JP2006245752A - 画像処理装置、画像処理方法、画像表示装置、および画像表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 緩やかに階調が変化するアナログの画像信号をデジタルの画像データに変換する場合、デジタルの画像データでは階調が1だけ階段状に変化するため、量子化による画質劣化が顕著になるという問題がある。
【解決手段】 nビットの入力画像データに対して階調が緩やかに変化するかどうかを検出し、検出された領域に対して階調段差が含まれることを示す階調処理制御信号Cを生成する階調段差検出部6と、nビットの入力画像データをαビットだけ上位にビットシフトし、n+αビットの画像データを生成するビットシフト処理部5と、ビットシフト処理部5が生成するn+αビットの画像データの階調処理制御信号Cが示す階調段差が含まれる領域に対して平滑化処理を行ったn+αビットの画像データを生成する階調処理部7を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、画像表示装置、および画像表示方法に関し、特にデジタル画像を多階調化する技術に関するものである。
画像処理の一種として、画像に対する種々の階調変換が行われる。この際、画像の階調変換に伴って階調のジャンプが発生するという問題がある。「階調のジャンプ」とは隣接する領域の画像レベルが階段状に変化して、少なくとも1つの画像レベルが抜けている現象を言う(特許文献1参照)。
特開平10−84481号公報(第3頁、第1〜2図)
アナログの画像信号をデジタルの画像データに変換する場合、デジタル画像データでは量子化によって連続的な階調が離散化される。量子化の分解能が低い(ビットが少ない)場合、量子化によって出現しない階調が多くなり、デジタル変換による画質劣化が視認される。また、量子化の分解能を上げれば画質劣化は低減されるが、デジタル変換をおこなうA/D変換器が高価になるという問題がある。
上記した特許文献1によれば、階調のジャンプを肉眼で観察すると、擬似的な輪郭として見えてしまうという問題がある。
アナログ−デジタル変換の背景技術では、特に緩やかに階調が変化するアナログの画像信号をデジタルの画像データに変換する場合、デジタルの画像データでは階調が1だけ階段状に変化するため、量子化による画質劣化が顕著になるという問題がある。例えば、夕焼けや海などの画像信号をデジタルの画像データに変換した場合、デジタルの画像データでは階調が1だけ階段状に変化する領域が擬似的な輪郭のように見えてしまう。
また、デジタルの画像データを非線形の階調変換、例えば、表示装置の入力信号対発光強度の非直線性を補正するガンマ変換などの階調変換を行った場合、その非線形の階調変換後の画像データにおいて出現しない階調が存在するという問題がある。
この発明は、
nビットの画像データに対して階調が緩やかに変化するかどうかを検出し、検出された領域に対して階調段差が含まれることを示す階調処理制御信号を生成する階調段差検出部と、
前記nビットの画像データをαビットだけビットシフトしたn+αビットの画像データを生成するビットシフト処理部と、
前記ビットシフト処理部が生成するn+αビットの画像データの前記階調処理制御信号が示す階調段差が含まれる領域に対して平滑化処理を行ったn+αビットの画像データを生成する階調処理部と
を備えたことを特徴とする画像処理装置を提供する。
この発明によれば、入力された画像データの階調が緩やかに変化する領域を検出し、検出された領域を平滑化することで、例えば輪郭などの階調の変化が急な領域、あるいは、部分的にダイナミックレンジの高い領域が有する画像の鮮鋭度を損なわずに、画像データの階調数を増やすことができるので、階調変換による画質劣化を低減させることができる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る画像表示装置の構成を示す図である。実施の形態1に係る画像表示装置は、入力端子1と、受信部2と、多階調化処理部3とを有する画像処理装置と、表示部4とを有する。
アナログの画像信号Saが入力端子1より受信部2に入力され、受信部2は、アナログの画像信号Saをnビットの画像データDiに変換して多階調化処理部3に出力する。多階調化処理部3は、ビットシフト処理部5、階調段差検出部6および階調処理部7により構成され、入力されたnビットの画像データDiをn+αビットの画像データDoに変換して表示部4に出力する。表示部4はn+αビットの画像データDoに基づいて画像を表示する。
本実施の形態では、受信部2をアナログの画像信号からデジタルの画像データに変換するA/D変換器として説明を行うが、受信部2にチューナーを備え、受信部2の内部でアナログの画像信号を得た後にデジタルの画像データに変換してもよいし、受信部2をデジタルインターフェースとして入力端子1よりデジタルのデータを受信して、nビットの画像データDiを出力してもよい。
図2は実施の形態1に係る画像表示装置の動作を説明するための図である。図2(a)は、入力端子1に入力されるアナログの画像信号Saの一例、図2(b)は、図2(a)に示した画像信号Saに対応するnビットの画像データDi、図2(c)は、ビットシフト処理部5によって図2(b)に示した画像データDiをαビットだけ上位にビットシフトしたn+αビットの画像データDbを示している。また、図2(d)は、図2(c)に示した画像データDbに対応した階調処理部7が出力するn+αビットの画像データDoを示している。なお、横軸は画素位置を示し、縦軸は図2(a)ではアナログの階調、図2(b)〜(d)ではデジタルの階調を示している。
図1および図2を用いて、実施の形態1に係る画像表示装置の詳細な動作を説明する。
図2(a)に示したアナログの画像信号Saが、入力端子1より受信部2に入力される。受信部2は、図2(a)に示した画像信号Saを図2(b)に示したnビットの画像データDiに変換して、ビットシフト処理部5と階調段差検出部6に出力する。
図2(a)に示した画像信号Saの領域p1は、階調が緩やかに変化している場合を示しているが、階調の変化に対するデジタル画像データDiの量子化の分解能が低い(ビット数が少ない)ため、図2(b)に示した画像データDiでは、画像信号Saの領域p1が2値の階調に変換されている。図2(b)で示した領域p1のようにある幅を持った領域、即ち連続する所定数の画素から成る領域で階調が1だけ階段状に変化する部分を階調段差と定義する。
階調段差は、画素数に対する階調の変化が小さい場合、すなわち、画素数をX、量子化後の階調の変化をYとすると、Y/X<1の条件で単調に増加、あるいは単調に減少している場合として表すこともできる。
図2(a)に示した画像信号Saの領域p2は、階調の変化が急な場合を示しており、図2(b)に示した領域p2の画像データDiではY/X>1となるため、階調段差は発生しない。
ビットシフト処理部5は、図2(b)に示した画像データDiをαビットだけ上位にビットシフトし、図2(c)に示したようなn+αビットの画像データDbを出力する。
階調段差検出部6は、図2(b)に示した画像データDiに対して階調段差の検出を行う。図2(b)の画像データDiに対して階調段差の検出を行った場合、領域p1では階調段差が検出され、領域p2では階調段差が検出されない。階調段差検出部6は、階調段差が検出された領域、すなわち、図2(c)に示した画像データDbの領域p1に対して階調段差が含まれることを示す階調処理制御信号Cを階調処理部7に出力する。
階調処理部7は、階調処理制御信号Cが示す階調段差が含まれる領域に対して平滑化処理を行い、それ以外の領域に対しては画像データDbをそのまま出力する。従って、図2(c)に示した画像データDbの領域p1に対してのみ平滑化処理された図2(d)の画像データDoが出力される。
階調処理部7は、低域通過フィルタ(LPF:Low Pass Filter)を用いて平滑化処理を行う。本実施の形態では、LPFとしてK個の画素の平均値を対象画素の階調とする1次元の平均値フィルタ
Do(i)=(Db(i−(K+1)/2)+…+Db(i+(K+1)/2))/K…(式1)
を用いて説明を進めるが、もちろん、その他のLPFを用いて平滑化処理を行っても同様の効果を得ることができる。
入力された画像データの階調が緩やかに変化する領域を検出し、検出された領域を平滑化することで、例えば輪郭などの階調の変化が急な領域、あるいは部分的にダイナミックレンジの高い領域が有する画像の鮮鋭度を損なわずに、画像データの階調数を増やすことができるので、量子化による画質劣化を低減させることができる。
次に、一次微分データを用いて階調段差を検出する階調段差検出部6について説明する。
図3は一次微分データを用いて階調段差を検出する階調段差検出部6の構成を示す図である。階調段差検出部6は、一次微分算出部8および階調段差条件判定部9により構成される。画像データDiが一次微分算出部8に入力され、一次微分算出部8は、画像データDiの一次微分データを算出し、一次微分データΔDiを階調段差条件判定部9に出力する。階調段差条件判定部9は、一次微分データΔDiに対して階調段差条件の判定を行い、階調処理制御信号Cを出力する。
図4は一次微分データを用いて階調段差を検出する方法を説明するための図である。図4(a)および図4(b)は、階調段差を含む領域の画像データDiであり、図4(c)および図4(d)は、図4(a)および図4(b)それぞれに対応する一次微分データΔDiを示している。
階調段差は、図4(a)および図4(b)のように階調が1だけ階段状に変化するので、階調が1だけ変化する領域bと、その領域bの左右に階調が変化しない領域aおよび領域cに分けられる。
図3および図4を用いて、一次微分データを用いて階調段差を検出する階調段差検出部6の詳細な動作を説明する。
一次微分算出部8は、一次微分の式
ΔDi(i)=Di(i+1)−Di(i−1) …(式2)
を用いて図4(a)に示した画像データDiの一次微分データを算出し、図4(c)に示した一次微分データΔDiを出力する。また、図4(b)に示した画像データDiについても同様に(式2)を用いて一次微分データを算出し、図4(d)に示した一次微分データΔDiを出力する。式中の変数iは一次微分の対象となる画素の位置(画素の列の一端から他端へと言う順で付された番号)を示す。
図4(a)に示したような階調が1だけ増加する階調段差を含む画像データDiを一次微分した場合、階調が変化しない領域aおよび領域cの一次微分データΔDi(i)は0となり、領域bの一次微分データΔDi(i)は1となる。また、図4(b)に示したような階調が1だけ減少する階調段差を含む画像データDiを一次微分した場合、階調が変化しない領域aおよび領域cの一次微分データΔDi(i)は0となり、領域bの一次微分データΔDi(i)は−1となる。
以上のように、階調段差条件判定部9は、連続する2画素の一次微分データΔDi(i)がともに1、または、ともに−1である階調段差と、その階調段差の左右がΔDi(i)=0となる領域を段差領域として判定し、判定された領域に対して階調段差が含まれることを示す階調処理制御信号Cを出力する。
次に、具体的な例を用いて多階調化処理部3の動作を説明する。
図5は階調段差を含む画像データに対する多階調化処理の具体例を示す図である。図5(a)は画像データDi、図5(b)は、一次微分算出部8によって算出された図5(a)に示した画像データDiの一次微分データΔDi、図5(c)は、ビットシフト処理部5によって図5(a)に示した画像データDiを2ビットだけ上位にビットシフトしたn+2ビットの画像データDbを示している。また、図5(d)は、図5(c)に示した画像データDbに対応した階調処理部7が出力するn+2ビットの画像データDoを示している。
図1、図3および図5を用いて具体例を説明する。具体例ではα=2と設定し、多階調化処理部3は、nビットの画像データDiをn+2ビットの画像データDoに変換して出力する。
図5(a)に示した画像データDiの画素位置を0〜7とし、階調をそれぞれDi(0)=D、Di(1)=D、Di(2)=D、Di(3)=D、Di(4)=D+1、Di(5)=D+1、Di(6)=D+1、Di(7)=D+1とする。
画像データDiはビットシフト処理部5および階調段差検出部6に入力され、ビットシフト処理部5は、図5(a)に示した画像データDiを2ビット上位にビットシフトし、図5(c)に示した画像データDbを階調処理部7に出力する。画素位置0〜7の階調はそれぞれ、Db(0)=4D、Db(1)=4D、Db(2)=4D、Db(3)=4D、Db(4)=4(D+1)、Db(5)=4(D+1)、Db(6)=4(D+1)、Db(7)=4(D+1)となる。
階調段差検出部6では画像データDiが一次微分算出部8に入力され、一次微分算出部8は、(式2)を用いて図5(a)に示した画像データDiの一次微分データを算出し、図5(b)に示した一次微分データΔDiを階調段差条件判定部9に出力する。画素位置1〜6の一次微分データΔDi(i)はそれぞれ、
ΔDi(1)=Di(2)−Di(0)=D−D=0、
ΔDi(2)=Di(3)−Di(1)=D−D=0、
ΔDi(3)=Di(4)−Di(2)=(D+1)−D=1、
ΔDi(4)=Di(5)−Di(3)=(D+1)−D=1、
ΔDi(5)=Di(6)−Di(4)=(D+1)−(D+1)=0、
ΔDi(6)=Di(7)−Di(5)=(D+1)−(D+1)=0
となる。
階調段差条件判定部9は、ΔDi(1)=0、ΔDi(2)=0、ΔDi(3)=1、ΔDi(4)=1、ΔDi(5)=0、ΔDi(6)=0より、画素位置3と4の画素がΔDi(i)=1である階調段差となり、画素1、2、5、6の画素が、階調段差の左右がΔDi(i)=0である領域となるので、図5(a)の画素位置1〜6を段差領域と判定し、図5(c)に示した画像データDbに対して階調段差が含まれることを示す階調処理制御信号Cを階調処理部7に出力する。
階調処理部7は、階調処理制御信号Cが図5(c)に示した画像データDbに対して階調段差が含まれることを示しているので、図5(c)に示した領域の画像データDbに対して平均値フィルタを用いて平滑化処理を行い、図5(d)に示した画像データDoを出力する。画素位置1〜6の画像データDo(i)は(式1)においてK=3とした平均値フィルタ
Do(i)=(Db(i−1)+Db(i)+Db(i+1))/3
より、
Do(1)=(Db(0)+Db(1)+Db(2))/3
=(4D+4D+4D)/3
=4D、
Do(2)=(Db(1)+Db(2)+Db(3))/3
=(4D+4D+4D)/3
=4D、
Do(3)=(Db(2)+Db(3)+Db(4))/3
=(4D+4D+4(D+1))/3
=4D+1、
Do(4)=(Db(3)+Db(4)+Db(5))/3
=(4D+4(D+1)+4(D+1))/3
=4D+3、
Do(5)=(Db(4)+Db(5)+Db(6))/3
=(4(D+1)+4(D+1)+4(D+1))/3
=4(D+1)、
Do(6)=(Db(5)+Db(6)+Db(7))/3
=(4(D+1)+4(D+1)+4(D+1))/3
=4(D+1)
となる。具体例では、小数部分が0.5未満の場合は切り下げとし、0.5以上の場合は切り上げとして計算を行った。
図6乃至図8は階調段差を含まない画像データに対して多階調化処理を行っている具体例を示す図である。図6は、画像データDi、図7は、一次微分算出部8によって算出された図6の画像データDiの一次微分データΔDi、図8は、ビットシフト処理部5によって図6に示した画像データDiを2ビットだけ上位にビットシフトしたn+2ビットの画像データDbを示している。
図1、図3、図6、図7および図8を用いて具体例を説明する。図6に示した画像データDiの画素位置を0〜7とし、階調はそれぞれDi(0)=D、Di(1)=D、Di(2)=D、Di(3)=D、Di(4)=D+4、Di(5)=D+4、Di(6)=D+4、Di(7)=D+4とする。
画像データDiはビットシフト処理部5および階調段差検出部6に入力され、ビットシフト処理部5は、図6に示した画像データDiを2ビットだけ上位にビットシフトし、図8に示した画像データDbを階調処理部7に出力する。画素位置0〜7の階調はそれぞれ、Db(0)=4D、Db(1)=4D、Db(2)=4D、Db(3)=4D、Db(4)=4(D+4)、Db(5)=4(D+4)、Db(6)=4(D+4)、Db(7)=4(D+4)となる。
階調段差検出部6では画像データDiが一次微分算出部8に入力され、一次微分算出部8は、(式2)を用いて図6に示した画像データDiの一次微分データを算出し、図7に示した一次微分データΔDiを階調段差条件判定部9に出力する。画素位置1〜6の一次微分データΔDi(i)はそれぞれ、
ΔDi(1)=Di(2)−Di(0)=D−D=0、
ΔDi(2)=Di(3)−Di(1)=D−D=0、
ΔDi(3)=Di(4)−Di(2)=(D+4)−D=4、
ΔDi(4)=Di(5)−Di(3)=(D+4)−D=4、
ΔDi(5)=Di(6)−Di(4)=(D+4)−(D+4)=0、
ΔDi(6)=Di(7)−Di(5)=(D+4)−(D+4)=0
となる。
階調段差条件判定部9は、ΔDb(1)=0、ΔDb(2)=0、ΔDb(3)=4、ΔDb(4)=4、ΔDb(5)=0、ΔDb(6)=0より、画素位置1〜6にはΔDi(i)=1もしくは−1となる連続する2画素がないので、図6の画像データDiに対して階調段差が含まれないと判定する。
階調処理制御信号Cは、図6に示した画像データDiに対して、階調段差が含まれていないことを示しているので、階調処理部7は、図8に示した画像データDbをそのまま画像データDoとして出力する。
以上説明したように、入力された画像データの一次微分データを用いることにより、階調段差を検出することができる。
これまで水平方向の画像データの多階調化処理について説明を行ってきたが、同様に垂直方向の画像データについて多階調化処理を行ってもよい。
また、水平方向の多階調化処理と垂直方向の多階調化処理を順次行うことによって、水平および垂直の両方向について多階調化処理を行うことができる。
図9は水平および垂直の両方向について多階調化処理を行う画像表示装置の構成を示す図である。水平および垂直の両方向について多階調化処理を行う画像表示装置は、入力端子1、受信部2、水平多階調化処理部3H、垂直多階調化処理部3Vおよび表示部4により構成される。アナログの画像信号Saが入力端子1より受信部2に入力され、受信部2は、アナログの画像信号Saをnビットの画像データDiに変換して水平多階調化処理部3Hおよび垂直多階調化処理部3Vに出力する。水平多階調化処理部3Hは、ビットシフト処理部5、水平階調段差検出部6Hおよび水平階調処理部7Hにより構成され、入力されたnビットの画像データDiをn+αビットの画像データDHoに変換して垂直多階調化処理部3Vに出力する。垂直多階調化処理部3Vは、垂直階調段差検出部6Vおよび垂直階調処理部7Vにより構成され、nビットの画像データDiに対して階調段差を検出し、n+αビットの画像データDHoに対して平滑化処理を行ったn+αビットの画像データDoを表示部4に出力する。垂直多階調化処理部3Vは、水平多階調化処理部3Hにおいてすでに上位にビットシフトを行っているためビットシフト処理部の機能を含まない。表示部4はn+αビット画像データDoに基づいて画像を表示する。
図9を用いて水平および垂直の両方向について多階調化処理を行う画像表示装置の動作を説明する。
アナログの画像信号Saが、入力端子1より受信部2に入力される。受信部2は、画像信号Saをnビットの画像データDiに変換してビットシフト処理部5および水平階調段差検出部6H、垂直階調段差検出部6Vに出力する。
ビットシフト処理部5は、画像データDiをαビット分上位にビットシフトし、n+αビットの画像データDbを水平階調処理部7Hに出力する。
水平階調段差検出部6Hは、画像データDiの水平方向の画素に対して階調段差を検出し、検出された領域に対して階調段差が含まれることを示す水平階調処理制御信号CHを水平階調処理部7Hに出力する。
水平階調処理部7Hは、画像データDbの水平階調処理制御信号CHが示す階調段差が含まれる領域に対してのみ平滑化処理したn+αビットの画像データDHoを垂直階調処理部7Vに出力する。
垂直階調段差検出部6Vは、画像データDiの垂直方向の画素に対して階調段差を検出し、検出された領域に対して階調段差が含まれることを示す垂直階調処理制御信号CVを垂直階調処理部7Vに出力する。
垂直階調処理部7Vは、垂直階調処理制御信号CVが示す階調段差が含まれる領域に対してのみ平滑化処理したn+αビット画像データDoを表示部4に出力する。
また、垂直方向の多階調化処理を行ってから水平方向の多階調化処理を行ってもよい。
多階調化処理を水平方向および垂直方向あるいは垂直方向および水平方向の順に実施することによって、入力された画像データの水平および垂直の両方向について例えば輪郭などの階調の変化が急な領域、あるいは部分的にダイナミックレンジの高い領域が有する画像の鮮鋭度を損なわずに、画像データの階調数を増やすことができるので、水平および垂直の両方向について量子化による画像劣化を低減させることができる。
図10は、以上に説明した本実施の形態に係る画像表示装置の処理工程を示すフローチャートである。
まず、画像信号Saが入力端子1に入力され、受信部2は、画像信号Saを受信してnビットの画像データDiを出力する(s1)。受信部2が出力する画像データDiは、多階調化処理部3のビットシフト処理部5と階調段差検出部6に入力され、ビットシフト処理部5では画像データDiをαビットだけ上位にビットシフトしてn+αビットの画像データDbを出力する(s2)。階調段差検出部6では画像データDiに対して階調段差の検出を行い、階調段差が含まれる領域かどうかを示す階調処理制御信号Cを出力する(s3)。階調処理部7には、ビットシフト処理部5が出力する画像データDbと階調段差検出部6が出力する階調処理制御信号Cが入力され、階調処理部7は、画像データDbの階調処理制御信号Cが示す階調段差が含まれる領域に対してのみ平滑化処理を行い、画像データDoを出力する(s4)。階調処理部7が出力する画像データDoは表示部4に入力され、表示部4は画像データDoに基づいて画像を表示する(s5)。
実施の形態2.
図11は本発明の実施の形態2に係る画像表示装置の構成を示す図である。実施の形態2に係る画像表示装置は、入力端子1と、受信部2と、画像処理部10とを有する画像処理装置と、表示部4とを有する。アナログの画像信号Saが入力端子1より受信部2に入力され、受信部2は、アナログの画像信号Saをnビットの画像データDiに変換して画像処理部10に出力する。画像処理部10は、非線形階調変換部11および多階調化処理部3により構成され、入力されたnビットの画像データDiに対して非線形の階調変換、多階調化処理などの画像処理を行い、n+αビットの画像データDoを表示部4に出力する。非線形階調変換部11は、入力された画像データDiに対して非線形の階調変換を行い、nビットの画像データDjを多階調化処理部3に出力する。多階調化処理部3は、ビットシフト処理部5、階調段差検出部6および階調処理部7により構成され、nビットの画像データDjをn+αビットの画像データDoに変換して表示部4に出力する。表示部4はn+αビットの画像データDoに基づいて画像を表示する。
図12は実施の形態2に係る画像表示装置の動作を説明するための図である。図12(a)は、受信部2が出力するnビットの画像データDi、図12(b)は、図12(a)に示した画像データDiに対応した非線形階調変換部11が出力する画像データDj、図12(c)は、ビットシフト処理部5によって図12(b)に示した画像データDjをαビットだけ上位にビットシフトしたn+αビットの画像データDbを示している。また、図12(d)は、図12(c)に示した画像データDbに対応した階調処理部7が出力する画像データDoを示している。なお、横軸は画素位置を示し、縦軸は階調を示している。
図11および図12を用いて、実施の形態2に係る画像表示装置の詳細な動作を説明する。
受信部2は、アナログの画像信号Saを図12(a)に示したnビットの画像データDiに変換して、非線形階調変換部11に出力する。
図13は非線形階調変換部11の入出力関係の一例の一部を表すグラフである。横軸は非線形階調変換部11の入力画像データDiの階調、縦軸は出力画像データDjの階調を示している。
非線形階調変換部11は、図12(a)に示した画像データDiを、図13のグラフに示された入出力関係に基づいて図12(b)に示した画像データDjのように変換し、多階調化処理部3に出力する。図13のグラフに示したように、非線形階調変換部11は、画像データDiの階調kを階調m、階調k+1を階調m+2、階調k+2を階調m+3に変換し、画像データDjとして多階調化処理部3に出力する。
図12(a)に示した画像データDiの領域p1では、階調が0または1ずつ緩やかに変化しているが、非線形階調変換部11が画像データDiの階調k+1をm+2に変換するため、図12(b)に示した画像データDjでは階調m+1が出力されず、階調mから階調m+2まで階調が2変化している。
図12(b)に示した画像データDjでは、非線形の階調変換によって緩やかに変換する領域に2階調の階調差が発生する場合について説明したが、非線形階調変換部11が出力する画像データDjに連続して2階調出力されない階調がある場合、3階調の階調差が発生する。本実施の形態では、図12(b)で示した領域p1のようにある幅を持った領域、即ち連続する所定数の画素から成る領域で階調が緩やかに変化する途中で階調がDs変化する部分を階調段差と定義する。(Dsは2以上Dsmax以下、Ds、Dsmaxは正の整数)
実施の形態1では、ある幅を持った領域、即ち連続する所定数の画素から成る領域で階調が1だけ階段状に変化する部分を階調段差として定義したが、Ds=1とし、本実施の形態で定義した階調段差の一つとして考えてもよい。
階調段差は、実施の形態1で定義した階調段差と同様に、画素数に対する階調の変化が小さい場合、すなわち、画素数をX、量子化後の階調の変化をYとするとY/X<1の条件で単調に増加、あるいは単調に減少している場合に発生する。
図12(a)に示した画像データDiの領域p2は、階調の変化が急な場合を示しており、図12(b)に示した領域p2の画像データDjではY/X≧1となるため、階調段差は発生しない。
ビットシフト処理部5は、図12(b)に示した画像データDjをαビットだけ上位にビットシフトし、図12(c)に示したようなn+αビットの画像データDbを出力する。
階調段差検出部6は、図12(b)に示した画像データDjに対して階調段差の検出を行う。図12(b)の画像データDjに対して階調段差の検出を行った場合、領域p1では階調段差が検出され、領域p2では階調段差が検出されない。階調段差検出部6は、階調段差が検出された領域、すなわち、図12(c)に示した画像データDbの領域p1に対して階調段差が含まれることを示す階調処理制御信号Cを階調処理部7に出力する。
階調処理部7は、階調処理制御信号Cが示す階調段差が含まれる領域に対して平滑化処理を行い、それ以外の領域に対しては画像データDbをそのまま出力する。従って、図12(c)に示した画像データDbの領域p1に対してのみ平滑化処理された図12(d)に示した画像データDoを出力する。
階調処理部7は、低域通過フィルタ(LPF:Low Pass Filter)を用いて平滑化処理を行う。本実施の形態では、実施の形態1と同様に、1次元の平均値フィルタ(式1)を用いて説明を進めるが、もちろん、その他のLPFを用いて平滑化処理を行っても同様の効果を得ることができる。
非線形の階調変換を行った後の画像データの階調が緩やかに変化する領域を検出し、検出された領域を平滑化することで、例えば輪郭などの階調の変化が急な領域、あるいは部分的にダイナミックレンジの高い領域が有する画像の鮮鋭度を損なわずに、画像データの階調数を増やすことができるので、非線形の階調変換による画質劣化を低減させることができる。
次に、一次微分を用いて階調段差を検出する階調段差検出部6について説明する。
図14は一次微分データを用いて階調段差を検出する方法を説明するための図である。図14(a)および図14(b)は、階調段差を含む領域の画像データDj、図14(c)および図14(d)は、図14(a)および図14(b)それぞれに対応する一次微分データΔDjを示している。
階調段差は、図14(a)および図14(b)のように階調が緩やかに変化する途中で階調がDs変化するので、階調がDs変化する領域bとその領域bの前後に階調が緩やかに変化する領域aおよび領域cに分けられる。
図3および図14を用いて、一次微分データを用いて階調段差を検出する階調段差検出部6の詳細な動作を説明する。
一次微分算出部8は、実施の形態1でも説明したように(式2)を用いて図14(a)に示した画像データDjの一次微分データを算出し、図14(c)に示した一次微分データΔDjを出力する。また、図14(b)についても同様に(式2)を用いて一次微分データを算出し、図14(d)に示した一次微分データΔDjを出力する。
図14(a)に示した階調が緩やかに増加する途中で階調がDs変化する画像データDjを一次微分した場合、階調が緩やかに増加する領域aおよび領域cの一次微分データΔDj(i)は0または1となり、領域bの一次微分データΔDj(i)はDsとなる。また、図14(b)に示した階調が緩やかに減少する途中で階調が−Ds変化する画像データDjを一次微分した場合、階調が緩やかに減少する領域aおよび領域cの一次微分データΔDjは0または−1となり、領域bの一次微分データΔDj(i)は−Dsとなる。
以上のように、階調段差条件判定部9は、連続する2画素の一次微分データΔDj(i)がともにDsである階調段差と、その階調段差の左右の一次微分データΔDj(i)が0または1である領域、または、連続する2画素の一次微分データΔDj(i)がともに−Dsである階調段差と、その階調段差の左右の一次微分データΔDj(i)が0または−1となる領域を段差領域として判定し、判定された領域に対して階調段差が含まれることを示す階調処理制御信号Cを出力する。
次に、具体的な例を用いて多階調化処理部3の動作を説明する。
図15乃至図18は階調段差を含む画像データに対する多階調化処理の具体例を示す図である。図15は、非線形階調変換部11が出力する画像データDj、図16は、一次微分算出部8によって算出された図15に示した画像データDjの一次微分データΔDj、図17は、ビットシフト処理部5によって図15に示した画像データDjを3ビットだけ上位にビットシフトしたn+3ビットの画像データDbを示している。また、図18は、図17に示した画像データDbに対応した階調処理部7が出力するn+3ビットの画像データDoを示している。
図11、図3、および図15乃至図18を用いて具体例を説明する。具体例ではα=3と設定し、多階調化処理部3は、nビットの画像データDjをn+3ビットの画像データDoに変換して出力する。また、Dsmax=3と設定し、2以上3以下の階調段差に対して平滑化処理を行う。
図15に示した画像データDjの画素位置を0〜9とし、階調をそれぞれDj(0)=D、Dj(1)=D、Dj(2)=D+1、Dj(3)=D+1、Dj(4)=D+4、Dj(5)=D+4、Dj(6)=D+4、Dj(7)=D+4、Dj(8)=D+5、Dj(9)=D+5とする。
画像データDjはビットシフト処理部5および階調段差検出部6に入力され、ビットシフト処理部5は、図15に示した画像データDjを3ビット上位にビットシフトし、図17に示した画像データDbを階調処理部7に出力する。画素位置0〜9の階調はそれぞれ、Db(0)=8D、Db(1)=8D、Db(2)=8(D+1)、Db(3)=8(D+1)、Db(4)=8(D+4)、Db(5)=8(D+4)、Db(6)=8(D+4)、Db(7)=8(D+4)、Db(8)=8(D+5)、Db(9)=8(D+5)となる。
階調段差検出部6では画像データDjが一次微分算出部8に入力され、一次微分算出部8は(式2)を用いて図15に示した画像データDjの一次微分データを算出し、図16に示した一次微分データΔDjを階調段差条件判定部13に出力する。画素位置1〜8の一次微分データΔDj(i)はそれぞれ、
ΔDj(1)=Dj(2)−Dj(0)=(D+1)−D=1、
ΔDj(2)=Dj(3)−Dj(1)=(D+1)−D=1、
ΔDj(3)=Dj(4)−Dj(2)=(D+4)−(D+1)=3、
ΔDj(4)=Dj(5)−Dj(3)=(D+4)−(D+1)=3、
ΔDj(5)=Dj(6)−Dj(4)=(D+4)−(D+4)=0、
ΔDj(6)=Dj(7)−Dj(5)=(D+4)−(D+4)=0、
ΔDj(7)=Dj(8)−Dj(6)=(D+5)−(D+4)=1、
ΔDj(8)=Dj(9)−Dj(7)=(D+5)−(D+4)=1
となる。
階調段差条件判定部9は、ΔDj(1)=1、ΔDj(2)=1、ΔDj(3)=3、ΔDj(4)=3、ΔDj(5)=0、ΔDj(6)=0、ΔDj(7)=1、ΔDj(8)=1より、画素位置3と4の画素がΔDj(i)=Ds(2≦Ds≦Dsmax=3)である階調段差となり、画素位置1、2、5、6、7、8の画素が、ΔDj(i)=0または1である領域となるので、図15の画素位置1〜8を段差領域と判定し、図17に示した画像データDbに対して階調段差が含まれることを示す階調処理制御信号Cを階調処理部7に出力する。
階調処理制御信号Cが図15に示した画像データDjに階調段差が含まれることを示しているので、階調処理部7は、図17に示した画像データDbに対して平滑化処理を行い、図18に示した画像データDoを出力する。画素位置1〜8の画像データDo(i)は(式1)においてK=3とした平均値フィルタ
Do(i)=(Db(i−1)+Db(i)+Db(i+1))/3
より、
Do(1)=(Db(0)+Db(1)+Db(2))/3
=(8D+8D+8(D+1))/3
=8D+3、
Do(2)=(Db(1)+Db(2)+Db(3))/3
=(8D+8(D+1)+8(D+1))/3
=8D+5、
Do(3)=(Db(2)+Db(3)+Db(4))/3
=(8(D+1)+8(D+1)+8(D+4))/3
=8(D+2)、
Do(4)=(Db(3)+Db(4)+Db(5))/3
=(8(D+1)+8(D+4)+8(D+4))/3
=8(D+3)、
Do(5)=(Db(4)+Db(5)+Db(6))/3
=(8(D+4)+8(D+4)+8(D+4))/3
=8(D+4)、
Do(6)=(Db(5)+Db(6)+Db(7))/3
=(8(D+4)+8(D+4)+8(D+4))/3
=8(D+4)、
Do(7)=(Db(6)+Db(7)+Db(8))/3
=(8(D+4)+8(D+4)+8(D+5))/3
=8(D+4)+3
Do(8)=(Db(7)+Db(8)+Db(9))/3
=(8(D+4)+8(D+5)+8(D+5))/3
=8(D+4)+5
となる。
図19乃至図21は階調段差を含まない画像データに対して多階調化処理を行っている具体例を示す図である。図19は、非線形階調変換部11が出力する画像データDj、図20は、一次微分算出部8によって算出された図19に示した画像データDjの一次微分データΔDj、図21は、ビットシフト処理部5によって図19に示した画像データDjを3ビットだけ上位にビットシフトしたn+3ビットの画像データDbを示している。
図11、図3、および図19乃至図21を用いて具体例を説明する。図19に示した画像データDjの画素位置を0〜9とし、階調をそれぞれDj(0)=D、Dj(1)=D、Dj(2)=D、Dj(3)=D、Dj(4)=D、Dj(5)=D+4、Dj(6)=D+4、Dj(7)=D+4、Dj(8)=D+4、Dj(9)=D+4とする。
画像データDjはビットシフト処理部5および階調段差検出部6に入力され、ビットシフト処理部5は、図19に示した画像データDjを3ビットだけ上位にビットシフトし、図21に示した画像データDbを階調処理部7に出力する。画素位置0〜9の階調はそれぞれ、Db(0)=8D、Db(1)=8D、Db(2)=8D、Db(3)=8D、Db(4)=8D、Db(5)=8(D+4)、Db(6)=8(D+4)、Db(7)=8(D+4)、Db(8)=8(D+4)、Db(9)=8(D+4)となる。
階調段差検出部6では画像データDjが一次微分算出部8に入力され、一次微分算出部8は、(式2)を用いて図19に示した画像データDjに対して一次微分データを算出し、図20に示した一次微分データΔDjを階調段差条件判定部9に出力する。画素位置1〜8の一次微分データΔDj(i)はそれぞれ、
ΔDj(1)=Dj(2)−Dj(0)=D−D=0、
ΔDj(2)=Dj(3)−Dj(1)=D−D=0、
ΔDj(3)=Dj(4)−Dj(2)=D−D=0、
ΔDj(4)=Dj(5)−Dj(3)=(D+4)−(D+1)=4、
ΔDj(5)=Dj(6)−Dj(4)=(D+4)−(D+1)=4、
ΔDj(6)=Dj(7)−Dj(5)=(D+4)−(D+4)=0、
ΔDj(7)=Dj(8)−Dj(6)=(D+4)−(D+4)=0、
ΔDj(8)=Dj(9)−Dj(7)=(D+4)−(D+4)=0
となる。
階調段差条件判定部9は、ΔDj(1)=0、ΔDj(2)=0、ΔDj(3)=0、ΔDj(4)=4、ΔDj(5)=4、ΔDj(6)=0、ΔDj(7)=0、ΔDj(8)=0より、画素位置1〜8にはΔDj(i)=Ds(2≦Ds≦Dsmax=3)もしくは−Dsとなる連続する2画素がないので、図19の画像データDjに対して階調段差が含まれないと判定する。
階調処理制御信号Cが図21に示した画像データDbに対して階調段差が含まれないことを示しているので、階調処理部7は画像データDbをそのまま画像データDoとして出力する。
以上説明したように、非線形階調処理部11から出力された画像データの一次微分データを用いることにより、階調段差を検出することができる。
これまで水平方向の画像データの多階調化処理について説明を行ってきたが、同様に垂直方向の画像データについて多階調化処理を行ってもよい。
また、実施の形態1と同様に、水平方向の多階調化処理と垂直方向の多階調化処理を順次行うことによって、水平および垂直の両方向について多階調化処理を行うことができる。
図22は、以上に説明した本実施の形態に係る画像処理装置の処理工程を示すフローチャートである。
まず、画像信号Saが入力端子1に入力され、受信部2は、画像信号Saを受信してnビットの画像データDiを出力する(s1)。受信部2が出力する画像データDiは、非線形階調変換部11に入力され、非線形階調変換部11は、非線形の階調変換を行った画像データDjを出力する(s2)。非線形階調変換部11が出力する画像データDjは多階調処理部3のビットシフト処理部5と階調段差検出部6に入力され、ビットシフト処理部5では画像データをαビットだけ上位にビットシフトして画像データDbを出力する(s3)。階調段差検出部6では画像データDjに対して階調段差の検出を行い、階調段差が含まれる領域かどうかを示す階調処理制御信号Cを出力する(s4)。階調処理部7は、階調処理制御信号Cが階調段差を含むことを示す領域に対してのみ平滑化処理を行い画像データDoとして出力する(s5)。階調処理部7が出力する画像データDoは表示部4に入力され、表示部4では画像データDoに基づいて画像を表示する(s6)。
実施の形態3.
図23は本発明の実施の形態3に係る画像表示装置の構成を示す図である。実施の形態3に係る画像表示装置は、入力端子1と、受信部2と、画像処理部10とを有する画像処理装置と、表示部4とを有する。アナログの画像信号Saが入力端子1より受信部2に入力され、受信部2は、アナログの画像信号Saをnビットの画像データDiに変換して画像処理部10に出力する。画像処理部10は、多階調化処理部3およびディザ処理部12により構成され、nビットの画像データDiに対して多階調化処理やディザ処理などの画像処理を行いnビットの画像データDpを表示部4に出力する。多階調化処理部3は、ビットシフト処理部5、階調段差検出部6および階調処理部7により構成され、nビットの画像データDiをn+αビットの画像データDoに変換してディザ処理部12に出力する。ディザ処理部12は、ディザ処理によってn+αビットの画像データDoをnビットの画像データに変換し、nビットの画像データDpを表示部4に出力する。表示部4はnビットの画像データDpに基づいて画像を表示する。
実施の形態1で説明したように、多階調化処理部3は、受信部2から出力されるnビットの画像データDiに含まれる階調段差を検出し、検出された領域に対して平滑化処理を行ったn+αビットの画像データDoをディザ処理部12に出力する。
図24はディザ処理部12の動作を説明するための図である。図24(a)は、ディザ処理を行う領域(2×2画素)、図24(b)はディザパターンの一例を示している。
ディザ処理部12は、図24(a)に示したn+αビットの画素A〜Dに図24(b)に示したディザパターンのそれぞれの位置に対応する値を加算後、量子化を行いnビットの画像データを出力する。ディザ処理は、広い意味での量子化の一種と言える。
n+αビットの画像データDoの全ての画素に対して、図24(a)に示した領域ごとにディザパターンを加算後、量子化を行い、nビットの画像データDpを出力する。
ディザ処理として図24(b)に示したディザパターンを加算する方法を示したが、ディザパターンのサイズや値など変えた他のディザ処理を用いてもよい。
次に具体的な例を用いてディザ処理部12の動作を説明する。
図25はディザ処理の具体例を示す図である。図25(a)は、画像データDoのある領域(2×2画素)の画素A〜Dの階調、図25(b)は、図25(a)に示した領域の画素に図24(b)のディザパターンのそれぞれの位置に対応する値を加算した後の階調、図25(c)は、図25(b)の階調を量子化した場合の階調を示している。
ディザ処理によってn+2ビットの画像データDoをnビットの画像データDpに変換する具体例を説明する。
ディザ処理部12は、多階調化処理部3より画像データDoが入力される。図25(a)に示すように、入力された画像データDoのある領域の階調をDo(A)=17、Do(B)=21、Do(C)=3、Do(D)=9とする。
図25(a)に示した画素A〜Dに図24(b)に示したディザパターンのそれぞれの位置に対応する値を加算する。図25(b)に示すように画素A〜Dのそれぞれの階調は、A:17+0=17、B:21+1=22、C:3+2=5、F:9+3=12となる。
図25(b)に示した画素A〜Dのそれぞれの階調を2ビット分量子化し、画像データDpとして出力する。すなわち、A:17/4=4、B:22/4=5、C:5/4=1、D:12/4=3となる。
ディザ処理を用いて多階調化処理後のn+αビットの画像データをnビットの画像データに変換することにより、階調段差が平滑化処理された画像を擬似的な中間階調を使ってnビットの表示部に表示することができる。
図26に示すようにディザ処理の代わりに誤差拡散処理を用いてn+αビットの画像データDoをnビットの画像データDpに変換する処理を行ってもよい。誤差拡散処理も、広い意味での量子化の一種と言える。
誤差拡散処理部13は、n+αビットの画像データDoをnビットに量子化する際の量子化誤差をそれぞれの画素の周辺の画素に加算した画像データDpを出力する。
また、量子化誤差を周辺の画素に重み付け加算するような他の誤差拡散処理を用いてもよい。
具体例を用いて誤差拡散処理部13の動作を説明する。
図27は誤差拡散処理の具体例を示す図である。図27(a)は、画像データDoのある領域(2×2画素)の画素A〜Dの階調、図27(b)は、図27(a)に示した領域の画素の階調を量子化した場合の階調、図27(c)は、画素Aの量子化誤差を画素B、C、Dそれぞれに加算した場合の階調、図27(d)は、図27(c)に示した階調を量子化した場合の階調を示している。
誤差拡散処理によってn+2ビットの画像データDoをnビットの画像データDpに変換する具体例を説明する。
誤差拡散処理部13は、多階調化処理部3により画像データDoが入力される。図27(a)に示すように、入力された画像データDoのある領域の階調をDo(A)=17、Do(B)=21、Do(C)=3、Do(D)=9とする。
まず、図27(b)に示すように、図27(a)に示した領域の画素を量子化する。すなわち、A:17/4=4、B:21/4=5、C:3/4=0、D:9/4=2となる。
図27(b)で画素Aを量子化した際の量子化誤差は17−4×4=1となり、量子化誤差1を画素B、C、Dにそれぞれ加算する。すなわち、B:21+1=22、C:3+1=4、D:9+1=10となる。
図27(c)で示した量子化誤差を加算した階調を量子化し画像データDpとして出力する。すなわち、A:17/4=4、B:22/4=5、C:4/4=1、D:10/4=2となる。
誤差拡散を用いて多階調化後のn+αビットの画像データをnビットの画像データに変換することにより、階調段差が平滑化処理された画像を擬似的な中間階調を使ってnビットの表示部に表示することができる。
実施の形態4.
図28は本発明の実施の形態4に係る画像表示装置の構成を示す図である。実施の形態4に係る画像表示装置は、入力端子1と、受信部2と、画像処理部10とを有する画像処理装置と、表示部4とを有する。アナログの画像信号Saが入力端子1より受信部2に入力され、受信部2は、アナログの画像信号Saをnビットの画像データDiに変換して画像処理部10に出力する。画像処理部10は、非線形階調変換部11および多階調化処理部3、量子化処理部14により構成され、nビットの画像データDiに対して非線形の階調変換や多階調化処理、量子化処理などの画像処理を行いnビットの画像データDpを表示部4に出力する。非線形階調変換部11は、画像データDiに対して非線形の階調変換を行い、nビットの画像データDjを多階調化処理部3に出力する。多階調化処理部3は、ビットシフト処理部5、階調段差検出部6および階調処理部7により構成され、nビットの画像データDjをn+αビットの画像データDoに変換して量子化処理部14に出力する。量子化処理部14は、n+αビットの画像データDoを量子化によってnビットの画像データに変換し、nビットの画像データDpを表示部4に出力する。表示部4はnビットの画像データDpに基づいて画像を表示する。
実施の形態2で説明したように、多階調化処理部3は、非線形階調変換部11より出力されるnビットの画像データDjに含まれる階調段差を検出し、検出された領域に対して平滑化処理を行ったn+αビットの画像データDoを量子化処理部14に出力する。
次に具体的な例を用いて量子化処理部14の動作を説明する。
図29および図30は量子化処理の具体例を示す図である。図29は、図15乃至図18の具体例で示した多階調化処理部3が出力する画像データDo、図30は、量子化処理部22によって図29に示したn+3ビットの画像データDoをnビットに量子化した画像データDpを示している。
図28乃至図30を用いて量子化処理部14の動作を説明する。
多階調化処理部3は、図15乃至図18の具体例で説明したように非線形階調変換部11から出力される画像データDjに含まれる階調段差を検出し、検出された領域に対して平滑化処理を行った図29のn+3ビットの画像データDoを量子化処理部14に出力する。量子化処理部14は、n+3ビットの画像データDoをnビットに量子化する。画素位置0〜9の階調はそれぞれ、Dp(0)=D、Dp(1)=D、Dp(2)=D+1、Dp(3)=D+2、Dp(4)=D+3、Dp(5)=D+4、Dp(6)=D+4、Dp(7)=D+4、Dp(8)=D+5、Dp(9)=D+5となる。
多階調処理後のn+αビットの画像データを量子化することによって、階調段差が平滑化処理された画像をnビットの表示部に表示することができる。
また、量子化処理部14の代わりに、実施の形態3で説明したディザ処理部12や誤差拡散部13を用いてn+αビットの画像データDoをnビットの画像データDpに変換してもよい。なお、ディザ処理や誤差拡散は上記のように広い意味での量子化処理の一種である。
実施の形態5.
図31は本発明の実施の形態5に係る画像表示装置の構成を示す図である。実施の形態5に係る画像表示装置は、入力端子1と、受信部2と、画像処理部10とを有する画像処理装置と、表示部4とを有する。アナログの画像信号Saが入力端子1より受信部2に入力され、受信部2は、アナログの画像信号Saをnビットの画像データDiに変換して画像処理部10に出力する。画像処理部10は、多階調化処理部3および非線形階調変換部11により構成され、入力されたnビットの画像データDiに対して多階調化処理や階調変換などの画像処理を行い、nビットの画像データDpを表示部4に出力する。多階調化処理部3は、ビットシフト処理部5、階調段差検出部6および階調処理部7により構成され、nビットの画像データDiをn+αビットの画像データDoに変換して非線形階調変換部11に出力する。非線形階調変換部11はn+αビットの画像データDoに対して非線形の階調変換を行い、nビットの画像データDpを表示部4に出力する。表示部4はnビットの画像データDpに基づいて画像を表示する。
図32は実施の形態5に係る画像表示装置の動作を説明するための図である。図32(a)は受信部2が出力するnビットの画像データDi、図32(b)は、多階調化処理部3によって図32(a)に示した画像データDiに対して多階調化処理を行ったn+αビットの画像データDo、図32(c)は、非線形階調変換部11によって図32(b)に示した画像データに対して階調変換を行ったnビットの画像データDpを示している。
図31および図32を用いて、実施の形態5に係る画像表示装置の詳細な動作を説明する。
受信部2は、アナログの画像信号Saを図32(a)に示したnビットの画像データDiに変換して、多階調化処理部3に出力する。
多階調化処理部3は、図32(a)に示した画像データDiの領域p1と領域p2を階調段差として検出し、検出された領域p1と領域p2に対して平滑化処理を行い、図32(b)に示した画像データDoを非線形階調変換部11に出力する。
図33は非線形階調変換部11の入出力関係の一例の一部を表すグラフである。横軸は非線形階調変換部11のn+αビットの入力画像データDoの階調、縦軸はnビットの出力画像データDpの階調を示している。
非線形階調変換部11は、図32(b)に示した画像データDoを、図33のグラフに示された入出力関係に基づいて図32(c)に示した画像データDpのように変換し、表示部4に出力する。図33のグラフは、出力画像データDpの階調に合わせて量子化されるため、図33のグラフ上に黒点でプロットしたようになる。図33に示した量子化後のグラフに基づいて非線形階調変換部11は、画像データDoの階調4kを階調m、階調4k+1〜4k+3を階調m+1、階調4(k+1)〜4(k+1)+1を階調m+2、4(k+1)+2〜4(k+2)をm+3に変換し、画像データDpとして出力する。
非線形階調変換部11に入力される画像データを多階調化処理することにより、非線形の階調変換後の画像データにおいて出現しない階調を低減することができる。
上記した受信部2や、多階調処理部3の処理或いは多階調処理部3を含む画像処理部の処理は、ソフトウエアにより、即ちプログラムされたコンピュータにより実現することもできる。
本発明は、液晶テレビやプラズマテレビなどの画像表示装置に適用できる。
実施の形態1に係る画像表示装置の構成を示す図である。 実施の形態1に係る画像表示装置の動作を説明するための図である。 実施の形態1に係る階調段差検出部の構成を示す図である。 実施の形態1に係る階調段差検出部の動作を説明するための図である。 実施の形態1に係る多階調化処理の具体例を説明するための図である。 実施の形態1に係る多階調化処理の具体例における画像データDiを示す図である。 実施の形態1に係る多階調化処理の具体例における、一次微分算出部8によって算出された図6の画像データDiの一次微分データΔDiを示す図である。 実施の形態1に係る多階調化処理の具体例における、ビットシフト処理部5によって図6に示した画像データDiを2ビットだけ上位にビットシフトしたn+2ビットの画像データDbを示す図である。 実施の形態1に係る画像表示装置の構成を示す図である。 実施の形態1に係る画像処理装置の処理工程を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る画像表示装置の構成を示す図である。 実施の形態2に係る画像表示装置の動作を説明するための図である。 実施の形態2に係る非線形階調変換部の動作を説明するための図である。 実施の形態2に係る階調段差検出部の動作を説明するための図である。 実施の形態2に係る多階調化処理の具体例を示す図であり、非線形階調変換部11が出力する画像データDjを示す図である。 実施の形態2に係る多階調化処理の具体例における、一次微分算出部8によって算出された図15に示した画像データDjの一次微分データΔDjを示す図である。 実施の形態2に係る多階調化処理の具体例における、ビットシフト処理部5によって図15に示した画像データDjを3ビットだけ上位にビットシフトしたn+3ビットの画像データDbを示す図である。 実施の形態2に係る多階調化処理の具体例における、図17に示した画像データDbに対応した階調処理部7が出力するn+3ビットの画像データDoを示す図である。 実施の形態2に係る多階調化処理の具体例を示す図であり、非線形階調変換部11が出力する画像データDjを示す図である。 実施の形態2に係る多階調化処理の具体例における、一次微分算出部8によって算出された図19に示した画像データDjの一次微分データΔDjを示す図である。 実施の形態2に係る多階調化処理の具体例における、ビットシフト処理部5によって図19に示した画像データDjを3ビットだけ上位にビットシフトしたn+3ビットの画像データDbを示す図である。 実施の形態2に係る画像処理装置の処理工程を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る画像表示装置の構成を示す図である。 実施の形態3に係るディザ処理部の動作を説明するための図である。 実施の形態3に係るディザ処理の具体例を示す図である。 実施の形態3に係る画像表示装置の構成を示す図である。 実施の形態3に係る誤差拡散処理の具体例を示す図である。 実施の形態4に係る画像表示装置の構成を示す図である。 実施の形態4に係る量子化処理の具体例における、図15乃至図18の具体例で示した多階調化処理部3が出力する画像データDoを示す図である。 実施の形態4に係る量子化処理の具体例における、量子化処理部22によって図29に示したn+3ビットの画像データDoをnビットに量子化した画像データDpを示している。 実施の形態5に係る画像表示装置の構成を示す図である。 実施の形態5に係る画像表示装置の動作を説明するための図である。 実施の形態5に係る非線形階調変換部の動作を示す図である。
符号の説明
1 入力端子、 2 受信部、 3 多階調化処理部、 4 表示部、 5 ビットシフト処理部、 6 階調段差検出部、 7 階調処理部、 8 一次微分算出部、 9 階調段差条件判定部、 10 画像処理部、 11 非線形階調変換部、 12 ディザ処理部、 13 誤差拡散処理部、 14 量子化処理部。

Claims (21)

  1. nビットの画像データに対して階調が緩やかに変化するかどうかを検出し、検出された領域に対して階調段差が含まれることを示す階調処理制御信号を生成する階調段差検出部と、
    前記nビットの画像データをαビットだけビットシフトしたn+αビットの画像データを生成するビットシフト処理部と、
    前記ビットシフト処理部が生成するn+αビットの画像データの前記階調処理制御信号が示す階調段差が含まれる領域に対して平滑化処理を行ったn+αビットの画像データを生成する階調処理部と
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記階調段差検出部が、画素数をX、階調の変化をYとすると、Y/X<1の条件で単調に増加、あるいは単調に減少する領域を検出し、検出された領域に対して階調段差が含まれることを示す階調処理制御信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記階調段差検出部が、連続する所定数の画素から成る領域で階調が1だけ階段状に変化するかどうかを検出し、検出された領域に対して階調段差が含まれることを示す階調処理制御信号を生成することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記階調段差検出部が、連続する所定数の画素から成る領域で階調が緩やかに変化する途中で階調がDs(Dsは2以上Dsmax以下、Ds、Dsmaxは正の整数)変化するかどうかを検出し、検出された領域に対して階調段差が含まれることを示す階調処理制御信号を生成することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記階調段差検出部が、nビットの画像データの一次微分データを算出する一次微分算出部と、連続する2画素の一次微分データがともに1、または、ともに−1である階調段差と、前記階調段差の左右の一次微分データが0である領域を段差領域として判定し、判定された領域に対して階調段差が含まれることを示す階調段差制御信号を生成する階調段差条件判定部を備えたことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 前記階調段差検出部が、nビットの画像データの一次微分データを算出する一次微分算出部と、連続する2画素の一次微分データがともにDs(Dsは2以上Dsmax以下、Ds、Dsmaxは正の整数)である階調段差と一次微分データDsである階調段差の左右の一次微分データが0または1である領域、または、連続する2画素の一次微分データがともに−Dsである階調段差と一次微分データが−Dsである階調段差の左右の一次微分データが0または−1である領域を段差領域として判定し、判定された領域に対して階調段差が含まれることを示す階調段差制御信号を生成する階調段差条件判定部を備えたことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  7. 受信したアナログの画像信号をデジタルの画像データに変換し、nビットの画像データを生成する受信部をさらに有し、
    前記階調段差検出部が、前記受信部から出力されるnビットの画像データに対して階調が緩やかに変化するかどうかを検出し、
    前記ビットシフト処理部が、前記受信部から出力されるnビットの画像データに対して前記ビットシフトを行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 受信したアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換し、nビットの画像データを生成する受信部と、
    前記受信部が生成するnビットの画像データに対して非線形の階調変換を行い、nビットの画像データを生成する非線形階調変換部と
    をさらに備え、
    前記階調段差検出部が、前記非線形階調変換部から出力されるnビットの画像データに対して階調が緩やかに変化するかどうかを検出し、
    前記ビットシフト処理部が、前記非線形階調変換部から出力されるnビットの画像データに対して前記ビットシフトを行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 前記階調処理部が生成するn+αビットの画像データに対して量子化を行い、nビットの画像データを生成する量子化処理部をさらに有することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  10. 前記量子化処理部が、前記階調処理部が生成するn+αビットの画像データにディザパターンを加算することで擬似的な中間階調を生成するディザ処理を用いて量子化を行うことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記量子化処理部が、量子化誤差を周辺の画素に加算することで擬似的な中間階調を生成する誤差拡散処理を用いて量子化を行うことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  12. 前記階調処理部が生成するn+αビットの画像データに対して量子化を行い、nビットの画像データを生成する量子化処理部をさらに備えたことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  13. 前記量子化処理部が、前記階調処理部が生成するn+αビットの画像データにディザパターンを加算することで擬似的な中間階調を生成するディザ処理を用いて量子化を行うことを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。
  14. 前記量子化処理部が、量子化誤差を周辺の画素に加算することで擬似的な中間階調を生成する誤差拡散処理を用いて量子化を行うことを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。
  15. 前記階調処理部が生成するn+αビットの画像データに対して非線形の階調変換を行い、nビットの画像データを生成する非線形階調変換部をさらに備えたことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  16. 請求項1乃至8のいずれかに記載の画像処理装置と、
    前記画像処理装置が生成するn+αビットの画像データに基づいて画像を表示する表示部と
    を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  17. 請求項9乃至15のいずれかに記載の画像処理装置と、
    前記画像処理装置が生成するnビットの画像データに基づいて画像を表示する表示部と
    を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  18. nビットの画像データに対して階調が緩やかに変化するかどうかを検出し、検出された領域に対して階調段差が含まれることを示す階調処理制御信号を生成する階調段差検出ステップと、
    前記nビットの画像データをαビットだけビットシフトしたn+αビットの画像データを生成するビットシフト処理ステップと、
    前記ビットシフト処理ステップが生成するn+αビットの画像データの前記階調処理制御信号が示す階調段差が含まれる領域に対して平滑化処理を行った画像データを生成する階調処理ステップと
    を備えたことを特徴とする画像処理方法。
  19. 受信したアナログの画像信号をデジタルの画像データに変換し、nビットの画像データを生成する画像受信ステップをさらに有し、
    前記階調段差検出ステップが、前記受信ステップにより生成されたnビットの画像データを受けて、階調が緩やかに変化するかどうかを検出し、
    前記ビットシフト処理ステップが、前記受信ステップにより生成されたnビットの画像データを受けて、ビットシフトを行う
    ことを特徴とする請求項18に記載の画像処理方法。
  20. 受信したアナログの画像信号をデジタルの画像データに変換し、nビットの画像データを生成する画像受信ステップと、
    前記画像受信ステップが生成するnビットの画像データに対して非線形の階調変換を行い、nビットの画像データを生成する非線形階調変換ステップと
    をさらに有し、
    前記階調段差検出ステップが、前記非線形階調変換ステップで生成されたnビット画像データに対して階調が緩やかに変化するかどうかを検出し、
    前記ビットシフト処理ステップが、前記非線形階調変換ステップで生成されたnビットの画像データに対してビットシフトを行う
    ことを特徴とする請求項18に記載の画像処理方法。
  21. 請求項18乃至20のいずれかに記載の画像処理方法を用いて、
    前記画像処理方法により生成されたn+αビットの画像データに基づいて画像を表示する表示ステップを備えたことを特徴とする画像表示方法。
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