JP2007210043A - ワークの側辺加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】硬質脆性板の側辺加工装置に関し、テーブルを交換することなくワークの大小及び縦横比の相違に対応可能で、更にワークの角の面取も可能な装置を提供する。
【解決手段】ワークの中心部を支持する中心板9とワークの側辺部を支持する2枚の側辺板10とに分割したテーブル8と、当該テーブルの側辺部に配置した砥石とを備えており、前記テーブルの中心板9は旋回装置2を介して基台1上に装着され、側辺板10は、砥石に対するテーブル8の相対移動方向と直交する方向に移動自在にして基台1上に直接搭載されている。また砥石は、ワークの側辺を加工する側辺研削砥石とワークの角を面取加工するコーナー研削砥石とを備えており、このコーナー研削砥石は、側辺研削砥石の前記相対移動方向の前後に配置されている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、矩形板材の側辺加工装置に関し、特に硬質脆性板(主としてディスプレイ用のガラス板)の側辺の研削加工や面取加工などの加工を行うのに好適な上記装置に関するものである。
図9は、硬質脆性板の面取加工を行う従来装置を模式的に示した図である。図中、1は図の矢印A方向に移動する基台、2はこの基台に搭載された旋回装置、3は旋回装置2の上端に固定されたテーブル、4は定位置で図の矢印A方向の軸回りに回転している面取砥石である。加工しようとするワーク5は、テーブル3から側辺5aを張り出した状態で真空圧などによりテーブル3上に固定される。そして、ワーク5上に印されているアライメントマークを読取って、ワークの側辺が正確に送り方向(図の矢印A方向)に向くように旋回装置2を位置決めし、その状態で基台1を送り方向に移動させる第1工程で、対向する両側辺5aの面取加工を同時に行う。次に旋回装置2を90度旋回し、新たな方向の側辺の位置に合せて面取砥石4を図の送り直角方向に移動して位置決めし、基台1を移動して元の位置に復帰させる第2工程で、対向する両側辺5bの面取加工を同時に行って、ワーク5の四辺5a、5bの面取加工を行う。
ワーク5の側辺加工を行う際には、ワーク5の側辺をテーブル3から張り出させておくことが必要である。この張出し量が過大であると、加工反力や加工中に作用する僅かな衝撃力などによってワーク(ガラス板などの硬質脆性板)が破損する危険がある。そこでワーク5の寸法が変ったときには、テーブル3をワークの寸法に応じた大きさのものに変更するという段取り作業が行われている。
この段取り作業は、通常、テーブル3の上板をテーブル本体から取外して新たな寸法の上板に付け替えるという作業で行われているが、分割タイプのテーブルを用いてワークの大きさに合せて分割された部分テーブルの配置を変更することにより、テーブルの実質的な寸法をワークの大きさに合わせるという構造のものも提供されている。
更に、テーブル3を中心板とこれを挟む両側の側辺板とに分割し、ワークの縦横寸法に合わせて幅決め装置で両側辺板の間隔を調整して、ワーク5の縦方向加工工程と横方向加工工程のそれぞれの工程毎にテーブルの幅寸法をワークの縦横寸法に合わせるという構造のものが、この出願の出願人により提案されている。
特開2005‐329471号公報 特開2003‐340697号公報
上記特許文献で提案した装置は、ワークの大小のみならず、縦横比の異なるワークにも対応できるという特徴がある。しかし、側辺加工時にワークの送り方向(砥石に対するテーブルの相対移動方向)前後に側辺板の両端が突出するため、従来一般に行われている方法では、ワークの角(四隅)の面取を同一機械上で行うことができない問題があった。またテーブルの幅寸法の調整をワークの一方の対向辺を加工するときと他方の対向辺を加工するときとで変更しなければならず、多種類のワークを加工するときのテーブルの幅の設定が面倒になる問題があった。
この発明は、上記の問題点を解決することを課題としており、テーブルを交換することなく、ワークの大小及び縦横比の相違に対応することが可能で、テーブル移動型の側辺加工装置にも工具移動型の側辺加工装置にも採用することが可能で、更に、ワークの角の面取加工も同一機械で行うことができ、テーブルの幅寸法の設定も容易な側辺加工装置を得ることを課題としている。
上記課題を解決したこの発明の側辺加工装置は、ワークの中心部を支持する中心板9とワークの側辺部を支持する2枚の側辺板10とに分割したテーブルと、当該テーブルの側辺部に配置した砥石4とを備えており、前記テーブルの中心板9は旋回装置2を介して基台1上に装着され、側辺板10、10は、砥石4に対するテーブル8の相対移動方向と直交する方向に移動自在にして基台1上に直接搭載されている。また砥石4は、ワークの側辺を加工する側辺研削砥石28とワークの角を面取加工するコーナー研削砥石29(29f、29r)とを備えており、このコーナー研削砥石29は、側辺研削砥石28の前記相対移動方向の前後に配置されている。
本願の請求項1の発明に係るワークの側辺加工装置は、旋回装置2を備えた基台1と、テーブル8と、このテーブルの両側に配置された砥石4とを備え、前記テーブルを前記砥石に対して相対移動させることにより、前記テーブルに固定されたワーク5の両側辺を加工する側辺加工装置において、テーブル8は、旋回装置2で支持された中心板9と、前記砥石のそれぞれの側に分割された一対の側辺板10とを備え、この一対の側辺板10を前記中心板9を挟んで同期近接離隔させる幅決め装置6を備え、前記砥石4は、ワークの側辺を研削する側辺研削砥石28と、この側辺研削砥石の前記相対移動させる方向の前後に配置されたコーナー研削砥石29とを、同一砥石軸30に固定して備えていることを特徴とする側辺加工装置である。
また本願の請求項2の発明に係る側辺加工装置は、制御装置を備えた上記構造の側辺加工装置であって、当該制御装置は、加工しようとするワーク5の縦横寸法a、b及びテーブル側辺10bからのワーク5の張出量d、又は、加工しようとするワーク5の縦横寸法に対応するテーブル幅a−2d、b−2dの登録手段を備え、当該制御装置が、ワーク5の第1の対向辺を加工する工程と第2の対向辺を加工する工程との間における前記幅決め装置6の動作量を自動制御することを特徴とする側辺加工装置である。
縦横の寸法がそれぞれa、bであるワーク5の四辺を加工する場合、まず側辺板10の側辺相互の間隔Wがa−2dとなるように側辺板10を移動する。ここでdは、加工時に必要なワーク側辺5a、5bの側辺板10の側辺10bからの突出量である。この状態でワーク5をテーブル8上に載せ、砥石4の前側(前記相対移動によりワークに先に接触する側)のコーナー研削砥石29fでワークの送り方向前方の角の面取加工を行い(図8(a))、次に、幅寸法がaとなる方向の側辺5bを、基台1と砥石4との相対移動により、側辺研削砥石28で加工し(図7(a))、更に砥石4の後側のコーナー研削砥石29rでワークの送り方向後方の角の面取加工を行う(図8(b))。次にワーク5を側辺板10上から開放し、中心板9上に保持した状態で旋回装置2により中心板9を90度旋回する。この旋回の間に側辺板10をその側辺間隔Wがb−2dとなる位置に移動し、砥石4も新たな加工幅bに対応する位置に移動する(図7(b))。この旋回及び移動が終了した後、基台1と砥石4とを相対移動(復帰移動)することにより、側辺研削砥石28でワークの他方の側辺5aを加工する(図7(c))。
この種の側辺加工装置では、ワーク5をテーブル8に固定する手段として負圧による吸着構造が採用されている。すなわち、テーブル面上に負圧源に連通した多数の吸着孔を設けておき、この吸着孔に負圧を作用させてワーク5をテーブル8上に吸着して保持する。側辺板10からのワーク5の開放は、この吸着孔に作用している負圧を開放することによって行われる。このとき、吸着孔からワークに向けて空気を噴出するようにすれば、ワーク5は側辺板10の上面から浮上する。また、側辺板10を中心板9に対して相対的に下降(側辺板10を下降又は中心板9を上昇)すれば、ワーク5は側辺板10の上面から離隔する。この浮上ないし離隔状態で中心板9を旋回してワーク5を回動すれば、回動時におけるワーク5の裏面と側辺板10との摺接による傷付き等を防止できる。
この発明の側辺加工装置では、ワーク寸法が変更になったときは当然のこととして、同一寸法のワークを連続加工する場合にも、ワークの搬入搬出及びワークを90度旋回させるたびに、両側の側辺板10、10の間隔Wを設定する必要がある。この設定は、幅決め装置6を所定量運転することで行うが、種々のワーク寸法に対する幅決め装置6の運転量をオペレータがその都度入力するのは面倒であると共に、誤操作の原因となる。
この問題は、側辺加工装置を制御する制御装置(図示せず)に加工するワーク5の縦横寸法a、bと加工する側辺のテーブル側辺10bからの突出量d、又は、加工しようとするワークの第1の対向側辺5bを加工するときのテーブル幅a−2d及び第2の対向側辺5aを加工するときのテーブル幅b−2dを登録する登録手段を設け、ワークの搬入搬出時とワークの90度旋回時とに、登録されたデータに基づいて幅決め装置6の運転量を制御してやればよい。
この発明の装置では、加工しようとするワーク5の側辺部を支持する側辺板10を各加工時におけるワークの幅方向寸法a又はbに合せて設定できるようにし、かつこの側辺板10は旋回させないで、ワーク5を中心板9のみで旋回させるようにしたので、ワーク5の大小及び縦横比の変化のいずれにも対応してワーク5の側辺5a、5bを最適なテーブル8からの突出量dを確保した状態で側辺加工を行うことができる。
また、この発明の側辺加工装置では、側辺加工用に設けられている砥石4にワークの角の面取加工用のコーナー研削砥石29を装着して、ワークの第1の側辺(先に加工される側辺)を加工する前後に、その側辺の前端と後端に位置する角の面取加工を同一機械上で、かつワーク5の相対移動方向の前後にワーク5から突出する側辺板10に砥石4を干渉させないで、ワークの角(四隅)を面取加工することができる。このため、角の面取加工が必要なワークの加工がより効率よく行われ、かつ、角の面取加工時に側辺板10と砥石4との干渉を避けるために、テーブル側辺10bからのワーク側辺の突出量を大きくする必要がなくなり、側辺加工時におけるワークの割れや欠けの発生を防止できる。
また、この発明の装置では、寸法と縦横比の同じワークを連続的に加工するとき、加工する辺の方向が変わるたびに側辺板10の側辺幅Wを変更する操作が必要であるが、この操作はワークの旋回中又は加工装置へのワークの搬入搬出中に行うことができるので、加工能率を低下させるおそれはない。かえって大きさや縦横比の異なるワークが混在していても、加工能率を低下させることなく柔軟に対応でき、各加工時における側辺板の幅Wも自動設定可能となるので、オペレータの作業負担も軽減できる。
以下、図1ないし図8を参照してこの発明の好ましい実施形態を説明する。図1ないし図4は、側辺加工装置のテーブル構造を示す図、図5は砥石の斜視図である。図において、1は基台、2は旋回装置、6は基台1上に設けられた幅決め装置、7は幅決め装置の移動台、8は中心板9と2枚の側辺板10とからなるテーブル、11は側辺板10と移動台7との間に介装されている昇降装置である。
図の基台1は、下部に移動ガイド12を備えたテーブル移動型のもので、想像線で示すガイド13に沿って図の矢印A方向に往復移動する。旋回装置2は、基台1の下部に駆動機構を備え、その旋回シャフト14が基台1の中央上面に突出している。15は旋回装置の駆動機構を覆っているカバーである。
幅決め装置6は、旋回シャフト14を挟む基台1の上面両側に、そのガイド方向を基台1の送り方向矢印Aと直行する幅方向にして装着されている。幅決め装置6は、直線ガイド16とこれに平行な送りねじ17やラックピニオンなどの送り機構と、この送り機構を駆動するサーボモータ18とを備えており、図の前後2本の送りねじ17は、1台のサーボモータ18によりそれぞれの同期ベルト19を介して同期駆動されている。送りねじ17は、その長手中心20の両側でねじ方向が逆になっており、各送りねじ17の両側に螺合連結された移動台7Lと7Rとは、同期して近接又は離隔移動する。各送りねじ17は、それぞれの直線ガイド16の上方に位置して、中央部と両端部が軸支されており、移動台7は、この中央と端の軸支部の間で送りねじ17に螺合連結されて直線ガイド16に沿って移動する。
テーブルの中心板9は円板状で、旋回シャフト14の上端に固定されている。側辺板10は、内側中央に中心板9との干渉を避ける半円状の切欠10aを設けた短冊状で、幅決め装置の移動台7に基台1の送り方向前後に配置した一対の昇降装置11を介して装着されている。中心板9及び側辺板10の上面には、ワークを吸着するための多数の吸着孔が設けられているが、周知構造であるので図には示してない。側辺板10の側辺10bは、下方を斜めに削がれたエッジ状となっている。これはワークの側辺を加工するときの砥石4との干渉を避けるためである(図7参照)。
昇降装置11は、各側辺板10につき、基台1の送り方向前後に設けられており、各昇降装置は、側辺板10の垂直方向の移動を案内するガイドロッド21と昇降駆動用のシリンダ22とを備えている。ガイドロッド21は、移動台7の上面から上方に延びる逆L形のブラケット23の上部と移動台上面との間に装架されており、シリンダ22は、逆L形のブラケット23の上部下面にシリンダのヘッドエンド側を固定して装着されている。すなわち、昇降シリンダ22のロッド24は、下方に向いて伸長する。この構造に対応して、側辺板10の下面から下方に延びるL形ブラケットの下辺先端にガイドロッド21に摺動自在に嵌合するガイドスリーブ25が固定され、当該下辺部に昇降シリンダのロッド24が連結されている。すなわち、シリンダロッド24が伸長すると、側辺板10が下降する(図3参照)。
2枚の側辺板10をそれぞれ支持する各2個の昇降装置11は、基台1の中心から逆方向にずらした位置に設けられて、テーブル8を側面から見たときに、互い違いになるように配置されている。これは移動台7と側辺板10とを繋ぐ昇降装置11の部分をできるだけ側辺板10の内側に配置して、側辺板10の下方に加工のための工具が入り込む空間26(図7参照)を確保すると共に、2枚の側辺板10相互を接近させたときのテーブル幅Wをできるだけ小さくして加工可能なワークの寸法範囲を大きくするためである。
図5は、テーブル8の幅方向両側に配置される砥石4の斜視図である。砥石4は、基台1の送り方向Aと略平行な上下の回転軸30u、30vに固定されて回転する上砥石4uと下砥石4vとを一組としたもので、上砥石4u及び下砥石4vは、それぞれ軸方向に間隔を隔てて固定した円板状の複数枚(図の例では3枚)の側辺研削砥石28を備え、上下の側辺研削砥石28を互い違いに相互の間に入り込ませることにより、図7に示すように、ワーク(ガラス板)5の側辺5a、5bの上下の稜(エッジ)を同時に面取りする。なお、砥石4u、4vの回転方向は、ガラス板5の面の上下から側辺側へと切り込む方向である。上下の砥石軸30u、30vは、互いに平行でかつテーブル8の送り方向Aに対して僅かに傾斜しており、この傾斜角によって側面研削砥石一枚ごとの切込量が設定されるようになっている。
側面研削砥石群のテーブル送り方向前方と後方には、コーナー研削砥石29(29f、29r)が下砥石軸30vの先端側と基端側に固定して装着されている。コーナー研削砥石29は、側辺研削砥石28より僅かに直径が小さく、かつその外周面は、反側辺研削砥石側が小径となる方向に傾斜した頂角45度の円錐面31となっている。
側辺加工装置の制御装置(図示せず)は、加工されるガラス基板の品種(品種番号や呼び寸法で特定される。)毎に、その長辺長さa、短辺長さb、加工辺のテーブル側辺からの張出し量d、ガラス板をテーブル上にローディングするときの中心板9の位相(原点方向からの旋回角)CL、加工基準を設定するためにガラス板に付されたアライメントマークをカメラで読み取るときの中心板の位相Ca、及びガラス板をアンロードするときの中心板の位相Cuの値が登録されている。そして、制御装置には、このデータテーブルに新しい品種のデータを登録する手段と、データテーブルに登録されたデータを用いて側辺板5a、5bの間隔Wを設定する手段を備えた制御プログラムが登録されている。
図6は、この制御プログラムの制御手順を示すフローチャートである。ステップ40において、オペレータの手入力により、又は工場を管理している管理コンピュータから、ワークの品種が入力されると、ステップ41においてその品種がデータテーブルに存在するか確認し、存在していれば登録されているデータをステップ42で読み込んで、当該データに基づいてステップ43で自動加工を行う。1枚のガラス板の加工が終了したら、ステップ44で同一品種のワークがあるかどうかが判別され、あればステップ43の加工を繰り返す。指定された枚数のガラス板の加工が終了したら、判別ステップ44から最初のステップ40に戻り、次に加工するワークの品種を取得する。
新たに入力された品種がデータテーブルに登録されていないときは、ステップ41からステップ45に移動し、データ入力用コンピュータのディスプレイにデータ入力画面を表示する。そこでオペレータは、当該品種のガラス板に対するデータを入力し、入力が完了すると、そのデータをデータテーブルに登録した後、ステップ42に移動し、当該ステップで新たに登録されたデータが読み出され、ステップ43の自動加工が行われる。
次に上記のようなテーブル装着構造を備えた側辺加工装置におけるワークの加工手順を図7及び8を参照して説明する。
まず、両側辺板10によって規定されるテーブル幅Wを第1工程で加工するワークの幅aに対してW=a−2dとなるように側辺板10の位置をNC装置の指令に基づくサーボモータ18の回転により設定し、ワーク5をテーブル8に載せて負圧で吸引して固定する。このとき砥石4もワーク幅aに対応した位置へ移動し、更に下砥石軸30vがワーク5の高さとなるように、砥石4を上昇させる。
この状態で後側コーナー研削砥石29fの円錐周面31をワーク5の角に対向させ、テーブル8のA方向移動により、当該角の面取を行う(図8(a))。角の面取後、ワーク5が上下の砥石軸30u、30vの中間の高さになるように砥石4を下降させる。
次に基台1を矢印A方向に移動することにより、定位置で回転する両側の砥石4、4の間でワーク5を送って、幅寸法aに対応する側の側辺5bの加工を行う(図7(a))。側辺5bの加工が終了したら、ワーク5が下砥石軸30vの高さとなるように砥石4を上昇し、後側コーナー研削砥石29rの円錐周面31をワーク5の角に対向させ、当該角の面取を行う(図8(b))。角の面取が終了したら、ワーク5が上下の砥石軸30u、30vの中間の高さになるように砥石4を下降させる。
次に、中心板9によるワークの吸着状態を保持したまま、側辺板10の吸着を開放し、昇降装置11で側辺板10を下降してワーク5を側辺板10から離隔させる。この状態で中心板9を旋回装置2で90度旋回させると共に、側辺板10を旋回後のワークの幅寸法bに合せた位置、すなわちテーブル幅がb−2dとなるようにサーボモータ18を回転して、両側辺板10を移動する(図7(b))。その後、昇降装置11で側辺板10を元の高さに復帰する。このとき砥石4も第2工程時におけるワーク幅bに対応する位置に移動する。
この状態でワーク5を再び側辺板10上に吸着して基台を逆方向に移動させて、第2工程時の側辺5aを加工する(図7(c))。加工が終了したら、中心板9及び側辺板10の吸着を開放して加工済ワークを搬出し、次に加工されるワークを搬入する。このワークの搬出搬入の間に、側辺板10及び砥石4を移動して、新たに搬入されるワークの幅に合せてテーブル幅Wと工具位置とを設定するとともに、中心板9をローディング時の位相に復帰させる。この動作を繰り返すことにより、ワーク5の四隅と四辺の加工を連続的に行ってゆく。
この発明の側辺加工装置におけるテーブル装着構造の一例を側辺板を狭めた状態で示す斜視図 側辺板を広げた状態で示す図1と同様な図 図1、2のテーブル装着構造の側面図 側辺板を広げた状態で示すテーブルの平面図 砥石の斜視図 ワーク寸法の登録と自動加工手順を示すフローチャート ワークの辺の加工方法を示す説明図 ワークの角の加工方法を示す説明図 従来の加工方法の例を示す説明図
符号の説明
1 基台
2 旋回装置
4 面取り砥石
5 ワーク
6 幅決め装置
8 テーブル
9 中心板
10 側辺板
10b 側辺
11 昇降装置
28 側辺研削砥石
29 コーナー研削砥石
30 同一砥石軸
a,b ワークの縦横寸法
d ワーク張出量
a-2d,b-2d テーブル幅

Claims (2)

  1. 旋回装置(2)を備えた基台(1)と、テーブル(8)と、このテーブルの両側に配置された砥石(4)とを備え、前記テーブルを前記砥石に対して相対移動させることにより、前記テーブルに固定されたワーク(5)の両側辺を加工する側辺加工装置において、
    前記テーブルは、前記旋回装置で支持された中心板(9)と、前記砥石のそれぞれの側に分割された一対の側辺板(10)とを備え、この一対の側辺板を前記中心板を挟んで同期近接離隔させる幅決め装置(6)を備え、前記砥石は、ワークの側辺を研削する側辺研削砥石(28)と、この側辺研削砥石の前記相対移動させる方向の前後に配置されたコーナー研削砥石(29)とを、同一砥石軸(30)に固定して備えていることを特徴とする、側辺加工装置。
  2. 制御装置を備えた側辺加工装置において、当該制御装置は、加工しようとするワーク(5)の縦横寸法(a,b)及びテーブル側辺(10b)からのワーク張出量(d)、又は、加工しようとするワーク(5)の縦横寸法に対応するテーブル幅(a-2d,b-2d)の登録手段を備え、当該制御装置が、ワーク(5)の第1の対向辺を加工する工程と第2の対向辺を加工する工程との間における前記幅決め装置の動作量を自動制御する、請求項1記載の側辺加工装置。
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