JP2007204899A - エアレイド不織布用熱接着性複合繊維およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、エアレイド性、特にスクリーンからの紡出性に極めて優れ、かつ接着強力が高く、熱収縮率が極めて低く、地合いの良好なエアレイド不織布を製造可能とする、エアレイド不織布用熱接着性複合繊維を提供することにある。
【解決手段】上記課題は繊維形成性樹脂成分および熱接着性樹脂成分からなる複合繊維であって、繊度が10デシテックス以下または繊維長が8mm以上であり、捲縮率/捲縮数が0.65以下、かつ捲縮弾性率が70%以上であることを特徴とするエアレイド不織布用熱接着性複合繊維、及び1800m/min以下の紡糸速度で引き取った未延伸糸を熱接着性樹脂成分のガラス転移点と繊維形成性樹脂成分のガラス転移点のいずれか高い温度より10℃以上高い温度で0.6〜1.1の倍率で定長熱処理することを特徴とするエアレイド不織布用熱接着性複合繊維の製造方法により解決することができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、エアレイド不織布用熱接着性複合繊維に関するもので、更に詳しくは、立体捲縮の発現が少なく、開繊性に優れる上に熱接着時のウェブ収縮が少ない、エアレイド不織布用熱接着性複合繊維に関するものである。
エアレイド不織布は、従来より広く用いられているカード法で製造される不織布に比べ、繊維の配向が進行方向と幅方向の差がなく均一であり、また、抄造法による不織布に比べ嵩高性を発現し易い特徴があり、近年特に生産量を伸ばしている分野である。一般に、エアレイド用不織布用繊維は、特許文献1に示される如く、嵩高性を付与するために平面ジグザグ状やスパイラル状の顕在捲縮を付与している。しかし、嵩高性をよくするために捲縮数または捲縮率を大きくすると、空気開繊工程で繊維の開繊性が低下し、未開繊束やウェブ斑の発生が多くなり、得られた不織布は外観品位が劣り、不織布強力の低い劣悪なものとなることが多い。
また、繊度が細くなるほど、繊維の表面積が多くなり、繊維束として凝集しやすくなるために開繊性が難しくなるが、一般的な押し込み捲縮法のクリンパーを用いると、細繊度になるほど捲縮数が多いために、開繊性は一層悪化する方向であった。一方、繊維長が長くなると、できた不織布の強度を上げることができるが、反面、スクリーンの通過性が悪くなり、生産能力が落ちてしまう欠点がある。特許文献2には捲縮周期に対する捲縮の高さの比(H/L)、いわゆる捲縮の傾斜を繊度毎に最適なように規定して、エアレイド性の良好な繊維が提案されている。しかしながら、実施例として例示されている捲縮数は繊度が小さい場合には捲縮数の設定が小さすぎるため、押し込み式クリンパーのスタフィング圧を低くしなければならず、反って捲縮がノークリンプに近い捲縮斑を発現しやすいものであった。また、繊度が大きい場合には捲縮数設定が大きすぎるため、スタフィング圧を大きくすると背圧が高くなるためクリンパーががたつき易くなる。クリンパー前でトウをスチーム等で加熱してやることで、繊維の剛性が低下し、がたつきは減少するが、捲縮度が上がり、かつH/Lが高くなりすぎるためにスクリーンの通過性が悪くなり、紡出量が低下するのみならず、毛玉状の繊維塊を生じやすくなるといった欠点があった。
2成分ポリマーブレンドの複合繊維は、低融点側の熱セットが十分できないため、熱接着時の収縮が大きく、熱接着後のウェブが大きく収縮して美観や接着強力を損なう、エアレイド開繊時にスクリーン等で受ける強い刺激によって細かい立体捲縮が発現することによって、スクリーンからの排出が悪くなり、生産性が悪くなる傾向がある。
よって、接着強力に優れる上、著しく紡出性が優れるエアレイド不織布用熱接着性複合繊維は、従来提案されていなかった。
特開平11−81116号公報 特開2005−42289号公報
本発明は、上記従来技術を背景になされたもので、その目的は、エアレイド性、特にスクリーンからの紡出性に極めて優れ、かつ接着強力が高く、熱収縮率が極めて低く、地合いの良好なエアレイド不織布を製造可能とする、エアレイド不織布用熱接着性複合繊維を提供することにある。
本発明者等は、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、複合繊維の未延伸糸を繊維形成性樹脂成分のガラス転移点(Tg)と熱接着性樹脂成分のTgのいずれか高い温度で定長熱処理すること、あるいは延伸後、前述の温度範囲でオーバーフィードをさせることで、捲縮数が多いにもかかわらず、捲縮率が低く、スクリーン通過後にその嵩性能を回復するエアレイド不織布用複合繊維の発明に到達した。
より具体的には、上記課題は繊維形成性樹脂成分および熱接着性樹脂成分からなる複合繊維であって、繊度が10デシテックス以下または繊維長が8mm以上であり、捲縮率/捲縮数が0.65以下、かつ捲縮弾性率が70%以上であることを特徴とするエアレイド不織布用熱接着性複合繊維、並びに1800m/min以下の紡糸速度で引き取った未延伸糸を熱接着性樹脂成分のガラス転移点と繊維形成性樹脂成分のガラス転移点のいずれか高い温度より10℃以上高い温度で0.6〜1.1の倍率で定長熱処理することを特徴とするエアレイド不織布用熱接着性複合繊維の製造方法により解決することができる。
本発明は、細繊度または繊維長が長いエアレイド不織布用熱接着性繊維において、スクリーン通過性が良好、すなわち生産性の極めて高く、かつ風合いが柔軟あるいは不織布強度の高いエアレイド不織布用熱接着性複合繊維を提供することを可能とした。また、従来の押し込み型クリンパーで安定して捲縮を付与でき、従って捲縮も均一で、地合いの良好な不織布が生産可能となる。
以下本発明の実施形態について詳細に説明する。
まず、本発明の対象となるのが、繊維形成性樹脂成分および熱接着性樹脂成分からなる複合繊維であり、繊度が10デシテックス以下または繊維長が8mm以上のエアレイド不織布用複合繊維である。これらの値より、繊度が小さくなる、または繊維長が長い繊維は、一般的にはエアレイド不織布製造装置に設けられたスクリーンを通過しにくい。その原因は、繊度が小さいと繊維間の凝集が強く開繊しにくいためであり、また繊維長が長いと繊維がスクリーンの孔を通過する大きさに丸まらないためである。この傾向からさらに捲縮性能が強いと繊維が交絡して毛玉状となり、スクリーンの孔が塞がり易くなる。また、偶発的にその毛玉がスクリーンを通過した場合には、ウェブに毛玉状の欠点や地合い斑を生じやすくなり、不織布の品質上問題が発生する。本発明はこの点に鑑みて、従来品質上の問題があった低繊度又は繊維長が長い場合であっても、地合いが良好で品質の良い不織布を得るための複合繊維であり、繊度が10デシテックス以下または繊維長が8mm以上であることが必要である。好ましくは繊度1〜9デシテックス又は繊維長9〜50mm、より好ましくは繊度3〜9デシテックス又は繊維長9.5〜30mmである。
上記のような問題を解消するには、JIS L1015:2005 8.12.1〜8.12.2に定める捲縮率(CD)と捲縮数(CN)の比、CD/CNが0.65以下となるように捲縮率を小さく、かつ捲縮弾性率(JIS L1015:2005 8.12.3に記載。残留捲縮率を捲縮率で除し、百分率表示したもの)が70%以上となるように、捲縮数、捲縮率を低く、かつ捲縮弾性率(CE)を高く設定したものである。捲縮数、捲縮率を低く設定することによりスクリーンを通過しやすくなり、また捲縮弾性率としては高くなるようにすると、スクリーン通過後に捲縮が回復することによって、結束状の繊維塊が繊維間の凝集を断ち切って開繊しやすくなり、更に紡出性が上がる。捲縮数(CN)の範囲は4〜20山/25mm程度が適切である。CNが20山/25mmを超えると繊維間の絡合が強すぎて毛玉を生じやすく、逆に4山/25mmを下回ると繊維長が長くなった場合にスクリーンを通過しにくくなり、結束上の繊維塊を生じやすく、開繊性、スクリーン通過性が悪くなることがある。捲縮率(CD)と捲縮数の比、CD/CNが0.65を超えると、捲縮の山が鋭くなり、繊維間の絡合が強まる方向であるため、やはりスクリーン通過性が悪くなる。捲縮弾性率が70%を下回ると、スクリーン通過後で結束状繊維が残りやすくなる。このようなCD/CN比の範囲、CEの範囲を達成する為には、例えば複合繊維に捲縮をかける際に温度をかけずに行うのが好ましい。更には冷風などで冷却しながら複合繊維に捲縮をかけるのがより好ましい。
このような捲縮性能が小さい繊維を製造するためには、捲縮以外の繊維のモデュラスを小さく調整することが必要で、公知の複合繊維の溶融方法や口金を用いて、1800m/min以下の紡糸速度で引き取った未延伸糸を熱接着性樹脂成分のガラス転移点と繊維形成性樹脂成分のガラス転移点のいずれか高い温度より10℃高い温度で0.6〜1.1の倍率で定長熱処理する製造方法により得られる。紡糸速度は1800m/min以下であることが必要であり、好ましくは1500m/min以下、更に好ましくは1300m/min以下である。1800m/minこれを超えると未延伸糸の配向が上がり、本発明が目標とする高接着性を阻害する上、断糸が多くなり、生産性が悪くなる。また紡糸速度がこの範囲より遅くても当然のごとく生産性が悪くなる。
ここでいう定長熱処理は、溶融紡糸により得た未延伸糸を0.6〜1.1倍のドラフトをかけた状態で行う。実質は、熱処理前後で繊維軸方向の変形がないように1.0倍で行うが、樹脂の性質上樹脂の性質上未延伸糸に熱伸長が生じる場合は延伸機のローラー間での糸条の弛みを防ぐために、1.0倍より大きいドラフトをかけてもよい。1.1倍を超えたドラフトを付与することは未延伸糸を延伸させることになるので好ましくない。また、樹脂の性質上強い熱収縮を生じる場合も繊維の配向を上げてしまう方向であるので、1.0倍より大きいドラフトをかける代わりに未延伸糸が延伸中に弛みを生じない程度の1.0倍未満のドラフト(オーバーフィード)としても差し支えない。ただし、ドラフトは0.6倍程度が実質の下限であり、これを下回ると殆どのポリマー系では収縮が不十分でトウが垂れやすくなる。定長熱処理はヒータープレート上、熱風吹付け、高温空気中、蒸気吹付け、シリコンオイルバス等の液体熱媒中で実施すればよいが、熱効率がよく、その後の繊維処理剤付与の際に洗浄の必要がない温水中で実施することが好ましい。
またもう一つの製造方法としては、公知の複合繊維の溶融方法や口金を用いて、1800m/min以下の紡糸速度で引き取った未延伸糸を熱接着性樹脂成分のガラス転移点と繊維形成性樹脂成分のガラス転移点のいずれか高い温度より低い温度で延伸した後、熱接着性樹脂成分のガラス転移点と繊維形成性樹脂成分のガラス転移点のいずれか高い温度より10℃高い温度で0.5〜0.9の倍率でオーバーフィード(定長)熱処理する方法がある。延伸方法、オーバーフィードの加熱方法としては、前述の定長熱処理の方法と同様であるが、特に加熱効率の良い温水中で実施するのが好ましい。このような延伸方法であっても、低モデュラスの複合繊維を得ることができる。
本発明の製造方法によって開繊性が良好である低い捲縮性能(すなわち、捲縮率/捲縮数が小さい)繊維を製造できるのは、複合繊維が実質延伸されていない状態で定長熱処理を受けるため、繊維形成性樹脂成分が適度な熱処理を受け、適度な剛性を有するが、剛性率が実質低いため、クリンパーボックスでの繊維の変形を受けやすいが固定もされにくく、またクリンパーボックスに入る前に予熱をされていないため、可塑化効果が少ないため、捲縮率が高くなりにくい。更には、延伸による繊維形成性樹脂成分と熱接着性樹脂成分との配向差が極めて少ないため、立体捲縮が発現しにくいため、エアレイド工程で繊維の絡みが少なく、従って、毛玉状に絡みにくく、スクリーンより排出されやすくなり、ウェブ上での欠点ともなり難い。更には、延伸倍率が低いために熱接着性樹脂成分の配向が低く抑えられているため、熱接着性樹脂成分の融点を少し超えたくらいの低温で融けやすくなり、低温熱接着性による熱接着スピードの速度アップ、すなわち生産性の向上に繋がり、また接着強度も大きくなる。
本発明の熱接着性複合繊維の形態は繊維形成性樹脂成分と熱接着性樹脂成分とが所謂サイドバイサイド型で貼りあわされた複合繊維であっても、両成分が芯鞘構造を持つ芯鞘型複合繊維であっても構わない。しかし、繊維断面のあらゆる方向に熱接着性樹脂成分が配置され得る点で熱接着性樹脂成分を鞘成分とする芯鞘型複合繊維であることが好ましい。また芯鞘型複合繊維としては同芯芯鞘型複合繊維又は偏芯芯鞘型複合繊維を挙げることができる。
繊維形成性樹脂成分としては、融点が150℃以上の結晶性熱可塑性樹脂がよく、高密度ポリエチレン(HDPE)、アイソタクティックポリプロピレン(PP)若しくはこれらを主成分とする共重合体等のポリオレフィン類やナイロン−6、ナイロン−66等のポリアミド類、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、若しくはポリエチレンナフタレート等のポリエステル類等が上げられるが、上記のような製造方法でウェブ又は不織布に適度の剛性を付与できるポリエステル類、中でもポリエチレンテレフタレート(PET)が好ましく用いられる。
熱接着性樹脂成分(鞘成分)は、芯成分より20℃以上低い融点をもつ結晶性熱可塑性樹脂を選択することが好ましい。非晶性熱可塑性樹脂であると、紡糸時に配向した分子鎖が融解と同時に無配向となるに伴い大きく収縮してしまう。
熱接着性樹脂成分(鞘成分)を構成する結晶性熱可塑性樹脂としては、ポリオレフィン系樹脂や結晶性共重合ポリエステルが好ましく用いられる。
そのポリオレフィン系樹脂の例としては、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、若しくはプロピレンと他のαオレフィンからなる結晶性プロピレン共重合体等のポリオレフィン類、又はエチレン、プロピレン、ブテン−1、若しくはペンテン−1等のαオレフィンと、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、クロトン酸、シトラコン酸、若しくはハイミック酸等の不飽和カルボン酸あるいはこれらのエステル、若しくは酸無水物等の極性基を有する不飽和化合物等の少なくとも1種のコモノマーとの共重合体からなる変性ポリオレフィン類等が挙げられる。
また結晶性共重合ポリエステルの例としては、酸成分として、主たるジカルボン酸成分をテレフタル酸あるいはそのエステル形成性誘導体とし、主たるジオール成分をエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、又はこれらの誘導体からのうち1〜3種の組合せにより得られるアルキレンテレフタレートにイソフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、5−スルホイソフタル酸塩等の芳香族ジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸等脂肪族ジカルボン酸、シクロヘキサメチレンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸、ε−ヒドロキシカルボン酸、ω−ヒドロキシカルボン酸等、前述の例の他、ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等の脂肪族ジオール、シクロヘキサメチレンジメタノール等の脂環族ジオール等を、目的の融点を呈するように共重合させたものが挙げられる。
なお本発明における熱接着性樹脂成分は、繊維形成性樹脂成分がPETの場合には、融点がPETより20℃以上低い結晶性熱可塑性樹脂を40重量%以下含む、2種以上の結晶性熱可塑性樹脂がポリマーブレンドされた形態でもよい。
繊維断面は芯鞘断面、または偏芯芯鞘断面が好ましい。サイドバイサイド型では立体捲縮発現によるウェブ状態で収縮が大きく、また接着強度も小さくなる方向で、本発明の目指す効果は幾分減少され得る。また、中実繊維であっても中空繊維であってもよいし、丸断面に限定されることはなく、楕円断面、3〜8葉断面等の多葉断面、3〜8角形等の多角形断面など異形断面でもよい。
繊度は目的に応じて選択すればよく、特に限定されないが、一般的に0.01〜500デシテックス程度の範囲で用いられる。
繊維形成性樹脂成分と熱接着性樹脂成分の複合比は特に限定されないが、目的とする不織布または繊維構造体の強度、嵩、熱収縮率の要求に応じて選択される。繊維形成性樹脂成分/熱接着性樹脂成分の比が重量比で10/90〜90/10程度であることが好ましい。
以下、実施例により、本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれによって何ら限定を受けるものでは無い。なお、実施例における各項目は次の方法で測定した。
(1)固有粘度(IV)
ポリマーを一定量計量し、o−クロロフェノールに0.012g/mlの濃度に溶解してから、常法に従って35℃にて求めた。
(2)メルトフローレイト(MFR)
ポリプロピレン樹脂はJIS―K7210条件14(230℃、21.18N)、それ以外の樹脂はJIS−K7210条件4(190℃、21.18N)に準じて測定した。なお、メルトフローレイトは溶融紡糸前のペレットを試料とし測定した値である。
(3)融点(Tm)、ガラス転移点(Tg)
TAインスツルメント・ジャパン(株)社製のサーマル・アナリスト2200を使用し、昇温速度20℃/分で測定した。
(4)繊度
JIS L 1015:2005 8.5.1 A法に記載の方法により測定した。
(5)強度・伸度
JIS L 1015:2005 8.7.1法に記載の方法により測定した。
本発明の繊維は定長熱処理の効率により、強伸度にバラツキを生じやすいので、単糸で測定する場合は測定点数を増やす必要がある。測定点数は50以上が好ましいため、ここでは測定点数を50とし、その平均値として定義する。
(6)捲縮数(CN)、捲縮率(CD)、捲縮弾性率(CE)
JIS L 1015:2005 8.12.1〜8.12.3法に記載の方法により測定した。
(7)ウェブ品位
Dan−Webforming社のフォーミングドラムユニット(幅:600mm幅、フォーミングドラムのスクリーンの孔形状:2.4mm×20mmの長方形、開孔率:40%)を用いてドラム回転数200rpm、ニードルロール回転数900rpm、ウェブ搬送速度30m/分の条件で、梱包体を開梱して取り出した短繊維100%からなる目付30g/m2のエアレイドウェブを採取した。
エアレイドウェブの30cm四方における外観を観察し、以下の基準で評価する。
レベル1:直径5mm以上の繊維塊や目付斑(濃淡)が見られず、均一な地合いである。
レベル2:直径5mm以上の繊維塊は5個未満で、目付斑(濃淡)が目視で確認できる。
レベル3:直径5mm以上の繊維塊が5個以上見られ、目付斑(濃淡)が目立ち、不均一な地合いである。
(8)最大紡出量
上記「ウェブ品位」の測定方法において、ドラムへの繊維供給量を2kg/hrずつ上げていき、5分間定常状態で運転したときにドラムから繊維が排出されない状態になったとき、詰りを生じる前の水準の繊維供給量を最大紡出量と定義する。
[実施例1]
芯成分(繊維形成性樹脂成分)にIV=0.64dl/g、Tg=70℃、Tm=256℃のポリエチレンテレフタレート(PET)、鞘成分(熱接着性樹脂成分)にMFR=20g/10min、Tm=131℃(Tgは零度未満)の高密度ポリエチレン(HDPE)を用い、各々290℃、250℃となるように溶融したのち、公知の芯鞘複合繊維用口金を用いて芯:鞘=50:50の重量比率となるように複合繊維を形成し、吐出量0.71g/min/孔、紡糸速度1150m/minにて紡糸し、未延伸糸を得た。これを、芯成分のガラス転移点より20℃高い90℃の温水中で1.0倍の定長熱処理を行い、ラウリルホスフェートカリウム塩/ポリオキシエチレン変成シリコン=80/20からなる油剤の水溶液に糸条を浸漬した後、押し込み型クリンパーを用いて11個/25mmの機械捲縮を付与し、110℃で乾燥した後、繊維長10mmに切断した。切断前のトウで測定した単糸繊度は6.5dtex、強度0.8cN/dtex、伸度445%、CN=9.7山/25mm、CD=4.8%、CD/CN=0.50、CE=75% であった。
このときのエアレイドウェブ品位はレベル1、最大紡出量は120kg/hrであった。
[比較例1]
吐出量を0.97g/min/孔、紡糸速度400m/min、70℃の温水中で3.8倍延伸した後、更に90℃の温水中で1.15倍延伸した他は実施例1と同様とした。単糸繊度は6.3dtex、強度2.5cN/dtex、伸度78%、CN=9.3山/25mm、CD=9.0%、CD/CN=0.96、CE=68% であった。
このときのエアレイドウェブ品位はレベル1だったが、最大紡出量は40kg/hrと低いものであった。
[実施例2]
吐出量を0.52g/min/孔、紡糸速度1150m/min、90℃の温水中で0.7倍オーバーフィード定長熱処理した他は実施例1と同様とした。単糸繊度は6.5dtex、強度0.7cN/dtex、伸度412%、CN=9.9山/25mm、CD=4.0%、CD/CN=0.40、CE=89%であった。
このときのエアレイドウェブ品位はレベル1、最大紡出量は115kg/hrであった。
[実施例3]
吐出量を1.3g/min/孔、紡糸速度1150m/min、63℃の温水中で2.35倍延伸した後、更に90℃の温水中で0.7倍オーバーフィード定長熱処理した他は実施例1と同様とした。単糸繊度は6.5dtex、強度1.8cN/dtex、伸度125%、CN=9.5山/25mm、CD=5.7%、CD/CN=0.60、CE=75% であった。
このときのエアレイドウェブ品位はレベル1、最大紡出量は130kg/hrであった。
[実施例4]
芯成分(繊維形成性樹脂成分)にIV=0.64dl/g、Tg=70℃、Tm=256℃のポリエチレンテレフタレート(PET)、鞘成分(熱接着性樹脂成分)にMFR=8g/10min、Tm=165℃(Tgは零度未満)のアイソタクティックポリプロピレン(PP)を80重量%と、MFR=8g/10min、Tm=98℃(Tgは零度未満)の無水マレイン酸−アクリル酸メチルグラフト共重合ポリエチレン(m−PE;無水マレイン酸=2重量%、アクリル酸メチル=7重量%)を20重量%とをブレンドしたペレットを用い、各々290℃、250℃となるように溶融したのち、公知の芯鞘複合繊維用口金を用いて芯:鞘=50:50の重量比率となるように複合繊維を形成し、吐出量0.73g/min/孔、紡糸速度900m/minにて紡糸し、未延伸糸を得た。これを、芯成分のガラス転移点より20℃高い90℃の温水中で1.0倍の定長熱処理を行い、ラウリルホスフェートカリウム塩/ポリオキシエチレン変性シリコン=80/20からなる油剤の水溶液に糸条を浸漬した後、押し込み型クリンパーを用いて11個/25mmの機械捲縮を付与し、110℃で乾燥した後、繊維長10.0mmに切断した。切断前のトウで測定した単糸繊度は8.1dtex、強度1.4cN/dtex、伸度169%、CN=13.0山/25mm、CD=6.2%、CD/CN=0.48、CE=83% であった。
このときのエアレイドウェブ品位はレベル1、最大紡出量は110kg/hrであった。
[比較例2]
吐出量を1.35g/min/孔、紡糸速度900m/min、70℃の温水中で1.9倍延伸した後、更に90℃の温水中で1.15倍延伸した他は実施例4と同様とした。単糸繊度は8.0dtex、強度2.7cN/dtex、伸度36%、CN=9.3山/25mm、CD=11.8%、CD/CN=1.27、CE=89% であった。
このときのエアレイドウェブ品位はレベル1だったが、最大紡出量は30kg/hrと低いものであった。
[実施例5]
芯成分(繊維形成性樹脂成分)にIV=0.64dl/g、Tg=70℃、Tm=256℃のポリエチレンテレフタレート(PET)、鞘成分(熱接着性樹脂成分)にMFR=40g/10min、Tm=152℃、Tg=43℃の結晶性共重合ポリエステル(co−PET−1:イソフタル酸20モル%−テトラメチレングリコール50モル%共重合ポリエチレンテレフタレート)を用い、各々290℃、255℃となるように溶融したのち、公知の芯鞘複合繊維用口金を用いて芯:鞘=50:50の重量比率となるように複合繊維を形成し、吐出量0.71g/min/孔、紡糸速度1250m/minにて紡糸し、未延伸糸を得た。これを、芯成分のガラス転移点より20℃高い90℃の温水中で1.0倍の定長熱処理を行い、ラウリルホスフェートカリウム塩/ポリオキシエチレン変成シリコン=80/20からなる油剤の水溶液に糸条を浸漬した後、押し込み型クリンパーを用いて11個/25mmの機械捲縮を付与し、90℃で乾燥した後、繊維長5.0mmに切断した。切断前のトウで測定した単糸繊度は5.7dtex、強度1.0cN/dtex、伸度400%、CN=11.0山/25mm、CD=4.6%、CD/CN=0.42、CE=86% であった。
このときのエアレイドウェブ品位はレベル1、最大紡出量は100kg/hrであった。
[比較例3]
吐出量を1.5g/min/孔、紡糸速度700m/min、70℃の温水中で3.8倍延伸した後、更に90℃の温水中で1.15倍延伸した他は実施例5と同様とした。単糸繊度は5.7dtex、強度3.3cN/dtex、伸度44%、CN=11.2山/25mm、CD=15.8%、CD/CN=1.41、CE=58% であった。
このときのエアレイドウェブ品位はレベル1だったが、最大紡出量は25kg/hrと低いものであった。
以上本発明により、細繊度または繊維長が長いエアレイド不織布用熱接着性繊維において、スクリーン通過性が良好、すなわち生産性の極めて高く、かつ風合いが柔軟あるいは不織布強度の高いエアレイド不織布用熱接着性複合繊維を提供することを可能となった。また、従来の押し込み型クリンパーで安定して捲縮を付与でき、従って捲縮も均一で、地合いの良好な不織布が生産可能となる。

Claims (6)

  1. 繊維形成性樹脂成分および熱接着性樹脂成分からなる複合繊維であって、繊度が10デシテックス以下または繊維長が8mm以上であり、捲縮率/捲縮数が0.65以下、かつ捲縮弾性率が70%以上であることを特徴とするエアレイド不織布用熱接着性複合繊維。
  2. 繊維形成性樹脂成分がポリエチレンテレフタレートである、請求項1記載のエアレイド不織布用熱接着性複合繊維。
  3. 熱接着性樹脂成分がポリオレフィン系樹脂である、請求項1〜2のいずれか1項記載のエアレイド不織布用熱接着性複合繊維。
  4. 熱接着性樹脂成分が結晶性共重合ポリエステルである、請求項1〜2のいずれか1項記載のエアレイド不織布用熱接着性複合繊維。
  5. 1800m/min以下の紡糸速度で引き取った未延伸糸を熱接着性樹脂成分のガラス転移点と繊維形成性樹脂成分のガラス転移点のいずれか高い温度より10℃以上高い温度下0.6〜1.1の倍率で定長熱処理することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項記載のエアレイド不織布用熱接着性複合繊維の製造方法。
  6. 1800m/min以下の紡糸速度で引き取った未延伸糸を熱接着性樹脂成分のガラス転移点と繊維形成性樹脂成分のガラス転移点のいずれか高い温度より低い温度で延伸した後、熱接着性樹脂成分のガラス転移点と繊維形成性樹脂成分のガラス転移点のいずれか高い温度より10℃以上高い温度下0.5〜0.9の倍率でオーバーフィード(定長)熱処理することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項記載のエアレイド不織布用熱接着性複合繊維の製造方法。
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