JP2007200774A - 非水電解質電気化学セル用活物質およびその製造方法並びにそれを備えた非水電解質電気化学セル - Google Patents

非水電解質電気化学セル用活物質およびその製造方法並びにそれを備えた非水電解質電気化学セル Download PDF

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Abstract

【課題】β−FeOOH粉末を非水電解質電気化学セル用活物質として用いることによって環境負荷を低減し、さらにその活物質を用いた非水電解質電気化学セルの放電容量を向上させる。
【解決手段】非水電解質電気化学セル用活物質に、F元素を含むβ−FeOOH粉末を用いることを特徴とする。また、このF元素を含むβ−FeOOH粉末の粒子径が2.3μm以下であることを特徴とする。さらに、F元素を含むβ−FeOOH粉末の製造方法において、鉄フルオロ錯体を含む水溶液とホウ酸水溶液とを混合することを特徴とする。
【選択図】図14

Description

本発明は非水電解質電気化学セル用活物質およびその製造方法並びにそれを備えた非水電解質電気化学セルに関するものである。
近年、ノートパソコン、携帯電話、デジタルカメラなどの開発にともない、小形非水電解質二次電池は広く用いられるようになってきており、今後は電気自動車用や電力平準化用などの大形電源への適用も期待されている。
非水電解質二次電池の正極活物質としてはリチウム遷移金属酸化物が、負極活物質としては黒鉛、酸化物、リチウム合金、およびリチウム金属が提案されている。現在、正極活物質として主に用いられているコバルト酸リチウムは、コバルトがレアメタルであり高価なため、将来予想される非水電解質二次電池の大量生産に対応するためには、より安価な正極活物質の開発が重要である。さらに、環境問題への関心が高まっており、環境負荷の低い正極活物質が望まれている。
現在、マンガン、ニッケル、鉄などを用いた化合物が非水電解質二次電池用正極活物質として精力的に研究されているが、その中でも鉄系化合物は最も資源量が豊富で安価であり毒性がなく環境負荷の極めて低い材料であるため、次世代非水電解質二次電池用正極活物質として非常に有望である。
非水電解質二次電池用鉄系正極活物質として、これまでに層状ジグザグ構造を有するLiFeO、オリビン型LiFePO、スピネル型LiFe、アモルファスγ−FeOOH、β−FeOOHなどが提案されてきた。
これらの鉄系正極活物質の中でも、β−FeOOHは特許文献1および非特許文献1において、2×2のトンネル構造を有するためリチウムイオンの挿入・脱離に伴う格子変化が少なく、優れた充放電特性を示すことが報告されている。
一方、電子材料や光学材料などの分野において、液相抽出法により酸化物や水酸化物の薄膜を得られることが報告されている。非特許文献2では、鉄フルオロ錯体の加水分解反応を利用してβ−FeOOHを水溶液から直接基板上に薄膜を形成させる方法が報告されている。
特許文献2では、B、P、S、Ti、Vなどの元素を含むβ−FeOOHが開示され、特許文献3では塩素を含むβ−FeOOHが開示され、良好なサイクル特性を示すことが記載されている。
さらに、特許文献4には、超微粒子化したβ−FeOOHを触媒粉末として高分散に担持したカーボンを電極材料として用いる技術が開示されている。
特許文献5では、Ti、V、Cuのうちの少なくとも1つの元素を含む非晶質β−FeOOHが開示され、これを正極活物質とし、対極に金属リチウムを用いた非水電解質二次電池のサイクル特性が示されている。
特開平10−233215号公報 特開2002−151068号公報 特開2003−077467号公報 特開2000−124083号公報 特開2003−124064号公報 K.Amine,H.Yasuda,M.Yamachi,J.Power Sources,81−82,221(1999) S.Deki,N.Yoshida,Y.Hiroe,K.Akamatsu,M.Mizuhara,A.Kajinami,Solid State Ionics,151,1(2002)
特許文献1や非特許文献1で開示された合成方法では、FeCl・6HOを温水に溶解して加水分解してβ−FeOOH粉末を製造するために、HOやClなどが含まれており、その放電容量は小さく、1.8Vvs.Li/Liの放電終止電圧において約180mAh/gであった。
非特許文献2で開示された液相抽出法は薄膜形成のための方法であり、これに使用されている鉄フルオロ錯体を含む水溶液とホウ酸水溶液を利用することによってβ−FeOOH粉末が得られる条件については今まで報告されておらず、さらにこのような方法で作製したβ−FeOOH粉末を非水電解質電気化学セル用の活物質として用いることは検討されていなかった。
特許文献2に記載のβ−FeOOHを正極活物質に用い、負極に金属リチウムを用いた電池の場合、放電終止電圧を1.6Vとした場合の放電容量は230〜250mAh/gと大きいが、放電終止電圧を1.8Vとした場合の放電容量は約180mAh/gにすぎない。
また、特許文献3のβ−FeOOHを正極活物質に用い、負極に金属リチウムを用いた電池の場合、放電終止電圧を1.6Vとした場合の放電容量は、初期には230mAh/gを越える場合もあるが、10サイクル目には約170mAh/gまで低下するという問題があった。
特許文献4では、β−FeOOHを含む電極を用いることにより、電気容量の大きいキャパシタ電極を得ることができると記載されているが、超微粒子化したβ−FeOOHを高分散に担持したカーボンを非水電解質二次電池に応用できるかどうかは不明であった。
特許文献5の非水電解質二次電池は、50サイクル後においても、放電容量はほとんどど変化しないが、電流密度5.0mA/cmで1.0V〜4.3V間の放電容量は100mAh/g以下と、非常に小さかった。
本発明は、F元素を含むβ−FeOOH粉末を非水電解質電気化学セル用活物質として用いることによって環境負荷を低減し、さらにその活物質を用いた非水電解質電気化学セルの放電容量を向上させることを目的とする。
請求項1の発明は、非水電解質電気化学セル用活物質が、F元素を含むβ−FeOOH粉末であることを特徴とする。
請求項2の発明は、上記非水電解質電気化学セル用活物質において、粒子径が2.3μm以下であることを特徴とする。
請求項3の発明は、F元素を含むβ−FeOOH粉末の製造方法において、鉄フルオロ錯体を含む水溶液とホウ酸水溶液とを混合することを特徴とする。
請求項4の発明は、非水電解質電気化学セルの活物質として、請求項1もしくは2記載のF元素を含むβ−FeOOH粉末または請求項3の製造方法によって得られたF元素を含むβ−FeOOH粉末を用いることを特徴とする。
本発明の手法によって、放電容量が大きく、環境負荷が低い活物質、極板、および非水電解質電気化学セルを得ることができる。
本発明における「非水電解質電気化学セル」は、非水電解質二次電池および非水電解質電気化学キャパシタである。
本発明は、非水電解質電気化学セル用活物質としてのβ−FeOOH粉末において、F元素を含むことを特徴とするものである。
特許文献3には、β−FeOOHにClを含有させて正極活物質とした非水電解質二次電池が記載されているが、Cl元素は原子半径が大きく、β−FeOOH内でLiイオンの拡散を阻害するため、一定量以上のLiイオンが入ると結晶構造を維持できなくなるため、充放電サイクルを繰り返すと放電容量が減少し、10サイクル目の容量は約170mAh/gまで低下していた。
ところが、本発明ではβ−FeOOH粉末にFを含有させているため、F元素は原子半径がO元素と近いことから、Liイオンの拡散を阻害することなく、結晶構造を維持できる。そのため、本発明のFを含むβ−FeOOH粉末を活物質に用いた非水電解質二次電池においては、充放電サイクルを繰り返しても結晶構造が変化しないため、優れたサイクル寿命特性が得られるものと推測される。
本発明のFを含むβ−FeOOH粉末の粒子径は2.3μm以下であることが好ましい。粒子径が2.3μm以下の場合には、良好に充放電ができ、高容量の非水電解質電気化学セルを得ることができる。一方、粒子径が2.3μmより大きい場合には、粒子内のリチウムイオンの拡散が阻害され、さらに集電性が低下することにより、容量も低下する。
なお、合成条件が同じ場合、得られるFを含むβ−FeOOHの粒子は、球形で大きさはほぼ同じであるため、ここで「粒子径」とは、SEM画像から球形の粒子を任意に5つ選び、それらの粒子径を測定した平均値と定義する。
本発明のFを含むβ−FeOOH粉末は、鉄フルオロ錯体を含む水溶液とホウ酸水溶液とを混合させることにより合成することができる。この製造方法によれば、得られたFを含むβ−FeOOHは粉末状となる。
この製造方法は、下記の平衡反応(1)で示した微小なエネルギー差を利用したβ−FeOOH粉末の合成法であるため、混合溶液中に含まれる鉄イオンの濃度およびホウ酸の濃度に強く依存する。
FeF 3−+2HO=FeOOH+6F+3H・・・・・・・(1)
BO+4H+4F→BF +H+2HO・・・・・(2)
好ましい濃度範囲は、鉄フルオロ錯体を含む水溶液とホウ酸水溶液とを加えた混合溶液中の鉄イオンの濃度は14.6〜35mmol/dm、ホウ酸の濃度は0.4〜1.5mol/dmである。より好ましくは、混合溶液中に含まれる鉄イオンの濃度は14.6〜29.2mmol/dm、ホウ酸の濃度は0.4〜1.2mol/dmである。さらに好ましくは、混合溶液中に含まれる鉄イオンの濃度は14.6〜21.9mmol/dm、ホウ酸の濃度は0.8〜1.2mol/dmである。
本発明は、Fを含むβ−FeOOH粉末を非水電解質二次電池の活物質または非水電解質電気化学キャパシタの電極活物質に使用する。
さらに、非水電解質電気化学セルを作製する前にβ−FeOOH粉末中にあらかじめリチウムを吸蔵することも可能である。その方法としては、本発明の活物質と金属リチウムとを電解液中でショートさせる方法、本発明の活物質をリチウムの有機金属たとえばブチルリチウムなどの有機溶媒と接触させて反応させる方法、本発明の活物質を含む電極を作製し有機電解液中でリチウム基準の0.5V以下0V以上の電位まで電気化学的に還元する方法などがある。
本発明のFを含むβ−FeOOH粉末は、非水電解質二次電池の正極活物質や負極活物質として、また、非水電解質電気化学キャパシタの電極活物質として用いることができる。
なお、非水電解質二次電池の正極活物質に、リチウムを吸蔵しないFを含む粉末状β−FeOOHを用いた場合、負極活物質には、リチウム金属やリチウム合金を使用することができる。また、Fを含む粉末状β−FeOOH中にあらかじめリチウムを吸蔵させた正極活物質を用いた場合には、黒鉛や非結晶炭素などの炭素材料、酸化物、窒化物などの種々の負極活物質を使用することができる。
さらに、非水電解質二次電池の負極活物質に、リチウムを吸蔵しないFを含む粉末状β−FeOOHを用いた場合、正極活物質にはLiCoOやLiMnなどのリチウムを含む正極活物質を使用することができる。また、Fを含む粉末状β−FeOOH中にあらかじめリチウムを吸蔵させた負極活物質を用いた場合には、リチウムを含まない正極活物質を使用することができる。
Fを含むβ−FeOOH粉末を活物質とする電極を作製するときに使用する結着材としては、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、フッ素ゴム、ポリ酢酸ビニル、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレン、ニトロセルロース、ポリフッ化ビニリデン、カルボキシ変成ポリフッ化ビニリデン、ポリプロピレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、フッ化ビニリデン−クロロトリフルオロエチレン共重合体、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)あるいはカルボキシメチルセルロール(CMC)などから選択される少なくとも1種を用いることができる。
結着材を混合するときに用いる溶媒には、非水溶媒または水溶液のいずれも使用できる。非水溶媒には、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)、ジメチルホルムアミド、メチルエチルケトン、シクロヘキサン、酢酸メチル、アクリル酸メチル、ジエチルトリアミン、N,N−ジメチルアミノプロピルアミン、エチルオキシド、テトラヒドロフランなどが例示される。一方、水溶液には、水、または分散剤、増粘剤などを加えた水溶液を用いることができる。
電極の集電体材料としては、Cu、Ni、Ti、Al、ステンレスなどが使用できる。またその形態としては、シートやメッシュおよび発泡体などが使用できる。
本発明の非水電解質電気化学セルで用いられる非水電解質としては、非水電解液、ポリマー電解質、無機固体電解質、室温溶融塩およびイオン液体などがある。非水電解液に用いられる溶媒としては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、γ−ブチロラクトン、スルホラン、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、1、2−ジメトキシエタン、1、2−ジエトキシエタン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、ジオキソラン、メチルアセテートなどの極性溶媒およびこれらの混合溶媒がある。
また、非水電解液の溶質としてはLiPF、LiBF、LiAsF、LiClO、LiSCN、LiCFCO、LiCFSO、LiN(CFSO、LiN(CSO、LiN(COCFおよびLiN(COCFCFなどの塩もしくはこれらの混合物がある。
以下に、本発明の非水電解質電気化学セル用活物質の製造方法およびこの活物質を用いた非水電解質電気化学セルの例として、非水電解質二次電池を実施例に基づいて詳細に説明する。しかしながら、本発明は、以下の実施例によって限定されるものではない。
[実施例1]
鉄フルオロ錯体を含む水溶液を調製するため、0.073molのα−FeOOHと1.0molのNHF・HFとをポリプロピレン容器に加え、さらに脱イオン水を加え全量を1Lにし、溶解するまで撹拌した。別のポリプロピレン容器に2mol/dmのホウ酸水溶液を調製した。これらの水溶液を60℃の恒温槽に保存し、温度を一定にした。この鉄フルオロ錯体を含む水溶液40mL、ホウ酸水溶液120mL、イオン交換水40mLとを混合し、半日60℃で放置することにより、β−FeOOHが析出した。このβ−FeOOHが析出した溶液を吸引ろ過し、十分に脱イオン水で洗浄した後、さらに60℃で乾燥することにより、β−FeOOHの粉末を得た。
得られたβ−FeOOHの粉末80質量%と、導電材としてアセチレンブラック5質量%と、結着剤としてのポリフッ化ビニリデン15質量%とを、NMP中で分散させることによりペーストを作製した。次にこのペーストを1×2cmの発泡ニッケル集電体に充填した後、60℃で5時間真空乾燥することにより正極板A1を得た。
[実施例2]
鉄フルオロ錯体を含む水溶液を40mL、ホウ酸水溶液を80mL、脱イオン水80mLとを混合したこと以外は実施例1と同様の手順でβ−FeOOH粉末を合成し、正極板A2を作製した。
[実施例3]
鉄フルオロ錯体を含む水溶液を40mL、ホウ酸水溶液を40mL、脱イオン水120mLとを混合したこと以外は実施例1と同様の手順でβ−FeOOH粉末を合成し、正極板A3を作製した。
[実施例4]
鉄フルオロ錯体を含む水溶液を60mL、ホウ酸水溶液を120mL、脱イオン水20mLとを混合したこと以外は実施例1と同様の手順でβ−FeOOH粉末を合成し、正極板A4を作製した。
[実施例5]
鉄フルオロ錯体を含む水溶液を60mL、ホウ酸水溶液を80mL、脱イオン水60mLとを混合したこと以外は実施例1と同様の手順でβ−FeOOH粉末を合成し、正極板A5を作製した。
[実施例6]
鉄フルオロ錯体を含む水溶液を60mL、ホウ酸水溶液を40mL、脱イオン水100mLとを混合したこと以外は実施例1と同様の手順でβ−FeOOH粉末を合成し、正極板A6を作製した。
[実施例7]
鉄フルオロ錯体を含む水溶液を80mLとホウ酸水溶液を120mLとを混合したこと以外は実施例1と同様の手順でβ−FeOOH粉末を合成し、正極板A7を作製した。
[実施例8]
鉄フルオロ錯体を含む水溶液を80mL、ホウ酸水溶液を80mL、脱イオン水40mLとを混合したこと以外は実施例1と同様の手順でβ−FeOOH粉末を合成し、正極板A8を作製した。
[実施例9]
鉄フルオロ錯体を含む水溶液を80mL、ホウ酸水溶液を40mL、脱イオン水80mLとを混合したこと以外は実施例1と同様の手順でβ−FeOOH粉末を合成し、正極板A9を作製した。
[実施例10]
鉄フルオロ錯体を含む水溶液100mL、ホウ酸水溶液を40mL、脱イオン水60mLとを混合したこと以外は実施例1と同様の手順でβ−FeOOH粉末を合成し、正極板A10を作製した。
[比較例1]
鉄フルオロ錯体を含む水溶液と0.7mol/dmのホウ酸水溶液を35℃の恒温槽に保存し、温度を一定にした。鉄フルオロ錯体を含む水溶液15mL、ホウ酸水溶液を118mL、脱イオン水17mLとを混合し、半日35℃で放置した。この場合は、容器の壁にβ−FeOOHの薄膜が生成したが、粉末状β−FeOOHは得られなかった。
[比較例2]
25℃で、1Lの脱イオン水にFeCl・HOを1mol溶解させた。次に、この水溶液を10℃/h程度のゆっくりした速度で加熱し、80℃で一日放置することにより、β−FeOOH粉末が沈殿した。この溶液を吸引ろ過し、十分に脱イオン水で洗浄した後、さらに60℃で乾燥することにより、β−FeOOH粉末を得た。得られたβ−FeOOH粉末を用いて、実施例1と同様の手順で正極板B1を作製した。
得られたβ−FeOOH粉末の性状を調べるためにSEM撮影とCuKα線を用いたX線回折分析をおこなった。実施例1〜9で得られたβ−FeOOH粉末のSEM画像を図1〜図9に示す。FeClを加水分解する一般的なβ−FeOOHの作製方法では、針状結晶のβ−FeOOH粉末が得られるが、本発明における作製方法により得られたβ−FeOOH粉末は球状であることがわかった。
さらに、作製条件によりβ−FeOOH粉末の粒子径が異なり、図1〜9より、混合した水溶液中のホウ酸濃度が低いほど、合成したβ−FeOOH粉末の粒子径が大きくなっていくことがわかった。また、混合溶液中のFeイオンの濃度が高いほど、合成したβ−FeOOH粉末の粒子径が大きくなっていくことがわかった。
実施例1〜9で得られたβ−FeOOH粉末のCuKα線を用いたX線回折を図10に示す。どの粉末においてもJCPDSカード(No.341266)と同様のβ−FeOOH特有のピークが観察された。
さらに、混合水溶液中のFeイオンの濃度が等しい場合、例えばFeイオンの濃度が14.6mmol/dmである実施例1と実施例3とを比較すると、混合溶液中のホウ酸の濃度が低い実施例3の方がピークがシャープであり、結晶性が高いと考えられる。ホウ酸濃度が低いほどβ−FeOOH粒子径が大きく、結晶性が高い理由としては、β−FeOOHの合成は平衡反応(1)及び(2)で示した微小なエネルギー差を利用したものであることから粒子の生成速度が遅くなりβ−FeOOHの結晶がゆっくり成長するためであると考えられる。
β−FeOOH粉末中に含まれるF元素を測定するために、β−FeOOH粉末を硝酸に溶解させ、その水溶液中に含まれるFをイオンクロマトグラフ法を用いて算出した。
上記の方法により作製した正極板A1〜A9およびB1と、対極として2×3cmの金属リチウム板と、参照極として金属リチウム板とを用い、電解液には1mol/dmの過塩素酸リチウムを含むエチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)との混合溶媒50mLを用いて、試験用の三極式電気化学セルを作製し、本発明による正極活物質の評価をおこなった。
充放電試験の条件は、25℃においてリチウム基準(vs.Li/Li)で1.8Vまで定電流0.1mA/cmで放電し、充電は同じ電流密度で4.0Vまでとして充放電をおこなった。
実施例1〜10および比較例1、2について、鉄フルオロ錯体を含む水溶液とホウ酸水溶液とを加えた混合溶液中のFeイオンの濃度およびホウ酸濃度、得られたβ−FeOOH粉末中に含まれるF元素量を表1に示す。
なお、表1において、Feイオン濃度およびホウ酸濃度の求め方を、実施例1を例にとって説明する。実施例1では、Feイオンを0.073mol含む溶液40mLとホウ酸を2mol/dm含む溶液120mLと脱イオン水40mLとを混合した。したがって、全量200mLに対して、Feイオン2.92mmol、ホウ酸0.24molが含まれていることから、Feイオン濃度は14.6mmol/dm(2.92/0.2)、ホウ酸濃度は1.2mol/dm(0.24/0.2)となる。
また、正極板A1〜A10およびB1の放電容量、SEM画像から求めたβ−FeOOH粉末の粒径を表2に示す。
表1より、本発明により得られた実施例1〜実施例10のβ−FeOOH粉末には、鉄フルオロ錯体を含む水溶液とホウ酸水溶液の混合比にかかわらず、F元素を5.4〜7.8%含有していることが判明した。一方、従来方法により作製したβ−FeOOH粉末(比較例2)については、F元素は検出されなかった。
次に、正極板A1〜A3の放電曲線を図11に、正極板A4〜A6の放電曲線を図12に、正極板A7〜A9の放電曲線を図13に示す。表1より、実施例1〜9で示されるF元素を含むβ−FeOOH粉末を用いた正極板A1〜A9の放電容量は、182mAh/g以上、最も高いもので252mAh/gを示し、従来方法のFeCl・HOを加水分解して作製したCl元素を含むβ−FeOOH粉末を用いた比較例2の正極板B1の放電容量179mAh/gよりも大きな放電容量を示すことがわかった。
この理由は明らかではないが、Cl元素は原子半径が大きく活物質内でLiイオンの拡散を阻害するが、F元素は原子半径がO元素と近いことから、Liイオンの拡散を阻害することなく、結晶構造を維持できると推測される。また、混合溶液中のFeイオンの濃度が等しい場合には、ホウ酸濃度が高いほど放電容量も高い値を示し、ホウ酸濃度が等しい場合にはFeイオンの濃度が低いほど放電容量も高い値を示すことがわかった。
また図11、12および13より、正極板A1、A2、A4、A5、A7、A8は、平均電位が2.2Vvs.Li/Liであるが、ホウ酸濃度が低い混合溶液から得られたβ−FeOOH粉末を用いた正極板A3、A6、A9は2.1Vvs.Li/Liであり、放電曲線の挙動が異なった。
このことから、放電容量はホウ酸濃度に依存しており、合成したβ−FeOOH粉末の性質が異なることが考えられる。この理由としては、ホウ酸濃度が低い混合溶液から得られたβ−FeOOHは粒子径が大きく、さらに結晶性が高いことからLiイオンの拡散を阻害することが考えられる。
図11〜図13に示したように、粒子径が2.3μm以下の実施例1〜9の場合、良好に充放電が行われた。しかし、粒子径が2.3μmより大きい実施例10の場合は、粒子径が大きくなったことにより、粒子内でのリチウムイオンの拡散が阻害される。さらに、鉄系活物質は電気伝導性が低いために、使用した導電助剤のアセチレンブラック粒子より大きすぎると、集電性が低下し、容量が低下するものと推定される。
[実施例11]
実施例1で得られたFを含むβ−FeOOH粉末を含む正極板A1と、対極として2×3cmの金属リチウム板と、参照極として金属リチウム板とを用い、電解液には1mol/dmの過塩素酸リチウムを含むエチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)との混合溶媒50mLを用いて、試験用の三極式電気化学セルを作製した。
そして、25℃において、リチウム基準(vs.Li/Li)で正極板A1の電位が0Vになるまで、定電流0.1mA/cmで放電した。その結果を図14に示した。
図14からわかるように、正極板A1は、リチウム基準(vs.Li/Li)で約2.8Vから放電が始まり、2.8〜1.8V間の容量(図14のA)は261mAh/g、2.8〜1.6V間の容量(図14のB)は328mAh/gである。さらに放電を続けると、リチウム基準(vs.Li/Li)で1.6〜0V間の容量(図14のC)は1435mAh/gとなる。また、約0.8Vに電位平坦部があり、この部分の容量(図14のD)は約600mAh/gである。
そこで、このリチウム基準(vs.Li/Li)で約0.8Vの電位平坦部を、非水電解質二次電池の負極として利用することが可能となる。この約0.8Vの電位平坦部を負極とし、LiMn1.5Ni0.5、LiNiVO、LiMn1.5Co0.5などの、リチウム基準(vs.Li/Li)で約4.7Vに電位平坦部をもつ、いわゆる「5V級」正極活物質とを組み合わせた場合、放電電圧が約3.9Vの非水電解質二次電池が得られる。
以上のように、本発明により鉄フルオロ錯体を含む水溶液とホウ酸水溶液を混合するという簡便な方法でβ−FeOOH粉末を作製することが可能である。さらに、このF元素を含むβ−FeOOH粉末を用いた極板を非水電解質電気化学セルに適用することにより環境負荷を低減でき、さらに高い放電容量を得ることが可能となる。
実施例1で得られたβ−FeOOH粉末のSEM画像を示す図。 実施例2で得られたβ−FeOOH粉末のSEM画像を示す図。 実施例3で得られたβ−FeOOH粉末のSEM画像を示す図。 実施例4で得られたβ−FeOOH粉末のSEM画像を示す図。 実施例5で得られたβ−FeOOH粉末のSEM画像を示す図。 実施例6で得られたβ−FeOOH粉末のSEM画像を示す図。 実施例7で得られたβ−FeOOH粉末のSEM画像を示す図。 実施例8で得られたβ−FeOOH粉末のSEM画像を示す図。 実施例9で得られたβ−FeOOH粉末のSEM画像を示す図。 実施例1〜9で得られたβ−FeOOH粉末とJCPDSカード(No.341266)のX線回折パターンを示す図。 正極板A1〜A3の放電曲線を示す図。 正極板A4〜A6の放電曲線を示す図。 正極板A7〜A9の放電曲線を示す図。 正極板A1を、リチウム基準(vs.Li/Li)で0Vまでで放電下場合の特性を示す図。

Claims (4)

  1. F元素を含むβ−FeOOH粉末であることを特徴とする非水電解質電気化学セル用活物質。
  2. 粒子径が2.3μm以下であることを特徴とする請求項1記載の非水電解質電気化学セル用活物質。
  3. 鉄フルオロ錯体を含む水溶液とホウ酸水溶液とを混合することを特徴とするF元素を含むβ−FeOOH粉末の製造方法。
  4. 請求項1もしくは2記載のF元素を含むβ−FeOOH粉末または請求項3の製造方法によって得られたF元素を含むβ−FeOOH粉末を活物質として用いることを特徴とする非水電解質電気化学セル。
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