JP2007210744A - エレベータ用品の揚重装置及び揚重方法 - Google Patents

エレベータ用品の揚重装置及び揚重方法 Download PDF

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Abstract

【課題】建屋の昇降路内にエレベータを据え付ける際に、そのエレベータ用品を昇降路の天井部の至近距離の位置にまで揚重することができる揚重装置及び揚重方法を提供する。
【解決手段】滑車18を備える滑車装置10を、建屋の昇降路1の天井部1aに設けられたほぼU字状の掛け部材6に、前記滑車18がその掛け部材6の下端部より上方の位置に配置するように取り付け、この滑車装置10の滑車18に揚重用線条材としての玉掛けワイヤ27を巻き掛け、この玉掛けワイヤ27の一端部を揚重対象物としての巻上機31に連結し、他端部を揚重機30に連結し、かつ揚重機30の吊元側のワイヤ32を昇降路1の側壁面の吊元部33に連結し、この状態で揚重機30を操作して玉掛けワイヤ27を引張って巻上機31を昇降路1の最上部に位置にまで吊り上げる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建屋の昇降路内にエレベータを据え付けるに当ってそのエレベータ用品を昇降路内で揚重するエレベータ用品の揚重装置及び揚重方法に関する。
建屋の昇降路内にエレベータを据え付ける際には、そのエレベータの各種の用品を揚重装置を用いて揚重する作業が伴う。例えば、マシンレスエレベータの場合に、その巻上機を揚重してガイドレール上部のマシンヘッドに据え付ける。
このような揚重の作業に当っては、特開2004−331348(特許文献1)に見られるように、昇降路の天井部に設けられている掛け部材に揚重機を掛け止めて吊下げ、その揚重機から垂下されたロープで揚重対象物を揚重する方法や、特開2003−63777(特許文献2)に見られるように、昇降路の天井部の掛け部材に滑車を備える天秤装置を掛け止めて吊下げ、その天秤の一端部にワイヤを介して揚重対象物を支持し、天秤の他端部を引き下げることで揚重対象物を揚重する方法が知られている。
ところで、エレベータ用品のうちには、昇降路内のより高い位置にまで揚重することが必要なものがある。例えばマシンレスエレベータの場合の巻上機であり、この場合の巻上機は昇降路内の最も高い最上部にまで揚重して据え付けることが必要である。
しかしながら、従来の揚重方法では、昇降路の天井部の掛け部材に揚重機を掛け止めて吊下げ、その揚重機から垂下したロープで揚重対象物を揚重する形態であるため、昇降路の天井部の至近距離の位置にまで揚重対象物を揚重することができないという課題がある。
本発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、建屋の昇降路内にエレベータを据え付ける際に、そのエレベータ用品を昇降路の天井部の至近距離の位置にまで揚重することができるエレベータ用品の揚重装置及び揚重方法を提供することにある。
請求項1の発明は、ほぼU字状の掛け部材を備える建屋の昇降路の天井部と、滑車を備え、その滑車が前記掛け部材の下端部より上方の位置に配置するように前記掛け部材に取り付けられる滑車装置と、前記滑車装置の滑車に巻き掛けられる揚重用線条材と、前記揚重用線条材の一端部に連結される揚重対象物としてのエレベータ用品と、前記揚重用線条材の他端部に連結され、該揚重用線条材を引張ることにより前記エレベータ用品を吊り上げる揚重機とを具備することを特徴としている。
請求項2の発明は、滑車を備える滑車装置を、建屋の昇降路の天井部に設けられたほぼU字状の掛け部材に、前記滑車がその掛け部材の下端部より上方の位置に配置するように取り付け、この滑車装置の滑車に揚重用線条材を巻き掛け、この揚重用線条材の一端部に揚重対象物としてのエレベータ用品を、他端部に揚重機をそれぞれ連結し、その揚重機を操作して前記揚重用線条材を引張って前記エレベータ用品を吊り上げることを特徴としている。
請求項3の発明は、前記滑車装置が、前記天井部の掛け部材の内側に挿入される本体と、前記掛け部材に引っ掛けられ、ナットによる締め付けで前記本体を前記天井部に圧着させることが可能なフック部材を備えることを特徴としている。
請求項4の発明は、前記滑車装置が、前記天井部の掛け部材の垂直部にUボルトを介して取り付けられ、そのUボルトを緩めることにより前記掛け部材の垂直部の軸回り方向に回動することが可能となっていることを特徴としている。
請求項5の発明は、前記滑車装置が、前記天井部の掛け部材の内側に挿入される本体と、前記本体にその下側から螺挿されたボルトとを備え、前記ボルトを締め付け、その先端を前記天井部に押し当てることで前記本体を前記掛け部材の下端部に押圧して該掛け部材に固定することが可能となっていることを特徴としている。
請求項6の発明は、前記天井部には一対の掛け部材が設けられ、前記滑車装置はその一対の掛け部材に跨って取り付けられていることを特徴としている。
本発明によれば、建屋の昇降路内にエレベータを据え付ける際に、そのエレベータ用品を昇降路の天井部の至近距離の位置にまで揚重することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1には第1の実施形態を示してあり、この実施形態は建屋に設けられた昇降路1内の最上部にマシンレスエレベータの巻上機31を据え付ける場合の例である。昇降路1内にはエレベータの乗りかごあるいは釣合い重りの昇降をガイドするガイドレール2,3が互いに対向して設けられている。これらガイドレール2,3はそれぞれブラケット4を介して昇降路1の側壁面に固定されている。そして一方のガイドレール2の上端部には、マシンレスエレベータの巻上機31を据え付けるためのマシンベット5が水平に取り付けられている。
また、昇降路1の天井部1aには、それぞれ金属棒材をU字状に曲成してなる一対の掛け部材6,7が一定の間隔をあけて取り付けられている。そして一方の掛け部材6の内側に滑車装置10が設けられている。
滑車装置10の構造を図2及び図3に示してある。図2は滑車装置10の側面図で、図3は滑車装置10の平面図である。滑車装置10は本体11を備え、この本体11は互いに対向する一対の側板12を鋼材13で一体的に結合してなる。本体11は水平部11aと垂直部11bとを有するほぼL形状をなし、その水平部11aと垂直部11bとが交差する部分の両側外面には鋼材14が取り付けられ、その一方の鋼材14の外面から前記両側板12を貫通して他方の鋼材14の外面側に達する滑車ボルト15が設けられ、この滑車ボルト15を介して両側板12間に一対の滑車18が並列するようにそれぞれ回転自在に支持されている。なお、16は前記滑車ボルト15の先端部に螺着されたナットである。
本体11における垂直部11bの下部にはフック部材20が設けられている。このフック部材20は図4に示すように両側板12間に設けられた断面コ字状の鋼材21を介してその両側板12間に配置するように支持されている。断面コ字状の鋼材21は支持軸22を介して両側板12に対して回動自在に取り付けられ、フック部材20の下端部は鋼材21に摺動自在に貫挿され、その下側にナット23が螺着され、フック部材20の全体が鋼材21と一体的に支持軸22を中心としてその軸回り方向に回動することが可能となっている。
滑車装置10を掛け部材6に取り付ける手順について説明すると、まず図2に示すように、本体11の水平部11aをU字状の掛け部材6の内側に挿入し、この状態で本体11の垂直部11bに設けられているフック部材20を回動してその先端部を掛け部材6の下端部に掛け止めるとともに、ナット23を締め付け、フック部材20を軸方向に移動させて本体11の水平部11aの上面を昇降路1の天井部1aに押し付けて圧着させる。これにより滑車装置10の全体が昇降路1の天井部1aに強固にかつ安定して固定されている。
このように、昇降路1の天井部1aに設けられた掛け部材6の内側に滑車装置10を取り付けた後には、この滑車装置10の滑車18に図1に示すように揚重用線条材としての玉掛けワイヤ27を巻き掛ける。そしてこの玉掛けワイヤ27の一端部をエレベータ用品としての巻上機31に連結し、他端部を揚重機30に連結する。揚重機30の吊元側のワイヤ32は、昇降路1の側壁面に設けられている吊元部33に掛け止める。
この状態で、揚重機30を操作して玉掛けワイヤ27を揚重機30側に引き込み、巻上機31を昇降路1の上部に向けて吊り上げる。そして巻上機31がマシンベット5より上方の位置にまで達した際に揚重機30の操作を停止し、マシンベット5の上に巻上機31を乗せる。巻上機31を横にずらすことが必要なときには、巻上機31をマシンベット5に沿って移動させる。巻上機31が所定の位置に配置された後には、ボルトやクリップなどの締結部品を用いて巻上機31をマシンベット5に据え付けて固定し、巻上機31から玉掛けワイヤ27を取り外す。
このような揚重形態においては、巻上機31の吊上頂部となる滑車18が昇降路1の天井部1aに設けられている掛け部材6の内側に配置されて天井部1aの間近にあり、このため巻上機31を天井部1aの至近距離まで吊り上げて巻上機31を天井部1aの間近の最上部に据え付けることができる。なお、巻上機31の場合のほか、他のエレベータ用品についても同様に吊り上げることができる。
図5及び図6にはこの発明の第2の実施形態に滑車装置10の構造を示してある。図5はその滑車装置10の側面図で、図6は同じく平面図である。この滑車装置10は、ベース36を備え、このベース36の上に3つの支持板37,38,39がそれぞれ互いに離間して対向するようにボルト40を介して取り付けられている。支持板37,38間には滑車ボルト41が架設され、この滑車ボルト41を介して支持板37,38間において一対の滑車42がそれぞれ回転自在に支持されている。
支持板38,39の一方の端面側にはその支持板38,39の双方に跨って配置するように当板44が設けられている。この当板44はそれぞれボルト45を介して支持板38,39の端面に着脱可能に取り付けられている。そしてこの当板44の内側にUボルト47を取り付けることができるようになっている。
この滑車装置10は昇降路1の天井部1aの掛け部材6に次のような手順で取り付ける。まず、当板44を取り外した状態で、滑車装置10の側方側からU字状をなす掛け部材6の片側の垂直部を支持板38,39間の空間内に介入させる。次に、前記支持板38,39の端面に当板44を突き当て、この当板44をボルト45で支持板38,39の端面に締結して固定する。次に、当板44の内側から前記掛け部材6の垂直部を抱え込むようにUボルト47を挿入し、その挿入側の端部にナット48を螺着し、これらナット48を締め付け、Uボルト47と当板44とで掛け部材6の垂直部を挟み込んで締め付ける。これにより、滑車装置10が掛け部材6の垂直部に水平に取り付けられ、滑車42が掛け部材6の下端部より上方に位置に配置される。
このように掛け部材6に滑車装置10を取り付けた後には、前述の場合と同様に、滑車装置10の滑車42に揚重用線条材としての玉掛けワイヤ27を巻き掛け、その玉掛けワイヤ27の一端部を揚重対象物であるエレベータ用品に連結し、他端部を揚重機に連結する。そして揚重機を操作してエレベータ用品を吊り上げる。
この場合においても、エレベータ用品の吊上頂部となる滑車42が昇降路1の天井部1aに設けられている掛け部材6の下端部より上方に配置されているから、そのエレベータ用品を天井部1aの間近となるより高い位置にまで吊り上げて天井部1aの間近の最上部の位置に据え付けることができる。
そしてこの場合には、滑車装置10が掛け部材6の垂直部にUボルト47を介して取り付けられているため、そのUボルト47を緩めることにより滑車装置10の全体をその掛け部材6の垂直部の軸回り方向に回動してその向きを変えることができる。したがって、エレベータ用品を吊り上げる揚重方向が変わるような場合であってもそれに容易に対応することができる。
図7乃至図9にはこの発明の第3の実施形態に係る滑車装置10の構造を示してある。図7はその滑車装置10の平面図、図8は同じく正面図、図9は同じく側面図である。
この滑車装置10は一対の側板50を有する本体51を備えている。各側板50は、それぞれ水平部50aと垂直部50bとを有する断面L字状に形成され、その各側板50の水平部50aがそれぞれ外側を向き、垂直部50bが互いに対向する状態でその両垂直部50b間に2本の滑車ボルト52が架設され、これら滑車ボルト52で両側板50が互いに連結されて一体的な本体51として組み立てられている。そして前記各滑車ボルト52にそれぞれ滑車53が回転自在に設けられている。
各側板50における水平部50aの先端縁の中間部及び垂直部50bの下端縁の中間部にはそれぞれ切欠部54,55が形成されている。また、また各側板50における水平部50aの両端寄りの部分にはその下面側から押しボルト56が垂直に螺挿され、これら押しボルト56にはそれぞれ緩み止め用のナット57が螺着されている。
この滑車装置10は昇降路1の天井部1aの掛け部材6に次のような手順で取り付ける。まず、本体51をU字状をなす掛け部材6の内側に挿入する。この際、各側板50がやや傾く姿勢で本体51を掛け部材6の内側に挿入する。そして挿入後に、本体51を正立させ、切欠部54を掛け部材6の垂直部に嵌合させ、切欠部55を掛け部材6の下端部に嵌合させる。次に、各押しボルト56を工具を用いて回し、その先端を昇降路1の天井部1aに圧接させる。この後、各ナット57を締め付けて各押しボルト56の緩み止めを図る。
これにより滑車装置10の全体が昇降路1の天井部1aと掛け部材6との間に強固に安定して固定される。そして、このように掛け部材6に滑車装置10を取り付けた後に、前述の場合と同様に、滑車装置10の滑車53に揚重用線条材としての玉掛けワイヤ27を巻き掛け、その玉掛けワイヤ27の一端部を揚重対象物であるエレベータ用品に連結し、他端部を揚重機に連結し、その揚重機を操作してエレベータ用品を吊り上げる。
この場合においても、エレベータ用品の吊上頂部となる滑車53が昇降路1の天井部1aに設けられている掛け部材6の下端部より上方に配置されているから、そのエレベータ用品を天井部1aの間近となるより高い位置にまで吊り上げて天井部1aの間近の最上部の位置に据え付けることができる。
図10及び図11にはこの発明の第4の実施形態に係る滑車装置10を示してある。図10はその滑車装置10の平面図、図11は同じく正面図、図は同じく側面図である。
この滑車装置10は昇降路1の天井部1aに設けられた一対の掛け部材6,7の双方に跨って取り付けられるもので、その一対の掛け部材6,7の離間ピッチよりも大きい長さのベースプレート60を備えている。
ベースプレート60の両端部の片面にはそれぞれ支持板61が溶接などにより取り付けられ、これら支持板61とベースプレート60の両端部との間にそれぞれ滑車ボルト62が架設され、これら滑車ボルト62にそれぞれ滑車63が回転自在に設けられている。また、ベースプレート60には前記一対の掛け部材6,7の離間ピッチと同じピッチの位置にそれぞれナット65での締め付けが可能なUボルト66が設けられている。
この滑車装置10は昇降路1の天井部1aの掛け部材6,7に次のような手順で取り付ける。まず、ベースプレート60から各Uボルト66を取り外した状態でそのベースプレート60を一対の掛け部材6,7の垂直部に突き当てる。そしてベースプレート60の一方の片面側から各Uボルト66を前記掛け部材6,7の垂直部を抱え込むようにしてベースプレート60に挿入する。そして各Uボルト66の挿入先端部にナット65を螺着し、これらナット65を締め付ける。これにより掛け部材6,7の垂直部がUボルト66とベースプレート60とで挟み付けられ、滑車装置10の全体がその掛け部材6,7に安定して固定される。
そして、このように掛け部材6,7に滑車装置10を取り付けた後に、前述の場合と同様に、滑車装置10の滑車63に揚重用線条材としての玉掛けワイヤ27を巻き掛け、その玉掛けワイヤ27の一端部を揚重対象物であるエレベータ用品に連結し、他端部を揚重機に連結し、その揚重機を操作してエレベータ用品を吊り上げる。
この場合においても、エレベータ用品の吊上頂部となる滑車63が昇降路1の天井部1aに設けられている掛け部材6の下端部より上方に配置されているから、そのエレベータ用品を天井部1aの間近となるより高い位置にまで吊り上げて天井部1aの間近の最上部の位置に据え付けることができる。
以上のような揚重方法を実施する際の全体の作業工程について説明すると、次の通りである。図11にはその作業工程を順に示してある。まず、建屋の昇降路内に足場用機材を搬入する(S1)。次に、その足場用機材を用いて昇降路内の所要の各レベルの位置に足場を組み立てる(S2)。次に、その足場に足を掛けて昇降路の天井部の掛け部材に滑車装置を取り付ける(S3)。
次に、昇降路内に巻上機などのエレベータ用品や揚重機、揚重用線条材などの機材を搬入する(S4)。次に、前記揚重用線条材を前記滑車装置の滑車に巻き掛ける(S5)。次に、揚重用線条材の一端部にエレベータ用品としての巻上機を連結し、他端部に揚重機を連結し、その揚重機の吊元ワイヤを昇降路の側壁面の吊元部に接続する(S6)。次に、前記揚重機を操作して前記巻上機を吊り上げ、昇降路の最上部の位置に配置させる(S7)。次に、その巻上機をガイドレールの最上部のマシンベットの上に乗せ、ボルトなどの締結部品を用いてその巻上機をマシンベットに締結して固定する(S8)。さらに、必要なエレベータ用品を前記揚重機で揚重して所定の位置に据え付け、この後、前記滑車装置を昇降路の天井部の掛け部材から取り外す(S9)。以上により施工が完了する。
なお、マシンレスエレベータの場合の巻上機は、ガイドレールの最上部にマシンベッドを組み立ててそのマシンベットの上に据え付ける場合に限らず、ボルトやクリップなどの締結部品を用いてガイドレールの最上部に直接据え付けるような場合であってもよい。
本発明の第1の実施形態に係るマシンレスエレベータの巻上機の揚重状態を示す説明図。 その第1の実施形態に係る滑車装置の側面図。 その第1の実施形態に係る滑車装置の平面図。 図2中のA−A線に沿う断面図。 本発明の第2の実施形態に係る滑車装置の側面図。 本発明の第2の実施形態に係る滑車装置の平面図。 本発明の第3の実施形態に係る滑車装置の平面図。 本発明の第3の実施形態に係る滑車装置の正面図。 本発明の第3の実施形態に係る滑車装置の側面図。 本発明の第4の実施形態に係る滑車装置の平面図。 本発明の第4の実施形態に係る滑車装置の側面図。 本発明を実施する際の作業工程の一例を示す工程図。
符号の説明
1…昇降路
1a…天井部
2.3…ガイドレール
4…レールブラケット
5…マシンベット
6.7…掛け部材
10…滑車装置
11…本体
11a…水平部
11b…垂直部
12…側板
18…滑車
20…フック部材
22…支持軸
23…ナット
27…玉掛けワイヤ
30…揚重機
31…巻上機
36…ベース
37.38.39…支持板
42…滑車
44…当板
47…Uボルト
50…側板
51…本体
53…滑車
54.55…切欠部
60…ベースプレート
63…滑車
66…Uボルト

Claims (6)

  1. ほぼU字状の掛け部材を備える建屋の昇降路の天井部と、
    滑車を備え、その滑車が前記掛け部材の下端部より上方の位置に配置するように前記掛け部材に取り付けられる滑車装置と、
    前記滑車装置の滑車に巻き掛けられる揚重用線条材と、
    前記揚重用線条材の一端部に連結される揚重対象物としてのエレベータ用品と、
    前記揚重用線条材の他端部に連結され、該揚重用線条材を引張ることにより前記エレベータ用品を吊り上げる揚重機と、
    を具備することを特徴とするエレベータ用品の揚重装置。
  2. 滑車を備える滑車装置を、建屋の昇降路の天井部に設けられたほぼU字状の掛け部材に、前記滑車がその掛け部材の下端部より上方の位置に配置するように取り付け、この滑車装置の滑車に揚重用線条材を巻き掛け、この揚重用線条材の一端部に揚重対象物としてのエレベータ用品を、他端部に揚重機をそれぞれ連結し、その揚重機を操作して前記揚重用線条材を引張って前記エレベータ用品を吊り上げることを特徴とするエレベータ用品の揚重方法。
  3. 前記滑車装置は、前記天井部の掛け部材の内側に挿入される本体と、前記掛け部材に引っ掛けられ、ナットによる締め付けで前記本体を前記天井部に圧着させることが可能なフック部材を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータ用品の揚重装置または揚重方法。
  4. 前記滑車装置は、前記天井部の掛け部材の垂直部にUボルトを介して取り付けられ、そのUボルトを緩めることにより前記掛け部材の垂直部の軸回り方向に回動することが可能となっていることを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータ用品の揚重装置または揚重方法。
  5. 前記滑車装置は、前記天井部の掛け部材の内側に挿入される本体と、前記本体にその下側から螺挿されたボルトとを備え、前記ボルトを締め付け、その先端を前記天井部に押し当てることで前記本体を前記掛け部材の下端部に押圧して該掛け部材に固定することが可能となっていることを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータ用品の揚重装置または揚重方法。
  6. 前記天井部には一対の掛け部材が設けられ、前記滑車装置はその一対の掛け部材に跨って取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータ用品の揚重装置または揚重方法。
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