JP2007213460A - 画像処理方法、画像処理装置、及び画像表示装置 - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置、及び画像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】緩やかに階調が変化するアナログの画像信号をデジタルの画像データに変換する場合、デジタルの画像データでは階調が1だけ階段状に変化するため、量子化による画質劣化が顕著になるのを回避する。
【解決手段】原データ(Ds)を平滑化した平滑化データ(Df)を生成し(S3)、原データ(Ds)のうち、平滑化データ(Df)を算出する領域に含まれる最大階調差データ(Dc)を生成し(S4)、最大階調差データ(Dc)が小さいほど原データ(Ds)に対する前記平滑化データ(Df)の割合が大きくなるように前記n+αビットの原データ(Ds)と平滑化データ(Df)の混合比を生成し(S5)、この記混合比に基づいて原データ(Ds)と平滑化データ(Df)を混合した画像データを出力する(S6)。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理方法、画像処理装置、及び画像表示装置に関し、特に、デジタル画像を多階調化する技術に関するものである。
画像処理の一種として、画像に対する種々の階調変換が行われる。この階調変換に伴って階調のジャンプが発生するという問題がある。「階調のジャンプ」とは隣接する領域の画像レベルが階段状に変化して、少なくとも1つの画像レベルが抜けている現象を言う(特許文献1参照)。
特開平10−84481号公報(第3頁、第1〜2図)
アナログの画像信号をデジタルの画像データに変換する場合、デジタル画像データでは量子化によって連続的な階調が離散化される。量子化の分解能が低い(ビットが少ない)場合、量子化によって出現しない階調が多くなり、デジタル変換による画質劣化が視認される。また、量子化の分解能を上げれば画質劣化は低減されるが、デジタル変換をおこなうA/D変換器が高価になるという問題がある。
上記した特許文献1の発明が解決しようとする課題の欄の記載によれば、階調のジャンプを肉眼で観察すると、擬似的な輪郭として見えてしまうという問題がある。
アナログ−デジタル変換の背景技術では、特に緩やかに階調が変化するアナログの画像信号をデジタルの画像データに変換する場合、デジタルの画像データでは階調が1だけ階段状に変化するため、量子化による画質劣化が顕著になるという問題がある。例えば、夕焼けや海などの緩やかに階調が変化する画像信号をデジタルの画像データに変換した場合、デジタルの画像データでは階調が1だけ階段状に変化する領域が擬似的な輪郭のように見えてしまう。
また、デジタルの画像データに対して、例えば、表示装置の入力信号対発光強度の非直線性を補正するガンマ変換などの階調変換を行った場合、その階調変換後の画像データにおいて出現しない階調が存在するという問題がある。
この発明は、輪郭などの階調が急峻に大きく変化する領域を有する画像の鮮鋭度を損なうことなく、量子化による画質劣化およびガンマ変換などの階調変換による画質劣化を低減させることを目的とする。
この発明は
nビット(nは正の整数)の入力画像データ(Di)をαビット分(αは正の整数)ビットシフトしたn+αビットの原データを生成するビット拡張ステップと、
前記n+αビットの原データを処理対象画素の近傍の領域に基づいて平滑化した平滑化データを生成するデータ平滑化ステップと、
前記n+αビットの原データに基づいて前記平滑化データを算出する領域に含まれる階調差のうち、最も大きな階調差を最大階調差データとして生成する最大階調差算出ステップと、
前記最大階調差データが小さいほど前記n+αビットの原データに対する前記平滑化データの割合が大きくなるように前記n+αビットの原データと前記平滑化データの混合比を生成する混合比生成ステップと、
前記混合比に基づいて前記n+αビットの原データと前記平滑化データを混合した画像データを出力するデータ混合ステップと
を備えたことを特徴とする画像処理方法を提供する。
この発明によれば、輪郭などの階調が急峻に大きく変化する領域を有する画像の鮮鋭度を損なわずに、画像データの階調数を増やすことができるので、量子化による画質劣化およびガンマ変換などの階調変換による画質劣化を低減させることができる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る画像表示装置の構成を示す図である。本発明の実施の形態1に係る画像表示装置は、入力端子1と、受信部2と、多階調化処理部3と、表示部4とを備える。
アナログの画像信号Saが入力端子1より受信部2に入力され、受信部2は、アナログの画像信号Saをnビットの画像データDiに変換して多階調化処理部3に出力する。
多階調化処理部3は、ビット拡張部5と、最大階調差算出部6と、データ平滑化部7と、混合比生成部8と、データ混合部9とを備え、入力されたnビットの画像データDiをn+αビットの画像データDoに変換して表示部4に出力する。表示部4はn+αビットの画像データDoに基づいて画像を表示する。
本実施の形態では、受信部2をアナログの画像信号からデジタルの画像データに変換するA/D変換器として説明を行うが、受信部2にチューナーを備え、受信部2の内部でアナログの画像信号を得た後にデジタルの画像データに変換してもよいし、受信部2をデジタルインターフェースとして入力端子1よりデジタルのデータを受信して、nビットの画像データDiを出力してもよい。
図2(a)〜(g)は本発明の実施の形態1に係る画像表示装置に階調が緩やかに変化する信号が入力された場合の動作を説明するための図である。図2(a)は、入力端子1に入力されるアナログの画像信号Sa、図2(b)は、図2(a)に示した画像信号Saに対応するnビットの画像データDi、図2(c)は、ビット拡張部5によって図2(b)に示した画像データDiをαビットだけビットシフトしたn+αビットの原データDs、図2(d)は、データ平滑化部7によって図2(c)に示したn+αビットの原データDsを平滑化した平滑化データDf、図2(e)は、最大階調差算出部6によって生成された最大階調差データDc、図2(f)は混合比生成部8によって生成された混合比Rb、図2(g)は、データ混合部9が出力する画像データDoを示している。なお、横軸は水平方向または垂直方向の画素位置を示し、縦軸は図2(a)ではアナログの階調、図2(b)〜(d)および(g)ではデジタルの階調、図2(e)では最大階調差、図2(f)では混合比を示している。
図1および図2(a)〜(g)を用いて、本発明の実施の形態1に係る画像表示装置の詳細な動作を説明する。
図2(a)に示したアナログの画像信号Saが、入力端子1より受信部2に入力される。受信部2は、図2(a)に示した画像信号Saを図2(b)に示したnビットの画像データDiに変換して、ビット拡張部5に出力する。
図2(a)に示した画像信号Saは、階調が緩やかに変化している場合を示しているが、階調の変化に対する量子化の分解能が低い(ビット数が少ない)ため、図2(b)に示した画像データDiでは、画像信号Saが2値の階調(YとY+1)に変換されている。
ビット拡張部5は、図2(b)に示した画像データDiをαビットだけ上位にビットシフトし、図2(c)に示したようなn+αビットの原データDsを出力する。尚、図2(c)はα=2としてnビットの画像データをn+2ビットに拡張する動作について示しているが、本実施の形態はα=2に限定されるものではない。図2(c)に示したn+2ビットの原データは2ビット分上位にビットシフトされたため、図2(b)の画像データDiの階調Yが4Yに、Y+1が4(Y+1)に変換されている。
データ平滑化部7は、低域通過フィルタ(LPF:Low Pass Filter)を用いて図2(c)に示したn+2ビットの原データDsを平滑化し、図2(d)に示したような平滑化データDfを出力する。
ここで、平滑化データの算出方法について説明する。図3は平滑化データDfの算出方法を説明するための図である。○は画素を示している。
データ平滑化部7は、処理対象画素iの近傍の領域Wf(i)に含まれる画素を用いて平滑化データDf(i)を算出する。例えば、9個の画素の単純平均値を処理対象画素の階調とする1次元の平均値フィルタを用いると、
Df(i)
=(Ds(i−4)+Ds(i−3)+Ds(i−2)
+Ds(i−1)+Ds(i)+Ds(i+1)
+Ds(i+2)+Ds(i+3)+Ds(i−4))/9
となる。LPFとして9個の画素の単純平均値を処理対象画素の階調とする1次元の平均値フィルタを示したが、その他のLPFを用いて平滑化しても同様の効果を得ることができる。
最大階調差算出部6は、平滑化データの算出領域Wf(i)に含まれる階調差のうち、最も大きな階調差を最大階調差データDcとして出力する。
以下、図4及び図5を参照して最大階調差算出部6の動作を説明する。
最大階調差算出部6は、平滑化データの算出領域Wf(i)に含まれる複数の領域の階調差を算出する。階調差を算出する領域はすべて平滑化データの算出領域Wf(i)に含まれるように設定される。図4は、一例として、連続する3個の画素から階調差を算出する場合に設定される、階調差の算出領域を示す。図4に示す例では、画素i−4〜i−2で領域Wd(i−3)が設定され、画素i−3〜i−1で領域Wd(i−2)が設定され、画素i−2〜iで領域Wd(i−1)が設定され、画素i−1〜i+1で領域Wd(i)が設定され、画素i〜i+2で領域Wd(i+1)が設定され、画素i+1〜i+3で領域Wd(i+2)が設定され、画素i+2〜i+4で領域Wd(i+3)が設定される。
以上の7個の領域は、領域の中心の画素の番号をその番号(領域番号)とする。以下、領域の位置を、当該領域の中心の画素の位置(中心の画素の番号)で表すことがある。
図5は最大階調差算出部6の構成例を示す図である。最大階調差算出部6は、第一の階調差算出部10aと、第二の階調差算出部10bと、第三の階調差算出部10cと、第四の階調差算出部10dと、第五の階調差算出部10eと、第六の階調差算出部10fと、第七の階調差算出部10gと、最大値算出部11とを備え、平滑化データの算出領域Wf(i)に含まれる画素データに基づいて最大階調差データDcを算出する。なお、図5は平滑化データの算出領域Wf(i)に含まれる画素数を9、階調差を算出する領域に含まれる画素数を3、とした場合の構成を示しているが、本実施の形態はこれに限定されるものではない。
第一の階調差算出部10aは、領域Wd(i−3)に含まれる画素の階調の最大値と最小値の差分を階調差データDd(i−3)として出力する。同様に、第二の階調差算出部10b〜第七の階調差算出部10gは、領域Wd(i−2)〜領域Wd(i+3)に含まれる画素の階調の最大値と最小値の差分をそれぞれ算出し、階調差データDd(i−2)〜Dd(i+3)として出力する。
最大値算出部11は、階調差データDd(i−3)〜Dd(i+3)のうち、最も大きな階調差データを最大階調差データDc(i)として出力する。
第一の階調差算出部10a〜第七の階調差算出部10gは、領域Wd(i−3)ないしWd(i+3)に含まれる画素(i−4)〜(i+4)の信号を得るために、その入力側に8乃至1ドット期間遅延させる手段を備える。具体的には、原データDsを、8ドット期間遅延させることにより画素(i−4)の信号を得、7ドット期間遅延させることにより画素(i−3)の信号を得、6ドット期間遅延させることにより画素(i−2)の信号を得、5ドット期間遅延させることにより画素(i−1)の信号を得、4ドット期間遅延させることにより画素(i)の信号を得、3ドット期間遅延させることにより画素(i+1)の信号を得、2ドット期間遅延させることにより画素(i+2)の信号を得、1ドット期間遅延させることにより画素(i+3)の信号を得、原データ自体が画素(i+4)の信号として用いられる。
なお、遅延のための回路を、第一乃至第七の階調差算出部10a〜10gで別個に備えることとしても良いが、兼用することもできる。
また、処理対象画素iについての最大階調差データDcが最大値階調算出部6から出力されるのは、ビット拡張部5から処理対象画素についての原データDsが出力されてから4ドット期間経過後である。さらに、データ平滑化部7は上記のように9つの画素(i−4)〜(i+4)に基づいて平滑化を行うので、処理対象画素(i)についての平滑化データDf(i)がデータ平滑化部7から出力されるのは、ビット拡張部5から処理対象画素についての原データDsが出力されてから4ドット期間経過後である。
従って、これらのデータ出力とタイミングを合わせるため、ビット拡張部5の出力Dsを4ドット期間遅延させた後にデータ混合器9における混合を行う必要がある。その遅延のための回路については図示を省略する。以下の実施の形態でも同様である。
具体例を用いて説明する。図6(a)及び(b)は最大階調差算出部6の動作の具体例を説明するための図である。図6(a)はn+αビットの原データDs、図6(b)は階調差データDdを示す図である。横軸は図6(a)では、横軸は画素位置を示し、縦軸は階調を示す。図6(b)では、横軸は領域の画素位置(領域の中心の画素の位置)を示し、縦軸は階調差を示している。
画素iを最大階調差算出部6の処理対象画素とすると、第一の階調差算出部10a〜第七の階調差算出部10gは、領域Wd(i−3)〜領域Wd(i+3)の階調差データDd(i−3)〜Dd(i+3)をそれぞれ算出する。すなわち、
領域Wd(i−3)の階調の最大値、最小値はともに4(Y+1)であり、
Dd(i−3)=0、
領域Wd(i−2)の階調の最大値、最小値はともに4(Y+1)であり、
Dd(i−2)=0、
領域Wd(i−1)の階調の最大値、最小値はともに4(Y+1)であり、
Dd(i−1)=0、
領域Wd(i)の階調の最大値は4(Y+4)、最小値は4(Y+1)であり、
Dd(i)=4(Y+4)−4(Y+1)=12、
領域Wd(i+1)の階調の最大値は4(Y+4)、最小値は4(Y+1)であり、
Dd(i+1)=4(Y+4)−4(Y+1)=12、
領域Wd(i+2)の階調の最大値、最小値はともに4(Y+4)であり、
Dd(i+2)=0、
領域Wd(i+3)の階調の最大値、最小値はともに4(Y+4)であり、
Dd(i+3)=0
となる。
領域Wd(i)に含まれる画素の階調の最大値と最小値の差分を階調差データDdとするので、画素i〜i+1のように階調が変化する領域を抽出することができる。
最大値算出部11は、階調差データDd(i−3)〜Dd(i+3)のうち、最も大きな階調差データDd(i)=12を最大階調差データDc(i)として出力する。
平滑化データの算出領域Wf(i)に含まれる領域Wd(i−3)〜Wd(i+3)について階調差データを算出するので、平滑化データの算出領域Wf(i)に階調が変化する領域が含まれている場合には、その領域の階調変化量を抽出することができる。
図2(e)は、図2(c)のn+αビットの原データに対応する最大階調差データDcを示し、画素j〜画素kでは最大階調差データが4、画素jより左側および画素kより右側の画素では最大階調差データは0となる。
図7(a)〜(g)は階調差の算出領域と階調差データの関係を説明するための図である。図7(a)は、階調差の算出領域に含まれる画素数Nd=2の場合の画素pと領域Wd(p)の関係を示す図、図7(b)は、Nd=3の場合の画素pと領域Wd(p)の関係を示す図、図7(c)は、Nd=4の場合の画素pと領域Wd(p)の関係を示す図、図7(d)は傾きが異なる3種類の輪郭を含むn+αビットの原データ(階調)Ds、図7(e)は、図7(d)に示したn+αビットの原データDsに対して図7(a)に示したNd=2として算出した場合の階調差データDd、図7(f)は、図7(d)のn+αビットの原データDsに対して図7(b)に示したNd=3として算出した場合の階調差データDd、図7(g)は、図7(d)のn+αビットの原データDsに対して図7(c)に示したNd=4として算出した場合の階調差データDdを示している。図7(d)〜(g)の横軸は画素位置を示している。
図7(d)に示した画像データDsには3種類の輪郭が含まれている。画素j〜j+1では2画素に亘って階調が6変化し、画素k−1〜k+1では3画素に亘って階調が6変化し、画素m−1〜m+2では4画素に亘って階調が6変化する。
図7(a)に示すようにNd=2とした場合、画素p〜p+1の2画素から階調差を算出する。図7(e)は、図7(d)のn+αビットの原データに対してNd=2の領域から算出した場合の階調差データDdを示している。
例えば、画素jでは画素jと画素j+1が算出領域となり、Ds(j)=Yが最小値、Ds(j+1)=Y+6が最大値であるため、階調差データは、
Dd(j)=Ds(j+1)−Ds(j)=(Y+6)−Y=6
となる。画素kでは画素kと画素k+1が算出領域となり、Ds(k)=Y+3が最小値、Ds(k+1)=Y+6が最大値であるため、階調差データは、
Dd(k)=Ds(k+1)−Ds(k)=(Y+6)−(Y+3)=3
となる。画素mでは画素mと画素m+1が算出領域となり、Ds(m)=Y+2が最小値、Ds(m+1)=Y+4が最大値であるため、階調差データは、
Dd(m)=Ds(m+1)−Ds(m)=(Y+4)−(Y+2)=2
となる。
Nd=2とした場合、第一の階調差算出部10a〜第七の階調差算出部10gは、画素j〜j+1の2画素に亘って変化する輪郭を階調差データ=6として抽出する。しかし、画素k−1〜k+1の3画素に亘って変化する輪郭を階調差データ=3、画素m−1からm+2に亘って変化する輪郭を階調差データ=2として抽出する。よって、Nd=2として階調差を算出した場合、2画素に亘って変化する輪郭だけを抽出することができる。
図7(b)に示すようにNd=3とした場合、画素p−1〜p+1の3画素から階調差を算出する。図7(f)は、図7(d)のn+αビットの原データに対してNd=3の領域から算出した場合の階調差データDdを示している。
例えば、画素jでは画素j−1〜j+1が算出領域となり、Ds(j−1)=Yが最小値、Ds(j+1)=Y+6が最大値であるため、階調差データは、
Dd(j)=Ds(j+1)−Ds(j)=(Y+6)−Y=6
となる。画素kでは画素k−1〜k+1が算出領域となり、Ds(k−1)=Yが最小値、Ds(k+1)=Y+6が最大値であるため、階調差データは、
Dd(k)=Ds(k+1)−Ds(k−1)=(Y+6)−Y=6
となる。画素mでは画素m−1〜m+1が算出領域となり、Ds(m−1)=Yが最小値、Ds(m+1)=Y+4が最大値であるため、階調差データは、
Dd(m)=Ds(m+1)−Ds(m−1)=(Y+4)−Y=4
となる。
Nd=3とした場合、第一の階調差算出部10a〜第七の階調差算出部10gは、画素j〜j+1に亘って変化する輪郭、および画素k−1〜k+1に亘って変化する輪郭を階調差データ=6として抽出するが、画素k−1〜k+2に亘って変化する輪郭を階調差データ=4として抽出する。よって、Nd=3として階調差を算出した場合、2画素に亘って変化する輪郭と3画素に亘って変化する輪郭を抽出することができる。
図7(c)に示すようにNd=4とした場合、画素p−1からp+2の4画素から階調差を算出する。図7(g)は、図7(d)のn+αビットの原データに対してNd=4の領域から算出した場合の階調差データDdを示している。
例えば、画素jでは画素j−1〜j+2が算出領域となり、Ds(j−1)=Yが最小値、Ds(j+1)=Y+6が最大値であるため、階調差データは、
Dd(i)=Ds(i+1)−Ds(i−1)=(Y+6)−Y=6
となる。画素kでは画素k−1〜k+2が算出領域となり、Ds(k−1)=Yが最小値、Ds(k+1)=Y+6が最大値であるため、階調差データは、
Dd(k)=Ds(k+1)−Ds(k−1)=(Y+6)−Y=6
となる。画素mでは画素m−1〜m+2が算出領域となり、Ds(m−1)=Yが最小値、Ds(m+2)=Y+6が最大値であるため、階調差データは、
Dd(m)=Ds(m+2)−Ds(m−1)=(Y+6)−Y=6
となる。
Nd=4とした場合、第一の階調差算出部10a〜第七の階調差算出部10gは、画素j〜j+1に亘って変化する輪郭、画素k−1〜k+1に亘って変化する輪郭、および画素m−1〜m+2に亘って変化する輪郭をすべて階調差データ=6として抽出する。よって、Nd=4として階調差を算出した場合、2画素に亘って変化する輪郭、3画素に亘って変化する輪郭、4画素に亘って変化する輪郭を抽出することができる。
複数個の連続する画素から階調差を算出することにより、急峻に変化する輪郭から緩やかに変化する輪郭まで1つの階調差データで抽出することができる。
図7(a)〜(g)ではNd=2〜4について動作を説明したが、Nd=5以上についても同様に考えることができる。
ここで、混合比Rbの算出方法について説明する。図8(a)及び(b)は混合比Rbの算出方法を説明するための図である。横軸は最大階調差データDc、縦軸は混合比Rbを示す。
混合比生成部8は、図8(a)に示したような変換曲線に従って最大階調差データDcを混合比Rbに変換する。すなわち、最大階調差データDcが閾値T1より小さい場合、混合比R1を出力、最大階調差データDcが閾値T2より大きい場合、混合比R2を出力、最大階調差データDcが閾値T1より大きくかつ閾値T2より小さい場合、最大階調差データDcに対して混合比R1から混合比R2に単調に変化するように混合比Rbを出力する(0≦T1<T2、0≦R2<R1)。
2つの閾値T1、T2と出力される画像データの関係について説明する。極端な例として、図8(b)に示すようにT1=T2とした場合、ある領域の最大階調差データDcが閾値T1(=T2)に近い場合、ノイズなどの影響により混合比が変化し、混合比R1に従って混合ざれた画像データと混合比R2に従って混合された画像データが不規則に生成され、表示上ちらついて見えてしまう。
図8(a)のように2つの閾値を設け、その間を緩やかに変化させることにより、最大階調差データDcの変化に対する感度が低くなり、ノイズなどの影響により発生するちらつきを抑えることができる。
図2(a)〜(g)に示す例では、混合比生成部8は、図2(e)に示した最大階調差データDcから図2(f)に示すような混合比Rbを生成し、データ混合部9に出力する。図8(a)の変換曲線で閾値T1=6、閾値T2=10、混合比R1=100%、混合比R2=0%とした場合、図2(e)ではすべての画素について最大階調差データDcが閾値T1(=6)より小さいため、図2(g)に示すようにすべての画素位置に対応する混合比RbはR1(=100%)に変換される。
データ混合部9は、図2(f)で示した混合比Rbに従ってn+αビットの原データDsと平滑化データDfを混合する。すなわち、
Do(i)
=(Rb(i)×Df(i)+(100−Rb(i))×Ds(i))/100
となる。図2(f)ではすべての画素位置に対応する混合比が100%であるので、
Do(i)
=(100×Df(i)+(100−100)×Ds(i))/100
=Df(i)
となり、図2(d)で示した平滑化データDfが、図2(g)で示すような出力画像データDoとして出力されるので、出力画像データDoの階調数が増える。
以上図2(a)〜(g)を参照して説明したように平滑化データ算出領域に含まれる階調差が設定した閾値よりも小さい場合、平滑化データが出力されるので入力画像データが緩やかに変化する領域の階調数を増やすことができる。
図9(a)〜(g)は本発明の実施の形態1に係る画像表示装置に階調が急峻に大きく変化する信号が入力された場合の動作を説明するための図である。図9(a)は、入力端子1に入力されるアナログの画像信号Sa、図9(b)は、図9(a)に示した画像信号Saに対応するnビットの画像データDi、図9(c)は、ビット拡張部5によって図9(b)に示した画像データDiをαビットだけビットシフトしたn+αビットの原データDs、図9(d)はデータ平滑化部7によって図9(c)に示したn+αビットの原データDsを平滑化した平滑化データDf、図9(e)は、最大階調差算出部6によって生成された最大階調差データDc、図9(f)は混合比生成部8によって生成された混合比Rb、図9(g)はデータ混合部9が出力する画像データDoを示している。なお、横軸は画素位置を示し、縦軸は図9(a)ではアナログの階調、図9(b)〜(d)および(g)ではデジタルの階調、図9(e)では最大階調差、図9(f)では混合比を示している。
図1および図9(a)〜(g)を用いて、本発明の実施の形態1に係る画像表示装置の詳細な動作を説明する。
図9(a)に示したアナログの画像信号Saが、入力端子1より受信部2に入力される。受信部2は、図9(a)に示した画像信号Saを図9(b)に示したnビットの画像データDiに変換して、ビット拡張部5に出力する。図9(b)に示した画像データDiでは、画像信号Saが階調YとY+4に変換されている。
ビット拡張部5は、図9(b)に示した画像データDiをαビットだけ上位にビットシフトし、図9(c)に示したようなn+αビットの原データDsを出力する。尚、図2(a)〜(g)と同様に、図9(c)はα=2としてnビットの画像データをn+2ビットに拡張する動作について示しているが、本実施の形態はα=2に限定されるものではない。図9(c)に示したn+2ビットの原データは2ビット分上位にビットシフトされたため、図9(b)の画像データDiの階調Yが4Yに、Y+4が4(Y+4)に変換されている。
データ平滑化部7は、LPFを用いて図9(c)に示したn+2ビットの原データDsを平滑化し、図9(d)に示したような平滑化データDfを出力する。
最大階調差算出部6は、平滑化データの算出領域Wf(i)に含まれる画素のうち、最も大きな階調差を最大階調差データDcとして出力する。
図9(a)〜(g)に示す例では、図9(c)のn+αビットの原データに対応する最大階調差データDcは図9(e)のようになり、画素j〜kの最大階調差データは16、画素jより左側および画素kより右側の画素の最大階調差データは0となる。
混合比生成部8は、最大階調差データDcに基づいて混合比Rbを生成し、データ混合部9に出力する。
図9(a)〜(g)に示す例では、混合比生成部8は、図9(e)に示した最大階調差データDcから図9(f)に示すような混合比Rbを生成し、データ混合部9に出力する。図8(a)の変換曲線で閾値T1=6、閾値T2=10、混合比R1=100%、混合比R2=0%とした場合、図9(e)では画素j〜kの最大階調差データDcは閾値T2(=10)より大きいため、図9(f)に示すように画素j〜kの混合比RbはR2(=0%)に変換され、画素jより左側および画素kより右側の画素の最大階調差データDcは閾値T1(=6)より小さいため、画素jより左側および画素kより右側の画素の混合比はR1(=100%)に変換される。
データ混合部9は、図9(f)で示した混合比Rbに従ってn+αビットの原データDsと平滑化データDfを混合する。図9(f)では画素jからkの混合比が0%であるので、
Do(i)
=(0×Df(i)+(100−0)×Ds(i))/100
=Ds(i)
となり、画素jより左側および画素kより右側の混合比が100%であるので、
Do(i)
=(100×Df(i)+(0−0)×Ds(i))/100
=Df(i)
となる。画素j〜kでは図9(c)で示したような平滑化されていないn+αビットの原データDsが出力され、画素jより左側および画素kより右側の輪郭から離れた領域では図9(d)で示したような平滑化データDfが図9(g)で示すような出力画像データDoとして出力される。
以上図9(a)〜(g)を参照して説明したように平滑化データの算出領域に含まれる階調差が設定した閾値よりも大きい場合、n+αビットの原データが出力されるので、急峻に大きく変化する領域の鮮鋭度を保持することができる。
平滑化データを算出する領域に含まれる階調差のうち最も大きな階調差を最大階調差データとして生成し、最大階調差データが小さいほど原データに対する平滑化データの割合が大きくなるように原データと平滑化データを混合することで、例えば輪郭などの階調が急峻に大きく変化する領域を有する画像の鮮鋭度を損なわずに、画像データの階調数を増やすことができるので、量子化による画質劣化を低減させることができる。
図10は、図1を参照して説明した実施の形態に係る画像表示装置の処理工程を示すフローチャートである。
まず、画像信号Saが入力端子1に入力され、受信部2は、画像信号Saを受信してnビットの画像データDiを出力する(S1)。受信部2が出力する画像データDiは、多階調化処理部3のビット拡張部5に入力され、ビット拡張部5では画像データDiをαビットだけビットシフトしてn+αビットの画像データDsを出力する(S2)。データ平滑化部7には、n+αビットの原データDsが入力され、LPFを用いてn+αビットの原データDsを平滑化し、平滑化データDfを出力する(S3)。最大階調差検出部6には、n+αビットの原データDsが入力され、平滑化データDfを算出する領域に含まれる階調差のうち最も大きな階調差を最大階調差データDcとして出力する(S4)。混合比生成部8には、最大階調差データDcが入力され、最大階調差データDcが小さいほどn+αビットの原データDsに対する平滑化データDfの割合が大きくなるようにn+αビットの原データDsと平滑化データDfの混合比Rbを生成する(S5)。データ混合部9には、n+αビットの原データDsおよび平滑化データDf、混合比Rbが入力され、混合比Rbに従ってn+αビットの原データDsと平滑化データDfを混合した画像データDoを生成する(S6)。画像データDoは表示部4に入力され、表示部4は画像データDoに基づいて画像を表示する(S7)。
実施の形態2.
図11は、本発明の実施の形態2に係る画像表示装置の構成を示す図である。図11に示す画像表示装置は、図1に示すものと概して同様であるが、多階調化処理部3が以下の点で異なる。即ち、図11の画像表示装置の多階調化処理部3は、ビット拡張部5と、最大階調差算出部6と、データ平滑化部7と、混合比生成部8と、データ混合部9とを備える。
図11に示したようにnビットの画像データDiを最大階調差データDcに入力することにより、nビットで最大階調差データを検出する。
nビットで最大階調差データを算出することにより最大階調差算出部6の回路をαビット分削減することができる。
実施の形態3.
図12は、本発明の実施の形態3に係る画像表示装置の構成を示す図である。図12に示す画像表示装置は、図1に示すものと概して同様であるが、多階調化処理部3が以下の点で異なる。即ち、図12の画像表示装置の多階調化処理部3は、ビット拡張部5と、最大階調差算出部6と、データ平滑化部7と、混合比生成部8と、混合比平滑化部12と、データ混合部9とを備える。
図13(a)及び(b)は、図12に示した本実施の形態に係る画像表示装置の動作を説明するための図である。図13(a)は混合比Rb、図13(b)は混合比Rbを平滑化した平滑化混合比Rbfを示している。
入力端子1、受信部2、表示部4、ビット拡張部5、最大階調差算出部6、データ平滑化部7、混合比生成部8およびデータ混合部9についてはすでに図2(a)〜(g)を参照して説明しているのでここでは説明を省略する。
図13(a)示した混合比Rbでは、画素i〜i+1で混合比RbがR1からR2へと急激に変化するため、混合比の境目が視認され、画質劣化を引き起こす可能性がある。例えば、R1=0%、R2=100%とした場合、画素iより左側ではn+αビットの原データDs、画素i+1より右側では平滑化データDfとなり、画素iとi+1の間で境目が発生する。
混合比平滑化部12は、LPFを用いて混合比Rbを平滑化し、平滑化混合比Rbfを出力する。図13(b)は、図13(a)に示した混合比Rbに対して平滑化した平滑化混合比Rbfを示している。LPFにより平滑化され、画素i近傍の混合比がRbf(i−1)=(R2−R1)/4、Rbf(i)=(R2−R1)/2、Rbf(i+1)=3×(R2−R1)/4と徐々に変化している。例えばR1=0%、R2=100%とした場合、Rbf(i−1)=25%、Rbf(i)=50%、Rbf(i+1)=75%となるため、画素i−2より左側ではn+αビットの原データDs,画素i+2より右側では平滑化データDfとなるが、画素i−1〜i+1まではn+αビットの原データDsと平滑化データDfが混合されるため、境目が見えにくくなる。
混合比を平滑化することにより、n+αビット原データに対する平滑化データの割合が小さい画素からn+αビットの原データに対する平滑化データの割合が大きい画素までn+αビットの原データに対する平滑化データの割合が徐々に変化するので、原データと平滑化データの境目が見えにくくなり、本画像処理装置による画質劣化を防ぐことができる。
また、混合比生成部8の回路を削減するために、図8(b)のような1つの閾値を用いた変換特性を使っても混合比平滑化部12により画質劣化を防ぐことができる。
これまで水平方向の画像データの多階調化処理について説明を行ってきたが、同様に垂直方向の画像データについて多階調化処理を行ってもよい。
実施の形態4.
図14は、本発明の実施の形態4に係る画像表示装置の構成を示す図である。図14に示す画像表示装置は、図1に示すものと概して同様であるが、多階調化処理部3が以下の点で異なる。即ち、図14の画像表示装置の多階調処理部3は、水平および垂直の両方向について多階調化処理を行うものであり、ビット拡張部5と、水平最大階調差算出部6Hと、水平混合比生成部8Hと、水平データ平滑化部7Hと、水平データ混合部9Hと、垂直最大階調差算出部6Vと、垂直混合比生成部8Vと、垂直データ平滑化部7Vと、垂直データ混合部9Vとを備える。
アナログの画像信号Saが入力端子1より受信部2に入力され、受信部2は、アナログの画像信号Saをnビットの画像データDiに変換して多階調化処理部3に出力する。多階調化処理部3は、ビット拡張部5と、水平最大階調差算出部6Hと、水平データ平滑化部7Hと、水平混合比生成部8Hと、水平データ混合部9Hと、垂直最大階調差算出部6Vと、垂直データ平滑化部7Vと、垂直混合比生成部8Vと、垂直データ混合部9Vとを備え、入力されたnビットの画像データDiをn+αビットの画像データDoに変換して表示部4に出力する。表示部4はn+αビット画像データDoに基づいて画像を表示する。
図14を用いて水平および垂直の両方向について多階調化処理を行う画像表示装置の動作を説明する。
アナログの画像信号Saが、入力端子1より受信部2に入力される。受信部2は、画像信号Saをnビットの画像データDiに変換してビット拡張部5に出力する。
ビット拡張部5は、画像データDiをαビット分ビットシフトし、n+αビットの原データDsを水平最大階調差算出部6Hおよび垂直最大階調差算出部6V、水平データ平滑化部7H、水平データ混合部9Hに出力する。
水平データ平滑化部7Hは、LPFを用いてn+αビットの原データを平滑化した水平平滑化データDfhを水平データ混合部9Hに出力する。
水平最大階調段差算出部6Hは、n+αビットの原データDsの水平平滑化データDfhを算出する領域に含まれる階調差のうち、最も大きな階調差を水平最大階調差データDchとして出力する。水平最大階調差データDchは水平混合比生成部8Hに入力される。
水平混合比生成部8Hは水平最大階調差データDchが小さいほどn+αビットの原データに対する水平平滑化データDfhの割合が大きくなるようにn+αビットの原データと水平平滑化データDfhの混合比Rbhを生成する。混合比Rbhは水平データ混合部9Hに入力される。
水平データ混合部9Hは、混合比Rbhに従ってn+αビットの原データDsと水平平滑化データDfhを混合し、画像データDohを垂直データ平滑化部7Vと垂直データ混合部9Vに出力する。
垂直データ平滑化部7Vは、LPFを用いて画像データDohを平滑化し、垂直平滑化データDfvを垂直データ混合部9Vに出力する。
垂直最大階調段差算出部6Vは、n+αビットの原データDsの垂直平滑化データDfvを算出する領域に含まれる階調差のうち、最も大きな階調差を垂直最大階調差データDcvとして出力する。垂直最大階調差データDcvは垂直混合比生成部8Vに入力される。
垂直混合比生成部8Vは垂直最大階調差データDcvが小さいほど画像データDohに対する垂直平滑化データDfvの割合が大きくなるように画像データDohと垂直平滑化データDfvの混合比Rbvを生成する。混合比Rbvは垂直データ混合部9Vに入力される。
垂直データ混合部9Vは、混合比Rbvに従って画像データDohと垂直平滑化データDfvを混合し、画像データDoを表示部4に出力する。
水平データ平滑化部7H及び垂直データ平滑化部7Vはともに図1のデータ平滑化部7と同様の機能を有するものである。水平データ平滑化部7Hは、図1のデータ平滑化部7と同様に、ビット拡張部5の出力Dsを入力とする。一方、垂直データ平滑化部7Bは、水平データ混合部9Hの出力Dohを入力とする。
水平データ混合部9H及び垂直データ混合部9Vはともに図1のデータ混合部9と同様の機能を有するものである。水平データ混合部9Hは、図1のデータ混合部9と同様に、ビット拡張部5の出力Dsを入力とする。一方、垂直データ混合部9Vは、水平データ混合部9Hの出力Dohを入力とする。
水平最大階調差算出部6H及び垂直最大階調差算出部6Vはともに図1の最大階調差算出部6と同様の機能を有するものである。水平最大階調差算出部6H及び垂直最大階調差算出部6Vはともに、図1の最大階調差算出部6と同様に、ビット拡張部5の出力Dsを入力とする。
水平混合比生成部8H及び垂直混合比生成部8Vはともに図1の混合比生成部8と同様の機能を有するものである。水平混合比生成部8Hは、水平最大階調差算出部6Hの出力Dchを入力とする。一方、垂直混合比生成部8Vは、垂直最大階調差算出部6Vの出力Dcvを入力とする。
水平最大階調差算出部6Hは、図5に示す最大階調差算出部6と同様に構成される。
垂直最大階調差算出部6Vも、図5に示す最大階調差算出部6と同様に構成される。但し、図3に示す画素として垂直方向に整列した画素が用いられ、垂直最大階調差算出部6V内の第一の階調差算出部10a〜第7の階調差算出部10gは、領域Wd(i−3)ないしWd(i+3)に含まれる画素(i−4)〜(i+4)の信号を得るために、その入力側に8乃至1ライン期間遅延させる手段を備える。具体的には、原データDsを、8ラインと4ドット期間遅延させることにより画素(i−4)の信号を得、7ラインと4ドット期間遅延させることにより画素(i−3)の信号を得、6ラインと4ドット期間遅延させることにより画素(i−2)の信号を得、5ラインと4ドット期間遅延させることにより画素(i−1)の信号を得、4ラインと4ドット期間遅延させることにより画素(i)の信号を得、3ラインと4ドット期間遅延させることにより画素(i+1)の信号を得、2ラインと4ドット期間遅延させることにより画素(i+2)の信号を得、1ラインと4ドット期間遅延させることにより画素(i+3)の信号を得、4ドット期間遅延させることにより、画素(i+4)の信号が得られる。
なお、遅延のための回路を、第一乃至第七の階調差算出部(10a〜10gに相当するもの)で別個に備えることとしても良いが、兼用することもできる。
また、水平データ混合部9Hから処理対象画素iについてデータDohが出力されるのは、ビット拡張部5から処理対象画素iについての原データDsが出力されてから4ドット期間経過後であり、
処理対象画素iについての垂直最大階調差データDcvが垂直最大値階調算出部6Vから出力されるのは、ビット拡張部5から処理対象画素についての原データDsが出力されてから4ラインと4ドット期間後である。さらに垂直データ平滑化部7Vは上記のように垂直方向に整列した9つの画素(i−4)〜(i+4)に基づいて平滑化を行うので、処理対象画素(i)についての垂直平滑化データDfv(i)が垂直データ平滑化部7Vから出力されるのは、水平データ混合部9Hから処理対象画素iについてのデータDohが出力されてから4ライン期間経過後である。
従って、これらのデータ出力とタイミングを合わせるため、水平データ混合部9Hの出力Dohを4ライン期間遅延させた後に垂直データ混合器9Vにおける混合を行う必要がある。その遅延のための回路については図示を省略する。以下の実施の形態でも同様である。
なお、上記の実施の形態では、先に水平方向の平滑化データDfhの混合を行った後、垂直方向の平滑化データの混合を行っているが、逆に、垂直方向の平滑化データDfvの混合を行った後に、水平方向の平滑化データDfhの混合を行うこととしてもよい。
多階調化処理を水平方向および垂直方向に実施することによって、入力された画像データの水平および垂直の両方向について例えば輪郭などの階調が急峻に大きく変化する領域、を有する画像の鮮鋭度を損なわずに、画像データの階調数を増やすことができるので、水平および垂直の両方向について量子化による画像劣化を低減させることができる。
実施の形態5.
図15は本発明の実施の形態5に係る画像表示装置の構成を示す図である。本発明の実施の形態5に係る画像表示装置は、入力端子1と、受信部2と、多階調化処理部3と、階調変換部13と、表示部4とを備える。
アナログの画像信号Saが入力端子1より受信部2に入力され、受信部2は、アナログの画像信号Saをnビットの画像データDiに変換して多階調化処理部3に出力する。
多階調化処理部3は、ビット拡張部5と、最大階調差算出部6と、第一のデータ平滑化部7Aと、混合比生成部8と、第一のデータ混合部9Aと、第二のデータ平滑化部7Bと、第二のデータ混合部9Bとを備え、画像データDiはビット拡張部5に入力される。
第一のデータ平滑化部7A及び第二のデータ平滑化部7Bはともに図1のデータ平滑化部7と同様の機能を有するものである。第一のデータ平滑化部7Aは、図1のデータ平滑化部7と同様に、ビット拡張部5の出力Dsを入力とする。一方、第二のデータ平滑化部7Bは、階調変換部13の出力Djを入力とする。
第一のデータ混合部9A及び第二のデータ混合部9Bはともに図1のデータ混合部9と同様の機能を有するものである。第一のデータ混合部9Aは、図1のデータ混合部9と同様に、ビット拡張部5の出力Dsと第一のデータ平滑化部7Aの出力Dfaとを入力とする。一方、第二のデータ混合部9Bは、階調変換部13の出力Djと第二のデータ平滑化部7Bの出力Dfbとを入力とする。
混合比生成部8により生成される混合比Rbは、第一のデータ混合部9Aにおける、ビット拡張部5の出力Dsに対する第一の平滑化部9Aの出力の混合割合を定めるとともに、第二のデータ混合部9Bにおける、階調変換部13の出力Djに対する第二の平滑化部9Bの出力の混合割合を定めるものであり、最大階調差データDcが小さいほど、上記の混合割合を大きくする。
ビット拡張部5は、nビットの画像データDiをαビットだけ上位にビットシフトしたn+αビットの画像データDsを最大階調差算出部6、第一のデータ平滑化部7Aおよび第一のデータ混合部9Aに出力する。第一のデータ平滑化部7Aは、処理対象画素の近傍の領域に基づいてn+αビットの原データを平滑化した第一の平滑化データDfaをデータ混合部9Aに出力する。最大階調差算出部6は、n+αビットの画像データDsに基づいて第一の平滑化データDfaの算出領域に含まれる階調差のうち、最も大きな階調差を最大階調差データDcとして混合比生成部8に出力する。混合比生成部8は、最大階調差データDcが小さいほど上記混合が大きくなるように混合比Rbを定めて、混合比Rbを表すデータを第一のデータ混合部9A及び第二のデータ混合部9Bに出力する。第一のデータ混合部9Aは、混合比生成部8で定められる混合比Rbに基づいてn+αビットの原データDsと第一の平滑化データDfaを混合し、画像データDoaを階調変換部13に出力する。
階調変換部13は、画像データDoaに対してガンマ変換やコントラスト補正などの階調変換を行い、画像データDjを第二のデータ平滑化部7Bと第二のデータ混合部9Bに出力する。第二のデータ平滑化部7Bは、処理対象画素の近傍の領域に基づいて画像データDjを平滑化し、第二の平滑化データDfbを第二のデータ混合部9Bに出力する。第二のデータ混合部9Bは、混合比Rbに基づいて画像データDjと第二の平滑化データDfbを混合し、画像データDoを表示部4に出力する。表示部4はn+αビットの画像データDoに基づいて画像を表示する。
図16(a)〜(d)は本発明の実施の形態5に係る画像表示装置に階調が緩やかに変化する信号が入力された場合の動作を説明するための図である。図16(a)は、第一のデータ混合部9Aが出力する画像データDoa、図16(b)は、図16(a)に示した画像データDiに対してガンマ変換やコントラスト補正などの階調変換を行った画像データDj、図16(c)は、第二のデータ平滑化部7Bが出力する画像データDfb、図16(d)は、第二のデータ混合部9Bが出力する画像データDoを示している。なお、横軸は画素位置を示し、縦軸は階調を示している。
図15および図16(a)〜(d)を用いて、本発明の実施の形態5に係る画像表示装置の詳細な動作を説明する。ビット拡張部5、最大階調差検出部6、第一のデータ平滑化部7、混合比生成部8、及び第一のデータ混合部9Aは、それぞれ図1のビット拡張部5、最大階調差検出部6、データ平滑化部7、混合比生成部8、及びデータ混合部9と同様に動作し(但し、図2(d)の画像データDfの代わりに画像データDfaが得られ、図2(g)の画像データDoの代わりに画像データDoaが得られる)、これらについてはすでに実施の形態1で説明したので、本実施の形態では説明を省略し、図2(g)の画像データDoが図16(a)の画像データDoaとして出力されたものとして、階調変換部13、第二のデータ平滑化部7B、第二のデータ混合部9Bなどの動作の説明を行う。
図16(a)に示したような画像データDoaが階調変換部13に入力される。階調変換部13は、ガンマ変換やコントラスト補正などの階調変換を行い、画像データDjを出力する。例えば、階調変換部13が、画像データDoaに含まれる階調4Yを4Yに、4Y+1を4Y+1に、4Y+2を4Y+1に、4Y+3を4Y+3に、4Y+4を4Y+4に変換するような階調変換を行う場合、図16(a)の画像データDoaは図16(b)に示すような画像データDjに変換される。
階調変換により、画像データDjに階調4Y+2が出現しなくなり、図16(b)に示した領域Ajのように階調のジャンプが発生してしまう。前述のように階調のジャンプは擬似的な輪郭として視認され、画質劣化の要因となる。
第二のデータ平滑化部7Bは、LPFを用いて図16(b)に示した画像データDjを平滑化し、図16(c)に示したような平滑化データDfbを出力する。
第二のデータ混合部9Bは、階調変換前に算出した最大階調差データDcから生成した混合比Rbを使って階調変換後の画像データDjと第二の平滑化データDfbを混合する。
ここで、第二のデータ混合部9Bに入力される混合比Rbについて説明する。第二のデータ混合部9Bは、階調変換後の画像データDjと、画像データDjを平滑化した第二の平滑化データDfbを混合する。階調変換後の画像データDjには階調のジャンプが含まれるため、画像データDjから最大階調差データDcを算出すると、階調のジャンプを最大階調差データDcとして抽出してしまう。そのため、階調のジャンプを含む最大階調差データDcが閾値T2よりも大きい場合には階調のジャンプが平滑化されず、擬似的な輪郭が画像データに残ってしまう。階調変換前の画像データDsより算出した最大階調差データDcには階調のジャンプは含まれないので、階調変換前に算出した最大階調差データDcより生成した混合比Rbをつかうと階調のジャンプを解消することができる。
図16(a)〜(d)に示す例では、図2(f)で生成した混合比Rbを使って図16(b)に示した画像データDjと図16(c)に示した第二の平滑化データDfbを混合する。すなわち、
Do(i)
=(Rb(i)×Dfb(i)+(100−Rb(i))×Dj(i))/100
となる。図2(f)ではすべての画素位置に対応する混合比が100%であるので、
Do(i)
=(100×Dfb(i)+(100−100)×Dj(i))/100
=Dfb(i)
となり、図16(c)で示した平滑化データDfbが図16(d)で示すような画像データDoとして出力されるので、図16(b)で示した階調のジャンプが解消している。
以上図16(a)〜(d)を参照して説明したように階調変換前の画像データには階調のジャンプの情報が含まれないので、階調変換前の画像データより算出した最大階調差データにも階調のジャンプの情報は含まれない。従って、階調変換後の画像データの階調が緩やかに変化する領域に階調のジャンプが含まれたとしても平滑化データが出力されるので、階調のジャンプを解消することができる。
図17(a)〜(e)を用いて本実施の形態に係る画像表示装置に階調が急峻に大きく変化する信号が入力された場合の動作について説明する。図17(a)は、図16(b)と同じく、階調変換を行った後のデータDj、図17(b)は、図16(c)と同じく、第二の平滑化部7Bが出力する画像データDoを示す。図17(c)は、図9(e)と同じく、最大階調差算出部6によって生成された最大階調差データDc、図17(d)は、図9(f)と同じく、混合比生成部8によって生成された混合比Rbを示す。図17(e)は、図16(d)と同じく、第二のデータ混合部9Bが出力する画像データDoを示す。
ビット拡張部5、最大階調差検出部6、第一のデータ平滑化部7、混合比生成部8、及び第一のデータ混合部9Aは、それぞれ実施の形態1のビット拡張部5、最大階調差検出部6、第一のデータ平滑化部7、混合比生成部8、及び第一のデータ混合部9と同様に動作する(但し、図9(d)のDfの代わりにDfaが出力され、図9(g)のDoの代わりにDoaが出力される)ものであり、これらについてはすでに実施の形態1で説明したので、本実施の形態では説明を省略し、図9(g)の画像データDoが画像データDoaとして出力されたものとして、階調変換部13、第二のデータ平滑化部7B及び第二のデータ混合部9Bの動作の説明を行う。
図9(g)に示したような画像データDoaが第一のデータ混合部9Aから出力されて階調変換部13に入力される。階調変換部13は、ガンマ変換やコントラスト補正などの階調変換を行い、画像データDjを出力する。例えば、階調変換部13が、画像データDoaに含まれる階調4Yを4Yに、4Y+1を4Y+1に、4Y+2を4Y+1に、4Y+3を4Y+3に、4Y+4を4Y+4に変換するような階調変換を行う場合、図9(g)の画像データDoaの階調YがYに、4Y+4が4Y+4に変換されるので図9(g)の画像データDoaがそのまま画像データDjとして出力される。
第二のデータ平滑化部7Bは、LPFを用いて図17(a)に示した画像データDjを平滑化し、図17(b)に示したような平滑化データDfbを出力する。
第二のデータ混合部9Bは、階調変換前に算出した最大階調差データDcから生成した混合比Rbを使って階調変換後の画像データDjと第二の平滑化データDfbを混合する。
図17(d)で生成した混合比Rbを使って図17(a)に示した画像データDjと図17(b)に示した第二の平滑化データDfbを混合する。図17(d)では画素j〜kの混合比が0%であるので、
Do(i)
=(0×Dfb(i)+(100−0)×Dj(i))/100
=Dj(i)
となり、画素jより左側および画素kより右側の混合比が100%であるので、
Do(i)
=(100×Dfb(i)+(0−0)×Dj(i))/100
=Dfb(i)
となる。画素j〜kでは図17(a)で示したような平滑化されていない画像データDjが出力され、画素jより左側および画素kより右側では図17(b)で示したような平滑化データDfbが図17(e)で示すような出力画像データDoとして出力されるので、図17(e)に示すように輪郭の鮮鋭度が保持されている。
なお、第一のデータ混合部9Aから処理対象画素iについてデータDoaが出力されるのは、ビット拡張部5から処理対象画素iについての原データDsが出力されてから4ドット期間経過後であり、
処理対象画素(i)についての垂直平滑化データDfb(i)が第二のデータ平滑化部7Bから出力されるのは、第一のデータ混合部9Aから処理対象画素iについてのデータDoaが出力されてから4ドット期間経過後である。
従って、これらのデータ出力とタイミングを合わせるため、混合比生成部8の出力Rbを4ドット期間遅延させた後に第二のデータ混合部9Bに供給し、第一のデータ混合部9Aの出力Doaを4ドット期間遅延させた後に第二のデータ混合器9Bにおける混合を行う必要がある。その遅延のための回路については図示を省略する。以下の実施の形態でも同様である。
以上図17(a)〜(e)を用いて説明したように、平滑化データの算出領域に含まれる階調差が設定した閾値よりも大きい場合、画像データDjが出力されるので、急峻に変化する領域の鮮鋭度を保持することができる。
階調変換前に算出した最大階調差データより生成した混合比を使って階調変換後の画像データと第二の平滑化データを混合することにより、急峻に大きく変化する領域の鮮鋭度を損なわずに階調変換部13によって発生した階調のジャンプを解消することができるので、階調変換による画質劣化を低減させることができる。
図18は、図15を参照して説明した実施の形態に係る画像処理装置の処理工程を示すフローチャートである。
まず、画像信号Saが入力端子1に入力され、受信部2は、画像信号Saを受信してnビットの画像データDiを出力する(S11)。受信部2が出力する画像データDiは、多階調化処理部3のビット拡張部5に入力され、ビット拡張部5では画像データDiをαビットだけビットシフトしてn+αビットの画像データDsを出力する(S12)。第一のデータ平滑化部7Aには、n+αビットの原データが入力され、LPFを用いてn+αビットの原データDsを平滑化し、第一の平滑化データDfaを出力する(S13)。最大階調差算出部6には、n+αビットの原データDsが入力され、第一の平滑化データDfaを算出する領域に含まれる階調差のうち最も大きな階調差を最大階調差データDcとして出力する(S14)。混合比生成部8には、最大階調差データDcが入力され、最大階調差データDcが小さいほどn+αビットの原データDsに対する第一の平滑化データDfaの割合が大きくなるようにn+αビットの原データDsと第一の平滑化データDfaの混合比Rbを生成する(S15)。第一のデータ混合部9Aには、n+αビットの原データDs、第一の平滑化データDfaおよび混合比Rbが入力され、混合比Rbに従ってn+αビットの原データDsと第一の平滑化データDfaを混合した画像データDoaを出力する(S16)。階調変換部13は、画像データDoaをガンマ変換やコントラスト補正などの階調変換を行い(S17)、画像データDjを出力する。第二のデータ平滑化部7Bには、画像データDjが入力され、LPFを用いて画像データDjを平滑化し、第二の平滑化データDfbを出力する(S18)。第二のデータ混合部9Bには、画像データDjおよび第二の平滑化データDfb、混合比Rbが入力され、混合比Rbに従って画像データDjと第二の平滑化データDfbを混合した画像データDoを出力する(S19)。画像データDoは表示部4に入力され、表示部4は画像データDoに基づいて画像を表示する(S20)。
実施の形態6.
図19は本実施の形態6に係る画像表示装置の構成を示す図である。本発明の実施の形態6に係る画像表示装置は、入力端子1と、受信部2と、多階調化処理部3と、階調変換部13と、表示部4とを備える。
アナログの画像信号Saが入力端子1より受信部2に入力され、受信部2は、アナログの画像信号Saをnビットの画像データDiに変換して多階調化処理部3に出力する。
多階調化処理部3は、ビット拡張部5と、最大階調差算出部6と、第一のデータ平滑化部7Aと、第一の混合比生成部8Aと、第一のデータ混合部9Aと、第二のデータ平滑化部7Bと、第二の混合比生成部8Bと、第二のデータ混合部9Bとを備え、画像データDiはビット拡張部5に入力される。ビット拡張部5は、nビットの画像データDiをαビットだけ上位にビットシフトしたn+αビットの画像データDsを最大階調差算出部6、第一のデータ平滑化部7Aおよび第一のデータ混合部9Aに出力する。第一の平滑化部7Aは、処理対象画素の近傍の領域に基づいて平滑化した第一の平滑化データDfaをデータ混合部9Aに出力する。最大階調差算出部6は、n+αビットの画像データDsに基づいて第一の平滑化データDfaの算出領域に含まれる階調差のうち、最も大きな階調差を最大階調差データDcとして第一の混合比生成部8Aおよび第二の混合比生成部8Bに出力する。第一の混合比生成部8Aは、最大階調差データDcが小さいほどn+αビットの原データDsに対する第一の平滑化データDfaの割合が大きくなるようにn+αビットの画像データDsと第一の平滑化データDfaの混合比Rbaを生成し、第一のデータ混合部9Aに出力する。第一のデータ混合部9Aは、混合比Rbaに基づいてn+αビットの原データDsと第一の平滑化データDfaを混合し、画像データDoaを階調変換部13に出力する。
階調変換部13は、画像データDoaに対してガンマ変換やコントラスト補正などの階調変換を行い、画像データDjを第二のデータ平滑化部7Bと第二のデータ混合部9Bに出力する。第二のデータ平滑化部7Bは、処理対象画素の近傍の領域に基づいて画像データDjを平滑化し、第二の平滑化データDfbを第二のデータ混合部9Bに出力する。第二の混合比生成部8Bは、最大階調差データDcが小さいほど画像データDjに対する第二の平滑化データDfbの割合が大きくなるように画像データDjと第二の平滑化データDfbの混合比Rbbを生成し、第一のデータ混合部9Aに出力する。第二のデータ混合部9Bは、混合比Rbbに基づいて画像データDjと第二の平滑化データDfbを混合し、画像データDoを表示部4に出力する。表示部4はn+αビットの画像データDoに基づいて画像を表示する。
混合比生成部8を第一の混合比生成部8Aと第二の混合比生成部8Bのように別々に設けることにより、第一のデータ混合部9Aと第二のデータ混合部9Bのそれぞれについて図8(a)に示したような変換特性を設定できるので、第一のデータ混合部9Bと第二のデータ混合部9Bについて混合比を変えることができる。例えば、第二の混合比生成部8BのR1を低く設定することにより、階調変換後の画像データDjに対する平滑化の効果を下げることができる。
実施の形態7.
図20は本実施の形態7に係る画像表示装置の構成を示す図である。本発明の実施の形態7に係る画像表示装置は、入力端子1と、受信部2と、多階調化処理部3と、階調変換部13と、表示部4とを備える。
アナログの画像信号Saが入力端子1より受信部2に入力され、受信部2は、アナログの画像信号Saをnビットの画像データDiに変換して多階調化処理部3に出力する。
多階調化処理部3は、ビット拡張部5と、最大階調差算出部6と、データ平滑化部7と、混合比生成部8と、データ混合部9とを備え、画像データDiはビット拡張部5に入力される。ビット拡張部5は、nビットの画像データDiをαビットだけ上位にビットシフトしたn+αビットの画像データDsを最大階調差算出部6および階調変換部13に出力する。最大階調差算出部6は、n+αビットの画像データDsに基づいて平滑化データDfの算出領域に含まれる階調差のうち、最も大きな階調差を最大階調差データDcとして混合比生成部8に出力する。混合比生成部8は、最大階調差データDcが小さいほどn+αビットの原データDsに対する平滑化データDfの割合が大きくなるようにn+αビットの原データDsと平滑化データDfの混合比Rbを生成し、データ混合部9に出力する。
階調変換部13は、画像データDsに対してガンマ変換やコントラスト補正などの階調変換を行い、画像データDjをデータ平滑化部7とデータ混合部9に出力する。データ平滑化部7は、画像データDjを平滑化し、平滑化データDfをデータ混合部9に出力する。データ混合部9は、混合比Rbに基づいて画像データDjと平滑化データDfを混合し、画像データDoを表示部4に出力する。表示部4はn+αビットの画像データDoに基づいて画像を表示する。
階調変換後の画像データに対してのみ多階調化処理を行うことで、第一のデータ平滑化部7Aと第一のデータ混合部9A分の回路を削減することができる。また、階調変換後の多階調化処理によって階調数を増やすこと、階調変換による画質劣化を低減させることができる。
これまで水平方向の画像データの多階調化処理について説明を行ってきたが、同様に垂直方向の画像データについて多階調化処理を行ってもよい。
実施の形態8.
また、本発明の実施の形態1と同様に、水平および垂直の両方向の多階調化処理を行うことによって、水平および垂直の両方向について多階調化処理を行うことができる。
その場合に用いられる画像処理装置の多階調処理部3の構成例を図21に示す。図示の画像処理装置は、ビット拡張部5と、第一の水平データ平滑化部7HAと、水平最大階調差算出部6Hと、水平混合比生成部8Hと、第一の水平データ混合部9HAと、第一の垂直データ平滑化部7VAと、垂直最大階調差算出部6Vと、垂直混合比生成部8Vと、第一の垂直データ混合部9VAと、階調変換部13と、第二の水平データ平滑化部7hbと、第二の水平データ混合部9HBと、第二の垂直データ平滑化部7VBと、第二の垂直データ混合部9VBとを備える。
ビット拡張部5は、nビットの入力画像データDiをαビット分ビットシフトしたn+αビットの原データDsを出力する。
第一の水平データ平滑化部7HAは、n+αビットの原データDsを処理対象画素の近傍の領域に基づいて水平方向に平滑化した第一の水平平滑化データDfhaを出力する。
水平最大階調差算出部6Hは、n+αビットの原データDsに基づいて第一の水平平滑化データDfhaを算出する領域に含まれる階調差のうち、最も大きな階調差を水平最大階調差データDchとして出力する。
水平混合比生成部8Hは、水平混合比Rbhを生成する。
第一の水平データ混合部9HAは、水平混合比に基づいてn+αビットの原データDsと第一の水平平滑化データDfhaを混合した画像データDohaを出力する。
第一の垂直データ平滑化部7VAは、第一の水平データ混合部9HAが出力する画像データDohを処理対象画素の近傍の領域に基づいて垂直方向に平滑化した第一の垂直平滑化データDfvaを出力する。
垂直最大階調差算出部6Vは、n+αビットの原データDsに基づいて第一の垂直平滑化データDfhaを算出する領域に含まれる階調差のうち、最も大きな階調差を垂直最大階調差データDcvとして出力する。
垂直混合比生成部8Vは、垂直混合比を表すデータRbvを生成する。
第一の垂直データ混合部9VAは、垂直混合比Rbvに基づいて第一の水平データ混合部9HAが出力する画像データDohaと垂直平滑化データDfvaを混合した画像データDovaを出力する。
階調変換部13は、第一の垂直データ混合部9VAが出力する画像データDovaに基づいて階調変換した画像データDjを出力する。
第二の水平データ平滑化部7hbは、階調変換部13が出力する画像データDjを処理対象画素の近傍の領域に基づいて水平方向に平滑化した第二の水平平滑化データDfhbを出力する。
第二の水平データ混合部9HBは、水平混合比Rbhに基づいて階調変換部13が出力する画像データDjと第二の水平平滑化データDfbを混合した画像データDohbを出力する。
第二の垂直データ平滑化部7VBは、第二の水平データ混合部9HBが出力する画像データを処理対象画素の近傍の領域に基づいて垂直方向に平滑化した第二の垂直平滑化データDfvbを出力する。
第二の垂直データ混合部9VBは、垂直混合比Rbvに基づいて第二の水平データ混合部9が出力する画像データDohaと第二の垂直平滑化データDfvbを混合した画像データDoを出力する。
水平混合比Rbhは、原データDsに対する第一の水平平滑化データDfhaの混合割合及び階調変換部13が出力する画像データDjに対する第二の水平平滑化データDfhbの混合割合を定めるものであり、水平最大階調差データDchが小さいほど、上記混合割合を大きくする。
垂直混合比Rbvは、第一の水平データ混合部9HAが出力する画像データDohaに対する第一の垂直平滑化データDfvaの混合割合と、第二の水平データ混合部9が出力する画像データDohaに対する第二の垂直平滑化データDfvbの混合割合を定めるものであり、垂直最大階調差データDcvが小さいほど、上記割合を大きくする。
実施の形態9.
図22は本発明の実施の形態9に係る画像表示装置の構成を示す図である。本発明の実施の形態9に係る画像表示装置は、入力端子1と、受信部2と、階調変換部11と、多階調化処理部3と、表示部4とを備える。アナログの画像信号Saが入力端子1より受信部2に入力され、受信部2は、アナログの画像信号Saをnビットの画像データDiに変換して多階調化処理部3および階調変換部13に出力する。階調変換部13は、ガンマ変換やコントラスト補正などの階調変換を行い、nビットの画像データDjを多階調化処理部3に出力する。
多階調化処理部3は、最大階調差算出部6と、データ平滑化部7と、混合比生成部8と、データ混合部9とを備え、画像データDiが最大階調差算出部6に入力され、画像データDjがデータ平滑化部7およびデータ混合部9に入力される。データ平滑化部7は、処理対象画素の近傍の領域に基づいて画像データDjを平滑化し、画像データDfをデータ混合部9に出力する。最大階調差算出部6は、画像データDiに基づいて平滑化データの算出領域に含まれる階調差のうち、最も大きな階調差を最大階調差データDcとして混合比生成部8に出力する。混合比生成部8は、最大階調差データDcが小さいほど画像データDjに対する平滑化データDfの割合が大きくなるように画像データDjと平滑化データDfの混合比Rbを生成しデータ混合部9に出力する。データ混合部9は、混合比Rbに基づいて画像データDjと平滑化データDfを混合し、画像データDoを表示部4に出力する。表示部4はnビットの画像データDoに基づいて画像を表示する。
図23(a)〜(g)は、本発明の実施の形態9に係る画像表示装置に階調が緩やかに変化する信号が入力された場合の動作を説明するための図である。図23(a)は、入力端子1に入力されるアナログ画像信号Sa、図23(b)は、図23(a)に示した画像信号Saに対応するnビットの画像データDi、図23(c)は、図23(b)に示した画像データDiに対してガンマ変換やコントラスト補正などの階調変換を行った画像データDj、図23(d)は、データ平滑化部7が出力する画像データDf、図23(e)は、最大階調差算出部6が出力する最大階調差算出データDc、図23(f)は、混合比生成部8が出力する混合比Rb、図23(g)は、データ混合部9が出力する画像データDoを示している。横軸は画素位置、縦軸は、図23(a)の縦軸はアナログの階調、縦軸は図23(b)〜(d)、(g)ではデジタルの階調、図23(e)では最大階調差、図23(f)では混合比を示している。
図22および図23(a)〜(g)を参照して、本発明の実施の形態9に係る画像表示装置の詳細な動作を説明する。
図23(a)に示したアナログの画像信号Saが、入力端子1より受信部2に入力される。受信部2は、図23(a)に示した画像信号Saを図23(b)に示したnビットの画像データDiに変換して、最大階調差算出部6および階調変換部13に出力する。
階調変換部13は、画像データDiに対してガンマ変換やコントラスト補正など階調変換を行い、画像データDjを出力する。例えば、画像データDiに含まれる階調YをYに、Y+1をY+1に、Y+2をY+1に、Y+3をY+3に、Y+4をY+4に変換するような階調変換を行う場合、図23(b)の画像データDiは図23(c)に示すような画像データDjに変換される。
階調変換を行うことにより、画像データDjに階調Y+2が出現しなくなり、図23(c)に示した領域Ajのように階調のジャンプが発生してしまう。前述のように階調のジャンプは擬似的な輪郭として視認され、画質劣化の要因となる。
データ平滑化部7は、LPFを用いて図23(c)に示した画像データDjを平滑化処理し、図23(d)に示したような平滑化データDfを出力する。
最大階調差算出部6は、画像データDiに対して平滑化データを算出領域に存在する階調差のうち最も大きな階調差を算出し最大階調差データDcを混合比生成部8に出力する。図23(b)に対して算出した最大階調差データDcは図23(e)のようになる。最大階調算出部の詳細な動作は実施の形態1で説明したので本実施の形態では説明を省略する。
ここで、データ混合部9に入力される混合比Rbについて説明する。データ混合部9は、階調変換後の画像データDjと、画像データDjを平滑化した平滑化データDfを混合する。階調変換後の画像データDjには階調のジャンプがあるため、画像データDjから最大階調差データDcを算出すると、擬似的な輪郭を最大階調差データDcとして抽出してしまう。そのため、階調のジャンプを含む最大階調差データDcが閾値T2よりも大きい場合には階調のジャンプが平滑化されず、擬似的な輪郭が画像データに残ってしまう。階調変換前の画像データDiより算出した最大階調差データDcには階調のジャンプの情報は含まれないので、階調変換前に算出した最大階調差データDcより生成した混合比Rbを使うと階調のジャンプを解消することができる。
混合比生成部8は、図23(e)に示した最大階調差データDcから図23(f)に示すような混合比Rbを生成し、データ混合部9に出力する。図8(a)の変換曲線で閾値T1=2、閾値T2=3、混合比R1=100%、混合比R2=0%とした場合、図23(e)ではすべての画素について最大階調差データDcが閾値T1(=2)より小さいため、図23(f)に示すようにすべての画素位置に対応する混合比RbはR1(=100%)に変換される。
データ混合部9は、図23(f)で示した混合比Rbに従って画像データDjと平滑化データDfを混合する。すなわち、
Do(i)
=(Rb(i)×Df(i)+(100−Rb(i))×Dj(i))/100
となる。図23(g)ではすべての画素位置に対応する混合比が100%であるので、
Do(i)
=(100×Df(i)+(100−100)×Dj(i))/100
=Df(i)
となり、図23(d)で示した平滑化データDfが図23(g)で示すような出力画像データDoとして出力される。
以上図23(a)〜(g)を参照して説明したように、階調変換前の画像データには階調のジャンプの情報が含まれないので、階調変換前の画像データより算出した最大階調差データにも階調のジャンプの情報は含まれない。従って、階調変換後の画像データの階調が緩やかに変化する領域に階調のジャンプが含まれたとしても平滑化データが出力されるので、階調のジャンプを解消することができる。
図24(a)〜(g)は、本発明の実施の形態9に係る画像表示装置に階調が急峻に大きく変化する信号が入力された場合の動作を説明するための図である。図24(a)は、入力端子1に入力されるアナログ画像信号Sa、図24(b)は、図24(a)に示した画像信号Saに対応するnビットの画像データDi、図24(c)は、図24(b)に示した画像データDiに対してガンマ変換やコントラスト補正などの階調変換を行った画像データDj、図24(d)は、データ平滑化部7が出力する画像データDf、図24(e)は、最大階調差算出部6が出力する最大階調差算出データDc、図24(f)は、混合比生成部8が出力する混合比Rb、図24(g)は、データ混合部9が出力する画像データDoを示している。横軸は画素位置、縦軸は、図24(a)の縦軸はアナログの階調、縦軸は図24(b)〜(d)、(g)ではデジタルの階調、図24(e)では最大階調差、図24(f)では混合比を示している。
図22および図24(a)〜(g)を用いて、本発明の実施の形態9に係る画像表示装置の詳細な動作を説明する。
図24(a)に示したアナログの画像信号Saが、入力端子1より受信部2に入力される。受信部2は、図24(a)に示した画像信号Saを図24(b)に示したnビットの画像データDiに変換して、最大階調差算出部6および階調変換部13に出力する。
階調変換部13は、画像データDiに対してガンマ変換やコントラスト補正など階調変換を行い、画像データDjを出力する。例えば、画像データDiに含まれる階調YをYに、Y+1をY+1に、Y+2をY+1に、Y+3をY+3に、Y+4をY+4に変換するような階調変換を行う場合、図24(b)の画像データDiは図24(c)に示すような画像データDjに変換される。
データ平滑化部7は、LPFを用いて図24(c)に示した画像データDjを平滑化処理し、図24(d)に示したような平滑化データDfを出力する。
最大階調差算出部6は、画像データDiに対して平滑化データを算出領域に存在する階調差のうち最も大きな階調差を算出し最大階調差データDcを混合比生成部8に出力する。図24(b)に対して算出した最大階調差データDcは図24(e)のようになり、画素j〜kの最大階調差データは4、画素jより左側および画素kより右側の画素の最大階調差データは0となる。
混合比生成部8は、図24(e)に示した最大階調差データDcから図24(f)に示すような混合比Rbを生成し、データ混合部9に出力する。図8(a)の変換曲線で閾値T1=2、閾値T2=3、混合比R1=100%、混合比R2=0%とした場合、図24(e)では画素j〜kの最大階調差データDcは閾値T2(=3)より大きいため、図24(f)に示すように画素j〜kに対応する混合比RbはR2(=0%)に変換され、画素jより左側および画素kより右側の画素の最大階調差データDcは閾値T1(=2)より小さいため、画素jより左側および画素kより右側の画素に対応する混合比はR1に変換される。
データ混合部9は、図24(f)で示した混合比Rbに従って画像データDjと平滑化データDfを混合する。図24(f)では画素j〜kに対応する混合比が0%であるので
Do(i)
=(0×Df(i)+(100−0)×Dj(i))/100
=Dj(i)
となり、画素jより左側および画素kより右側の画素に対応する混合比が100%であるので、
Do(i)
=(100×Df(i)+(100−100)×Dj(i))/100
=Df(i)
となる。画素j〜mでは図24(c)で示したような画像データDjが、画素jより左側および画素kより右側では図24(d)で示したような平滑化データDfが図24(g)で示すような出力画像データDoとして出力される。
以上図24(a)〜(g)を参照して説明したように平滑化データの算出領域に含まれる階調差が設定した閾値よりも大きい場合、画像データDjが出力されるので、急峻に変化する領域の鮮鋭度を保持することができる。
階調変換前に算出した最大階調差データをより生成した混合比を使って階調変換後の画像データと平滑化データを混合することにより、階調変換部13によって発生した階調のジャンプを画像の鮮鋭度を損なわずに階調のジャンプを解消することができるので、階調変換による画質劣化を低減させることができる。
図25は、図22を参照して説明した実施の形態に係る画像処理装置の処理工程を示すフローチャートである。
まず、画像信号Saが入力端子1に入力され、受信部2は、画像信号Saを受信してnビットの画像データDiを出力する(S31)。画像データDiは階調変化部13に入力され、ガンマ変換やコントラスト補正などの階調変換を行い(S32)、画像データDjを出力する。データ平滑化部7には、nビットの画像データDiが入力され、LPFを用いてnビットの画像データDiを平滑化し、平滑化データDfを出力する(S33)。最大階調差検出部6には、nビットの画像データDiが入力され、平滑化データDfを算出する領域に含まれる階調差のうち最も大きな階調差を最大階調差データDcとして出力する(S34)。混合比生成部8には、最大階調差データDcが入力され、最大階調差データDcが小さいほど画像データDjに対する平滑化データDfの割合が大きくなるように画像データDjと平滑化データDfの混合比Rbを生成する(S35)。データ混合部9には、画像データDjおよび平滑化データDf、混合比Rbが入力され、混合比Rbに従って画像データDjと平滑化データDfを混合した画像データDoを出力する(S36)。画像データDoは表示部4に入力され、表示部4は画像データDoに基づいて画像を表示する(S37)。
実施の形態10.
図26は本発明の実施の形態10に係る画像表示装置の構成を示す図である。本発明に係る画像表示装置は、入力端子1と、受信部2と、多階調化処理部3と、擬似中間階調変換部14と、表示部4とを備える。
アナログの画像信号Saが入力端子1より受信部2に入力され、受信部2は、アナログの画像信号Saをnビットの画像データDiに変換して多階調化処理部3に出力する。
多階調化処理部3は、ビット拡張部5と、最大階調差算出部6と、データ平滑化部7と、混合比生成部8と、データ混合部9とを備え、入力されたnビットの画像データDiをn+αビットの画像データDoに変換して擬似中間階調変換部14に出力する。擬似中間階調変換部14は、n+αビットの画像データDoに対してディザや誤差拡散などの処理を行い、nビットの画像データDkを表示部4に出力する。表示部4はnビットの画像データDoに基づいて画像を表示する。
多階調化処理部3の動作については、実施の形態1で詳細に説明したので、本実施の形態では説明を省略する。誤差拡散処理を用いた場合の擬似中間階調変換部14の動作を説明する。
誤差拡散処理は量子化により発生した誤差を近傍の画素に加算することにより失った階調情報を近傍の画素に埋め込む。例えば、座標(x,y)のデータD(x,y)の量子化誤差をE(x,y)とすると誤差拡散処理後のデータDe(x,y)は
De(x+1,y)=D(x+1,y)+3×E(x,y)/8
De(x,y+1)=D(x,y+1)+3×E(x,y)/8
De(x+1,y+1)=D(x+1,y+1)+2×E(x,y)/8
となる。
nビットの画像データを多階調化処理によりn+αビットの階調性をもつ画像データに変換し、誤差拡散やディザなどの処理により擬似的に中間階調を生成することにより、nビットの変換特性を持つ受信部とnビットの階調表示能力をもつ表示部でもn+αビットの階調性持った画像を表示することができる。
本発明の活用例として、液晶テレビやプラズマテレビなどの画像表示装置に適用できる。
実施の形態1に係る画像表示装置の構成を示す図である。 (a)〜(g)は、実施の形態1に係る画像表示装置の動作を説明するための図である。 実施の形態1に係るデータ平滑化部の動作を説明するための図である。 実施の形態1に係る最大階調差算出部の動作を説明するための図である。 実施の形態1に係る最大階調差算出部の構成を示す図である。 (a)及び(b)は、実施の形態1に係る最大階調差算出部の動作を説明するための図である。 (a)〜(g)は、実施の形態1に係る最大階調差算出部の動作を説明するための図である。 (a)及び(b)は、実施の形態1に係る混合比生成部の動作を説明するための図である。 (a)〜(g)は、実施の形態1に係る画像表示装置の動作を説明するための図である。 実施の形態1に係る画像処理装置の処理工程を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る画像表示装置の構成を示す図である。 実施の形態3に係る画像表示装置の構成を示す図である。 (a)及び(b)は、実施の形態3に係る混合比平滑化部の動作を説明するための図である。 実施の形態4に係る画像表示装置の構成を示す図である。 実施の形態6に係る画像表示装置の構成を示す図である。 (a)〜(d)は、実施の形態5に係る画像表示装置の動作を説明するための図である。 (a)〜(e)は、実施の形態5に係る画像表示装置の動作を説明するための図である。 実施の形態5に係る画像処理装置の処理工程を示すフローチャートである。 実施の形態6に係る画像表示装置の構成を示す図である。 実施の形態7に係る画像表示装置の構成を示す図である。 実施の形態8に係る画像表示装置の多階調処理部の構成を示す図である。 実施の形態9に係る画像表示装置の構成を示す図である。 (a)〜(g)は、実施の形態9に係る画像表示装置の動作を説明するための図である。 (a)〜(g)は、実施の形態9に係る画像表示装置の動作を説明するための図である。 実施の形態9に係る画像処理装置の処理工程を示すフローチャートである。 実施の形態10に係る画像表示装置の構成を示す図である。
符号の説明
1 入力端子、 2 受信部、 3 多階調化処理部、 4 表示部、 5 ビット拡張部、 6 最大階調差算出部、 7 データ平滑化部、 8 混合比生成部、 9 データ混合部、 10A 第一の階調差算出部、 10B 第二の階調差算出部、 10C 第三の階調差算出部、 10D 第四の階調差算出部、 10E 第五の階調差算出部、 10F 第六の階調差算出部、 10G 第七の階調差算出部、 11 最大値算出部、 12 混合比生成部、 13 階調変換部、 14 擬似中間階調変換部。

Claims (15)

  1. nビット(nは正の整数)の入力画像データをαビット分(αは正の整数)ビットシフトしたn+αビットの原データを生成するビット拡張ステップと、
    前記n+αビットの原データを処理対象画素の近傍の領域に基づいて平滑化した平滑化データを生成するデータ平滑化ステップと、
    前記n+αビットの原データに基づいて前記平滑化データを算出する領域に含まれる階調差のうち、最も大きな階調差を最大階調差データとして生成する最大階調差算出ステップと、
    前記最大階調差データが小さいほど前記n+αビットの原データに対する前記平滑化データの割合が大きくなるように前記n+αビットの原データと前記平滑化データの混合比を生成する混合比生成ステップと、
    前記混合比に基づいて前記n+αビットの原データと前記平滑化データを混合した画像データを出力するデータ混合ステップと
    を備えたことを特徴とする画像処理方法。
  2. nビット(nは正の整数)の入力画像データをαビット分(αは正の整数)ビットシフトしたn+αビットの原データを出力するビット拡張部と、
    前記n+αビットの原データを処理対象画素の近傍の領域に基づいて平滑化した平滑化データを出力するデータ平滑化部と、
    前記n+αビットの原データに基づいて前記平滑化データを算出する領域に含まれる階調差のうち、最も大きな階調差を最大階調差データとして出力する最大階調差算出部と、
    前記最大階調差データが小さいほど前記n+αビットの原データに対する前記平滑化データの割合が大きくなるように前記n+αビットの原データと前記平滑化データの混合比を表す混合比データを生成する混合比生成部と、
    前記混合比に基づいて前記n+αビットの原データと前記平滑化データを混合した画像データを出力するデータ混合部と
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記混合比生成部が、
    前記最大階調差データが閾値T1より小さい場合には前記n+αビットの原データに対する前記平滑化データの混合比を第1の値R1とし、
    前記最大階調差データが閾値T2(T2≧T1)より大きい場合には前記n+αビットの原データに対する前記平滑化データの混合比を前記第1の値R1よりも小さい第2の値R2とし、
    前記最大階調差データが閾値T1よりも大きくかつ閾値T2よりも小さい場合には前記最大階調差データに対して前記第1の値R1から前記第2の値R2に単調に変化するように混合比を生成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記混合比生成部が、
    前記最大階調差データが閾値T1より小さい場合には前記n+αビットの原データに対する前記平滑化データの混合比を第1の値R1とし、前記最大階調差データが閾値T1より大きい場合には前記n+αビットの原データに対する前記平滑化データの混合比を前記第1の値R1よりも小さい第2の値とする
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. nビット(nは正の整数)の入力画像データをαビット分(αは正の整数)ビットシフトしたn+αビットの原データを出力するビット拡張部と、
    前記n+αビットの原データを処理対象画素の近傍の領域に基づいて平滑化した平滑化データを出力するデータ平滑化部と、
    前記n+αビットの原データに基づいて前記平滑化データを算出する領域に含まれる階調差のうち、最も大きな階調差を最大階調差データとして出力する最大階調差算出部と、
    前記最大階調差データが小さいほど前記n+αビットの原データに対する前記平滑化データの割合が大きくなるように前記n+αビットの原データと前記平滑化データの混合比を表す混合比データを生成する混合比生成部と、
    前記混合比を平滑化した平滑化混合比を出力する混合比平滑化部と、
    前記平滑化混合比に基づいて前記n+αビットの原データと前記平滑化データを混合した画像データを出力するデータ混合部と
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  6. nビット(nは正の整数)の入力画像データをαビット分(αは正の整数)ビットシフトしたn+αビットの原データを出力するビット拡張部と、
    前記n+αビットの原データを処理対象画素の近傍の領域に基づいて平滑化した平滑化データを出力するデータ平滑化部と、
    前記nビットの入力画像データに基づいて前記平滑化データを算出する領域に含まれる階調差のうち、最も大きな階調差を最大階調差データとして出力する最大階調差算出部と、
    前記最大階調差データが小さいほど前記n+αビットの原データに対する前記平滑化データの割合が大きくなるように前記原データと前記平滑化データの混合比を表す混合比データを生成する混合比生成部と、
    前記混合比に基づいて前記n+αビットの原データと前記平滑化データを混合した画像データを出力するデータ混合部と
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  7. nビット(nは正の整数)の入力画像データをαビット分(αは正の整数)ビットシフトした原データを出力するビット拡張部と、
    前記n+αビットの原データを処理対象画素の近傍の領域に基づいて水平方向に平滑化した水平平滑化データを出力する水平データ平滑化部と、
    前記n+αビットの原データに基づいて前記水平平滑化データを算出する領域に含まれる階調差のうち、最も大きな階調差を水平最大階調差データとして出力する水平最大階調差算出部と、
    前記水平最大階調差データが小さいほど前記n+αビットの原データに対する前記水平平滑化データの割合が大きくなるように前記n+αビットの原データと前記水平平滑化データの水平混合比を表す混合比データを生成する水平混合比生成部と、
    前記水平混合比に基づいて前記n+αビットの原データと前記水平平滑化データを混合した画像データを出力する水平データ混合部と、
    前記水平データ混合部が出力する画像データを処理対象画素の近傍の領域に基づいて垂直方向に平滑化した垂直平滑化データを出力する垂直データ平滑化部と、
    前記n+αビットの原データに基づいて前記垂直平滑化データを算出する領域に含まれる階調差のうち、最も大きな階調差を垂直最大階調差データとして出力する垂直最大階調差算出部と、
    前記垂直最大階調差データが小さいほど前記水平データ混合部が出力する画像データに対する前記垂直平滑化データの割合が大きくなるように前記水平データ混合部が出力する画像データと前記垂直平滑化データの垂直混合比を表すデータを生成する垂直混合比生成部と、
    前記垂直混合比に基づいて前記水平データ混合部が出力する画像データと前記垂直平滑化データを混合した画像データを出力する垂直データ混合部と
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  8. nビット(nは正の整数)の入力画像データをαビット分(αは正の整数)ビットシフトしたn+αビットの原データを生成するビット拡張ステップと、
    前記n+αビットの原データを処理対象画素の近傍の領域に基づいて平滑化した第一の平滑化データを生成する第一のデータ平滑化ステップと、
    前記n+αビットの原データに基づいて前記第一の平滑化データを算出する領域に含まれる階調差のうち、最も大きな階調差を最大階調差データとして生成する最大階調差算出ステップと、
    混合比を表すデータを生成する混合比生成ステップと、
    前記混合比に基づいて前記n+αビットの原データと前記第一の平滑化データを混合した画像データを生成する第一のデータ混合ステップと、
    前記第一のデータ混合ステップが生成する画像データに基づいて階調処理を行った画像データを出力する画像処理ステップと、
    前記階調変換ステップが生成する画像データを処理対象画素の近傍の領域に基づいて平滑化した第二の平滑化データを生成する第二のデータ平滑化ステップと、
    前記混合比に基づいて前記階調変換ステップが生成する画像データと前記第二の平滑化データを混合した画像データ生成する第二のデータ混合ステップとを備え、
    前記混合比は、前記最大階調差データが小さいほど、前記n+αビットの原データに対する前記第一の平滑化データの混合割合を大きくし、前記階調変換ステップが生成する画像データに対する前記第二の平滑化データの混合割合を大きくするものである
    ことを特徴とする画像処理方法。
  9. nビット(nは正の整数)の入力画像データをαビット分(αは正の整数)ビットシフトしたn+αビットの原データを出力するビット拡張部と、
    前記n+αビットの原データを処理対象画素の近傍の領域に基づいて平滑化した第一の平滑化データを出力する第一のデータ平滑化部と、
    前記n+αビットの原データに基づいて前記第一の平滑化データを算出する領域に含まれる階調差のうち、最も大きな階調差を最大階調差データとして出力する最大階調差算出部と、
    前記混合比に従って、前記第1に入力端子で受けた前記n+αビットの原データと前記第2の入力端子で受けた前記第一の平滑化データを混合した画像データを出力する第一のデータ混合部と、
    前記第一のデータ混合部が出力する画像データに基づいて階調変換を行った画像データを出力する階調変換部と、
    前記階調変換部が出力する画像データを処理対象画素の近傍の領域に基づいて平滑化した第二の平滑化データを出力する第二のデータ平滑化部と、
    前記混合比に従って、前記階調変換部が出力する画像データと前記第二の平滑化データを混合した画像データを出力する第二のデータ混合部とを備え、
    前記混合比は、前記最大階調差データが小さいほど、前記n+αビットの原データに対する前記第一の平滑化データの第1の割合を大きくし、前記階調変換部が出力する画像データに対する前記第二の平滑化データの第2の割合を大きくするものである
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  10. nビット(nは正の整数)の入力画像データをαビット分(αは正の整数)ビットシフトしたn+αビットの原データを出力するビット拡張部と、
    前記n+αビットの原データを処理対象画素の近傍の領域に基づいて平滑化した第一の平滑化データを出力する第一のデータ平滑化部と、
    前記n+αビットの原データに基づいて前記第一の平滑化データを算出する領域に含まれる階調差のうち、最も大きな階調差を最大階調差データとして出力する最大階調差算出部と、
    前記最大階調差データが小さいほど前記n+αビットの原データに対する前記平滑化データの割合が大きくなるように前記n+αビットの原データと前記第一の平滑化データの第一の混合比を表すデータを生成する第一の混合比生成部と、
    前記第一の混合比に基づいて前記n+αビットの原データと前記第一の平滑化データを混合した画像データを出力する第一のデータ混合部と、
    前記第一のデータ混合部が出力する画像データに基づいて階調変換を行った画像データを出力する階調変換部と、
    前記階調変換部が出力する画像データを処理対象画素の近傍の領域に基づいて平滑化した第二の平滑化データを出力する第二のデータ平滑化部と、
    前記最大階調差データが小さいほど前記階調変換部が出力する画像データに対する前記第二の平滑化データの割合が大きくなるように前記階調変換部が出力する画像データと前記第二の平滑化データの第二の混合比を表すデータを生成する第二の混合比生成部と、
    前記第二の混合比に基づいて前記階調変換部が出力する画像データと前記第二の平滑化データを混合した画像データを出力する第二のデータ混合部と
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  11. nビット(nは正の整数)の入力画像データをαビット分(αは正の整数)ビットシフトしたn+αビットの原データを出力するビット拡張部と、
    前記n+αビットの原データに基づいて階調変換した画像データを出力する階調変換部と、
    前記階調変換部が出力する画像データを処理対象画素の近傍の領域に基づいて平滑化した平滑化データを出力するデータ平滑化部と、
    前記n+αビットの原データに基づいて前記平滑化データを算出する領域に含まれる階調差のうち、最も大きな階調差を最大階調差データとして出力する最大階調差算出部と、
    前記最大階調差データが小さいほど前記階調変換部が出力する画像データに対する前記平滑化データの割合が大きくなるように前記階調変換部が出力する画像データと前記平滑化データの混合比を表すデータを生成する混合比生成部と、
    前記混合比に基づいて前記階調変換部が出力する画像データと前記平滑化データを混合した画像データを出力するデータ混合部と
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  12. nビット(nは正の整数)の入力画像データをαビット分(αは正の整数)ビットシフトしたn+αビットの原データを出力するビット拡張部と、
    前記n+αビットの原データを処理対象画素の近傍の領域に基づいて水平方向に平滑化した第一の水平平滑化データを出力する第一の水平データ平滑化部と、
    前記n+αビットの原データに基づいて前記第一の水平平滑化データを算出する領域に含まれる階調差のうち、最も大きな階調差を水平最大階調差データとして出力する水平最大階調差算出部と、
    水平混合比を生成する水平混合比生成部と、
    前記水平混合比に基づいて前記n+αビットの原データと前記第一の水平平滑化データを混合した画像データを出力する第一の水平データ混合部と、
    前記第一の水平データ混合部が出力する画像データを処理対象画素の近傍の領域に基づいて垂直方向に平滑化した第一の垂直平滑化データを出力する第一の垂直データ平滑化部と、
    前記n+αビットの原データに基づいて前記第一の垂直平滑化データを算出する領域に含まれる階調差のうち、最も大きな階調差を垂直最大階調差データとして出力する垂直最大階調差算出部と、
    垂直混合比を表すデータを生成する垂直混合比生成部と、
    前記垂直混合比に基づいて前記第一の水平データ混合部が出力する画像データと前記垂直平滑化データを混合した画像データを出力する第一の垂直データ混合部と、
    前記第一の垂直データ混合部が出力する画像データに基づいて階調変換した画像データを出力する階調変換部と、
    前記階調変換部が出力する画像データを処理対象画素の近傍の領域に基づいて水平方向に平滑化した第二の水平平滑化データを出力する第二の水平データ平滑化部と、
    前記水平混合比に基づいて前記階調変換部が出力する画像データと前記第二の水平平滑化データを混合した画像データを出力する第二の水平データ混合部と、
    前記第二の水平データ混合部が出力する画像データを処理対象画素の近傍の領域に基づいて垂直方向に平滑化した第二の垂直平滑化データを出力する第二の垂直データ平滑化部と、
    前記垂直混合比に基づいて前記第二の水平データ混合部が出力する画像データと前記第二の垂直平滑化データを混合した画像データを出力する第二の垂直データ混合部とを備え、
    前記水平混合比は、前記水平最大階調差データが小さいほど、前記原データに対する前記第一の水平平滑化データの混合割合を大きくし、前記階調変換部が出力する画像データに対する前記第二の水平平滑化データの混合割合を大きくするものであり、
    前記垂直混合比は、前記垂直最大階調差データが小さいほど、前記第一の水平データ混合部が出力する画像データに対する前記第一の垂直平滑化データの混合割合を大きくし、前記第二の水平データ混合部が出力する画像データに対する前記第二の垂直平滑化データの混合割合を大きくするものである
    ことを特徴とする画像処理装置。
  13. nビット(nは正の整数)の入力画像データを階調変換した画像データを出力する階調変換部と、
    前記階調変換部が出力する画像データを処理対象画素の近傍の領域に基づいて平滑化した平滑化データを出力するデータ平滑化部と、
    前記nビットの入力画像データに基づいて前記平滑化データを算出する領域に含まれる階調差のうち、最も大きな階調差を最大階調差データとして出力する最大階調差算出部と、
    前記最大階調差データが小さいほど前記階調変換部が出力する画像データに対する前記平滑化データの割合が大きくなるように前記階調変換部が出力する画像データと前記平滑化データの混合比を表すデータを生成する混合比生成部と、
    前記混合比に基づいて前記階調変換部が出力する画像データと前記平滑化データを混合した画像データを出力するデータ混合部と
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  14. 請求項2に記載の画像処理装置と、
    受信したアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換し、nビットの画像データを生成して、前記画像処理装置に前記nビットの入力画像データとして供給するする受信部と、
    前記画像処理装置の前記データ混合部が出力したn+αビットの画像に基づいて画像を表示する表示部と
    を備えた画像表示装置。
  15. 請求項2に記載の画像処理装置と、
    受信したアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換し、nビットの画像データを生成して、前記画像処理装置に前記nビットの入力画像データとして供給するする受信部と、
    前記画像処理装置の前記データ混合部が出力したn+αビットの画像データに基づいてディザ処理や誤差拡散処理などの擬似中間階調変換によりnビットの画像データを出力する擬似中間階調変換部と、
    前記擬似中間階調変換部が出力する画像データに基づいてnビットの画像を表示する表示部と
    を備えたことを特徴とする画像表示装置。
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