JP4889403B2 - Tv法を用いた画像符号化装置及び復号化装置 - Google Patents

Tv法を用いた画像符号化装置及び復号化装置 Download PDF

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Description

本発明は、画像符号化装置及び画像復号化装置に関し、特に、階層化した画像をTV(Total Variation)法を用いて符号化する装置、及び符号化されたデータを復号化する装置に関するものである。
従来、高解像度画像を解像度の異なる複数の画像に階層化し、これらの階層化した複数の画像を統合的に符号化する画像符号化装置が開示されている(例えば、特許文献1,2を参照)。これらの画像符号化装置は、いずれもウェーブレット変換を用いることにより、画像を低解像度画像から高解像度画像までの解像度の異なる複数の画像に階層的に分類し、いわゆる画像をピラミッド状に構成するものである。このように階層化した複数の画像は、画像毎に符号化されるのではなく、統合的に符号化される。すなわち、解像度の異なる複数の画像の相関を用いて符号化される。これにより、符号化効率の向上を実現することができる。
例えば、画像符号化装置は、階層化した複数の画像のうちの1枚の基本画像の符号化データ、及びこの基本画像と他の画像との間の差分の符号化データを画像復号化装置へ伝送する。画像復号化装置は、伝送された基本画像の符号化データ及び差分の符号化データを復号化し、原画像を再生する。
つまり、画像復号化装置は、画像符号化装置により統合的に符号化されたデータ(基本画像と差分データ)を復号化する。例えば、画像符号化装置が2枚の異なる解像度の画像を用いて符号化した場合には、画像復号化装置は、基本画像と差分データを復号化する。
特許第3576660号公報 特許第3213561号公報
このように、従来の画像符号化装置は、階層化された解像度の異なる複数の画像を統合的に符号化し、画像復号化装置は、画像符号化装置により伝送された符号化データを復号化する。この場合、符号化及び復号化処理の負荷を小さくする観点からすると、画像符号化装置が生成する符号化データ量をできる低減することが望ましい。また、画像復号化装置において、低解像度画像に基づいて高解像度画像を再生することができれば、符号化及び復号化の効率上望ましいといえる。
そこで、本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、符号化データ量を低減すると共に、低解像度画像に基づいて高解像度画像を再生することが可能な画像符号化装置及び画像復号化装置を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明による画像処理装置は、原画像に階層化処理を施し、解像度の異なる複数の画像を生成する階層化処理部と、該階層化処理部により生成された解像度の異なる複数の画像のうち、2つの画像を選択する選択部と、該選択部により選択された2つの画像のうちの低解像度の画像、TV法によりカートゥーン画像及びテクスチャ画像に分解する第1の分解部と、前記テクスチャ画像を画素単位で変換して新たなテクスチャ画像を生成する第1の変換部と、前記第1の分解部により分解されたカートゥーン画像及び前記第1の変換部により変換された新たなテクスチャ画像を合成し、高解像化された画像を生成する第1の合成部と、を有する第1のTV法高解像化部と、前記選択部により選択された2つの画像のうちの高解像度の画像と、第1のTV法高解像化部により高解像化された画像との間の差分の画像を算出する減算部と、該減算部により算出された高解像度の差分画像に符号化を施す第1の符号化部と、前記選択部により選択された2つの画像のうちの低解像度の画像に符号化を施す第2の符号化部とを備え、前記第1の変換部は、前記テクスチャ画像の画素値の絶対値が0以上かつ第1の閾値未満である場合には該画素値を0に変換し、前記テクスチャ画像の画素値の絶対値が前記第1の閾値以上かつ第2の閾値未満である場合には該画素値の絶対値を元の値未満の値に変換し、前記テクスチャ画像の画素値の絶対値が前記第2の閾値以上かつ第3の閾値未満である場合には該画素値の絶対値を元の値以上の値に変換し、前記テクスチャ画像の画素値の絶対値が前記第3の閾値以上である場合には該画素値の絶対値を予め設定された最大値に変換することを特徴とする。
また、本発明による画像符号化装置は、さらに、前記第2の符号化部により符号化された画像に復号化を施す復号化部と、前記選択部により選択された2つの画像のうちの低解像度の画像、及び復号化部により復号化された画像のうちのいずれか一方に切り替えて出力する切り替え部とを備え、前記第1のTV法高解像化部が、切り替え部により出力された画像に、TV法による高解像化を施すことを特徴とする。
また、本発明による画像符号化装置は、さらに、前記選択部により選択された2つの画像のうちの低解像度の画像、または前記復号化部により復号化された画像を拡大するフィルタ部を備え、前記第1のTV法高解像化部が、フィルタ部により拡大された画像に、TV法による高解像化を施すことを特徴とする。
また、本発明による画像符号化装置は、前記フィルタ部が、選択部により選択された2つの画像のうちの高解像度の画像と同一の画素数になるように拡大処理を施すことを特徴とする。
また、本発明による画像符号化装置は、さらに、前記第1の符号化部により符号化された高解像度の差分画像の符号化データと、第2の符号化部により符号化された低解像度の画像の符号化データとを多重する多重化部を備えたことを特徴とする。
また、本発明による画像符号化装置は、前記第1の符号化部により符号化された高解像度の差分画像の符号化データと、第2の符号化部により符号化された低解像度の画像の符号化データとを別々のストリームとして伝送することを特徴とする。
以上、画像符号化装置について説明したが、本発明には、前記画像符号化装置による符号化データに復号化を施し、原画像を再生する画像復号化装置も包含される。本発明による画像復号化装置は、前記高解像度の差分画像の符号化データに復号化を施す第1の復号化部と、前記低解像度の画像の符号化データに復号化を施す第2の復号化部と、該第2の復号化部により復号化された低解像度の画像、TV法によりカートゥーン画像及びテクスチャ画像に分解する第2の分解部と、前記テクスチャ画像を画素単位で変換して新たなテクスチャ画像を生成する第2の変換部と、前記第2の分解部により分解されたカートゥーン画像及び前記第2の変換部により変換された新たなテクスチャ画像を合成し、高解像化された画像を生成する第2の合成部と、を有する第2のTV法高解像化部と、前記第1の復号化部により復号化された高解像度の差分画像と、第2のTV法高解像化部により高解像化された画像とを加算する加算部とを備え、前記第2の変換部は、前記テクスチャ画像の画素値の絶対値が0以上かつ第1の閾値未満である場合には該画素値を0に変換し、前記テクスチャ画像の画素値の絶対値が前記第1の閾値以上かつ第2の閾値未満である場合には該画素値の絶対値を元の値未満の値に変換し、前記テクスチャ画像の画素値の絶対値が前記第2の閾値以上かつ第3の閾値未満である場合には該画素値の絶対値を元の値以上の値に変換し、前記テクスチャ画像の画素値の絶対値が前記第3の閾値以上である場合には該画素値の絶対値を予め設定された最大値に変換することを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、TV法により高解像化された画像は、選択された2つの画像のうちの高解像度の画像に近いものとなる。これにより、高解像度の差分画像のデータ量が少なくなる。したがって、画像符号化装置において、符号化データ量を低減することができ、低いビットレートで符号化データを伝送することができる。また、画像復号化装置は、画像符号化装置からの低解像度の画像及び高解像度の差分画像の符号化データを復号化し、低解像度の画像をTV法により高解像化し、この高解像化した画像と差分画像とを加算することにより、高解像度の画像を再生することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。
〔画像符号化装置〕
まず、画像符号化装置について説明する。図1は、本発明の実施の形態による画像符号化装置の構成を示すブロック図である。この画像符号化装置100は、原画像について階層化した解像度の異なる複数の画像のうちの1枚の低解像度画像の符号化データを伝送すると共に、複数の画像のうちの1枚の高解像度画像とTV法により低解像度画像を高解像化した画像との間の差分画像の符号化データを伝送する。この場合、TV法により高解像化した画像を、複数の画像のうちの1枚の高解像度画像の画素数に近づける。つまり、この画像符号化装置100は、高解像度画像とTV法により高解像化した画像との間の差分画像について、その符号化データ量の低減化を実現することができるものである。図1を参照して、画像符号化装置100は、階層化処理部101、選択部102、符号化部103、復号化部104、切り替え部105、フィルタ部106、TV法高解像化部107、減算部108、符号化部109、及び多重化部110を備えている。
階層化処理部101は、原画像を入力し、原画像に対して階層化処理により画像を縮小化して分割し、解像度の異なる複数の画像(階層化画像)を選択部102に出力する。具体的には、階層化処理部101は、直流成分及び交流成分の画像について、直流成分を含み、かつ低周波域から高周波域までの交流成分を段階的にピラミッド状に分割し、この分割により低解像度画像から高解像度画像までの解像度の異なる画像をそれぞれ生成する。
このような解像度の異なる複数の画像は、サブバンド符号化、ウェーブレット変換、直交変換等の各種の手法を用いて生成され、例えば、直流成分のみを含む第1の階層化画像、直流成分及び低周波域の交流成分を含む第2の階層化画像、並びに、直流成分、低周波域及び高周波域の交流成分を含む第3の階層化画像とすることができる(これを、ラプラシアンピラミッド状の階層化画像という。)。図1に示すように、サイズの小さい低解像度の画像1からサイズの大きい高解像度の画像nまでの階層化画像が生成される。
尚、階層化処理の詳細については省略する。詳細については、「貴家仁志著、“よくわかる動画静止画の処理技術”、CQ出版社」の第137頁、または、前述した特許文献1の段落78〜94、図2、図3を参照されたい。
選択部102は、階層化処理部101から解像度の異なる複数の画像(第1の解像度を有する階層化画像,第2の解像度を有する階層化画像,・・・,第nの解像度を有する階層化画像)を入力し、基準となる低解像度画像(画像A−1)、及び差分をとる対象となる高解像度画像(画像B−1)の2つの階層化画像を選択し、低解像度画像(画像A−1)を符号化部103及び切り替え部105に出力し、高解像度画像(画像B−1)を減算部108に出力する。
符号化部103は、選択部102から低解像度画像A−1を入力し、符号化を施し、低解像度符号化画像α−1を復号化部104及び多重化部110に出力する。復号化部104は、符号化部103から低解像度符号化画像α−1を入力し、復号化を施し、低解像度復号画像を切り替え部105に出力する。
切り替え部105は、選択部102から低解像度画像A−1を入力し、復号化部104から低解像度復号画像を入力し、予め設定されたスイッチの選択によりいずれかの画像をフィルタ部106に出力する。スイッチは、例えば、符号化部103において、低解像度画像A−1に対して高いビットレートを得ることができる(帯域割り当てを十分に得ることができる)ため符号化歪みが発生せず、画像復号化装置において原画像と同等の再生画像を得ることができる場合には、選択部102からの低解像度画像A−1を出力するように設定されている。一方、符号化部103において、低解像度の画像A−1に対して低いビットレートしか得ることができない(帯域割り当てを十分に得ることができない)ため符号化歪みが発生する場合には、復号化部104からの低解像度復号画像を出力するように設定されている。
フィルタ部106は、切り替え部105から低解像度画像A−1または低解像度復号画像を入力し、選択部102において選択された高解像度画像B−1のサイズに拡大し(高解像度画像B−1の画素数と同一になるように拡大し)、拡大画像A’−1をTV法高解像化部107に出力する。
TV法高解像化部107は、フィルタ部106から拡大画像A’−1を入力し、TV法によりカートゥーン画像uとテクスチャ画像vとに分解する。そして、カートゥーン画像uとテクスチャ画像vとを合成して復元画像である画像A’’−1を生成し、または、カートゥーン画像uと、テクスチャ画像vを変換して生成した新たなテクスチャ画像v’とを合成して復元画像である画像A’’−1を生成し、減算部108に出力する。すなわち、TV法高解像化部107は、TV法により拡大画像A’−1を高解像化して高周波成分を再生し、高解像度画像A’’−1を生成する。ここで生成される高解像度画像A’’−1は、選択部102により選択された高解像度画像B−1と同じ解像度であり、同じ画素数の画像になる。TV法高解像化部107の処理の詳細については後述する。
減算部108は、選択部102から高解像度画像B−1を入力し、TV法高解像化部107から高解像度画像A’’−1を入力し、画像B−1(の各画素値)から画像A’’−1(の各画素値)を減算し、高解像度差分画像C−1を符号化部109に出力する。
符号化部109は、減算部108から高解像度差分画像C−1を入力し、符号化を施し、差分符号化画像β−1を多重化部110に出力する。多重化部110は、符号化部103から低解像度符号化画像α−1を入力し、符号化部109から高解像度差分符号化画像β−1を入力し、これらの2つの画像信号を多重化し、符号化データの1本のストリームを伝送する。この場合、多重化することなく、低解像度符号化画像α−1の符号化データと、高解像度差分符号化画像β−1の符号化データとを別々にして、2本のストリームを伝送するようにしてもよい。
以上のように、図1に示した画像符号化装置100によれば、TV法高解像化部107が、階層化された解像度の異なる複数の画像のうちの低解像度画像A’−1を高解像化して画像A’’−1を生成し、階層化された解像度の異なる複数の画像のうちの高解像度画像B−1に近づけるようにし、減算部108が、高解像度画像B−1と高解像度の画像A’’−1との間の差分を計算し、符号化部109が、その高解像度差分画像C−1を符号化するようにした。ここで、TV法は従来の画像処理と異なり、例えば顔図に含まれていない高周波成分を生成する。このため、TV法により高解像化した画像A’’−1と高解像度画像B−1との間の差分は、従来のフィルタ部106により拡大された拡大画像A’−1と高解像度画像B−1との間の差分よりも情報量が少なくなる。すなわち、TV法により生成した高解像度画像A’’−1は高解像度画像B−1に近い画素分布になるから、画像符号化装置100は、符号化データ量の低減化を図ることができ、低いビットレートにより符号化データを伝送することができる。この場合、後述する画像復号化装置200が、低解像度画像から高解像度成分を生成し、高解像度画像を再生するようにしたから、画像符号化装置100は、高解像度画像の符号化データを伝送する必要がなく、符号化データの低減化を図ることができる。
〔画像復号化装置〕
次に、画像復号化装置について説明する。図2は、本発明の実施の形態による画像復号化装置の構成を示すブロック図である。この画像復号化装置200は、図1に示した画像符号化装置100により伝送された符号化データを入力し、低解像度画像と高解像度差分画像とに分離し、高解像度差分画像とTV法により低解像度画像を高解像度画像に高解像化した画像とを合成し、再生画像を生成する。つまり、この画像復号化装置200は、低解像度画像から再生画像の一部である高解像度成分を生成するものである。図2を参照して、画像復号化装置200は、分離部201、復号化部202、復号化部203、フィルタ204、TV法高解像化部205、及び加算部206を備えている。
分離部201は、画像符号化装置100により伝送された符号化データの1本のストリームを入力し、この1本のストリームに包含される多重化された2つの符号化データを、高解像度差分符号化画像β−2と低解像度符号化画像α−2とに分離し、高解像度差分符号化画像β―2を復号化部202に出力し、低解像度符号化画像α−2を復号化部203に出力する。尚、画像符号化装置100が、低解像度符号化画像α−1の符号化データと、高解像度差分符号化画像β−1の符号化データとを別々にして、2本のストリームを伝送した場合には、画像復号化装置200の分離部201は不要となり、それぞれの符号化データが復号化部203,202に入力される。
復号化部202は、分離部201から高解像度差分符号化画像β−2を入力し、復号化を施し、復号画像である高解像度差分画像C−2を加算部206に出力する。復号化部203は、分離部201から低解像度符号化画像α−2を入力し、復号化を施し、復号画像である低解像度画像A−2をフィルタ部204に出力する。
フィルタ部204は、復号化部203から低解像度画像A−2を入力し、画像符号化装置100の選択部102において選択された画像B−1のサイズに画素数が同一になるように拡大し、拡大画像A’−2をTV法高解像化部205に出力する。
TV法高解像化部205は、フィルタ部204から拡大画像A’−2を入力し、TV法によりカートゥーン画像uとテクスチャ画像vとに分解する。そして、カートゥーン画像uとテクスチャ画像vとを合成して復元画像である画像A’’−2を生成し、または、カートゥーン画像uと、テクスチャ画像vを変換して生成した新たなテクスチャ画像v’とを合成して復元画像である画像A’’−2を生成し、加算部206に出力する。すなわち、TV法高解像化部205は、TV法により拡大画像A’−2を高解像化して高周波成分を再生し、高解像度画像A’’−2を生成する。ここで生成される高解像度画像A’’−2は、画像符号化装置100の選択部102により選択された高解像度画像B−1と同じ解像度であり、同じ画素数の画像である。TV法高解像化部205の処理の詳細については後述する。
加算部206は、復号化部202から高解像度差分画像C−2を入力し、TV法高解像化部205から高解像度画像A’’−2を入力し、画像C−2(の各画素値)と画像A’’−2(の各画素値)とを加算し、高解像度再生画像B−2を生成する。この高解像度再生画像B−2は、画像符号化装置100の選択部102により選択された高解像度画像B−1に近いものとなる。
以上のように、図2に示した画像復号化装置200によれば、TV法高解像化部205が、復号化部203により復号化されフィルタ部204により拡大された低解像度画像A’−2を高解像化して高解像度成分を有する画像A’’−2を生成し、加算部206が、復号化部202による復号化された高解像度差分画像C−2と高解像度画像A’’−2とを加算し、再生画像B−2を生成するようにした。これにより、再生画像B−2は画像符号化装置100の選択部102により選択された高解像度画像B−1に近いものとすることができ、高解像度画像を再生することができる。
図13は、従来の画像復号化装置を用いた場合の画像の周波数分布の例である。従来の画像符号化装置は、図1のブロック図において、切り替え部105及びTV法高解像化部107が存在しない構成になっている。すなわち、従来の画像符号化装置は、高解像度画像Bと低解像度画像Aを拡大した画像A’との差分をとり、差分画像Cの符号化データを伝送する。図13を参照して、(1)は高解像度画像Bの周波数分布を、(2)は拡大画像A’の周波数分布を、(3)は高解像度画像Bと拡大画像A’との間の差分画像をそれぞれ示す。(2)に示すように、拡大画像A’は、低解像度画像Aを拡大した画像に過ぎないから、周波数の巾は、(1)の画像Bに比べて狭い。このため、(3)の画像Cは、レベルの高い周波数成分が差分として残されていることがわかる。
図14は、図1に示した画像符号化装置100を用いた場合の画像の周波数分布の例である。図14を参照して、(1)は高解像度画像B−1の周波数分布を、(2)は拡大画像A’をTV法により高解像化した高解像度画像A’’−1の周波数分布を、(3)は高解像度画像B−1と高解像度画像A’’−1との間の差分画像C−1をそれぞれ示す。(2)に示すように、高解像度画像A’’−1は、低解像度画像A−1を拡大して高解像度画像B−1と同一の画素数になるようにした拡大画像A’−1について、この拡大画像A’−1をTV法により高解像化した画像であるから、周波数の巾は、(1)の画像B−1と同等の巾になっている。このため、(3)の画像C−1は、レベルの低い周波数成分が差分として残されていることがわかる。図13に比べて、符号化データ量が少なくて済むことがわかる。
〔TV法による高解像化処理〕
次に、TV法により高解像化処理について説明する。この処理は、図1に示したTV法高解像化部107、及び図2に示したTV法高解像化部205により行われる。図3は、図1に示したTV法高解像化部107の第1の構成を示すブロック図である。尚、以下の説明はTV法高解像化部107についてのものであるが、図2に示したTV法高解像化部205の構成も同様である。
図3を参照して、TV法高解像化部107−1は、分解部11及び合成部12を備えている。分解部11は、画像A’−1である原画像fを入力し、TV法によりカートゥーン画像uとテクスチャ画像vとに分解する。合成部12は、分解部11により分解されたカートゥーン画像uとテクスチャ画像vとを合成し、画像A’’−1である復元画像を出力する。図10(A)に原画像fを、図10(B)にカートゥーン画像uを、図10(C)にテクスチャ画像vの例を示す。
以下、TV法による画像処理手法について簡単に説明する。尚、詳細については「Journal of Scientific Computing,Vol.19,Nos.1-3,December 2003」を参照されたい。まず、TV法により分解されるカートゥーン画像uは、原画像f内のオブジェクトの形及び大きさを表した骨格画像をいい、平坦部分及び強いエッジ部分を含んでいる。また、テクスチャ画像vは、原画像f内のオブジェクトの輝度及び色差の変化による精細部を表す画像をいい、細かな模様のみから成る。
原画像fは、後述するパラメータλ,μに応じて、カートゥーン画像uとテクスチャ画像vとに分解される。ここで、ノイズはテクスチャ画像vに含まれておりカートゥーン画像uに含まれていないことから、パラメータλ,μの値に応じて、ノイズを低減したテクスチャ画像vを生成することができる。すなわち、パラメータλ,μを適切に選択することにより、テクスチャ画像vに含まれるノイズを低減することができる。そして、分解した際にノイズを含んでいないカートゥーン画像uと、分解した際にノイズを低減したテクスチャ画像vとを合成することにより、結果としてノイズを低減した復元画像を得ることができる。
従来はTV法による画像処理手法を用いる代わりに、ローパスフィルタまたはメディアンフィルタを用いていた。この手法ではノイズを含む信号も強調してしまう。これに対し、TV法による画像処理手法では、ノイズを低減したテクスチャ画像vを生成することができるから、従来の画像処理手法に比べて、高画質な画像に復元することができるという利点がある。
次に、TV法による画像処理手法において、ノイズを低減する原理の概略を説明する。図8は、TV法によりノイズが低減する原理を説明するための図である。左上図の画像信号が原画像fの信号であり、右上図の画像信号がTV法による画像処理を行って得られた復元画像の信号である。左上図及び右上図において、縦軸が画素値を、横軸が画像における任意の水平ラインをそれぞれ示している。この左上図の波形の画像信号を微分することにより、左下図のような信号を得る。そして、この微分信号に対して、処理後の信号と入力信号との差が大きくなり過ぎないような制約の下で、その面積を最小とする際の信号を得る。微分信号の面積を最小とする際、孤立したエッジaは削除されるが、大きな信号d近傍のエッジb,cは、信号dとの間の相関が高いと判断し、b,c,dを結合することによりエッジ成分を最小化する。その波形が右下図である。この場合、左上図の画像信号が、左下図の微分信号に対応するものであるから、右下図の微分信号に対する画像信号は、右上図のように得ることができる。
このように、TV法による画像処理手法によれば、原画像fの孤立したノイズa1(図8左上図を参照)を抑制する。画像本来の信号に近接した信号b1,c1は、近傍信号と相関が高いと判断して結合される。この結合により、原画像では、ノイズと見られる信号から、原画像に存在しない高周波成分が生成される。通常の画像では、連続するエッジは、光学的、電気的にローパスフィルタがかかり、高周波成分はエッジにまつわりつくノイズ的な信号と本当のノイズ信号とに分類される。このTV法による画像処理手法を用いることにより、ノイズが抑圧される。エッジ周辺のノイズ的高周波成分は、エッジに吸収され、エッジがより以上に鋭くなり、鮮鋭感が増大した画像となる。
図9は、TV法により、原画像fに存在しない高周波成分が生成されることを説明するための図である。図8に示した同様の原理により、左上図の原画像fから右上図の復元画像が生成される。この場合、図9に示すように、原画像fは、画素値が滑らかに変化する高周波成分のない信号から成るが、復元画像は、画素値が線形に変化する高周波成分を有する信号から成ることがわかる。このように、TV法による画像処理手法によれば、原画像fに存在しない高周波成分が生成される。
次に、TV法による画像処理手法について、数式を用いて簡単に説明する。TV法による画像処理は、以下の(1)式により表される最小化問題として扱うことができる。

ここで、fは原画像、uはカートゥーン画像、λ及びμはパラメータである。また、原画像fを有界変動空間BVのカートゥーン画像(骨格関数)uとテクスチャ画像(振動関数)vとに分解するために、有界変動空間BVの双対空間である振動関数空間Gを利用する。また、g1及びg2はベクトル表記した成分であり、以下の(2)式により表され、テクスチャ画像vは以下の(3)式となる。

この表記により、(1)式を発展させた以下の(4)式の最小値問題を解くことにより、カートゥーン画像u及びテクスチャ画像vを決定する。

これは、(5)式で表されるEuler-Lagrange方程式に帰着する。

このようにして、カートゥーン画像uは、原画像fから分解して生成される。
また、振動関数空間Gは、(6)式のような分離可能な関数の空間である。

ここで、g,gは振動母関数であり、(7)式で表される。

すなわち、(8)式のようになる。

このようにして、テクスチャ画像vは、原画像fから分解して生成される。したがって、原画像fをカートゥーン画像u及びテクスチャ画像vに、パラメータλ,μの値に応じて分解することができる。
このように、分解部11により、原画像fは、エッジ成分を有するカートゥーン画像uと、画像の精細部を表すテクスチャ画像vとに分解され、合成部12により、カートゥーン画像uとテクスチャ画像vとを合成した復元画像が生成される。
次に、TV法高解像化部107の第2の構成を説明する。図4は、図1に示したTV法高解像化部107の第2の構成を示すブロック図である。尚、以下の説明はTV法高解像化部107についてのものであるが、図2に示したTV法高解像化部205の構成も同様である。
図4を参照して、TV法高解像化部107−2は、分解部11、合成部12、及び変換部13を備えている。分解部11は、画像A’−1である原画像fを入力し、TV法によりカートゥーン画像uとテクスチャ画像vとに分解し、カートゥーン画像uを合成部12に出力し、テクスチャ画像vを変換部13に出力する。
変換部13は、分解部11より分解されたテクスチャ画像vを入力し、予め設定された変換テーブルまたは演算式を用いて、入力したテクスチャ画像vを変換して新たなテクスチャ画像v’を生成する。
分解部11により実現されるTV法による画像処理手法では、パラメータλ,μを適切に設定することにより、ノイズを低減することができる。しかし、ノイズを完全には除去できないため、画像の高精細化を実現するには不十分である。そこで、変換部13において、画素単位に画素値を変換する。この場合、変換部13が単に画素値を乗数倍したのみでは、ノイズが見えやすくなる。そこで、閾値処理を行い、画素値が小さい第1の領域においては画素値を0に変換し、画素値が大きい第2の領域においては予め設定された最大画素値に変換する。また、中間の画素値を有する第3の領域においては、第1の領域に近い画素値は小さくなるように変換し、第2の領域に近い画素値は大きくなるように変換する。
第1の領域では、画素値が0に近く比較的ノイズ成分が多いことから、強制的に0に変換してノイズ成分を除去する。第2の領域は、画素値が大きいから、予め設定された最大画素値になるように画素値を小さくし精細感を高める。第3の領域では、画素値が小さい場合は一層小さく、画素値が大きい場合は一層大きくすることにより、精細感を高める。この場合、第1の領域としては画素値が0〜1、第2の領域としては画素値が17以上、第3の領域としては画素値が2〜16であることが好ましい。
図5〜7は、変換部13が用いる変換テーブルT1〜T3を示す図である。図において、横軸はテクスチャ画像vの画素値、縦軸は変換後のテクスチャ画像v’の画素値をそれぞれ示している。尚、横軸に示した画素値は、分解部11により生成されたテクスチャ画像vの画素値であり、実際に表示画面に表示する際の画素値とは異なるものである。図5〜7において、第1の領域(bからcまでの範囲)においては画素値を0に変換する。第2の領域(aより小さい範囲及びdより大きい範囲)においては画素値を予め設定された最大画素値Mまたは最小画素値−Mに変換する。また、第3の領域(aからbまでの範囲及びcからdまでの範囲)においては、画素値は、第1の領域に近い画素値(a’からbまでの範囲及びcからc’までの範囲の画素値)は小さくなるように変換し、第2の領域に近い画素値(aからa’までの範囲及びc’からdまでの範囲の画素値)は大きくなるように変換する。尚、図5〜7において直線lは、変換を行わない場合(v=v’)を示している。
このように、変換テーブルT1〜T3は、閾値(デッドゾーン)及び飽和点を有しており、これらの変換ルールは、閾値及び飽和点を用いた関数の演算式として記述することもできる。図5に示したテーブルT1及び図6に示したテーブルT2は、1次関数として記述することができ、図7に示したテーブルT3は、2次関数として記述することができる。
図4に戻って、合成部12は、分解部11により分解されたカートゥーン画像uと、変換部13により変換された新たなテクスチャ画像v’とを合成し、画像A’’−1である復元画像を出力する。
図4に示したTV法高解像化部107−2によれば、TV法による画像処理手法で分離したテクスチャ画像vに対し、その画素値を変換して新たなテクスチャ画像v’を生成し、復元画像を生成するようにした。すなわち、画素値の変換に際し、画素値が0に近い第1の領域では、強制的に0に変換してノイズ成分を除去し、画素値が比較的大きい第2の領域では、予め設定された最大値になるように画素値を小さくして精細感を高め、画素値が中位の第3の領域では、画素値が小さい場合は一層小さく、画素値が大きい場合は一層大きくして精細感を高めるようにした。これにより、原画像fが保有する周波数成分以外の周波数帯域の信号を用いて復元画像が生成されるから、画像の高精細化を実現することができる。図12に、TV法高解像化部107−2による復元画像の例を示す。図11に示す従来のバンドパスフィルタまたはハイパスフィルタを用いた画像処理手法により合成した復元画像と比較すると、図12の方が高精細であることがわかる。
以上、実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、図4に示したTV法高解像化部107−2の変換部13が、1次関数で記述できるテーブルT1,T2や2次関数で記述できるテーブルT3を用いるようにしたが、これ以外の3次以上の関数である単調増加関数を用いるようにしてもよい。また、三角関数等の部分的に増加する関数を用いるようにしてもよいし、そのうちの増加する部分のみを用いるようにしてもよい。
本発明の実施の形態による画像符号化装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による画像復号化装置の構成を示すブロック図である。 TV法高解像化部の第1の構成を示すブロック図である。 TV法高解像化部の第2の構成を示すブロック図である。 変換テーブルT1を示す図である。 変換テーブルT2を示す図である。 変換テーブルT3を示す図である。 TV法によりノイズが低減する原理を説明するための図である。 TV法により、原画像に存在しない高周波成分が生成されることを説明するための図である。 TV法により原画像fをカートゥーン画像uとテクスチャ画像vに分解する処理を説明するための図である。 従来のフィルタを用いた手法による復元画像の例である。 図4のTV法高解像化部によりカートゥーン画像uとテクスチャ画像v’とを合成した復元画像の例である。 従来の画像復号化装置を用いた場合の画像の周波数分布の例である。 図1の画像復号化装置を用いた場合の画像の周波数分布の例である。
符号の説明
11 分解部
12 合成部
13 変換部
100 画像符号化装置
101 階層化処理部
102 選択部
103 符号化部
104 復号化部
105 切り替え部
106 フィルタ部
107 TV法高解像化部
108 減算部
109 符号化部
110 多重化部
200 画像復号化装置
201 分離部
202 復号化部
203 復号化部
204 フィルタ部
205 TV法高解像化部
206 加算部

Claims (7)

  1. 原画像に階層化処理を施し、解像度の異なる複数の画像を生成する階層化処理部と、
    該階層化処理部により生成された解像度の異なる複数の画像のうち、2つの画像を選択する選択部と、
    該選択部により選択された2つの画像のうちの低解像度の画像、TV(Total Variation)法によりカートゥーン画像及びテクスチャ画像に分解する第1の分解部と、前記テクスチャ画像を画素単位で変換して新たなテクスチャ画像を生成する第1の変換部と、前記第1の分解部により分解されたカートゥーン画像及び前記第1の変換部により変換された新たなテクスチャ画像を合成し、高解像化された画像を生成する第1の合成部と、を有する第1のTV法高解像化部と、
    前記選択部により選択された2つの画像のうちの高解像度の画像と、第1のTV法高解像化部により高解像化された画像との間の差分の画像を算出する減算部と、
    該減算部により算出された高解像度の差分画像に符号化を施す第1の符号化部と、
    前記選択部により選択された2つの画像のうちの低解像度の画像に符号化を施す第2の符号化部とを備え
    前記第1の変換部は、前記テクスチャ画像の画素値の絶対値が0以上かつ第1の閾値未満である場合には該画素値を0に変換し、前記テクスチャ画像の画素値の絶対値が前記第1の閾値以上かつ第2の閾値未満である場合には該画素値の絶対値を元の値未満の値に変換し、前記テクスチャ画像の画素値の絶対値が前記第2の閾値以上かつ第3の閾値未満である場合には該画素値の絶対値を元の値以上の値に変換し、前記テクスチャ画像の画素値の絶対値が前記第3の閾値以上である場合には該画素値の絶対値を予め設定された最大値に変換することを特徴とする画像符号化装置。
  2. 請求項1に記載の画像符号化装置において、
    さらに、前記第2の符号化部により符号化された画像に復号化を施す復号化部と、
    前記選択部により選択された2つの画像のうちの低解像度の画像、及び復号化部により復号化された画像のうちのいずれか一方に切り替えて出力する切り替え部とを備え、
    前記第1のTV法高解像化部が、切り替え部により出力された画像に、TV法による高解像化を施すことを特徴とする画像符号化装置。
  3. 請求項に記載の画像符号化装置において、
    さらに、前記選択部により選択された2つの画像のうちの低解像度の画像、または前記復号化部により復号化された画像を拡大するフィルタ部を備え、
    前記第1のTV法高解像化部が、フィルタ部により拡大された画像に、TV法による高解像化を施すことを特徴とする画像符号化装置。
  4. 請求項3に記載の画像符号化装置において、
    前記フィルタ部が、選択部により選択された2つの画像のうちの高解像度の画像と同一の画素数になるように拡大処理を施すことを特徴とする画像符号化装置。
  5. 請求項1から4までのいずれか一項に記載の画像符号化装置において、
    さらに、前記第1の符号化部により符号化された高解像度の差分画像の符号化データと、第2の符号化部により符号化された低解像度の画像の符号化データとを多重する多重化部を備えたことを特徴とする画像符号化装置。
  6. 請求項1から4までのいずれか一項に記載の画像符号化装置において、
    前記第1の符号化部により符号化された高解像度の差分画像の符号化データと、第2の符号化部により符号化された低解像度の画像の符号化データとを別々のストリームとして伝送することを特徴とする画像符号化装置。
  7. 請求項1から6までのいずれか一項の画像符号化装置による符号化データに復号化を施し、原画像を再生する画像復号化装置において、
    前記高解像度の差分画像の符号化データに復号化を施す第1の復号化部と、
    前記低解像度の画像の符号化データに復号化を施す第2の復号化部と、
    該第2の復号化部により復号化された低解像度の画像、TV法によりカートゥーン画像及びテクスチャ画像に分解する第2の分解部と、前記テクスチャ画像を画素単位で変換して新たなテクスチャ画像を生成する第2の変換部と、前記第2の分解部により分解されたカートゥーン画像及び前記第2の変換部により変換された新たなテクスチャ画像を合成し、高解像化された画像を生成する第2の合成部と、を有する第2のTV法高解像化部と、
    前記第1の復号化部により復号化された高解像度の差分画像と、第2のTV法高解像化部により高解像化された画像とを加算する加算部とを備え
    前記第2の変換部は、前記テクスチャ画像の画素値の絶対値が0以上かつ第1の閾値未満である場合には該画素値を0に変換し、前記テクスチャ画像の画素値の絶対値が前記第1の閾値以上かつ第2の閾値未満である場合には該画素値の絶対値を元の値未満の値に変換し、前記テクスチャ画像の画素値の絶対値が前記第2の閾値以上かつ第3の閾値未満である場合には該画素値の絶対値を元の値以上の値に変換し、前記テクスチャ画像の画素値の絶対値が前記第3の閾値以上である場合には該画素値の絶対値を予め設定された最大値に変換することを特徴とする画像復号化装置。
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