JP2015099203A - 表示装置及び表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】擬似輪郭を抑制して画質を改善することができる表示装置及び表示方法を提供する。
【解決手段】表示装置は、画像を表示する表示部と、画像信号を生成する画像信号生成部と、表示部で静止画像を表示する場合、画像信号生成部が生成した画像信号を圧縮及び復号する圧縮復号部と、表示部で表示する画像の階調数を拡張する階調拡張部とを備える。また、表示装置は、圧縮復号部で画像信号を圧縮及び復号する場合、復号後の画像信号に対して階調拡張部で階調数を拡張すべく制御する制御部を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像信号を圧縮及び復号する圧縮復号部と、表示部で表示する画像の階調数を拡張する階調拡張部とを備える表示装置及び該表示装置による表示方法に関する。
従来から表示装置では、通常は入力された画像データに基づいて動画像を表示しているが、静止画像を表示する場合には、入力された画像データをメモリに書込む処理を停止させ、メモリに保存された画像データに基づいて静止画像を表示させることにより、消費電力を抑制するものがある。
また、従来から、表示装置の表示パネルの階調性能を引き出すために入力された画像信号の階調数を拡張する技術が開発されている。例えば、特許文献1の表示装置は、Nビットの入力画像信号から所定の周波数帯域の周波数成分を検出し、その検出値を空間的に平滑し、時間的に平滑化して(N+k)ビットに拡張した値を使うか否かを、検出値に基づいて選択することにより、平滑化に係るフィルタの回路規模や処理時間の増大を招くことなく高画質化を図るものである。
また、特許文献2の表示装置は、入力画像信号から所定の周波数帯域の周波数成分を検出し、入力画像信号に基づいてグラデーション領域を判定し、選択的に画像信号を平滑することにより、入力画像信号よりも階調数の多い画像信号に変換するものである。
特開2011−133683号公報 特許第5191870号公報
しかし、従来の表示装置では、画像データを記憶するメモリの容量を削減するため、メモリに画像データを記憶する際に画像データを圧縮している。そして、画像データを圧縮し、非可逆的な復元処理を行うと、画像の階調数が減り、画像のグラデーション領域に等高線のような擬似輪郭が現れる場合がある。
また、特許文献1及び2の表示装置にあっては、入力画像信号の周波数成分を検出して階調数の拡張を行うか否かを判定している。このため、従来の表示装置のように、入力された画像データが圧縮された場合、階調数が減少するため、圧縮された画像ではグラデーション領域がないと判定される可能性があり、階調数の拡張が行われず画質改善を行うことができない問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、擬似輪郭を抑制して画質を改善することができる表示装置及び表示方法を提供することを目的とする。
本発明に係る表示装置は、画像を表示する表示部と、画像信号を生成する画像信号生成部と、前記表示部で静止画像を表示する場合、前記画像信号生成部が生成した画像信号を圧縮及び復号する圧縮復号部と、前記表示部で表示する画像の階調数を拡張する階調拡張部とを備える表示装置において、前記圧縮復号部で画像信号を圧縮及び復号する場合、復号後の画像信号に対して前記階調拡張部で階調数を拡張すべく制御する制御部を備えることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記階調拡張部は、画像を構成する複数の画素のうち、任意の注目画素と該注目画素の周辺にある周辺画素それぞれの階調値の差分が所定の閾値より小さい場合、前記注目画素に対して階調拡張を行うようにしてあり、静止画像を表示することを示す静止画像表示信号を取得する取得部と、前記階調拡張部で階調拡張を行う場合に、前記取得部で静止画像表示信号を取得したか否かに応じて、前記階調拡張部で使用する前記閾値を切り替える切替部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記取得部で静止画像表示信号を取得した場合に前記階調拡張部で使用する閾値は、前記静止画像表示信号を取得していない場合に前記階調拡張部で使用する閾値より大きいことを特徴とする。
本発明に係る表示方法は、表示部で静止画像を表示する場合、該静止画像に対応する画像信号を圧縮及び復号する圧縮復号部と、前記表示部で表示する画像の階調数を拡張する階調拡張部とを備える表示装置による表示方法において、前記圧縮復号部で画像信号を圧縮及び復号する場合、復号後の画像信号に対して前記階調拡張部で階調数を拡張すべく制御するステップを含むことを特徴とする。
本発明によれば、擬似輪郭を抑制して画質を改善することができる。
第1実施形態の表示装置の構成の一例を示すブロック図である。 階調拡張部による階調拡張の一例を示す説明図である。 階調拡張部による階調拡張の演算例を示す説明図である。 従来の表示装置による画像の階調特性の一例を示す説明図である。 第1実施形態の表示装置による画像の階調特性の一例を示す説明図である。 第2実施形態の表示装置の構成の一例を示すブロック図である。 階調拡張部で使用する閾値を切り替えない場合の画像の階調特性の一例を示す説明図である。 階調拡張部で使用する閾値を切り替える場合の画像の階調特性の一例を示す説明図である。
(第1実施形態)
以下、本発明を実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は第1実施形態の表示装置100の構成の一例を示すブロック図である。表示装置100は、例えば、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話機、パーソナルコンピュータ、ノートパソコンなどであるが、表示パネルを有するものであれば他の装置であってもよい。図1において、符号10は画像信号生成部である。画像信号生成部10は、表示部としての表示パネル15で動画像及び静止画像を含む画像を表示するために画像信号(画像データとも称する)を生成する。
画像信号生成部10は、生成した画像信号を圧縮部12及び切替回路16へ出力することができる。また、画像信号生成部10は、表示パネル15で静止画像を表示することを指示する静止画像表示信号を圧縮部12、切替回路16及び制御部としてのオア回路17へ出力することができる。なお、静止画像表示信号は、画像信号生成部10で生成せず他の回路等で生成するようにしてもよい。
圧縮部12は、例えば、表示パネル15で静止画像を表示する場合、画像信号生成部10が生成した画像信号を圧縮する。すなわち、画像信号を圧縮してメモリ11に書き込むことにより記憶する。
復号部13は、圧縮された画像信号を復号する。圧縮部12は、例えば、Nビットの画像信号を圧縮することにより、画像信号のビット数は、(N−k)ビットとなる。復号部13での復号処理は、非可逆的であり、復号後の画像信号のビット数も(N−k)となる。例えば、Nは10ビットであり、(N−k)は8ビットである。
静止画像表示信号は、圧縮部12へ入力される場合には書込停止信号として扱われる。書込停止信号は、圧縮部12が画像信号を圧縮してメモリ11に書き込む処理を停止させる信号である。
また、静止画像表示信号は、切替回路16及びオア回路17へ入力される場合には圧縮復号有効信号として扱われる。圧縮復号有効信号は、切替回路16が、復号部13から入力された画像信号を階調拡張部14へ出力するようにし、画像信号生成部10から入力された画像信号を階調拡張部14へ出力しないようにする信号である。
切替回路16は、入力された画像信号を階調拡張部14及び切替回路18へ出力する。
制御部としてのオア回路17は、所定の回路(不図示)が出力した階調拡張有効信号又は圧縮復号有効信号のいずれか一方が入力された場合、制御信号を切替回路18へ出力する。
切替回路18は、オア回路17から制御信号が入力された場合、階調拡張部14が出力した画像信号を表示パネル15へ出力し、オア回路17から制御信号が入力されていない場合、切替回路16が直接出力した画像信号を表示パネル15へ出力する。
図2は階調拡張部14による階調拡張の一例を示す説明図である。階調拡張部14は画像を構成する複数の画素のうち、任意の注目画素と当該注目画素の周辺にある周辺画素それぞれの階調値の差分が所定の閾値より小さい場合、当該注目画素に対して階調拡張を行うようにしてある。
図2に示すように、注目画素の両側に2つの画素が並んでおり、注目画素を含む3つの画素の入力階調値をd0、d1、d2とする。図2の例では、注目画素の入力階調値がd1であり、周辺画素の入力階調値がd0、d2である。階調値の差分は、例えば、階調値d0、d1、d2のうちの最大値から階調値d0、d1、d2のうちの最小値を差し引いたΔd値とすることができる。そして、差分Δdが所定の閾値より小さい場合、注目画素の階調値d1を、階調値d0、d1、d2の平均値とすることにより階調拡張を行うことができる。また、差分Δdが所定の閾値以上である場合、階調拡張を行わずに、入力階調値d1をそのまま出力階調値とする。
図3は階調拡張部14による階調拡張の演算例を示す説明図である。図3の例では、一例として閾値を9としている。また、図3に示すように、便宜上画素及び当該画素の階調値をdn(n=0、1、2、…)で表すとする。画像を構成する各画素が、例えば、横方向に並んでおり、各画素d0、d1、d2、d3、d4、d5、d6、d7、d8の階調値(入力階調値)をそれぞれ32、32、36、36、40、40、128、44、48とする。
注目画素をd1とすると、図2の例によれば、階調値の差分Δdは、4(=36−32)となり、閾値9よりも小さいので、注目画素d1の出力階調値は、d0、d1、d2の階調値の平均値である33{=(32+32+36)/3}となる。
また、注目画素をd5とすると、図2の例によれば、階調値の差分Δdは、88(=128−40)となり、閾値9以上であるので、注目画素d1の出力階調値は、そのままの値ある40となる。他の画素についても同様である。
図3に示すように、隣り合う画素の階調値の差が小さい場合には、階調値の平均化を行うことにより階調拡張が行われ、隣り合う画素の階調値の差が大きい場合には、階調拡張は行われない。
次に、第1実施形態の表示装置100の動作について説明する。画像信号生成部10から画像信号が出力されると、通常、静止画像表示信号は出力されていない(オフの状態)ので、書込停止信号がオフであり、画像信号は圧縮部12で圧縮されてメモリ11に書き込まれる。また、圧縮復号有効信号もオフであるので、メモリ11に書き込まれた画像信号は復号部13を通らず、階調拡張有効信号がオフであれば画像信号生成部10が出力した画像信号がそのまま表示パネル15へ出力され、階調拡張有効信号がオンであれば階調拡張部14で階調拡張されて表示パネル15へ出力される。
表示パネル15で静止画像を表示させる場合には、静止画像表示信号がオンとなり、書込停止信号及び圧縮復号有効信号もオンとなる。書込停止信号がオンとなるので、圧縮された画像信号のメモリ11への書き込みが停止され、メモリ11から読み出された画像信号が復号され、圧縮復号有効信号がオンであるので、復号された画像信号が切替回路16から出力される。そして、階調拡張有効信号がオンであるかオフであるかに関わらず、圧縮復号有効信号がオンであるので、オア回路17は制御信号を切替回路18へ出力する。そして、復号された画像信号は階調拡張部14で階調拡張されて、切替回路18を通じて表示パネル15へ出力される。これにより、静止画像を表示中は、画像信号生成部10を停止することができるので、表示装置100全体の消費電力を低減することができる。
一般に、画像信号に対して圧縮を行うと、画像信号(画像データ)に誤差が発生する。例えば、画像の階調値の範囲を0〜1023とした場合、4で除算すると階調値の範囲は0〜255になる。これにより、元々10ビットで表現していた画像信号を、8ビットで表現することができるので、データ量を4/5(=8/10)とすることができ、メモリ容量を小さくすることができる。しかし、階調値の範囲が小さくなることにより、画像のグラデーション部分の階調値の差が大きくなり(飛び飛びの値となり)、擬似輪郭が発生する。特に、表示パネルが10ビットで表示することができるにも関わらず、表示パネルへ入力される画像信号が、例えば、8ビットである場合、擬似輪郭が顕著になる。
図4は従来の表示装置による画像の階調特性の一例を示す説明図である。図4において横軸は画素の座標、例えば、表示パネルの画面上の横方向の位置を示し、縦軸は階調値を示す。図4の右側のチャートは、例えば、10ビットで表現される画像信号を、圧縮処理も行わず、階調拡張処理も行わない場合の例を示す。この場合、画素の位置が左側のグラデーション部分において、階調は滑らかになっている。
そして、静止画像表示信号がオンとなると、図4の左側のチャートに示すように、入力された画像信号は、圧縮及び復号されるので、例えば、入力された画像信号の階調値が10ビットで表現されている場合、圧縮及び復号後の画像信号の階調値は、例えば、8ビット表現となり、画素の位置が左側のグラデーション部分において、階調値が飛び飛びの値となる。そして、従来の表示装置では、圧縮復号処理と階調拡張処理とはお互いに独立した機能であったため、階調拡張処理が行われないまま画像信号が表示パネルへ出力されるので、表示した画像には擬似輪郭が発生していた。
図5は第1実施形態の表示装置100による画像の階調特性の一例を示す説明図である。図5において、横軸は画素の座標(例えば、表示パネルの画面上の横方向の位置)を示し、縦軸は階調値を示す。図5の右側のチャートは、図4の右側のチャートと同様、例えば、10ビットで表現される画像信号を、圧縮処理も行わず、階調拡張処理も行わない場合の例を示す。この場合、画素の位置が左側のグラデーション部分において、階調は滑らかになっている。
本実施の形態の表示装置100では、静止画像表示信号(圧縮復号有効信号)と階調拡張有効信号とをオア回路17の入力としているので、階調拡張有効信号がオフである場合でも、静止画像表示信号がオンとなると階調拡張部14で階調拡張された画像信号が表示パネル15へ出力される。従って、図5の左側のチャートに示すように、圧縮復号処理により、画素の位置が左側のグラデーション部分において、階調値が飛び飛びの値となったとしても階調拡張部14で階調値の拡張が行われるので、画素の位置が左側のグラデーション部分において、階調は滑らかになる。これにより、表示パネル15に表示される画像において擬似輪郭が発生するのを抑制し、画質を改善することができる。
上述のとおり、オア回路17は、圧縮部12及び復号部13で画像信号を圧縮及び復号する場合、復号後の画像信号に対して階調拡張部14で階調数を拡張すべく制御する。圧縮部12及び復号部13で画像信号を圧縮及び復号する場合とは、表示パネル15で静止画像を表示する場合と同義である。オア回路17は、圧縮部12及び復号部13で画像信号を圧縮及び復号する場合、復号後の画像信号に対して必ず階調数を拡張(例えば、[N−k]ビットをNビットに拡張)するので、擬似輪郭の発生を抑制して画質の改善を図ることができる。
また、従来、静止画像を表示する場合に、圧縮した画像信号を用いると階調数が少なくなり、画像のグラデーション部分が飛び飛びの階調値となり、画像に擬似輪郭が現れる場合があった。しかし、第1実施形態によれば、静止画像表示信号と階調拡張有効信号とを論理和演算することにより、圧縮した画像信号を用いる場合には、必ず階調拡張機能が有効になるので、画像のグレデーション部分の階調が滑らかになり、画像に擬似輪郭が現れることを抑制して画質を改善することができる。また、静止画像表示信号がオンであるかオフであるかの違いを区別する必要もない。
(第2実施形態)
図6は第2実施形態の表示装置120の構成の一例を示すブロック図である。第1実施形態の表示装置100との相違点は、表示装置120は、閾値TH1を記憶する閾値記憶部21、閾値TH1と異なる閾値TH2を記憶する閾値記憶部22、閾値を切り替える切替部23を具備する点である。なお、第1実施形態と同様の箇所は同一符号を付して説明を省略する。
切替部23は、階調拡張部14で階調拡張を行う場合に、静止画像表示信号(圧縮復号有効信号と同義)を取得したか否かに応じて、階調拡張部14で使用する閾値を切り替える。
表示パネル15で画像を通常表示(すなわち、静止画像表示ではない場合)を行っている場合に階調拡張部14で階調数の拡張処理をすでに行っているときに、静止画像表示信号を取得して画像信号を圧縮及び復号すると、階調拡張部14へ入力される画像信号(復号後の画像信号)の階調数が減少するため階調拡張処理が有効に行うことができない可能性がある。そこで、静止画像表示信号を取得したか否かに応じて、閾値を切り替えることにより、適切な階調拡張を行うことができる。
より具体的には、閾値TH1は閾値TH2より大きいとする(TH1>TH2)。切替部23は、静止画像表示信号(圧縮復号有効信号)を取得した場合には、閾値記憶部21から大きい方の閾値TH1を読み出し、閾値TH1を階調拡張部14で用いるようにする。一方、切替部23は、静止画像表示信号(圧縮復号有効信号)を取得していない場合には、閾値記憶部22から小さい方の閾値TH2を読み出し、閾値TH2を階調拡張部14で用いるようにする。
すなわち、階調拡張部14で使用する閾値(TH1)は、静止画像表示信号を取得していない場合に階調拡張部14で使用する閾値(TH2)より大きい。閾値が大きい方が注目画素を含む周辺画素の階調値の差分が大きくなっても階調拡張(例えば、階調値の平均化)を行うことができる。静止画像信号を取得した場合には、画像信号の圧縮及び復号が行われるので、階調数は減少するが、閾値を大きくすることにより、隣り合う画素の差が大きくなっても階調拡張が行われやすくなるので、画質の劣化を抑制し画質を改善することができる。
図7は階調拡張部14で使用する閾値を切り替えない場合の画像の階調特性の一例を示す説明図である。図7において横軸は画素の座標、例えば、表示パネルの画面上の横方向の位置を示し、縦軸は階調値を示す。図7の右側のチャートは、通常表示(静止画像表示でない)において、例えば、8ビットの画像信号を入力し、階調拡張部14で10ビットに拡張して表示パネル15に表示させる場合を示す。
この場合に、静止画像表示信号がオンとなると、画像信号が圧縮部12で圧縮され、例えば、8ビットの画像信号が6ビットの画像信号になったとする。画像信号の階調が6ビット表現となると、隣り合う画素の階調値の差が、8ビット表現の場合よりも大きくなる。すなわち、同一閾値で階調拡張処理を行う場合には、6ビット表現の画像信号に対して見かけ上閾値が大きくなったことに相当し、階調拡張部14での階調値の平均化が行われなくなる。このため、図7の左側のチャートのように、画素の位置が左側のグラデーション部分において、階調値の差が一層大きくなり、飛び飛びの値となる状態が一層顕著になる。
図8は階調拡張部14で使用する閾値を切り替える場合の画像の階調特性の一例を示す説明図である。図8は第2実施形態の表示装置120による画像の階調特性の一例を示すものである。図8の右側のチャートは、図7の右側のチャートと同様、通常表示(静止画像表示でない)において、例えば、8ビットの画像信号を入力し、階調拡張部14で10ビットに拡張して表示パネル15に表示させる場合を示す。
この場合に、静止画像表示信号がオンとなると、画像信号が圧縮部12で圧縮され、例えば、8ビットの画像信号が6ビットの画像信号になったとする。画像信号の階調が6ビット表現となると、隣り合う画素の階調値の差が、8ビット表現の場合よりも大きくなる。しかし、静止画像表示信号がオンとなることにより、階調拡張部14で使用する閾値が小さい値(例えば、TH2)から大きい値(例えば、TH1)に切り替えられるので、隣り合う画素の階調値の差が大きくても、階調拡張部14での階調値の平均化が行われることになる。このため、図8の左側のチャートのように、画素の位置が左側のグラデーション部分が滑らかに表示されるので、画質が改善されるとともに、静止画像表示信号のオンオフの差が分からなくなる。
上述のように、第2実施形態によれば、静止画像表示信号のオンオフに応じて階調拡張部14で使用する階調値を変更するので、常に階調拡張有効信号がオンの状態でも通常時と静止画像表示時それぞれで最適な閾値を設定することができ、画像のグラデーション部分が滑らかに表示されるので、画質が改善されるとともに、静止画像表示信号のオンオフの差が分からなくなる。
なお、図6の例では、2つの閾値を用いる構成であったが、閾値の数は2つに限定されるものではなく、静止画像表示信号がオンである場合に、階調拡張部14に入力される画像信号のビット数に応じて、さらに異なる閾値を用いるようにしてもよい。
本実施の形態の表示装置(100)は、画像を表示する表示部(15)と、画像信号を生成する画像信号生成部(10)と、前記表示部で静止画像を表示する場合、前記画像信号生成部が生成した画像信号を圧縮及び復号する圧縮復号部(12、13)と、前記表示部で表示する画像の階調数を拡張する階調拡張部(14)とを備える表示装置において、前記圧縮復号部で画像信号を圧縮及び復号する場合、復号後の画像信号に対して前記階調拡張部で階調数を拡張すべく制御する制御部(17)を備えることを特徴とする。
本実施の形態の表示方法は、表示部(15)で静止画像を表示する場合、該静止画像に対応する画像信号を圧縮及び復号する圧縮復号部(12、13)と、前記表示部で表示する画像の階調数を拡張する階調拡張部(14)とを備える表示装置による表示方法において、前記圧縮復号部で画像信号を圧縮及び復号する場合、復号後の画像信号に対して前記階調拡張部で階調数を拡張すべく制御するステップを含むことを特徴とする。
本実施の形態にあっては、圧縮復号部(12、13)は、表示部(15)で静止画像を表示する場合、画像信号生成部(10)が生成した画像信号を圧縮及び復号する。すなわち、画像信号を圧縮してメモリ(11)に書き込むことにより記憶する。そして、メモリから画像データを読み出し復号し、復号した画像信号に基づいて表示部に静止画像を表示する。これにより、静止画像を表示している場合には、メモリに記憶された画像信号が使われるので、画像信号生成部を停止するとともにメモリへの書き込み処理も行われないので電力消費を低減することができる。また、圧縮復号部は、例えば、Nビットの画像信号を圧縮することにより、画像信号のビット数は、(N−k)ビットとなる。圧縮復号部での復号処理は、非可逆的であり、復号後の画像信号のビット数も(N−k)となる。
制御部(17)は、圧縮復号部で画像信号を圧縮及び復号する場合、復号後の画像信号に対して階調拡張部で階調数を拡張すべく制御する。圧縮復号部で画像信号を圧縮及び復号する場合とは、表示部で静止画像を表示する場合と同義である。制御部は、圧縮復号部で画像信号を圧縮及び復号する場合、復号後の画像信号に対して必ず階調数を拡張(例えば、[N−k]ビットをNビットに拡張)するので、擬似輪郭の発生を抑制して画質の改善を図ることができる。
本実施の形態の表示装置(120)は、前記階調拡張部(14)は、画像を構成する複数の画素のうち、任意の注目画素と該注目画素の周辺にある周辺画素それぞれの階調値の差分が所定の閾値より小さい場合、前記注目画素に対して階調拡張を行うようにしてあり、静止画像を表示することを示す静止画像表示信号を取得する取得部(23)と、前記階調拡張部で階調拡張を行う場合に、前記取得部で静止画像表示信号を取得したか否かに応じて、前記階調拡張部で使用する前記閾値を切り替える切替部(23)とを備えることを特徴とする。
本実施の形態にあっては、階調拡張部(14)は、画像を構成する複数の画素のうち、任意の注目画素と当該注目画素の周辺にある周辺画素それぞれの階調値の差分が所定の閾値より小さい場合、当該注目画素に対して階調拡張を行うようにしてある。例えば、注目画素の両側に2つの画素が並んでおり、注目画素を含む3つの画素の階調値をd0、d1、d2とする。この場合、注目画素の階調値がd1であり、周辺画素の階調値がd0、d2である。階調値の差分は、例えば、階調値d0、d1、d2のうちの最大値から階調値d0、d1、d2のうちの最小値を差し引いたΔd値とすることができる。そして、差分Δdが所定の閾値より小さい場合、注目画素の階調値d1を、階調値d0、d1、d2の平均値とすることにより階調拡張を行うことができる。
切替部(23)は、階調拡張部で階調拡張を行う場合に、取得部(23)で静止画像表示信号を取得したか否かに応じて、階調拡張部で使用する閾値を切り替える。表示部で画像を通常表示(すなわち、静止画像表示ではない場合)を行っている場合に階調拡張部で階調数の拡張処理をすでに行っているときに、静止画像表示信号を取得して画像信号を圧縮及び復号すると、階調拡張部へ入力される画像信号(復号後の画像信号)の階調数が減少するため階調拡張処理が有効に行うことができない可能性がある。そこで、静止画像表示信号を取得したか否かに応じて、閾値を切り替えることにより、適切な階調拡張を行うことができる。
本実施の形態の表示装置(120)は、前記取得部(23)で静止画像表示信号を取得した場合に前記階調拡張部(14)で使用する閾値は、前記静止画像表示信号を取得していない場合に前記階調拡張部で使用する閾値より大きいことを特徴とする。
本実施の形態にあっては、取得部(23)で静止画像表示信号を取得した場合に階調拡張部(14)で使用する閾値は、静止画像表示信号を取得していない場合に階調拡張部で使用する閾値より大きい。閾値が大きい方が、注目画素を含む周辺画素の階調値の差分が大きくなっても階調拡張(例えば、階調値の平均化)を行うことができる。静止画像信号を取得した場合には、画像信号の圧縮及び復号が行われるので、階調数は減少するが、閾値を大きくすることにより、隣り合う画素の差が大きくなっても階調拡張が行われやすくなるので、画質の劣化を抑制し画質を改善することができる。
10 画像信号生成部
11 メモリ
12 圧縮部
13 復号部
14 階調拡張部
15 表示パネル
16、18 切替回路
17 オア回路
21、22 閾値記憶部
23 切替部

Claims (4)

  1. 画像を表示する表示部と、画像信号を生成する画像信号生成部と、前記表示部で静止画像を表示する場合、前記画像信号生成部が生成した画像信号を圧縮及び復号する圧縮復号部と、前記表示部で表示する画像の階調数を拡張する階調拡張部とを備える表示装置において、
    前記圧縮復号部で画像信号を圧縮及び復号する場合、復号後の画像信号に対して前記階調拡張部で階調数を拡張すべく制御する制御部を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記階調拡張部は、
    画像を構成する複数の画素のうち、任意の注目画素と該注目画素の周辺にある周辺画素それぞれの階調値の差分が所定の閾値より小さい場合、前記注目画素に対して階調拡張を行うようにしてあり、
    静止画像を表示することを示す静止画像表示信号を取得する取得部と、
    前記階調拡張部で階調拡張を行う場合に、前記取得部で静止画像表示信号を取得したか否かに応じて、前記階調拡張部で使用する前記閾値を切り替える切替部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記取得部で静止画像表示信号を取得した場合に前記階調拡張部で使用する閾値は、前記静止画像表示信号を取得していない場合に前記階調拡張部で使用する閾値より大きいことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 表示部で静止画像を表示する場合、該静止画像に対応する画像信号を圧縮及び復号する圧縮復号部と、前記表示部で表示する画像の階調数を拡張する階調拡張部とを備える表示装置による表示方法において、
    前記圧縮復号部で画像信号を圧縮及び復号する場合、復号後の画像信号に対して前記階調拡張部で階調数を拡張すべく制御するステップを含むことを特徴とする表示方法。
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