示す‘○’)に検出したプリアンブルシーケンスに基づいて、検出できなかったプリアンブルシーケンスを特定することができる。すなわち、図6に示すように、無線受信装置200は、無線送信装置100のアンテナポート1〜3(例えば、アンテナポート112−1〜112−3)から送信されるプリアンブルシーケンスのうちいずれか1つでも正常(図6に示す‘○’の場合)に検出できれば、データ信号を正常に復調することができる(復調成功)。つまり、無線受信装置200は、図6に示すように、すべてのアンテナポート1〜3から送信されるプリアンブルシーケンスを正常に検出できない場合(図6最下段に示すようにすべて‘×’の場合)のみ、データ信号の復調に失敗する。ここで、図6において、各アンテナポートからそれぞれ送信されるプリアンブルシーケンスの検出に失敗する確率をPとすると、無線受信装置200においてデータ信号の復調に失敗する確率、つまり、すべてのプリアンブルシーケンスの検出に失敗する確率(図6最下段に示すすべてが‘×’になる確率)は、Pとなる。すなわち、無線受信装置200においてデータ信号の復調に成功する確率は1−Pとなる。
また、無線通信システムおける伝搬環境の特性に着目すると、無線送信装置100の複数の送信アンテナポート(図1ではアンテナポート112−1〜112−P)から送信される信号は、それぞれ異なる伝搬路を経由して無線受信装置200の受信アンテナポートで受信される。そのため、上述したように、無線送信装置100と無線受信装置200との間の回線品質は、回線毎(すなわち、アンテナポート毎)に異なる。よって、すべての回線の回線品質が良好になる確率は低く、いずれかの回線の回線品質のみが良好となる確率が高い。すなわち、各回線(アンテナポート間)の回線品質にはばらつきが生じる。
しかし、本実施の形態によれば、無線受信装置200では、各回線(アンテナポート)の回線品質に依らず、少なくとも1回線でプリアンブルシーケンスを正常に検出することができれば、ストリーム多重数L、および、無線送信装置100から送信されたすべてのプリアンブルシーケンスを確実に特定することができる。
このように、本実施の形態によれば、無線送信装置のいずれのアンテナから送信されたプリアンブルシーケンスが検出される場合でも、ストリーム多重数および無線送信装置が使用したプリアンブルシーケンスを確実に特定し、データ信号を正常に復号することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、複数のプリアンブルシーケンスのシーケンス番号の特定の桁と複数のシーケンスグループとをそれぞれ対応付けて、複数のプリアンブルシーケンスを複数のシーケンスグループにグループ化する。
以下の説明では、実施の形態1と同様、本実施の形態に係る無線送信装置100(図1)のアンテナポート数Pを4本とし、ストリーム多重数の候補を1,2,3,4の4候補とする。また、図7に示すように、無線送信装置100および本実施の形態に係る無線受信装置200(図2)が使用するプリアンブルシーケンスの候補データを、プリアンブルシーケンス番号00〜39の40個のプリアンブルシーケンスとする。つまり、プリアンブルシーケンスのシーケンス番号は、図7に示すように、2桁の10進数で表される。
無線送信装置100のシーケンスグループ生成部104は、プリアンブルシーケンスのシーケンス番号(00〜39)を表す2桁のうち上位桁(すなわち、10の位)とシーケンスグループ番号とを対応付けて、シーケンス保持部103が保持するプリアンブルシーケンス(シーケンス番号00〜39)を4つのシーケンスグループ#1〜#4にグループ化する。
具体的には、図7に示すように、シーケンスグループ生成部104は、シーケンスグループ#1として、シーケンス番号の上位桁が‘0’であるシーケンス番号00〜09の10個のプリアンブルシーケンスをグループ化する。同様に、図7に示すように、シーケンスグループ生成部104は、シーケンスグループ#2として、シーケンス番号の上位桁が‘1’であるシーケンス番号10〜19の10個のプリアンブルシーケンスをグループ化する。シーケンスグループ#3および#4についても同様である。つまり、図7に示すように、シーケンス番号の上位桁(0,1,2,3)とシーケンスグループのグループ番号(1,2,3,4)とがそれぞれ対応付けられている。
また、シーケンスグループ生成部104は、実施の形態1と同様、シーケンスグループ#1〜#4と、ストリーム多重数の候補1,2,3,4とをそれぞれ対応付ける。また、シーケンスグループ生成部104は、実施の形態1と同様、生成した各シーケンスグループ#1〜#4において、各シーケンスグループにそれぞれ対応付けられたストリーム多重数(1,2,3,4)と同数のプリアンブルシーケンスから成るシーケンスセットを構成してもよい。
一方、無線受信装置200の特定部211は、シーケンスグループテーブル210が保持する図7に示すシーケンスグループを参照して、相関検出部209が検出したプリアンブルシーケンスのシーケンス番号のうち、上位桁に対応するシーケンスグループに対応付けられたストリーム多重数Lを特定する。例えば、相関検出部209が図7に示すシーケンス番号15のプリアンブルシーケンスを検出した場合、特定部211は、シーケンス番号15の上位桁‘1’に対応するシーケンスグループ#2に対応付けられたストリーム多重数L=2を、無線送信装置100が使用したストリーム多重数として特定する。
これにより、無線受信装置200は、受信したプリアンブルシーケンスのシーケンス番号の特定の桁(ここでは、2桁の10進数のうち上位桁)のみを識別するだけで、そのプリアンブルシーケンスが含まれるシーケンスグループ、すなわち、ストリーム多重数を特定することができる。
このようにして、本実施の形態によれば、実施の形態1と同様、無線送信装置のいずれのアンテナから送信されたプリアンブルシーケンスが検出される場合でも、ストリーム多重数を確実に特定し、データ信号を正常に復号することができる。さらに、本実施の形態によれば、無線受信装置は、検出したプリアンブルシーケンスのシーケンス番号の特定の桁のみを識別するだけでストリーム多重数を特定できるので、ストリーム多重数の検索回路をより簡単な構成にすることができる。さらに、本実施の形態によれば、無線受信装置は、検出したプリアンブルシーケンスのシーケンス番号の特定の桁のみを識別してストリーム多重数を特定するので、より早い時刻でストリーム多重数を特定することができ、処理時間を短縮することができる。
なお、本実施の形態では、プリアンブルシーケンスのシーケンス番号を2桁の10進数で表す場合(図7)について説明した。しかし、本発明では、プリアンブルシーケンスのシーケンス番号は、2桁の10進数に限らず、例えば、3桁以上の10進数でもよい。また、本発明では、プリアンブルシーケンスのシーケンス番号は、10進数に限らず、例えば、2進数表記のシーケンス番号のうち特定のビットをシーケンスグループと対応付けてもよい。2進数表記の特定のビットをシーケンスグループと対応付ける場合には、シーケンスグループの作成単位が2のべき乗単位となるため、デジタル通信機での設計が容易となる。
(実施の形態3)
セルラシステムでは、セル中心付近に位置する端末(無線送信装置)ほど、基地局(無線受信装置)との間の伝搬ロスが小さくなり、基地局における受信品質(例えば、受信SNR(Signal to Noise Ratio)、SINR(Signal to Interference and Noise Ratio)、またはRSSI(Received Signal Strength Indicator)等)がより大きくなる。
ここで、ストリーム多重数は、無線送信装置(端末)と無線受信装置(基地局)との間の伝搬路(チャネル)を表す行列(チャネル行列)の固有値のうち、雑音よりも大きい固有値の数によって決定される。セル中心(基地局)から近い距離に位置する無線送信装置(端末)からの受信信号ほど、受信信号に対する雑音が減少するとともに、受信信号レベルが増加し、さらに、他セルからの干渉またはマルチパスによる干渉が減少する。よって、セル中心から近い距離に位置する無線送信装置(端末)ほど、チャネル行列内における、雑音よりも大きい固有値の数が増加するため、使用できるストリーム多重数はより多くなる。
上記特性より、セル中心(基地局)からの距離Rに応じて、無線送信装置(端末)が使用するストリーム多重数Lが決定される。例えば、図8に示すように、無線受信装置(基地局)を中心とすると、半径rのエリア内に位置する無線送信装置(端末)はストリーム多重数4を使用することが可能となる。同様にして、図8に示すように、半径2rのエリア内に位置する無線送信装置はストリーム多重数3を使用することが可能となり、半径3rのエリア内に位置する無線送信装置はストリーム多重数2を使用することが可能となり、半径4rのエリア内に位置する無線送信装置はストリーム多重数1を使用することが可能となる。つまり、セル中心からの距離Rが長くなるほど、使用可能なストリーム多重数はより少なくなる。
ここで、図8に示すすべてのエリアに複数の無線送信装置(端末)が均等に分布しているとする。この場合、図8に示す各エリアに分布する無線送信装置の数の割合は、各エリアの面積の割合で表される。このとき、無線送信装置(端末)の分布に着目すると、例えば、ストリーム多重数4を使用可能な無線送信装置は図8に示すストリーム多重数4のエリア(半径r以内)のみに位置する。そのため、ストリーム多重数4を使用可能な無線送信装置の数は少ない(ストリーム多重数4のエリア面積は小さい)。一方、ストリーム多重数1を使用可能な無線送信装置は図8に示すすべてのエリア(半径4r以内)に位置するため、ストリーム多重数1を使用可能な無線送信装置の数は多い。
つまり、ストリーム多重数が少ないほど、そのストリーム多重数を使用可能な無線送信装置の数がより多くなる。すなわち、ストリーム多重数が少ないほど、そのストリーム多重数に対応付けて使用されるプリアンブルシーケンスの数はより多くなる。
そこで、本実施の形態では、複数のプリアンブルシーケンスを複数のシーケンスグループにグループ化する際、より少ないストリーム多重数に対応付けられたシーケンスグループほど、シーケンスグループ内のプリアンブルシーケンスの数をより多くする。換言すると、使用可能な無線送信装置の数が少ないストリーム多重数に対応付けられたシーケンスグループほど、シーケンスグループ内のプリアンブルシーケンスの数をより少なくする。
以下、具体的に説明する。以下の説明では、実施の形態1と同様、本実施の形態に係る無線送信装置100(図1)のアンテナポート数Pを4本とし、ストリーム多重数の候補を1,2,3,4の4候補とする。また、図9に示すシーケンスグループ#1〜#4と、ストリーム多重数の候補1,2,3,4とがそれぞれ対応付けられている。また、図9に示すように、無線送信装置100(図1)および本実施の形態に係る無線受信装置200(図2)が使用するプリアンブルシーケンスの候補データの数をN個とする。
ここで、図8に示すように、ストリーム多重数4のエリア(半径r以内)の面積はπrであり、ストリーム多重数3のエリア(半径2r以内)の面積はπ(2r)であり、ストリーム多重数2のエリア(半径3r以内)の面積はπ(3r)であり、ストリーム多重数1のエリア(半径4r以内)の面積はπ(4r)である。よって、図8に示すセル内に位置する無線送信装置100(端末)において、ストリーム多重数1,2,3,4を使用可能な無線送信装置100の数の比率は、16:9:4:1となる。
このように、あるセル(例えば図8)に位置する無線送信装置100(端末)の数はストリーム多重数に依存する。具体的には、より多くのストリーム多重数を使用可能な無線送信装置100(例えば図8に示すストリーム多重数4の無線送信装置100)はセル中心付近(例えば図8に示す半径r以内のエリア)のみに少なく分布する。一方、より少ないストリーム多重数を使用可能な無線送信装置100(例えば図8に示すストリーム多重数1の無線送信装置100)はセル全体(例えば図8に示す半径4r内のエリア)に多く分布する。
そこで、無線送信装置100のシーケンスグループ生成部104は、各ストリーム多重数の候補(1,2,3,4)を使用可能な無線送信装置100(端末)の数の比率(16:9:4:1)に応じて、シーケンス保持部103が保持するN個のプリアンブルシーケンスを、シーケンスグループ#1〜#4にグループ化する。具体的には、図9に示すように、シーケンスグループ生成部104は、ストリーム多重数1に対応付けられたシーケンスグループ#1として(N×16/30)個のプリアンブルシーケンスをグループ化し、ストリーム多重数2に対応付けられたシーケンスグループ#2として(N×9/30)個のプリアンブルシーケンスをグループ化し、ストリーム多重数3に対応付けられたシーケンスグループ#3として(N×4/30)個のプリアンブルシーケンスをグループ化し、ストリーム多重数4に対応付けられたシーケンスグループ#4として(N×1/30)個のプリアンブルシーケンスをグループ化する。
つまり、シーケンスグループ生成部104は、ストリーム多重数の各候補に対応付けられたシーケンスグループのうち、ストリーム多重数がより少ない候補に対応付けられたシーケンスグループほど、シーケンスグループ内のプリアンブルシーケンスの数をより多くする。換言すると、シーケンスグループ生成部104は、ストリーム多重数の各候補に対応付けられたシーケンスグループのうち、使用可能な無線送信装置100の数が少ない候補に対応付けられたシーケンスグループほど、シーケンスグループ内のプリアンブルシーケンスの数をより少なくする。
このように、各ストリーム多重数を使用可能な無線送信装置100の数に応じて、複数のプリアンブルシーケンスを複数のシーケンスグループにグループ化することで、図9に示すN個のプリアンブルシーケンスは、複数の無線送信装置100に無駄なく割り当てられる。
このようにして、本実施の形態によれば、実施の形態1と同様、無線送信装置のいずれのアンテナから送信されたプリアンブルシーケンスが検出される場合でも、ストリーム多重数を確実に特定し、データ信号を正常に復号することができる。さらに、本実施の形態によれば、各無線送信装置(端末)に対して、プリアンブルシーケンスを無駄なく割り当てることができる。
(実施の形態4)
実施の形態3では、各ストリーム多重数を使用可能な無線送信装置(端末)の数に応じて、各ストリーム多重数に対応付けられたシーケンスグループ内のプリアンブルシーケンス数を決定した。これに対し、本実施の形態では、各ストリーム多重数を使用可能な無線送信装置(端末)の数、および、ストリーム多重数に応じて、各ストリーム多重数にそれぞれ対応付けられたシーケンスグループ内のプリアンブルシーケンス数を決定する。
上述したように、より少ないストリーム多重数を使用可能な無線送信装置ほど、セル内により多く分布する。しかし、より少ないストリーム多重数を使用可能な無線送信装置の数はセル内に多く分布するものの、各無線送信装置が使用するストリーム多重数はより少なくなる。つまり、より少ないストリーム多重数を使用可能な無線送信装置はセル内に多く分布するものの、各無線送信装置が使用するプリアンブルシーケンスはより少ない。換言すると、より多くのストリーム多重数を使用可能な無線送信装置の数はセル内に少く分布しているものの、各無線送信装置が使用するプリアンブルシーケンスはより多くなる。
そこで、本実施の形態では、各ストリーム多重数の候補を使用可能な無線送信装置(端末)の数および各ストリーム多重数に応じて、各ストリーム多重数の候補に対応付けられたシーケンスグループ内のプリアンブルシーケンスの数を決定する。
以下の説明では、実施の形態1と同様、本実施の形態に係る無線送信装置100(図1)のアンテナポート数Pを4本とし、ストリーム多重数の候補を1,2,3,4の4候補とする。また、図10に示すシーケンスグループ#1〜#4と、ストリーム多重数の候補1,2,3,4とがそれぞれ対応付けられている。また、図10に示すように、実施の形態3と同様、無線送信装置100(図1)および本実施の形態に係る無線受信装置200(図2)が使用するプリアンブルシーケンスの候補データの数をN個とする。また、実施の形態3と同様、図8に示すセル内に複数の無線送信装置100(端末)が均等に分布しているとする。よって、実施の形態3と同様、図8に示すように、ストリーム多重数1,2,3,4を使用可能な無線送信装置100の数の比率は、16:9:4:1となる。
無線送信装置100のシーケンスグループ生成部104は、各ストリーム多重数を使用可能な無線送信装置100の数の比率に、各ストリーム多重数を乗算して得られる比率に応じて、シーケンス保持部103が保持するN個のプリアンブルシーケンスを複数のシーケンスグループにグループ化する。
例えば、シーケンスグループ生成部104は、各ストリーム多重数を使用可能な無線送信装置100(端末)の数の比率(16:9:4:1)に、各ストリーム多重数(1,2,3,4)をそれぞれ乗算した比率(16:18:12:4)を算出する。すなわち、シーケンスグループ生成部104は、ストリーム多重数1,2,3,4に対応付けられたシーケンスグループ(図10に示すシーケンスグループ#1〜#4)でそれぞれ必要なプリアンブルシーケンス数の比率(8:9:6:2)を算出する。そして、シーケンスグループ生成部104は、算出した比率(8:9:6:2)に応じて、各ストリーム多重数に対応付けられたシーケンスグループ内のプリアンブルシーケンスの数を決定し、N個のプリアンブルシーケンスをシーケンスグループ#1〜#4にグループ化する。
つまり、図10に示すように、シーケンスグループ生成部104は、ストリーム多重数1に対応付けられたシーケンスグループ#1として(N×8/25)個のプリアンブルシーケンスをグループ化し、ストリーム多重数2に対応付けられたシーケンスグループ#2として(N×9/25)個のプリアンブルシーケンスをグループ化し、ストリーム多重数3に対応付けられたシーケンスグループ#3として(N×6/25)個のプリアンブルシーケンスをグループ化し、ストリーム多重数4に対応付けられたシーケンスグループ#4として(N×2/25)個のプリアンブルシーケンスをグループ化する。
このように、各ストリーム多重数に対応付けられたシーケンスグループにおいて必要なプリアンブルシーケンスの数に応じて、複数のプリアンブルシーケンスを複数のシーケンスグループにグループ化することで、図10に示すN個のプリアンブルシーケンスは、複数の無線送信装置100にさらに無駄なく割り当てられる。
よって、本実施の形態によれば、各無線送信装置(端末)に対して、プリアンブルシーケンスを、実施の形態3よりもさらに無駄なく割り当てることができ、かつ、実施の形態1と同様、無線送信装置のいずれのアンテナから送信されたプリアンブルシーケンスが検出される場合でも、ストリーム多重数を確実に特定し、データ信号を正常に復号することができる。
以上、本発明の各実施の形態について説明した。
なお、上記実施の形態において、無線送信装置100と無線受信装置200との間でシーケンスグループおよびシーケンスセットを共有する方法として、無線送信装置100と無線受信装置200との間でシーケンスグループおよびシーケンスセットを示す情報をシグナリングしてもよい。シグナリングにより通信開始前に無線送信装置100と無線受信装置200との間でシーケンスグループおよびシーケンスセットを共有することで、伝搬路の状況に応じたプリアンブルシーケンスの割当が可能となり、無線受信装置200におけるプリアンブルシーケンスの検出精度が向上する。また、無線送信装置100と無線受信装置200との間でシーケンスグループおよびシーケンスセットを共有する方法として、標準規格書にてシーケンスグループおよびシーケンスセットを確定してもよい。これにより、無線送信装置100と無線受信装置200との間で通信毎のシグナリングが不要となり、無線送信装置100はシーケンスグループ及びシーケンスセットを示す情報を事前に通知することなく、ストリーム多重したデータ信号を無線受信装置200へ送信することが可能となる。
また、上記実施の形態では、すべてのストリーム多重数の候補に対応付けられたシーケンスグループを生成する場合について説明した。しかし、本発明では、すべてのストリーム多重数の候補に対応付けられたシーケンスグループを生成しなくてもよい。例えば、3GPPセルラシステムの端末の種類は、カテゴリと称される区分によって種別化されている。具体的には、ビデオストリーム、写真および音声を扱う端末のカテゴリ、または、音声のみを扱う端末のカテゴリ等により、端末の種類が種別化されている。そこで、3GPPセルラシステムにおいて、ビデオストリームを扱う端末のような、データストリーム多重を行う高性能な端末(無線送信装置)に対して本発明を適用し、音声のみを扱う端末のような、データストリーム多重数が少ない端末(無線送信装置)に対しては本発明を適用しなくてもよい。つまり、例えば、図11に示すように、ストリーム多重数が少ない場合(図11ではストリーム多重数1および2の場合)、すなわち、使用されるプリアンブルシーケンス数が少ない場合、無線送信装置は任意のプリアンブルシーケンス(図11では、シーケンス番号kのプリアンブルシーケンス、または、シーケンス番号l、mのプリアンブルシーケンス)を用いてもよい。一方、ストリーム多重数が多い場合(図11ではストリーム多重数3および4の場合)、つまり、使用されるプリアンブルシーケンスが多い場合、無線送信装置は上記実施の形態と同様にして、プリアンブルシーケンスをグループ化してもよい。これにより、ストリーム多重数が少ない場合には、端末(無線送信装置)は、上述したようなシーケンスグループおよびシーケンスセットを示す情報をメモリ等で保持する必要がないので、端末を安価に製作することが可能となる。
また、上記実施の形態では、プリアンブルシーケンスを用いる場合について説明した。つまり、上記実施の形態では、無線送信装置と無線受信装置との間で既知である既知信号をデータ部分の前部に付加する(プリアンブル)場合について説明した。しかし、本発明では、既知信号を付加する箇所はデータ信号の前部に限らない。例えば、既知信号をデータ部分の途中に付加するミッドアンブルを使用する場合、または、既知信号をデータ部分の後部に付加するポストアンブルを使用する場合にも、本発明を適用することができる。ここで、既知信号を、上記実施の形態のようにプリアンブルとして付加する場合には、無線受信装置は、データ復調時により早い時刻で伝搬路の状況を把握することができるので、より早い時刻でデータ復調を完了することができる。また、既知信号をミッドアンブルとして付加する場合には、無線受信装置は、データ部分の中心付近の伝搬路の状況を把握できるので、チャネル推定精度を向上させることができる。また、既知信号をポストアンブルとして付加する場合には、無線受信装置は、次回送信されるスロットに対する、伝搬路の状況を予め把握することができる。この場合、無線送信装置は、次回送信されるスロット(または次回以降に送信されるスロット)のストリーム多重数に応じてポストアンブルを選択してもよい。
また、上記実施の形態では、無線送信装置および無線受信装置で使用されるプリアンブルシーケンス数N=40の場合を一例として説明した。しかし、本発明では、プリアンブルシーケンスの数Nは40に限らず、例えば、プリアンブルシーケンス数Nが数十〜数千個になる場合でも本発明を適用することができる。
また、セルラシステムでは、そのセルの基地局がサービス可能なストリーム多重数(例えばストリーム多重数1〜M)に対して、各ストリーム多重数を使用する端末が変化(例えば、端末数U1〜Um)する場合がある。そこで、上記実施の形態において、基地局(無線受信装置)は、自局がサービス可能なストリーム多重数と、そのストリーム多重数を使用している端末(無線送信装置)の数との関係を複数の端末から得て、各シーケンスグループあたりのプリアンブルシーケンス数を示す情報(グループテーブル)を更新してもよい。
具体的に、プリアンブルシーケンス数を示す情報(グループテーブル)の更新処理を図12に示す。図12において、ステップ(以下、STという)101では、基地局(無線受信装置)は、自局のセル内に位置する端末に対してグループテーブルを配信する。ここで、図12に示すグループテーブルには、ストリーム多重数1〜3に対して任意のプリアンブルシーケンスが設定され、ストリーム多重数4に対して、上記各実施の形態と同様、複数のプリアンブルシーケンスがグループ化されたシーケンスグループ(グループ4)が設定されている。ST102−1では、ストリーム多重数4を使用する端末は、上記実施の形態と同様にして、グループ4内のプリアンブルシーケンスから4個のプリアンブルシーケンスを選択(グループ選択)する。一方、ST102−2〜102−4では、ストリーム多重数3,2,1をそれぞれ使用する端末は、それぞれのストリーム多重数と同数の任意のプリアンブルシーケンスをランダムに選択(ランダム選択)する。ST103では、基地局は、受信したプリアンブルシーケンスに基づいて、各ストリーム多重数を使用する端末の数を分析する。ここでは、基地局は、ストリーム多重数3を使用する端末の数が増加していると判断する。ST104では、基地局は、分析結果に基づいてグループテーブルを更新する。ここでは、ストリーム多重数3を使用する端末の数が増加しているので、基地局はストリーム多重数3に対応付けられたシーケンスグループ(グループ3)を生成する。ST105では、基地局は、更新したグループテーブルをストリーム多重数4および3を使用する端末に配信する。ST106−1および106−2では、ストリーム多重数4または3を使用する端末は、上記各実施の形態と同様にして、シーケンスグループ3または4内のプリアンブルシーケンスから4個または3個のプリアンブルシーケンスをそれぞれ選択(グループ選択)する。一方、ST106−3および106−4では、102−3および102−4と同様にして、ストリーム多重数2または1を使用する端末は、それぞれのストリーム多重数と同数の任意のプリアンブルシーケンスをランダムに選択(ランダム選択)する。このように、基地局は、各ストリーム多重数を使用する端末の数の変化に応じてシーケンスグループを構成するプリアンブルシーケンスの数を更新することにより、プリアンブルシーケンスの割当を柔軟に行うことができる。
また、上記実施の形態において、アンテナポートとは、1本または複数の物理アンテナから構成される、論理的なアンテナを指す。すなわち、アンテナポートは必ずしも1本の物理アンテナを指すとは限らず、複数のアンテナから構成されるアレイアンテナ等を指すことがある。
例えば3GPP-LTEにおいては、アンテナポートが何本の物理アンテナから構成されるかは規定されず、基地局が異なる参照信号(Reference signal)を送信できる最小単位として規定されている。
また、アンテナポートはプリコーディングベクトル(Precoding vector)の重み付けを乗算する最小単位として規定されることもある。
また、本実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はソフトウェアで実現することも可能である。
また、本実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
2009年3月26日出願の特願2009−076751の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明は、移動体通信システム等に適用することができる。
100 無線送信装置
200 無線受信装置
101 多重数決定部
102 グループ数決定部
103,208 シーケンス保持部
104 シーケンスグループ生成部
105 シーケンスグループ選択部
106,212 プリアンブル生成部
107 ストリーム分割処理部
108 送信処理部
109 変調部
110 プリアンブル付加部
111 送信RF部
112,201 アンテナポート
202 受信処理部
203 受信RF部
204 チャネル推定部
205 プリアンブル除去部
206 復調部
207 ストリーム結合処理部
209 相関検出部
210 シーケンスグループテーブル
211 特定部

Claims (9)

  1. 空間多重するストリーム数の候補の中から、自装置が使用する前記ストリーム数を決定する決定手段と、
    複数のプリアンブルシーケンスを、前記候補の数と同数の複数のグループにグループ化するグループ化手段と、
    前記複数のグループのうち、決定された前記ストリーム数に対応付けられたグループを選択する選択手段と、
    選択された前記グループ内の前記ストリーム数と同数のプリアンブルシーケンスを選択して、自装置が使用するプリアンブルシーケンスを生成する生成手段と、
    を具備する無線送信装置。
  2. 前記グループ化手段は、さらに、前記複数のグループそれぞれにおいて、各グループに対応付けられた前記ストリーム数と同数のプリアンブルシーケンスから成るセットを構成する、
    請求項1記載の無線送信装置。
  3. 前記グループ化手段は、前記複数のプリアンブルシーケンスのシーケンス番号の特定の桁と前記複数のグループとを対応付けて、前記複数のプリアンブルシーケンスを前記複数のグループにグループ化する、
    請求項1記載の無線送信装置。
  4. 前記グループ化手段は、前記ストリーム数の候補にそれぞれ対応付けられた前記複数のグループのうち、前記ストリーム数がより少ない候補に対応付けられたグループほど、グループ内のプリアンブルシーケンスの数をより多くする、
    請求項1記載の無線送信装置。
  5. 前記グループ化手段は、前記ストリーム数の候補にそれぞれ対応付けられた前記複数のグループのうち、使用可能な無線送信装置の数が少ない前記候補に対応付けられたグループほど、グループ内のプリアンブルシーケンスの数をより少なくする、
    請求項1記載の無線送信装置。
  6. 前記グループ化手段は、前記ストリーム数の候補をそれぞれ使用可能な無線通信装置の数、および、各ストリーム数に応じて、前記ストリーム数の候補にそれぞれ対応付けられたグループ内のプリアンブルシーケンスの数を決定する、
    請求項1記載の無線送信装置。
  7. 無線送信装置から送信されたプリアンブルシーケンスを検出する検出手段と、
    複数のプリアンブルシーケンスをグループ化して得られる、空間多重するストリーム数の候補の数と同数の複数のグループであって、前記ストリーム数の候補とそれぞれ対応付けられた前記複数のグループのうち、検出された前記プリアンブルシーケンスが含まれるグループに対応付けられたストリーム数を、前記無線送信装置が使用したストリーム数として特定する特定手段と、
    を具備する無線受信装置。
  8. 空間多重するストリーム数の候補の中から、無線送信装置が使用する前記ストリーム数を決定し、
    複数のプリアンブルシーケンスを、前記候補の数と同数の複数のグループにグループ化し、
    前記複数のグループのうち、決定された前記ストリーム数に対応付けられたグループを選択し、
    選択された前記グループ内の前記ストリーム数と同数のプリアンブルシーケンスを選択して、無線送信装置が使用するプリアンブルシーケンスを生成する、
    プリアンブルシーケンス生成方法。
  9. 無線送信装置から送信されたプリアンブルシーケンスを検出し、
    複数のプリアンブルシーケンスをグループ化して得られる、空間多重するストリーム数の候補の数と同数の複数のグループであって、前記ストリーム数の候補とそれぞれ対応付けられた前記複数のグループのうち、検出された前記プリアンブルシーケンスが含まれるグループに対応付けられたストリーム数を、前記無線送信装置が使用したストリーム数として特定する、
    ストリーム数特定方法。
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