JP2007205330A - コモンレール式燃料噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 燃料噴射装置は、プライミング手段4、背圧チェック弁11、大径ピストン内の逆止弁の他に、燃料経路切替手段51を備える。燃料経路切替手段51は、プライミング手段4の吐出燃料の供給先を、サプライポンプ3から、背圧チェック弁11よりピエゾインジェクタ側の還流配管8へ切り替えるもので、ガス欠後のエンジン始動時にプライミング手段4によってピエゾインジェクタ2の低圧燃料通路の圧力を高めることで、変位拡大室内の圧力を高めるものである。これにより、変位拡大室の混入エアが圧縮されて、噴射動作に要する時間を短縮でき、エンジン始動時の快適性を確保できる。
【選択図】 図1
Description
ピエゾインジェクタの具体例としては、(1)ピエゾスタックによって油圧室(変位拡大室)の圧力を可変することで切替バルブ(三方切替弁)を駆動し、切替バルブによりニードルの背圧室の圧力を切り替えてニードルを駆動する切替バルブ型(図2参照)、(2)ピエゾスタックによって油圧室(油圧変換部)の圧力を可変することで、ニードルを着座方向に付勢する中間ピストンを持ち上げる制御室の圧力を可変し、中間ピストンの移動によりニードルを駆動する中間ピストン型などが知られている。
しかし、ピエゾインジェクタの油圧室にエアが混入した場合は、油圧室内でエアが圧縮されて油圧上昇が抑えられてしまうため{図3(a)参照}、上記特許文献1のような制御を行っても、エンジン始動時の快適性(クランキング時間の短縮)を得ることができない。
請求項1の手段を採用するコモンレール式燃料噴射装置は、燃料タンク内の燃料をサプライポンプに導くプライミング手段を用いて、エンジンの始動時にピエゾインジェクタの低圧側の圧力を高めるものである。
ガス欠等によりピエゾインジェクタの油圧室にエアが混入した場合、プライミング手段によりピエゾインジェクタの低圧側の圧力を高めることにより、ピエゾインジェクタの油圧室に混入したエアが圧縮されて、油圧室の容積におけるエアの占める容積率が小さくなる。
これによって、ピエゾスタック作動時に油圧室のエア圧縮が抑えられ、クランキング開始から、エンジン始動(完爆)までの時間を短縮することができる。
請求項2の手段を採用するコモンレール式燃料噴射装置において、プライミング手段によってエンジン始動時に高められるピエゾインジェクタの低圧側の圧力は、ピエゾスタックの作動によりピエゾインジェクタが噴射動作可能となるエア実質消失圧力である。
請求項3の手段を採用するコモンレール式燃料噴射装置は、高圧燃料をコモンレールに圧送するサプライポンプのオーバーフロー部から排出される燃料圧力を用いて、エンジンの始動時にピエゾインジェクタの低圧側の圧力を高めるものである。
ガス欠等によりピエゾインジェクタの油圧室にエアが混入した場合、サプライポンプのオーバーフロー部から排出される燃料圧力を用いてピエゾインジェクタの低圧側の圧力を高めることにより、ピエゾインジェクタの油圧室に混入したエアが圧縮されて、油圧室の容積におけるエアの占める容積率が小さくなる。
これによって、ピエゾスタック作動時に油圧室のエア圧縮が抑えられ、クランキング開始から、エンジン始動(完爆)までの時間を短縮することができる。
請求項4の手段を採用するコモンレール式燃料噴射装置において、サプライポンプのオーバーフロー部から排出される燃料圧力によってエンジンの始動時に高められるピエゾインジェクタの低圧側の圧力は、ピエゾスタックの作動によりピエゾインジェクタが噴射動作可能となるエア実質消失圧力である。
高圧燃料を蓄圧するコモンレールと、
このコモンレールに高圧燃料を供給するサプライポンプと、
燃料を燃料タンクへ戻す低圧配管と、
コモンレールから高圧燃料を受ける高圧部、および低圧配管に連通する低圧部を備えるとともに、低圧燃料が満たされる油圧室(ピエゾスタックの伸縮を油圧に変換する油室:例えば、切替弁を駆動する変位拡大室、中間ピストンを駆動する油圧を発生させる油圧変換部など)を加圧可能に配置されたピストン、および通電による伸長によりピストンを駆動して油圧室を加圧するピエゾスタックを備え、油圧室内の圧力変化によってコモンレールから供給された高圧燃料を噴射するピエゾインジェクタとを具備する。
このピエゾインジェクタは、低圧側の燃料を油圧室のみへ導く低圧燃料供給手段(逆止弁等)を備える。
また、コモンレール式燃料噴射装置は、低圧配管の途中に、ピエゾインジェクタ側の低圧燃料圧力を所定圧力に設定する背圧チェック弁を備える。
さらに、コモンレール式燃料噴射装置は、エンジン始動時にピエゾインジェクタの低圧側の圧力を高める低圧昇圧手段を備える。
燃料タンク内の燃料をサプライポンプに導くプライミング手段と、ピエゾインジェクタ側の低圧燃料圧力を所定圧力に設定する背圧チェック弁と、ピエゾインジェクタ内において低圧側の燃料を油圧室のみへ導く低圧燃料供給手段(逆止弁等)と、プライミング手段から吐出される燃料を、サプライポンプから、背圧チェック弁よりピエゾインジェクタ側の低圧配管へ切り替えて導く燃料経路切替手段とから構成される。
また、最良の形態2の低圧昇圧手段は、ピエゾインジェクタ内において低圧側の燃料を油圧室のみへ導く低圧燃料供給手段(逆止弁等)と、サプライポンプのオーバーフロー部から排出される燃料を、背圧チェック弁よりピエゾインジェクタ側の低圧配管へ切り替えて導く燃料経路切替手段とから構成される。
〔コモンレール式燃料噴射装置の説明〕
コモンレール式燃料噴射装置を図1を参照して説明する。
コモンレール式燃料噴射装置は、エンジン(例えばディーゼルエンジン:図示しない)の各気筒に燃料噴射を行うシステムであり、コモンレール1、ピエゾインジェクタ2、サプライポンプ3、プライミング手段4、および制御装置5等によって構成される。なお、制御装置5は、ECU(エンジン制御ユニット)5aとEDU(駆動ユニット)5bで構成されるものであり、EDU5bはECU5aのケース内に内蔵されるものであっても良い。
コモンレール1は、ピエゾインジェクタ2に供給する高圧燃料を蓄圧する蓄圧容器であり、燃料噴射圧に相当するコモンレール圧が蓄圧されるように高圧ポンプ配管を介して高圧燃料を圧送するサプライポンプ3の吐出口と接続されるとともに、各ピエゾインジェクタ2へ高圧燃料を供給する複数のインジェクタ配管6が接続されている。
また、コモンレール1の他端には、コモンレール圧センサ9が取り付けられており、蓄圧するコモンレール圧をECU5aによって検出できるように設けられている。
ピエゾインジェクタ2は、エンジンの各気筒毎に搭載されて燃料を各気筒内に噴射供給するものであり、コモンレール1より分岐する複数のインジェクタ配管6の下流端に接続されて、コモンレール1に蓄圧された高圧燃料を各気筒内に噴射供給するものであり、その具体的な構成は後述する。
ピエゾインジェクタ2からリークされる低圧のリーク燃料は、背圧チェック弁11を介して還流配管8に導かれて燃料タンク12に戻される。この背圧チェック弁11は、所定圧力(例えば、200kPa)以上で開弁し、エンジンの運転中にピエゾインジェクタ2のリーク燃料圧力を所定圧力に保つ手段である。
サプライポンプ3は、コモンレール1へ高圧燃料を圧送する高圧ポンプと、燃料タンク12内の燃料を燃料フィルタ13を介して高圧ポンプへ供給するフィードポンプとを内蔵し、フィードポンプによって吸い上げられた燃料を高圧ポンプで高圧に圧縮してコモンレール1へ圧送する。フィードポンプおよび高圧ポンプは共通のカムシャフト14によって駆動される。なお、このカムシャフト14は、エンジンによって回転駆動されるものである。
プライミング手段4は、出荷時やガス欠時など、燃料タンク12からサプライポンプ3へ燃料を導く供給配管17内が空で、サプライポンプ3が燃料を吸引できない状態の時に作動させて、燃料タンク12からサプライポンプ3に燃料を供給する手段であり、コモンレール式燃料噴射装置は、燃料タンク12内に搭載された電動ポンプ(電動プライミング)4a、あるいは燃料フィルタ13に搭載された手動ポンプ(手動プライミング)4bの少なくても一方を搭載している。
なお、手動ポンプ(手動プライミング)4bによる燃料の供給圧は、約200kPaが可能である。
ピエゾインジェクタ2の一例を図2を参照して説明する。なお、以下では、図2中の上側を上、図2中の下側を下と称して説明する。
ピエゾインジェクタ2は、下から上に向けて、ノズル部21、三方切替弁22、変位拡大手段23、ピエゾスタック24を備える。
ノズル部21は、高圧燃料の噴射と停止を切り替えるものであり、ハウジング25(具体的には、ノズルホルダ)において軸方向へ摺動自在に支持されたニードル26を備える。
ニードル26は、上部に設けられた大径部27がハウジング25内に摺動自在に支持されるものであり、ニードル26の下端円錐部28がハウジング25の下端内側に形成された環状シート29に着座または離座する。ニードル26の下側の外周空間31には、ハウジング25に形成された高圧燃料通路32(インジェクタ配管6に連通する燃料通路)を介して高圧燃料が導入され、ニードル26の離座時に噴孔33から燃料が噴射される。ニードル26の下側の外周空間31に供給される高圧燃料は、大径部27の下面の段差面27aに作用して、ニードル26に上向き(離座方向)の力を発生させる。
圧力制御室34の内圧は、三方切替弁22によって高圧状態と低圧状態に切替制御されるものであり、(1)圧力制御室34が低圧になり、ニードル26の下向き(着座方向)の力より、ニードル26の上向き(離座方向)の力が上回ると、ニードル26がリフトして高圧燃料が噴孔33から噴射され、(2)圧力制御室34が高圧になり、ニードル26の上向き(離座方向)の力より、ニードル26の下向き(着座方向)の力が上回ると、ニードル26がリフトダウンして噴孔33からの燃料噴射が停止する。
三方切替弁22は、圧力制御室34に連通する弁室37を、切替バルブ38によって高圧燃料通路32または低圧燃料通路39の一方に切り替えることで圧力制御室34の内圧を切り替える油圧切替弁である。なお、低圧燃料通路39は、ハウジング25に形成されて、還流配管8に連通する燃料通路である。
弁室37の上部には、弁室37内と低圧燃料通路39を連通する低圧側バルブシート41が形成され、弁室37の下部には、弁室37内と高圧側の高圧燃料通路32を連通する高圧側バルブシート42が形成されている。
なお、切替バルブ38は、後述する小径ピストン43によって弁室37内において上下方向に移動可能に支持されている。
逆に、切替バルブ38が上方へ変位して、高圧側バルブシート42を開き、低圧側バルブシート41を閉じることで、弁室37および圧力制御室34が高圧に切り替わる(噴射停止動作)。
変位拡大手段23は、ピエゾスタック24の伸縮変位量(積層方向の変化量、即ち上下方向の変化量)を大きくして三方切替弁22の切替バルブ38に伝えるものであり、切替バルブ38の上部に連接された小径ピストン(バルブピストン)43、ピエゾスタック24により直接駆動される大径ピストン(ピエゾピストン)44、および小径ピストン43の上面と大径ピストン44の下面の間に形成されて燃料が満たされる変位拡大室(油圧室の一例)45で構成される。
ここで、大径ピストン44には、変位拡大室45と低圧燃料通路39とを連通する連通路47が形成されると共に、この連通路47を開閉できる逆止弁48が組み込まれている。この逆止弁48は、変位拡大室45を含む閉空間に燃料を補充する際に開弁する。即ち、上記閉空間には燃料が満たされているが、例えば、変位拡大室45の燃料が大径ピストン44によって加圧された際に、大径ピストン44の摺動隙間等から次第に燃料がリークする。このため、閉空間に燃料を補充する必要が生じる。そこで、燃料のリークによって変位拡大室45の圧力が低圧燃料通路39の圧力(背圧チェック弁11により設定される低圧側の燃料圧力)より低くなった時に、逆止弁48が開弁することで変位拡大室45に燃料が自動的に補充されるようになっている。即ち、ピエゾインジェクタ2の作動停止時であっても、変位拡大室45の圧力は低圧燃料通路39の圧力に設定される。
ここで、変位拡大室45内で対向する小径ピストン43の上端の径は、大径ピストン44の下端の径より小さく設けられており、大径ピストン44の軸方向の変位が小径ピストン43に拡大して伝達される。
逆に、ピエゾスタック24が積層方向に収縮し、皿バネ46によって大径ピストン44が上方向へ移動すると、変位拡大室45によって小径ピストン43が上方へ吸引され、小径ピストン43とともに切替バルブ38が上方へ変位することにより、高圧側バルブシート42を開いて低圧側バルブシート41が閉じ、弁室37および圧力制御室34が高圧に切り替わる(噴射停止動作)。
ピエゾスタック24は、周知構成のものであり、その一例を説明する。
ピエゾスタック24は、充電により板厚方向に膨張する板状のピエゾ素子を多数積層してなる。各ピエゾ素子は、略円板形状を呈する圧電体、この圧電体の両面に形成された内部電極からなり、多数のピエゾ素子を板厚方向に積層してピエゾスタック24が構成される。
なお、ピエゾスタック24は、ピエゾインジェクタ2内において燃料と接触しないように設けられている。
制御装置5は、上述したように、ECU5aとEDU5bにより構成される。
ECU5aは、制御処理、演算処理を行うCPU、各種プログラムおよびデータを保存する記憶装置(ROM、RAM、SRAM、EEPROM等のメモリ)、入力回路、出力回路、電源回路を含んで構成される周知構造のコンピュータよりなる。
ECU5aは、読み込まれたセンサ類の信号(エンジンパラメータ:乗員の運転状態、エンジンの運転状態に応じた信号)に基づいて各種の演算処理を行う。
なお、ECU5aには、エンジンパラメータを検出するセンサ類として、アクセル開度を検出するアクセルセンサ、エンジン回転数やクランク角を検出する回転数センサ、エンジンの冷却水温度を検出する水温センサ、コモンレール圧を検出するコモンレール圧センサ9など、各種のセンサが接続されている。
充放電制御機能は、現在の運転状態に応じたタイミングでピエゾスタック24の充放電を制御する機能であり、予め搭載されたプログラムと、ECU5aに読み込まれた各種センサ類の信号(エンジンパラメータ)とに基づいて、単噴射やマルチ噴射等の「噴射形態」、各噴射毎の「噴射開始時期」、各噴射毎の「噴射期間(噴射量)」を算出し、算出した噴射形態、噴射開始時期、噴射期間(噴射量)に基づいてピエゾスタック24の充電と放電を制御する。
SCV制御機能は、現在の運転状態に応じた目標コモンレール圧を求め、コモンレール圧センサ9で検出される実コモンレール圧が目標コモンレール圧となるSCV開度を算出する制御プログラムであり、算出した「開弁信号(例えば、PWM信号)」をSCV15に出力する。
次に、ピエゾインジェクタ2を採用するコモンレール式燃料噴射装置に特有の不具合と、その解決手段を説明する。
(実施例1の背景技術)
ガス欠等によりシステム内にエアが混入する場合がある。ピエゾインジェクタ2内にエアが混入すると、エンジンの始動時、クランキングを開始してから、エンジンが始動(完爆)するまでに時間がかかり、始動時の快適性が損なわれる。
図3(a)に示すように、ガス欠等により変位拡大室45にエア(気泡:図中、丸で示す)が混入していると、ピエゾスタック24が伸長することで大径ピストン44が下方へ変位したとしても、変位拡大室45内でエアが圧縮されて変位拡大室45の油圧上昇が抑えられてしまうため、小径ピストン43にピエゾスタック24の駆動力が適切に伝達されなくなり、切替バルブ38を低圧側バルブシート41から適切に離座させることができなくなる。このため、弁室37および圧力制御室34が低圧に切り替わる作動が阻害され、ニードル26をリフトすることができなくなる。
ここで、変位拡大室45内に混入したエアが留まっていても、エンジン運転中に背圧チェック弁11の機能により低圧燃料通路39の燃料圧力が高まり、変位拡大室45内の燃料圧力が高まることで、図3(b)に示すように、混入エアの体積が減少し、ピエゾスタック24の駆動力をエア圧縮が吸収する割合が減少することで噴射が可能になる。
即ち、変位拡大室45内に混入エアが留まっていても、低圧燃料通路39内の燃料圧力が圧力P1(例えば、100kPa:符号、図4参照)以上に高まることで、ピエゾインジェクタ2による噴射が可能になる。
低圧燃料通路39内の燃料が加圧される要因は、切替バルブ38と低圧側バルブシート41の間のクリアランスを介して、高圧燃料通路32の燃料が低圧側へリークするのみであり、このリーク(以下、説明のために切替バルブリークと称する)により低圧燃料通路39の燃料が加圧されるには、長い時間がかかってしまう。
切替バルブリークによる高圧燃料通路32の燃料圧力上昇は実線Aに示すように緩やかであるため、クランキング開始T0後に圧力P1に達するのは時T1となり、クランキング開始T0からインジェクタ作動(T1)には長い時間ΔT1が必要となってしまい、始動時の快適性が損なわれる。
また、将来の技術として、静リーク(機械的な隙間によるリーク)が無いピエゾインジェクタ2が開発されたことを想定すると、静リークによる低圧燃料通路39の上昇が見込めないため、変位拡大室45内にエアが混入した場合は、エア圧縮によるピエゾインジェクタ2の作動不良を回避することができなくなってしまう。
上記の問題点を解決するために、コモンレール式燃料噴射装置は、エンジン始動時(始動直前を含む)にピエゾインジェクタ2の低圧燃料通路39の圧力を高めることで、逆止弁48を介して変位拡大室45内の圧力を高める低圧昇圧手段を備える。
実施例1の低圧昇圧手段は、約200kPaの燃料供給圧が得られるプライミング手段4と、還流配管(低圧配管)8において低圧燃料通路39の内圧を約200kPaに設定する背圧チェック弁11と、低圧燃料通路39の燃料を変位拡大室45に導く逆止弁48と、次に説明する燃料経路切替手段51で構成される。
なお、プライミング手段4、背圧チェック弁11、逆止弁48は、コモンレール式燃料噴射装置が従来より搭載しているものであり、主な追加部品は燃料経路切替手段51の他に、燃料経路切替手段51と背圧チェック弁11よりもピエゾインジェクタ側の還流配管8とを接続する昇圧燃料輸送管52のみである。
燃料経路切替手段51を電動切替バルブにより構成する場合は、(1)プライミング手段4(主に電動プライミング)の作動時に、ECU5aによって燃料経路切替手段51の切り替えを制御して、プライミング手段4の吐出燃料を低圧燃料通路39へ送るように設けても良いし、(2)運転席近傍の操作パネルに手動の切替スイッチを設け、乗員の切替スイッチの操作により燃料経路切替手段51の切り替えを実施するように設けても良い。 また、燃料経路切替手段51を手動切替バルブにより構成する場合は、説明書やプライミング手段4(主に手動プライミング)の近傍に操作内容を明記して、ドライバー等の操作により燃料経路切替手段51の切り替えを実施するものである。
しかし、図4に示すように、プライミング手段4によってエンジン始動時に高められるピエゾインジェクタ2の低圧燃料通路39の圧力がP1に達しない例えば圧力P2(P2>P0:P0は大気圧)であったとしても、切替バルブリークによって低圧燃料通路39の圧力がP1に達する時が、時T1から時T2へ短縮される。
即ち、プライミング手段4を用いて低圧燃料通路39の圧力をP2に昇圧することにより、切替バルブリークによる高圧燃料通路32の燃料圧力上昇は実線Bに示すように緩やかであっても、クランキング開始T0から圧力P1に達するのは時T2となり、クランキング開始T0からインジェクタ作動(T2)の時間をΔT2に短縮できる。
実施例1のコモンレール式燃料噴射装置は、上述したように、ガス欠等によりピエゾインジェクタ2の変位拡大室45にエアが混入した場合、エンジンの始動時にプライミング手段4を用いて燃料タンク12内の燃料をピエゾインジェクタ2の低圧燃料通路39に送って、低圧燃料通路39の圧力を高めるものである。
これにより、ピエゾインジェクタ2の変位拡大室45に混入したエアが圧縮されて、変位拡大室45の容積におけるエアの占める容積率が小さくなる。そして、プライミング手段4により、低圧燃料通路39を圧力P1に昇圧させることで、ピエゾインジェクタ2を作動させることができる。
また、プライミング手段4による低圧燃料通路39の圧力がP1より低い圧力P2であっても、切替バルブリークによって低圧燃料通路39の圧力がP1に達する時間が短縮されるため、クランキング開始から、エンジン始動(完爆)までの時間を従来より短縮することができる。
上記実施例1の低圧昇圧手段は、ガス欠後のエンジン始動時にプライミング手段4によって低圧燃料通路39の圧力を昇圧させるものであった。
これに対し、この実施例2の低圧昇圧手段は、サプライポンプ3のオーバーフロー部3aから排出される燃料(サプライポンプ3内のフィードポンプの吐出する燃料の一部)によって、ガス欠後のエンジン始動時に低圧燃料通路39の圧力を昇圧させる技術である。
なお、サプライポンプ3のオーバーフロー部3aから排出される燃料によってエンジン始動時に高められる低圧燃料通路39の圧力は、変位拡大室45内のエアが実質消失可能な圧力(エア実質消失圧力)P1であることが望ましいが、実施例1と同様、圧力P1より低い圧力P2であっても良い。
この実施例2を採用しても、実施例1と同様の効果を得ることができる。
上記の実施例では、切替バルブ38が軸方向へ変位するピエゾインジェクタ2を例示したが、切替バルブ38が回転変位することで圧力制御室34の内圧が変化するピエゾインジェクタであっても良い。
上記の実施例では、ピエゾスタック24で三方切替弁22を駆動する切替バルブ型のピエゾインジェクタ2を例示したが、ピエゾスタック24によって油圧室(油圧変換部)の圧力を可変することで、ニードル26を着座方向に付勢する中間ピストンを持ち上げる制御室の圧力を可変し、中間ピストンの移動によりニードル26を駆動する中間ピストン型のピエゾインジェクタであっても良い。
2 ピエゾインジェクタ
3 サプライポンプ
3a オーバーフロー部
4 プライミング手段
12 燃料タンク
24 ピエゾスタック
45 変位拡大室(油圧室)
51 燃料経路切替手段
52 昇圧燃料輸送管
Claims (4)
- 低圧燃料が満たされる油圧室を加圧することで燃料噴射を行うピエゾスタックを搭載するピエゾインジェクタを備えたコモンレール式燃料噴射装置において、
このコモンレール式燃料噴射装置は、
高圧燃料をコモンレールに圧送するサプライポンプを備え、
燃料タンク内の燃料を前記サプライポンプに導くプライミング手段を用いて、内燃機関の始動時に前記ピエゾインジェクタの低圧側の圧力を高めることを特徴とするコモンレール式燃料噴射装置。 - 請求項1に記載のコモンレール式燃料噴射装置において、
前記プライミング手段によって前記内燃機関の始動時に高められる前記ピエゾインジェクタの低圧側の圧力は、前記ピエゾスタックの作動により噴射動作が可能となるエア実質消失圧力であることを特徴とするコモンレール式燃料噴射装置。 - 低圧燃料が満たされる油圧室を加圧することで燃料噴射を行うピエゾスタックを搭載するピエゾインジェクタを備えたコモンレール式燃料噴射装置において、
このコモンレール式燃料噴射装置は、
高圧燃料をコモンレールに圧送するサプライポンプのオーバーフロー部から排出される燃料圧力を用いて、内燃機関の始動時に前記ピエゾインジェクタの低圧側の圧力を高めることを特徴とするコモンレール式燃料噴射装置。 - 請求項3に記載のコモンレール式燃料噴射装置において、
前記サプライポンプのオーバーフロー部から排出される燃料圧力によって前記内燃機関の始動時に高められる前記ピエゾインジェクタの低圧側の圧力は、前記ピエゾスタックの作動により噴射動作が可能となるエア実質消失圧力であることを特徴とするコモンレール式燃料噴射装置。
Priority Applications (2)
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