JP7117140B2 - 大便器 - Google Patents

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Description

本発明は大便器に関するものである。
特許文献1は従来の大便器を示している。この大便器は、便器本体と、サイドカバーとを備えている。便器本体は、便鉢部、内蔵機器、及び側壁部を有している。内蔵機器は便鉢部より後方に配置されている。側壁部は便鉢部の上端縁から下方に延びて便鉢部の前方から便鉢部の左右方向に湾曲しながら拡がっている。サイドカバーは、便器本体の左右後方において内蔵機器が露出した部分を覆い隠すように側壁部の後端縁に連続して、着脱自在に取り付けられている。サイドカバーは内側面に内蔵機器の使用情報が記載された情報シートを保持している。このように、この大便器は、情報シートを収納することができる。
特許文献2は別の従来の大便器を示している。この大便器は、便器本体と、一対のサイドカバーと、洗剤タンクと、タンクカバーとを備えている。便器本体は、便鉢部、本体機構部、及び側壁部を有している。本体機構部は便鉢部より後方に配置されている。側壁部は便鉢部の上端縁から下方に延びて便鉢部の前方から便鉢部の左右方向に湾曲しながら拡がっている。一対のサイドカバーの夫々は、側壁部の左右後端縁に連続して、便器本体の左右の後部側方に取り付けられ、本体機構部を覆い隠している。一方のサイドカバーは上部に開口が形成されている。洗浄タンクは、一部がサイドカバーの開口を通してサイドカバーよりも外側に突出した状態で、本体機構部に着脱自在に保持されている。この洗浄タンクは本体機構部を介して便鉢部へ供給する洗剤を貯留している。タンクカバーは、サイドカバーの開口の下端縁に沿って水平方向に延びた軸周りに回動自在に取り付けられている。このタンクカバーは、サイドカバーの開口から外側に突出した洗浄タンクを覆いつつ、サイドカバーの開口を閉じることができる。このように、この大便器は洗浄タンクを収納することができる。
特開2013-159910号公報 特開2016-89392号公報
しかし、特許文献1の大便器は、情報シートのようにシート状の薄い形態のものしか収納することができない。また、特許文献2の大便器は、洗浄タンクのように立体的な物を収納することができるが、タンクカバーがサイドカバーから突出するため、デザイン性が良くない。また、この大便器は、サイドカバーから突出したタンクカバーの上面にほこりが溜まったり、掃除がし難かったりする。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、デザイン性を損なわず、ある程度の大きさを有する立体的な物を収納することができる大便器を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の大便器は、便鉢部と、この便鉢部の下部に連通した便器排水路と、前記便鉢部の上端縁から下方に延びて前記便鉢部の前方から前記便鉢部の左右方向に湾曲しながら拡がった側壁部とを有し、一体に形成された便器本体を備えており、
この便器本体は、設置された状態において、横方向から内側に向けて凹んだ収納部を有していることを特徴とする。
この大便器は、便鉢部や便器排水路等の洗浄水が貯留されたり、洗浄水が流通したりする部分以外の空間を利用して、便器本体の横方向から内側に向けて凹んだ収納部を形成することができる。このように形成された収納部はある程度の容積を有し、収納する物品がある程度の大きさを有した立体的な物であっても便器本体の側方から突出させずに収納することができる。
したがって、本発明の大便器は、デザイン性を損なわず、ある程度の大きさを有する立体的な物を収納することができる。
実施例1の大便器を示す側面図である。 実施例1の便器本体を示す側面図である。 図1の矢視X-X断面図である。 実施例1のカバーを示す背面図である。 実施例2の要部断面図である。 実施例3の要部断面図である。 実施例4の要部断面図である。 実施例5の要部断面図である。
本発明における好ましい実施の形態を説明する。
本発明の大便器において、便器本体は、前記便鉢部の上端縁に連続して前記便鉢部よりも後方に拡がった上面部と、設置された状態において、設置面に当接し下端部を構成する台座部と、を有しており、前記収納部は前記上面部と台座部との間に設けられ得る。この場合、この大便器は、収納部に収納された物品が大便器を設置した設置面よりも高い位置に配置され、大便器周りの設置面の掃除が容易になるとともに、収納部に収納された物品を汚れ難くすることができる。また、この大便器は上面部によって収納部に収納された物品を上方から視認し難くすることができる。
本発明の大便器において、収納部の下面は、水平に広がり、収納された物品を載置する載置面であり得る。この場合、この大便器は、収納部の下面である載置面に物品を載置することができるため、収納部に物品を容易に収納することができる。なお、ここで言う「水平」とは厳密に水平である必要がなく、載置面に載置された物品が滑り落ちない程度の傾斜も含む。
本発明の大便器は、前記便器本体に着脱自在に取り付けられ、前記収納部を覆うカバーを備え得る。この場合、この大便器は、収納部内に収納された物品が外側から視認されず、見栄えを良くすることができる。また、この大便器は収納部内にほこりが溜まり難くすることができる。
本発明の大便器において、前記カバーは前記側壁部に連続するように前記便器本体に取り付けられ得る。この場合、この大便器は見栄えをすっきりとしたものにすることができる。
次に、本発明の大便器を具体化した実施例1~5について、図面を参照しつつ説明する。
<実施例1>
実施例1の大便器は、図1~図4に示すように、便器本体10と一対のカバー90とを備えている。便器本体10は、便鉢部20、便器排水路30、側壁部40、上面部50、台座部60、後側壁部70、及び収納部80を有している。また、便器本体10は、陶器製であり、一体に形成されている。つまり、便器本体10は全周が陶器で覆われている。便鉢部20は、図2に示すように、便鉢本体21とリム部23とを具備している。便鉢本体21は、便器本体10が設置面である床面Fに設置された際の上方から見た平面視において、上端開口が略楕円形状である。また、便鉢本体21は便器排水路30の上流端が連通する連通口25を下端部の後側に形成している。リム部23は、便鉢本体21の上端周縁から略一定の幅を有し、便器本体10が床面Fに設置された際に水平方向に拡がる環状である。なお、上下は便器本体10が床面Fに設置された際の上下である(以下同じ)。
便器排水路30は、図2に示すように、第1下降流路31、上昇流路33、第2下降流路35、及び上部空間37を具備している。第1下降流路31は便鉢部20の下端部から後方に向けて斜め下方に傾斜して延びている。上昇流路33は、第1下降流路31の下流端に上流端が連通し、便器本体10の後方に向けて斜め上方に傾斜して延びている。第2下降流路35は、上昇流路33の下流端に上流端が連通し、略鉛直方向に延びている。上部空間37は、上昇流路33の下流端部及び第2下降流路35の上流端部に連通し、後述する上面部50より下方に形成されている。第2下降流路35は、便器本体10を設置する際、床面Fに引き出された排水管(図示せず)に連結された排水接続管39の上流端開口に下流端部が挿入される。なお、前後は、便器本体10が設置された状態において、便鉢部20が形成されている側(図1において右側)が前であり、便器洗浄タンク3が載置される側(図1において左側)が後である(以下同じ)。
側壁部40は、図1及び図2に示すように、便鉢部20のリム部23の外周縁から下方に延びて下端が後述する台座部60に連続している。この側壁部40は便鉢部20の前方から便鉢部20の左右方向に湾曲しながら拡がっている。また、この側壁部40は、便器本体10の左右側面視において、後端縁41が便鉢本体21の連通口25の後端よりも僅かに前側で略鉛直方向に延びている(図2参照)。このように、側壁部40は、便鉢本体21の後端部側を除く大半と、第1下降流路31の一部を覆うように、便器本体10の前端から左右両側に拡がっている。
上面部50は、便鉢部20の上端縁(リム部23)に連続して、便鉢部20よりも後方に拡がっている。上面部50は、便鉢部20よりも後方において左右縁が平行に前後方向に延びている。上面部50は、図1に示すように、本体ケース1Aと、本体ケース1Aに回動自在に軸支された便座1B、便蓋1Cを具備した便座装置1及び便器洗浄タンク3がその上側に取り付けられる。また、上面部50は、図3に示すように、左右側面51が下方に向かって内側に傾斜している。この左右側面51の夫々は、図2に示すように、前後方向に間隔を空けて2個の面ファスナーM1が貼付されている。各面ファスナーM1は、便器本体10の側面視において、四角形状である。各面ファスナーM1は、後述するカバー90を着脱自在に取り付けるために、カバー90の上端縁に沿って設けられた2個の面ファスナーM3に対応する位置に貼付されている。
台座部60は、図1~図3に示すように、上下方向に一定の幅を有し、便器本体10の下端部の外周を構成している。台座部60は下端縁から上方に向けてわずかに外側に拡がるように傾斜している。台座部60は、設置された状態において、床面Fに下端縁が当接する。台座部60は前側の上端縁が側壁部40の下端縁に連続している。また、台座部60は後側の上端縁が後述する後側壁部70の下端縁に連続している。
後側壁部70は、図1~図3に示すように、側壁部40より後方において、台座部60の上端縁に下端縁が連続して、上方向に延びて便器本体10の外殻を形成している。後壁部は第1~第4壁部71,73,75,77を具備している。第1壁部71は、便器本体10の左右両側において、台座部60の上端縁から略垂直方向に延びている。第1壁部71は前後方向に間隔を空けて2個の面ファスナーM2が貼付されている。各面ファスナーM2は、後述するカバー90を着脱自在に取り付けるために、カバー90の下端縁に沿って設けられた2個の面ファスナーM4に対応する位置に貼付されている。第2壁部73は、図2及び図3に示すように、第1壁部71の前側の上端縁に連続して内側に向けて僅かに上方に傾斜し、第1下降流路31及び上昇流路33の中間部付近の外側面に連続している。第3壁部75は、第1壁部71の後側の上端縁に連続して内側に向けて上方に傾斜し、第2下降流路35の上端部付近の外側面に連続している。第4壁部77は、図1及び図2に示すように、便器本体10の後部において、台座部60の上端縁から略垂直方向に上方へ延び、上部空間37の後側壁部70に連続している。第1壁部71及び第3壁部75は、後述するカバー90が便器本体10に取り付けられた状態において、カバー90の後端縁97よりも後方に拡がって露出した部分を有している。第4壁部77は、第1壁部71及び第3壁部75の後端縁に連続している。
収納部80は、図1~図3に示すように、側壁部40の後端縁より後方であって後側壁部70の第3壁部75よりも前方に設けられ、且つ上面部50よりも下方であって後側壁部70の第2壁部73よりも上方に設けられている。つまり、第3壁部75の前方を向いた面が収納部80である凹部を構成している。また、この収納部80は、図3に示すように、便器排水路30の第1下降流路31と上昇流路33の一部を挟んで左右両側に設けられている。これら収納部80は上面部50と台座部60との間に横方向から内側に向けて凹んだ空間に設けられている。このように、この収納部80は、便鉢部20や便器排水路30等の洗浄水が貯留されたり、洗浄水が流通したりする部分以外の空間を利用して設けられている。また、この収納部80は、第2壁部73の傾斜が僅かであるため、図1及び図3に示すように、第2壁部73の上にトイレットペーパー等の物品を載置し、収納することができる。つまり、第2壁部73の上面が収納部80の下面であり、収納部80に収納される物品を載置する載置面80Aを構成している。
一対のカバー90は、図1に示すように、便器本体10の側面視において、便器本体10に取り付けられた状態で四角形状である。また、各カバー90は僅かに外方向に湾曲した曲面で形成されている(図3参照)。各カバー90の上下寸法は、上面部50の左右側面の上部から便器本体10の台座部60の上端までの間隔と同じである。また、各カバー90の左右寸法は、便器本体10の側壁部40の後端縁から後壁部の第1壁部71の後端部までの間隔と同じである。各カバー90は、側壁部40に連続するように、前端縁91が側壁部40の後端縁41に沿って略隙間なく便器本体10に取り付けられる。また、各カバー90は下端縁93が台座部60の上端縁に沿って伸びるように便器本体10に取り付けられる。
各カバー90は面ファスナーM3,M4が先端面に貼付された4個の脚部99A,99Bが裏面から突出して設けられている。各脚部99A,99Bは横長四角柱形状である。2個の脚部99Aはカバー90の上端縁95に沿って前後方向に間隔を空けて設けられている。残りの2個の脚部99Bはカバー90の下端縁93に沿って前後方向に間隔を空けて設けられている。各脚部99A,99Bの先端面は、面ファスナーM1,M2が貼付された便器本体10の上面部50及び後側壁部70の第1壁部71の傾斜角度に合わせて傾斜している。各カバー90は、4個の脚部99A,99Bの夫々の先端面に貼付された面ファスナーM3,M4と、対応する便器本体10の上面部50及び後側壁部70の第1壁部71に貼付された4個の面ファスナーM1,M2とを当接させることによって、着脱自在に便器本体10に取り付けられる。
このような構成を有する大便器は、図1及び図3に示すように、デザイン性を損なわず、収納部80にトイレットペーパーZ等のある程度の大きさを有する立体的な物を便器本体10の側方から突出させずに収納することができる。
また、この大便器は、収納部80に収納されたトイレットペーパーZ等が大便器を設置した床面Fよりも高い位置に配置され、大便器周りの床面Fの掃除が容易になるとともに、収納部80に収納されたトイレットペーパーZ等を汚れ難くすることができる。また、この大便器は上面部50によって収納部80に収納されたトイレットペーパーZ等を上方から視認し難くすることができる。
また、この大便器は、便器本体10に着脱自在に取り付けられるカバー90によって、この大便器は収納部80内に収納されたトイレットペーパーZ等が外側から視認されず、見栄えを良くすることができる。また、この大便器は収納部80内にほこりが溜まり難くすることができる。
また、この大便器は、カバー90が側壁部40に連続するように便器本体10に取り付けられているため、見栄えをすっきりとしたものにすることができる。
<実施例2>
実施例2の大便器は、図5に示すように、トイレットペーパーZ等が載置される載置面が水平になるように、後側壁部70の第2壁部73上にスペーサ100を配置して収納部80の下面を構成している点が、実施例1と相違する。他の点は、実施例1と同様であり、同一の構成は同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
スペーサ100は、後側壁部70の第2壁部73に配置されて固定された際に、トイレットペーパーZ等が載置される載置面100Aが水平になるように、載置面100Aと第2壁部73に当接する当接面100Bとの間隔(厚さ)が外側から内側に向けて徐々に小さくなっている。
このため、この大便器は、収納部80に収納されたトイレットペーパーZ等が外方向に滑り落ちることがなく、安定した姿勢で収納することができる。
<実施例3>
実施例3の大便器は、図6に示すように、収納部80を覆うカバーがなく、収納部80にトイレットペーパーZ等を収納する箱体101を配置している点が、実施例2と相違する。他の点は、実施例2と同様であり、同一の構成は同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
箱体101は、直方体形状であり、後側壁部70の第2壁部73に配置されて固定されたスペーサ100上に配置されて固定されている。この箱体101は、収納部80に配置された際、外側に面する部分が開閉自在な蓋部材101Aで形成されている。蓋部材101Aは、箱体101の上面の前端縁に沿って配置された軸部101Bに回動自在に軸支されている。また、この箱体101は、トイレットペーパーZ等を収納することができる容積を有している。
このように、この大便器は、蓋部材101Aを開閉して、収納部80に配置された箱体101内にトイレットペーパーZ等を収納することができる。また、この大便器は、蓋部材101Aを閉じることによって、箱体101内に収納されたトイレットペーパーZ等を汚れ難くすることができるとともに、視認することができない。また、また、この大便器は、蓋部材101Aを閉じることによって、箱体101内にほこりが溜まり難くすることができる。
<実施例4>
実施例4の大便器は、図7に示すように、カバー190が収納部80に収納する物品を載置する載置部191を具備している点が実施例1と相違する。他の点は、実施例1と同様であり、同一の構成は同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
載置部191は、一辺がカバーの内面に連続し、カバー190が便器本体10に取り付けられた際に、水平方向に延びる平板状の底面部191Aと、底面部191Aの突出端側の一辺から垂直方向に上方に延びた平板状の壁面部191Bとから構成されている。載置部191は、カバー190を便器本体10に取り付けると、収納部80内に収納され、トイレットペーパーZ等を底面部191A上に載置することができる大きさに形成されている。
この大便器は、カバー190を便器本体10に取り付けると、載置部191に収納されたトイレットペーパーZ等も載置部191と一緒に収納部80内に収納することができる。また、この大便器は、カバー190を便器本体10から取り外すと、載置部191に収納されたトイレットペーパーZ等も載置部191と一緒に収納部80から取り出すことができる。このように、この大便器は、トイレットペーパーZ等を収納部80に容易に収納したり、取り出したりすることができる。
<実施例5>
実施例5の大便器は、図8に示すように、カバー290がトイレットペーパーZの中央に貫通した貫通孔を挿通し、トイレットペーパーZを係止する棒状の係止部材291を具備している点が実施例1と相違する。他の点は、実施例1と同様であり、同一の構成は同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
係止部材291は、一端部がカバー290の内面に連続し、カバー290が便器本体10に取り付けられた際、水平方向に延びるように形成されている。この大便器は、トイレットペーパーZの中央に貫通した貫通孔に係止部材291を挿通して係止部材291にトイレットペーパーZが係止された状態で、カバー290を便器本体10の取り付けると、係止部材291に係止されたトイレットペーパーZを収納部80に収納することができる。また、この大便器は、カバー290を便器本体10から取り外すと、係止部材291に係止されたトイレットペーパーZを収納部80から取り出すことができる。このように、この大便器は、トイレットペーパーZを収納部80に容易に収納したり、取り出したりすることができる。
以上説明したように、実施例1~5の大便器は、便鉢部20と、便鉢部20の下部に連通した便器排水路30と、便鉢部20の上端縁から下方に延びて便鉢部20の前方から便鉢部20の左右方向に湾曲しながら拡がった側壁部40とを有し、一体に形成された便器本体10を備えており、便器本体10は、設置された状態において、横方向から内側に向けて凹んだ収納部80を有している。
この大便器は、便鉢部20や便器排水路30等の洗浄水が貯留されたり、洗浄水が流通したりする部分以外の空間を利用して、便器本体10の横方向から内側に向けて凹んだ収納部80を形成することができる。このように形成された収納部80はある程度の容積を有し、収納する物品がある程度の大きさを有した立体的な物(例えば、トイレットペーパーZ)であっても便器本体10の側方から突出させずに収納することができる。
したがって、実施例1~5の大便器は、デザイン性を損なわず、トイレットペーパーZ等のある程度の大きさを有する立体的な物を収納することができる。
また、実施例1~5の大便器の便器本体10は、便鉢部20の上端縁に連続して便鉢部20よりも後方に拡がった上面部50と、設置された状態において、床面Fに当接し下端部を構成する台座部60とを有しており、収納部80は上面部50と台座部60との間に設けられている。このため、この大便器は、収納部80に収納されたトイレットペーパーZ等の物品が大便器を設置した床面Fよりも高い位置に配置され、大便器周りの床面Fの掃除が容易になるとともに、収納部80に収納されたトイレットペーパーZ等の物品を汚れ難くすることができる。また、この大便器は上面部50によって収納部80に収納されたトイレットペーパーZ等の物品を上方から視認し難くすることができる。
また、実施例1及び2の大便器において、収納部80の下面は、水平に広がり、収納されたトイレットペーパーZを載置する載置面80A,100Aである。このように、この大便器は、収納部80の下面である載置面80A,100AにトイレットペーパーZを載置することができるため、収納部80にトイレットペーパーを容易に収納することができる。
また、実施例1,2,4,5の大便器は、便器本体10に着脱自在に取り付けられ、収納部80を覆うカバー90,190,290を備えている。このため、この大便器は、収納部80内に収納されたトイレットペーパーZ等の物品が外側から視認されず、見栄えを良くすることができる。また、この大便器は収納部80内にほこりが溜まり難くすることができる。
また、実施例1,2,4,5の大便器において、カバー90,190,290は側壁部40に連続するように便器本体10に取り付けられる。このため、この大便器は見栄えをすっきりとしたものにすることができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例1~5に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施例1~5では、上面部と後側壁部の第2壁部との間に収納部が設けられたが、収納部は上面部と台座部との間に設けられればよい。
(2)実施例1及び2では、便器本体に着脱自在なカバーを備えていたが、カバーを備えなくてもよい。
(3)実施例1,2,4,5では、カバーが側壁部に連続するように取り付けられたが、カバーと側壁部との間に意匠性を異ならせる等を目的とした中間物を挟み込んでもよい。
(4)実施例1~5では、収納部にトイレットペーパーを収納したが、便器掃除用の洗剤等のトイレで利用するものを収納してもよい。
(5)実施例1,2,4,5では、面ファスナーを利用してカバーを便器本体に着脱自在にしたが、磁力等の他の手段を利用してカバーを便器本体に着脱自在にしてもよい。
(6)実施例1~5は、上面部に便器洗浄タンクを取り付ける便器本体であったが、給水源から洗浄水を直接的に便鉢部等に給水し洗浄タンクを備えない便器本体であってもよい。
10…便器本体
20…便鉢部
30…便器排水路
40…側壁部
50…上面部
60…台座部
80…収納部
80A,100A…載置面
90…カバー
F…床面(設置面)

Claims (3)

  1. 便鉢部と、この便鉢部の下部に連通した便器排水路と、前記便鉢部の上端縁から下方に延びて前記便鉢部の前方から前記便鉢部の左右方向に湾曲しながら拡がった側壁部とを有し、一体に形成された便器本体を備えており、
    この便器本体は、前記側壁部の後端縁よりも後方に設けられ、設置された状態において、横方向から内側に向けて凹んだ収納部を有しており、
    前記便器本体に着脱自在に取り付けられて前記収納部を覆い、前記収納部に収納する物品を係止する係止部を具備したカバーを備えていることを特徴とする大便器。
  2. 前記カバーは、面ファスナーを利用して前記便器本体に着脱自在に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の大便器。
  3. 前記便器排水路の下流端部は、前記便器本体の設置面である床面に引き出された排水管に連結された排水接続管に連結するように形成されており、
    前記収納部は、前記便器排水路の下流端部よりも前方に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の大便器。
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