JP2007205825A - 電子式メトロノーム - Google Patents

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Abstract

【課題】ノイズの発生を防止できる電子式メトロノームを提供する。
【解決手段】電源スイッチ部5によって電源ONされてから、制御部6が動作開始するまでは、ノイズ除去部10のトランジスタTR1がONになるため、ノードAが接地電位GNDにショートされる。更に制御部6動作開始後、フォトセンサ1が入力を感知するまでは、制御部6は制御出力PO1をハイレベルで出力するのでトランジスタTR1はONのままであり、ノードAは接地電位GNDにショートされたままである。電源ON時には制御部6はD/A変換回路9の出力を初期値の0Vにセットしており、すなわち、本実施形態の電子式メトロノーム100では、電源ON時に制御部6が動作を開始する以前の過渡的なD/A変換回路9の出力信号によるノイズの発生を防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、振り子の周期をセンサによって読み取り音を発生する電子式メトロノームに関する。
メトロノームには、機械式のものと電子式のものがある。機械式のメトロノームは、振り子の振動に合わせて特定のテンポの音を発生する。機械式メトロノームでは。メトロノームを構成する各部品を精度よく製造し組み合わせる必要があり、格別の製造技術が必要であり、製造上や保守時の困難があった。
この機械式メトロノームの製造上の困難を解消するものとして、電子式メトロノームがある。電子式メトロノームはクォーツ等の振動子の振動から同期信号を取り出し、同期信号に合わせて波形メモリに記憶された波形の電子音を再生する。
しかし、上述した電子メトロノームでは、メモリに記憶された波形パルスが電気的に増幅・再生されるので、特に電源ON時やOFF時等にノイズが再生されやすい、という不利益があった。
本発明は、上述した不利益を解消して、ノイズの発生を防止できる電子式メトロノームを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、第1の観点の発明の電子式メトロノームは、所定のテンポで往復運動を行う振り子部と、前記振り子部の前記往復運動を感知し、前記振り子の往復運動周期に同期した同期信号を出力するセンサと、少なくとも1つの拍子音と、少なくとも1つのテンポ音とを記憶する複数の波形メモリと、前記拍子音及び前記テンポ音のうち、選択する拍子音及びテンポ音を決定し切り替える音色切り替え部と、前記複数の波形メモリに記憶された拍子音の波形信号とテンポ音の波形信号とをミキシングして混合音の波形信号を出力するミキシング部と、前記ミキシング部がミックスした波形信号をアナログ信号に変換して出力するD/A変換回路と、前記センサの出力した前記同期信号と同期させて波形信号を再生し、音として出力する出力部と、制御部と、を有し、電源がオンになった直後には、前記制御部の制御の下、前記D/A変換回路の前記出力部への出力を遮断させるノイズ除去部を更に有する。
好適には、前記ノイズ除去部は、前記制御部の制御の下、電源がオンになってから前記センサが前記振り子部の往復運動を初めて感知したとき、前記D/A変換回路の前記出力部への出力の遮断を解除させる。
好適には、前記制御部は、時間を計測する計時タイマをさらに有し、前記計時タイマは任意のテンポ音の出力からの時間を測定し、当該時間が所定の時間以上になった場合に、前記ノイズ除去部は、前記制御部の制御の下、前記D/A変換回路の前記出力部への出力を再び遮断させる。
本発明によれば、ノイズの発生を防止できる電子式メトロノームを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の電子式メトロノーム100のブロック図である。
図1に示すように、電子式メトロノーム100は、フォトセンサ1、振り子部2、拍子切り替え部3、音色切り替え部4、電源スイッチ部5、制御部6、波形メモリ71〜74、ミキシング部8、D/A変換回路9、ノイズ除去部10及び出力部11を有する。
フォトセンサ1は、図2に示すように、振り子部2の有する反射板22が往復運動しそれぞれの前をよぎることによって光が反射したことを検出し、これによって振り子部2の往復運動に同期したセンサ出力を得るために、フォトセンサ右1Rとフォトセンサ左1Lとを有する。
振り子部2は、図2に示すように調速錘21及び反射板22を有し、図2に示すZ点を支点として左右に往復運動を行う。往復運動の動力は、例えば振り子部2に取り付けた永久磁石による反発や、電池によるモータの回転等があるが、本実施形態では限定しない。また、調速錘21を振り子部2上で上下させることにより、後述する出力部11が再生し出力する音のテンポを変化させることができる。
拍子切り替え部3は、再生する音の拍子を選択し、決定する。拍子切り替え部3で選択できる拍子は、本実施形態では、例えば、0拍子、2拍子、3拍子、4拍子、5拍子、6拍子の6種類であるとする。
0拍子は、テンポ音のみを再生する設定である。
2拍子は、2回のテンポ音再生ごとに1回の拍子音を再生する設定である。
3拍子は、3回のテンポ音再生ごとに1回の拍子音を再生する設定である。
4拍子は、4回のテンポ音再生ごとに1回の拍子音を再生する設定である。
5拍子は、5回のテンポ音再生ごとに1回の拍子音を再生する設定である。
6拍子は、6回のテンポ音再生ごとに1回の拍子音を再生する設定である。
また、拍子切り替え部3は拍子をカウントする。カウントする方法については後の動作例で説明する。
音色切り替え部4は、再生する音の音色を選択し、決定する。本実施形態では、例えば、音色Aと音色Bの2種類の音色を選択できるとする。
電源スイッチ部5は、電子式メトロノーム100の電源のON/OFFを行うスイッチ部である。
制御部6は、電子式メトロノーム100の統括的な制御を行う。また、制御部6は計時タイマ61をさらに有する。計時タイマ61は、フォトセンサ1の入力からの時間を計測する。
波形メモリ71〜74は、それぞれ1音の波形ずつ記憶している。本実施形態では、1つの音色につき2種類の音(チャイム音及びクリック音)があり、音色A及び音色Bが記憶されている場合について説明する。すなわち、波形メモリ71には、チャイム音A、波形メモリ72には、クリック音A、波形メモリ73にはチャイム音B、波形メモリ74にはクリック音Bが記憶されているとする。
なお、本実施形態では、上述した拍子音にチャイム音を、テンポ音にクリック音を使用するとする。
ミキシング部8は、制御部6の制御に従って、音色A或いは音色Bのチャイム音とクリック音とをミックスする。すなわち、波形メモリ71〜74から各音の波形を読み出し、制御部6の制御に従って、チャイム音Aとクリック音Aの波形、或いはチャイム音Bとクリック音Bの波形を読み出し、ミックスする。
D/A変換回路9は、ミキシング部8がミックスしたデジタル波形信号をアナログ信号に変換する。
ノイズ除去部10は、電源スイッチ部5によって電子式メトロノーム100の電源がONされたときに生じるノイズを除去する。
ノイズ除去部10は、例えば図3に示すような回路構成を有する。
図3に示すように、ノイズ除去部10は、コンデンサC1、抵抗R1〜R3、ボリュームvolumeを有する。また、以下では電源電位をVDD、接地電位をGNDと記述する。
D/A変換回路9は、コンデンサC1を介してノイズ除去部10にAC結合される。更に、ノードAは音量調整用の抵抗R3及びvolumeを経由し出力部11に入力される。ここで、コンデンサC1と抵抗R3との間に入力制御用のトランジスタTR1が接続されている。また、トランジスタTR1のベースは、抵抗を介して制御部6および電源電位VDDと接続されている。
以下、電子式メトロノーム100の電源がONされた時点でのノイズ除去部10の動作について説明する。
電子式メトロノーム100の電源がONされてから、制御部6が動作を開始する(制御部6から制御出力信号PO1が出力される)までの間は、プルアップ抵抗R1によってトランジスタTR1はONになってノードAはローレベルとなり、従ってD/A変換回路9からのアナログ出力AINは出力部11から遮断される。更に、電源ON後制御部6が動作を開始した際には、制御部6からの制御出力PO1はハイレベルに設定され、このためトランジスタTR1はONのままであり、従ってノードAもローレベルのままであるため、アナログ出力AINは出力部11から遮断されたままである。なお、この時点(電子式メトロノーム100の電源ON時)ではD/A変換回路9の出力は初期値の0Vに設定されているとする。
フォトセンサ1に最初の入力があったとき、制御部6は制御出力信号PO1をローレベルにし、トランジスタTR1をOFFにする。従ってD/A変換回路9から出力されたアナログ信号AINは抵抗R3及びボリュームvolumeを介して出力部11に入力される。
その後、一定時間以上、例えば、テンポ周期よりも長い時間フォトセンサ1に入力がない場合、制御部6は制御出力信号PO1をハイレベルにし、トランジスタTR1をオンにしてノードAを接地電位GNDにショートさせ、アナログ出力信号AINを出力部11から遮断する。
なお、ここではテンポ周期よりも長い時間入力がなかった場合について説明するが、本発明はこれには限定されない。例えば、特性のしきい値の時間より長い時間入力がなかった場合に制御部6は制御出力信号PO1をハイレベルにし、トランジスタTR1をオンにしてノードAを接地電位GNDにショートさせてアナログ出力信号AINを出力部11から遮断してもよい。
出力部11は、ノイズ除去部10を介して入力されたアナログ信号AINを音として再生・出力する。
次に、本実施形態の電子式メトロノーム100の動作例について説明する。
図4、図5及び図6は、電子式メトロノーム100の動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST1:
電源スイッチ部5によって電子式メトロノーム100の電源がONされると、制御部6は、制御出力信号PO1をハイレベルにセットしてノイズ除去部10に出力し、D/A変換回路9の出力を0Vにセットする。また、計時タイマ61をスタートさせる。
ステップST2:
拍子切り替え部3は、拍子設定を読み取り、制御部6に出力する。また、拍子切り替え部3は、拍子カウンタをセットする。すなわち、X拍子の設定であるときに拍子切り替え部は拍子カウンタを“X”にする。
ステップST3:
振り子部2が往復運動を開始して反射板22がフォトセンサ1をよぎり、センサが入力を感知した場合はステップST3に進み、入力を感知しなかった場合はステップST6に進む。
ステップST4:
制御部6は、ステップST3においてセンサに入力があった場合、計時タイマ61をリセットさせる。
ステップST5:
制御部6は、制御出力信号PO1をローレベルにセットし、D/A変換回路9の出力をオフセット電圧VDD/2までなだらかに変化させる。
ステップST6:
制御部6は、ステップST3においてセンサに入力がなかった場合、計時タイマ61にカウントを続けさせる。
ステップST7:
制御部6は、計時タイマ61のカウントが規定時間、すなわちテンポ周期の最大値以上になった場合ステップST1に戻り、テンポ周期の最大値以上になっていない場合ステップST3に戻る。
ステップST8:
ステップST2において入力を感知したセンサがフォトセンサ右1Rだった場合はステップST9に、フォトセンサ左1Lだった場合はステップST10に進む。
ステップST9:
フォトセンサ右1Rは、振り子部2の振れた方向を示す左右フラグを“0”にする。左右フラグ“0”は振り子部2が右側に振れたことを意味する。
ステップST10:
フォトセンサ左1Lは、振り子部2の振れた方向を示す左右フラグを“1”にする。左右フラグ“1”は振り子部2が左側に振れたことを意味する。
ステップST11:
拍子切り替え部3の拍子設定が0拍子以外であった場合はステップST12に進み、0拍子であった場合はステップST20に進む。
ステップST12:
拍子切り替え部3は、現在の拍子カウンタから−1する。これにより、1拍分の音が再生されたことになる。
ステップST13:
音色切り替え部4の音色設定が音色Aであった場合はステップST14に、音色Bであった場合はステップST17に進む。
ステップST14:
制御部6は、波形メモリ71からチャイム音Aの波形を、波形メモリ72からクリック音Aの波形を読み出す。
ステップST15:
ミキシング部8は、ステップST14において読み出されたチャイム音Aの波形と、クリック音Aの波形をミックスする。
ステップST16:
出力部11は、ステップST15においてミキシング部8がミックスした波形を音として再生し出力する。
ステップST17:
制御部6は、波形メモリ73からチャイム音Bの波形を、波形メモリ74からクリック音Bの波形を読み出す。
ステップST18:
ミキシング部8は、ステップST17において読み出されたチャイム音Bの波形と、クリック音Bの波形をミックスする。
ステップST19:
出力部11は、ステップST18においてミキシング部8がミックスした波形を音として再生し出力する。
ステップST20:
音色切り替え部4の音色設定が音色Aであった場合はステップST21に、音色Bであった場合はステップST23に進む。
ステップST21:
制御部6は、波形メモリ72からクリック音Aの波形を読み出す。
ステップST22:
出力部11は、ステップST21において制御部6が読み出したクリック音Aを再生し出力する。
ステップST23:
制御部6は、波形メモリ74からクリック音Bの波形を読み出す。
ステップST24:
出力部11は、ステップST23において制御部6が読み出したクリック音Bを再生し出力する。
ステップST30:
拍子切り替え部3において拍子設定の切り替えがあった場合はステップST2に戻り、無かった場合はステップST31に進む。
ステップST31:
制御部6は、左右フラグが“1”、すなわち振り子部2が直前に振れたのが左であった場合にはステップST32に進み、左右フラグが“0”であった場合にはステップST35に進む。
ステップST32:
フォトセンサ右1Rは、入力があった場合はステップST33に進み、無かった場合はステップST60に進む。
ステップST33:
制御部6は、計時タイマ61をリセットする。
ステップST34:
フォトセンサ右1Rは、振り子部2の振れた方向を示す左右フラグを“0”にする。左右フラグ“0”は振り子部2が右側に振れたことを意味する。
ステップST35:
フォトセンサ左1Lは、入力があった場合はステップST36に進み、無かった場合はステップST60に進む。
ステップST36:
制御部6は、計時タイマ61をリセットする。
ステップST37:
フォトセンサ左1Lは、振り子部2の振れた方向を示す左右フラグを“1”にする。左右フラグ“1”は振り子部2が左側に振れたことを意味する。
ステップST38:
拍子切り替え部3の拍子設定が0拍子以外であった場合はステップST39に進み、0拍子であった場合はステップST49に進む。
ステップST39:
拍子切り替え部3は、現在の拍子カウンタから−1する。
ステップST40:
拍子切り替え部3は、拍子カウンタが0であるか否かを判断し、0であった場合はステップST41に進み、0で無かった場合はステップST49に進む。
ステップST41:
拍子切り替え部3は、新たにカウンタをセットする。すなわち、カウンタを“X”に戻す。
ステップST42:
音色切り替え部4の音色設定が音色Aであった場合はステップST43に、音色Bであった場合はステップST46に進む。
ステップST43:
制御部6は、波形メモリ71からチャイム音Aの波形を、波形メモリ72からクリック音Aの波形を読み出す。
ステップST44:
ミキシング部8は、ステップST43において読み出されたチャイム音Aの波形と、クリック音Aの波形をミックスする。
ステップST45:
出力部11は、ステップST44においてミキシング部8がミックスした波形を音として再生し出力する。
ステップST46:
制御部6は、波形メモリ73からチャイム音Bの波形を、波形メモリ74からクリック音Bの波形を読み出す。
ステップST47:
ミキシング部8は、ステップST46において読み出されたチャイム音Bの波形と、クリック音Bの波形をミックスする。
ステップST48:
出力部11は、ステップST47においてミキシング部8がミックスした波形を音として再生し出力する。
ステップST49:
音色切り替え部4の音色設定が音色Aであった場合はステップST50に、音色Bであった場合はステップST52に進む。
ステップST50:
制御部6は、波形メモリ72からクリック音Aの波形を読み出す。
ステップST51:
出力部11は、ステップST50において制御部6が読み出したクリック音Aを再生し出力する。
ステップST52:
制御部6は、波形メモリ74からクリック音Bの波形を読み出す。
ステップST53:
出力部11は、ステップST52において制御部6が読み出したクリック音Bを再生し出力する。
ステップST60:
制御部6は、計時タイマ61をカウントさせる。
ステップST61:
制御部6は、計時タイマ61のカウントが規定時間、すなわちテンポ周期の最大値以上になった場合ステップST1に戻り、テンポ周期の最大値以上になっていない場合ステップST30に戻る。
図7に、本実施形態の電子式メトロノームのタイミングチャートの一例として、拍子切り替え部3の設定を3拍子とした場合のタイミングチャートを示す。
図7に示すように、本実施形態の電子式メトロノーム100の動作例においては、電源スイッチ部5によって電源ONされてから、制御部6が動作開始するまでは、ノイズ除去部10のトランジスタTR1がONになるため、ノードAが接地電位GNDにショートされる。更に制御部6動作開始後、フォトセンサ1が入力を感知するまでは、制御部6は制御出力PO1をハイレベルで出力するのでトランジスタTR1はONのままであり、ノードAは接地電位GNDにショートされたままである。電源ON時には制御部6はD/A変換回路9の出力を初期値の0Vにセットしており、すなわち、本実施形態の電子式メトロノーム100では、電源ON時に制御部6が動作を開始する以前の過渡的なD/A変換回路9の出力信号によるノイズの発生を防止することができる。
更に、図7に示すように、本実施形態の電子式メトロノーム100の動作例においては、フォトセンサ1に最初に入力があったとき、制御部6は制御出力信号PO1をローレベルとしてトランジスタTR1をOFFにさせ、またD/A変換回路の出力電圧を初期値の0Vからオフセット電圧VDD/2までなだらかに変化させるので、センサ入力に応じて、拍子音乃至テンポ音の波形信号を波形メモリ71〜74から読み出して出力部11に再生・出力させることができる。
更に、図7に示すように、本実施形態の電子式メトロノーム100の動作例においては、制御部6が計時タイマ61によって時刻をカウントさせ、テンポ周期の最大値以上の間センサ入力がない場合は、制御部6は制御出力信号PO1をハイレベルとしてノイズ除去部10のトランジスタTR1をONにしノードAを接地電位GNDとショートさせ、D/A変換出力をなだらかにオフセット電圧VDD/2から0Vまで変化させるので、このときに電源スイッチ部5によって電子式メトロノーム100の電源をOFFにしたとしても、過渡的なD/A変換回路の出力信号によるノイズの発生を抑えることができる。
以上説明したように、本実施形態の電子式メトロノーム100によれば、電源スイッチ部5によって電源ONされてから、制御部6が動作開始するまでは、ノイズ除去部10のトランジスタTR1がONになるため、ノードAが接地電位GNDにショートされ、更に制御部6動作開始後、フォトセンサ1が入力を感知するまでは、制御部6は制御出力PO1をハイレベルで出力するのでトランジスタTR1はONのままであり、ノードAは接地電位GNDにショートされたままであり、電源ON時には制御部6はD/A変換回路9の出力を初期値の0Vにセットするので、電源ON時に制御部6が動作を開始する以前の過渡的なD/A変換回路9の出力信号によるノイズの発生を防止することができる。
また、本実施形態の電子式メトロノーム100によれば、フォトセンサ1に最初に入力があったとき、制御部6は制御出力信号PO1をローレベルとしてトランジスタTR1をOFFにさせ、またD/A変換回路の出力電圧を初期値の0Vからオフセット電圧VDD/2までなだらかに変化させ、センサ入力に応じて、拍子音乃至テンポ音の波形信号を波形メモリ71〜74から読み出して出力部11に再生・出力させることができる。
また、本実施形態の電子式メトロノーム100によれば、制御部6が計時タイマ61によって時刻をカウントさせ、テンポ周期の最大値以上の間センサ入力がない場合は、制御部6は制御出力信号PO1をハイレベルとしてノイズ除去部10のトランジスタTR1をONにしノードAを接地電位GNDとショートさせ、D/A変換出力をなだらかにオフセット電圧VDD/2から0Vまで変化させるので、振り子部2を何らかの方法であとに電源スイッチ部5によって電源をOFFにした場合にも、ノイズの発生を防ぐことができる。
本発明は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
本実施形態の電子式メトロノーム100においては、ノイズ除去部10は図3に示すような回路構成をしていたが、これは一例であり、本発明はこれに限定されない。等価な他の回路構成のノイズ除去部10によっても本発明は実現可能である。
本実施形態の電子式メトロノーム100は、2種類の音色を有し、またそれぞれの音色についてチャイム音及びクリック音を有していたが、本発明はこれには限定されない。すなわち、例えば、波形メモリ71にチャイム音の波形が、波形メモリ72にクリック音の波形が予め記憶され、波形メモリ73及び74には、ユーザが自由な音色の波形を記憶させられるようにしてもよい。この場合、図示しないマイク等からユーザの好きな音色を録音すれば、上記実施形態のチャイム音及びクリック音の代わりにユーザの好きな音色を再生・出力させることができる。これによって、チャイム音及びクリック音以外の音を利用したいユーザに好きな音色でテンポを知らせることができる。
本実施形態の図4及び図5で説明した動作例における左右の検出方法(左右フラグ)や拍子のカウント方法(拍子カウンタ)は一例であり、本発明はこれには限定されない。
図1は、本実施形態の電子式メトロノーム100のブロック図である。 図2は、フォトセンサ1と振り子部2の構成例を示す図である。 図3は、ノイズ除去部10の構成例を示す図である。 図4は、電子式メトロノーム100の動作例を説明するためのフローチャートである。 図5は、電子式メトロノーム100の動作例を説明するためのフローチャートである。 図6は、電子式メトロノーム100の動作例を説明するためのフローチャートである。 図7は、3拍子の場合の各信号のタイミングチャートを示す図である。
符号の説明
100…電子式メトロノーム、1…フォトセンサ、2…振り子部、21…調速錘、22…反射板、3…拍子切り替え部、4…音色切り替え部、5…電源スイッチ部、6…制御部、61…計時タイマ、71,72,73,74…波形メモリ、8…ミキシング部、9…D/A変換回路、10…ノイズ除去部、11…出力部、AIN…アナログ信号、PO1…制御出力信号、R1,R2,R3…抵抗

Claims (3)

  1. 所定のテンポで往復運動を行う振り子部と、
    前記振り子部の前記往復運動を感知し、前記振り子の往復運動周期に同期した同期信号を出力するセンサと、
    少なくとも1つの拍子音と、少なくとも1つのテンポ音とを記憶する複数の波形メモリと、
    前記拍子音及び前記テンポ音のうち、選択する拍子音及びテンポ音を決定し切り替える音色切り替え部と、
    前記複数の波形メモリに記憶された拍子音の波形信号とテンポ音の波形信号とをミキシングして混合音の波形信号を出力するミキシング部と、
    前記ミキシング部がミックスした波形信号をアナログ信号に変換して出力するD/A変換回路と、
    前記センサの出力した前記同期信号と同期させて波形信号を再生し、音として出力する出力部と、
    制御部と、
    を有し、
    電源がオンになった直後には、前記制御部の制御の下、前記D/A変換回路の前記出力部への出力を遮断させるノイズ除去部
    を更に有する
    電子式メトロノーム。
  2. 前記ノイズ除去部は、前記制御部の制御の下、電源がオンになってから前記センサが前記振り子部の往復運動を初めて感知したとき、前記D/A変換回路の前記出力部への出力の遮断を解除させる
    請求項1に記載の電子式メトロノーム。
  3. 前記制御部は、時間を計測する計時タイマをさらに有し、
    前記計時タイマは任意のテンポ音の出力からの時間を測定し、当該時間が所定の時間以上になった場合に、前記ノイズ除去部は、前記制御部の制御の下、前記D/A変換回路の前記出力部への出力を再び遮断させる
    請求項2に記載の電子式メトロノーム。
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