JP2007211354A - ポリエステルモノフィラメントおよびケーブル保護スリープ - Google Patents

ポリエステルモノフィラメントおよびケーブル保護スリープ Download PDF

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Abstract

【課題】優れた難燃特性と低ドリップ性を保持し、物理特性の低下が少なく、十分な物理特性を持つポリエステルモノフィラメントおよびこのポリエステルモノフィラメントを使用したケーブル保護スリーブ。
【解決手段】ポリエステル系樹脂組成物からなるモノフィラメントであって、前記樹脂組成物中にRSiO0.5、RSiO1.0、RSiO1.5およびSiO2.0で示される単位の少なくともいずれかから構成されるシリコーン系化合物を含有してなり、前記シリコーン化合物のRで示される有機基が芳香環を含み、且つこの芳香環の含有量がシリコーン系化合物を構成する全有機基に対してモル比で80%以上であり、シリコーン系化合物に含まれるシラノール基が重量比で2重量%以上10重量%以下であり、前記ポリエステル系樹脂組成物とシリコーン系化合物の配合比が重量比で100:0.1以上100:10未満であるポリエステルモノフィラメント。
【選択図】なし

Description

本発明は、新規特性を有するポリエステルモノフィラメントおよびこのポリエステルモノフィラメントを使用したケーブル保護スリーブに関するものである。さらに詳しくは、高い難燃性と優れた低ドリップ性を有し、且つケーブル保護スリーブとして十分な物理特性を持つポリエステルモノフィラメントおよびケーブル保護スリーブに関するものである。
ポリエステルモノフィラメントの素材樹脂であるポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂は、力学特性、加工性、価格等が汎用的であり、工業用織物や電材用途などに多く使用されている。また、近年では、ポリ乳酸が非石油系ポリエステル樹脂として上市され始めており、これらのポリエステル樹脂からなるポリエステルモノフィラメントの有用性は益々高まっている。
それに伴い、ポリエステルモノフィラメントには、火災予防の点で難燃特性が重要視されている。例えば、電源ケーブルや信号伝達ケーブルなどを外部からの衝撃や応力等から保護するために、モノフィラメントを製紐したチューブ状のケーブル保護スリーブ(以下、単に保護スリーブと表現することもある)が、車両、家電製品、航空機等に使用されており、この保護スリーブには、従来から難燃性を付与させていないポリエステル樹脂製モノフィラメント、ポリアミド樹脂製モノフィラメント、ポリオレフィン樹脂製モノフィラメントなどが使われてきた。しかし、最近の保護スリーブは、高電圧、高温環境下で使用されることが多く、用途が自動車の場合には、エンジンルーム内などの高温環境で使われるばかりか、最近普及が進んでいるハイブリッドカーにおいては高電圧ケーブルを保護することとなるために、火災予防の点から保護スリーブの難燃性はますます必要不可欠となってきている。
難燃特性の付与技術は現在までに数多く提案さている。例えば、ポリオレフィン樹脂を難燃化する手法として、水酸化マグネシウムや尿素の添加により、有機ハロゲン化化合物を使用しない方法が提案されているが、この場合には物理特性が著しく低下するため、保護スリーブとして実用に耐えられるものではなかった。
他の難燃化樹脂として多くの提案がなされているものとして、ポリアミド樹脂があるが、ポリアミド樹脂製モノフィラメントから構成される保護スリーブは、柔軟性の点で非常に良好な特性を有し、保護スリーブ加工性やケーブルの通線性が非常に良いものの、耐薬品性や吸湿寸法安定性が悪いため、過酷な環境下で使用される保護スリーブの場合には適さない。
一方、耐熱性や耐薬品性に優れる樹脂として、ポリフェニレンサルファイド(以下PPSと表現する)が知られているが、PPSモノフィラメントを使用した保護スリーブは、耐久性に優れるものの柔軟性に欠けるため、保護スリーブ装着ケーブルの配線作業性やケーブルの通線性が悪いという問題があった。また、柔軟性改善策として、PPS繊維の単糸直径を細くしたマルチフィラメントを用いた場合には、柔軟性は改善されるが、逆に単糸直径が細いことに起因して、擦過による摩擦や摩耗に対する耐久性が低下するため、接着剤やゴムなどの表面処理剤によるコーティングが必要となり、大幅なコストアップにつながるという問題があった。
上記樹脂の他に、ポリエステル製の保護スリーブが採用されており、この場合の難燃性付与方法としては、有機ハロゲン化化合物または三酸化アンチモンを添加する方法が採用されている。しかしながら、これらの方法で難燃化された難燃性ポリエステルは、燃焼時に有害なハロゲン化ガスを発生するという問題があった。また、その燃焼挙動はドリップ(溶融滴下)型であるため、ドリップにより他の素材への付着し、特に人体へ付着した場合は火傷するという危険性もあった。
他の難燃特性付与方法としては、シリコーン化合物を添加することにより有害なガスを発生させずに難燃性を付与する試みがなされている。
このシリコーン系化合物とは1官能性のRSiO0.5(M単位)、2官能性のRSiO1.0(D単位)、3官能性のRSiO1.5(T単位)、4官能性のRSiO2.0(Q単位)で示される単位のいずれかから構成されるものである。
これらのシリコーン系化合物を利用して難燃性を付与する例として、例えば、M、D、T、Q単位から構成される一般的なシリコーン系化合物を熱可塑性重合体に混合した粉末状重合体混合物(例えば、特許文献1参照)が提案されているが、シリコーン系化合物単独では難燃性の効果が低いため、この特許文献の実施例に記載されているようにハロゲン系難燃剤やリン系難燃剤を併用する必要があり、シリコーン系化合物単独では難燃性を十分に改善することができていなかった。
また、T単位を80%以上含むシリコーン系化合物を熱可塑性非シリコーンポリマーに添加することにより難燃性を付与する溶融加工可能のポリマー組成物(例えば、特許文献3参照)が提案されているが、この場合の熱可塑性非シリコーン系ポリマーとシリコーン系化合物の配合比は10:1以上1:3以下であり、シリコーン系化合物を多量に添加する必要があるため、力学特性の低下や加工性の低下、またコストアップにより汎用性が低下するという問題があった。
さらに、芳香環含有非シリコーン樹脂にD単位とT単位からなるシリコーン系化合物を添加し難燃性を付与する難燃性樹脂組成物(例えば、特許文献3参照)が提案されているが、この場合には、同特許文献の実施例に記載されているように、芳香環含有率の高いポリカーボネートやポリスチレンでは効果があるものの、芳香環含有率の低い樹脂、例えばポリオレフィンやポリエステル系樹脂組成物に適用した場合には、満足な難燃特性やドリップ抑制の効果を発現することができないため、汎用性が低いという問題があり、現状の技術ではポリエステル系樹脂組成物の難燃特性やドリップの抑制、難燃剤添加による力学特性の低下、有毒ガスの発生、汎用性などの問題を解決するには至っていないのが実情である。
特開平−318069号公報 特公昭62−60421号公報 特開平10−139964号公報
本発明の目的は、これまでにない優れた難燃特性と低ドリップ性を保持し、難燃特性を付与しない場合のモノフィラメントと比較して物理特性の低下が少なく、ケーブル保護スリーブとして十分な物理特性を持つポリエステルモノフィラメントおよびこのポリエステルモノフィラメントを使用したケーブル保護スリーブを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明によれば、ポリエステル系樹脂組成物からなるモノフィラメントであって、前記樹脂組成物中にRSiO0.5、RSiO1.0、RSiO1.5およびSiO2.0(Rは有機基)で示される単位の少なくともいずれかから構成されるシリコーン系化合物を含有してなり、前記シリコーン化合物のRで示される有機基が芳香環を含み、且つこの芳香環の含有量がシリコーン系化合物を構成する全有機基に対してモル比で80%以上であり、シリコーン系化合物に含まれるシラノール基が重量比で2重量%以上10重量%以下であり、前記ポリエステル系樹脂組成物とシリコーン系化合物の配合比が重量比で100:0.1以上100:10未満であることを特徴とするポリエステルモノフィラメントが提供される。
なお、本発明のポリエステルモノフィラメントにおいては、
前記ポリエステル系樹脂がポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートおよびポリ乳酸から選ばれた少なくとも1種を主成分とすること、
前記シリコーン系化合物の重量平均分子量が500以上300000以下であること、および
前記シリコーン系化合物が、RSiO1.5の単位を含み、且つこのRSiO1.5の含有量がモル比で87.5%以上であること
が、いずれも好ましい条件として挙げられる。
また、本発明のケーブル保護スリーブは、上記のポリエステルモノフィラメントからなることを特徴とし、なかでも上記のポリエステルモノフィラメントを複数本を引き揃え、製紐してなるケーブル保護スリーブの場合に最良の効果を発現する。
本発明によれば、力学的な低下を抑えて高い難燃特性を有すると共に、ドリップ抑制効果に優れたポリエステルモノフィラメントを得ることができ、さらには本発明のポリエステルモノフィラメントを使用したケーブル保護スリーブは、従来品にない高い難燃特性と耐久性を両立することができる。
以下、本発明を具体的に説明する。
本発明のポリエステルモノフィラメントは、ポリエステル系樹脂からなるモノフィラメントであって、前記樹脂組成物中にRSiO0.5、RSiO1.0、RSiO1.5およびSiO2.0(Rは有機基)で示される単位の少なくともいずれかから構成されるシリコーン系化合物を含有してなり、前記シリコーン化合物のRで示される有機基が芳香環を含み、且つこの芳香環の含有量がシリコーン系化合物を構成する全有機基に対してモル比で80%以上であり、シリコーン系化合物に含まれるシラノール基が重量比で2重量%以上10重量%以下であり、前記ポリエステル系樹脂組成物とシリコーン系化合物の配合比が重量比で100:0.1以上100:10未満であることを特徴とするものである。
本発明でいうポリエステルモノフィラメント構成するポリエステル系樹脂とは、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのジカルボン酸またはそのエステル形成誘導体およびジオールまたはそのエステル形成誘導体から合成されるポリマー、およびポリ−L−乳酸、ポリ−D−乳酸などの非石油系ポリエステル系化合物のことである。
本発明で使用するシリコーン系化合物は、RSiO0.5、RSiO1.0、RSiO1.5およびSiO2.0(Rは有機基)で示される単位の少なくともいずれかから構成されるシリコーン系化合物を含有してなり、前記Rで示される有機基が芳香環を含み、且つ該芳香環の含有量がシリコーン系化合物を構成する全有機基に対してモル比で80%以上であり、難燃特性、ドリップ抑制の観点から芳香環の含有量は好ましくは85%以上、更に好ましくは90%以上のものである。
ここでいう芳香環とは、ベンゼン環、縮合ベンゼン環、非ベンゼン系芳香環、複素芳香環などの芳香族に属する環の総称を示す。
この芳香環の含有量は、難燃特性、ドリップ抑制の観点から重要であり、シリコーン系化合物の全有機基に対して芳香環の含有量を高くすることで、シロキサン鎖と有機基の脱離温度が高くなり、燃焼時にシリコーン系化合物の有機基が高温で脱離することにより、ポリエステル系樹脂とポリシロキサン鎖が効率よく架橋構造を形成し、難揮発性成分の炭化成分になるため、難燃特性、ドリップ抑制の効果が高くなるものと推定している。つまり、芳香環の含有量が上記の範囲を下回ると、難燃特性、ドリップ抑制の効果が低くなり、難燃ポリエステルモノフィラメントとして有用に使用することができないため好ましくない。
芳香環としては、耐熱性、汎用性の点から、好ましくはベンゼン環であり、ベンゼン環を含む有機基としてはフェニル基であることが望ましい。
また、本発明のシリコーン系化合物は、シラノール基を重量比で2重量%以上、10重量%以下含有していることが好ましく、更に好ましくは3重量%以上、8重量%以下である。
シリコーン系化合物がシラノール基を含有することにより、燃焼時に効率よくポリエステル系樹脂と架橋構造を形成することができる。
シラノール基が上記の範囲を上回ると、成型時にポリエステル系樹脂と反応し、ゲル化引き起こすため好ましくなく、逆に上記の範囲を下回ると、燃焼時の汎用性が低下し、難燃特性、ドリップ抑制の効果が低くなるため好ましくない。
シラノール基量は、29Si−NMRにおいてシラノール基を含有しない構造由来のSiO2.0、RSiO1.5、RSiO1.0、RSiO0.5のピークの面積(積分値)とシラノール基を含有する構造由来のSi(OH)、SiO0.5(OH)、SiO1.0(OH)、SiO1.5(OH)、RSi(OH)、RSiO0.5(OH)、RSiO1.0(OH)、RSi(OH)、RSiO0.5(OH)、RSi(OH)のピークの面積(積分値)の比から算出することが可能である。
例えば、シリコーン系化合物がRSiO1.5とRSiO1.0(OH)のみからなる場合は、RSiO1.5とRSiO1.0(OH)の積分値の比が1.5(RSiO1.5):1.0(RSiO1.0(OH))であれば下記式1の通り求めることができる。
Figure 2007211354
また、本発明におけるシリコーン系化合物の添加量は、ポリエステル系樹脂とシリコーン系化合物の配合比が重量比で100:0.1以上、100:10未満であり、好ましくは100:0.5以上、100:8.5未満であり、更に好ましくは100:1以上、100:7未満の範囲である。
シリコーン系化合物の添加量が上記の範囲を上回ると、ポリエステルモノフィラメントの力学特性が低下し、逆に上記の範囲を下回ると、難燃特性、ドリップ抑制の効果が低くなるため好ましくない。
なお、本発明で使用するシリコーン系化合物は、重量平均分子量が500以上、300000以下であることが望ましく、好ましくは1000以上、100000以下であり、更に好ましくは6000以上、50000以下である。
シリコーン系化合物の分子量が上記の範囲より低いと溶融粘度が低く、ポリエステル系樹脂への分散性が悪くなり、シリコーン系化合物の分子量が上記の範囲より高くなると溶融粘度が高くなりすぎるため、分散性、操作性の点から好ましくない傾向となる。
また、本発明で使用するシリコーン系化合物は、RSiO1.5で示される単位を含み、且つRSiO1.5の含有量がモル比で87.5%以上であることが好ましく、更に好ましくは90%以上であり、更に好ましくは100%である。
RSiO1.5を高含有率で含むことにより、シリコーン系化合物の耐蒸熱性が向上することから、難燃特性、ドリップ抑制の観点から好ましい結果となる。
次に、本発明のポリエステルモノフィラメントの製造方法について説明する。
ポリエステル系樹脂の製造方法としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートでは一般的な重合方法で製造することができ、例えばアンチモン化合物、チタン化合物、ゲルマニウム化合物、アルミニウム化合物を主たる触媒として、ジカルボン酸及び/またはそのエステル形成誘導体とジオール及び/またはそのエステル形成誘導体からエステル化反応により合成することで製造することができる。
また、ポリ乳酸も既知の任意の重合方法で製造することが可能であり、例えばL−乳酸を原料として用い、一旦、無水環状二量体であるラクチドを生成し、その後開環重合する方法(ラクチド法)で製造することができる。
また、シリコーン系化合物の製造方法としては、一般的な重縮合によって製造することができる。例えばRSiOCl(トリオルガノクロロシラン)、RSiOCl(ジオルガノジクロロシラン)、RSiOCl3(モノオルガノトリクロロシラン)、SiOCl4(テトラクロロシラン)、をモノマーとして用い、目的とするM、D、T、Q単位のいずれかから構成されるシリコーン系化合物をRSiOCl(M単位に相当)、RSiOCl(D単位に相当)、RSiOCl(T単位に相当)、SiOCl(Q単位に相当)、から所望のモル比で酸もしくはアルカリの触媒下で縮合せしめ、シリコーン系化合物を合成する方法で製造することができる。
また、シリコーン系化合物に含有される芳香環の含有量は、前記したモノマーのRを芳香環で置換し、全体のRに対するモル比からの所望の量だけ芳香環を含有したシリコーン系化合物を製造することができる。
さらに、シリコーン系化合物に含有されるシラノール基の含有量は、反応時間によって制御可能であるが、シラノール基を制御するために封鎖剤としてRSiOClやRSiOHをシラノール基と反応させることでシラノール基の含有量を制御することも可能である。
シラノール基の含有量の測定は前記したように、29Si−NMRにより測定可能である。
また、シリコーン系化合物の重量平均分子量は、製造時の反応時間によって制御可能であり、分子量の測定はゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)によって測定することができる。
シリコーン系化合物をポリエステルモノフィラメントに付与する方法としては、例えばシリコーン系化合物をポリエステル系樹脂の重合時に添加する方法、ポリエステル系樹脂とシリコーン系化合物を2軸押し出し機やバンバリーミキサーなどの溶融混練機で付与する方法が挙げられるが、ポリエステルモノフィラメント中にシリコーン系化合物を付与することができればこれに限るものではない。
また、上記特性を有する本発明のポリエステルモノフィラメントの製造方法は、一般のモノフィラメントの製造方法を使用することができ、溶融紡糸、冷却固化、ついで得られた未延伸糸を2段階以上に延伸することを骨子とするがこれらについて以下に説明する。
まず、ジカルボン酸成分とグリコール成分とからなる、極限粘度が0.5以上のポリエステル樹脂ペレットを乾燥後、紡糸機に供給し、ギヤポンプで計量して口金ノズルから溶融押出する。次に、溶融押出された未延伸糸を、40℃以上90℃以下、好ましくは50℃以上80℃以下の冷却浴に導き急冷する。
冷却浴の温度が上記の範囲未満では、未延伸糸が蛇行し、線径バラツキを悪化させる傾向にあるため好ましくない。一方、冷却浴の温度が上記範囲を越えると、未延伸糸の真円性が損なわれ、均一な線径を有するモノフィラメントが得られにくい傾向となるため好ましくない。
ここで使用する冷却浴の冷媒としては、未延伸糸の表面から容易に除去できるものであって、物理的、化学的に本質な変化をポリマーに与えない物質で、上記の冷却液温度範囲において、液状を保持し得るものであれば特に制限はなく、水、パラフィン、エチレングリコール、グリセリン、アルミアルコールおよびキシレンなどが挙げられる。
このようにして得られた未延伸糸は、引き続いて織物用モノフィラメントとして極めて高い引掛強度を得るために2段階以上に延伸される。
ここで、上記の2段階以上の延伸および熱処理に適する熱媒体としては、モノフィラメントの表面から容易に除去できるものであって、物理的、化学的に本質な変化をモノフィラメントに与えない物質であれば如何なるものでもよい。また、加熱装置としては、例えば高沸点の不活性液体を有する液体浴、空気炉、不活性ガス炉、赤外線炉、高周波炉および金属炉などを使用することができる。
本発明のポリエステルモノフィラメントは、1本の単糸からなる連続糸であり、丸、三角、四角、多角形および中空形などの如何なる断面形状のものであってもよい。また、他のポリエステルおよび/またはコポリエステルとの複合モノフィラメントであってもよい。断面の直径は用途によって適宜選択できるが、通常0.025〜0.25mmの範囲が最もよく使用される。
なお、本発明のポリエステルモノフィラメントが、自動車用途などの高温多湿な雰囲気中で使用される可能性のある構成素材として用いられる場合には、ポリエステルの加水分解を抑制する目的で、各種カルボジイミド化合物、エポキシ化合物およびオキサゾリン化合物などをポリエステルモノフィラメントの構成成分として添加することもでき、特に未反応のカルボジイミド化合物を含有したものは高い耐加水分解性が得られる。
このようにして得られたポリエステルモノフィラメントは、高い難燃性と優れた低ドリップ性を有し、燃焼時の有毒ガスの発生や力学特性の低下の問題を解決しており、従来のポリエステルモノフィラメントには見られない安定的な品質を備えている。
すなわち、本発明のポリエステルモノフィラメントを製紐してなるケーブル保護スリーブは、これまでにない高い難燃性能と十分な物理特性を有し、安全性と耐久性を兼備しており、信号伝達ケーブル保護スリーブや車両ケーブル保護スリーブとして極めて優れた効果を発揮する。
以下、実施例を用いて本発明を具体的に説明する。
まず、実施例および比較例におけるシリコーン系化合物の調製を下記の通り行い、得られたシリコーン系化合物を表1、2に示す。なお、表1に示すシリコーン系化合物は実施例で使用するシリコーン系化合物を示しており、表2は比較例で使用するシリコーン系化合物を示している。
<M、D、T、Q単位の割合の調製>
SiOCl(M単位に相当)、RSiOCl(D単位に相当)、RSiOCl(T単位に相当)、SiOCl(Q単位に相当)を所望のモル比にて縮合し、M、D、T、Q単位の割合が異なるシリコーン系化合物を製造した。
<フェニル基、メチル基の割合>
前記したR部分をそれぞれフェニル基、メチル基で置換し、モル比でフェニル基、メチル基の割合の異なるシリコーン系化合物を調製した。
<シラノール基の含有量>
シリコーン系化合物を縮合する際の反応時間を各々調整して、シリコーン系化合物を得た。得られたシリコーン系化合物を29Si−NMRにより溶媒としてCDCl、標準物質としてTMS(テトラメチルシラン)用いて、積算回数256回で測定した。シラノール基を含有しない構造由来のSiO2.0、RSiO1.5、RSiO1.0、RSiO0.5のピークの面積(積分値)とシラノール基を含有する構造由来のSi(OH)、SiO0.5(OH)、SiO1.0(OH)、SiO1.5(OH)、RSi(OH)、RSiO0.5(OH)、RSiO1.0(OH)、RSi(OH)、RSiO0.5(OH)、RSi(OH)のピークの面積(積分値)の比からシラノール基量(wt%)を算出した。
<分子量>
シリコーン系化合物を縮合する際の反応時間を各々調整し、得られたシリコーン系化合物をゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)を用いて、離溶液としてクロロホルム、サンプル濃度1重量%、検出器RIで測定し、ポリスチレン換算で重量平均分子量を算出した。
Figure 2007211354
Figure 2007211354
また、各実施例における燃焼評価、物理特性評価については下記の通り行った。
<難燃性の評価>
ポリエステルモノフィラメントを引き揃えて製紐したモノフィラメント製スリーブを長さ10cm、重量1gになるように試験片として作製し、JIS L1091 D法により、接炎回数をカウントした。
<ドリップ性の評価>
上記難燃性評価における、接炎後のドリップの有無を評価した。
<直径(mm)>
ポリエステルモノフィラメント50mを綛状に取り、試料長50cmにカット(10本)する。ここから任意に10本のサンプルを取り出し、MITUTOYO製デジタルマイクロメーターでそれぞれのサンプルの長径と短径を1点ずつ測定し、その平均値で示した。
<引張強度(CN/dtex)>
JIS L1013−1999の8.5および8.7に準じて引張強さを測定し、繊度で割返した値を引張強度(単位:cN/dtex)とした。
[実施例1〜35、比較例1]
ポリエステル系ポリマーとして固有粘度(IV)が0.70のポリエチレンテレフタレートを用い、シリコーン系化合物として前記した製法によって得られる表1のシリコーン1〜35を用い、ポリエチレンテレフタレート:シリコーン系化合物=95重量%:5重量%の配合比で、混練温度:275℃、L/D:30、スクリュー回転数:300rpmの条件で2軸押し出し機を用いて混練を行い、ポリエチレンテレフタレート中にシリコーン系化合物を混合した。
上記樹脂組成物をエクストルーダー型の紡糸機を用いて、紡糸温度280℃で溶融混練し、紡糸口金(口金孔径:1.0mm−20H(ホール))から溶融ポリマーを押し出した後、直ちに70℃の温水浴中で冷却固化させた未延伸糸を得た。
引き続き未延伸糸を93℃の温水中で3.6倍に一次延伸し、さらに120℃の熱風雰囲気下で1.39倍に二次延伸を行ってトータル延伸倍率を5.0倍とし、次いで230℃の熱風雰囲気下で0.90倍にて熱セットを行い、平均直径0.250mmのポリエステルモノフィラメントを得た。
得られたポリエステルモノフィラメントの引張強度を測定し、さらにこのポリエステルモノフィラメントを引き揃えて製紐したモノフィラメント製スリーブを長さ10cm、重量1gになるようにした試験片を用いて、JIS L1091 D法により接炎回数、ドリップ回数から難燃性、ドリップ性の評価を行った。なお、比較例1はシリコーン系化合物を含まないので、混練は行わずに直接紡糸して、接炎回数、ドリップ性の評価を行った。
その結果、表3に示すとおり、比較例1、つまりポリエチレンテレフタレート単独の繊維(長さ10cm、重量1gになるように引き揃えたモノフィラメントの束)では、接炎回数1回、ドリップ回数10回であり、難燃性が低く、ドリップも多いのに対し、実施例1〜35では接炎回数6回、ドリップ回数0回であり、優れた難燃性、ドリップ抑制の効果を有していた。また、物理特性においても本発明のポリエステルモノフィラメントはポリエチレンテレフタレート単独組成のモノフィラメントと比べて物理特性の低下は認められず、力学的にも安定していた。
Figure 2007211354
[比較例2〜7]
比較例2〜7により、シリコーン系化合物中のフェニル基含有量の影響を本実施例と比較する。シリコーン系化合物として表2のシリコーン36〜41を用いた以外は、上記した実施例と同様にしてポリエステルモノフィラメントを得て、接炎回数、ドリップ性の評価を行った。
その結果を表4に示す。表4に示すとおり、比較例1と比較すると、ドリップ抑制の効果は多少改善されているが、実施例1〜24と比較すると、本実施例とM、D、T、Q単位の組成比率、シラノール基量、分子量が同じでも、フェニル基含有量が本発明で規定した範囲外では、難燃性、ドリップ抑制の効果が低い結果となった。
Figure 2007211354
[比較例8〜13]
比較例8〜13により、シリコーン系化合物中のシラノール基量の影響を本実施例と比較する。シリコーン系化合物として表2のシリコーン42〜47を用いた以外は、上記した実施例と同様にしてポリエステルモノフィラメントを得て接炎回数、ドリップ性の評価を行った。
その結果を表5に示す。表5に示すとおり、比較例1と比較すると、ドリップ抑制の効果は多少改善されているが、実施例1〜24と比較すると、本実施例とM、D、T、Q単位の組成比率、フェニル基含有量、分子量が同じでもシラノール基含有量が本発明で規定した範囲外では、難燃性、ドリップ抑制の効果が低い結果となった。
Figure 2007211354
[実施例36、比較例14]
その結果、表6に示すとおり、比較例14、つまりポリプロピレンテレフタレート単独では、接炎回数:1回、ドリップ:11回であり難燃性が低く、ドリップが多いのに対し、本発明で規定した範囲であるシリコーン1を用いた場合では接炎回数:6回でドリップ回数0回と大幅に改善され、難燃性、ドリップ抑制の効果に優れている結果が得られた。
Figure 2007211354
[実施例37、比較例15]
その結果、表7に示すとおり、比較例15、つまりポリプロピレンテレフタレート単独では接炎回数:1回、ドリップ:11回であり難燃性が低く、ドリップが多いのに対し、本発明で規定した範囲であるシリコーン1を用いた場合では接炎回数:6回でドリップ回数0回と大幅に改善され、難燃性、ドリップ抑制の効果に優れている結果が得られた。
Figure 2007211354
[実施例38、比較例16]
ポリエステル系ポリマーとして重量平均分子量が15.1万のポリ−L−乳酸ポリマーを用い、混練温度を200℃とした以外は、実施例1〜35と同様の方法で得た樹脂組成物をエクストルーダー型の紡糸機を用いて、紡糸温度200℃で溶融混練し、紡糸口金(口金孔径:1.0mm−20H(ホール))から溶融ポリマーを押し出した後、直ちに40℃の温水浴中で冷却固化させた未延伸糸を得た。
引き続き未延伸糸を80℃の温水中で4.0倍に一次延伸し、さらに120℃の熱風雰囲気下で2.00倍に二次延伸を行ってトータル延伸倍率を8.0倍とし、次いで150℃の熱風雰囲気下で0.95倍にて熱セットを行い、平均直径0.250mmのポリエステルモノフィラメントを得た。
得られたポリエステルモノフィラメントおよびモノフィラメント製スリーブの評価結果を表8に示す。
なお、比較例16はシリコーン系化合物を含まないので、混練は行わずに直接紡糸して、接炎回数、ドリップ性の評価を行った。
その結果、表8に示すとおり、比較例16、つまりポリプロピレンテレフタレート単独では接炎回数:1回、ドリップ:11回であり難燃性が低く、ドリップが多いのに対し、本発明で規定した範囲であるシリコーン1を用いた場合では接炎回数:6回でドリップ回数0回と大幅に改善され、難燃性、ドリップ抑制の効果に優れている結果が得られた。
Figure 2007211354
本発明のポリエステルモノフィラメントは、高い難燃性と優れた低ドリップ性を有し、燃焼時の有毒ガスの発生や力学特性の低下の問題を解決しており、従来のポリエステルモノフィラメントには見られない安定的な品質を備えている。
したがって、本発明のポリエステルモノフィラメントを製紐してなるケーブル保護スリーブは、これまでにない高い難燃性能と十分な物理特性を有し、安全性と耐久性を兼備しており、信号伝達ケーブル保護スリーブや車両ケーブル保護スリーブとして極めて優れた効果を発揮する。

Claims (6)

  1. ポリエステル系樹脂組成物からなるモノフィラメントであって、前記樹脂組成物中にRSiO0.5、RSiO1.0、RSiO1.5およびSiO2.0(Rは有機基)で示される単位の少なくともいずれかから構成されるシリコーン系化合物を含有してなり、前記シリコーン化合物のRで示される有機基が芳香環を含み、且つこの芳香環の含有量がシリコーン系化合物を構成する全有機基に対してモル比で80%以上であり、シリコーン系化合物に含まれるシラノール基が重量比で2重量%以上10重量%以下であり、前記ポリエステル系樹脂組成物とシリコーン系化合物の配合比が重量比で100:0.1以上100:10未満であることを特徴とするポリエステルモノフィラメント。
  2. 前記ポリエステル系樹脂がポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートおよびポリ乳酸から選ばれた少なくとも1種を主成分とすることを特徴とする請求項1に記載のポリエステルモノフィラメント。
  3. 前記シリコーン系化合物の重量平均分子量が500以上300000以下であることを特徴とする請求項1または2に記載のポリエステルモノフィラメント。
  4. 前記シリコーン系化合物が、RSiO1.5の単位を含み、且つこのRSiO1.5の含有量がモル比で87.5%以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のポリエステルモノフィラメント。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のポリエステルモノフィラメントからなることを特徴とするケーブル保護スリーブ。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のポリエステルモノフィラメントの複数本を引き揃え、製紐してなることを特徴とするケーブル保護スリーブ。
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