JP4527750B2 - 画像処理装置及び方法並びに画像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及び方法、並びに画像表示装置に関する。本発明は特に、デジタル画像を多階調化する技術に関する。より詳しく述べれば、本発明は、デジタル画像の階調を補間する技術に係わり、特に、デジタル画像の擬似的な輪郭の発生の抑制に関するものである。
近年テレビやモニタなどディスプレイの高輝度化が進んでいる。高輝度化によって単位階調当たりの輝度の変化量も大きくなる。そこで、10ビットの液晶パネルなど階調分解能の高い表示デバイスが開発されている。しかし、デジタル放送などは8ビットで映像が配信されるため、ディスプレイの階調が10ビットにも拘らず、実効的な階調数は8ビットのままである。そのため、例えば、夕焼けや海などの緩やかに階調が変化する画像信号では、隣接する領域の画像レベルが階段状に変化して、少なくとも1つの画像レベルが抜けており、擬似的な輪郭のように見えてしまうなど表示デバイスの特性を十分に生かすことができない。
1つの画像レベルが抜けているような画像データを平均化処理により緩和すると、画像がぼけてしまうという問題があった。特許文献1ではこのような隣接する領域の画像レベルが階段状に変化して、少なくとも1つの画像レベルが抜けている現象を「階調のジャンプ」と定義している。特許文献1に記載された技術では、平均化処理を行わずにこの階調のジャンプを解消するため、階調ジャンプが存在する第1と第2の画像レベルを特定することによって階調補間の対象領域を抽出し、この対象領域を(N+1)個の区分領域に区分して、N個の中間画像レベルを順次割り当てることにより対象領域の階調を補間している。
特開平10−84481号公報(段落0002〜0006、段落0025〜0028、図1、図2) 雛元孝夫監修、棟安実治、夫田口亮著、「非線形ディジタル信号処理」朝倉書店、1999年3月20日、p.106−107
なお、上記の非特許文献1については、後に言及する。
以上のような階調ジャンプによる擬似輪郭を、単純な平均化により解消すると画像がぼけるという問題があり、また、特許文献1による階調ジャンプ近傍の階調補間対象領域を抽出し、中間画像レベルを順次割り当てることにより階調を補間する技術では狭い領域内のデータに基づいて処理を行なうので、緩やかな変化の擬似的な輪郭を解消することができない。
本発明は前記問題点を解決するためになされたもので、階調ジャンプによる擬似輪郭を解消でき、かつ、輪郭などの階調が急峻に大きく変化する領域を有する画像の鮮鋭度を損なわない画像処理装置を提供することを目的とする。
この発明の画像処理装置は、
nビット(nは整数)の入力画像データをαビット分(αは整数)ビット拡張したn+αビットの画像データを出力する原データビット拡張部と、
前記n+αビットの原データに対してビット拡張により増えた階調を平滑化処理するエッジ保存型平滑化フィルタ部とを備え、
前記エッジ保存型フィルタ部は、着目画素とその周辺の画素の各々との階調差に応じて平滑化処理をするフィルタであり、
前記エッジ保存型フィルタ部の閾値εが2 α であることを特徴とする。
この発明によれば、エッジ保存型フィルタを用いて着目画素とその周辺の画素の各々との階調差に応じて平滑化することで、輪郭などの階調が急峻に大きく変化する領域を有する画像の鮮鋭度を損なわずに、画像データの階調数を増やすことができるので、擬似輪郭による画質劣化を低減させることができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像表示装置の構成を示す図である。実施の形態1に係る画像表示装置は、入力端子1、受信部2、多階調化処理部3、及び表示部4を備える。
これらのうち、受信部2、及び多階調化処理部3により、画像処理装置が構成されている。
本実施の形態では、受信部2をアナログの画像信号からデジタルの画像データに変換するA/D変換器として説明を行うが、受信部2にチューナーを備え、受信部2の内部でコンポジット信号を輝度や色度信号に復調した後にデジタルの画像データに変換しても良いし、受信部2をデジタルインターフェースとして入力端子1よりデジタルのデータを受信して、nビットの画像データDIを出力しても良い。
アナログの画像信号SAが入力端子1より受信部2に入力され、受信部2は、アナログの画像信号SAをnビットの画像データDIに変換して多階調化処理部3に出力する。多階調化処理部3は、原データビット拡張部5と、一次元m次εフィルタ部6を備え、nビットの画像データをn+αビットに変換して表示部4に出力する。原データビット拡張部5は、nビットの画像データDIをαビット分ビット拡張したn+αビットの画像データDSを一次元m次εフィルタ部6に出力する。
画像データDSは(他の画像データDIなども同様であるが)、マトリクス状に配列された画素の値を示すものであり、各画素の位置は、左上隅を原点(0,0)として、座標値(i,j)で表され、水平方向の座標値iは、右向きに、1列毎に1ずつ大きくなり、垂直方向の座標値jは、下向きに1行毎に1ずつ大きくなる。
画像データDSは、複数の行を上から下へと言う順に、各行内の複数の画素を左から右へと言う順に、各画素の値を順に表すデータの列から成るものである。
受信部2における画像信号SAから画像データDIへの変換や、受信部2から原データビット拡張部5への画像データDIの供給、原データビット拡張部5における、ビット拡張、原データビット拡張部5からデータ格納部7への画像データDSの供給などは(以下に説明する多階調化処理部3の他の部分の動作も同様であるが)、図示しない制御部から供給される画素クロックに同期して行われる。
一次元m次εフィルタ部6は、注目画素に対して一次元方向に整列した画素のデータに基づいて、急峻な変化(エッジ)を保存しながら、小振幅成分を雑音として扱って平滑化を行うエッジ保存型平滑化フィルタとして用いられているものであり、図示の一次元m次εフィルタ部6は、データ格納部7、第1の差分算出部8−1〜第mの差分算出部8−m、第1のε判定部9−1〜第mのε判定部9−m、判定付加重平均部10、及びデータ加算部11を備える。原データビット拡張部5で増やした階調を平滑化することで階調ジャンプをなくし、実効的な階調数を増やす役割を持つ。
一次元m次εフィルタ部6により、実効的な階調数を増やした画像データDOは、表示部4に出力され、表示部4は、n+αビットの画像データDOを表示する。
ここで、εフィルタについて説明する。εフィルタは例えば上記の非特許文献1に説明されている。
εフィルタによる一次元処理は、式(1)で表される。
ここで、x(i)は入力の階調、y(i)は出力の階調、aは係数、kは注目画素からの相対的な画素位置、εは閾値である。
Figure 0004527750
図2は、式(1)のf(u)を示す図である。uの絶対値が閾値ε以下の場合f(u)=uとなり、uの絶対値が閾値εより大きい場合f(u)=0となる。
上記の例では、uとしてx(i−k)−x(i)が供給される。
画素位置iの階調x(i)と画素位置iの周辺の画素位置i−kの階調x(i−k)との差分x(i−k)−x(i)が小さい場合、f(u)=f{x(i−k)−x(i)}はほぼ線形であり、係数aの総和を1と仮定すると、式(1)は式(2)と書き換えられ、これは重み付平均値フィルタと等しくなる。
Figure 0004527750
また、式(1)は、式(3)のように書き換えることができる。
Figure 0004527750
式(3)のf(u)に図2の非線形関数を適用した場合に新たに定義されるx’(i−k)を用いると、式(3)は、式(4)と書換えることができる。式(4)において、x’(i−k)は、差分x(i−k)−x(i)が閾値ε以下の場合はx(i−k)となり、差分x(i−k)−x(i)が閾値εより大きい場合はx(i)となる。
Figure 0004527750
図3(a)〜(c)は、εフィルタの動作を説明するための図である。図3(a)は、εフィルタの入力信号の図であり、図3(b)は、注目画素Aにおけるεフィルタの動作を説明するための図であり、図3(c)は、注目画素Bにおけるεフィルタの動作を説明するための図である。横軸は画素位置i、縦軸は入力x(i)の階調を示している。
図3(a)に示すようなA点の信号を処理する場合、図2の関数fを用いたεフィルタによれば、図3(b)に示すようにA点の階調から±εよりも差が大きい階調はすべてA点の階調に置き換えてその加重平均を求める。そのため、エッジなどの大振幅信号成分に影響されることがない。また、図3(a)に示すようなB点のようなエッジ部分においても、図3(c)に示すようにエッジの画素値に近い値を持つ画素の平均をとることになりエッジの劣化が起こらない。よって、εフィルタはエッジなど信号の急峻な変化を保持しながら、小振幅雑音を除去することができる。
本実施の形態ではビット拡張により増えた階調を小振幅雑音ととらえ(小振幅雑音として扱い)εフィルタ処理を行う。つまり、nビットからn+αビットにビット拡張する場合、εフィルタの閾値εは2αとする。こうすることで、εフィルタは輪郭など画像の急峻な変化を保持しながら、実効的な階調数を増やすことができる。
以下α=2の場合、即ちnビットの画像をn+2ビットに多階調化処理する場合について説明する。図4は、m=4の場合の実施の形態1の画像表示装置の構成を示す図である。
図4では、図1では、差分算出部8−1〜8−mの入力されるデータの符号としてDM(1)〜DM(m)が用いられているが、図4では、差分算出部8−1〜8−4に入力されるデータの符号としてDM(l2)、DM(l1)、DM(c)、DM(r1)が用いられている。符号DM(l2)、DM(l1)、DM(c)、DM(r1)で表されるデータは、m=4の場合に符号DM(1)、DM(2)、DM(3)、DM(4)で表されるデータと同じである。差分算出部8−1〜8−4の出力ED(l2)〜(r1)、ε判定部9−1〜9−4の出力EE(l2)〜EE(r1)についても同様である。
図5(a)及び(b)は、受信部2の動作を説明するための図である。横軸は画素位置iを示している。図5(a)ではアナログの画像信号SAの階調を示し、図5(b)ではデジタルの画像データDIの階調を示している。図5(a)に示すようなアナログの画像信号SAが、入力端子1より受信部2に入力される。受信部2は、アナログの画像信号SAを図5(b)に示すようなnビットの画像データDIに変換して、多階調化処理部3に出力する。
多階調化処理部3では、nビットの画像データDIは原データビット拡張部5に入力される。
図5(a)に示した画像信号SAは、階調が緩やかに変化しているが、階調の変化に対する量子化の分解能が低い(ビット数が少ない)ため、図5(b)に示した画像データDIでは、2値の階調(YとY+1)に変換されている。
図6(a)及び(b)は、原データビット拡張部5の動作を説明するための図である。横軸は画素位置iを示している。図6(a)はnビットの画像データDIの階調を示し、図6(b)はn+2ビットの画像データDSの階調を示している。原データビット拡張部5は、図6(a)に示すようなnビットの画像データDIを2ビットだけビット拡張し、図6(b)に示したようなn+2ビットの画像データDSを一次元4次εフィルタ部6に出力する。図6(b)に示すようなn+2ビットの画像データDSは、2ビット分ビット拡張されたため、図6(a)の画像データDIの階調Yが4Yに、Y+1が4(Y+1)に変換されている。
図4のデータ格納部7は例えば図7に示されるように構成されている。
データ格納部7は、カスケード接続された4個のフリップフロップFF_1〜FF_4を備え、入力される画像データDSを、画素クロックに同期して、4個のフリップフロップFF_1〜FF_4で転送する。即ち、入力される画像データDSを、フリップフロップFF_1に、フリップフロップFF_1の出力をフリップフロップFF_2の入力に、フリップフロップFF_2の出力をフリップフロップFF_3の入力に、フリップフロップFF_3の出力をフリップフロップFF_4の入力に供給し、それぞれ保持させている。
この結果、入力される連続した4画素分のデータを4個のフリップフロップFF_1〜FF_4で同時に保持し、同時に出力することができる。
即ち、フリップフロップFF2に保持されているデータは、注目画素cの階調DM(c)を表すデータとして出力され、フリップフロップFF_3に保持されているデータは、注目画素の一つ前、即ち左隣の(水平方向の座標値iの差が1である)画素l1の階調DM(l1)を表すデータとして出力され、フリップフロップFF_4に保持されているデータは、注目画素の二つ前、即ち左側に位置し、水平方向の座標値の差が2である画素l2の階調DM(l2)を表すデータとして出力され、フリップフロップFF_1に保持されているデータは、注目画素の一つ後、即ち右隣の(座標値の差が1である)画素r1の階調DM(r1)を表すデータとして出力される。
図8は、画素位置icの画素を注目画素とした場合のデータ格納部7の出力を示す。横軸は画素位置iを示し、縦軸はデータ格納部7に入力される画像データDS及びデータ格納部から出力される画像データDMの階調を示す。図示の例では、データ格納部7は、DM(l2)=4Y、DM(l1)=4Y、DM(c)=4Y、DM(r1)=4Y+4を出力し、これらは第1の差分算出部8−1〜第4の差分算出部8−4に供給される。このように、データ格納部7は、画素位置icの注目画素の画像データDM(c)と、注目画素に連続した、該注目画素の周辺の画素の画像データDM(l2)、DM(l1)、DM(r1)とを同時に出力する。
図4の第1の差分算出部8−1は画素l2の階調DM(l2)と注目画素cの階調DM(c)の差分データED(l2)を生成し、第1のε判定部9−1および判定付加重平均部10に出力する。第2の差分算出部8−2〜第4の差分算出部8−4も同様にそれぞれ周辺画素の階調DM(l1)〜DM(r1)に基づいて差分データED(l1)〜ED(r1)を生成し、それぞれ第2のε判定部9−2〜第4のε判定部9−4および判定付加重平均部10に出力する。このように、差分算出部8−1乃至8−4は、注目画素の画像データDM(c)と、注目画素に連続した、該注目画素の周辺の画素の画像データDM(l2)、DM(l1)、DM(r1)の各々との差分を算出し、差分を表す差分データを出力する。
図9は、図8の画素位置icの画素を注目画素P(c)としたときに、データ格納部7が出力するデータDM(k)、及びこれに基づいて第1の差分算出部8−1〜第4の差分算出部8−4、第1のε判定部9−1〜第4のε判定部9−4、及び判定付加重平均部10で生成されるデータED(k)、EE(k)、及びEMを示す表であり、判定付加重平均部10における演算の過程で得られるf{ED(k)}の値も併せて示されている。
第1の差分算出部8−1は、
ED(l2)=DM(l2)−DM(c)=4Y−4Y=0、
を出力し、第2の差分算出部8−2は、
ED(l1)=DM(l1)−DM(c)=4Y−4Y=0、
を出力し、第2の差分算出部8−3は、
ED(c)=DM(c)−DM(c)=4Y−4Y=0、
を出力し、第4の差分算出部8−4は、
ED(r1)=DM(r1)−DM(c)=(4Y+4)−4Y=4、
を出力する。
第1のε判定部9−1〜第4のε判定部9−4は、差分値ED(k)を受け、ED(k)がεより大きいか否かの判定を行い、該判定結果を図10(a)に示される判定データEE(k)として判定付加重平均部10に出力する。すなわち、ED(k)がεより大きい場合は「0」を、ε以下の場合は「1」をEE(k)として出力する。
即ち、第1のε判定部9−1は、差分データED(l2)がεよりも大きい場合は「0」を生成し、ε以下の場合は「1」を生成する。
第2のε判定部9−2〜第4のε判定部9−4も同様に差分データED(l1)〜ED(r1)に基づいて判定データEE(l1)〜EE(r1)を生成する。
生成された判定データは、判定付加重平均部10に供給される。
ここでα=2なので閾値ε=4と設定されている。
図9に示される例では、第1、第2、及び第3のε判定部9−1、9−2及び9−3には差分データED(l2)、ED(l1)、ED(c)として「0」が入力され、第4のε判定部9−4には差分データED(r1)として「4」が入力され、これらの差分データED(l2)〜ED(r1)は全てε以下であるため判定データEE(l2)〜EE(r1)は全て「1」となる。
判定付加重平均部10は、判定データEE(l2)〜EE(r1)に基づいて差分データED(l2)〜ED(r1)を加重平均して、その結果として得られる加重平均値を表す平均データEMを出力する。判定データが「1」の場合は、係数aに差分データを乗算して加算し、「0」の場合は加算しない。言い換えると、判定データの値に応じて、差分値ED(k)に対して図10(b)に示す関係を有する関数f{ED(k)}の加重平均を求める演算を行っている。
係数a(=al2、al1、a、ar1)を全て0.25とした場合、判定データEE(l2)〜EE(r1)が上記の例では全て「1」であるので、判定付加重平均部10の出力EMは、以下の式(5)で与えられる。
EM
=al2×ED(l2)+al1×ED(l1)+a×ED(c)+ar1×ED(r1)
=0.25×0+0.25×0+0.25×0+0.25×4
=1
…(5)
原データビット拡張部5から供給される画像データDSに対し、各画素を順に注目画素として上記の処理が行われ、式(5)と同様の演算が行われる。
図11は、図8の画像データDMに対応する加重平均値EM、即ち各画素位置iの画素を注目画素としたときの加重平均値EMを示す。図11の横軸が注目画素の画素位置i、縦軸が加重平均値EMの階調を示している。判定付加重平均部10は、加重平均値EMをデータ加算部11に出力する。
図12(a)〜(c)は、データ加算部11の動作を説明するための図である。横軸は画素位置iを示している。図12(a)は画像データDSの階調を示し、図12(b)は加重平均値EMの階調を示し、図12(c)は画像データDOの階調を示す。データ加算部11は、図12(a)に示した画像データDSと、図12(b)に示したような加重平均値EMを加算して、図12(c)に示す画像データDOを出力する。例えば、図12(a)〜(c)における画素位置iaでは、DS(ia)=4Y、EM(ia)=1なので
DO(ia)=DS(ia)+EM(ia)=4Y+1
となる。
以上のように、本実施の形態は、階調変化が緩やかな領域の実効的な階調数を増やすことができる。nビットの画像をn+2ビットに変換する場合、画像信号SAが緩やかに変化し、これに対応してビット拡張された画像データDSの階調が図12(a)に示されるように、4Yから4Y+4へ(4=2)だけジャンプする場合に、図12(c)に示すように、4Y+1、4Y+2、4Y+3を使って補間することができる。
次に、εフィルタに階調が急峻に大きく変化する信号が入力された場合の動作を説明する。図13(a)〜(e)は、実施の形態1に係る画像表示装置に階調が急峻に大きく変化する信号が入力された場合の動作を説明するための図である。横軸は画素位置iを示している。図13(a)はアナログの画像信号SAの階調を示し、図13(b)はnビットの画像データDIの階調を示し、図13(c)はn+αビットの画像データDS、及びDMの階調を示し、図13(d)は加重平均値EMの階調を示し、図13(e)はn+αビットの画像データDOの階調を示している。
図13(a)に示すようなアナログの画像信号SAが、入力端子1より受信部2に入力される。受信部2は、アナログの画像信号SAを図13(b)に示すようなデジタルの画像データDI(nビット)では2値の階調(YとY+4)に変換して、原データビット拡張部5に出力する。
原データビット拡張部5では、図13(b)の画像データDIの階調Yが4Yに、Y+4が4(Y+4)に変換され、図13(c)に示したような画像データDSを一次元4次εフィルタ部6に出力する。
図14は、図13(c)の画素位置icの画素を注目画素P(c)としたときに、データ格納部7が出力するデータDM(k)、及びこれに基づいて第1の差分算出部8−1〜第4の差分算出部8−4、第1のε判定部9−1〜第4のε判定部9−4、及び判定付加重平均部10で生成されるデータED(k)、EE(k)、EMを示す表であり、判定付加重平均部10における演算の過程で得られるf{ED(k)}の値も併せて示されている。
データ格納部7はDM(l2)=4Y、DM(l1)=4Y、DM(c)=4Y、DM(r1)=4Y+16を第1の差分算出部8−1〜第4の差分算出部8−4に出力する。
第1の差分算出部8−1は、
ED(l2)=DM(l2)−DM(c)=4Y−4Y=0、
を出力し、第2の差分算出部8−2は、
ED(l1)=DM(l1)−DM(c)=4Y−4Y=0、
を出力し、第3の差分算出部8−3は、
ED(c)=DM(c)−DM(c)=4Y−4Y=0、
を出力し、第4の差分算出部8−4は、
ED(r1)=DM(r1)−DM(c)=(4Y+16)−4Y=16、
を出力する。
従って、第1のε判定部9−1〜第3のε判定部9−3には「0」が入力され、第4のε判定部9−4には「16」が入力される。閾値εを「4」と設定した場合、ED(l2)〜ED(c)は閾値以下であるので判定データEE(l2)〜EE(c)は「1」となり、ED(r1)は閾値εより大きいのでEE(r1)は「0」となる。
判定付加重平均部10は、判定データが「1」の場合は係数aに差分データを乗算して加算し、「0」の場合は加算しない。係数a(=al2、al1、a)を全て0.25とした場合、判定付加重平均部10の出力EMは、以下の式(6)で与えられる。
EM=al2×ED(l2)+al1×ED(l1)+a×ED(c)
=0.25×0+0.25×0+0.25×0
=0
…(6)
原データビット拡張部5から供給される画像データDSに対し、各画素を順に注目画素として上記の処理が行われ、式(6)と同様の演算が行われる。
図13(d)は、図13(c)の画像データDMに対応する加重平均値EM、即ち各画素位置iの画素を注目画素としたときの加重平均値EMの階調を示す。図13(d)の横軸が注目画素の画素位置i、縦軸が加重平均値EMの階調を示している。判定付加重平均部10は、加重平均値EMをデータ加算部11に出力する。
データ加算部11は、図13(c)に示した画像データDSと、図13(d)に示したような加重平均値EMを加算して、図13(e)に示す画像データDOを出力する。
図13(e)に示されるように、画像データDOは、入力SA或いは、DIと同様に急峻な変化を有し、εフィルタは階調の変化が大きい場合、急峻に大きく変化する領域の鮮鋭度を保存することができる。
以上のように、nビットの画像をn+αビットに多階調化処理する場合、下位αビット分の変化を小振幅雑音ととらえ、εを2のα乗と設定すれば、入力と出力画像のビット分解能の差による階調のジャンプが解消され、画像の鮮鋭度を落とさずに階調が緩やかに変化する領域の階調数を増やすことができる。すなわち、実効的な階調数を増やすことができる。
以上、εフィルタの次数mを2αとしたが、本発明はmが2α以上に限定されない。但し、mが2α未満であると、以下のような問題が生じるので、mを2α以上にするのが好ましい。以下、m=2α−1の場合、その一例としてα=2、従ってm=3の場合について説明する。図15は、m=3の場合の実施の形態1の画像表示装置の構成例を示す図である。
図16(a)〜(e)は、図15に示される画像表示装置の動作を説明するための図である。横軸は画素位置iを示している。図16(a)はアナログの画像信号SAの階調を示し、図16(b)はnビットの画像データDIの階調を示し、図16(c)はn+2ビットの画像データDS及びDMの階調を示し、図16(d)は加重平均値EMの階調を示し、図16(e)はn+2ビットの画像データDOの階調を示す。
図16(a)に示すようなアナログの画像信号SAが、入力端子1より受信部2に入力される。受信部2は、アナログの画像信号SAを図16(b)に示すようなデジタルの画像データDI(nビット)では2値の階調(YとY+1)に変換して、原データビット拡張部5に出力する。
原データビット拡張部5では、図16(b)の画像データDIの階調Yが4Yに、Y+1が4(Y+1)に変換され、図16(c)に示したような画像データDSを一次元3次εフィルタ部6に出力する。
図17は、図16(c)の画素位置icの画素を注目画素P(c)としたときに、データ格納部7が出力するデータDM(k)、及びこれに基づいて第1の差分算出部8−1〜第3の差分算出部8−3、第1のε判定部9−1〜第3のε判定部9−3、および判定付加重平均部10で生成されるデータED(k)、EE(k)、EMを示す表である。判定付加重平均部10における演算の過程で得られるf{ED(k)}の値も併せて示されている。
図17のデータ格納部7は3個のフリップフロップを、図7に示されたのと同様に、カスケード接続されたものであり、DM(l1)=4Y、DM(c)=4Y、DM(r1)=4Y+4を第1の差分算出部8−1〜第8の差分算出部8−3に出力する。
第1の差分算出部8−1は、
ED(l1)=DM(l1)−DM(c)=4Y−4Y=0、
を出力し、第2の差分算出部8−2は、
ED(c)=DM(c)−DM(c)=4Y−4Y=0、
を出力し、第3の差分算出部8−3は、
ED(r1)=DM(r1)−DM(c)=(4Y+4)−4Y=4、
を出力する。
従って、第1のε判定部9−1と第2のε判定部9−2には「0」が入力され、第3のε判定部9−3には「4」が入力される。閾値εを「4」と設定した場合、ED(l1)〜ED(r1)は全てε以下であるためEE(l1)〜EE(r1)は全て「1」となる。
判定付加重平均部10は判定データが「1」の場合は係数aに差分データを乗算して加算し、「0」の場合は加算しない。係数a(=al2、a、ar1)を全て1/3とした場合、判定付加重平均部10の出力EMは、以下の式(7)で与えられる。
EM=al1×ED(l1)+a×ED(c)+ar1×ED(r1)
=0.3325×0+0.335×0+0.3325×4
=1.33
≒1
…(7)
原データビット拡張部5から供給される画像データDSに対し、各画素を順に注目画素として上記の処理が行われ、式(7)と同様の演算が行われる。
図16(d)は、図16(c)の画像データDMに対応する加重平均値EM、即ち画素位置iの画素を注目画素としたときの加重平均値EMの階調を示す。図16(d)の横軸が画素位置i、縦軸が加重平均値EMの階調を示している。判定付加重平均部10は、加重平均値EMをデータ加算部11に出力する。
データ加算部11は、図16(c)に示した画像データDSと、図16(d)に示したような加重平均値EMを加算して、図16(e)に示す画像データDOを出力する。
以上のように、nビットの画像をn+2ビットに変換する場合、次数3(m=3)のεフィルタは、図16(e)に示したように緩やかな階調変化の領域の4Yから4Y+4への階調のジャンプ(2の2乗)に対して4Y+2の階調を出現させることができない。そのため、4Y+1から4Y+3への階調のジャンプとして残ってしまうので不十分である。
即ち、階調のジャンプを完全になくすためには、εフィルタのタップ数をm≧2αとする必要がある。
次に、εフィルタの次数が8(m=8)の場合の動作を説明する。図18は、m=8の場合の実施の形態1に係る画像表示装置の構成を示す図である。
図19(a)〜(e)は、図18の画像表示装置の動作を説明するための図である。横軸は画素位置iを示している。図19(a)はアナログの画像信号SAの階調を示し、図19(b)はnビットの画像データDIの階調を示し、図19(c)はn+αビットの画像データDS及びDMの階調を示し、図19(d)は加重平均値EMの階調を示し、図19(e)はn+αビットの画像データDOの階調を示す。
図19(a)に示すようなアナログの画像信号SAが、入力端子1より受信部2に入力される。受信部2は、アナログの画像信号SAを図19(b)に示すようなデジタルの画像データDI(nビット)では2値の階調(YとY+1)に変換して、原データビット拡張部5に出力する。
原データビット拡張部5では、図19(b)の画像データDIの階調Yが4Yに、Y+1が4(Y+1)に変換され、図19(c)に示したような画像データDSを一次元8次εフィルタ部6に出力する。
図20は、図19(c)の画素位置icの画素を注目画素P(c)としたときに、データ格納部7が出力するデータDM(k)、及びこれに基づいて第1の差分算出部8−1〜第8の差分算出部8−8、第1のε判定部9−1〜第8のε判定部9−8、および判定付加重平均部10で生成されるデータED(k)、EE(k)、EMを示す表である。判定付加重平均部10における演算の過程で得られるf{ED(k)}の値も併せて示されている。
図18のデータ格納部7は、8個のフリップフロップを、図7に示されたのと同様に、カスケード接続されたものであり、DM(l4)=4Y、DM(l3)=4Y、DM(l2)=4Y、DM(l1)=4Y、DM(c)=4Y、DM(r1)=4Y+4、DM(r2)=4Y+4、DM(r3)=4Y+4を第1の差分算出部8−1〜第8の差分算出部8−8に出力する。
第1の差分算出部8−1は、
ED(l4)=DM(l4)−DM(c)=4Y−4Y=0、
を出力し、第2の差分算出部8−2は、
ED(l3)=DM(l3)−DM(c)=4Y−4Y=0、
を出力し、第3の差分算出部8−3は、
ED(l2)=DM(l2)−DM(c)=4Y−4Y=0、
を出力し、第4の差分算出部8−4は、
ED(l1)=DM(l1)−DM(c)=4Y−4Y=0、
を出力し、第5の差分算出部8−5は、
ED(c)=DM(c)−DM(c)=4Y−4Y=0、
を出力し、第6の差分算出部8−6は、
ED(r1)=DM(r1)−DM(c)=(4Y+4)−4Y=4、
を出力し、第7の差分算出部8−7は、
ED(r2)=DM(r2)−DM(c)=(4Y+4)−4Y=4、
を出力し、第8の差分算出部8−8は、
ED(r3)=DM(r3)−DM(c)=(4Y+4)−4Y=4、
を出力する。
第1のε判定部9−1〜第5のε判定部9−5には「0」が入力され、第6のε判定部9−6〜第8のε判定部9−8には「4」が入力される。閾値εを「4」と設定した場合、ED(l4)〜ED(r3)は全てε以下であるためEE(l4)〜EE(r3)は全て「1」となる。
判定付加重平均部10は判定データが「1」の場合は係数aに差分データを乗算して加算し、「0」の場合は加算しない。係数a(=al4、al3、al2、al1、a、ar1、ar2、ar3)を全て0.125(1/8)とした場合、判定付加重平均部10の出力EMは、以下の式(8)で与えられる。
EM
=al4×ED(l4)+al3×ED(l3)+al2×ED(l2)+al1×ED(l1)
+a×ED(c)+ar1×ED(r1)+ar2×ED(r2)+ar3×ED(r3)
=0.125×0×5+0.125×4×3
=1.5
≒1
…(8)
原データビット拡張部5から供給される画像データDSに対し、各画素を順に注目画素として上記の処理が行われ、式(8)と同様の演算が行われる。
図19(d)は、図19(c)の画像データDMに対応する加重平均値EM、即ち画素位置iの画素を注目画素としたときの加重平均値EMの階調を示す。図19(d)の横軸が注目画素の画素位置i、縦軸が加重平均値EMの階調の階調を示している。判定付加重平均部10は、加重平均値EMをデータ加算部11に出力する。
データ加算部11は、図19(c)に示した画像データDSと、図19(d)に示したような加重平均値EMを加算して、図19(e)に示す画像データDOを出力する。
以上のように、nビットの画像をn+2ビットに変換する場合、次数8(m=8)のεフィルタは、図19(e)に示したように緩やかな階調変化の領域の4Yから4Y+4への階調のジャンプ(2の2乗)を4Y+1、4Y+2、4Y+3を使って補間することができる。εフィルタの次数を4とした場合よりも階調変化の傾きが1/2となり、より緩やかな変化の画像にできる。
尚、εフィルタの次数が4と8(m=4,8)などの場合を説明したが、m=2α、2×2α、2×2αと増やすことにより、さらに緩やかな変化の画像にすることもできる。また、m=2α、2×2α、2×2αとすることで、εフィルタの除算はビットシフトを行うだけでよいため、除算回路を用意する必要がない。
図21は、以上に説明した本実施の形態に係る画像表示装置の処理工程を示すフローチャートである。以下の説明では、εフィルタ部の次数がmであるものとし、データの符号として、図1で用いたのと同じもの、及びこれに準じたものが用いられる。
まず、画像信号SAが入力端子1に入力され、受信部2は、画像信号SAを受信してnビットの画像データDIを出力する(ST1)。
受信部2が出力する画像データDIは、多階調化処理部3の原データビット拡張部5に入力され、原データビット拡張部5では画像データDIをαビットだけビット拡張してn+αビットの画像データDSを出力する(ST2)。
データ格納部7では、n+αビットの画像データDSが入力され、水平方向にm画素(m≧2α)の連続したデータを保持して、DM(1)〜DM(m)として出力する(ST3)。
第1の差分算出部8−1〜第mの差分算出部8−mには、連続するm画素のデータDM(1)〜DM(m)が入力され、注目画素DM(c)と周辺画素の差分をとり、差分データED(1)〜ED(m)を出力する(ST4)。
第1のε判定部9−1〜第mのε判定部9−mには、差分データED(1)〜ED(m)が入力され、加算を行うかどうかを示す判定データをEE(1)〜EE(m)を出力する(ST5)。
判定付加重平均部10には、差分データED(1)〜ED(m)と判定データEE(1)〜EE(m)が入力され、判定付加重平均部10は、判定データに基づいて差分データを加重平均し、加重平均値EMを出力する(ST6)。
データ加算部11には、加重平均値EMと注目画素位置の原データDM(c)が入力され、データ加算部11は、これらを加算して画像データDOを出力する(ST7)。画像データDOは表示部4に入力され、表示部4は画像データDOに基づいて画像を表示する(ST8)。
図22は、実施の形態1の別の構成例を示す図である。図22の画像表示装置は、概して図1の画像表示装置と同じであるが、図1の原データビット拡張部5が設けられておらず、図1の判定付加重平均部10及びデータ加算部11の代わりに、判定付加重平均部30及びデータ加算部31が設けられている。
差分算出部8−1〜8−m、及びε判定部9−1〜9−mはnビットのデータに対する処理を行なう。ε判定部9−1〜9−mにおける閾値は「1」と設定される。これは、εフィルタ部の前にビット拡張部がないためである。
判定付加重平均部30は、加重平均演算及びビット拡張を行なって、αビットだけビット拡張された加重平均値EMを出力する。これは例えば、図4などの例について説明したのと同様の判定付加重平均の演算を行なったときに現れる小数点以下の桁の数値をも表すデータを平均データEMとして生成することで、このビット拡張を行なうことができる。
データ加算部31において入力DM(c)をn+αビットにビット拡張して加算する。
このように、図22の画像表示装置では、ビット拡張をεフィルタ部の前で行なわず、εフィルタの演算中に行なう。以上のように構成することで、図1に示した例と同等の効果が得られる。
実施の形態2.
図23は、本発明の実施の形態2に係る画像表示装置の構成を示す図である。実施の形態2に係る画像表示装置は、入力端子1、受信部2、多階調化処理部3、及び表示部4を備える。これらのうち、受信部2、及び多階調化処理部3により、画像処理装置が構成されている。
アナログの画像信号SAが入力端子1より受信部2に入力され、受信部2は、アナログの画像信号SAをnビットの画像データDIに変換して多階調化処理部3に出力する。多階調化処理部3は、原データビット拡張部5と二次元m次εフィルタ部12を備え、nビットの画像データをn+αビットに変換して表示部4に出力する。原データビット拡張部5は、nビットの画像データDIをαビット分ビット拡張したn+αビットの画像データDSを二次元m次εフィルタ部12に出力する。
二次元m次εフィルタ部12は、水平h画素×垂直v画素(h、vはともに2α以上の整数)の二次元領域に対して処理を行うものである。即ち、二次元m次εフィルタ部12は、注目画素を中心として、二次元方向(縦、横方向)配列された画素のデータに基づいて、急峻な変化(エッジ)を保存しながら、小振幅成分を雑音として扱って平滑化を行うエッジ保存型平滑化フィルタとして用いられているものであり、図示の二次元m次εフィルタ部12は、データ格納部37、第1の差分算出部8−1〜第mの差分算出部8−m、第1のε判定部9−1〜第mのε判定部9−m、判定付加重平均部10、及びデータ加算部11を備え、画像データDSに対して実効的な階調数を増やした階調を平滑化することで階調ジャンプをなくし、実効的な階調数を増やす役割を持つ。
一次元m次εフィルタ部6により、実効的な階調数を増やした画像データDOは、画像データDOを表示部4に出力され、表示部4は、n+αビットの画像データDOを表示する。
εフィルタによる二次元処理は、式(9)で表される。
ここで、x(i、j)は入力の階調、y(i、j)は出力の階調、aは係数、
kは水平方向における注目画素(i、j)からの相対的な画素位置、
k’は垂直方向における注目画素(i、j)からの相対的な画素位置、εは閾値である。
Figure 0004527750
以下、α=2の場合、即ち、nビットの画像をn+2ビットに多階調化処理する場合について説明する。図24は、m=16(=4×4))の場合の実施の形態2の画像表示装置の構成を示す図である。
まず、εフィルタに階調が水平方向に緩やかに変化する信号が入力された場合の動作を説明する
受信部2は、アナログの画像信号SAをnビットの画像データDIに変換して、多階調化処理部3に出力する。多階調化処理部3では、nビットの画像データDIは原データビット拡張部5に入力される。
図25(a)及び(b)は、原データビット拡張部5の動作を説明するための図である。一つのマス目がそれぞれの画素位置を示し、各画素位置に当該画素の画像データの階調が示されている。図25(a)はnビットの画像データDIの階調を示し、図25(b)はn+2ビットの画像データDSの階調を示している。
原データビット拡張部5は、図25(a)に示すようなnビットの画像データDIを2ビットだけビット拡張し、図25(b)に示したようなn+2ビットの画像データDSを二次元m次εフィルタ部12に出力する。
図25(b)に示すようなn+2ビットの画像データDSは、2ビット分ビット拡張されたため、図25(a)の画像データDIの階調Yが4Yに、Y+1が4(Y+1)に変換されている。
図24のデータ格納部37は例えば図26(a)に示されるように構成されている。
図示のデータ格納部37は、入力される画像信号が供給される4個のラインメモリLM1〜LM4と、ラインメモリLM1〜LM4からの出力が供給される、4組のカスケード接続されたフリップフロップFFt2_1〜FFt2_4、FFt1_1〜FFt1_4、FFc_1〜FFc_4及びFFr1_1〜FFr1_4とを有する。
ラインメモリLM1〜LM4は、各々水平方向1ライン分の画像データを格納することができ、4個ラインメモリLM1〜LM4により連続した4行分のデータを保持することができる。
各ラインメモリLM1〜LM4から、画面上の左端の列から順に、互いに同じ列の(互いに垂直方向に整列した)画素のデータを同時に取り出して、各組の先頭のフリップフロップFFt2_1、FFt1_1、FFc_1及びFFr1_1に供給する。供給されたデータは、各組のフリップフロップを順次転送される。
この結果、図26(b)に示される4×4画素領域のデータがフリップフロップFFt2_1〜FFt2_4、FFt1_1〜FFt1_4、FFc_1〜FFc_4及びFFr1_1〜FFr1_4に保持され、データDM(l2,t2)〜DM(r1,b1)として同時に出力される。
データ格納部37は、図27の例えば太線TLが囲む領域のデータを、DM(l2,t2)〜DM(r1,b1)として出力する。この場合太線の枠TL内の上から3行目、左から3列目の画素が注目画素であり、その座標値が(c,c)で表される。図示の例の場合、DM(l2,t2)〜DM(l1,b1)として4Yが、DM(c,t2)〜DM(r1,b1)として4Y+4が出力され、第1の差分算出部8−1〜第16の差分算出部8−16に供給される。
第1の差分算出部8−1は周辺画素のデータDM(l2,t2)と注目画素のデータDM(c,c)の差分ED(l2,t2)を生成し、第1のε判定部9−1および判定付加重平均部10に出力する。第2の差分算出部8−2〜第16の差分算出部8−16も同様に周辺画素のデータDM(l2,t1)〜DM(r1,b1)に基づいて差分データED(l2,t1)〜ED(r1,b1)を生成し、それぞれ第2のε判定部9−2〜第16のε判定部9−16および判定付加重平均部10に出力する。
第1の差分算出部8−1は、
ED(l2,t2)=4Y−(4Y+4)=−4、
を出力し、第2の差分算出部8−2は、
ED(l2,t1)=4Y−(4Y+4)=−4、
を出力し、第3の差分算出部8−3は、
ED(l2,c)=4Y−(4Y+4)=−4、
を出力し、第4の差分算出部8−4は、
ED(l2,b1)=4Y−(4Y+4)=−4、
を出力し、第5の差分算出部8−5は、
ED(l1,t2)=4Y−(4Y+4)=−4、
を出力し、第6の差分算出部8−6は、
ED(l1,t1)=4Y−(4Y+4)=−4、
を出力し、第7の差分算出部8−7は、
ED(l1,c)=4Y−(4Y+4)=−4、
を出力し、第8の差分算出部8−8は、
ED(l1,b1)=4Y−(4Y+4)=−4、
を出力し、第9の差分算出部8−9は、
ED(c,t2)=(4Y+4)−(4Y+4)=0、
を出力し、第10の差分算出部8−10は、
ED(c,t1)=(4Y+4)−(4Y+4)=0、
を出力し、第11の差分算出部8−11は、
ED(c,c)=(4Y+4)−(4Y+4)=0、
を出力し、第12の差分算出部8−12は、
ED(c,b1)=(4Y+4)−(4Y+4)=0、
を出力し、第13の差分算出部8−13は、
ED(r1,t2)=(4Y+4)−(4Y+4)=0
を出力し、第14の差分算出部8−14は、
ED(r1,t1)=(4Y+4)−(4Y+4)=0、
を出力し、第15の差分算出部8−15は、
ED(r1,c)=(4Y+4)−(4Y+4)=0、
を出力し、第16の差分算出部8−16は、
ED(r1,b1)=(4Y+4)−(4Y+4)=0、
を出力する。
ε判定部の詳細な動作は実施の形態1で説明したε判定部と同じである。
第1のε判定部9−1は、差分データED(l2,t2)がεよりも大きい場合は「0」を生成し、ε以下の場合は「1」を生成する。第2のε判定部9−2〜第16のε判定部9−16も同様に差分データED(l1,t2)〜ED(r1,b1)に基づいて判定データEE(l1,t2)〜EE(r1,b1)を生成し、判定付加重平均部10に出力する。
図27に示される例では、第1のε判定部9−1〜第8のε判定部9−8には「−4」が入力され、第9のε判定部9−9〜第16のε判定部9−16には「0」が入力されるので、εを「4」と設定した場合、ED(l2,t2)〜ED(r1,b1)は全てε以下であるため、EE(l2,t2)〜EE(r1,b1)は全て「1」となる。
判定付加重平均部10は、判定データEE(l2,t2)〜EE(r1,b1)に基づいて差分データED(l2,t2)〜ED(r1,b1)を加重平均する。判定データが「1」の場合は、係数aに差分データを乗算して加算し、「0」の場合は加算しない。
係数a(=al2t2、al1t2、・・・ar1b1)を全て0.0625(1/16)とした場合、判定データEE(l2,t2)〜EE(r1,b1)が上記の例では全て「1」であるので、判定付加重平均部10の出力EMは、以下の式(10)で与えられる。
EM
=al2t2×ED(l2,t2)+al1t2×ED(l1,t2)+・・・
+ar1b1×ED(r1,b1)
=0.0625×(−4)×8+0.0625×0×8
=−2
…(10)
原データビット拡張部5から供給される画像データDSに対し、各画素を順に注目画素として上記の処理が行われ、式(10)と同様の演算が行われる。
図28は、図27の画像データDMに対応する加重平均値EM、即ち各画素位置(i,j)の画素を注目画素としたときの加重平均値EMを示す。各画素位置に書かれている値は階調を示している。判定付加重平均部10は、加重平均値EMをデータ加算部11に出力する。
データ加算部11は、図25(b)に示した画像データDSと、図28に示したような加重平均値EMを加算して、図29に示す画像データDOを出力する。図29は、データ加算部11から出力されるデータDOの階調を示す。各画素位置に書かれている値はデータDOの階調を示している。
次にεフィルタに階調が垂直方向に緩やかに変化する信号が入力された場合の動作を説明する。
受信部2は、アナログの画像信号SAをnビットの画像データDIに変換して、多階調化処理部3に出力する。多階調化処理部3では、nビットの画像データDIは原データビット拡張部5に入力される。
図30(a)及び(b)は、原データビット拡張部5の動作を説明するための図である。一つのマス目がそれぞれの画素位置を示し、各画素位置に当該画素の画像データの階調が示されている。図30(a)はnビットの画像データDIの階調を示し、図30(b)はn+2ビットの画像データDSの階調を示している。
原データビット拡張部5は、図30(a)に示すようなnビットの画像データDIを2ビットだけビット拡張し、図30(b)に示したようなn+2ビットの画像データDSを二次元m次εフィルタ部12に出力する。
図30(b)に示すようなn+2ビットの画像データDSは、2ビット分ビット拡張されたため、図30(a)の画像データDIの階調Yが4Yに、Y+1が4(Y+1)に変換されている。
図31は、画素位置(c,c)の画素を注目画素とした場合のデータ格納部37の出力を示す。データ格納部37は、図31の太線TLが囲む領域が示すように
DM(l2,t2)=4Y、
DM(l2,t1)=4Y、
DM(l2,c)=4Y+4、
DM(l2,b1)=4Y+4、
DM(l1,t2)=4Y、
DM(l1,t1)=4Y、
DM(l1,c)=4Y+4、
DM(l1,b1)=4Y+4、
DM(c、t2)=4Y、
DM(c、t1)=4Y、
DM(c、c)=4Y+4、
DM(c,b1)=4Y+4、
DM(r1,t2)=4Y、
DM(r1,t1)=4Y、
DM(r1,c)=4Y+4、
DM(r1,b1)=4Y+4、
を第1の差分算出部8−1〜第16の差分算出部8−16に出力する。
第1の差分算出部8−1は、
ED(l2,t2)=4Y−(4Y+4)=−4、
を出力し、第2の差分算出部8−2は、
ED(l2,t1)=4Y−(4Y+4)=−4、
を出力し、第3の差分算出部8−3は、
ED(l2,c)=(4Y+4)−(4Y+4)=0、
を出力し、第4の差分算出部8−4は、
ED(l2,b1)=(4Y+4)−(4Y+4)=0、
を出力し、第5の差分算出部8−5は、
ED(l1,t2)=4Y−(4Y+4)=−4、
を出力し、第6の差分算出部8−6は、
ED(l1,t1)=4Y−(4Y+4)=−4、
を出力し、第7の差分算出部8−7は、
ED(l1,c)=(4Y+4)−(4Y+4)=0、
を出力し、第8の差分算出部8−8は、
ED(l1,b1)=(4Y+4)−(4Y+4)=0、
を出力し、第9の差分算出部8−9は、
ED(c,t2)=4Y−(4Y+4)=−4、
を出力し、第10の差分算出部8−10は、
ED(c,t1)=4Y−(4Y+4)=−4、
を出力し、第11の差分算出部8−11は、
ED(c,c)=(4Y+4)−(4Y+4)=0、
を出力し、第12の差分算出部8−12は、
ED(c,b1)=(4Y+4)−(4Y+4)=0、
を出力し、第13の差分算出部8−13は、
ED(r1,t2)=4Y−(4Y+4)=−4、
を出力し、第14の差分算出部8−14は、
ED(r1,t1)=4Y−(4Y+4)=−4、
を出力し、第15の差分算出部8−15は、
ED(r1,c)=(4Y+4)−(4Y+4)=0、
を出力し、第16の差分算出部8−16は、
ED(r1,b1)=(4Y+4)−(4Y+4)=0、
を出力する。
第1のε判定部9−1は、差分データED(l2,t2)がεよりも大きい場合は「0」を生成し、ε以下の場合は「1」を生成する。第2のε判定部9−2〜第16のε判定部9−16も同様に差分データED(l1,t2)〜ED(r1,b1)に基づいて判定データEE(l1,t2)〜EE(r1,b1)を生成し、判定付加重平均部10に出力する。
図32に示される例では、入力データは「−4」か「0」なので、εを「4」と設定した場合、ED(l2,t2)〜ED(r1,b1)は全てε以下であるためEE(l2,t2)〜EE(r1,b1)は全て「1」となる。
判定付加重平均部10は、判定データEE(l2,t2)〜EE(r1,b1)に基づいて差分データED(l2,t2)〜ED(r1,b1)を加重平均する。判定データが「1」の場合は、係数aに差分データを乗算して加算し、「0」の場合は加算しない。
係数a(=al2t2、al1t2、・・・ar1b1)を全て0.0625(1/16)とした場合、
EE(l2,t2)〜EE(r1,b1)が上記の例では全て「1」であるので、
判定付加重平均部10の出力EMは、以下の式(11)で与えられる。
EM
=al2t2×ED(l2,t2)+al1t2×ED(l1,t2)+・・・
+ar1b1×ED(r1,b1)
=0.0625×(−4)×8+0.0625×0×8
=−2
…(11)
原データビット拡張部5から供給される画像データDSに対し、各画素を順に注目画素として上記の処理が行われ、式(11)と同様の演算が行われる。
図32は、図31の画像データDMに対応する加重平均値EM、即ち各画素位置(i,j)の画素を注目画素としたときの加重平均値EMを示す。各画素位置に書かれている値は階調を示している。判定付加重平均部10は、加重平均値EMをデータ加算部11に出力する。
データ加算部11は、図30(b)に示した画像データDSと、図32に示したような加重平均値EMを加算して、図33に示す画像データDOを出力する。図33は、データ加算部11から出力されるデータDOの階調を示す。各画素位置に書かれている値はデータDOの階調を示している。
以上のように、本実施の形態は、水平方向及び垂直方向の少なくとも一方に階調変化が緩やかな領域の階調数を増やすことができる。すなわち、εフィルタの次数mを2×2(=16)とした場合、図29や図33に示したように緩やかな階調変化の領域の4Yから4Y+4への階調のジャンプ(2の2乗)を4Y+1、4Y+2、4Y+3を使って補間することができる。
尚、実施の形態1と同様にして、εフィルタの次数を2×2以上の次数にすることでさらに緩やかな変化の画像にすることができる。また、m=2×2α、(2×2α)×2α、2α×(2×2α)、(2×2α)×(2×2α)とすれば、εフィルタの除算はビットシフトを行うだけでよいため、除算回路を用意する必要がない。
図34は、以上に説明した本実施の形態に係る画像表示装置の処理工程を示すフローチャートである。以下の説明では、εフィルタ部の次数がmであるものとし、データの符号として、図23で用いたのと同じもの、及びこれに準じたものが用いられる。
まず、画像信号SAが入力端子1に入力され、受信部2は、画像信号SAを受信してnビットの画像データDIを出力する(ST11)。
受信部2が出力する画像データDIは、多階調化処理部3の原データビット拡張部5に入力され、原データビット拡張部5では画像データDIをαビットだけビット拡張してn+αビットの画像データDSを出力する(ST12)。
データ格納部37では、n+αビットの画像データDSが入力され、h×v(=m)領域の画素(h≧2α、v≧2α、m≧2α×2α)のデータを保持して、DM(1)〜DM(m)として出力する(ST13)。
第1の差分算出部8−1〜第mの差分算出部8−mには、h×v領域のデータDM(1)〜DM(m)が入力され、注目画素DM(c)と周辺画素の差分をとり、差分データED(1)〜ED(m)を出力する(ST14)。
第1のε判定部9−1〜第mのε判定部9−kには、差分データED(1)〜ED(m)が入力され、各差分データを加算すべきか否かの判定を行って、判定結果を示す判定データをEE(1)〜EE(m)を出力する(ST15)。
判定付加重平均部10には、差分データED(1)〜ED(m)と判定データEE(1)〜EE(m)が入力され、判定付加重平均部10は、判定データに基づいて差分データを加重平均し、加重平均値を表す平均データEMを出力する(ST16)。
データ加算部11には、加重平均値EMと注目画素位置の原データDM(c)が入力され、データ加算部11は、これらを加算して画像データDOを出力する(ST17)。画像データDOは表示部4に入力され、表示部4は画像データDOに基づいて画像を表示する(ST18)。
図35は、実施の形態2の別の構成例を示す図である。図35の画像表示装置は、概して図23の画像表示装置と同じであるが、図23の原データビット拡張部5が設けられておらず、図23の判定付加重平均部10及びデータ加算部11の代わりに、判定付加重平均部30及びデータ加算部31が設けられている。
差分算出部8−1〜8−m、及びε判定部9−1〜9−mはnビットのデータに対する処理を行なう。ε判定部9−1〜9−mにおける閾値は「1」と設定される。これは、εフィルタ部の前にビット拡張部がないためである。
判定付加重平均部30は、加重平均演算及びビット拡張を行なって、αビットだけビット拡張された加重平均値EMを出力する。これは例えば、図24などの例について説明したのと同様の判定付加重平均の演算を行なったときに現れる小数点以下の桁の数値をも表すデータを平均データEMとして生成することで、このビット拡張を行なうことができる。
データ加算部31において入力DM(c,c)をn+αビットにビット拡張して加算する。
このように、図35の画像表示装置では、ビット拡張をεフィルタ部の前で行なわず、εフィルタの演算中に行なう。以上のように構成することで、図23に示した例と同等の効果が得られる。
実施の形態3.
図36は、本発明の実施の形態3に係る画像表示装置の構成を示す図である。実施の形態3に係る画像表示装置は、入力端子1、受信部2、多階調化処理部3、及び表示部4を備える。これらのうち、受信部2、及び多階調化処理部3により、画像処理装置が構成されている。
アナログの画像信号SAが入力端子1より受信部2に入力され、受信部2は、アナログの画像信号SAをnビットの画像データDIに変換して多階調化処理部3に出力する。多階調化処理部3は、原データビット拡張部5と、一次元v次垂直εフィルタ部13(v≧2α)、一次元h次水平εフィルタ算出部14(h≧2α)を備え、nビットの画像データをn+αビットに変換して表示部4に出力する。
原データビット拡張部5は、nビットの画像データDIをαビット分ビット拡張したn+αビットの画像データDSを一次元v次垂直εフィルタ部13と一次元h次水平εフィルタ部14に出力する。
一次元v次垂直εフィルタ部13は、n+αビットの原データに対して、画像の垂直方向について(のみ)処理を行なうものであり、注目画素に対して垂直方向に整列した画素のデータに基づいて、急峻な変化(エッジ)を保存しながら、小振幅成分を雑音として扱って平滑化を行うエッジ保存型平滑化フィルタとして用いられているものであり、図示の一次元v次垂直εフィルタ部13は、例えば図37に示されるように構成され、Vデータ格納部(垂直方向データ格納部)15、第1のV差分算出部(垂直方向差分算出部)16−1〜第vのV差分算出部16−v、第1のVε判定部(垂直方向ε判定部)17−1〜第vのVε判定部17−v、V判定付加重平均部(垂直方向判定付加重平均部)18、及びVデータ加算部(垂直方向加算部)19を備え、画像データDSの垂直方向の階調変化に対して実効的な階調数を増やした画像データVDOを一次元h次水平εフィルタ部14に出力する。
一次元h次水平εフィルタ部14は、一次元v次垂直εフィルタ部13から出力されるn+αビットのデータに対して、画像の水平方向について(のみ)処理を行なうものであり、注目画素に対して水平方向に整列した画素のデータに基づいて、急峻な変化(エッジ)を保存しながら、小振幅成分を雑音として扱って平滑化を行うエッジ保存型平滑化フィルタとして用いられているものであり、図示の一次元h次水平εフィルタ部14は、例えば図38に示されるように構成され、原データ格納部20、第1の原データ差分算出部21−1〜第hの原データ差分算出部21−h、第1のHε判定部(水平方向ε判定部)22−1〜第hのHε判定部22−h、Hデータ格納部(水平方向データ格納部)23、第1のH差分算出部(水平方向差分算出部)24−1〜第hのH差分算出部24−h、H判定付加重平均部(水平方向判定付加重平均部)25、及びHデータ加算部(水平方向データ加算部)26を備え、画像データDSの水平方向の階調変化に基づいて画像データVDOの実効的な階調数を増やした画像データDOを表示部4に出力する。
表示部4は、n+αビットの画像データDOを表示する。
以下、α=2の場合、即ち、nビットの画像をn+2ビットに多階調化処理する場合について説明する。図39、図40及び図41は、h=4、v=4の場合の実施の形態3に係る画像表示装置の構成を示す図であり、それぞれ図36、図37及び図38に対応する。
まず、εフィルタに階調が水平方向に緩やかに変化する信号が入力された場合の動作を説明する。
受信部2は、アナログの画像信号SAをnビットの画像データDIに変換して、多階調化処理部3に出力する。多階調化処理部3では、nビットの画像データDIは原データビット拡張部5に入力される。
図42(a)及び(b)は、原データビット拡張部5の動作を説明するための図である。一つのマス目がそれぞれの画素位置を示し、各画素位置に当該画素の画像データの階調が示されている。図42(a)はnビットの画像データDIの階調を示し、図42(b)はn+2ビットの画像データDSの階調を示している。
原データビット拡張部5は、図42(a)に示すようなnビットの画像データDIを2ビットだけビット拡張し、図42(b)に示したようなn+2ビットの画像データDSを一次元v次垂直εフィルタ部13と一次元h次水平ε判定データ算出部7に出力する。
図42(b)に示すようなn+2ビットの画像データDSは、2ビット分ビット拡張されたため、図42(a)の画像データDIの階調Yが4Yに、Y+1が4(Y+1)に変換されている。
一次元v次垂直εフィルタ部13の動作について説明する。
図40のVデータ格納部15は例えば図43(a)に示されるように構成されている。
図示のVデータ格納部15は、入力される画像信号が供給される4個のラインメモリLM1〜LM4と、ラインメモリLM1〜LM4からの出力が供給される4個フリップフロップFFt2_1、FFt1_1、FFc_1及びFFr1_1とを有する。
ラインメモリLM1〜LM4は、各々水平方向1ライン分の画像データを格納することができ、4個のラインメモリLM1〜LM4により連続した4ライン分のデータを保持することができる。
各ラインメモリLM1〜LM4から、画面上の左端の列から順に、互いに同じ列の(互いに垂直方向に整列した)画素のデータを同時に取り出して、フリップフロップFFt2_1、FFt1_1、FFc_1及びFFr1_1に供給する。よって、図43(b)に示すような垂直方向に整列し、連続した4画素から成る領域のデータがフリップフロップFFt2_1、FFt1_1、FFc_1及びFFr1_1に同じに保持される。
フリップフロップFFt2_1、FFt1_1、FFc_1及びFFr1_1が保持しているデータは、データVDM(t2)〜VDM(b1)として同時に出力される。
Vデータ格納部15は、図44の例えば太線TLで囲む領域のデータ、即ち垂直方向に整列し、互いに連続する4個の画素のデータを、同時に保持することでき、VDM(t2)〜VDM(b1)として同時に出力する。この場合、太線の枠TL内の上から3つ目(3行目)の画素が注目画素(注目行(ライン)の画素)であり、その(垂直方向の)座標値が(c)で表される。図示の例の場合、VDM(t2)=4Y+4、VDM(t1)=4Y+4、VDM(c)=4Y、VDM(b1)=4Yが出力され、第1のV差分算出部16−1〜第4のV差分算出部16−4に供給される。このように、Vデータ格納部15は、画素位置cの注目画素P(c)の画像データVDM(c)と、注目画素に連続し、注目画素に対して垂直方向に整列した、該注目画素の周辺の画素の画像データVDM(t2)、VDM(t1)、VDM(b1)とを同時に出力する。
第1のV差分算出部16−1は周辺画素t2の階調VDM(t2)と注目画素P(c)の階調VDM(c)の差分データVED(t2)を生成し、第1のVε判定部17−1およびV判定付加重平均部18に出力する。第2のV差分算出部16−2〜第4のV差分算出部16−4も同様に周辺画素の階調VDM(t1)、VDM(c)、VDM(b1)に基づいて差分データVED(t1)〜VED(b1)を生成し、それぞれ第2のVε判定部17−2〜第4のVε判定部17−4およびV判定付加重平均部18に出力する。このように、V差分算出部16−1乃至16−4は、注目画素の画像データVDM(c)と、注目画素に連続し、注目画素に対して垂直方向に整列した、該注目画素の周辺の画素の画像データVDM(t2)、VDM(t1)、VDM(b1)の各々との差分を算出し、差分を表す差分データを出力する。
図45は、図44の画素P(c)を注目画素としたときに、Vデータ格納部15が出力するデータVDM(k)、及びこれに基づいて第1のV差分算出部16−1〜第4のV差分算出部16−4、第1のVε判定部17−1〜第4のVε判定部17−4、およびV判定付加重平均部18で生成されるデータVED(k)、VEE(k)、VEMを示す表であり、V判定付加重平均部18における演算の過程で得られるf{ED(k)}の値も併せて示されている。
第1のV差分算出部16−1は、
VED(t2)=VDM(t2)−VDM(c)=(4Y+4)−4Y=4、
を出力し、第2のV差分算出部16−2は、
VED(t1)=VDM(t1)−VDM(c)=(4Y+4)−4Y=4、
を出力し、第2のV差分算出部16−3は、
VED(c)=VDM(c)−VDM(c)=4Y−4Y=0、
を出力し、第4のV差分算出部16−4は、
VED(b1)=VDM(b1)−VDM(c)=4Y−4Y=0
を出力する。
第1のVε判定部17−1は、実施の形態1などに関連して説明したε判定部と同様に、差分データVED(t2)がεよりも大きい場合は「0」を生成し、ε以下の場合は「1」を生成する。第2のVε判定部17−2〜第4のVε判定部17−4も同様に差分データVED(t1)〜VED(r1)に基づいて判定データVEE(t1)〜VEE(b1)を生成し、V判定付加重平均部18に出力する。
図44に示される例では、第1のVε判定部17−1および第2のVε判定部17−2には「4」が入力され、第3のVε判定部17−3および第4のVε判定部17−4には「0」が入力されるので、εを「4」と設定した場合、VED(t2)〜VED(b1)は全てε以下であるためVEE(t2)〜VEE(b1)は全て「1」となる。
V判定付加重平均部18は、判定データVEE(t2)〜VEE(b1)に基づいて差分データVED(t2)〜VED(b1)を加重平均する。判定データが「1」の場合は、係数aに差分データを乗算して加算し、「0」の場合は加算しない。
係数a(=at2、at1、a、ab1)を全て0.25とした場合、判定データEE(t2)〜EE(b1)が上記の例では全て「1」であるので、V判定付加重平均部18の出力VEMは、以下の式(12)で与えられる。
VEM
=at2×ED(t2)+at1×ED(t1)+a×ED(c)
+ab1×ED(b1)
=0.25×4+0.25×4+0.25×0+0.25×0
=2
…(12)
原データビット拡張部5から供給される画像データDSに対し、各画素を順に注目画素として上記の処理が行われ、式(12)と同様の演算が行われる。
図46は、図44の画像データVDMに対応する加重平均値VEM、即ち各画素位置(i,j)を注目画素としたときの加重平均値VEMを示す。各画素位置に書かれている値は階調を示している。V判定付加重平均部18は、加重平均値VEMをVデータ加算部19に出力する。
Vデータ加算部19は、図44に示した画像データDSと、図46に示したような加重平均値VEMを加算して、図47に示す画像データVDOを出力する。図47は、Vデータ加算部19から出力されるデータVDOの階調を示す。各画素位置に書かれている値はデータVDOの階調を示している。
一次元h次水平εフィルタ部14の動作について説明する。
図48は、原データ格納部20の動作を説明するための図である。原データ格納部20の構成は実施の形態1のデータ格納部7と同様で、図48の例えば太線TLで囲む領域のデータ、即ち水平方向に整列し、互いに連続する4個の画素のデータを、同時に保持することでき、保持しているデータをBDM(l2)〜BDM(r1)として同時に出力する。この場合、太線の枠TL内の左から3つ目(3列目)の画素が注目画素であり、その(水平方向の)座標値が(c)で表される。
図49は、図48の画素P(c)を注目画素としたときに、原データ格納部20が出力するデータBDM(k)、及びこれに基づいて第1の原データ差分算出部21−1〜第4の原データ差分算出部21−4、第1のHε判定部22−1〜第4のHε判定部22−4で生成されるデータBED(k)、HEE(k)を示す表である。
図示の例の場合、原データ格納部20は、BDM(l2)=4Y、BDM(l1)=4Y、BDM(c)=4Y+4、BDM(r1)=4Y+4を第1の原データ差分算出部21−1〜第4の原データ差分算出部21−4に出力する。このように、原データ格納部20は、注目画素P(c)の画像データBDM(c)と、注目画素に連続し、注目画素に対して水平方向に整列し、該注目画素の周辺に位置する画素の画像データBDM(l2)、BDM(l1)、BDM(r1)とを同時に出力する。
第1の原データ差分算出部21−1は、
BED(l2)=BDM(l2)−BDM(c)=4Y−(4Y+4)=−4、
を出力し、第2の原データ差分算出部21−2は、
BED(l1)=BDM(l1)−BDM(c)=4Y−(4Y+4)=−4、
を出力し、第2の原データ差分算出部21−3は、
BED(c)=BDM(c)−BDM(c)=(4Y+4)−(4Y+4)=0、
を出力し、第2の原データ差分算出部21−4は、
BED(r1)=BDM(r1)−BDM(c)=(4Y+4)−(4Y+4)=0、
を出力する。
このように、原データ差分算出部21−1乃至21−4は、注目画素の画像データBDM(c)と、注目画素に連続し、注目画素に対して水平方向に整列し、該注目画素の周辺に位置する画素の画像データBDM(l2)、BDM(l1)、BDM(r1)の各々との差分を算出し、差分を表す差分データを出力する。
第1のHε判定部22−1は、実施の形態1などに関連して説明したε判定部と同様に、差分データBED(l2)がεよりも大きい場合は「0」を生成し、ε以下の場合は「1」を生成する。第2のHε判定部22−2〜第4のHε判定部22−4も同様に差分データBED(l1)〜BED(b1)に基づいて判定データHEE(l1)〜HEE(r1)を生成し、H判定付加重平均部25に出力する。
図示の例では、第1のHε判定部22−1、第2のHε判定部22−2には「−4」が入力され、第3のHε判定部22−3、第4のHε判定部22−4には「0」が入力される。閾値εを「4」と設定した場合、BED(l2)〜BED(r1)は全てε以下であるためHEE(l2)〜HEE(r1)は全て「1」となる。第1のHε判定部22−1〜第4のHε判定部22−4から出力される判定データHEE(l2)〜HEE(r1)はH判定付加重平均部25に供給される。
図50は、Hデータ格納部23の動作を説明するための図である。Hデータ格納部23の構成は実施の形態1のデータ格納部7と同様で、図50の例えば太線TLで囲む領域、即ち、水平方向に整列し、互いに連続する4個の画素から成る領域のデータ(但し、原データVDMではなく、Vデータ加算部19から出力されるデータ、即ち、垂直方向のεフィルタリングの結果得られるデータ)を保持することができる。そして保持しているデータをHDM(l2)〜HDM(r1)として同時に出力する。この場合、太線の枠TL内の左から3つ目(3列目)の画素が注目画素であり、その(水平方向の)座標値が(c)で表される。このように、Hデータ格納部23は、注目画素P(c)の画像データHDM(c)と、注目画素に連続し、注目画素に対して水平方向に整列し、該注目がの周辺に位置する画素の画像データHDM(l2)、HDM(l1)、HDM(r1)とを同時に出力する。
図51は、図50の画素P(c)の注目画素とするときに、Hデータ格納部23が出力するデータHDM(k)、並びにこれに基づいて第1のH差分算出部24−1〜第4のH差分算出部24−4、第1のHε判定部22−1〜第4のHε判定部22−4、及びH判定付加重平均部25で生成されるデータHED(k)、HEE(k)、HEMを示す表である。H判定付加重平均部25における演算の過程で得られるf{ED(k)}の値も併せて示されている。
図示の例では、Hデータ格納部23はHDM(l2)=4Y、HDM(l1)=4Y、HDM(c)=4Y+3、HDM(r1)=4Y+3を第1のH差分算出部24−1〜第4のH差分算出部24−4に出力する。
第1のH差分算出部24−1は、
HED(l2)=HDM(l2)−HDM(c)=4Y−(4Y+3)=−3、
を出力し、第2のH差分算出部24−2は、
HED(l1)=HDM(l1)−HDM(c)=4Y−(4Y+3)=−3、
を出力し、第2のH差分算出部24−3は、
HED(c)=HDM(c)−HDM(c)=(4Y+3)−(4Y+3)=0、
を出力し、第2のH差分算出部24−4は、
HED(r1)=HDM(r1)−HDM(c)=(4Y+3)−(4Y+3)=0、
を出力する。
このように、H差分算出部24−1乃至24−4は、注目画素の画像データHDM(c)と、注目画素に連続し、注目画素に対して水平方向に整列し、該注目画素の周辺に位置する画素の画像データHDM(l2)、HDM(l1)、HDM(r1)の各々との差分を算出し、差分を表す差分データを出力する。
第1乃至第4のH差分算出部24−1〜24−4から、ある注目画素についての差分データHED(l2)〜HED(r1)が出力されているとき、第1乃至第4のHε判定部22−1〜22−4から、同じ注目画素についてのHε判定データHEE(l2)〜HEE(r1)が出力される。
H判定付加重平均部25は、ある注目画素についての判定データHEE(l2)〜HEE(r1)に基づいて差分データHED(l2)〜HED(r1)を加重平均する。判定データが「1」の場合は、係数aに差分データを乗算して加算し、「0」の場合は加算しない。
係数a(=al2、al1、a、ar1)を全て0.25とした場合、判定データHEE(l2)〜HEE(r1)が上記の例では全て「1」であるので、H判定付加重平均部25の出力HEMは、以下の式(13)で与えられる。
HEM
=al2×HED(l2)+al1×HED(l1)+a×HED(c)
+ar1×HED(r1)
=0.25×−3+0.25×−3+0.25×0+0.25×0
≒2
…(13)
Vデータ加算部19から供給される画素データVDO及びこれと同じ画素位置についての、原データビット拡張部5から供給される画像データDSに対し、各画素を順に注目画素として上記の処理が行われ、式(13)と同様の演算が行われる。
図52は、図50の画像データHDMに対応する加重平均値HEM、即ち各画素位置(i,j)の画素を注目画素としたときの加重平均値HEMを示す。各画素位置に書かれている値は階調を示している。H判定付加重平均部25は、加重平均値HEMをHデータ加算部26に出力する。
Hデータ加算部26は、図47に示される画像データVDOと、図52に示したような加重平均値HEMを加算して、図53に示す画像データDOを出力する。図53は、Hデータ加算部26から出力されるデータDOの階調を示す。各画素位置に書かれている値はデータDOの階調を示している。
以上のように、本実施の形態は、水平方向及び垂直方向の少なくとも一方に階調変化が緩やかな領域の階調数を増やすことができる。水平εフィルタの次数hを2(h=4)、垂直εフィルタジスvを2(=4)とした場合、図48に示したように緩やかな階調変化の4Yから4Y+4への階調のジャンプ(2の2乗)を4Y+1、4Y+2、4Y+3を使って補間することができる。
尚、実施の形態1と同様にして、εフィルタの次数h、vを2以上の次数にすることでさらに緩やかな変化の画像にすることができる。また、hやvを2α、2×2α、2×2αとすることで、εフィルタの除算はビットシフトを行うだけでよいため、除算回路を用意する必要がない。
尚、これまではεフィルタの閾値εを2αとしてきたが、本実施の形態はε=2αに限定されるものではない。ε>2αとすれば、階調数を増やすだけでなく、ノイズ除去の効果も得られる。
図54は、以上に説明した本実施の形態に係る画像表示装置の処理工程を示すフローチャートである。以下の説明では、εフィルタ部の次数がmであるものとし、データの符号として、図36、図37,及び図38で用いたのと同じもの、及びこれに準じたものが用いられる。
まず、画像信号SAが入力端子1に入力され、受信部2は、画像信号SAを受信してnビットの画像データDIを出力する(ST21)。
受信部2が出力する画像データDIは、多階調化処理部3の原データビット拡張部5に入力され、原データビット拡張部5では画像データDIをαビットだけビット拡張してn+αビットの画像データDSを出力する(ST22)。
一次元v次垂直εフィルタ部13のVデータ格納部15では、n+αビットの画像データDSが入力され、垂直方向にv画素連続するデータ(v≧2α)を保持して、VDM(1)〜VDM(v)として出力する(ST23)。
一次元v次垂直εフィルタ部13の第1のV差分算出部16−1〜第vのV差分算出部16−vには、垂直方向に連続するデータVDM(1)〜VDM(v)が入力され、これらのV差分算出部16−1〜16−vは、注目画素のデータVDM(c)と周辺画素のデータの差分をとり、差分データVED(1)〜VED(v)を出力する(ST24)。
一次元v次垂直εフィルタ部13の第1のVε判定部17−1〜第vのVε判定部17−vには、差分データVED(1)〜VED(v)が入力され、各差分データを加算すべきか否かを示す判定データVEE(1)〜VEE(v)を出力する(ST25)。
一次元v次垂直εフィルタ部13のVH判定付加重平均部25には、差分データVED(1)〜VED(v)と判定データをVEE(1)〜VEE(v)が入力され、判定データに基づいて差分データを加重平均し、加重平均値を表す平均データVEMを出力する(ST26)。
一次元v次垂直εフィルタ部13のVデータ加算部19には、平均データVEMと注目画素位置の原データVDM(c)が入力され、加算して画像データVDOを出力する(ST27)。
一次元h次水平εフィルタ部14の原データ格納部20では、n+αビットの画像データDSが入力され、水平方向にh画素連続するデータ(h≧2α)を保持して、BDM(1)〜BDM(h)として出力する(ST28)。
一次元h次水平εフィルタ部14の第1の原データ差分算出部21−1〜第hの原データ差分算出部21−hには、水平方向に連続するデータBDM(1)〜BDM(h)が入力され、注目画素BDM(c)と周辺画素の差分をとり、差分データBED(1)〜BED(h)を出力する(ST29)。
一次元h次水平εフィルタ部14の第1のHε判定部22−1〜第hのHε判定部22−hには、差分データBED(1)〜BED(h)が入力され、各差分データを加算すべきか否かの判定を行って、判定結果を示す判定データをHEE(1)〜HEE(h)を出力する(ST30)。
一次元h次水平εフィルタ部14のHデータ格納部23では、n+αビットの画像データVDOが入力され、水平方向にh画素連続するデータ(h≧2α)を保持して、HDM(1)〜HDM(h)として出力する(ST31)。
一次元h次水平εフィルタ部14の第1のH差分算出部24−1〜第hのH差分算出部24−hには、水平方向に連続するデータHDM(1)〜HDM(h)が入力され、これらのH差分算出部24−1〜24−hは、注目画素のデータHDM(c)と周辺画素のデータの差分をとり、差分データHED(1)〜HED(h)を出力する(ST32)。
一次元h次水平εフィルタ部14のH判定付加重平均部25には、差分データHED(1)〜HED(h)と判定データをHEE(1)〜HEE(h)が入力され、判定データに基づいて差分データを加重平均し、加重平均値を表す平均データHEMを出力する(ST33)。
一次元h次水平εフィルタ部14のHデータ加算部26には、平均データHEMと注目画素位置の原データHDM(c)が入力され、加算して画像データDOを出力する(ST34)。
画像データDOは表示部4に入力され、表示部4は画像データDOに基づいて画像を表示する(ST35)。
図55は、実施の形態3の別の構成例を示す図である。図55の画像表示装置は、概して図36の画像表示装置と同じであるが、図36の原データビット拡張部5が設けられておらず、一次元v次垂直εフィルタ部13の代わりに、ビット拡張付一次元v次垂直εフィルタ部29が設けられている。ビット拡張付一次元v次垂直εフィルタ部29は、例えば図56に示されるように構成されている。
図56に示されるビット拡張付一次元v次垂直εフィルタ部29は、図37の一次元v次垂直εフィルタ部13と概して同じであるが、図37のV判定付加重平均部18及びVデータ加算部19の代わりに、V判定付加重平均部38及びVデータ加算部39が設けられている。
差分算出部16−1〜16−v、及びVε判定部17−1〜17−vはnビットのデータに対する処理を行なう。Vε判定部17−1〜17−vにおける閾値は「1」と設定される。これは、εフィルタ部の前にビット拡張部がないためである。
V判定付加重平均部38は、加重平均演算及びビット拡張を行なって、αビットだけビット拡張された加重平均値VEMを出力する。
これは例えば、図39などの例について説明したのと同様の判定付加重平均の演算を行なったときに現れる小数点以下の桁の数値をも表すデータを平均データVEMとして生成することで、このビット拡張を行なうことができる。
Vデータ加算部39において入力VDM(c)をn+αビットにビット拡張して加算する。
図55の一次元h次水平εフィルタ部14としては、図38に示されたものを用いることができる。
このように、図55の画像表示装置では、ビット拡張をεフィルタ部の前で行なわず、εフィルタの演算中に行なう。以上のように構成することで、図36に示した例と同等の効果が得られる。
尚、以上の実施の形態1、2及び3において、α=2としてnビットの画像データをn+2ビットに拡張する場合について詳しく説明したが、本発明は、α=2に限定されるものではない。
また、以上の実施の形態1、2及び3では、εフィルタの閾値εを2αとしてきたが、本発明は、ε=2αに限定されない。ε>2αとすれば、階調数を増やすだけでなく、ノイズ除去の効果も得られる。
また、注目画素の画像データ同士の差分ED(c)、ED(c,c)、VED(c)は必ず「0」であり、従って、該差分についてのε判定の結果EE(c)、EE(c,c)、VEE(c)、BED(c)は必ず「1」であるので、注目画素の画像データの差分を求める差分算出部(図4の8−3、図24の8−11、図40の16−3、図41の21−3など)や、その出力ED(c)、ED(c,c)、VED(c)、BED(c)が閾値εよりも大きいか否かの判定を行なうε判定部(図4の9−3、図24の9−11、図40の17−3、図41の22−3など)を省略し、判定付き加重平均部10、18、25では、ED(c)、ED(c,c)、VED(c)、HED(c)として、「0」を加算(又は無視)することとしても良い。
同様に、図41の差分算出部24−3も同じデータHDM(c)同士の差分を求めるものであり、該差分必ず0となるので、差分算出部24−3を省略し、H判定付加重平均部25では、HDM(c)としてゼロを加算(或いは無視)することとしても良い。
本発明の活用例として、液晶テレビやプラズマテレビなどの画像表示装置に適用できる。
本発明の実施の形態1に係る画像表示装置の構成を示す図である。 式(1)の関数f(u)を示す図である。 (a)〜(c)は、εフィルタの動作を説明するための図である。 nビットの画像をn+2ビットに多階調化処理する場合の実施の形態1に係る画像表示装置の構成を示す図である。 (a)及び(b)は、実施の形態1で用いられる受信部2の動作を説明するための図である。 (a)及び(b)は、実施の形態1で用いられる原データビット拡張部5の動作を説明するための図である。 実施の形態1で用いられるデータ格納部7の構成例を示す図である。 実施の形態1で用いられるデータ格納部7の出力を示す図である。 実施の形態1で用いられる第1の差分算出部8−1〜第4の差分算出部8−4、第1のε判定部9−1〜第4のε判定部9−4、および判定付加重平均部10で生成されるデータをまとめた表である。 (a)及び(b)は、実施の形態1で用いられる係る第1のε判定部9−1〜第4のε判定部9−4の動作、及び判定付加重平均部10の動作を説明するための図である。 画像データDMに対応する加重平均値EMを示す図である。 (a)〜(c)は、実施の形態1で用いられるデータ加算部11の動作を説明するための図である。 (a)〜(e)は、実施の形態1に係る画像表示装置に階調が急峻に大きく変化する信号が入力された場合の動作を説明するための図である。 実施の形態1で用いられる第1の差分算出部8−1〜第4の差分算出部8−4、第1のε判定部9−1〜第4のε判定部9−4、および判定付加重平均部10で生成されるデータを示す表である。 m=3の場合の実施の形態1に係る画像表示装置の構成を示す図である。 (a)〜(e)は、図15の画像表示装置の動作を説明するための図である。 図15の画像表示装置の第1の差分算出部8−1〜第8の差分算出部8−8、第1のε判定部9−1〜第8のε判定部9−8、および判定付加重平均部10で生成されるデータを示す表である。 m=8の場合の実施の形態1に係る画像表示装置の構成を示す図である。 (a)〜(e)は、図18の画像表示装置の動作を説明するための図である。 図18の画像表示装置の第1の差分算出部8−1〜第8の差分算出部8−8、第1のε判定部9−1〜第8のε判定部9−8、および判定付加重平均部10で生成されるデータを示す表である。 実施の形態1に係る画像表示装置の処理工程を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る画像表示装置の別の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る画像表示装置の構成を示す図である。 nビットの画像をn+2ビットに多階調化処理する場合の実施の形態2に係る画像表示装置の構成を示す図である。 (a)及び(b)は、実施の形態2で用いられる原データビット拡張部5の動作を説明するための図である。 (a)及び(b)は、実施の形態2で用いられるデータ格納部7の構成を説明するための図である。 実施の形態2で用いられるデータ格納部7の出力を説明するための図である。 図23の画像データDMに対応する加重平均値EMを示す図である。 実施の形態2で用いられるデータ加算部11の動作を説明するための図である。 (a)及び(b)は、実施の形態2で用いられる原データビット拡張部5の動作を説明するための図である。 実施の形態2で用いられるデータ格納部7の出力を説明するための図である。 画像データDMに対応する加重平均値EMを示す図である。 実施の形態2で用いられるデータ加算部11の動作を説明するための図である。 実施の形態2に係る画像表示装置の処理工程を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る画像表示装置の別の構成例を示す図である。 実施の形態3に係る画像表示装置の構成を示すブロック図である。 図36に示される一次元v次垂直εフィルタ部13の構成例を示すブロック図である。 図36に示される一次元h次水平εフィルタ部14の構成例を示すブロック図である。 nビットの画像をn+2ビットに多階調化処理する場合の実施の形態3に係る画像表示装置の構成を示す図である。 図39に示される一次元v次垂直εフィルタ部13の構成例を示すブロック図である。 図39に示される一次元h次水平εフィルタ部14の構成例を示すブロック図である。 (a)及び(b)は、実施の形態3で用いられる原データビット拡張部5の動作を説明するための図である。 (a)及び(b)は、実施の形態3で用いられるVデータ格納部15の構成を説明するための図である。 実施の形態3で用いられるVデータ格納部15の出力である。 実施の形態3で用いられる第1のV差分算出部16−1〜第4のV差分算出部16−4、第1のVε判定部17−1〜第4のVε判定部17−4、およびV判定付加重平均部18で生成されるデータをまとめた表である。 画像データVDMに対応する加重平均値VEMを示す図である。 実施の形態3で用いられるHデータ加算部26の動作を説明するための図である。 実施の形態3で用いられる原データ格納部20の動作を説明するための図である。 実施の形態3で用いられる第1の原データ差分算出部21−1〜第4の原データ差分算出部21−4、第1のHε判定部22−1〜第4のHε判定部22−4で生成されるデータを示す表である。 実施の形態3で用いられるHデータ格納部23の動作を説明するための図である。 実施の形態3で用いられるHデータ格納部23が出力するデータHDMおよび第1のHε判定部22−1〜第4のHε判定部22−4が出力する判定データHEEに対応する第1のH差分算出部24−1〜第4のH差分算出部24−4、およびH判定付加重平均部25で生成されるデータを示す表である。 画像データHDMに対応する加重平均値HEMを示す図である。 実施の形態3で用いられるHデータ加算部26の動作を説明するための図である。 実施の形態3に係る画像表示装置の処理工程を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る画像表示装置の別の構成例を示すブロック図である。 図55に示されるビット拡張付一次元v次垂直εフィルタ部29の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 入力端子、 2 受信部、 3 多階調化処理部、 4 表示部、 5 原データビット拡張部、 6 一次元m次εフィルタ部、 7 データ格納部、 8 差分算出部、 9 ε判定部、 10 判定付加重平均部、 11 データ加算部、 12 二次元m次εフィルタ部、 13 一次元v次垂直εフィルタ部、 14 一次元h次水平εフィルタ部、 15 Vデータ格納部、 16 V差分算出部、 17 Vε判定部、 18 V判定付加重平均部、 19 Vデータ加算部、 20 原データ格納部、 21 原データ差分算出部、 22 Hε判定部、 23 Hデータ格納部、 24 H差分算出部、 25 H判定付加重平均部、 26 Hデータ加算部、 27 ビット拡張付き一次元m次εフィルタ部、 28 ビット拡張付き二次元m次εフィルタ部、 29 ビット拡張付き一次元v次垂直εフィルタ部。

Claims (28)

  1. nビット(nは整数)の入力画像データをαビット分(αは整数)ビット拡張したn+αビットの画像データを出力する原データビット拡張部と、
    前記n+αビットの原データに対してビット拡張により増えた階調を平滑化処理するエッジ保存型平滑化フィルタ部と
    を備え、
    前記エッジ保存型フィルタ部は、着目画素とその周辺の画素の各々との階調差に応じて平滑化処理をするフィルタであり、
    前記エッジ保存型フィルタ部の閾値εが2 α であ
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記エッジ保存型平滑化フィルタ部が、εフィルタ部で構成されており、前記εフィルタ部の閾値εが2 α であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記εフィルタ部が、前記原データに対し、画像の水平方向について処理を行い、次数mがm≧2αを満たす一次元m次εフィルタ部であることを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  4. 前記一次元m次εフィルタ部は、次数mがm=2×2α(dは整数)を満たすεフィルタ部であり、
    前記εフィルタ部により行なわれる加重平均演算が単純平均演算である
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  5. 前記一次元m次εフィルタ部が、
    画像の水平方向に連続した画素データを保持して同時に出力するデータ格納部と、
    注目画素と、該注目画素の周辺の画素の各々との差分データを生成する差分算出部と、
    前記差分算出部が出力する差分データが閾値より大きいか否かを示す判定データを生成するε判定部と、
    前記ε判定部が出力する判定データと前記差分算出部が出力する差分データに基づいて加重平均値を生成する判定付加重平均部と、
    注目画素の画像データと、前記判定付加重平均部が出力する加重平均値データとの加算値を生成する加算部と
    を備えることを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  6. 前記εフィルタ部が、水平h画素×垂直v画素の二次元領域に対して処理を行う二次元m次εフィルタ部であり、
    h、vがともに2α以上であり、h×v=mである
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  7. h=2×2α、v=2×2α(d、eはともに整数)であり、
    前記εフィルタ部により行なわれる加重平均演算が単純平均演算である
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  8. 前記二次元m次εフィルタ部が、
    水平h画素×垂直v画素の領域の画素データを保持して同時に出力するデータ格納部と、
    注目画素と、該注目画素の周辺の画素の各々との差分データを生成する差分算出部と、
    前記差分算出部が出力する差分データが閾値より大きいか否かを示す判定データを生成するε判定部と、
    前記ε判定部が出力する判定データと前記差分算出部が出力する差分データに基づいて加重平均値を生成する判定付加重平均部と、
    注目画素の画像データと、前記判定付加重平均部が出力する加重平均値データとの加算値を生成する加算部とを備えることを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  9. 前記εフィルタ部が、
    前記n+αビットの原データに対して、画像の垂直方向について処理を行う次数vが2α以上であるの一次元v次垂直εフィルタ部と、
    前記一次元v次垂直εフィルタ部が出力するデータに対して、画像の水平方向について処理を行う次数hが2α以上である一次元h次水平εフィルタ部とを備える
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  10. v=2×2α、h=2×2α(e、dはともに整数)であり、
    前記εフィルタ部により行なわれる加重平均演算が単純平均演算である
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  11. 前記一次元v次垂直εフィルタ部が、
    画像の垂直方向にv画素連続した画素データを保持して同時に出力する垂直方向データ格納部と、
    前記垂直方向データ格納部から同時に出力される、注目画素と、該注目画素に対して垂直方向に整列し、該注目画素の周辺に位置する画素の各々との垂直方向差分データを生成する垂直方向差分算出部と、
    前記垂直方向差分算出部が出力する垂直方向差分データが閾値より大きいか否かを示す判定データを生成する垂直方向ε判定部と、
    前記垂直方向ε判定部が出力する判定データと前記垂直方向差分算出部が出力する差分データに基づいて垂直方向加重平均値を生成する垂直方向判定付加重平均部と、
    注目画素の画像データと、前記垂直方向判定付加重平均部が出力する垂直方向加重平均値データとの加算値を生成する垂直方向データ加算部とを備え、
    前記一次元h次水平εフィルタ部が、
    原データに対して画像の水平方向にh画素連続した画素データを保持して同時に出力する原データ格納部と、
    前記原データ格納部が出力する注目画素と、該注目画素に対して水平方向に整列し、該注目画素の周辺に位置する画素の各々との差分が閾値より大きいか否かを示す水平方向判定データを生成する水平方向ε判定部と、
    前記一次元v次垂直εフィルタ部が出力するデータに対して水平方向に連続した画素データを保持して同時に出力する水平方向データ格納部と、
    前記水平方向データ格納部が出力する注目画素と、該注目画素に対して水平方向に整列し、該注目画素の周辺に位置する画素の各々との水平方向差分データを生成する水平方向差分算出部と、
    前記水平方向ε判定部が出力する判定データと前記水平方向差分算出部が出力する水平方向差分データに基づいて水平方向加重平均値を生成する水平方向判定付加重平均部と、
    注目画素の画像データと、前記水平方向判定付加重平均部が出力する水平方向加重平均値データとのデータ加算値を生成する水平方向加算部とを備える
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  12. 受信したアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換し、nビット(nは整数)の画像データを生成する受信部と、
    nビットの入力画像データをαビット分(αは整数)ビット拡張したn+αビットの原データを出力する原データビット拡張部と、
    前記n+αビットの原データに対してビット拡張により増えた階調を平滑化処理するエッジ保存型平滑化フィルタ部と、
    前記エッジ保存型平滑化フィルタ部が出力するn+αビットの画像を表示する表示部と
    を備え、
    前記エッジ保存型フィルタ部は、着目画素とその周辺の画素の各々との階調差に応じて平滑化処理をするフィルタであり、
    前記エッジ保存型フィルタ部の閾値εが2 α であ
    ことを特徴とする画像表示装置。
  13. 前記エッジ保存型平滑化フィルタ部が、εフィルタ部で構成されており、前記εフィルタ部の閾値εが2 α であることを特徴とする請求項12に記載の画像表示装置。
  14. nビット(nは整数)の入力画像データをαビット分(αは整数)ビット拡張したn+αビットの原データを出力する原データビット拡張ステップと、
    連続した画素データを保持して同時に出力するデータ格納ステップと、
    前記データ格納ステップにより同時に出力される注目画素と、該注目画素の周辺の画素の各々との差分データを生成する差分算出ステップと、
    前記差分算出ステップが出力する差分データが閾値より大きいか否かを示す判定データを生成するε判定ステップと、
    前記ε判定ステップが出力する判定データと前記差分算出ステップが出力する差分データに基づいて加重平均値を生成する判定付加重平均ステップと、
    注目画素の画像データと、前記判定付加重平均ステップが出力する加重平均値データとの加算値を生成する加算ステップと
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  15. nビット(nは整数)の入力画像データをαビット分(αは整数)ビット拡張したn+αビットの原データを出力する原データビット拡張ステップと、
    水平h画素×垂直v画素(h、vはともに2α以上の整数)領域の画素データを保持して同時に出力するデータ格納ステップと、
    前記データ格納ステップにより同時に出力される注目画素と、該注目画素の周辺の画素の各々との差分データを生成する差分算出ステップと、
    前記差分算出ステップが出力する差分データが閾値より大きいか否かを判定する判定データを生成するε判定ステップと、
    前記ε判定ステップが出力する判定データと前記差分算出ステップが出力する差分データに基づいて加重平均値を生成する判定付加重平均ステップと、
    注目画素の画像データと、前記判定付加重平均ステップが出力する加重平均値データとの加算値を生成する加算ステップとを備える
    ことを特徴とする画像処理方法。
  16. nビット(nは整数)の入力画像データをαビット分(αは整数)ビット拡張したn+αビットの原データを出力する原データビット拡張ステップと、
    垂直方向にv画素(vは2α以上の整数)連続した画素データを保持して同時に出力する垂直方向データ格納ステップと、
    前記垂直方向データ格納ステップにより同時に出力される注目画素と、該注目画素に対して垂直方向に整列し、該注目画素の周辺に位置する画素との差分データを生成する垂直方向差分算出ステップと、
    前記垂直方向差分算出ステップが出力する差分データが閾値より大きいか否かを示す判定データを生成する垂直方向ε判定ステップと、
    前記垂直方向ε判定ステップが出力する判定データと前記垂直方向差分算出ステップが出力する差分データに基づいて加重平均値を生成する垂直方向判定付加重平均ステップと、
    注目画素の画像データと、前記判定付加重平均ステップが出力する加重平均値データとの加算値を生成する垂直方向データ加算ステップと、
    原データのうち、水平方向にh画素(hは2α以上の整数)連続した画素データを保持して同時に出力する原データ格納ステップと、
    前記原データ格納ステップにより同時に出力される注目画素と、該注目画素に対して水平方向に整列し、該注目画素の周辺に位置する画素との差分データが閾値より大きいか否かを示す判定データを生成する水平方向ε判定ステップと、
    前記垂直方向判定付加重平均ステップが出力する加重平均値データのうち、水平方向に連続した画素データを保持して同時に出力する水平方向データ格納ステップと、
    前記水平方向データ格納ステップにより同時に出力される注目画素と、画素注目画素に対して水平方向に整列し、該注目画素の周辺に位置する画素との差分データを生成する水平方向差分算出ステップと、
    前記水平方向ε判定ステップが出力する判定データと前記水平方向差分算出ステップが出力する差分データに基づいて加重平均値を生成する水平方向判定付加重平均ステップと、
    注目画素の画像データと、前記判定付加重平均ステップが出力する加重平均値データとの加算値を生成する水平方向データ加算ステップとを備える
    ことを特徴とする画像処理方法。
  17. nビット(nは整数)の入力画像データからn+αビット(αは整数)の画像データを出力するビット拡張付きエッジ保存型平滑化フィルタ部を備え、
    前記エッジ保存型フィルタ部は、着目画素とその周辺の画素の各々との階調差に応じて平滑化処理をするフィルタであり、
    前記ビット拡張付きエッジ保存型平滑化フィルタ部が、ビット拡張付きεフィルタで構成されており、
    前記ビット拡張付きεフィルタ部が、画像の水平方向について処理を行い、次数mがm≧2 α を満たすビット拡張付き一次元m次εフィルタ部であ
    ことを特徴とする画像処理装置。
  18. 前記ビット拡張付きεフィルタ部の閾値εが1であることを特徴とする請求項17に記載の画像処理装置。
  19. 前記ビット拡張付き一次元m次εフィルタ部は、次数mがm=2×2α(dは整数)を満たすεフィルタ部であり、
    前記εフィルタ部により行なわれる加重平均演算が単純平均演算である
    ことを特徴とする請求項18に記載の画像処理装置。
  20. 前記ビット拡張付き一次元m次εフィルタ部が、
    画像の水平方向に連続した画素データを保持して同時に出力するデータ格納部と、
    注目画素と、該注目画素の周辺の画素の各々との差分データを生成する差分算出部と、
    前記差分算出部が出力する差分データが閾値より大きいか否かを示す判定データを生成するε判定部と、
    前記ε判定部が出力する判定データと前記差分算出部が出力する差分データに基づいて加重平均演算及びビット拡張を行なってビット拡張された加重平均値を生成する判定付加重平均部と、
    注目画素の画像データをビット拡張し、前記判定付加重平均部が出力する加重平均値データと加算して、加算値を生成する加算部と
    を備えることを特徴とする請求項18に記載の画像処理装置。
  21. nビット(nは整数)の入力画像データからn+αビット(αは整数)の画像データを出力するビット拡張付きエッジ保存型平滑化フィルタ部を備え、
    前記ビット拡張付きエッジ保存型フィルタ部は、着目画素とその周辺の画素の各々との階調差に応じて平滑化処理をするフィルタであり、
    前記ビット拡張付きエッジ保存型平滑化フィルタ部が、ビット拡張付きεフィルタ部で構成されており、
    前記ビット拡張付きεフィルタ部の閾値εが1であり、
    前記ビット拡張付きεフィルタが、水平h画素×垂直v画素の二次元領域に対して処理を行うビット拡張付き二次元m次εフィルタ部であり、
    h、vがともに2α以上であり、h×v=mである
    ことを特徴とする画像処理装置。
  22. h=2×2α、v=2×2α(d、eはともに整数)であり、
    前記ビット拡張付きεフィルタ部で行われる加重平均演算が単純平均演算である
    ことを特徴とする請求項21に記載の画像処理装置。
  23. 前記ビット拡張付き二次元m次εフィルタ部が、
    水平h画素×垂直v画素の領域の画素データを保持して同時に出力するデータ格納部と、
    注目画素と、該注目画素の周辺の画素の各々との差分データを生成する差分算出部と、
    前記差分算出部が出力する差分データが閾値より大きいか否かを示す判定データを生成するε判定部と、
    前記ε判定部が出力する判定データと前記差分算出部が出力する差分データに基づいて加重平均演算及びビット拡張を行なってビット拡張された加重平均値を生成する判定付加重平均部と、
    注目画素の画像データをビット拡張し、前記判定付加重平均部が出力する加重平均値データと加算して、加算値を生成する加算部とを備えることを特徴とする請求項21に記載の画像処理装置。
  24. nビット(nは整数)の入力画像データからn+αビット(αは整数)の画像データを出力するビット拡張付きエッジ保存型平滑化フィルタ部を備え、
    前記ビット拡張付きエッジ保存型フィルタ部は、着目画素とその周辺の画素の各々との階調差に応じて平滑化処理をするフィルタであり、
    前記ビット拡張付きエッジ保存型平滑化フィルタ部が、ビット拡張付きεフィルタ部で構成されており、
    前記ビット拡張付きεフィルタ部の閾値εが1であり、
    前記ビット拡張付きεフィルタ部が、
    前記nビットの原データに対して、画像の垂直方向について処理を行う次数vが2α以上であるビット拡張付き一次元垂直v次εフィルタ部と、
    前記ビット拡張付き一次元v次垂直εフィルタ部が出力するデータに対し、画像の水平方向について処理を行う次数hが2α以上である一次元h次水平εフィルタ部とを備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  25. v=2×2α、h=2×2α(e、dはともに整数)であり、
    前記εフィルタ部により行なわれる加重平均演算が単純平均演算である
    ことを特徴とする請求項24に記載の画像処理装置。
  26. 前記ビット拡張付き一次元v次垂直εフィルタ部が、
    画像の垂直方向にv画素連続した画素データを保持して同時に出力する垂直方向データ格納部と、
    前記垂直方向データ格納部から同時に出力される、注目画素と、該注目画素に対して垂直方向に整列し、該注目画素の周辺に位置する画素の各々との垂直方向差分データを生成する垂直方向差分算出部と、
    前記垂直方向差分算出部が出力する垂直方向差分データが閾値より大きいか否かを示す判定データを生成する垂直方向ε判定部と、
    前記垂直方向ε判定部が出力する判定データと前記垂直方向差分算出部が出力する差分データに基づいて加重平均演算及びビット拡張を行なって、ビット拡張された垂直方向加重平均値を生成する垂直方向判定付加重平均部と、
    注目画素の画像データをビット拡張して、前記垂直方向判定付加重平均部が出力する垂直方向加重平均値データとの加算値を生成する垂直方向データ加算部とを備え
    前記一次元h次水平εフィルタ部が、
    原データに対して水平方向にh画素連続した画素データを保持して同時に出力する原データ格納部と、
    前記原データ格納部が出力する注目画素と、該注目画素に対して水平方向に整列し、該注目画素の周辺に位置する画素の各々との差分が閾値より大きいか否かを示す水平方向判定データを生成する水平方向ε判定部と、
    前記ビット拡張付き一次元v次垂直εフィルタ部が出力するデータに対して水平方向に連続した画素データを保持して同時に出力する水平方向データ格納部と、
    前記水平方向データ格納部が出力する注目画素と、該注目画素に対して水平方向に整列し、該注目画素の周辺に位置する画素の各々との水平方向差分データを生成する水平方向差分算出部と、
    前記水平方向ε判定部が出力する判定データと前記水平方向差分算出部が出力する水平方向差分データに基づいて水平方向加重平均値を生成する水平方向判定付加重平均部と、
    注目画素の画像データと、前記水平方向判定付加重平均部が出力する水平方向加重平均値データとのデータ加算値を生成する水平方向加算部とを備える
    ことを特徴とする請求項24に記載の画像処理装置。
  27. 受信したアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換し、nビット(nは整数)の入力画像データからn+αビット(αは整数)の画像データを出力するビット拡張付きエッジ保存型平滑化フィルタ部と、
    前記ビット拡張付きエッジ保存型平滑化フィルタ部が出力するn+αビットの画像を表示する表示部とを備え、
    前記エッジ保存型フィルタ部は、着目画素とその周辺の画素の各々との階調差に応じて平滑化処理をするフィルタであり、
    前記ビット拡張付きエッジ保存型平滑化フィルタ部が、画像の水平方向について処理を行い、次数mがm≧2 α を満たすビット拡張付き一次元m次εフィルタ部であ
    ことを特徴とする画像表示装置。
  28. 前記ビット拡張付きエッジ保存型平滑化フィルタ部が、εフィルタ部で構成されており、前記εフィルタ部の閾値εが1であることを特徴とする請求項27に記載の画像表示装置。
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