JP2007203778A - 自動二輪車のリヤクッション配置構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】収納室の配置自由度及び形状の制約を受けることのない自動二輪車のリヤクッション配置構造を提供する。
【解決手段】車体フレームFに揺動自在に連結されると共に後輪WRを回転自在に支持するユニットスイング式動力ユニットUを設け、このユニットスイング式動力ユニットUを車体フレームFに懸架するリヤクッション37を設け、後輪WRの上方に収納室46が配置された自動二輪車のリヤクッション配置構造において、リヤクッション37の下端を、車両側面視でユニットスイング式動力ユニットUに設けた車輪軸Oよりも下方位置に連結し、リヤクッション37の上端を、収納室46の下方で且つ底部近傍部位に連結したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、自動二輪車のリヤクッション配置構造に関する。
自動二輪車にあっては、後輪の上方にヘルメットなどを収納できる収納室を設けたものがある。このような収納室の形状や配置位置を設定する際には、後輪を支持するスイング部材と車体フレームとを連結するリヤクッションの配置位置が大きな制約となっている。ところが、近年ではより大容量の収納室に対する要求が高まり、収納室の形状及び容量を確保した上で、リヤクッションを収納室に影響を与えない位置に配置することが検討されつつある。例えば、特許文献1に示すものではリヤクッションの上端を車体フレームの収納室の後方に位置させている。
特開2003−182667号公報
しかしながら、上記従来技術にあっては、リヤクッションの上端近傍付近には収納室を拡大することができず、したがって、配置自由度及び形状に制限を受けてしまい収納室の容量を十分に確保できないという課題がある。
そこで、この発明は、収納室の配置自由度及び形状の制約を受けることのない自動二輪車のリヤクッション配置構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載した発明は、車体フレーム(例えば、実施形態における車体フレームF)に揺動自在に連結されると共に車輪(例えば、実施形態における後輪WR)を回転自在に支持するスイング部材(例えば、実施形態におけるユニットスイング式動力ユニットU)を設け、このスイング部材を前記車体フレームに懸架するリヤクッション(例えば、実施形態におけるリヤクッション37)を設け、前記車輪の上方に収納室(例えば、実施形態における収納室46)が配置された自動二輪車のリヤクッション配置構造において、前記リヤクッションの下端を、車両側面視で前記スイング部材に設けた車輪軸(例えば、実施形態における車輪軸O)よりも下方位置に連結し、前記リヤクッションの上端を、前記収納室の下方で且つ底部近傍部位に連結したことを特徴とする。
このように構成することで、リヤクッションの配置位置を低くすることで、収納室を犠牲にすることなくリヤクッションの配置自由度を高めることが可能となる。
請求項2に記載した発明は、車体フレームに揺動自在に連結されると共に車輪を回転自在に支持するスイング部材を設け、このスイング部材を前記車体フレームに懸架するリヤクッションを設け、前記車輪の上方に収納室が配置された自動二輪車のリヤクッション配置構造において、前記車体フレームであって前記収納室を支持する部位の一部(例えば、実施形態におけるシートレール16,16)に、下方に下がるように形成されると共に、少なくとも前記収納室の底部近傍まで延出した垂下部(例えば、実施形態における垂下部35)を設け、前記リヤクッションの上端を前記収納室下方の前記垂下部に連結したことを特徴とする。
このように構成することで、リヤクッションの配置位置を低くすることで、収納室を犠牲にすることなくリヤクッションの配置自由度を高めることが可能となると共にフレームの形状等に影響を受けず垂下部により最適なリヤクッションの配置を実現できる。
請求項3に記載した発明は、前記リヤクッションの下端を前記スイング部材における車輪軸の後方でかつ下方部位に連結したことを特徴とする。
このように構成することで、リヤクッションのクッションストロークを長く確保できる。
請求項4に記載した発明は、前記車体フレームは左右一対のフレームで前記収納室を支持し、前記垂下部を前記左右一対のフレームの各々に設け、これら各垂下部をクロスメンバ(例えば、実施形態におけるクロスメンバ39)にて連結したことを特徴とする。
このように構成することで、リヤクッションに作用する入力荷重を垂下部を介して車体フレーム全体で分担支持することが可能となる。
請求項5に記載した発明は、前記クロスメンバが車両側面視で前記収納室の後端部かつ底部に位置することを特徴とする。
このように構成することで、収納室の収納容量を犠牲にすることなく、リヤクッションの取り付け部位を補強することができる。
請求項6に記載した発明は、前記クロスメンバが車両平面視で後方に凸状に形成され、前記収納室の後面を前記クロスメンバに沿うように形成したことを特徴とする。
このように構成することで、収納室の後部側を拡大することが可能となる。
請求項1に記載した発明によれば、リヤクッションの配置位置を低くすることで、収納室を犠牲にすることなくリヤクッションの配置自由度を高めることが可能となるため、リヤクッションのクッションストロークに影響を与えることなく収納室を大容量化できる効果がある。
請求項2に記載した発明によれば、リヤクッションの配置位置を低くすることで、収納室を犠牲にすることなくリヤクッションの配置自由度を高めることが可能となるため、リヤクッションのクッションストロークに影響を与えることなく収納室を大容量化できる効果があると共にフレームの形状等に影響を受けず垂下部により最適なリヤクッションの配置を実現できる効果がある。
請求項3に記載した発明によれば、リヤクッションのクッションストロークを長く確保できるため、乗り心地性能を高めることができるという効果がある。
請求項4に記載した発明によれば、リヤクッションに作用する入力荷重を垂下部を介して車体フレーム全体で分担支持することが可能となるため、車体フレームのリヤクッションの支持剛性を高めることができる効果がある。
請求項5に記載した発明によれば、収納室の収納容量を犠牲にすることなく、リヤクッションの取り付け部位を補強することができるため、収納室の収納容量を大きく確保できる効果がある。
請求項6に記載した発明によれば、収納室の後部側を拡大することが可能となるため、収納容量をより一層拡大することができる効果がある。
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は低床式車両であるスクータ型自動二輪車を示すものである。このスクータ型自動二輪車の車体フレームFは前端部にヘッドパイプ13を備え、このヘッドパイプ13に前輪WFを軸支するフロントフォーク11及びフロントフォーク11に連結される操向ハンドル12が繰向可能に支持されている。また、車体フレームFの前後方向中間部には駆動輪である後輪WR(車輪)を後端で回転自在に支持するユニットスイング式動力ユニットU(スイング部材)が揺動自在に支持されている。
車体フレームFはヘッドパイプ13に連設されて後ろ下がりに延びる左右一対の上ダウンフレーム14,14を備えている。また、ヘッドパイプ13には上ダウンフレーム14,14の下方であって、前半部が後ろ下がりに延びると共に後半部がほぼ水平方向に延びるように屈曲された左右一対の下ダウンフレーム15,15が連接されている。
上ダウンフレーム14,14の後部には後ろ上がりに延びる左右一対のシートレール16,16が設けられ、下ダウンフレーム15,15の後端には後ろ上がりに延びる左右一対のセンターフレーム17,17が設けられ、上ダウンフレーム14,14の後端はセンターフレーム17,17の中間部に結合され、センターフレーム17,17の上端がシートレール16,16の中間部に接続されている。
ユニットスイング式動力ユニットUの前方の車体フレームFには燃料タンク18が搭載され、この燃料タンク18、車体フレームF及びユニットスイング式動力ユニットUの一部が車体カバー19で覆われ、この車体カバー19の後部上に、タンデム型の乗車用シート20が開閉可能に配置されている。この乗車用シート20は前部のヒンジHを中心にして上下方向に開閉可能に構成されている。尚、乗車用シート20は車幅方向の一側部を中心にして左右方向に開閉できるようにしてもよい。
ユニットスイング式動力ユニットUは、シリンダ軸線Cをほぼ水平となるまで前傾させると共に出力軸であるクランクシャフト21を後輪WRの車輪軸Oと平行にした水冷式の4サイクルエンジンEと、エンジンEの出力を後輪WRに伝達するベルト式無断変速機Mとで構成されるものである。ユニットスイング式動力ユニットUの後部には、ユニットスイング式動力ユニットUの後部右側に配置される後輪WRが軸支されている。
図2、図3に示すように、エンジンEの前端部にはシリンダブロック22が配置されている。シリンダブロック22の吸気ポート23にはスロットルボディ24が接続され、このスロットルボディ24にコネクティングチューブ25を介して車両右側のシートレール16下にエアクリーナ26が接続配置されている。また、シリンダブロック22の排気ポート27にはエンジンE後方に右側に向かって延びる排気管28が接続され、排気管28の後端部には後輪WRの右側に配置された排気マフラー29が接続されている。
図1に示すように、ユニットスイング式動力ユニットUを構成するエンジンEのクランクケース30は、下側の第1リンク機構31及び上側の第2リンク機構32を備えた懸架手段33を介して車体フレームFに揺動可能に支持されている。第1リンク機構31は、車体フレームFの下ダウンフレーム15,15及びセンターフレーム17,17の連接部及びクランクケース30の前側下部間に設けられ、第2リンク機構32は、車体フレームFのセンターフレーム17の中間部及びクランクケース30の前側上部間に設けられている。
図2〜図5に示すように、各シートレール16の各々の後端部の下部には下方に下がるように形成されたブラケット34が取り付けられている。このブラケット34には車両側面視で斜め後ろ下方に向けて延び、車両後面視(図5参照)で斜め内側に向かって延びる垂下部35と、この垂下部35から後方に向かう一対のフォーク部36が設けられている。そして、垂下部35の下端にはリヤクッション37の上端を支持する上端支持部38が設けられている。つまり、上端支持部38は後述する収納室46の下方で且つ底部近傍部位に設けられることとなる。このように構成された左右の垂下部35の下端に設けられたフォーク部36に車両平面視で凸状、具体的には後方に凸となる略台形状に形成されたパイプ材からなるクロスメンバ39の両端部が挟み込まれるようにして連結され、各垂下部35がクロスメンバ39にて連結されている。
ここで、図6に示すようにブラケット34は板材を断面コ字状に曲げてシートレール16を内外から挟むようにシートレール16に溶接されるものであって、垂下部35の上端部がシートレール16に接合され、この垂下部35の下端を後方に向けて延ばし2つの端末部をフォーク状に形成して、ここをフォーク部36としたものである。このフォーク部36にクロスメンバ39の端部が挟み込まれ溶接接合されている。
また、各シートレール16の各々の後端部の上部には上方であって内側に向かって円弧状に形成されたアッパブラケット59が設けられ、このアッパブラケット59にU字状のグラブレール60(図1参照)の両端部が着脱可能に取り付けられている。
一方、前記ユニットスイング式動力ユニットUには、後輪WRの車輪軸Oの後方でかつ下方位置に向かって延びる支持ブラケット40が延設され、この支持ブラケット40の端末部にはリヤクッション37の下端を支持する下端支持部41が設けられている。そして、シートレール16のブラケット34の垂下部35の下端に設けた上端支持部38と支持ブラケット40の端末部に設けた下端支持部41とに、リヤクッション37の上端と下端とが各々回動可能に連結され、リヤクッション37がユニットスイング式動力ユニットUと車体フレームFを構成するシートレール16との間に介装されてユニットスイング式動力ユニットUを車体フレームFに懸架している。
シートレール16の前端部、つまりエンジンEのシリンダヘッド42よりも前側から、シートレール16の後端部、つまり後輪WRの後方に渡る部位には、左右のシートレール16,16間に樹脂などにより形成された収納用ボックス43が図示しない取り付け部を介して支持されている。そして、この収納用ボックス43の上部開口部44をシートレール16に支持された乗車用シート20により開閉可能に構成して、収納用ボックス43と乗車用シート20、具体的には乗車用シート20の裏板45とで収納室46が形成されている。乗車用シート20は運転者用シート47と同乗者用シート48とが一体形成されたものである。尚、収納用ボックス43は金属製であってもよい。
収納室46は前部に運転者の着座を避けて重量が作用しないように運転者の着座ポイントP1よりも前側に、第1ヘルメット収納室49を備えている。第1ヘルメット収納室49に収納される第1ヘルメットH1は前部あるいは後部を前側にして斜め前方に傾けて収納できるよう、その底壁50が斜め前側に傾いて形成されている。また、第1ヘルメット収納室49に連なり底壁50がほぼフラットな前中間収納室51が形成され、この前中間収納室51の上方が運転者の着座ポイント、つまり運転者用シート47の着座ポイントP1として設定されている。
前中間収納室51の後方は、屈曲部54を介してシートレール16の裏板45と共に底壁50がクランク状に立ち上げ形成され、ここに後中間収納室52が連設されている。後中間収納室52の後部上方は同乗者用シート48の着座ポイントP2として設定され、後中間収納室52の底壁50の下方には、この底壁50を上壁としてバッテリBが収納されるバッテリ収納室53が区画形成されている。このバッテリ収納室53により前中間収納室51と後中間収納室52との間の屈曲部54が補強され、収納室46の下部を構成する収納用ボックス43、ひいては収納室46全体の強度剛性を確保している。
そして、後中間収納室52の後方には同乗者用シート48の着座ポイントP2よりも後方に底壁50が後方に向かって斜め下側に下がり第2ヘルメットH2を横向きで収納するための第2ヘルメット収納室55(収納室)が後輪WRの上方に形成されている。
ここで、第2ヘルメット収納室55は左右のシートレール16,16間に配置されているが、その底壁50の後端部は車両平面視でクロスメンバ39の内周部の手前であって、車両側面視でクロスメンバ39の上下方向の中央部に至る部位まで延出され、この底壁50の近傍、具体的には底壁50の直下に、リヤクッション37の上端を支持するブラケット34の垂下部35の上端支持部38が配置されている。つまり、クロスメンバ39は車両側面視で第2ヘルメット収納室55の後端部かつ底部に位置することとなる。
そして、第2ヘルメット収納室55の底壁50の後縁は、クロスメンバ39の内周部に沿うようにして斜め後方上部に向かって立ち上がる後壁56に連なり、更に第2ヘルメットH2の上方に回り込む上壁57となって終端して、乗車用シート20の裏板45の後端に整合している。
尚、第2ヘルメット収納室55に第2ヘルメットH2を収納する替わりに後中間収納室52と第2ヘルメット収納室55とに渡って比較的大きなアタッシュケース58を収納することも可能である。
上記実施形態によれば、シートレール16に取り付けられシートレール16から斜め下側後方に向かって下がるブラケット34の垂下部35の下端にリヤクッション37の上端を支持する上端支持部38を設定し、後輪WRの車輪軸Oの後方でかつ下方位置に向かって延びる支持ブラケット40の端末部にリヤクッション37の下端を支持する下端支持部41を設定しているため、リヤクッション37の配置位置を低くすることができる。よって、乗車用シート20の下側に設定された収納室46をその分だけ下側に拡大して大きく確保することができ、乗車用シート20下の収納室46を犠牲にすることなくリヤクッション37の配置自由度を高めることが可能となる。その結果、リヤクッション37のクッションストロークに影響を与えることなく収納室46を大容量化できる。
ここで、リヤクッション37から作用する突き上げ入力は、強度的に有利なブラケット34の垂下部35の長手方向に作用するため支持剛性の点で好ましい。
シートレール16に設けたブラケット34の垂下部35の下端にリヤクッション37の上端を取り付ける上端支持部38を設けたため、シートレール16の形状等に影響を受けず垂下部35により最適なリヤクッション37の配置を実現できる。よって、車種の違いにも柔軟に対応できる。
ユニットスイング式動力ユニットUには、後輪WRの車輪軸Oの後方でかつ下方位置に向かって延びる支持ブラケット40が延設され、この支持ブラケット40の端末部にリヤクッション37の下端を支持する下端支持部41が設けられているため、下端支持部41が下側に配置されている分だけ、リヤクッション37のクッションストロークを長く確保でき、したがって乗り心地性能を高めることができる。
シートレール16に取り付けられたブラケット34の垂下部35から後方に向かう一対のフォーク部36が設けられ、このフォーク部36に車両平面視で凸状、具体的には後方に凸となる略台形状に形成されたパイプ材からなるクロスメンバ39の両端部が挟み込まれるようにして連結され、各垂下部35がこのクロスメンバ39にて連結されているため、垂下部35の下端に設定されたリヤクッション37の上端の上端支持部38に作用するリヤクッション37からの入力荷重を垂下部35を介して車体フレームF全体で分担支持することが可能となる。よって、シートレール16のリヤクッション37の支持剛性を高めることができる。
クロスメンバ39が車両側面視で第2ヘルメット収納室55の後端部かつ底部に位置しているため、第2ヘルメット収納室55の収納容量を犠牲にしないで十分に広く確保した上で、リヤクッション37の取り付け部位を補強することができる。とりわけ、クロスメンバ39は車両平面視で後方に向かって凸状、具体的には後方に凸となる略台形状に形成されたものであるため、第2ヘルメット収納室55の後部側を拡大することができ、第2ヘルメット収納室55の収納容量をより一層拡大することができる。
ブラケット34の垂下部35は車両側面視で斜め後ろ下方に向けて延びると共に、車両後面視で斜め内側に向かって延びるため、第2ヘルメット収納室55の幅寸法は大きく確保しつつ、リヤクッション37の車幅方向の取り付けスパンを短くすることができるため、排気マフラー29等の排気系の配置スペースを大きく確保することができる。
クロスメンバ39を後輪WRの車輪軸Oの後方に配置できるため、クロスメンバ39が後輪WRの車輪軸Oの上方に配置されている場合に比較して同乗者用シート48の高さを抑えることができる。
また、クロスメンバ39はブラケット34の垂下部35の下端に設けたフォーク部36に挟み込むようにして連結されているため、クロスメンバ39が左右のシートレール16,16の前後又は上下のバラ付きを吸収する部材として機能させることができ、生産性を高めることができる。即ち、左右のシートレール16,16の後端位置が多少前後上下にずれていたとしても、クロスメンバ39の取り付け位置を調整することで、前後の位置ずれを吸収して、左右の高さ方向の位置をクロスメンバ39により整合させることができるのである。
尚、この発明は実施形態に限られものではなく、例えば、クロスメンバ39の形状は後ろに凸な形状であれば略台形状に限られず円弧状であってもよい。
また、エンジンEがベルト式無断変速機Mと共にスイングする構造のものを例にしたが、エンジンEは車体フレームFに支持され、ベルト式無断変速機Mがスイングする構造の自動二輪車にも適用できる。
スクータ型自動二輪車の側面図である。 収納部を省略した車体後部の主要部品の配置を示す側面図である。 図2の平面図である。 収納部を含むの車体後部の側面説明図である。 車体フレームの部分後面図である。 左側のブラケットの斜視図である。
符号の説明
16,16 シートレール(車体フレーム)
35 垂下部
37 リヤクッション
39 クロスメンバ
46 収納室
55 第2ヘルメット収納室(収納室)
F 車体フレーム
WR 後輪(車輪)
U ユニットスイング式動力ユニット(スイング部材)
O 車輪軸

Claims (6)

  1. 車体フレームに揺動自在に連結されると共に車輪を回転自在に支持するスイング部材を設け、このスイング部材を前記車体フレームに懸架するリヤクッションを設け、前記車輪の上方に収納室が配置された自動二輪車のリヤクッション配置構造において、前記リヤクッションの下端を、車両側面視で前記スイング部材に設けた車輪軸よりも下方位置に連結し、前記リヤクッションの上端を、前記収納室の下方で且つ底部近傍部位に連結したことを特徴とする自動二輪車のリヤクッション配置構造。
  2. 車体フレームに揺動自在に連結されると共に車輪を回転自在に支持するスイング部材を設け、このスイング部材を前記車体フレームに懸架するリヤクッションを設け、前記車輪の上方に収納室が配置された自動二輪車のリヤクッション配置構造において、前記車体フレームであって前記収納室を支持する部位の一部に、下方に下がるように形成されると共に、少なくとも前記収納室の底部近傍まで延出した垂下部を設け、前記リヤクッションの上端を前記収納室下方の前記垂下部に連結したことを特徴とする自動二輪車のリヤクッション配置構造。
  3. 前記リヤクッションの下端を前記スイング部材における車輪軸の後方でかつ下方部位に連結したことを特徴とする請求項2に記載の自動二輪車のリヤクッション配置構造。
  4. 前記車体フレームは左右一対のフレームで前記収納室を支持し、前記垂下部を前記左右一対のフレームの各々に設け、これら各垂下部をクロスメンバにて連結したことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の自動二輪車のリヤクッション配置構造。
  5. 前記クロスメンバが車両側面視で前記収納室の後端部かつ底部に位置することを特徴とする請求項4に記載の自動二輪車のリヤクッション配置構造。
  6. 前記クロスメンバが車両平面視で後方に凸状に形成され、前記収納室の後面を前記クロスメンバに沿うように形成したことを特徴とする請求項5に記載の自動二輪車のリヤクッション配置構造。
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