JPH06247304A - 鉄道車両制動装置 - Google Patents

鉄道車両制動装置

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JPH06247304A
JPH06247304A JP5655693A JP5655693A JPH06247304A JP H06247304 A JPH06247304 A JP H06247304A JP 5655693 A JP5655693 A JP 5655693A JP 5655693 A JP5655693 A JP 5655693A JP H06247304 A JPH06247304 A JP H06247304A
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JP
Japan
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brake
vehicle body
brake shoe
brakes
rail
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JP5655693A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Terai
清 寺井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体に装着して直接レールにブレーキ・シュ
ーを磁気力で吸着させることによって強力な制動力を発
生させ、鉄道車両を短時間で確実に停止させる。 【構成】 車体1の下面に電磁石化するブレーキ・シュ
ー9を上下動自在に設け、このブレーキ・シュー9を磁
性吸着力により鉄道レール4に吸着するように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気機関車、気道車、電
車、客車その他レール上を走行する鉄道車両の制動装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図6および図7に示す鉄道車両は、ディ
ーゼル気道車を示したもので、車体1は下部の前後に配
設された台車2により鉄道レール3上を走行可能に支持
されており、この台車2には鉄輪4の制動装置5として
複式のブロック・ブレーキが設備されている。この複式
ブロック・ブレーキは各鉄輪4の外周において直径線上
の対向位置に一対のブレーキ・シュー5Aが配置され、
各ブレーキ・シューを同時に鉄輪4の外周面に圧着する
と、その摩擦抵抗で鉄輪の回転を次第に停止するように
構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、レール3の上
面は平滑で鉄輪4との接触は線接触であり、その接触面
積が非常に小さいために、上記従来の制動装置では、運
転手が急ブレーキを掛けた場合、鉄輪4はブロック・ブ
レーキ5により回転が停止しても、鉄輪4はスリップ状
態でレール上を滑走し、例えば時速80kmで走行する
鉄道車両は約270mも滑走するため、衝突等の事故を
発生する恐れがあった。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、車体に装着して直接レールにブレーキ・シューを磁
気力で吸着させることによって強力な制動力を発生さ
せ、鉄道車両を極めて短時間で確実に停止させ得る制動
装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る鉄道車両制動装置は、車体の下面に電
磁石化するブレーキ・シューを上下動自在に設け、この
ブレーキ・シューを磁性吸着力により鉄道レールに吸着
させるように構成したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、車体は電磁石の磁力作用によ
りレールに吸着されるようになる。したがって、車体は
極めて短時間で停止する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明に係る制動装置を適用した鉄道車両の側面
図、図2は同上鉄道車両の拡大概略正面図、図3は同上
制動装置の一部を切除した側面図、図4は同上制動装置
の動作説明図、図5は他実施例の一部を切除した側面図
である。
【0008】上記図1〜図5において、1は鉄道車両の
車体で、車体1は下部の前後に配設された台車2により
走行自在に支持されている。上記台車2には従来例のよ
うに台枠3内に鉄道レール4上を回転する鉄輪5及び鉄
輪の制動装置6等が配置されており、鉄輪制動装置6は
即述した複式のブロック・ブレーキである。なお、単式
のブロック・ブレーキの場合もある。
【0009】7は上記鉄道制動装置6とは別個の制動装
置で、この制動装置7は車体1の下面に固定するハウジ
ング8と、車体1を直接制動するブレーキ・シュー9と
から構成され、このブレーキ・シューは内部のコイルに
電流を流すと磁性体となってレール4との間に吸着力が
発生する電磁石に構成され、その形状はレール4の上面
幅とほぼ同一幅で所定の長さを有する直方体形状であ
る。そして図3に示すように、上記ブレーキ・シュー9
は下面の摩擦面がハウジング8の底面部8Aから突出す
るように、底面部に設けた凹部10に上下動自在に配置
されている。また、ブレーキ・シュー9の上面には上記
底部8Aに形成した通孔に挿通したロッド11が直立し
ており、このロッド11の頭部と底面部8Aとの間に介
装された圧縮型のコイルバネ12によって、ブレーキ・
シュー9は常時上方向に付勢されている。
【0010】上記の制動装置7は台車2近傍において、
ブレーキ・シュー9がレール4の上面4Aと対面するよ
うに車体1の下面に固定されるが、具体的には制動装置
7は前後の台車2間において一方のレール4に対して2
個から3個、従って左右のレールに対しては合計4個か
ら6個設けられている。また、上記制動装置7は車体1
に既設のブロック・ブレーキ6(鉄輪の制動装置)と関
連して作動するように回路が形成されている。
【0011】なお、上記ブレーキ・シュー9の摩擦面に
は、ブレーキ・ライニング13が交換可能に装着されて
おり、このブレーキ・ライニングは摩擦係数、耐摩耗
性、耐熱性の高い材質で形成された汎用品が使用され
る。
【0012】そこで、運転手がブレーキ操作を行うと、
既設のブロック・ブレーキ6が作動して鉄輪5の回転を
次第に停止状態に制御すると同時に、制動装置7も作動
し、ブレーキ・シュー9内のコイルに通電して電磁石と
なる。この結果、ブレーキ・シュー9はブレーキ・ライ
ニング13を介してレール4との間に吸着力が作用する
ので、コイルバネ12の弾発力に抗して下降し、ブレー
キ・ライニング13がレール4の上面4Aに直接吸着し
て強力な制動力が発生するので車体1は瞬時に停車す
る。また、直接、ブレーキ・シュー9がレール4に吸着
されるので、車体1の脱輪防止効果も少なからず得られ
る。
【0013】上記制動装置7をブレーキ解除する場合
は、ブレーキ・シュー9への通電を停止して非磁性状態
とするか、ブレーキ・シューに逆電流を流してレール4
に対する吸着力を解除すれば、ブレーキ・シュー9はコ
イルバネ12により上昇し、ブレーキ・ライニング13
がレール4から離反して制動力が解除される。
【0014】図5は他実施例の制動装置で、この制動装
置7はブレーキ・シュー9の上下動作用を空圧あるいは
油圧等のシリンダ14で行っており、その他の点につい
ては上記実施例と全く同等である。なお、ブレーキ・シ
ュー9の上下動は上記実施例以外の任意の構成に自由に
変更可能なものである。
【0015】
【発明の効果】本発明は車体の下面に電磁石化するブレ
ーキ・シューを上下動自在に設け、このブレーキ・シュ
ーを磁性吸着力により鉄道レールに吸着させるように構
成したもので、制動力が極めて大になり、車体を短時間
で確実に停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る制動装置を適用した鉄道車両の側
面図である。
【図2】同上鉄道車両の拡大概略正面図である。
【図3】上記制動装置の一部を切除した側面図である。
【図4】同上制動装置の動作説明図である。
【図5】他実施例の制動装置の一部を切除した側面図で
ある。
【図6】従来の制動装置を適用した鉄道車両の側面図で
ある。
【図7】同上鉄道車両の台車部分の側面図である。
【符号の説明】
1 車体 4 鉄道レール 5 鉄輪 7 制動装置 9 ブレーキ・シュー 13 ブレーキ・ライニング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の下面に電磁石化するブレーキ・シ
    ューを上下動自在に設け、このブレーキ・シューを磁性
    吸着力により鉄道レールに吸着させるように構成したこ
    とを特徴とする鉄道車両制動装置。
JP5655693A 1993-02-22 1993-02-22 鉄道車両制動装置 Pending JPH06247304A (ja)

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