JP2007197938A - 洋式便器 - Google Patents
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Abstract
【課題】安定して容易に保持することができる洋式便器を提供する。
【解決手段】便器本体1の重心を通る一垂直面3と、便器本体1の両側面11との交線4上において手掛かり凹部12が設けられている洋式便器。又、手掛かり凹部12は便器本体1の両側面11において、左右対称位置に一つずつ設けられている。又、手掛かり凹部12は便器本体1の両側面11において、便器本体1の重心よりも高い位置に設けられている。又、この便器本体1には手掛かり凹部12を覆う開閉可能な横蓋13が備えられている。
【選択図】図2
【解決手段】便器本体1の重心を通る一垂直面3と、便器本体1の両側面11との交線4上において手掛かり凹部12が設けられている洋式便器。又、手掛かり凹部12は便器本体1の両側面11において、左右対称位置に一つずつ設けられている。又、手掛かり凹部12は便器本体1の両側面11において、便器本体1の重心よりも高い位置に設けられている。又、この便器本体1には手掛かり凹部12を覆う開閉可能な横蓋13が備えられている。
【選択図】図2
Description
本願発明は、便器本体の保持に用いる手掛かり部が設けられた洋式便器に関するものである。
従来、洋式便器をトイレルームに設置する場合、便器本体を保持するための工夫は特にされておらず、施工時は便器リム部、後部、底部を手掛かりとして運搬、排水接合等を行っていた。
又、特開2002−10950号公報(特許文献1)に示されるように、便器本体1の側面に収納用のポケットを取り付けるための開口部5が設けられている場合(図5)は、この開口部5を手掛かりとして便器本体1を保持し、運搬、排水接合等を行うことができる。
特開2002−10950号公報
しかしながら、上記従来例である洋式便器にあっては、表面が滑らかな重量物であり、便器本体を保持するための有効な手掛かりとなる部分もないため、運搬や排水接合等の作業を行うのが非常に困難である。
又、図5に示した便器本体1に収納用のポケットを取り付けるための開口部5が設けられている場合も、この開口部5は片側にしか設けられていないようであり、片側だけに手掛かりがあっても便器本体1を安定して保持することができない。
本願発明は、上記背景技術に鑑みて発明されたものであり、その課題は、安定して容易に保持することができる洋式便器を提供することである。
上記課題を解決するために、本願請求項1記載の発明では、便器本体の重心を通る一垂直面と、便器本体の両側面との交線上において手掛かり凹部が設けられている。
又、本願請求項2記載の発明では、上記請求項1記載の洋式便器において、手掛かり凹部は便器本体の両側面において、左右対称位置に一つずつ設けられていることを特徴としている。
又、本願請求項3記載の発明では、上記請求項1又は2記載の洋式便器において、手掛かり凹部は便器本体の両側面において、便器本体の重心よりも高い位置に設けられていることを特徴としている。
又、本願請求項4記載の発明では、上記請求項1〜3いずれか一項記載の洋式便器において、手掛かり凹部を覆う開閉可能な横蓋が備えられていることを特徴としている。
本願請求項1記載の発明の洋式便器においては、便器本体の両側面に手掛かり凹部が設けられているため、便器本体を容易に保持することができる。更にこの手掛かり凹部は、便器本体の重心を通る一垂直面と、便器本体の両側面との交線上に設けられているため、安定して便器本体を保持することができる。したがって、便器本体の運搬や排水接合等の作業も容易になるものである。
又、本願請求項2記載の発明の洋式便器においては、手掛かり凹部は便器本体の両側面において、左右対称位置に一つずつ設けられているため、バランス良く便器本体を保持することができる。
又、本願請求項3記載の発明の洋式便器においては、手掛かり凹部は便器本体の重心よりも高い位置に設けられているため、重心よりも高い位置で保持することとなり、より安定して便器本体を保持することができる。
又、本願請求項4記載の発明の洋式便器においては、開閉可能な横蓋が備えられているため、手掛かり凹部を横蓋で覆うことで、手掛かり凹部に埃等を溜まりにくくすることができる。
図1〜4は、本願請求項1〜4に対応した一実施形態である洋式便器を示している。この洋式便器は、図2,3に示すように、便器本体1の重心2を通る一垂直面3と、便器本体1の両側面11との交線4上において、左右対称に一つずつ、重心2よりも高い位置に手掛かり凹部12が設けられている。更に、この洋式便器には手掛かり凹部12を覆う開閉可能な横蓋13が備えられている。
以下、この実施形態の洋式便器を、より具体的詳細に説明する。図1に示すように、この洋式便器は、便器本体1に便座21と、便蓋22と、局部洗浄および便座21を暖める装置ケース23と、サイドカバー24とからなる本体付属部品が取り付けられたものである。便器本体1は図2、3に示すように、本体付属部品等の他の部品とは分離して施工できるものであり、水を貯めるボール部14と、ボール部14の水を排水管へと流すボール排水口15とが設けられており、更に、便器本体1の両側面11には、便器本体1の重心2を通る一垂直面3との交線4上において、左右対称に一つずつ、重心2よりも高い位置に手掛かり凹部12が設けられている。
この手掛かり凹部12は、便器本体1の側面11と略面一になる横蓋13によって覆われており、この横蓋13を指で押し込むと、横蓋13は手掛かり凹部12の開口縁の下側と接続している軸部を軸にして内側下方に折れて、手掛かり凹部12に指を挿し込めるようになっている。又、横蓋13の軸部にはバネが設けられており、手掛かり凹部12から指を引き抜くと、押し込まれた横蓋13は便器本体1と面一になる位置に戻る。
なお、この洋式便器は便器本体1と前記本体付属部品とが分離して施工できるため、本体付属部品は便器本体1には含まないが、本体付属部品の一部或いは全部が便器本体1と分離して施工できない場合は、分離できない本体付属部品も含めて便器本体となる。
この洋式便器の施工は、図4より、排水管に繋いだターントラップ25にボール排水口15を繋ぎ、更に、便器本体1には、便座21と、便蓋22と、装置ケース23と、サイドカバー24とを取り付ける。装置ケース23はターントラップ25が取り付けられるフレーム26に支持されるものであり、サイドカバー24は同フレーム26にターントラップ25の両側及び背面を覆うように取り付けられる。
したがって、この実施形態の洋式便器においては、便器本体1の両側面11に手掛かり凹部12が設けられているため、便器本体1を容易に保持することができる。更にこの手掛かり凹部12は、便器本体1の重心2を通る一垂直面3と、便器本体1の両側面11との交線4上に設けられているため、安定して便器本体1を保持することができる。したがって、便器本体1の運搬や排水接合等の作業も容易になるものである。
又、手掛かり凹部12は便器本体1の両側面11において、左右対称位置に一つずつ設けられているため、バランス良く便器本体1を保持することができる。更に、手掛かり凹部12は便器本体1の重心2よりも高い位置に設けられているため、重心2よりも高い位置で保持することとなり、より安定して便器本体1を保持することができる。
又、手掛かり凹部12は横蓋13によって覆われているため、手掛かり凹部12に埃等が溜まりにくくなる。又、横蓋13は便器本体1の側面11と面一になって設けられているため、外観が悪くなることはない。更に、この横蓋13は、バネが設けられた軸部を軸にして開閉するようになしているため、ネジ等で横蓋13が取り付けられている場合と比べて、容易に横蓋13を開閉させることができる。
1 便器本体
2 重心
3 垂直面
4 交線
11側面
12手掛かり凹部
13横蓋
2 重心
3 垂直面
4 交線
11側面
12手掛かり凹部
13横蓋
Claims (4)
- 便器本体の重心を通る一垂直面と、便器本体の両側面との交線上において手掛かり凹部が設けられている洋式便器。
- 手掛かり凹部は便器本体の両側面において、左右対称位置に一つずつ設けられていることを特徴とする請求項1記載の洋式便器。
- 手掛かり凹部は便器本体の両側面において、便器本体の重心よりも高い位置に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の洋式便器。
- 手掛かり凹部を覆う開閉可能な横蓋が備えられていることを特徴とする請求項1〜3いずれか一項記載の洋式便器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006015374A JP2007197938A (ja) | 2006-01-24 | 2006-01-24 | 洋式便器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006015374A JP2007197938A (ja) | 2006-01-24 | 2006-01-24 | 洋式便器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007197938A true JP2007197938A (ja) | 2007-08-09 |
Family
ID=38452805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006015374A Pending JP2007197938A (ja) | 2006-01-24 | 2006-01-24 | 洋式便器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007197938A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009197389A (ja) * | 2008-02-19 | 2009-09-03 | Inax Corp | 洋風便器 |
-
2006
- 2006-01-24 JP JP2006015374A patent/JP2007197938A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009197389A (ja) * | 2008-02-19 | 2009-09-03 | Inax Corp | 洋風便器 |
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