JP4405904B2 - 車両の衝突転倒防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レール上を走行する車両の衝突や転倒を防止する装置に関する。
レール上を走行する車両としては、例えば鉄道車両があげられる。
鉄道車両は、車輪付きの台車を備え、平行な2本のレールからなるレール上を走行するものである。
ここで、この種の鉄道車両には、他の鉄道車両との衝突を防止する手段が設けられている。例えば、先頭車両の先端に突出部を有する鉄道車両では、突出部に流体バックを装備させたものがある(例えば、特許文献1参照)。この場合、衝突時には、流体バックによって衝撃エネルギが吸収される。また、車体を支える台車の下部、例えば車軸カバーに片爪状のストッパを設け、脱線時に車両が車幅方向に一定距離以上変位しないように構成したものがある(例えば、特許文献2等)。この場合には、ストッパ片が脱線時にレールに接触して、車両の走行を許容しつつ車両の転倒を防止する。
特開2003−285739号公報 特開平10−250576号公報
しかしながら、鉄道車両が高速で走行しているときに地震が発生するなどして、鉄道車両が脱線した場合には、その鉄道車両が十分に減速する前に他の車両等に衝突することが想定されるので、車両先端の流体バックだけでは衝突時の衝撃を十分に緩衝させることはできず、そもそも衝突を防ぐことができなかった。特に、新幹線(登録商標)のように高速で走行する鉄道車両は、高速域のブレーキ減速度は小さいので、地震などによって脱線が生じると、大きな車両横変位が生じる可能性があった。
また、ストッパ片が脱線時にレールに接触して、車両の走行を許容しつつ車両の転倒を防止する場合であっても、例えば、脱線した車輪がレールを枕木に固定する締結装置を踏み潰して、破壊した場合には、レール自体に脱線車両の転倒防止を期待することができなかった。
更に、従来の車両の衝突転倒防止装置は、車両が脱線してから初めて効果が期待できるものであり、脱線予測情報を積極的に利用できなかった。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、脱線予測情報により脱線防止部材を降下させ車両の脱線を未然に防止し、たとえ脱線しても転覆やレール逸脱を防止することである。
上記の課題を解決する本発明の請求項1に係る発明は、車輪を備える台車で車体を支持し、一対のレール上を走行する車両の衝突や転倒を防止する装置であって、前記車両の走行異常を検出する検出手段と、前記車体の下部に、前記車両の通常走行時には地上設備等に支障を与えない車両限界内に退避しており、前記検出手段による異常の検出時に下降して前記レールに接触し、前記車両が前記レールから車幅方向に一定距離以上逸脱することを防止しつつ、前記車両の走行を許容する脱線防止部材を設けたことを特徴とする車両の衝突転倒防止装置とした。
この車両の衝突転倒防止装置では、異常信号の検出した時車体の下部に設けられた脱線防止部材が下降してレールに接触し、車両の幅方向の移動方向を規制する。車体は、台車よりも大型で地震等の際に大きく変位するが、このような車体に脱線防止部材が設けられることで、車体の脱線を未然に防止できる。また。脱線防止部材によるブレーキ効果により、車両が停止するまでの距離を短縮することができる。更に、車体が脱線した場合でも、車体が脱線してから停止するまでの間、車体がレールに沿ってガイドされるようになるので、レールから大きく横方向へ逸脱することがない。
また、本発明の車両の衝突転倒防止装置において、前記異常信号は、地震情報であることを特徴とする。
この車両の衝突転倒防止装置では、地震情報によって脱線防止部材が作動するので、地震による揺れに迅速に対応することができる。
また、本発明の車両の衝突転倒防止装置において、前記異常信号は、架線停電情報であることを特徴とする。
この車両の衝突転倒防止装置では、ユレダス等の地震検知により架線が停電した場合に、脱線防止部材が作動して車両の脱線を未然に防止する。また、脱線時には車体をガイドしレールから大きく逸脱するのを防止する。
また、本発明の衝突転倒防止装置において、前記脱線防止部材は、異常信号の検出時に駆動機構により積極的にレールと圧接する空気圧シリンダであることを特徴とする
この車両の衝突転倒防止装置では、脱線防止部材が空気圧シリンダにより積極的にレールと圧接するので、エアジャッキのバネ作用により車体の振動減衰を図ることができる。また、積極的にレールと圧接することにより、ブレーキ効果を高め車両が停止するまでの距離を短縮することができる。
また、本発明の衝突転倒防止装置において、前記脱線防止部材は、前記一対のレールに沿って設けられた第3のレールと当接することを特徴とする。
この車両の衝突転倒防止装置では、脱線防止部材が第3のレールと当接するので、異常時に第3のレールが車体の移動をガイドし脱線を防止する。また、脱線した場合でも、車体は最大でも脱線防止部材の幅に相当する距離以上逸脱することはなくなる。
更に、脱線防止部材と第3のレールが接触することによりブレーキ効果を増すことができる。
また、本発明の衝突転倒防止装置において、前記脱線防止部材は、レール側に設けられた第3のレールを把持することを特徴とする。
この車両の衝突転倒防止装置では、脱線防止部材が前記一対のレールに沿って設けられた第3のレールを把持するので、異常時に車体がはね上がるのを防止してレールから脱線するのを積極的に防止する。また、脱線した場合にも、脱線防止部材が第3のレールを把持しているので、車両停止までの間のブレーキ力を確保することができる。更に、車体が大きくレールから逸脱するのを防止することができる。また、脱線後もある程度の車両の走行を許容しつつ脱線を防止するので、急激な制動力の作用による車体の損傷や乗客の傷害を防止することができる。
本発明によれば、車体の下部に通常走行時には地上設備等に支障を与えず、異常時のみレールに接触、把持する脱線防止部材を設けたので、地震発生時等に車両の脱線を未然に防止し、脱線した際には、この脱線防止部材によって車体がレールに略沿って走行し、その後停止するようになる。したがって、車体がレールから大きく逸脱することがなくなるので、車両の脱線時に車体が他の車両や構造物と衝突することが防止される。
発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態における車両の概略構成を示す側面図、図2は本発明の脱線防止部材を示す正面図、図3は本発明の脱線防止部材の作動状態を示す説明図である。
鉄道車両10は、レールを構成する2本の平行な一対のレール11上を走行するもので、枕木13上に固定された一対のレール11上に配置される一対の車輪12を有し、車輪12は台車14に回転自在に支持されている。台車14は、鉄道車両10の前後方向に少なくとも2つ設けられており、各台車14上には、車体15が載置されている。車体15は、中空構造を有し、その内部に座席等(不図示)が設けられ、乗員を搭乗させられるようになっている。台車14と車体15とは垂直な中心ピン(図示略)で回動自在に連結されている。さらに、台車14と車体15との間には、車体15の回動を規制するダンパ装置(不図示)が架け渡されており、回動方向の衝撃を吸収するようになっている。また、台車14の上側両側部と、車体15の下側両側部との間には、軸バネ装置が架け渡されており、上下方向の衝撃を吸収するようになっている。
車体15の下端には、図2、3に示すように下方に向かって開いた左右一対の凹溝16を有する脱線防止部材17が設けられている。これら脱線防止部材17は、車両の衝突転倒防止装置を構成するもので、一端が車体15に固定された駆動機構18によって上下動可能に設置されている。駆動機構18は、油圧シリンダ、空気圧シリンダ、エアバッグ、バネ機構等を使用することができる。空気圧シリンダ、エアバッグを使用する場合は、駆動機構専用の蓄圧タンクに蓄えられた圧縮空気を使用してもよく、また、車両の備える空気供給系統から供給される圧縮空気を使用してもよい。空気圧シリンダ、エアバッグを使用する場合には、空気バネと同様に車体を柔支持する効果を得ることができる。バネ機構による場合は、圧縮されたバネを衝撃等で解除されるロック機構により保持し、車両が衝撃を受けた際に駆動機構18を作動するように構成してもよい。凹溝16の幅は、レール11の幅よりも広く構成されている。脱線防止部材17の下端は、車両の通常走行時には地上設備等に支障を与えない車両限界内に上昇退避しており、作動時においてのみ下降してレール11に接触する。
また、脱線防止部材17の凹溝16は、両端に突起部16a、16bを有しているので、車両10が車幅の左右いずれの方向へ移動する場合も規制することができる。また、凹溝16は、車輪踏面およびフランジのシルエットに近い投影断面形状をしており、脱線防止部材17の作動時に、分岐部を通過しても分岐装置により転覆したり、異線へ侵入する虞がない。更に、脱線防止部材17は、レール11の頂部と当接する凹溝16内に摩擦係数が大きくかつ軽量のレジン系のブレーキ部材19を配設してもよい。
異常信号の検出は、ユレダスによる地震情報、架線停電情報、車両に設置した異常動揺検知装置からの情報、緊急無線情報、ATC信号、緊急ブレーキ動作、運転手による異常検知等、脱線を予想させるあらゆる情報が挙げられる。符号20は、マイクロプロセッサなどから構成された制御部であって、パンタグラフから得られる架線の状況、アンテナを介して無線で供給される緊急情報、運転席から供給される非常停止等の命令、台車14に設けられた各種のセンサによる異常の検知等の諸データに基づき、脱線防止部材17を作動させるべきか否かを検出する検出部として機能する。
次に、この車両の衝突転倒防止装置の作用について説明する。
まず、通常走行時には、レール11上を車輪12が回転し、鉄道車両10がレール11に沿って走行する。この際に、脱線防止部材17は、レール11から所定距離だけ上方に位置しており、レール11とは干渉することはない。
ここで、鉄道車両10の走行中に、ユレダスにより地震情報、架線停電情報、車両に設置した異常動揺検知装置からの情報、緊急無線情報、ATC信号、緊急ブレーキ動作、運転手による異常検知等、脱線を予想させるあらゆる異常情報を検出した場合は、駆動機構18が作動して脱線防止部材17が下降する(図3参照)。この際に、脱線防止部材17の凹溝16にレール11の頂部が入り込み、車体15はこのままの姿勢で走行する。車体15がレール11から離れる方向に走行した場合には、レール11の側面と、脱線防止部材17の凹部両端に形成された突起部16a、16bとが当接し、ストッパとして働くので、車体15がそれ以上、レール11から逸脱しない。その結果、鉄道車両10はレール11に略沿って走行し、台車14側のブレーキや、脱線防止部材17のブレーキ部材19とレール11との摩擦などによって減速され、やがて停止する。
この実施の形態において、駆動機構18に空気圧シリンダ、エアバッグ、バネ機構等を使用した場合、車体15を脱線防止部材17で柔支持することとなり地震等の異常振動を抑制することができる。したがって、車体15の変位を最小限に抑制することができ、脱線や脱輪による鉄道車両10の転倒が防止される。
次に、本発明の第2の実施の形態について図4、5を参照して説明する。
図4は、本発明の脱線防止部材の第2の実施例示す正面図であり、図5は、脱線防止部材の作動状態を示す説明図である。本実施の形態では、衝突転倒防止装置は、台車14の底部に設置された脱線防止部材40と、枕木13側に固定された第3のレール41とから構成されている。第3のレール41は、例えば、大型のH鋼等を使用することができ、レール11間に固定されている。脱線防止部材40は、台車14にレールに沿う方向へ設けられた水平軸を中心としてそれぞれ回動可能に支承された一対の把持片42と、この把持片42を駆動する駆動機構43とから構成されている。駆動機構43には、油圧シリンダ、空気圧シリンダ、バネ機構等を使用することができる。また、把持片42には、第3のレール41のフランジ部41aを把持するための凹部42aが形成されている。
このように構成された衝突転倒防止装置は、異常信号を検出した場合、駆動機構43が作動して図5に示すように把持片42が第3のレール41のフランジ部を把持し、前記凹部42aがフランジ部41aを抱き込んだ状態となる。したがって、地震等の縦揺れによって車両が跳ね上られたとしても有効に対処でき、車体の脱線、転覆を防止することができる。また、一部の車両が脱線しても、第3のレール41と脱線防止部材40との間にブレーキ力が生じるので停止までの距離を短縮することができる。特に、高速走行車両に効果的である。また、把持片42側にブレーキ部材を配設すれば、ブレーキ効果を更に高めることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について図6を参照して説明する。
本実施の形態では、衝突転倒防止装置は、台車14の底部に設置された脱線防止部材60と、枕木13側に固定された第3のレール41とから構成されている。脱線防止部材60は、台車14に回動可能に支承された一対の把持片61と、この把持片61を駆動する駆動機構62、戻りバネ63とから構成されている。駆動機構62には、油圧シリンダ、空気圧シリンダ等を使用することができる。また、把持片61には、第3のレール41のフランジ部41aを把持するための凹部61aが形成されている。
このように構成された衝突転倒防止装置は、異常信号を検出した場合、駆動機構62が作動して図6に実線で示すように把持片61が第3のレール41のフランジ部を把持する。したがって、地震等の車両跳ね上げ動作にも有効に対処でき、車体の脱線、転覆を防止することができる。また、一部の車両が脱線しても、第3のレール41と脱線防止部材60との間にブレーキ力が生じるので停止までの距離を短縮できる。特に、高速走行車両に効果的である。さらに、駆動機構62へのエア供給を停止すると、戻りバネ63によって把持片61が元の位置に復帰する。
次に、本発明の第4の実施の形態について図7を参照して説明する。
台車14の下端には、図7に示すように下方に向かって開いた凹溝70を有する脱線防止部材71が設けられている。ここで、車両の衝突転倒防止装置は、脱線防止部材71と枕木13側に固定された第3のレール41とから構成されている。この脱線防止部材71は、一端が台車14に固定された駆動機構72によって上下動可能に設置されている。駆動機構72は、油圧シリンダ、空気圧シリンダ、エアバッグ、バネ機構等を使用することができる。空気圧シリンダ、エアバッグを使用する場合には、空気バネと同様に車体を柔支持する効果を得ることができる。バネ機構による場合は、圧縮されたバネを衝撃等で解除されるロック機構により保持し、車両が衝撃を受けた際に駆動機構72を作動するように構成してもよい。凹溝70の幅は、第3のレール41のフランジ41aの幅よりも広く構成されている。脱線防止部材71の下端は、車両の通常走行時には地上設備等に支障を与えない車両限界内に上昇退避しており、作動時においてのみ下降して第3のレール41に接触する。
また、脱線防止部材71の凹溝70は、両端に突起部70a、70bを有しているので、台車14が車幅の左右いずれの方向へ移動する場合も規制することができる。
なお、本発明は、前記の各実施の形態に限定されずに広く応用することができる。例えば、脱線防止部材17の駆動機構18は、自重による落下でもよい。また、脱線防止部材の誤動作を防止するために、車輪位置よりも下降しないようにストッパを設け、架線停電情報と運転士の緊急操作、或いは他の2種以上の異常信号の組み合わせの場合のみ作動するように設定してもよい。また、第3のレールは、レールの曲線部や橋梁部のみに設置してもよい。
また、前記の各実施の形態では、異常検出によってアクチュエータとしての駆動機構18、43、あるいは62に作動流体を供給して、脱線防止部材17、42、60、あるいは把持片61を変位させるようにしたが、例えば、バネ等のアクチュエータを用いない駆動源を利用して、脱線防止部材17、42、60、あるいは把持片61を常時第3のレールに係合する方向へ付勢しつつ、この付勢に対抗するアクチュエータを用いて脱線防止部材17、42、60や把持片61の作動(レールとの係合や接触)を禁止しておき、異常検出に伴う圧縮空気や電源の供給の停止によってアクチュエータを作動させないようにすることにより、前記バネ力を利用して脱線防止部材17、42、60、あるいは把持片61を作動させるようにしてもよい。
本発明の実施の形態における車両の概略構成を示す側面図である。 本発明の脱線防止部材を示す正面図である。 同脱線防止部材の作動状態を示す説明図である。 同脱線防止部材の第2の実施例示す正面図である。 同脱線防止部材の作動状態を示す説明図である。 同脱線防止部材の第3の実施例を示す正面図である。 同脱線防止部材の第4の実施例を示す正面図である。
符号の説明
10 鉄道車両 11 レール 12 車輪
13 枕木 14 台車 15 車体
16 凹溝 17、40、60 脱線防止部材
18、43 駆動機構 19 ブレーキ部材
41 第3のレール 42、61 把持片


Claims (5)

  1. 車輪を備える台車で車体を支持し、一対のレール上を走行する車両の衝突や転倒を防止する装置であって、
    前記車両の走行中に異常の有無を検出する検出手段と、
    前記車体の下部に、前記車両の通常走行時には地上設備等に支障を与えない車両限界内に退避しており、前記検出手段による異常信号の検出を条件として前記レールに接触し、前記車両が前記レールから車幅方向に一定距離以上逸脱することを防止しつつ、前記車両の走行を許容する脱線防止部材と、
    設けてなり、
    前記脱線防止部材は、前記一対のレールに沿って設けられた第3のレールと当接することを特徴とする車両の衝突転倒防止装置。
  2. 車輪を備える台車で車体を支持し、一対のレール上を走行する車両の衝突や転倒を防止する装置であって、
    前記車両の走行中に異常の有無を検出する検出手段と、
    前記車体の下部に、前記車両の通常走行時には地上設備等に支障を与えない車両限界内に退避しており、前記検出手段による異常信号の検出を条件として前記レールに接触し、前記車両が前記レールから車幅方向に一定距離以上逸脱することを防止しつつ、前記車両の走行を許容する脱線防止部材と、
    設けてなり、
    前記脱線防止部材は、前記一対のレールに沿って設けられた第3のレールを把持することを特徴とする車両の衝突転倒防止装置。
  3. 前記異常信号は、地震情報であることを特徴とする請求項1または2に記載の車両の衝突転倒防止装置。
  4. 前記異常信号は、架線停電情報であることを特徴とする請求項1または2に記載の車両の衝突転倒防止装置。
  5. 前記脱線防止部材は、異常信号の検出時に動作する空気圧シリンダによってレールに圧接されることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の車両の衝突転倒防止装置。
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