JP2007204028A - 車輌脱線防止法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボギー台車の片側の車輪がレール上面より浮き上がっても車輌が横にずれて脱線することを防ぎ、更に一定以上の車輪の浮き上がりを阻止し、脱線転覆を防ぐ脱線防止装置を提供する。
【解決手段】車輌走行中、ボギー台車の片側の車輪3がレール1の上面より浮き上がったときにおいても、ボギー台車フレーム4の褶動用案内溝8内を上下動しうる褶動部本体10の脱出防止輪5をバネ13又は自重により常時レール1上面に押し付けて転動させて、その鍔6をレール1の内側面に噛み合わせることにより、車輪3のレール1上での横すべりを防止すると共に、車輪3の浮き上がりにともなう、ボギー台車フレーム4と褶動部本体10との間の相対的移動を利用することにより褶動部本体10に取付けたレール把握用フック17を下方に移動させてレールの頭部下の庇に喰い込ませてボギー台車フレームのこれ以上の浮上を阻止して、車輪3のレール1よりの脱線を防止する。
【選択図】図3

Description

本発明は鉄道車輌の脱線防止のため特に高速運行車輌に有効である。
従来、車輌の脱線防止法としては線路の内側にもう一本のガイドレールを追加する方法以外は行われていない。特に車輌の対策は行われていない。
車輌走行中ボギー台車の片側の車輌がレール上面より浮き上がっても車輌が横にずれて脱線することを防ぎ、更に一定以上の車輪の浮き上がりを阻止し、脱線転覆をも、防ごうとするものである。
車輌走行中、ボギー台車の片側の車輪3がレール1の上面より浮き上がったときにおいても、ボギー台車フレーム4の褶動用案内溝8内を上下動しうる褶動部本体10の脱出防止輪5をバネ13又は自重により常時レール1上面に押し付けて転動させて、その鍔6をレール1の内側面に噛み合わせることにより、車輪3のレール1上での横すべりを防止すると共に、車輪3の浮き上がりにともないボギー台車フレーム4と褶動部本体10との間の相対的移動を利用することにより褶動部本体10に取付けたレール把握用フック17を下方に移動させた上で、レール1の内側面に近づけて、その先端18をレール1の頭部下の庇2に喰い込ませて、上方への移動を阻止し、同時にボギー台車フレーム4に取り付けた止め金22を褶動部本体10の下端11に突当てることによりボギー台車フレーム4のこれ以上の浮上を阻止し、これに取り付けられている車輪3のレール1よりの脱線を防止するものである。
又、車輪3の浮き上がりにともなって、ボギー台車フレーム4と褶動部本体10との間に生じる相対的移動を利用して車輪3の浮き上がりの上限近くで、リミットスイッチ12を働かせて車輌の非常ブレーキを作動させ、又台車とレール1との間に電磁力による吸着を行わせることにより車輪3の浮き上がりを阻止する。
本発明により鉄道車輌の横すべり脱線及び浮上転覆による重大事故を防止できる。
そして、地震時、強風時、カーブ地点の走行時の速度の制限も緩和でき、鉄道輸送の著しい増強が期待できうる。
図1、図2及び図3は本発明の脱出防止輪5の作用の実施例を示すものであって、脱出防止輪5はボギー台車フレーム4の中央部、即ち前後の車輪の間に設置される。この脱出防止輪5は褶動部本体10の脱出防止輪用軸7にベアリングにより回転自在に支えられている。そして褶動部本体10はボギー台車フレーム4の褶動用案内溝8内に軽く上下動しうるようになっていて、ボギー台車フレーム4のバネ受け座9に取り付けられているバネ13により常時下方へ押し下げられている。従って車輪3がレール1の上面より浮き上がったときでも、脱出防止輪5は常時レール1の上面に接し、その鍔6はレール1の内側面に噛んでいる。これにより車輪3のレール1上での横すべりを防止することが出来る。
地震、強風等により片側の車輪がレールより浮き上がったときでも、その浮き上がり代が10cm程度であれば脱出防止輪5により車輪3のレール1上での横すべりによる脱線を防止できる。しかしこれ以上の浮き上がりが生じようとしたとき、特に線路のカーブ点における車輌の遠心力による車輪3の浮き上がりのときは、この浮き上がりを積極的に押さえ込むことが必要である。
このような強制的に車輪3の浮き上がりを防止する方法として図1、図2、図3及び図4に本発明の第1実施例を示す。車輪3及びボギー台車フレーム4の浮上にともない、ボギー台車フレーム4と褶動部本体10との間に相対的な変位が生じる。これによってボギー台車フレーム4に取り付けたラック14により、これに噛み合った中間歯車15を回転させ、そして中間歯車15はこれに噛み合ったレール把握フック17を下方に押し下げる。レール把握フック17は最下位まで押し下げられると、これに取付けた突起19がリミットスイッチ20に当たり、これを起動してエアーシリンダー21又はカム等を働かせる。レール把握用フック17はエアーシリンダー21によりレール1の内側面に押し付けられ、そのフックの先端18はレールの頭部下の庇2に喰い込む、そしてこの時、ボギー台車フレーム4の止め金22は褶動部本体10の下端11に突当たることによりボギー台車フレーム4のこれ以上の浮上は阻止される。
次に図5に本発明の第2実施例を示す褶動部本体10には脱出防止輪5以外に半円のサドル28上で揺動可能に支えられた半環状フック26、それに噛み合う中間歯車24が取り付けられていて、これがボギー台車フレーム4に取り付けられたラック23に噛み合わされている。車輪3が浮き上がっていくと、褶動部本体10は脱出防止輪5を介してレール1に押し付けられているため、ボギー台車フレーム4に取り付けられたラック23は上昇していき、その浮き上がり代だけ、中間歯車24を回転させ、これに噛み合っている半環状フック26を回転揺動して、その先端27がレール1の頭部の下の庇2に喰い込んでいく。これが完全にもぐり込んで噛み合うことにより褶動部本体10の浮き上がりが阻止される。このとき同時にボギー台車フレーム4の止め金22が褶動部本体10の下端11に突き当たるため、ボギー台車フレーム4の浮上も阻止され、従って、これに支持されている車輪3の浮上も阻止される。
又、車輪3が浮き上がって脱出防止輪5がレール上面接する極限に達するまでにリミットスイッチ12を褶動部本体10の下端11に接触させて、働かせて、後続車輌に非常ブレーキを作動させる事により、浮き上がった車輪3を引き下げることが出来る。又車輌の台車に電磁石を取付け、リミットスイッチの作動によりレールに吸着させて車輪3の浮き上がりの防止と車輌走行の減速を行うことが出来る。
本発明は新幹線鉄道等の高速運転の安全性を高め、地震、強風等による事故を未然に防ぐものである。又通常の地方鉄道におけるカーブ地点の浮き上がり転覆をも防止し、置石等による脱線事故も防止できうる。
本発明の実施形態の第1実施例を示す正面図 図1のX−X断面図 図1のY−Y断面図 図1のZ−Z断面図 本発明に係わる第2実施例を示す断面図
符号の説明
1・・・レール 2・・・レールの頭部下の庇
3・・・車輪 4・・・ボギー台車フレーム
5・・・脱出防止輪 6・・・脱出防止用鍔
7・・・脱出防止輪用軸
8・・・ボギー台車フレームの褶動用案内溝
9・・・ボギー台車フレームのバネ受け座
10・・・褶動部本体 11・・・褶動部本体の下端
12・・・リミットスイッチ 13・・・バネ
14・・・ボギー台車フレームに取付けたラック
15・・・中間歯車 16・・・中間歯車用軸
17・・・レール把握用フック 18・・・フックの先端
19・・・フックの突起 20・・・リミットスイッチ
21・・・エアーシリンダー
22・・・ボギー台車フレームに取付けた止め金
23・・・ボギー台車フレームに取付けたラック
24・・・中間歯車 25・・・中間歯車用軸
26・・・半環状フック 27・・・半環状フックの先端
28・・・半円のサドル

Claims (2)

  1. 車輌走行中、ボギー台車の片側の車輪3がレール1の上面より浮き上がったときにおいても、ボギー台車フレーム4の褶動用案内溝8内を上下動しうる褶動部本体10の脱出防止輪5をバネ13又は自重により常時レール1上面に押し付けて転動させて、その鍔6をレール1の内側面に噛み合わせることにより、車輪3のレール1上での横すべりを防止すると共に、車輪3の浮き上がりにともないボギー台車フレーム4と褶動部本体10との間の相対的移動を利用することにより褶動部本体10に取付けたレール把握用フック17を下方に移動させた上で、レール1の内側面に近づけて、その先端18をレール1の頭部下の庇2に喰い込ませて、上方への移動を阻止し同時にボギー台車フレーム4に取り付けた止め金22を褶動部本体10の下端11に突当てることによりボギー台車フレーム4のこれ以上の浮上を阻止し、これに取り付けられている車輪3のレール1よりの脱線を防止する方法。
  2. 特許請求の範囲の請求項1において、車輪3の浮き上がりにともないボギー台車フレーム4と褶動部本体10との間の相対的移動を利用して脱出防止輪5が未だレール1の上面に接している状態の上限の手前で、リミットスイッチ12を褶動部本体の下端11で働かせて、車輪の非常ブレーキを作動させ、又車輪とレール1との間の電磁吸着を行わせる方法。
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