JPH098696A - スペクトル拡散通信システムおよびこのシステムで使用されるスペクトル拡散変調装置並びに復調装置 - Google Patents

スペクトル拡散通信システムおよびこのシステムで使用されるスペクトル拡散変調装置並びに復調装置

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JPH098696A
JPH098696A JP7150388A JP15038895A JPH098696A JP H098696 A JPH098696 A JP H098696A JP 7150388 A JP7150388 A JP 7150388A JP 15038895 A JP15038895 A JP 15038895A JP H098696 A JPH098696 A JP H098696A
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JP7150388A
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Koichiro Kamura
幸一郎 嘉村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝送品質の劣化等の影響により逆拡散後の受
信信号レベルが変化しても、拡散系列の選定に大きな影
響が及ばないようにし、これにより復調誤りが少なくス
ループットの向上を図る。 【構成】 PCSS方式で通信を行なう際に、送信側
で、N個の拡散系列をn個ずつr個のグループに分類し
て、これらのグループの中から各々拡散系列選択データ
に応じた拡散系列を一つ選択し、この拡散系列によりr
個の変調信号をスペクトル拡散処理して送信する。そし
て受信側では、上記r個のグループ毎に逆拡散用の乗算
器群421〜42rおよび拡散系列発生器群431〜4
3rと系列判定器441〜44rとを設け、グループ毎
に逆拡散を行なったのちその出力信号中から最大レベル
の逆拡散信号の選定および拡散系列の判定を行ない、こ
れらの選定および判定結果に応じて受信信号を再生する
ようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線LANやディジタ
ル移動通信システムなどのディジタル無線通信システム
に係わり、特にスペクトル拡散変復調方式を採用したシ
ステムとその変調装置および復調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報化の進展に伴いオフィスや工
場等においてはホストコンピュータと端末装置との間や
端末装置相互間でデータの送受信を行なう通信システム
が盛んに導入されている。また、小型コンピュータや携
帯電話装置などの普及に伴い、これらの可搬性を有する
端末装置間を無線化した無線LANなどの無線通信シス
テムの導入が要望されている。このような背景のもと、
わが国では1992年12月の郵政省令の改正によっ
て、2.4GHz帯でスペクトル拡散変復調方式を前提
とする無線LANが免許不要で利用可能となった。
【0003】スペクトラム拡散変復調方式とは、送信側
で例えば図13に示すように、まず一次変調器1で送信
データに応じて例えばQPSK(Quadrature Phase Shi
ft Keying )方式などの通常のディジタル変調方式によ
り一次変調された狭帯域変調信号を生成し、この狭帯域
変調信号をさらに拡散系列発生器3から発生された拡散
系列により乗算器2で拡散変調することによって広帯域
に拡散させる。そして、この拡散変調信号を局部発振器
5から発生された局部発振信号とミキサ4でミキシング
して無線チャネル周波数に周波数変換したのち、帯域通
過フィルタ(BPF)6を介してアンテナ7から送信す
る。一方、受信側においては、送信側から伝送された無
線信号を受信したのち、その受信信号を上記拡散系列を
用いて逆拡散して狭帯域変調信号を再生し、この狭帯域
変調信号をさらにQPSK復調方式により一次復調して
原データを再生するものである。
【0004】スペクトラム拡散変復調方式は、(1) 伝送
情報のスペクトル拡散に伴う周波数ダイバーシティ効果
により冗長性をもたせることができるため、多少の周波
数選択性フェージングあるいは妨害波などに遭遇しても
伝送品質の劣化を抑圧できる。(2) 電力密度が低くなる
ことから他の通信に対し妨害を与え難い。(3) 伝送情報
の秘話・秘匿性に優れている。(4) 過負荷通話が可能で
ある。
【0005】などの特徴を有している。
【0006】なお、拡散変調方式には、拡散系列として
のPN(Pseudo random noise )系列を狭帯域変調信号
に直接乗じる直接拡散(DS;direct sequence )方式
と、送信周波数をPN系列に応じて切り換える周波数ホ
ッピング(FH:frequencyhopping)方式と、これらを
組み合わせた方式などがある。
【0007】ここで、2.4GHz帯の無線LANの規
格の一部を以下に記す。 使用する周波数帯域 2.471−2.497GHz 空中線電力 1MHz当たり1mW以下 変調方式 スペクトル拡散方式 拡散帯域幅 26MHz以内 拡散率 10以上 (拡散帯域幅の情報信号のシンボルレートに等しい周波
数に対する比) この規格によれば、一次変調は最大2.6Mbaudま
で利用できる。このため、仮に一次変調方式をQPSK
方式とすれば、直接拡散方式の場合の理論上の伝送速度
は最大5.2Mbpsとなる。しかし、実際には拡散率
を低くするにつれスペクトル拡散の有する耐干渉能力が
低下するため、伝送速度は2Mbps程度までとなる。
したがって、2.4GHz帯を利用した従来の無線LA
Nは、中低速の製品が大半となっている。
【0008】一方、イーサネットに代表される有線のL
ANを利用していたユーザや、高速のデータ転送を必要
とするアプリケーションを利用しているユーザなどにと
っては、伝送速度が2Mbps程度の無線LANでは不
十分であり、データ伝送速度の高速化が要望されてい
る。
【0009】そこで、最近では上記2.4GHz帯の規
格内で伝送速度の高速化を図る研究が種々行なわれてお
り、その一つとして並列組み合わせスペクトル拡散方式
がある。この方式は、符号多重の原理を利用するととも
に、拡散系列の選択方法にも情報を乗せることによって
伝送速度の高速化を図った方式である。以下、この並列
組み合わせスペクトル拡散方式(以下PCSS方式と呼
称する)について説明する。
【0010】PCSS方式では、まずN個の拡散系列の
中からr個の拡散系列を選ぶ場合のすべての組み合わせ
に対応付けてkビットの拡散系列選択データを定める。
この対応関係を表わすデータを写像テーブルと称する。
図14はN=12、r=3の場合の写像テーブルの一例
を示すものである。
【0011】送信側では、例えば図15に示すようにま
ず直列並列変換器11を使用して、送信データを各々が
mビットからなるr個の変調入力データとkビットの拡
散系列選択データとに分割する。そして、上記r個の変
調入力データをそれぞれ一次変調器121〜12rに入
力し、ここで上記変調入力データに応じたr個のディジ
タル変調信号を生成する。また、拡散系列発生器14に
おいて、上記拡散系列選択データのkビットに応じてN
個の拡散系列の中からr個の拡散系列を選択する。そし
て、上記r個の一次変調器121〜12rから出力され
たディジタル変調信号を、それぞれ上記r個の拡散系列
を用いて乗算器131〜13rで拡散変調し、この拡散
変調されたr個の拡散変調信号を加算器15で多重化し
たのちアンテナ16から送信している。
【0012】一方受信側では、例えば図16に示すよう
に、送信側から送信された無線信号をアンテナ21で受
信すると、まずその受信信号を拡散系列の数に相当する
N個に分岐して乗算き221〜22Nに入力し、これら
の乗算器231〜23Nにおいて、それぞれ拡散系列発
生器231〜23Nから各々発生された拡散系列を用い
て逆拡散を行なう。そして、この逆拡散後の各受信相関
出力のエネルギレベルを系列判定回路24で調べ、レベ
ルの大きい順にr個の受信相関出力を選択して復調器2
51〜25rに供給しディジタル復調させる。また、そ
れとともに上記系列判定回路24において、上記選択し
たr個の受信相関出力に対応する拡散系列を選定し、こ
のr個の拡散系列の組み合わせに対応するkビットの情
報を前記写像テーブルを用いて求め、並列直列変換器2
6に供給する。そして、最後にこの並列直列変換器26
において、上記復調器251〜25rからそれぞれ出力
されたmビットの復調データと、上記系列判定回路24
から出力されたkビットの情報とを(k+m・r)ビッ
トの直列データに変換し、この直列データを受信データ
として出力する。
【0013】このPCSS方式を用いれば、一次変調に
関する情報(m・r)ビットと、拡散系列の組み合わせ
に関する情報kビットとの合計である(k+m・r)ビ
ットを、変調信号の1シンボルの時間で伝送することが
できる。但し、kはlog2 Nr )以下の整数であ
る。この方式の伝送速度U〔Mbps〕は、一次変調器
のシンボルレートをR〔Mbaud〕とすれば、以下の
式で表わされる。 U=R・(k+m・r) ≦R・{log2 Nr )+m・r} ここで、例えば2.4GHz帯の無線LANの規格を満
足するように、一次変調をQPSK(m=2)方式と
し、さらにシンボルレートRを1〔Mbaud〕、系列
長をNc=12、使用する拡散系列の数N=12、選択
する拡散系列の数r=3として、上記PCSS方式と単
純な直接拡散方式とを比較する。
【0014】まず単純な直接拡散方式の場合の伝送速度
Uは、 U=m・R=2×1=2〔Mbps〕 となる。これに対しPCSS方式の場合には、 log2 123 )=7.78 であり、kは最大7である。したがって伝送速度Uは、 U=1×(7+2・3)=13〔Mbps〕 となる。
【0015】すなわち、PCSS方式では単純な直接拡
散方式の6.5倍の伝送速度が得られることになる。し
たがって、PCSS方式を採用することにより、伝送速
度を従来のスペクトル拡散変復調方式の数倍に高めるこ
とが可能となる。
【0016】ところが、従来のPCSS方式では、先に
述べたように受信側において、受信データを再生する際
に、系列判定回路24により逆拡散後のN個の受信相関
出力の中からレベルの大きい順にr個の受信相関出力を
選定するとともにこれらに対応するr個の拡散系列を選
択している。そして、これらr個の拡散系列の組み合わ
せに対するkビットの情報を求めるとともに、選定され
た上記r個の受信相関出力を拡散系列の識別番号の小さ
い順(あるいは大きい順)にr個の一次復調器251〜
25rに順に入力するようにしている。
【0017】このため、例えば雑音や干渉波などの影響
により、本来選択すべき受信相関出力が低レベルとな
り、代わりに他の受信相関出力を選択してしまうと、選
定したr個の拡散系列の組み合わせに対するkビットが
誤るだけでなく、r個の一次復調器251〜25rに対
する上記r個の受信相関出力の入力順番が誤ってしま
う。そのため、最悪の場合には、拡散系列の判定はr個
のうち1つしか誤っていないにも拘らず、(k+m・
r)ビットが全て誤るという現象が発生する。
【0018】例えば、いま仮にr=3とし、送信側が拡
散系列PN2,PN5,PN11を選択し変調データを
拡散して送信したとする。これに対し受信側において、
伝送路上での雑音や干渉波の影響により、拡散系列PN
11により逆拡散した受信相関出力よりも他の拡散系列
PN1により逆拡散した受信相関出力のレベルが大きく
なり、この結果拡散系列PN1,PN2,PN5を選定
したとする。そうすると、この場合kビットの判定は上
記拡散系列PN1,PN2,PN5の組み合わせにより
行なわれることになって誤りが発生する。また、一次復
調器には本来拡散系列PN2,PN5,PN11に対応
する受信拡散出力が入力されなければならないはずが、
上記拡散系列PN1,PN2,PN5に対応する受信相
関出力が入力されて復調される。そして、並列直列変換
器では上記一次復調器から出力された復調データがその
ままの順序で直列データに変換するため、結果的に受信
データの全ビットで誤りが発生することになる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】以上、説明したように
スペクトル拡散方式は2.4GHz帯の無線LAN等の
無線通信分野に注目されている方式である。なかでも、
PCSS方式は伝送速度を通常のスペクトル拡散方式の
数倍に高めることができることから注目を集めている方
式である。
【0020】しかしながら、従来のPCSS方式では、
受信側において逆拡散後のN個の受信相関出力の大きい
順にr個の拡散系列を選定して、r個の拡散系列の組み
合わせに対するkビットの情報を求めるとともに、選定
されたr個の拡散系列の受信相関出力を識別番号の小さ
い順(あるいは大きい順)にr個の一次復調器に入力し
ている。このため、r個の受信系列の判定に誤りがあっ
た場合に、組み合わせに対するkビットが誤るだけでな
く、r個の一次復調器に入力する順番がずれ、この結果
最悪の場合には受信データの全ビットで誤りが発生する
という問題点があった。
【0021】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、伝送品質の劣化等の影響
により逆拡散後の受信信号レベルが変化しても、拡散系
列の選定に大きな影響が及ばないようにし、これにより
復調誤りが少なくスループットの向上を図り得るスペク
トル拡散通信システムおよびその変調装置並びに復調装
置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のスペクトル拡散通信システムは、送信側にお
いて、送信すべきディジタルデータをr個の変調データ
列およびr個の拡散系列選択データ列に分割し、この分
割されたr個の変調データ列の各々について一次変調を
行なうとともに、予め用意されたN個の拡散系列をr個
のグループに分類し、これらr個の拡散系列グループご
とにそれぞれ上記r個の拡散系列選択データ列に予め対
応付けられた拡散系列を選択する。そして、上記一次変
調されたr個の変調データ列に対し、それぞれ上記選択
されたr個の拡散系列によりスペクトル拡散処理を行な
い、この拡散手段から出力されたr個の拡散変調信号列
を多重して送信する。かつ受信側において、受信信号を
r個の受信信号群に分け、これらr個の受信信号群に対
しそれぞれ送信側で使用したr個の拡散系列グループと
同一の拡散系列グループによりスペクトル逆拡散処理を
行ない、この逆拡散されたr個の変調データ群ごとに、
それぞれ所定の条件を満たす変調データを検出するとと
もにこの検出した変調データに対応する拡散系列を判定
する。そして、上記検出されたr個の変調データの各々
を一次復調してr個の復調データ列を出力するととも
に、上記判定されたr個の各拡散系列ごとに対応する拡
散系列選択データを再生し、この再生された拡散系列選
択データおよび上記一次復調されたr個の復調データ列
を合成して原ディジタルデータを再生するように構成し
たものである。
【0023】また本発明のスペクトル拡散変調装置は、
送信すべきディジタルデータをr個の変調データ列およ
びr個の拡散系列選択データ列に分割して出力する分割
手段と、この分割手段から出力されたr個の変調データ
列の各々について一次変調を行なう一次変調手段と、予
め用意されたN個の拡散系列をr個のグループに分類
し、これらr個の拡散系列グループごとにそれぞれ上記
分割手段から出力されたr個の拡散系列選択データ列に
対応する1個の拡散系列を選択するための拡散系列選択
手段と、上記一次変調手段により一次変調されたr個の
変調データ列に対し、それぞれ上記拡散系列選択手段に
より選択されたr個の拡散系列によりスペクトル拡散処
理を行なう拡散手段とを備え、この拡散手段から出力さ
れたr個の拡散変調信号列を多重して送信するように構
成したものである。
【0024】さらに本発明のスペクトル拡散復調装置
は、受信信号をr個の受信信号群に分岐し、これらr個
の受信信号群に対しそれぞれこれらの受信信号群ごとに
予め用意した複数の拡散系列によりスペクトル逆拡散処
理を行なう逆拡散手段と、この逆拡散手段により得られ
たr個の変調データ群ごとに、それぞれ所定の条件を満
たす変調データを検出するとともに、この検出した変調
データを逆拡散するために上記逆拡散手段で使用した拡
散系列を判定する判定手段と、この判定手段により検出
されたr個の変調データ列の各々を一次復調してr個の
復調データ列を出力する一次復調手段と、上記判定手段
により判定されたr個の拡散系列ごとに、これらの拡散
系列に対応する拡散系列選択データを再生する拡散系列
選択データ再生手段とを備え、上記一次復調手段から出
力されたr個の復調データ列および上記拡散系列選択デ
ータ再生手段により再生されたr個の拡散系列選択デー
タ列を合成して原ディジタルデータを再生するように構
成したものである。
【0025】また本発明は、拡散系列のグループ分類に
係わる方式として次の3つの方式を提供している。すな
わち、第1の方式は、送信側において、送信すべきディ
ジタルデータを分割手段によりr個の変調データ列と各
々がkビットからなるr個の拡散系列選択データ列とに
分割し、かつ拡散系列選択手段によりN個の拡散系列を
各々が前記kビットの拡散系列選択データにより識別さ
れるn個の拡散系列を含むr個のグループに分類し、こ
れらr個の拡散系列グループごとに、それぞれn個の拡
散系列の中から前記r個の拡散系列選択データ列に対応
する1個の拡散系列を選択するものである。
【0026】第2の方式は、送信側において、送信すべ
きディジタルデータを、分割手段によりr個の変調デー
タ列と、少なくとも一つの列のビット数が他の列のビッ
ト数と異なるr個の拡散系列選択データ列とに分割し、
かつ拡散系列選択手段により、N個の拡散系列をr個の
グループに分類するとともにこれらr個の拡散系列グル
ープを構成する拡散系列の数をそれぞれ前記r個の拡散
系列選択データ列のビット数により識別される数に設定
し、前記r個の拡散系列グループごとに、それぞれその
拡散系列の中から上記r個の拡散系列選択データ列に対
応する1個の拡散系列を選択するものである。
【0027】第3の方式は、r個の拡散系列グループの
中から任意のグループを選択するグループ選択手段を有
し、分割手段において、送信すべきディジタルデータを
上記グループ選択手段により選択されたグループに対応
する変調データ列および拡散系列選択データ列に分割
し、かつ拡散系列選択手段において、上記グループ選択
手段により選択されたグループの拡散系列の中から上記
拡散系列選択データに対応する1個の拡散系列を選択し
て変調データのスペクトル拡散処理に供するように構成
したものである。
【0028】
【作用】この結果本発明によれば、予め用意されたN個
の拡散系列がr個のグループに分類され、これらr個の
拡散系列グループごとに、拡散のための拡散系列の選
択、および逆拡散後の受信信号の選定とそれに対応する
拡散系列の判定が行なわれる。このため、受信側におい
て、例えば雑音や干渉波の影響により逆拡散後の各受信
信号のレベルが相対的に変化し、これにより拡散系列の
判定を誤ったとしても、この判定誤りの影響は当該拡散
系列グループ内に止まり、他のグループには波及しない
ことになる。すなわち、r個の各グループのうちp個の
グループで受信系列の判定に誤りが発生したとしても、
残りのr−p個のグループでは正しい判定が行なわれる
ことになる。
【0029】したがって、この場合上記p個のグループ
については誤った受信信号が一次復調器に入力されるこ
とになるが、少なくとも上記r−p個の各グループで選
定された受信信号は一次復調器に対し正しい順序で入力
されることになる。このため、その分復調誤りの発生率
を低く抑えることが可能となり、これによりデータ再送
手順の実行が減少して、スループットの向上が図られ
る。
【0030】
【実施例】 (第1の実施例)本発明の第1の実施例は、N個の拡散
系列をn個(nは任意の固定値)ずつr個のグループG
1〜Grに分類すると共に、これらの拡散系列グループ
G1〜Grごとに、その各拡散系列PN1〜PNn,P
Nn+1 〜PN2n,…,PNnr-n+1〜PNnrの各々に
拡散系列選択データを対応付けている。
【0031】図3は、以上の対応関係を表わすグループ
別写像テーブルを示したもので、N個の拡散系列のビッ
ト構成(mビット)に対応付けて、その識別番号PN1
〜PNnrと、グループ番号G1〜Grと、拡散系列選
択データのビット構成(kビット)とが記憶してある。
【0032】送信側では、直列並列変換により送信デー
タを、各々mビットからなるrグループ分の変調入力デ
ータと、各々がkビットからなるr個の拡散系列選択デ
ータとに分割し、各グループG1〜Grの変調入力デー
タをそれぞれ一次変調して変調信号を生成する。またそ
れとともに、上記グループ別写像テーブルを用いて、r
個のグループG1〜Grごとにそれぞれn個の拡散系列
の中から拡散系列選択データ列に対応する1個の拡散系
列を選択する。そして、これらの選択されたr個の拡散
系列を用いて、それぞれ上記r個の変調信号を拡散処理
したのち、これらの拡散信号を相互に多重化して送信す
る。
【0033】一方受信側では、無線部から出力された1
系統の受信信号を各々がn個の同一の受信信号からなる
r個の受信信号グループに分岐する。そして、これらの
受信信号グループごとに、これらのグループに対応付け
られているn個の拡散系列を用いて上記n個の受信信号
を逆拡散する。そして、各受信信号グループごとに、n
個の逆拡散信号の中からエネルギレベルが最大となる逆
拡散信号をそれぞれ選択し、この選択した逆拡散信号を
それぞれ一次復調する。また、上記選択した逆拡散信号
に対応する拡散系列を上記グループ別写像テーブルを用
いて判定するとともに、上記判定した拡散系列に対応付
けられている拡散系列選択データを判定し、この拡散系
列選択データおよび上記一次復調により得られた復調デ
ータを、並列直列変換により1系統の受信データに変換
して出力する。
【0034】図1および図2は、それぞれ本実施例に係
わるスペクトル拡散通信システムで使用される変調装置
および復調装置の構成を示す回路ブロック図である。
【0035】先ず変調装置について説明する。送信デー
タTDは、直列並列変換器31により各々がmビットか
らなるr個の変調入力データTD1〜TDrと、各々が
kビットからなる拡散系列選択データSD1〜SDrと
に分割される。このうちr個の変調入力データTD1〜
TDrはそれぞれ一次変調器321〜32rに入力され
る。一次変調器321〜32rからは、それぞれ上記変
調入力データTD1〜TDrにより一次変調された変調
信号が出力される。
【0036】一方、上記拡散系列選択データSD1〜S
Drはそれぞれ拡散系列発生器341〜34rに入力さ
れる。拡散系列発生器341〜34rは、それぞれグル
ープG1〜Grに対応付けられた拡散系列PN1〜PN
n,…,PNnr-n+1〜PNnrを発生する機能を有す
る。そして、上記拡散系列選択データSD1〜SDrが
入力されると、そのビット構成に対応する拡散系列を、
図3に示したグループ別写像テーブルを参照して選択
し、この選択した拡散系列を乗算器331〜33rに供
給する。例えば、グループG1に対応する拡散符号発生
器341は、拡散系列選択データとして「0…01」が
入力されると、これに対応するPN2を発生する。
【0037】乗算器331〜33rでは、上記一次変調
器321〜32rから出力された変調信号MD1〜MD
rを、上記拡散系列発生器341〜34rから発生され
た拡散系列によりスペクトル拡散する処理が行なわれ
る。そして、これらの乗算器331〜33rから出力さ
れた拡散信号は、加算器35において多重化されたの
ち、図示しない無線送信回路を介して送信アンテナ36
から送信される。
【0038】次に復調装置について説明する。図2にお
いて、送信側から送られた無線信号は、受信アンテナ4
1で受信されたのち図示しない無線受信回路で中間周波
数またはベースバンド周波数に周波数変換される。そし
て、この周波数変換された受信信号は、r×N個の同一
の受信信号に分岐されたのち、グループG1〜Grごと
に設けられた乗算器群421〜42rに入力される。
【0039】これらの乗算器群421〜42rはそれぞ
れn個の乗算器により構成される。また上記乗算器群4
21〜42rにはそれぞれ拡散系列発生器群431〜4
3rが対応付けて設けられている。これらの拡散系列発
生器群431〜43rはそれぞれN個の拡散系列発生器
を有し、これらの拡散系列発生器からはそれぞれ図3の
テーブルに示した異なる拡散系列PN1〜PNnrが発
生される。
【0040】上記乗算器群421〜42rの各乗算器で
は、それぞれ上記分岐された同一の受信信号を、上記拡
散系列発生器群431〜43rの各拡散系列発生器から
発生された拡散系列によりスペクトル逆拡散する処理が
行なわれ、これにより得られた各逆拡散信号はグループ
G1〜Grごとにまとめられて系列判定器441〜44
rに入力される。
【0041】系列判定器441〜44rは、グループG
1〜Grに対応して設けられたもので、それぞれ自己に
入力されたn個の逆拡散信号のエネルギレベルの比較を
行ない、エネルギレベルの最も大きい逆拡散信号を一つ
選択する。そして、この選択した逆拡散信号をそれぞれ
復調器451〜45rに供給して復調させる。またそれ
とともに各系列判定器441〜44rは、それぞれ上記
エネルギレベルが最も大きいと判定された上記逆拡散信
号に対応する拡散系列を判定する。そして、図3に示し
たグループ別写像テーブルを用いて、上記判定した拡散
系列に対応する拡散系列選択データを発生し、この拡散
系列選択データを並列直列変換器46に供給する。
【0042】並列直列変換器46は、上記各復調器45
1〜45rから供給された各復調データと上記各系列判
定器441〜44rから供給された各拡散系列選択デー
タとを所定の順序で並列直列変換して直列データに変換
する。そして、この直列データを受信データとして図示
しない例えばコーデックなどのデータ処理回路に供給す
る。
【0043】次に、以上のように構成されたシステムの
動作を説明する。なお、ここでは理解を容易にするた
め、N=12、r=3、m=2に設定し、さらに一次変
調方式としてQPSK方式を採用した具体例を基に説明
する。
【0044】この場合のグループ別写像テーブルは図4
に示すようになる。この写像テーブルは、変調装置では
各拡散系列発生器341〜343に記憶され、復調装置
では系列判定器441〜443に記憶されている。
【0045】送信データTDは、まず直列並列変換器3
1において図5に示すごとく所定の順序で直列並列変換
され、これにより各々が2ビットからなる3系統の変調
入力データTD1〜TD3と、同じく各々が2ビットか
らなる3系統の拡散系列選択データSD1〜SD3とが
出力される。そして、これらの変調入力データTD1〜
TD3および拡散系列選択データSD1〜SD3はそれ
ぞれ一次変調器321〜323および拡散系列発生器3
41〜343に入力される。そうすると一次変調器32
1〜323では、上記変調入力データTD1〜TD3に
応じてQPSK変調された変調信号MD1〜MD3が出
力される。一方拡散系列発生器341〜343では、上
記拡散系列選択データSD1〜SD3に対応する拡散系
列が選択されて出力される。
【0046】例えば、いま直列並列変換器31から図5
に示すごとく変調入力データTD1〜TD3として「0
0」,「01」,「10」が出力され、かつ拡散系列選
択データSD1〜SD3として「01」,「00」,
「10」が出力されたとする。そうすると、一次変調器
321〜323からはそれぞれ上記変調入力データ「0
0」,「01」,「10」によりQPSK変調された4
5°,135°,225°の位相を有する変調信号MS
1〜MD3が出力される。また、拡散系列発生器341
〜343からは、それぞれ上記拡散系列選択データ「0
1」,「00」,「10」に対応する拡散系列PN2,
PN5,PN11が出力される。
【0047】そして、上記各変調信号MD1〜MD3
は、乗算器331〜333においてそれぞれ上記拡散系
列PN2,PN5,PN11により拡散処理され、この
拡散処理された信号は加算器36で多重化されたのち送
信される。
【0048】これに対し復調装置では、受信信号はr×
N個の分割されたのち乗算器群421〜423の各乗算
器においてそれぞれN個の拡散系列により逆拡散処理さ
れる。そして、各乗算器から出力された逆拡散信号はグ
ループG1〜G3ごとにまとめられて系列判定器441
〜443に入力され、ここでそのエネルギレベルが比較
されてエネルギレベルの最も大きい逆拡散信号とこの逆
拡散信号に対応する拡散系列が判定される。
【0049】例えば、送信側から先に述べたように拡散
系列PN2,PN5,PN11により拡散された多重拡
散信号が到来したとする。この場合、伝送路品質が良好
だったとする。そうすると、乗算器群421,422,
423からは、それぞれ図6、図7および図8に示すご
とく上記拡散系列PN2,PN5,PN11により逆拡
散された信号のみが大きなエネルギレベルとなって出力
され、他の拡散系列により逆拡散された信号は小さなエ
ネルギレベルしか持たずに出力される。
【0050】なお、図6〜図8において横軸は周波数
f、縦軸はスペクトル強度Sである。また、ロールオフ
係数1により帯域制限を行ない、拡散系列の系列長をN
c、一次変調器のシンボルレートをR〔Mbaud〕と
すれば、帯域幅W,Rは以下の式で表わされる。 W=Nc・R〔MHz〕 B=R 〔MHz〕 したがって、系列判定器441〜443では、それぞれ
エネルギレベルが最も大きな逆拡散信号として上記拡散
系列PN2,PN5,PN11により逆拡散された信号
が選定される。そして、これらの選定された逆拡散信号
はそれぞれ復調器451〜453に入力され、ここでQ
PSK復調されたのち並列直列変換器46に入力され
る。
【0051】またそれとともに系列判定器441〜44
3では、上記選定された逆拡散信号に対応する拡散系列
がPN2,PN5,PN11であることが判定される。
そして、これらの拡散系列に対応する拡散系列変換デー
タ「01」,「00」,「10」が図4に示したグルー
プ別写像テーブルから求められ、これらの拡散系列変換
データは並列直列変換器46にそれぞれ入力される。
【0052】そして、並列直列変換器46では、上記復
調器451〜453から出力された復調データおよび拡
散系列変換データが、所定の順序で1つの直列データ上
に配置し直され、この直列データが受信データとなって
出力される。したがって、伝送品質が良好な場合には何
ら問題なく受信データの再生が行なわれる。
【0053】これに対し、送信側から送信された多重拡
散信号が例えば伝送路上で雑音や干渉波の影響を受け、
これにより乗算器群421から出力された4個の逆拡散
信号のうち、例えば拡散系列PN2により逆拡散された
本来の逆拡散信号のエネルギレベルが拡散系列PN1に
より逆拡散された信号のエネルギレベルよりも小さくな
ったとする。そうすると、グループG1の系列判定器4
41では上記拡散系列PN1による逆拡散信号が選定さ
れ、この逆拡散信号がそのまま復調器451に供給され
て復調が行なわれることになる。またそれとともに、上
記選定された逆拡散信号に対応する拡散系列がPN1と
判定され、この拡散系列PN1に対応する拡散系列選択
データ「00」が出力される。すなわち、この場合には
系列判定器441において、逆拡散信号および拡散系列
の選定誤りおよび判定誤りが発生することになる。
【0054】しかし、本実施例のシステムではグループ
G1〜G3ごとに独立して逆拡散信号の選定および拡散
系列の判定を行なっているため、上記系列判定器441
における選定誤りおよび判定誤りの影響が他の系列判定
器442,443に波及することがなく、他の系列判定
器442,443における逆拡散信号の選定および拡散
系列の判定の正確性は維持されることになる。このた
め、受信データ中に発生するビット誤りは、上記系列判
定器441から出力された逆拡散信号および拡散系列選
択データによる誤りのみとなり、最小限に抑えられるこ
とになる。
【0055】この様にビット誤りを最小限度に抑えるこ
とができれば、後段の誤り訂正処理により訂正できる確
率が高くなり、この結果再送手順を実行する頻度が減少
して、スループットを高めることができる。
【0056】なお、本実施例のシステムによる伝送速度
U〔Mbps〕は、シンボルレートをR〔Mbaud〕
とすると、 U=R×(k+m)r となる。但し、k≦log2 ) n=N/r m:変調系列(例 BPSKの時は1、QPSK=2) である。
【0057】すなわち、先に述べたN=12、r=3、
m=2の場合には、1シンボルにて12ビットの情報を
送信することができる。したがって、QPSK変調器の
シンボルレートを1Mbaudとすれば、伝送速度Uは
12〔Mbps〕となる。この値は、拡散系列をグルー
プ化しない従来のPCSS方式による伝送速度=13
〔Mbps〕に比べて1〔Mbps〕だけ遅くなる。し
かし、本実施例では従来に比べて誤り率が減少しスルー
プットが向上するため、結果的に見ると伝送能力を高め
ることが可能となる。
【0058】(第2の実施例)第1の実施例では、各グ
ループG1〜Grごとに均等に4個ずつの拡散系列を割
り当てた場合について述べた。これに対し本実施例は、
各グループG1〜Grに割り当てる拡散系列の数を異な
らせるようにしたものである。
【0059】図9は、N=14、r=3、m=2の場合
において、グループG1に2個の拡散系列を割り当て、
グループG2には4個の拡散系列を、またグループG3
には8個の拡散系列をそれぞれ割り当てた場合の写像テ
ーブルの構成を示すものである。
【0060】図10および図11は、それぞれ本実施例
に係わるスペクトル通信システムで使用される変調装置
および復調装置の構成を示す回路ブロック図である。
【0061】まず変調装置において、送信データTD
は、直列並列変換器51で直列並列変換されて、各々2
ビットからなる3系統の変調入力データTD1〜TD3
と、各々1ビット、2ビットおよび3ビットからなる3
系統の拡散系列選択データSD1〜SD3となって出力
される。このうち変調入力データTD1〜TD3はそれ
ぞれ一次変調器521〜523に入力され、これにより
一次変調器521〜523からは上記変調入力データT
D1〜TD3によりQPSK変調された変調信号が出力
される。
【0062】また上記拡散系列選択データSD1〜SD
3はそれぞれ拡散系列発生器541〜543に入力され
る。これらの拡散系列発生器541〜543はそれぞれ
図9に示したグループ別写像テーブルを有し、入力され
た拡散系列選択データSD1〜SD3に対応する拡散系
列を発生する。すなわち、拡散系列選択データSD1は
1ビットからなるので、拡散系列発生器541は2個の
拡散系列PN1,PN2のうちのいずれかを発生し、ま
た拡散系列選択データSD2は2ビットからなるので、
拡散系列発生器542は4個の拡散系列PN3〜PN6
の中から一つを選んで発生し、さらに拡散系列選択デー
タSD3は3ビットからなるので、拡散系列発生器54
3は8個の拡散系列PN7〜PN14の中から一つを選
択して発生する。
【0063】上記一次変調器521〜523から出力さ
れた変調信号は、それぞれ乗算器531〜533におい
て上記拡散系列発生器541〜543から発生された拡
散系列により拡散処理されて拡散信号となり、加算器5
5で多重化されたのち送信アンテナ56から送信され
る。
【0064】一方復調器において、受信アンテナ61で
受信されたのち周波数変換された受信信号は、拡散系列
数N=14個に分岐されたのち、グループG1〜G3ご
とにまとめられて乗算器群621〜623に入力され
る。すなわち、乗算器群621には受信信号が2系列、
乗算器群622には受信信号が4系列、さらに乗算器群
623には受信信号が8系列それぞれ入力される。ま
た、これらの乗算器群621〜623にはそれぞれ拡散
系列発生器群631〜633が対応して設けられてい
る。これらの拡散系列発生器群631〜633にはそれ
ぞれ拡散系列発生器が2個、4個および8個設けられて
おり、これらの拡散系列発生器はそれぞれ拡散系列PN
1〜PN14を発生する。
【0065】したがって、上記乗算器群621〜623
の各乗算器では、それぞれ同一の受信信号が上記各拡散
系列発生器から発生された拡散系列PN1〜PN14に
より逆拡散処理され、これにより得られた14個の逆拡
散信号はグループG1〜G3ごとに対応する系列判定器
641〜643に入力される。
【0066】系列判定器641〜643では、それぞれ
入力された2系列、4系列および8系列の逆拡散信号の
中からエネルギレベルの最も大きい逆拡散信号が選定さ
れ、この選定された各逆拡散信号はそれぞれ対応する復
調器651〜653に供給されてQPSK復調される。
またそれとともに系列判定器641〜643では、それ
ぞれ上記選定したエネルギレベルの最も大きい逆拡散信
号に対応する拡散系列が判定され、この拡散系列に対応
する拡散系列選択データが図9に示したグループ別写像
テーブルを用いて求められる。そして、この拡散系列選
択データは並列直列変換器66に供給される。
【0067】並列直列変換器66では、上記各復調器6
51〜6563から出力された各復調データおよび上記
系列判定器641〜643から出力された各拡散系列選
択データが所定の順序で直列データ上に配置し直され、
この直列データが受信データとして出力される。
【0068】このように本実施例においても、前記第1
の実施例と同様に、エネルギレベルが最も大きい逆拡散
信号の選定およびそれに対応する拡散系列の判定がグル
ープG1〜G3ごとに独立して行なわれる。このため、
雑音や干渉波等の影響により逆拡散信号のエネルギレベ
ルが変化し、これにより本来選定すべき逆拡散信号より
も他の逆拡散信号のエネルギレベルが大きくなったとし
ても、これによる逆拡散信号の選定誤りおよび拡散系列
の判定誤りはそのグループ内に止まり、他のグループに
波及しない。したがって、他のグループにおける逆拡散
信号の選定および拡散系列の判定の正確性は維持される
ことになり、この結果受信データ中に発生する誤りは限
られたビットに限定される。
【0069】すなわち本実施例によれば、一次変調をQ
PSK方式とし、シンボルレートを1〔Mbaud〕と
すると、各グループG1〜G3の伝送速度および1シン
ボルの受信系列判定誤りにより同時に誤るビット数の最
大値は次のようになる。 グループ1 3Mbps 3ビット/シンボル グループ2 4Mbps 4ビット/シンボル グループ3 5Mbps 5ビット/シンボル したがって、誤りの発生を抑えてスループットを高める
ことができ、これによりシステムの伝送能力を高くする
ことができる。
【0070】また本実施例では、グループG1〜G3ご
との拡散系列数を異ならせているので、例えば次のよう
な効果が奏せられる。すなわち、送信するデータの重要
度によって各グループごとの拡散系列数を可変設定する
ことができる。例えば、画像データをサブバンド符号化
にて階層符号化して伝送する場合に、重要な情報である
低域成分を最も品質のよいグループ1に割り当てて伝送
し、低域成分以外の情報を他のグループに割り当てて伝
送することができる。
【0071】(第3の実施例)本実施例は、前記第2の
実施例をさらに発展させて伝送速度を適宜可変設定でき
るようにしたものである。図12は本実施例のスペクト
ル変調装置の構成を示す回路ブロック図である。なお、
同図において前記図10と同一部分には同一符号を付し
てある。
【0072】直列並列変換器51と一次変調器521〜
523および拡散系列発生器541〜543との間には
第1のスイッチ群57が設けられ、さらに拡散系列発生
器541〜543と乗算器531〜533との間には第
2のスイッチ群58が設けられている。また、これらの
スイッチ群57,58をオン/オフ制御するために制御
回路50が設けてある。制御回路50は、例えば保守員
またはユーザから伝送速度の設定要求情報が入力された
場合、これに応じて上記各スイッチ群57,58の各ス
イッチを選択的にオン/オフすることにより、装置の伝
送速度を設定するものである。
【0073】例えば、伝送速度を3Mbpsに設定する
ための要求が入力された場合には、グループG1に対応
するスイッチのみをオンにする。また、伝送速度を4M
bpsに設定する要求が入力された場合にはグループG
2に対応するスイッチのみをオンにし、さらに伝送速度
を5Mbpsに設定する要求が入力された場合にはグル
ープG3に対応するスイッチのみをオンにする。また、
伝送速度を7Mbpsに設定する要求が入力された場合
にはグループG1とG2に対応するスイッチをオンにす
る。同様に、伝送速度を8Mbpsに設定する要求が入
力された場合にはグループG1とG3に対応するスイッ
チをオンにし、さらに伝送速度を13Mbpsに設定す
る要求が入力された場合にはグループG1,G2,G3
に対応するすべてのスイッチをオンにする。
【0074】このような装置であれば、常にユーザが要
求する伝送速度に適応した伝送能力を有する装置を提供
することができる。この効果は、例えば装置の設置直後
ではそれほど通信量が多くなく、その後通信量が増加し
て伝送速度の高速化が必要となった場合に、伝送速度の
変更に容易に対応することができるので、特に有効であ
る。
【0075】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではなく、例えばグループ数や各グループの拡散系
列数等についても、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形して実施できる。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、送信側
において、予め用意されたN個の拡散系列をr個のグル
ープに分類するとともに、送信データをr個の変調デー
タ列およびr個の拡散系列選択データ列に分割し、上記
r個のグループごとにそれぞれ上記拡散系列選択データ
に応じた拡散系列を選択して、この拡散系列により上記
r個の変調データに対しそれぞれスペクトル拡散処理を
行なって送信する。一方、受信側において、受信信号を
r個の受信信号群に分け、これらr個の受信信号群に対
しそれぞれ送信側で使用したr個の拡散系列グループと
同一の拡散系列グループによりスペクトル逆拡散処理を
行ない、この逆拡散されたr個の変調データ群ごとに、
それぞれ所定の条件を満たす変調データを選定するとと
もにこの選定した変調データに対応する拡散系列を判定
する。そして、上記検出されたr個の変調データの各々
を復調してr個の復調データ列を出力するとともに、上
記判定されたr個の各拡散系列ごとに対応する拡散系列
選択データを再生し、この再生された拡散系列選択デー
タおよび上記一次復調されたr個の復調データ列を合成
して原ディジタルデータを再生するように構成してい
る。
【0077】したがって本発明によれば、伝送品質の劣
化等の影響により逆拡散後の受信信号レベルが変化して
も、拡散系列の選定に大きな影響が及ばないようにする
ことができ、これにより復調誤りが少なくスループット
の向上を図り得るスペクトル拡散通信システムおよびそ
の変調装置並びに復調装置を提供すること我できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わるスペクトル拡散
通信システムで使用される変調装置の構成を示す回路ブ
ロック図。
【図2】本発明の第1の実施例に係わるスペクトル拡散
通信システムで使用される復調装置の構成を示す回路ブ
ロック図。
【図3】本発明の第1の実施例に係わるスペクトル拡散
通信システムで使用されるグループ別写像テーブルの構
成を示す図。
【図4】図3に示したグループ別写像テーブルの具体例
を示す図。
【図5】図1に示した変調装置の動作説明に使用するデ
ータのビット構成図。
【図6】図2に示した復調装置の動作説明に使用する逆
拡散信号のスペクトル特性図。
【図7】図2に示した復調装置の動作説明に使用する逆
拡散信号のスペクトル特性図。
【図8】図2に示した復調装置の動作説明に使用する逆
拡散信号のスペクトル特性図。
【図9】本発明の第2の実施例に係わるスペクトル拡散
通信システムで使用されるグループ別写像テーブルの構
成を示す図。
【図10】本発明の第2の実施例に係わるスペクトル拡
散通信システムで使用される変調装置の構成を示す回路
ブロック図。
【図11】本発明の第2の実施例に係わるスペクトル拡
散通信システムで使用される復調装置の構成を示す回路
ブロック図。
【図12】本発明の第3の実施例に係わるスペクトル拡
散通信システムで使用される変調装置の構成を示す回路
ブロック図。
【図13】スペクトラム拡散変調装置の基本構成を示す
ブロック図。
【図14】従来の並列組み合わせスペクトル拡散方式で
使用される写像テーブルの一例を示す図。
【図15】従来の並列組み合わせスペクトル拡散方式を
適用した変調装置の構成を示す回路ブロック図。
【図16】従来の並列組み合わせスペクトル拡散方式を
適用した復調装置の構成を示す回路ブロック図。
【符号の説明】
31,51…直列並列変換器 321〜32r,521〜523…一次変調器 331〜33r,531〜533…拡散用の乗算器 341〜34r,541〜543…拡散用の拡散系列発
生器 35,55…加算器 36,56…送信アンテナ 41,61…受信アンテナ 421〜42r,621〜623…逆拡散用の乗算器 431〜43r,631〜633…逆拡散用の拡散系列
発生器群 441〜44r,641〜643…系列判定器 451〜45r,651〜653…復調器 46,66…並列直列変換器 50…制御回路 57…第1のスイッチ群 58…第2のスイッチ群

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側において、ディジタルデータを一
    次変調したのち拡散符号によりスペクトル拡散処理して
    送信し、受信側において前記送信側から到来した伝送信
    号を前記拡散符号によりスペクトル逆拡散処理したのち
    一次復調して原ディジタルデータを再生するスペクトル
    拡散通信システムにおいて、 前記送信側は、 送信すべきディジタルデータをr個の変調データ列およ
    びr個の拡散系列選択データ列に分割して出力する分割
    手段と、 この分割手段から出力されたr個の変調データ列の各々
    について一次変調を行なう一次変調手段と、 予め用意されたN個の拡散系列をr個のグループに分類
    し、これらr個の拡散系列グループごとにそれぞれ前記
    分割手段から出力されたr個の拡散系列選択データ列に
    対応する拡散系列を選択するための拡散系列選択手段
    と、 前記一次変調手段により一次変調されたr個の変調デー
    タ列に対し、それぞれ前記拡散系列選択手段により選択
    されたr個の拡散系列によりスペクトル拡散処理を行な
    う拡散手段と、 この拡散手段から出力されたr個の拡散変調信号列を多
    重して送信する多重送信手段とを備え、 前記受信側は、 前記送信側から送信された多重無線信号を受信する受信
    手段と、 前記送信側で使用したr個の拡散系列グループと同一の
    拡散系列グループを発生する拡散系列発生手段と、 前記受信手段から出力された受信信号をr個の受信信号
    群に分け、これらr個の受信信号群に対しそれぞれ前記
    拡散系列発生手段から発生されたr個の拡散系列グルー
    プによりスペクトル逆拡散処理を行なう逆拡散手段と、 この逆拡散手段により得られたr個の変調データ群ごと
    に、それぞれ所定の条件を満たす変調データを検出する
    とともにこの検出した変調データを得るために前記逆拡
    散手段で使用した拡散系列を判定する判定手段と、 この判定手段により検出されたr個の変調データの各々
    を一次復調してr個の復調データ列を出力する一次復調
    手段と、 前記判定手段により判定されたr個の各拡散系列ごと
    に、拡散系列に対応する拡散系列選択データを再生する
    拡散系列選択データ再生手段と、 前記一次復調手段から出力されたr個の復調データ列お
    よび前記拡散系列選択データ再生手段により再生された
    r個の拡散系列選択データ列を合成して原ディジタルデ
    ータを再生する受信データ再生手段とを備えたことを特
    徴とするスペクトル拡散通信システム。
  2. 【請求項2】 送信すべきディジタルデータをr個の変
    調データ列およびr個の拡散系列選択データ列に分割し
    て出力する分割手段と、 この分割手段から出力されたr個の変調データ列の各々
    について一次変調を行なう一次変調手段と、 予め用意されたN個の拡散系列をr個のグループに分類
    し、これらr個の拡散系列グループごとにそれぞれ前記
    分割手段から出力されたr個の拡散系列選択データ列に
    対応する1個の拡散系列を選択するための拡散系列選択
    手段と、 前記一次変調手段により一次変調されたr個の変調デー
    タ列に対し、それぞれ前記拡散系列選択手段により選択
    されたr個の拡散系列によりスペクトル拡散処理を行な
    う拡散手段と、 この拡散手段から出力されたr個の拡散変調信号列を多
    重して送信する多重送信手段とを備えたことを特徴とす
    るスペクトル拡散変調装置。
  3. 【請求項3】 r個の拡散変調信号列を多重してなる無
    線信号を受信する受信手段と、 この受信手段から出力された受信信号をr個の受信信号
    群に分岐し、これらr個の受信信号群に対しそれぞれこ
    れらの受信信号群ごとに予め用意した複数の拡散系列に
    よりスペクトル逆拡散処理を行なう逆拡散手段と、 この逆拡散手段により得られたr個の変調データ群ごと
    に、それぞれ所定の条件を満たす変調データを検出する
    とともに、この検出した変調データを逆拡散するために
    前記逆拡散手段で使用した拡散系列を判定する判定手段
    と、 この判定手段により検出されたr個の変調データ列の各
    々を一次復調してr個の復調データ列を出力する一次復
    調手段と、 前記判定手段により判定されたr個の拡散系列ごとに、
    これらの拡散系列に対応する拡散系列選択データを再生
    する拡散系列選択データ再生手段と、 前記一次復調手段から出力されたr個の復調データ列お
    よび前記拡散系列選択データ再生手段により再生された
    r個の拡散系列選択データ列を合成して原ディジタルデ
    ータを再生する受信データ再生手段とを具備したことを
    特徴とするスペクトル拡散復調装置。
  4. 【請求項4】 前記分割手段は、送信すべきディジタル
    データをr個の変調データ列と各々がkビットからなる
    r個の拡散系列選択データ列とに分割し、かつ前記拡散
    系列選択手段は、N個の拡散系列を各々が前記kビット
    の拡散系列選択データにより識別されるn個の拡散系列
    を含むr個のグループに分類し、これらr個の拡散系列
    グループごとに、それぞれn個の拡散系列の中から前記
    分割手段から出力されたr個の拡散系列選択データ列に
    対応する1個の拡散系列を選択することを特徴とする請
    求項1記載のスペクトル拡散変調装置。
  5. 【請求項5】 前記分割手段は、送信すべきディジタル
    データをr個の変調データ列と、少なくとも一つの列の
    ビット数が他の列のビット数と異なるr個の拡散系列選
    択データ列とに分割し、かつ前記拡散系列選択手段は、
    N個の拡散系列をr個のグループに分類するとともにこ
    れらr個の拡散系列グループに含まれる拡散系列の数を
    それぞれ前記r個の拡散系列選択データ列のビット数に
    より識別される数に設定し、前記r個の拡散系列グルー
    プごとに、それぞれその拡散系列の中から前記分割手段
    から出力されたr個の拡散系列選択データ列に対応する
    1個の拡散系列を選択することを特徴とする請求項1記
    載のスペクトル拡散変調装置。
  6. 【請求項6】 前記r個の拡散系列グループの中から任
    意のグループを選択するグループ選択手段を有し、前記
    分割手段は、送信すべきディジタルデータを前記グルー
    プ選択手段により選択されたグループに対応する変調デ
    ータ列および拡散系列選択データ列に分割し、かつ前記
    拡散系列選択手段は、前記グループ選択手段により選択
    されたグループの拡散系列の中から前記拡散系列選択デ
    ータに対応する1個の拡散系列を選択して変調データの
    スペクトル拡散処理に供することを特徴とする請求項5
    記載のスペクトル拡散変調装置。
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