JPH1013673A - デジタル画像信号処理方法および装置 - Google Patents

デジタル画像信号処理方法および装置

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JPH1013673A
JPH1013673A JP8156922A JP15692296A JPH1013673A JP H1013673 A JPH1013673 A JP H1013673A JP 8156922 A JP8156922 A JP 8156922A JP 15692296 A JP15692296 A JP 15692296A JP H1013673 A JPH1013673 A JP H1013673A
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JP
Japan
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image
image signal
signal
dynamic range
digital image
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Application number
JP8156922A
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English (en)
Inventor
Toru Matama
徹 真玉
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル画像信号のビット数変換処理におい
て、簡単な構成で量子化誤差を軽減し、偽輪郭ある胃は
トーンジャンプの発生を防止する。 【解決手段】 デジタル画像信号の最下位桁部分(例え
ば下2桁)のデータをそのデジタル画像信号に、そのデ
ジタル画像信号の最下位桁より下の桁として加える。デ
ジタル画像信号の最下位桁部分のデータは、写真フイル
ムの粒状等のノイズの影響により、ランダムなデータと
なっているため、これを加えることにより結果として乱
数を付加するのと同様な効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル画像信号の
信号処理における量子化誤差を軽減する方法および装
置、詳しくは、デジタル画像信号の階調処理における量
子化誤差に基づく偽輪郭やトーンジャンプの発生を防止
する方法および装置に関するものである。
【0002】さらに詳しくは、写真や印刷物等の反射原
稿、ネガフイルム、リバーサルフイルム等の透過原稿に
担持される画像から得られるデジタル画像信号を可視像
として再生するための画像再生方法および装置における
覆い焼き処理、階調処理等の画像処理において、デジタ
ル信号変換に伴う偽輪郭やトーンジャンプの発生を防止
する方法および装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】写真や印刷物等の反射原稿、ネガフイル
ム、リバーサルフイルム等の透過原稿に担持される画像
からスキャナ等の画像入力装置によりデジタル画像信号
を得、それを可視像として再生する画像再生方法および
装置においては、階調処理等の画像処理が施される。ま
た、写真の焼付けに用いる覆い焼きの技術(部分的に露
光量を調節してプリント上の白とび、黒つぶれを修正す
る技術)と同等の効果を得るため、デジタル画像信号に
覆い焼き処理を施すことが提案されている。(例えば本
出願人による特願平7-165965号) 階調処理では、非線形特性の階調カーブをルックアップ
テーブルで作成するため、出力データに量子化誤差が発
生し、トーンジャンプが生ずる。また、覆い焼き処理に
おいては、ボケマスクとして用いる超低周波数信号のダ
イナミックレンジ圧縮処理を行なうので偽輪郭が発生し
やすいという問題がある。
【0004】これらの問題を解決するため、従来、乱数
発生回路を用いて乱数信号を発生させ、それを入力デー
タに加算して量子化誤差を軽減することにより、トーン
ジャンプや偽輪郭を軽減する方法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法は乱
数発生回路を必要とするため、回路構成が大規模、かつ
高価になってしまうという難点があった。そこで、簡単
な構成で偽輪郭やトーンジャンプを軽減する方法が望ま
れている。
【0006】本発明は、このような要望に鑑み、極めて
簡単な構成で、乱数を加算するのと同等に偽輪郭やトー
ンジャンプを軽減する効果のある方法および装置を提供
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるデジタル画
像信号処理方法および装置は、所定のビット数のデジタ
ル画像信号にビット数を増す処理を施す(例えば8ビッ
トのデータに2ビット加えて10ビットのデータとす
る)ことにより、デジタル画像信号の偽輪郭あるいはト
ーンジャンプを軽減する方法または装置において、デジ
タル画像信号の最下位桁部分(例えば下2桁)のデータ
を、そのデジタル画像信号に、そのデジタル画像信号の
最下位桁より下の桁として加えることを特徴とするもの
である。
【0008】すなわち、元のデジタル画像信号の最下位
の1桁または2桁のデータを、その画像信号の最下位の
さらに下の桁として加算するもので、例えば8ビットの
デジタル画像データを10ビットの画像データに変換す
る場合、その8ビットのデータを、10ビットのデータ
の上の桁から8ビットのデータとし、その8ビットのデ
ータの末尾の2ビットのデータを、その10ビットのデ
ータの末尾の2ビットのデータとして採用するものであ
る。
【0009】なお、付加するデータは下2桁に限らず1
桁でもよく、対象とする画像の必要とするデータ精度に
応じて適宜選択し得るものである。
【0010】
【発明の作用および効果】本発明によるデジタル画像信
号処理方法および装置は、デジタル画像信号の最下位桁
部分(例えば下2桁)のデータをそのデジタル画像信号
に、そのデジタル画像信号の最下位桁より下の桁として
加えるものであるが、一般にデジタル画像信号の最下位
桁部分のデータは、写真フイルムの粒状等のノイズの影
響により、ランダムなデータとなっているものであり、
これを加えることにより結果として乱数を付加するのと
同様な効果が得られる。
【0011】したがって、本発明によるデジタル画像信
号処理方法および装置によれば、特に乱数発生回路等を
付加することなく、何の加工も施さないままの画像デー
タの一部を利用して、結果として乱数を付加するのと同
様の効果が得ることができ、簡単かつ安価な構成で、デ
ジタル信号変換に伴う偽輪郭やトーンジャンプを軽減す
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する前に、以下、本発明を適用する対象の例としてのデ
ジタルフォトプリントシステムおよびそれに適用される
覆い焼き処理について詳細に説明する。
【0013】−デジタルフォトプリンタ− 近年、ネガフイルム、リバーサルフイルム等の写真フイ
ルム(以下、フイルムとする)や印刷物等に記録された
画像情報を光電的に読み取って、読み取った画像をデジ
タル信号とした後、種々の画像処理を施して記録用の画
像情報とし、この画像情報に応じて変調した記録光によ
って印画紙等の感光材料を走査露光してプリントするデ
ジタルフォトプリンタの開発が進んでいる。
【0014】デジタルフォトプリンタは、複数画像の合
成や画像の分割等の編集や、文字と画像との編集等のプ
リント画像のレイアウトや、色/濃度調整、変倍率、輪
郭強調等の各種の画像処理も自由に行うことができ、用
途に応じて自由に編集および画像処理したプリントを出
力することができる。また、従来の面露光によるプリン
トでは、感光材料の再現可能濃度域の制約のため、フイ
ルム等に記録されている画像濃度情報をすべて再生する
ことはできないが、デジタルフォトプリンタによればフ
イルムに記録されている画像濃度情報をほぼ100 %再生
したプリントが出力可能である。
【0015】このようなデジタルフォトプリンタは基本
的に、フイルム等の原稿に記録された画像を読み取る読
取手段、読み取った画像を画像処理して後の露光条件を
決定し、決定された露光条件に従って感光材料を走査露
光して現像処理を施したり、モニタに表示したりする画
像再生手段より構成される。
【0016】フイルム等に記録された画像の読取装置に
おいては、例えばスリット走査による読取りでは、1次
元方向に延在するスリット状の読取光をフイルムに照射
するとともに、フイルムをこの1次元方向と略直交する
方向に移動(あるいは読取光と光電変換素子とを移動)
することにより、フイルムを2次元的に走査する。フイ
ルムを透過したフイルム画像を担持する透過光は、CC
Dラインセンサ等の光電変換素子の受光面上に結像し
て、光電変換されて読み取られる。読み取られた光量デ
ータは増幅され、A/D変換によりデジタル信号とさ
れ、各CCD素子による特性のバラツキの補正、濃度変
換、倍率変換等の各種の画像処理が施されて、再生手段
に転送される。
【0017】再生手段においては、転送された画像情報
を、例えばCRT等のディスプレイに可視像として再生
する。オぺレータは、再現画像を見て、必要であればこ
の再生画像に階調補正や色/濃度補正等の補正をさらに
加え(セットアップ条件の設定)、再生画像が仕上りプ
リントとして合格(検定OK)であれば、記録用の画像
情報として現像手段やモニタに転送する。
【0018】画像再生装置においては、ラスタースキャ
ン(光ビーム走査)による画像記録を利用するものであ
れば、感光材料に形成される3原色の感光層、例えば
R、GおよびBの3色の露光に対応する3種の光ビーム
を、記録用の画像情報に応じて変調して主走査方向(前
記1次元方向に対応)に偏向すると共に、この主走査方
向と略直交する方向に、感光材料を副走査搬送する(偏
向された光ビームと感光材料とを相対的に副走査する)
ことにより、記録画像に応じて変調された光ビームによ
って感光材料を2次元的に走査露光して、読み取ったフ
イルムの画像を感光材料に記録する。
【0019】露光済の感光材料は、次いで感光材料に応
じた現像処理、例えば銀塩写真感光材料であれば、発色
・現像→漂白・定着→水洗→乾燥等の現像処理が施さ
れ、仕上りプリントとして出力される。
【0020】このような感光材料が記録できる被写体の
輝度レンジは比較的広いが、感光材料は最大濃度が制限
されているため、通常のプリント方法では輝度差が大き
いシーンのプリントは明るい部分(明部)あるいは暗い
部分(暗部)のどちらかがつぶれてしまう傾向がある。
例えば、人物を逆光で撮影したような場合、人物が明瞭
となるようにプリントすると、空のような明るい部分は
白くとんでしまい、空のような明るい部分が明瞭となる
ようにすると人物が黒くなってつぶれてしまう。この問
題を解決するために、覆い焼きやマスキングプリントと
いうような方法が用いられている。
【0021】覆い焼きはシーンの中の中間的な濃度の領
域には通常の露光を与え、プリント上で白くとびそうな
領域に孔あき遮蔽板を使って選択的に長時間露光を与え
たり、プリント上で黒くつぶれそうな領域には遮蔽板を
用いて選択的に露光時間を短くすることにより、個々の
被写体のコントラストは維持し、かつ明部・暗部のつぶ
れのないプリントを得るというものである。このように
局部的に露光時間を制御する遮蔽板として、原画フイル
ムのネガポジを反転したボケ像を写真的に作成したもの
を用いて、原画フイルムとボケ画像フイルムとを重ねて
プリントを行う方法が提案されている。
【0022】この覆い焼き処理においては、再生される
画像に関係なく用意される遮蔽板を操作するために、極
めて高度な技術を必要とし、またボケ像フイルムを作成
するためには非常に手間がかかり、プリント効率が極め
て低くなってしまう。
【0023】このため、カラー画像中の空間周波数が低
い構造物のみを表すボケ画像信号をデジタル画像信号か
ら減算することにより差信号を得、得られた差信号に対
し、濃度、彩度および/または階調を変化させる処理を
施し、この処理が施された差信号を可視像として再生手
段に再生することにより、原画像全体のコントラストが
強い場合であっても、画像全体のコントラストを弱め、
かつ画像中の明部および暗部内の細かなコントラストを
残し、明部および暗部の双方の画像がつぶれることをな
くした画像再生方法が提案されている(特開平2-226375
号、特願平7-165965号)。
【0024】しかしながら、このような画像再生方法に
おいては、画像全体のダイナミックレンジを圧縮するこ
とはできるものの、ダイナミックレンジ圧縮が不要な大
面積コントラストの弱いシーンに対してもダイナミック
レンジ圧縮処理を行ってしまうため、画像全体としての
めりはりがなくなり、画像が見にくくなってしまってい
た。さらに、シーンによっては、明るい側あるいは暗い
側に画像信号のヒストグラムが偏っているものがあり、
このようなシーンに対しては、明部あるいは暗部のいず
れかについてのみダイナミックレンジ圧縮処理を施すこ
とが好ましい。しかしながら、従来の方法においては画
像全体に亘って一様にダイナミックレンジ圧縮処理が施
されてしまうため、大面積コントラストが弱い側のめり
はりがなくなってしまい、画像が見にくくなっていた。
【0025】そこで本出願人は、このような事情に鑑
み、大面積コントラストが大きい画像であっても画像の
めりはりを失うことなく、明部および暗部のつぶれをな
くし、さらには大面積コントラストが弱いシーンに対し
てダイナミックレンジ圧縮処理による影響を及ぼすこと
がなく、高画質のプリント画像を得ることができる画像
再生方法および装置を提案した。(特願平7-283144号) この画像再生方法および装置は、カラー画像を表すデジ
タル画像信号を可視像として再生する画像再生方法およ
び装置において、画像信号のヒストグラムを作成し、そ
のヒストグラムに基づいて画像信号のダイナミックレン
ジを算出し、そのダイナミックレンジに基づいて、画像
信号の所定の基準値を基準として、その基準信号につい
ては圧縮率が略0となるように、信号値の比較的高い部
分、信号値の比較的低い部分および/または画像信号の
全体のそれぞれに応じたダイナミックレンジ圧縮率を設
定し、設定されたダイナミックレンジ圧縮率により画像
信号に対してダイナミックレンジ圧縮処理を施して処理
済画像信号を得、その処理済画像信号を可視像として再
生することを特徴とするものである。この画像再生方法
においては、ダイナミックレンジが所定の閾値よりも大
きい場合にのみダイナミックレンジ圧縮処理を行うこと
が好ましい。また、画像信号を得るのに先立ち、画像信
号よりも画素間隔が粗い先読画像信号を得、その先読画
像信号に基づいてダイナミックレンジの算出およびダイ
ナミックレンジ圧縮率の設定を行うことが好ましい。ま
た、画像信号を明暗信号に変換し、その明暗信号のボケ
画像を表すボケ画像信号を作成し、そのボケ画像信号に
基づいてダイナミックレンジの算出、ダイナミックレン
ジ圧縮率の設定およびダイナミックレンジ圧縮処理を行
うことが好ましい。
【0026】さらに、ダイナミックレンジ圧縮処理を施
す画像信号のビット数を、処理済画像信号のビット数よ
りも大きくしてダイナミックレンジ圧縮処理を行うこと
が好ましい。とくに、ボケ画像信号に基づいて処理する
場合には、ダイナミックレンジ圧縮信号の分解能が不足
することにより偽輪郭が発生しないように、入力される
画像信号のビット幅よりも多く取ることが望ましい。
【0027】このような画像再生方法は、画像信号のヒ
ストグラムを求め、このヒストグラムに基づいて、ある
所定の基準信号を基準として、画像信号の全体、信号値
の高い部分および/または信号値の低い部分のそれぞれ
に応じたダイナミックレンジ圧縮率を設定し、設定され
たダイナミックレンジ圧縮率によりダイナミックレンジ
圧縮処理を行うようにしたものであり、ここで、信号値
の高い部分は再生画像における明部であり、信号値の低
い部分は再生画像における暗部であるから、画像がつぶ
れてしまう明部および暗部についてのみダイナミックレ
ンジ圧縮処理を施すような圧縮率を設定することによ
り、大面積コントラストが強い部分についてのみダイナ
ミックレンジ圧縮処理が施されることとなり、これによ
り明部あるいは暗部についてのみ大面積コントラストが
弱められ、大面積コントラストが弱い部分については、
ダイナミックレンジ圧縮処理は施されないこととなる。
このため、明部および暗部の画像がつぶれることがなく
なり、かつ大面積コントラストが弱い部分についてはさ
らに弱められることがなくなり、再生画像の画質を向上
させることができる。
【0028】なお、画像信号の所定の基準信号について
は、ダイナミックレンジ圧縮率が略0となるように設定
されているため、この基準信号を画像中の主要な被写体
の濃度に設定することにより、主要な被写体については
ダイナミックレンジ圧縮処理が施されることがなくな
る。一方、画像全体の明るさ調整は、別個に処理を行う
ことにより、ダイナミックレンジ圧縮と明るさ調整との
機能分離が明確となり、明るさ補正等の処理をし易くす
ることができる。
【0029】また、ヒストグラムから算出されたダイナ
ミックレンジが所定の閾値よりも大きい場合にのみ、ダ
イナミックレンジ圧縮処理を施すことにより、ダイナミ
ックレンジが所定の閾値よりも小さい場合にはダイナミ
ックレンジ圧縮処理は施されないこととなる。このた
め、ダイナミックレンジが小さな大面積コントラストの
弱い画像に対してはダイナミックレンジ圧縮処理を行わ
ないようにすることができ、これにより、大面積コント
ラストの弱い画像の大面積コントラストがさらに弱めら
れることを防止することができる。
【0030】また、画像信号を明暗信号に変換し、この
明暗信号をフィルタリング処理するなどしてボケ画像信
号を作成し、このボケ画像信号に対してダイナミックレ
ンジ圧縮処理を施すことにより、処理済画像信号を再生
した画像は、特に画像内の被写体のエッジ部分において
カラー画像と比較して明るさは変化しているものの、色
の再現性は担保されることとなる。したがって、元のカ
ラー画像と比較して不自然さのない画像を得ることがで
きる。
【0031】さらに、ダイナミックレンジ圧縮処理が施
される画像信号のビット幅を処理済画像信号のビット幅
よりも多くとることにより、分解能が不足することによ
る偽輪郭が発生しにくくなり、より高画質な画像を得る
ことができる。
【0032】−発明の実施の形態− 以下、図面を参照して上記のようなデジタリフォトプリ
ントに適用した本発明の実施の形態について説明する。
【0033】図1は本発明による画像再生装置を表す図
である。図1に示すように本発明の実施の形態による画
像再生装置1は、画像読取部1Aと、画像処理部1Bと
からなる。画像読取部1Aは、光源2と、光源2からの
光量を調整するための調光部3と、光源2からの光をR
GBの3色に変換するためのRGBフィルタ4と、RG
Bフィルタ4を透過した光を拡散させてフイルム6に照
射するためのミラーボックス5と、フイルム6を透過し
た光をエリアタイプのCCD8に結像させるためのレン
ズ7とからなるものである。なお、画像読取方式はエリ
アタイプのCCDの代りに、ラインセンサを相対的に移
動する方式でも、ドラムスキャナのようにスポット測光
する方式でもよい。なお、画像読取部1Aにおいては、
CCD8の検出間隔を比較的粗くして先読画像信号SP
を得る先読みと、この先読みの後CCD8の検出間隔を
比較的細かくして本読画像信号SQ を得る本読みとを行
うものである。
【0034】一方、画像処理部1Bは、CCD8におい
て検出されたRGB3色の画像信号を増幅するためのア
ンプ10と、増幅された画像信号をデジタル画像信号にA
/D変換するためのA/D変換手段11と、デジタル画像
信号を濃度信号に変換するためのルックアップテーブル
(LUT)12と、濃度変換されたデジタル画像信号をR
GBの色ごとに記憶するフレームメモリ13R,13G,13
Bと、プレスキャンを行う場合に先読画像信号をRGB
の色ごとに記憶するフレームメモリ14R,14G,14B
と、デジタル画像信号に対して後述するようなグレイバ
ランス、明るさ補正および階調補正を行うLUT15と、
LUT15により処理がなされた画像信号を後述する感光
材料上で適切な色に再現されるような色の信号となるよ
うに補正するマトリクス(MTX)16と、MTX16によ
り補正された信号を明暗信号に変換するためのMTX17
と、明暗信号をボケ信号とするためのローパスフィルタ
(LPF)18と、ボケ信号のダイナミックレンジを圧縮
することにより大面積コントラストを調整するためのボ
ケ画像信号を得るLUT19と、オリジナルの画像信号と
処理済画像信号との加算を行って加算信号Sadd を得る
加算手段20と、加算信号Sadd のコントラスト(すなわ
ち大面積コントラストおよび局所的コントラスト)を補
正する、すなわち階調処理を行うためのLUT21と、コ
ントラストが補正された信号をD/A変換するためのD
/A変換手段22と、先読画像信号SP の階調を補正する
ためのLUT23と、LUT23により階調が補正された先
読画像信号SP をD/A変換するためのD/A変換手段
24と、D/A変換がなされた先読画像信号SP を可視像
として再生するためのCRT25と、CRT25に表示され
た画像の最終的なパラメータを設定するために画像を操
作するためのマウス26と、先読画像信号SP から後述す
るようにヒストグラムを算出し、このヒストグラムに基
づいて、LUT15,19,21,23を調整するためのパラメ
ータを設定するオートセットアップアルゴリズム27から
なるものである。
【0035】ここで、LUT12は原画図に存在する濃度
域を飽和させずに変換する透過率−濃度変換テーブルで
ある。LUT15は、グレイバランス、明るさ補正および
階調補正を行うものであり、図2(a)に示すようなグ
レイバランス調整テーブル、図2(b)に示す明るさ補
正テーブルおよび図2(c)に示すγ補正テーブルがカ
スケード接続されてなるものである。LUT19は、図3
(a)〜(e)に示すような所定の傾きαを有するダイ
ナミックレンジ圧縮テーブルが記憶されてなるものであ
る。なお、ここでαは負の値をとるものである。このダ
イナミックレンジ圧縮テーブルは後述するように先読画
像信号SP に基づいて算出されるものである。LUT21
は図4に示すように非線形の階調変換テーブルとなって
おり、入力される信号と再生画像との関係を表すものと
なっている。LUT23は図5に示すように線形の階調変
換テーブルデータを記憶するものである。この階調変換
テーブルデータの傾きは、1+αとなっている。
【0036】一方、MTX16は読み取られた画像信号を
適切な色に仕上げるためのマトリクスであり、フイルム
6が有する分光特性と最終的に画像が再生される感光材
料の分光特性との組合わせで適切な色に再現されるよう
に画像信号を補正するものである。また、MTX17は、
RGBのカラー画像信号を明暗信号に変換するものであ
り、RGBの各画像信号の平均値の3分の1、あるいは
YIQ規定などを用いてカラー画像信号を明暗信号に変
換するものである。
【0037】また、LPF18は、画像信号を2次元的に
ぼかすためのボケマスクフィルタであり、図6に示すよ
うな特性を有する。ここで、ボケマスクの直径が小さ過
ぎると鮮鋭度が不自然に強調されたり、エッジ部分のオ
ーバーシュートが目立つようになってしまう。一方、主
要被写体が小さいときにボケマスクの効果があまり現れ
なかったり、演算量が多くなって装置の規模が大きくな
ってしまうという欠点が生じる。本出願人による各種シ
ーンに対する実験の結果、135フイルムの場合のマス
クサイズの半値幅の直径はフイルム上で0.3 から3mm
程度(さらに望ましくは0.5 から2mm程度が好まし
い。なお、フイルムサイズが135フイルムよりも大き
い場合は、ボケマスクサイズも大きくした方が好まし
い。
【0038】次いで上記構成の基本的作用を説明する。
【0039】まず画像読取部1Aの光源2から光が発せ
られ、調光部3により所定光量の光とされる。この光量
は例えば予め測定されたフイルム6に記録された画像の
最低濃度点の透過光量が、CCD8の飽和レベルの僅か
に下のレベルとなるように設定される。そしてこの光は
RGBフィルタ4を透過し、ミラーボックス5により拡
散されてフイルム6に照射される。フイルム6に記録さ
れている画像に応じて変調されたフイルム6の透過光は
レンズ7を通じてCCD8に照射され、フイルム6に記
録された画像を表す画像信号に光電的に変換される。な
お、本実施の形態においてはまず先読画像信号SP を得
るため、CCD8の検出間隔は比較的粗いものに設定さ
れる。ここで、RGBフィルタ4をR、G、Bと切り換
えることによりカラー画像を表す3色の先読画像信号S
P が得られ、画像処理部1Bに送られる。画像処理部1
Bにおいては以下の処理がなされる。
【0040】画像読取部1Aにおいて得られた先読画像
信号SP は微弱であるため、アンプ10により増幅された
後にA/D変換器11においてデジタル先読画像信号SP
に変換される。デジタル画像信号SP はLUT12により
濃度信号に変換されてフレームメモリ14R,14G,14B
にそれぞれ記憶される。
【0041】次いで、フレームメモリ14R,14G,14B
に記憶された先読画像信号SP が読み出されてオートセ
ットアップアルゴリズム27およびLUT23に入力され
る。オートセットアップアルゴリズム27においては、以
下の処理が行われる。
【0042】まず、先読画像信号SP のヒストグラムが
算出される。図7は先読画像信号SP のヒストグラムを
表す図である。図7に示すヒストグラムにおいて、まず
RGB各色の最高輝度Ymaxと最低輝度Yminとを
求め、この最高輝度Ymaxと最低輝度Yminとに基
づいて、LUT15において行われる図2(a)に示すグ
レイバランス調整テーブルが設定される。
【0043】また、このヒストグラムに基づいて、LU
T19において行われるダイナミックレンジ圧縮処理のた
めのダイナミックレンジ圧縮テーブルの設定がなされ
る。このテーブルの設定は以下のようにして行う。
【0044】画像信号と最終的なプリント濃度との関係
は以下のようになる。すなわち、信号値とプリント濃度
との関係を表すLUT21の階調曲線において、被写体が
つぶれることなく再現できる領域は図4の領域Gであ
る。したがって、デジタル画像信号においては、画像に
含まれる被写体がこの領域Gから外れてしまっている
と、キャッチライトのような信号値の高い部分が白くな
り、信号値の低い部分が黒くなってしまって、像がとん
だりあるいはつぶれたりしてしまうものである。そこで
本発明は以下のようにダイナミックレンジ圧縮率を設定
することによりこのような明る過ぎる部分および暗過ぎ
る部分がつぶれることなく感光材料にプリントできるよ
うにするものである。
【0045】まず、図7に示すヒストグラムから求めら
れたダイナミックレンジに基づいて、ダイナミックレン
ジ圧縮率が設定される。これは、図7に示すヒストグラ
ムにより求められた先読画像信号SP の最高輝度Yma
xと最低輝度Yminとの差であるダイナミックレンジ
が、図4に示すLUT21のYmax′とYmin′との
間の範囲Gの信号となるような圧縮率が設定されるもの
である。すなわち、画像信号のダイナミックレンジがY
max′とYmin′との間の範囲Gよりも大きいと、
画像信号のYmax′よりも信号値が大きな部分(明
部)に対応する階調曲線γは値が収束しているため、再
生画像において明部がつぶれてしまう。また逆に画像信
号のYmin′よりも信号値が小さな部分(暗部)に対
応する階調曲線γも値が収束しているため、再生画像に
おいて暗部がつぶれてしまう。したがって、この明部お
よび暗部のつぶれを生じないように、明部および暗部の
ダイナミックレンジ圧縮率αl ,αd を設定するもので
ある。すなわち、先読画像信号の最高輝度Ymaxの近
傍の信号がYmax′内に収まるように、かつ最低輝度
Yminの近傍の信号がYmin′内に収まるようにダ
イナミックレンジ圧縮率αl ,αd が設定される。
【0046】さらに、画像全体のダイナミックレンジ圧
縮率αは図8に示すような関数α(DR)(DRはダイ
ナミックレンジ)により行う。この関数α(DR)は、
画像信号のダイナミックレンジが閾値DRthよりも小
さい場合は、圧縮率が0すなわちダイナミックレンジ圧
縮処理を行わないものである。これはダイナミックレン
ジが小さく、画像の大面積コントラストが小さい場合に
は、ダイナミックレンジ圧縮処理を施すと、さらに画像
の大面積コントラストが小さくなり、かえって再生画像
が見にくくなってしまうからである。ここで、画像の中
に存在するキャッチライトなどの明部の画像について
は、ダイナミックレンジ圧縮処理により階調を出すより
も、再生画像上の最低濃度をとばしたほうがよい。この
ため図8においてはダイナミックレンジがDRmaxよ
りも大きい値の時には、αは下限値αmaxにおいてク
リップしている。
【0047】次いで、LUT19におけるダイナミックレ
ンジ圧縮を行うためのテーブルの設定を行う。まず、図
8に基づいて求められた圧縮率αにより、画像全体につ
いてのダイナミックレンジ圧縮テーブルを設定する。画
像全体のダイナミックレンジ圧縮テーブルは図3(a)
に示すように、画像信号を変数とした単調減少関数であ
り、信号値Y0を中心としたその傾斜αの大きさにより
ダイナミックレンジ圧縮テーブルの関数f(α)が設定
される。ここで、信号値Y0の値としては、例えばカラ
ー画像に含まれる被写体が人物である場合、肌色と略同
一の濃度である0.50〜0.70の間の値、好ましく
は0.6に設定される。このように、信号値Y0の値を
設定すると、ダイナミックレンジ圧縮はその濃度の明る
さ補正に対して影響を及ぼさないため、明るさ補正とダ
イナミックレンジ圧縮処理との機能の分離が明確にな
り、その結果オートセットアップアルゴリズム27におけ
るパラメータが設定し易くなるためである。さらに、明
るさ補正処理が主要部の明るさを適正に調整できなかっ
たときには、ダイナミックレンジ圧縮処理は主要部をY
0に近い値とするように作用するというメリットも得ら
れる。
【0048】一方、図3(b)、(c)に示すように、
画像信号値が大きい側すなわち明るい側のダイナミック
レンジ圧縮テーブルの関数fl (αl )および画像信号
値が小さい側すなわち暗い側のダイナミックレンジ圧縮
テーブルの関数fd (αd )が設定される。これは、上
述したように設定したダイナミックレンジ圧縮率αl
αd により定められる関数である。
【0049】そしてこのようにして求められたf
(α)、fl (αl )およびfd (αd )を下記の式
(1)により加算し、LUT21において設定される最終
的なダイナミックレンジ圧縮テーブルの関数ft (α)
を設定する。
【0050】 ft (α)=f(α)+fl (αl )+fd (αd ) (1) ここで、関数fl (αl )およびfd (αd )が図3
(d),(e)に示すような関数の場合、関数が点Pお
よび点Qにおいて不連続となっているため、この点P,
Qに相当する濃度領域に、元の画像にはとくに輪郭は存
在しないにも拘わらず処理済画像にアーチファクトが生
じる場合がある。このため、関数fl (αl )およびf
d (αd )を図3(c),(d)に示すように、点P,
Qにおいて微係数が連続するような関数にすることによ
り、アーチファクトの発生を防止することができる。
【0051】ここで、関数fl (αl )およびfd (α
d )はY0を端点とする直線である。なお、アーチファ
クトの発生を抑制するために、図3(b),(c)に示
すように微係数が連続する関数とすることが好ましい。
【0052】そして、このようにしてダイナミックレン
ジ圧縮率が設定されると、このダイナミックレンジ圧縮
率により先読画像信号SP に対してダイナミックレンジ
圧縮処理を行い、さらにダイナミックレンジ圧縮処理が
施された先読画像信号SP をLUT23に入力し、ここで
階調処理を施し、さらにD/A変換器24によりD/A変
換されてモニタ25に先読画像信号SP を可視像として表
示する。ここで、モニタ25に表示する画像は先読画像信
号SP に基づく画像であり、ダイナミックレンジ圧縮の
効果を表示画像に反映させることが必要である。しかし
ながら、先読画像信号SP に対してダイナミックレンジ
圧縮処理を施すと、システムの規模が大きくなってしま
うという問題がある。モニタ25に表示する画像として
は、図5に示すような、ダイナミックレンジ圧縮率α+
1を傾きとする単純な階調変換テーブルにより先読画像
信号SP を階調変換してモニタ25に表示するのみで、ダ
イナミックレンジ圧縮率の確認を行うには十分である。
したがって、図5に示すような階調変換テーブルをLU
T23に記憶しておき、先読画像信号SP に対してダイナ
ミックレンジ圧縮処理を行うことなく、この階調変換テ
ーブルにより階調変換処理を施してモニタ25に表示する
ことにより、システムの規模を大きくすることなく、ダ
イナミックレンジ圧縮率をモニタ25により確認すること
ができる。
【0053】図9は、先読画像信号SP がモニタ25に表
示された状態を表す図である。モニタ25には表示された
画像の圧縮率を、マウス26により調整するための調整部
25Aが表示されており、これをマウス26により調整して
モニタ25に表示されている先読画像信号SP により表さ
れる画像のシーンの判別を行い、ダイナミックレンジ圧
縮率の微調整を行う。そしてここで調整されたダイナミ
ックレンジ圧縮率はオートセットアップアルゴリズム27
に入力され、これによりLUT19におけるダイナミック
レンジ圧縮テーブルが最終的に設定される。
【0054】なお、本実施の形態においては、モニタ25
に表示された画像をオペレータが観察してオートセット
アップアルゴリズム27により設定された圧縮率を調整す
るようにしているが、オートセットアップアルゴリズム
27が画像のシーンの判別も行い、自動的にダイナミック
レンジ圧縮率を調整するようにしてもよい。
【0055】そしてこのようにしてオートセットアップ
アルゴリズム27により、LUT15,19,21の設定が終了
すると、本読みが行われる。
【0056】まず画像読取部1Aの光源2から光が発せ
られ、調光部3により所定光量の光とされる。なお、本
読の場合、調光部3の光量はフレームメモリ14R,14
G,14Bに記録された先読画像信号SP の値に応じて設
定されている。そしてこの光はRGBフィルタ4を透過
し、ミラーボックス5により拡散されてフイルム6に照
射される。フイルム6に記録されている画像に応じて変
調されたフイルム6の透過光はレンズ7を通じてCCD
8に照射され、フイルム6に記録された画像を表す画像
信号に光電的に変換される。なお、この場合は本読画像
信号SQ を得るため、CCD8の検出間隔は比較的細か
いものに設定される。ここで、RGBフィルタ4をR、
G、Bと切り換えることによりカラー画像を表す3色の
本読画像信号SQ が得られ、画像処理部1Bに送られ
る。画像処理部1Bにおいては以下の処理がなされる。
【0057】画像読取部1Aにおいて得られた本読画像
信号SQ は微弱であるため、アンプ10により増幅された
後にA/D変換器11においてデジタル本読画像信号SQ
に変換される。デジタル本読画像信号SQ はLUT12に
より濃度信号に変換されてフレームメモリ13R,13G,
13Bにそれぞれ記憶される。
【0058】次いで、フレームメモリ13R,13G,13B
に記憶された本読画像信号SQ が読み出されて、LUT
15により、オートセットアップアルゴリズム27において
定められた図2(a),(b),(c)に示すグレイバ
ランステーブル、明るさ補正テーブルおよび階調補正テ
ーブルによりそれぞれグレイバランスの補正、明るさの
補正および階調の補正が行われる。このように、LUT
15により補正がなされた本読画像信号SQ はMTX16に
入力され、ここで色の補正がなされる。ここでMTX16
は上述したようにフイルム6が有する分光特性と最終的
に画像が再生される感光材料の分光特性とを合わせて色
が再現されるようにデジタル画像信号を補正するもので
ある。MTX16により色補正がなされたデジタル本読画
像信号SQ は、加算手段20に入力される一方で、MTX
17に入力される。MTX17においては、RGB信号から
明暗信号が生成される。この明暗信号の生成は、RGB
の各画像信号の平均値の3分の1、あるいはYIQ規定
などを用いてカラー画像信号を明暗信号に変換するもの
である。例えば、YIQ規定により明暗信号を求める場
合は、下記の式(2)によりYIQ規定のY成分のみを
RGBの信号値に基づいて算出することにより行う。
【0059】 Y=0.3R+0.59G+0.11G (2) このようにして得られた明暗信号は次いでLPF18によ
りボケマスク信号に変換される。そしてこのボケマスク
信号はLUT19に入力され、前述したオートセットアッ
プアルゴリズム27により設定されたダイナミックレンジ
圧縮の関数ft(α)に基づいて、ダイナミックレンジ
圧縮処理が行われる。そしてダイナミックレンジ圧縮処
理が施された本読画像信号SQ は加算手段20に入力さ
れ、MTX16において色補正がなされた本読画像信号と
加算され、加算信号Sadd が得られる。この加算信号S
add は画像の低周波成分のダイナミックレンジが圧縮さ
れたものとなっている。そしてこのようにして得られた
加算信号Sadd はLUT21に入力され、ここで最終的な
出力媒体(例えば感光材料など)に合わせた階調処理が
施され処理済画像信号が得られる。
【0060】ここで、処理済画像信号の周波数特性を図
10に示す。図10に示すように、LPF18の通過帯域は、
大面積コントラストに相当する。一方、局所的なコント
ラストは、LPF18の通過帯域よりも高周波成分である
ため、LUT19によっては圧縮されないこととなる。し
たがって、処理済画像信号を再生することにより得られ
る画像は、局所的なコントラストを維持した状態で、ダ
イナミックレンジ圧縮処理を行うことができ、アナログ
面露光での覆い焼きに相当する画像処理を行うことが可
能となる。
【0061】ここで、画像処理部1Bにおける画像信号
のビット数を図11に示す。画像信号のビット数は画像の
階調分解能を定める重要なものである。画像の階調分解
能が低いと再生された画像にアーチファクトが発生して
しまう。例えば、図11(a)に示すように、画像信号を
すべて8ビット(256階調)で演算を行った場合に
は、再生した画像にアーチファクトが発生してしまうこ
とがある。これは、LUT21において、階調をたてる処
理を行った際に、LUT19の出力の1LSBが拡大され
ることにより、偽輪郭が視認されてしまうことによるも
のである。例えば、図12(a)に示すように、ダイナミ
ックレンジ圧縮率が1/4である場合を考えると、8ビ
ットの画像信号の1LSBをLUT21により階調変換す
ると、例えばLUT21のγの値が1.5のときには、処
理済の信号において1LSB当たりの信号の変化量が略
1.5倍となるため、再生画像において階段状の模様が
目立つものとなってしまう。これに対して図11(b)に
示すように、LUT21に入力される前の画像信号をビッ
ト数変換回路30により8ビットから10ビットに変換して
LUT21において階調処理を行い、再度8ビットに戻す
ことにより、アーチファクトの発生を抑制することがで
きる。すなわち、図12(b)に示すように、10ビットの
画像信号の場合は、LUT19による処理後の1LSB
は、8ビットの場合の1/4となり、これによりLUT
21により階調変換された信号もダイナミックレンジ圧縮
信号の1.5×1/4倍となる。したがって、LUT19
によりダイナミックレンジ圧縮処理が施される画像信号
のビット数を10ビット以上とすることにより、8ビット
で処理を行うものと比較して、アーチファクトの発生を
防止することができる。
【0062】ところで、覆い焼き処理においては、ボケ
マスクとして用いる超低周波数信号のダイナミックレン
ジ圧縮処理を行なうので、偽輪郭が発生しやすいという
問題がある。この問題を解決するため、乱数発生回路を
用いて乱数信号を発生させ、それを入力データに加算し
て量子化誤差を軽減する方法が知られているが、乱数発
生回路を必要とするため、回路構成が大規模、複雑かつ
高価になってしまう。本発明では、極めて簡単な構成
で、乱数を加算するのと同等の効果のある方法を採用し
ている。
【0063】すなわち、図13に示すように、8ビットの
入力データに2ビット加えて10ビットの出力データと
する図11(b)のビット数変換回路30として、8ビット
の入力データ(0,1...7)を、10ビットのデー
タの上から8ビットのデータとし、その8ビットのデー
タの最下位桁部分(0,1)のデータをその10ビット
のデータの末尾の2ビットのデータとして採用するもの
である。なお、付加するデータは下2桁に限らず、1桁
でもよいしあるいは3桁でもよい。それは対象とする画
像の必要とするデータ精度に応じて適宜選択し得るもの
である。
【0064】このようにデータを変換することにより、
10ビットのデータとしては最下位桁部分(0,1)に
単なる2ビットの追加データ「00」を付加されるので
はなく、ランダムな2桁のデータが付加されるため、こ
こでの量子化誤差を軽減し、偽輪郭発生を防止すること
ができる。
【0065】このようにして得られた処理済画像信号
は、D/A変換器22に入力されてアナログ信号に変換さ
れる。D/A変換器22により変換されたアナログ信号は
図14に示す現像部100 に入力される。現像部100 におい
ては以下の処理がなされる。
【0066】画像処理部1Bより出力された画像信号
は、図示しないAOMドライバに転送される。AOMド
ライバは、転送された画像情報に応じて光ビームを変調
するように、画像露光部98の音響光学変調器(AOM)
104 を駆動する。
【0067】一方、画像露光部98は、光ビーム走査(ラ
スタースキャン)によって感光材料Aを走査露光して、
画像情報の画像を感光材料Aに記録するものであり、図
14にに示すように、感光材料Aに形成されるR感光層の
露光に対応する狭帯波長域の光ビームを射出する光源10
2 R、以下同様にG感光層の露光に対応する光源102
G、およびB感光層の露光に対応する光源102 Bの各光
ビームの光源、各光源より射出された光ビームを、それ
ぞれ記録画像に応じて変調するAOM104 R,104 Gお
よび104 B、光偏向器としてのポリゴンミラー96、fθ
レンズ106 と、感光材料Aの副走査搬送手段108 を有す
る。
【0068】光源102 (102 R,102 G,102 B)より
射出され、互いに相異なる角度で進行する各光ビーム
は、それぞれに対応するAOM104 (104 R,104 G,
104 B)に入射する。なお、光源102 としては、感光材
料Aの感光層に対応する所定波長の光ビームを射出可能
な各種の光ビーム光源が利用可能であり、各種の半導体
レーザ、SHGレーザ、He−Neレーザ等のガスレー
ザ等が例示される。また各光ビームを合波する合波光学
系であってもよい。各AOM104 には、AOMドライバ
より記録画像に応じたR,GおよびBそれぞれの駆動信
号r,gおよびbが転送されており、入射した光ビーム
を記録画像に応じて強調変調する。
【0069】AOM104 によって変調された各光ビーム
は、光偏向器としてのポリゴンミラー96に入射して反射
され、主走査方向(図中矢印x方向)に偏向され、次い
でfθレンズ106 によって所定の走査位置zに所定のビ
ーム形状で結像するように調整され、感光材料Aに入射
する。なお、光偏向器は、ポリゴンミラーのみならず、
レゾナントスキャナ、ガルバノメータミラー等であって
もよい。また、このような画像露光部98には、必要に応
じて光ビームの整形手段や面倒れ補正光学系が配備され
ていてもよいのはもちろんである。
【0070】一方、感光材料Aはロール状に巻回されて
遮光された状態で所定位置に装填されている。このよう
な感光材料Aは引き出しローラ等の引き出し手段に引き
出され、カッタによって所定長に切断された後(図示省
略)、副走査手段108 を構成する走査位置zを挟んで配
置されるローラ対108 aおよび108 bによって、走査位
置zに保持されつつ主走査方向と略直交する副走査方向
(図中矢印y方向)に副走査搬送される。ここで、光ビ
ームは前述のように主走査方向に偏向されているので、
副走査方向に搬送される感光材料Aは光ビームによって
全面を2次元的に走査され、LUT19により処理がなさ
れた画像信号により表される画像情報の画像が記録され
る。
【0071】露光を終了した感光材料Aは、次いで搬送
ローラ対110 によって現像部100 に搬入され、現像処理
を施され仕上りプリントPとされる。ここで、例えば感
光材料Aが銀塩写真感光材料であれば、現像部100 は発
色・現像槽112 、漂白・定着槽114 、水洗槽116 a,11
6 bおよび116 c、乾燥部118 等より構成され、感光材
料Aはそれぞれの処理槽において所定の処理を施され、
仕上りプリントPとして出力される。
【0072】図14に示す実施の形態においては、光ビー
ムをAOM104 によって変調した構成であったが、これ
以外にも、光源がLD等の直接変調が可能なものであれ
ば、これによって光ビームを記録画像に応じて変調して
もよい。また、副走査搬送手段も走査位置を挟んで配置
される2組のローラ対以外に、走査位置に感光材料を保
持する露光ドラムと走査位置を挟んで配置される2本の
ニップローラ等であってもよい。
【0073】さらに、上述した光ビーム走査以外にも、
ドラムに感光材料を巻き付けて、光ビームを一点に入射
して、ドラムを回転すると共に軸線方向に移動する、い
わゆるドラムスキャナであってもよい。また、光ビーム
走査以外にも、面光源と液晶シャッタとによる面露光で
あってもよく、LEDアレイ等の線状光源を用いた露光
であってもよい。また図14では、感光材料は露光前にシ
ート状にカットされるようになっているが、ロールのま
ま露光して現像部100 の前または後でカットするように
してもよい。
【0074】このようにして、現像部100 において可視
像として再生される画像は、元のカラー画像が逆光のシ
ーンであっても被写体である人間が黒くつぶれてしまう
こともなく、また明るい背景の部分の像がとんでしまう
こともなくなる。さらに、ストロボを用いた撮影により
得られた画像であっても、近くに写る人物や背景などが
つぶれることなく画像を再生することができ、適切なダ
イナミックレンジ圧縮処理が施されたものとなる。
【0075】また、照明光源の輝度分布を制御すること
により覆い焼きを行う場合は、MTX17の係数の選択に
より色再現性のコントロールを行うしか方法がないた
め、色再現性を調整しようとするとエッジ部分は明るさ
と色再現性とが同時に変化してしまい不自然なプリント
になってしまう。しかしながら、MTX17をカラー信号
を明暗信号に変換するものとしたため、被写体のエッジ
部分の明るさは変化するものの、色再現性は変化しない
ため、自然な仕上りのプリントを得ることができる。さ
らに、LUT21を非線形なものとしたため、原画フイル
ムの特性の非線形な部分(例えばオーバー部分、アンダ
ー部分など)の階調補正も可能なものとなる。また、鮮
鋭度強調のための処理ブロックを加えることにより画像
の局部的なコントラストを強調することができる。
【0076】なお、上記実施の形態においては、プレス
スキャンを行って先読画像信号SPを得、この先読画像
信号SP に基づいてオートセットアップアルゴリズム27
により、LUT15,19,21のテーブルの設定を行うよう
にしているが、プレスキャンを行わなくとも、本実施の
形態における本読画像信号SQ に相当する信号を1回の
読取りにより得、この画像信号に基づいてオートセット
アップアルゴリズム27により、LUT15,19,21のテー
ブルの設定を行うようにしてもよい。
【0077】さらに、図15に示すように、フレームメモ
リ13R,13G,13Bに記憶された本読画像信号SQ に対
して、3×3あるいは5×5サイズの非鮮鋭マスク30に
よりフィルタリング処理を施して、本読画像信号SQ
ボケマスク信号Susを得、このボケマスク信号Susを減
算手段31において、オリジナルの画像信号から減算して
差信号を得、この差信号に対してゲインH32において所
定の強調係数を乗じて、加算手段20においてオリジナル
の画像信号、およびLUT19においてダイナミックレン
ジ圧縮処理が施された画像信号とともに加算して、LU
T21に入力して階調処理を施し、処理済画像信号を得る
ようにしてもよい。この処理は、非鮮鋭マスク処理(い
わゆるボケマスク処理)であり、オリジナルの画像信号
をSorg、非鮮鋭マスクにより処理されたボケマスク信
号をSus、強調係数をβ、ボケマスク処理がなされた信
号をSprocとしたとき、下記の式により表されるものと
なる。
【0078】Sproc=Sorg +β(Sorg −Sus) このようなボケマスク処理をさらに施すことにより得ら
れる処理済画像信号の周波数特性を図16に示す。図16に
示すように、処理済画像信号の周波数特性は、上述した
ダイナミックレンジ圧縮処理により低周波成分Lのダイ
ナミックレンジが圧縮されるとともに、高周波成分Hが
より強調されたものとなる。したがって、再生画像の鮮
鋭度を強調された画像を得ることができることとなる。
【0079】なお、上述したダイナミックレンジ圧縮処
理のための圧縮率は、画像信号の信号値の比較的高い部
分(ハイライト)、信号値の比較的低い部分(シャド
ウ)および/または前記画像信号の全体のそれぞれに応
じたダイナミックレンジ圧縮率を設定されるが、単純に
圧縮カーブを直線に設定すると、ハイライトとシャドウ
において圧縮の効果が最大になる。シャドウの圧縮によ
り画像中の黒い部分が明るくなり、覆い焼きの効果が得
られるが、これは場合によっては、「黒がしまらない」
こととなり、「黒のしまり」が欲しいとき(例えば、結
婚式の時の紋付や黒い服、夜景等は真っ黒に仕上げて欲
しいもの)は、逆効果である。
【0080】したがって、このような場合は、覆い焼き
の効果として、ハイライト付近を強く圧縮し、ミドルか
らシャドウ付近の圧縮効果を抑えるような圧縮が望まれ
る。したがって、圧縮率を画像濃度(信号値)に応じて
規定する圧縮カーブとして、例えば、図17のように原点
から急勾配で斜めに延びる直線Aと、横軸と平行に延び
た直線Bを2つの漸近線とした曲線Cのようにすること
により、単調増加で、かつミドルからシャドウにかけて
傾きが0に近づく特性をもたせることができ、ハイライ
ト付近の圧縮は実現しつつ、シャドウ部の黒のうきを抑
えた覆い焼きを実現することができる。
【0081】図17のような圧縮カーブは、水平な漸近線
の値(圧縮率)をαとしたとき、横の画像濃度をx軸、
縦の圧縮率をy軸としたとき、例えば下記の関数の式で
表すことができる。
【0082】y=2×α×{x×(exp(1/x)−
1)/(exp(1/x)+1)} また、単純に圧縮カーブを直線に設定すると、場合によ
っては、「白の抜け」が悪い(白が真っ白にならない)
こととなり「白の抜け」が欲しいときは、逆効果であ
る。この場合には、覆い焼きの効果として、ハイライト
付近の圧縮を抑え、シャドウ付近の圧縮を強くするよう
な圧縮が望まれる。したがって、圧縮カーブとしては、
例えば、図18のように原点から緩やかに斜めに延びる直
線Dと、その途中から急勾配で斜めに延びる直線Eを2
つの漸近線とした曲線Fのようにすることにより、単調
増加で、かつハイライト付近では小さい傾きをもち、シ
ャドウ付近では急勾配の傾きの特性をもたせることがで
き、シャドウ部の圧縮は実現しつつ、ハイライト付近の
圧縮を抑えて白の抜けの良い覆い焼きを実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像読取装置の実施の形態を表す
【図2】LUT15において行われるグレイバランス調
整、明るさ補正、階調変換のテーブルを表す図
【図3】LUT19において行われるダイナミックレンジ
圧縮処理を行うためのテーブルを表す図
【図4】LUT21において行われる階調変換を行うため
のテーブルを表す図
【図5】LUT23において行われる階調変換を行うため
のテーブルを表す図
【図6】ローパスフィルタの形状を表す図
【図7】画像信号のヒストグラムを表す図
【図8】ダイナミックレンジとその圧縮率の関係を表す
【図9】モニタに表示される画像の例を表す図
【図10】処理済画像信号の周波数特性を表す図
【図11】8ビット信号による画像処理および10ビット
信号による画像処理を行うための装置を表す図
【図12】8ビットの画像信号および10ビットの画像信
号を表す図
【図13】ビット数変換回路の一例を表す図
【図14】現像処理部を表す図
【図15】ボケマスク処理をさらに行うための画像処理
部を表す図
【図16】ボケマスク処理をさらに行うことにより得ら
れた処理済画像信号の周波数特性を表す図
【図17】圧縮率を画像濃度(信号値)に応じて規定す
る圧縮カーブの望ましい一例を表す図
【図18】圧縮率を画像濃度(信号値)に応じて規定す
る圧縮カーブの望ましい他例を表す図
【符号の説明】
2 光源 3 調光部 4 RGBフィルタ 5 ミラーボックス 6 フイルム 7 レンズ 8 CCD 10 アンプ 11 A/D変換器 15,19,21,23 LUT 13R,13G,13B,14R,14G,14B フレームメモ
リ 16,17 MTX 18,30 ローパスフィルタ(LPF) 20 加算手段 22,24 D/A変換器 25 モニタ 26 マウス 27 オートセットアップアルゴリズム 40 ビット数変換回路 100 現像部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のビット数のデジタル画像信号にビ
    ット数を増す処理を施すことにより、前記デジタル画像
    の偽輪郭あるいはトーンジャンプを軽減する方法におい
    て、 前記デジタル画像信号の最下位桁部分のデータ
    を、該デジタル画像信号に、該デジタル画像信号の最下
    位桁より下の桁として加えることを特徴とするデジタル
    画像信号処理方法。
  2. 【請求項2】 前記デジタル画像信号に加えられる前記
    デジタル画像信号の最下位桁部分のデータが、最下位の
    桁のみのデータであることを特徴とする請求項1記載の
    デジタル画像信号処理方法。
  3. 【請求項3】 前記デジタル画像信号に加えられる前記
    デジタル画像信号の最下位桁部分のデータが、最下位の
    桁と、最下位より1桁上の桁のみのデータであることを
    特徴とする請求項1記載のデジタル画像信号処理方法。
  4. 【請求項4】 前記所定のビット数が8ビットで、前記
    デジタル画像信号の最下位桁部分が、最下位と最下位よ
    り1桁上の2ビットのデータであることを特徴とする請
    求項1または3記載のデジタル画像信号処理方法。
  5. 【請求項5】 所定のビット数のデジタル画像信号に該
    デジタル画像信号の最下位桁部分のデータを、該デジタ
    ル画像信号の最下位桁より下の桁として加える手段を備
    えてなり、該デジタル画像信号にビット数を増す処理を
    施すことにより該デジタル画像の偽輪郭あるいはトーン
    ジャンプを軽減することを特徴とするデジタル画像信号
    処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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